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2009年4月25日 (土)

『グラン・トリノ』『バーン・アフター・リーディング』『ピンクパンサー2』

週末公開の作品と公開中の作品の感想を3つほど!

グラン・トリノ/Gran Torino    ★★★★☆

監督:クリント・イーストウッド

出演:クリント・イーストウッド、ビー・ヴァン、アーニー・ハー、クリストファー・カーリー、ブライアン・ヘイリー

妻に先立たれ、ひとり寂しく暮らす老人の楽しみは、愛車グラン・トリノだった。そんな大事な車を隣に住むアジア系移民の息子が盗もうとするのだが...ってな、イーストウッド監督渾身の人間ドラマ?!

息子や孫とも疎遠な、頑固で人種差別主義の男が、気弱な青年やその姉と触れ合うことで、次第に心を開く様を描くってね。心に傷を抱えながら、晩年を孤独に生きる老人を、イーストウッド本人が渋く演じてるんやね。信念を貫くあたりは、ダーティー・ハリーがそのまま歳を重ねたみたいやった(笑)

少し中だるみする感はあるんやけど、人生の終わりが見えたときに、過去に対する贖罪と、そして自分が将来のために何を残し、何を守るのか...そんなドラマの終幕は、大きな優しさに包まれていて、なんや自然と熱い滴が頬を伝うんよなぁ!?これで俳優業は最後とは、ちょっと寂しいね。お見事でした!

バーン・アフター・リーディング/Burn After Reading   ★★★☆☆   

監督:イーサン&ジョエル・コーエン

出演:ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、ジョン・マルコヴィッチ、フランシス・マクドーマンド、ティルダ・スウィントン、リチャード・ジェンキンス

アル中を理由にクビになったCIAの分析官、そんなダンナに愛想をつかした妻は現在不倫中、でもってその不倫相手も妻に内緒でヤリたい放題、そこに能天気なフィットネスジムのインストラクターと全身整形の費用の捻出に悩む同僚が絡み...ってな、コーエン兄弟の最新作!

豪華な顔ぶれの役者陣が、風変わりな役どころで大暴れ?!どうでもいいような話をそれなりに盛り上げるあたりは、さすがコーエン兄弟やね(笑)勘違いや思い込みにより、それぞれの思惑の中でキャラが絡み合い、暴走する、そんな捻りの効いたシュールさがなかなかやった。まぁ、ちょっと大衆受けはせんのやろうけど(苦笑)

相変わらずのクルーニーの尻軽なダンディズムや、マクドーマンドの壊れた演技もさることながら、無邪気な愛嬌を振りまくブラピの弾けっぷりが良かったかな。“ハゲ目線”で観ると、マルコヴィッチのへタレ具合も気になるんやけど、ジェンキンスおじさんの哀愁を帯びた頭皮がたまらんかったね(笑)

コーエン兄弟ならではの“らしい”作品、そんなとこやろか?!

ピンクパンサー2/The Pink Panther 2   ★★★★☆

監督:ハラルド・ズワルト

出演:スティーヴ・マーティン、ジャン・レノ、アルフレッド・モリナ、アンディ・ガルシア、エミリー・モーティマー、ジョン・クリース、アイシャワリヤー・ラーイ・バッチャン、ジェレミー・アイアンズ

フランスきってのおバカな敏腕(?)警官、クルーゾー警部が活躍する、ドタバタ犯罪コメディのリメイク・シリーズ第2弾!今回の事件は、10年ぶりに活動を再開した謎の泥棒“トルネード”を追いかけ、各国の警察の精鋭を集めドリーム・チームを結成して捜査する...ってね。

出だしから、これでもかってくらいにアホな笑いが満載やった(苦笑)1作目ではスティーブ・マーティンのわざとらしいフレンチ訛りのしゃべり方と、必死な“空回り感”に違和感ありまくりやったのに、さすがに慣れたのか、予想以上に楽しめたかな。これを“名作”とはとても恥ずかしくて言えんけど、コメディが腹を抱えて笑うものとすれば、十分な内容やった。

まぁ、笑いのレベルも、子供の悪ふざけの延長のようなものなんやけど、それを大袈裟にして、観客を楽しませるあたりが、“マーティン劇場”なんやろね!とりあえず、頭をカラにして...ね!?

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