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2009年5月

2009年5月31日 (日)

『ベルサイユの子』

本日は、公開中の作品の感想をひとつ!

ベルサイユの子 / Versailles   ★★★☆☆

監督:ピエール・ショレール

出演:ギョーム・ドパルデュー、マックス・ベセット・ドゥ・マルグレー、ジュディット・シュムラ、パトリック・デカン

職もなく、路頭をさ迷っていた母子は、ベルサイユ宮殿のそばの森で、ひとりの男と出会う。母親は子供を彼のもとに置き去りにし、男は仕方なく、代わりに幼子を育てるころになるのだが...ってなフランス映画?!

う~ん...何やろね(苦笑)

この作品の魅力はと聞かれれば、ギョームくんのワイルドな出で立ちと円らな目をした男の子のかわいさかなぁ。

内容的には、無責任な大人たちの犠牲になる子供が可哀想ってなぐらいで、正直、あまり感動も共感もなかったね。まぁ、母親に捨てられて、必死に誰かにすがりつこうとする、そんな子供の涙目を見せられると、少し考えさせられてまうけど、それを売りにしてまうところが、映画としては反則気味やったなぁ。

話のバランスが悪く、主要な登場人物の誰にも感情移入できず、最後もあっさりで、なんや拍子抜けやった。宣伝を見る限りでは、“絆”を感じさせる雰囲気やったけど、身勝手さばかりが気になって、伝わらんかった。

これが遺作となってもうたギョームくんの冥福を祈りつつ...合掌?!お父さんのジェラールとは和解できたんかなぁ...。

最後に今日の教訓! 疲れた体にフレンチ映画、そのボソボソ感が素敵な眠りにあなたを誘う...これは体調のいい時に観たほうが....エエかもなぁ(苦笑)

2009年5月30日 (土)

『ぐるりのこと』

昨年の日本映画の賞で『おくりびと』に次いで評判になってた作品、ちょっと期待したんやけどなぁ...ってことで、感想をひとつ!

ぐるりのこと   ★★★☆☆

監督:橋口亮輔

出演:木村多江、リリー・フランキー、柄本 明、寺島 進、倍賞美津子、寺田 農

ぐうたらな夫としっかり者の妻、それなりに幸せな生活を送っていたが、生まれたばかりの子供を亡くしてから、夫婦の間に微妙な距離が...ってな、ひと組の夫婦の歩みを綴る人間ドラマ。

感情表現が苦手な夫が理解できずに疎外感から心を病む妻、しかし夫は何もできず、ただそっと見守るってね。苦しみや悲しみを乗り越えて、夫婦の絆はできる、そんなテーマなんかなぁ。

今、日本で一番不幸の似合う女優との呼び声が高い(?)木村多江の“泣きの演技”は迫力があって、力強かったでぇ!それに比べて、リリーくんの貧相なこと...(苦笑)役柄なのか、実力なのか、感情のこもらないセリフに観ててシラケてもうた。いかにも棒読みな言葉で、何が伝わるんやろね。あまりの演技の温度差で、バランスが取れずに、熱演してるほうの良さも消えてまうところが悲しいんよなぁ。

ぜいたくに役者を集めてる割には、白々しい演出で、細かいエピソードはことごとくチープになってるし、このグタグタ加減はどないなんやろね?!木村くんの見事な“どん底”の演技に★3つ!あとは....どうでもエエかな?(笑)

まぁ、夫婦やってると観方も変わるんかもしれんね。それだけオイラは、まだケツが青いということで...(苦笑)

2009年5月29日 (金)

ギレルモ・デル・トロとヘルボーイ!?

『パンズ・ラビリンス(El Laberinto Del Fauno)』で個性を放ち、アカデミー賞をはじめ、数々の賞をかっさらったギレルモ・デル・トロ、そんな彼が作り出すアメコミ・ヒーローもの。パート2のレンタル開始を記念して特集で~す!?

ヘルボーイ / Hellboy   ★★★☆☆   (2004年)

出演:ロン・パールマン、ジョン・ハート、セルマ・ブレア、ルパート・エヴァンス、カレル・ローデン

ナチスの陰謀により冥界からやってきた赤い悪魔。心優しい教授に育てられ、FBIの一員として魔物を退治するのだが...ってな、ちょっと変わったヒーロー・アクションもの!?

ヒーローやのにタバコをプカプカ、ワガママ放題で嫉妬したり...見た目もかなり不気味...そんなところが、逆に親しみを感じるんかな(笑)

善と悪、その間での葛藤、それがテーマなんやけど、内容的にも十分楽しめた。あと、やっぱり映像が凝ってる!随所に『パンズ・ラビリンス』につながるものが垣間見えて、単なるアメコミ・ヒーローものに終わらないデキやったね!?

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ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー / Hellboy II The Golden Army   ★★★★☆ (2008年)

出演:ロン・パールマン、セルマ・ブレア、ダグ・ジョーンズ、ジョン・ハート

真っ赤な色をした大男、性格はスーパー短気で暴れん坊、調子に乗ると手がつけられない、そんな異色のヒーローの活躍を描いたアメコミものの続編!?

人間との休戦協定を破棄し、封印していたロボット軍隊を放ち、人間を征服しようとする、そんな悪党どもの陰謀を阻止しようと戦いを挑むのだが...ってね。

いやぁ、さすがギレルモ監督、今回も映像がなかなか凝ってて、素敵やったなぁ。話としても遊び心いっぱいで、観ながら夢中になってもうた!?

なんと言っても、格好の悪くて、性格は自堕落、わがままで強情、そんな屈折した主人公のキャラが見事に生かされてるところがいい。奇抜な姿や技をもった仲間たちも、それぞれにキャラが立ってて、ワクワクしてもうた。

ちょっとエグイ場面もありつつも、そこは勧善懲悪のヒーローもの、すっきりと終わって、めでたし、めでたしってね!?

2009年5月28日 (木)

『フローズン・タイム』

昨日紹介した『ブロークン(The Broken)』の監督ショーン・エリスの処女作、これがなぜか絶妙に“ツボ”にはまってなぁ....ってなわけで、ちょっとおススメ!?

フローズン・タイム / Cash Back   ★★★★☆

監督:ショーン・エリス

出演:ショーン・ビガースタッフ、エミリア・フォックス、ショーン・エヴァンス

彼女と別れ、ショックで不眠症になった美大生、持て余した時間をつぶすためにスーパーで深夜勤務をするのだが...ってな、ちょっと変わった恋愛映画?!

時間を止めて、女性の美を堪能する...エエなぁ(笑)男の妄想を、見事に映像化してる!

静止画像を巧みに使い、個性的に表現されたシーンの数々は、とっても印象的。監督の美的センスがよく反映されてるんやろね。

話のほうも、自虐的な前半の語りから、時折ユーモアを交えて展開する恋の話は、意外性はないものの、よくまとまってた。

こんな風に時間を止められたら...ふふっ...妄想が!?ちょっと怪しいってか??(笑)

2009年5月27日 (水)

『ブロークン』『反恋愛主義』

週末レンタルした作品から、さらにもう2つほど...?!

ブロークン / The Broken   ★★★☆☆

監督:ショーン・エリス

出演:レナ・ヘイディ、リチャード・ジェンキンス、ミシェル・ダンカン、メルヴィル・プポー、アシエル・ニューマン

父親の誕生日を家族で祝っている時に、突然割れた鏡。その翌日、自分とそっくりな女を見かけ、後をつけるのだが...ってな、サスペンス・スリラー。

元がファッション・フォトグラファーだけに、映像のひとつひとつが美しく、印象的なのがこの監督さんの特徴やね。

ガラスの割れる音、飛び散る破片など、鏡をうまく使いながら、得たいの知れない恐怖感を演出してるんやなぁ。次第に狂気に変わっていく様は、かなり不気味やった。

ちょっと音楽の使い方が一昔前のホラー映画調なところが、、もう一息やったけどね(苦笑)あまり深く考えずに観ると、なかなかのスリル!疑問をもつと...?!

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反恋愛主義 / Csak Szex Es Mas Semmi   ★★★☆☆

監督:クリスティナ・ゴダ

出演:ユーディト・シェル、カタ・ドボー、シャーンドル・チャーニ、ゾルターン・セレス、カーロイ・ゲステシ

結婚を意識していた恋人に妻がいることを知り、すっかり男に愛想をつかした脚本家。結婚せずに子供を産もうと、“種”をくれる相手を探すのだが...ってな、ハンガリーのラブ・コメディ。

恋はしたいけど理想の相手が見つからない、でも子供は産めるうちに欲しい...そんな30代の女性の揺れる女心を描くってね。

気になる相手は女ったらし、ドタバタやってるうちに、いつの間に...ってな所は、まぁ、よくあるラブ・コメの王道を行く展開やったね。それほど悪くはないんやけど、あまり特徴もなく、ボチボチってとこかな。

個人的には、最後にハゲが負けるところで...心が痛んでもうたよ...ハッピー・エンドやのにね?!(苦笑)

2009年5月26日 (火)

『ディープ・アンダーカバー』『レッド・ダスト』『奇跡の夏』

週末レンタルした作品から感想を3つほど...!

ディープ・アンダーカバー / Tortured   ★★★☆☆

監督:ノーラン・レボウィッツ

出演:コール・ハウザー、ローレンス・フィッシュバーン、ジェームズ・クロムウェル、エマニュエル・シュリーキー、ジョン・クライヤー

ある犯罪組織のボスを逮捕するため、組織に潜入したFBI捜査官。横領の疑いのある会計士を拷問し、自白させる任務をボスから命じられたのだが...ってなサスペンス。

姿の見えない敵、潜入捜査ゆえの心の葛藤、FBI長官の父親の過去、謎が謎を呼び、意外な結末へ...としたかったんやろうけど、あまりにもツメの甘い設定と、主人公役のハウザーくんのしょぼい演技に苦笑いやった?!

この程度の作品にローレンスくんが出演してるところが、何とも驚きやったね。さすがに演技の上手さは光ってた。

拷問をする側とされる側、どちらが相手に苦痛を与えるのか、ってな原題の持つ“味わい”を完全に無視した安易な邦題も、ますますB級感を醸し出してるんよなぁ(苦笑)

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レッド・ダスト / Red Dust   ★★★☆☆  

監督:トム・フーパー

出演:ヒラリー・スワンク、キウェテル・イジョフォー、ジェイミー・バートレット、イアン・ロバーツ

アパルトヘイト後の南アフリカ、救済委員会で過去の罪をすべて告白することで恩赦を得ようとする元警官と、彼に拷問された男とその弁護士、辛い過去を辿りながら、魂の救済を模索するってね。

人種差別のなかで繰り返された悲劇、忘れることのできない心の傷、そんな過去を持つ国で、未来のために過去を許そうという制度があったことを知った。

憎しみからは何も前向きなものは生まれないことは分かるんやけど、なんや当事者の気持ちを考えると、ずしりと心にこたえる内容やったなぁ。

弁護士役のヒラリー嬢の“強い女”っぷりは、相変わらずのイメージどおり(笑)少し今回は控え目やったけどね。あと、キウェテルくんの抑えた中に悲しみを表現する演技は、なかなか。若手の黒人俳優のなかでは、ピカイチの演技力やね!

派手さはないものの、作品としても丁寧に作られてて、悪くなかった。

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奇跡の夏 / (ハングル)   ★★★☆☆

監督:イム・テヒョン

出演:パク・チビン、ペ・ジョンオク、パク・ウォンサン、オ・ジヘ

兄が脳腫瘍になり、闘病生活のため両親がかかりっきりになり、寂しさを感じる弟。やんちゃな彼は、周囲を困らせるのだが...ってな、韓国メロドラマ。

大好きな兄を想う弟のいじらしさや、病院でできた新しい友だちとの時間で、子供が成長する様を描いてるんやろね。まぁ、実際にわが子が闘病している母親の手記が基になってる話らしく、ぐっとくる話ではある。

子役の演技もなかなか良かったんやけど、映画の作品としてみると、いかにも作り込んだ展開に、正直ちょっと乗り切らんかったなぁ。作り手の感動させようという気持ちが強すぎると、逆に素直に受け入れ難かったりしてね?!

まぁ、それがこの手の韓国映画の“色”なんやろけどなぁ(苦笑)

2009年5月25日 (月)

『インスタント沼』

週末公開された作品の感想をもうひとつ!

インスタント沼   ★★★☆☆

監督:三木 聡

出演:麻生久美子、風間杜夫、加瀬 亮、松坂慶子、笹野高史、ふせえり、松重 豊

仕事も恋もうまくいかず、池に落ちた母親は意識不明、おまけに幼い頃に家を出た父とは別に本当の父親が...そんな“ジリ貧”人生を送る女の子の幸せ探しを描くコメディ?!

いやぁ~、思いのほか楽しめる作品やった(笑)風変わりな登場人物で独特のとぼけた世界を作り上げ、その中でシュールな笑いを散りばめながら、どこかほんわかした話が展開する。決して爆笑するようなコメディではないんやけど、細かい笑いのタネがコロコロと転がっててねぇ...。

父親役の風間くんのふざけ加減と、ちょっと微妙な加瀬くんのパンク野郎ぶり、それに短い時間でインパクトを残す脇役陣、そして何と言っても主役の麻生くんの“キャラもの”ぶりが、たまらんかったね!?

あと、画面にさりげなく映る小物で笑いを狙うあたりが、この監督さんのこだわりを感じて good !

まぁ、かなりクセのあるコメディだけに、笑いがツボにはまるかどうかで、評価が分かれるんやろうけど、個人的にはおもろかったなぁ。少なくとも笑えない芸人を使ってコメディ作るよりは、演技が確かなだけに、遥かにおもろいってね!

観ると案外“はまる”かも、かも?!

さてと...水道の蛇口をひねって.....ん?(笑)

2009年5月24日 (日)

『消されたヘッドライン』『セブンティーン・アゲイン』

公開中の作品から感想を2つ!今週の作品は、ちょっとおススメ!?

消されたヘッドライン / State Of Play   ★★★★☆

監督:ケヴィン・マクドナルド

出演:ラッセル・クロウ、ベン・アフレック、レイチェル・マクアダムス、ヘレン・ミレン、ロビン・ライト・ペン、ジェイソン・ベイトマン、ジェフ・ダニエルズ

貧しい黒人少年が殺された事件と国会議員の部下である女性の地下鉄での死、ふたつの事件を追いかける記者は、軍事企業による陰謀の可能性を疑うのだが...ってな社会派ドラマ。

事件の核心へと徐々に近づきながらも、二転三転する展開、そして友情やかつて好きだった人への秘めた想い、ジャーナリスト魂、様々な感情を交じえながら小気味よく進む話は、ノンストップでぐいぐいと観る側を引っ張っていくんやなぁ。

ワクワクさせる緊迫感、たまらんです。

メタボリックな腹を揺すりながら走るラッセルくんの奮闘ぶりと、知的な魅力を振りまくレイチェル嬢にやられてもうた...!?(笑)

国家を巻き込んだ国防にかかわる陰謀、それを突き止め、暴こうとするジャーナリズム、何となくリアリティのある話の設定が、興味を湧かせるんやろね。

ハイテンションで突っ走るサスペンス、ブラボーでんがな!?

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セブンティーン・アゲイン / 17 Again   ★★★★☆

監督:バー・スティアーズ

出演:ザック・エフロン、レスリー・マン、トーマス・レノン、マシュー・ペリー、ミシェル・トラクテンバーグ

バスケット選手としての道と妊娠した恋人との結婚、高校生のときに下した決断を悔いたまま20年間“いじけた人生”を送ってきた男が、ひょんなことから肉体だけあの頃に戻り、忘れていた大切なことに気づくってな、ファンタジー・青春ドラマ?!

ディズニーの『ハイスクール・ミュージカル(High School Musical)』でお馴染みのザック・エフロン主演とくれば、アイドル映画かと思ったら...やられてもうたよ。こんな作品に涙するとは...(笑)

友人の助けを借りて高校に転入すると、息子はイジメられていて、娘はアホな彼氏とイチャついて、挙句に離婚訴訟中の妻にはデートの相手が...「どげんかせんといかん」...ってね!

家族を顧みず、妻を責めながら、無責任に生きてきた父親が、反省し、必死に子供たちを守り、妻の気持ちを取り戻そうと奮闘する、そんな様が、コミカルに描かれてるんよね。

この手の設定はありがちながら、嫌味なく、ユーモアを効かしながら、ここぞの場面で涙腺をくすぐる...やられてもうた。

とりあえずオイラもメタボなお腹を凹ませて、もう一度“青春”...アカンかなぁ(苦笑)

2009年5月23日 (土)

『永遠のこどもたち』

またまた新作レンタル作品のなかから、おススメをひとつ!?

永遠のこどもたち / El Orfanato   ★★★★☆

監督:J.A.バヨナ

出演:ベレン・ルエダ、フェルナンド・カヨ、ロジェール・プリンセプ、ジェラルディン・チャップリン、マベル・リベラ

かつて自分が育った孤児院を買い取り、そこで生活を始めたものの、ある日息子が突然姿を消してしまう。必死になって行方を捜すのだが...ってな、スペインのホラー・サスペンス!?

ひゃぁ~、怖かった(笑)広い屋敷の中で聞こえる物音、突然締まる扉、消えた子ども、そこに怪しげな音楽が鳴って........ギャァー...!!

しかーし、単なるホラーに終わらないところが、なかなか味わい深いところやったね。効果音はもちろんのこと、映像でも実に巧みに恐怖を描き出してる。更に、話の内容がしっかりしてるところが◎。

子どもを失くした喪失感、母親の愛情、執念、そして現実と心の世界、強烈なテンションで交錯する話は、時に感傷的に、時に暴力的に、ぐいぐいと観るものを引き込む力強さが感じられるんやね。

恐怖感を煽りつつも、どこか穏やか(?)なラストまで、もう一度みたいような、怖いような...お見事やった!

そろそろ夜も寝苦しくなってきたし、映画でも観ながら涼んでみるのも...エエかもねぇ!?(笑)

2009年5月22日 (金)

My お気に入り 『お父さんのバックドロップ』

最近、映画館に行くと6月13日公開の『レスラー(The Wrestler)』の予告編を見かける。このわずか数分間の予告編...見るたびに目頭が熱くなるんよなぁ!?予告が良すぎる場合、本編はハズすってなケースはよくあるけど、主演のミッキー・ロークの往年の(?)“猫パンチ”が出るタイミングと合わせて、注目してみたいねぇ!(笑)

てなわけで、プロレス感動もの(仮にそんな適当なジャンルがあるとして...)の日本代表となる...かも...な作品として、ひとつお気に入りをご紹介!

お父さんのバックドロップ   ★★★★☆   (2004年)

監督:李 闘士男

出演:宇梶剛士、神木隆之介、南方英二、南 果歩、生瀬勝久、奥貫 薫

二流のプロレスラーを父に持つ少年は、父親とプロレスが大嫌い。そんな息子の態度に寂しさを覚える父は、父親の威信をかけて大勝負に....ってなお話。

この映画の原作は、関西文壇の奇才、酔いどれ作家の故 中島らもの短編小説なんやね。単行本で50ページにも満たない話なんやけど、これがまたシンプルでいて、ごっつい熱い!そんな話を膨らまして作ってある。

大阪の下町を舞台にしてるだけに、コテコテの笑い(?)で展開する前半は正直少しかったるかったんやけど、ラストにかけての盛り上がりは原作の良さを損なうことなく、心も目頭も熱くしてくれるんやなぁ!

何と言っても宇梶くんの闘魂野郎ぶりが実によくて、ロッキー顔負けやったね(笑)話の根底にある父と子の関係って、やっぱり“熱い気持ち”がないとねぇ...なんて、家庭をもたない独り身には、えらそうな口はきけんけど...?!(苦笑)

プロレスと言うテーマといい、コテコテな関西系といい、あまり万人受けはせんかもしれんけど、らもさんの原作ともども、試してみたってなぁ~!

2009年5月21日 (木)

『ヤング@ハート』

レンタルの新作のなかから、おススメのこの1本!

ヤング@ハート / Young@heart     ★★★★☆

監督:スティーブン・ウォーカー

出演:アイリーン・ホール、グローリア・パーカー、ジーン・ハッチ、ジョー・ベノア

アメリカに実在する、平均年齢が80歳を越えたお年寄りたちのコーラス・グループの活動の様子を描いたドキュメンタリー映画。

クラッシュやソニック・ユースからコールドプレイまで、意外な選曲でとびっきりのパフォーマンスをする老人たち、そんな笑顔を見ると、知らんまに心を動かされてもうた!(笑)

体に痛みを抱えながら、それでも仲間たちと大声を出して歌うことに歓びを感じ、表現する姿には感動せずにはおれんって。パンクであれ、ロックであれ、彼らの歌にはこれまでの人生が詰まってる、気持ちのこもった歌声には、計り知れない“力”があるんよなぁ。

病気で亡くなった友を想い、歌うその声に、もう涙が止まらんかった。そして、自然と拍手や手拍子をしたくなるから、驚きやね!?

老いと向き合い、ただ悲しむのではなく、歓びを歌にする、なんて素敵な生き方なんやろ!?ブラボー!!

2009年5月20日 (水)

スザンネ・ビアを考える

おかげざまで、ブログを開設して1ヶ月になりました!(パチ パチ)今後も、ネットの片隅で細々と続けてまいる所存で~す(笑)

てなことで、開設1ヶ月記念として、今注目してる監督スザンネ・ビアをご紹介!?

この監督さん、デンマーク出身の女性で、『ドッグヴィル』などでお馴染みのラース・フォン・トリアー監督が提唱する“ドグマ”という集団(人工的な光を排除し、手持ちカメラで撮影する手法を用いる)に属してるひと。自国で製作した3作が評判となって、最近ハリウッド・デビューしたんよね。

人間ドラマを得意としてるようで、女性監督らしい繊細な人物描写と抑えた演出での語り口が、かなり秀逸!

しあわせな孤独 / Elsker Dig For Evigt   ★★★☆☆  (2002年)

出演:ソニア・リクター、マッツ・ミケルセン、ニコライ・リー・カース、パプリカ・スティーン

交通事故で半身不随となった彼を見守る彼女、そんな彼女が頼ったのは事故を起こした女性の旦那。ひとつの出来事をきっかけに揺れる二組のカップルの生活を淡々と描く。

時折流れる印象的な音楽の他は、いたって“ドグマ”作品らしく、演出や映像効果を抑えた、落着いた雰囲気やね。愛人にボロボロにのめり込む男の姿は惨めで切ない。体が不自由になって、寂しげに彼女を見送る彼もしかり。

結局、この世の中“独り”で生きていくってことなんかなぁ?!ちょっとシンミリする人間ドラマ。

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ある愛の風景 / Brodre   ★★★★☆   (2004年)

出演:コニー・ニールセン、ウルリッヒ・トムセン、ニコライ・リー・スコット

アフガニスタンに行った夫の戦死を聞かされ、寂しさに耐えられずにいた妻。しかし、夫は捕虜となっていて、やがて生きて帰還してきた。元通りの家族の幸せな日々が始まるはずが...ってなシリアス・ドラマ。

極限状態で負った心の傷、口にすることができず、戸惑う苦悩。訳もわからず、途方に暮れる家族。そんな崩れ行く家族の様子が、静かに、深く、画面で語られるんやね。

この監督さんのレンズを通した心理描写は、見事なもんやなぁ。愛するもののために、しかし愛するものを傷つけてしまう...救いのない悲しみが、ずっしりと残るんやね!?

お見事!

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アフター・ウェディング / Efter Brylluppet   ★★★★☆   (2006年)

出演:マッツ・ミケルセン、ロルフ・ラセゴード、シセ・バベット・クヌッセン、スティーネ・フィッシャー・クリステンセン

インドで孤児院を経営する男は、資金援助を得るため、デンマークにいる実業家に会うことに。しかし、その会合には複雑な思惑が交差していた、ってな人間ドラマ。

いやぁ、久々に重厚で繊細な、シリアス・ドラマを観た気がする。孤児院の子どもたちを思う男と、家族を守ろうとする男、それぞれの事情と覚悟、そして忘れられない過去、戸惑う現在、そして未来、絡み合った糸が物語を力強く動かしていくんやなぁ。

メロ・ドラマと言ってしまえばそれまでやけど、飾らない演出に、リアルな人間の感情が映されてる、そんな見応え十分な作品やった。

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悲しみが乾くまで / Things We Lost In The Fire   ★★★☆☆   (2008年)

出演:ハル・ベリー、ベニチオ・デル・トロ、デヴィッド・ドゥカプニー、アリソン・ローマン

突然殺された夫の死を受け入れられず、苦悩する妻は、夫の親友だった男を家に居候させることに。しかし、彼は麻薬常習者だった...ってな、人間ドラマ。

注目の監督スザンネ・ビアのハリウッド・デビュー作、さすがに心情をカメラでとらえるのが上手い!絶妙なヨリと繊細な間で、ひとりの男の死によって、嘆き、苦しみながらもがくふたりの人物を描いていくんやね。

ベニチオくんは言うまでもなく、ハル嬢も頑張ってたかな。

少し残念なのは、ストーリーの展開がイマイチなとこやなぁ。流れがもう少しよければ、より感情移入ができたかも?!

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てなわけで、なかなかの才能の持ち主!個人的には「アフター・ウェディング」がおススメでんなぁ!?

是非お試しあれ!

2009年5月19日 (火)

『イエスタデイズ』

週末レンタルした作品で、もうひとつご紹介!

イエスタデイズ   ★★★☆☆

監督:窪田 崇

出演:塚本高史、國村 隼、和田聰宏、原田夏希、中別府葵、風吹ジュン、カンニング竹山

余命わずかの父親から、学生時代の恋人を探して欲しいと頼まれた息子。父の生き方が理解できず、疎遠になっていた彼は、調べるうちにタイムスリップで若い頃の父と出会う...ってな父子の関係を描くドラマ。

仕事一筋だった父とそんな父に嫌悪感を抱く息子、親子の関係って難しいもんやよなぁ。互いに不器用なんやけど、それでも父親は息子を気にかけ、息子は父親をこころのどこかで慕う...なんてね!?そんな少しねじれた親子関係の修復を、ファンタジーの要素を使い、うまく描いてた。

父親にも自分と同じ若い頃、青春の時代があり、そこで喜び、悩みながら大人になっていった、それを知った息子の心の変化がじんわりと出てるんよね。どこかノスタルジックな話の展開が、観る側をやさしい気持ちにさせてくれるんかな。

ところで、原田夏希って、初めて見たけど...なかなかのべっぴんさんやったね(笑)主役の塚本くんの頑張りを始め、國村 隼の相変わらず渋い演技なんかで、落ち着いて観れたかな。

小粒ながら、心温まる作品に仕上がってたね。

2009年5月18日 (月)

『ギャングスター』『フロンティア』

週末にレンタルして観た作品の感想をご紹介~!

ギャングスター / Gangsters   ★★★☆☆

監督:オリヴィエ・マルシャル

出演:リシャール・アンコニナ、アンヌ・パリロー、ジェラール・ラロシュ、フランシス・ルノー、ピエール・ラプラス

先日(5/10)特集したオリヴィエ・マルシャル監督のデビュー作、とりあえず気になったので観てみた。

極秘捜査の任務につく刑事が、潜入捜査をしていた宝石強盗事件で、事件に絡む悪徳警官の存在を知り、強盗事件の犯人として捕まり、逆に警察を捜査することに...ってな、これまた実際の事件を描いた作品らしい。

あの『ニキータ(Nikita)』で有名になったアンヌ・パリローが出てるってことで話題になったらしいけど、彼女主役やないんよねぇ。しかし、パッケージではドアップ!(笑)なんか売り方間違えてまっせ。まぁ、確かに彼女...妖艶やった...っていうか、この作品、随所にムダにエロかったね(笑)

内容的には、腐敗した警官対身分を隠す警官の取調での対決、ってとこなんやろうけど、比較的地味な展開ながら、それなりに緊迫感があり、デビュー作としては悪くはなかったんと違うかなぁ?!パッケージによれば、監督さん元警官らしく、そういったところでリアリティの出し方がうまいんかもね。

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フロンティア / Frontiere(s)   ★★★☆☆

監督:ザヴィエ・ジャン

出演:カリーナ・テスタ、サミュエル・ル・ビアン、オレリアン・ウイイク、パトリック・リガルデ

大統領選の際の暴動に乗じて強盗した金を持ってオランダへ逃げようとする若者が、途中で立ち寄った一軒宿、しかしそこの住人は...ってな、おフランスのエグエグ・ホラー!(笑)

血が飛び散り、肉片が踊る...痛い拷問があったり...う~ん、エグイ!(苦笑)切ったり、焼いたり、刺したり、撃ったり、噛み切ったり...こういうのって、スプラッターもののフルコースって言うんやろか?!

全編に渡って残酷なんやけど、ただ、中盤に“なごみ系(?)”のエピソードでリズムを変えるあたりが、展開の上手さがあるなぁってね。

もう一度観たいとは、とても思わんけどね!(苦笑)観終わった後に、メシ喰う気分には...なれんよなぁ...ごちそうさまでした?!

2009年5月17日 (日)

『天使と悪魔』『ウォーロード/男たちの誓い』

コンクラーベで“根くらべ”...なんて、ドン引きの“ハゲ”オヤジギャグをかましつつ、週末公開の『天使と悪魔』と、もうひとつおまけの感想を!?

天使と悪魔 / Angels & Demons   ★★★☆☆

監督:ロン・ハワード

出演:トム・ハンクス、アイェレット・ゾラー、ユアン・マクレガー、ステラン・ステルスガルド、ビエルフランチェスコ・ファヴィーノ

新教皇の選出を前に、秘密結社イルミナティから届いた、誘拐された4人の枢機卿の殺害とヴァチカン爆破の予告、事件解決のために大学教授ラングドンが謎解きに挑む...ってな、『ダヴィンチ・コード』に続く第2弾!

このシリーズは、話の背景を説明したおす前半が、情報てんこ盛りのために字幕を読むのが大変なのが辛いとこやね(苦笑)。とはいえ、前回原作を読んでから映画を観て、あまりの内容の薄さに仰天したため、今回は予習なしで挑戦!?

宗教と科学の対立を軸に、17世紀の書物や彫刻を手掛かりに、トム・ハンクスが大活躍!140分ほどの長さながら、それを感じさせない“勢い”はあったかな。限られた時間のなかで、知恵と知識を駆使して展開するストーリーは、十分飽きさせない内容になってた。

まぁ、何も考えずに素直に観ればエエんやけど、ヒネクレ者のオイラの場合、実際の時間の長さを考えると“あり得んなぁ”って、ツッコミ入れてみたりしてね(苦笑)。他にも、じっくり考えると腑に落ちない点がいろいろあったりして...?!

あと、個人的な好みの問題やけど、トム・ハンクスのイメージが俗物的で、“切れ者”のクールな教授って感じやなくて、『ダヴィンチ~』の原作を読んだときの主人公のイメージとのギャップが埋めらず、ちょっとなぁ...ってね。まぁ、それが彼の個性なんやろうけど。

娯楽作品としては及第点なんと違うかなぁ?!

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ウォーロード/男たちの誓い / The Warlords   ★★☆☆☆

監督:ピーター・チャン

出演:ジェット・リー、アンディ・ラウ、金城 武、シュウ・ジンレイ、グオ・シャオドン

19世紀末の清朝末期の動乱の時代に、義兄弟の契りを結んだある兄弟とひとりの男の物語。山賊から朝廷軍に加わり、戦に勝つことで成り上がっていくのだが...ってね?!

過酷な状況のなかで、力を合わせ勇敢に戦う男たちの熱い友情を熱く描き出す...ってなところなんやろうけど、かなりイマイチやった。

確かに、戦闘シーンの迫力はなかなかやし、心の葛藤なんかを秘めた恋話を交え、語ろうとしてるんやけど、そもそもの話のメインテーマの“友情”って部分が弱くて、権力欲や愛欲に負けて、伝わらず、気合い入れて作ってる割に、全体の印象が“しょぼい”んよなぁ。

一番の見所が甲冑をまとったジェット・リーの格好悪さでは、しゃぁないよわなぁ(苦笑)あの小柄な体型で、必要以上にごつい鎧を着たら、そりゃ子供の学芸会やろう...!?

まぁ、そこまでけなしつつも、内容的には★3つかと思ったんやけど、エンドロールで“日本版主題歌”なるアルフィーが流れた瞬間に、プチって血管が切れてもうた(笑)

別にアルフィーが好きとか嫌いとかやなくて、作品はエンドロールが終わるまでが一体なわけやから、音楽を含めて、中途半端に手を入れたらアカンと思うんやけどね。平井堅やら徳永英明やら、最近こういったのが増えて、映画ファンとしては、かなりお怒りです!?

2009年5月16日 (土)

『インビジブル・ターゲット』

インビジブル・ターゲット / Invisible Target   ★★★☆☆

監督:ベニー・チャン

出演:ニコラス・ツェー、ジェイシー・チェン、ショーン・ユー、ウー・ジン、アンディ・オン

白昼の大通りで現金輸送車を狙った強盗事件が起きるが、犯人は逃走する。半年後に姿を現した強盗一味、それぞれの理由で彼らを追う3人の警官、そして事件の黒幕は...ってな、香港のアクション映画。

ビルの屋上を駆け回り、ジャンプして急降下してガラスが割れ、カー・チェイスでガラスが割れ、銃をぶっ放せばガラスが割れ、素手の取っ組み合いでガラスが割れ...またガラスが...またガラス...って、あんた割れガラス・フェチかいな、とツッコミを入れずにはいられない程の一本調子な演出がたまらなく安っぽいんよなぁ。(苦笑)派手さを出したいんやろうけど、もう少し工夫もあるやろうにね。

ジャッキー・チェンとよく組む監督さんらしく、アクションに少しコミカルさや友情、愛情その他もろもろを加えた、てんこ盛りなサービス精神で作ってるんやろうけど、演技も演出もB級の域を出んかったね。まぁ、イケメンくんたちが大活躍ってあたりは、一種のアイドル映画なんかもしれんけどなぁ?!

ジャッキーといえば...3人の警官のうちのひとり(ジェイシー・チェン)が、彼の実の息子くんやったんやねぇ...ってところが、唯一感心したところやったかな(笑)でも、演技もアクションも、まだまだお父ちゃんには及ばんようやね。

若い頃のジャッキーは...って言うと話が長くなるので、ここらへんにしとくかぁ....!?

2009年5月15日 (金)

ふたつのチェ!?

キューバ革命の英雄チェ・ゲバラの半生を描く、スティーヴン・ソダバーグ監督による2部作、1作目がレンタル開始となったのを記念して....まとめて感想をどりゃぁ~とな!

チェ 28歳の革命 / Che Part One: The Argentine   ★★★☆☆

監督:スティーヴン・ソダバーグ

出演:ベニチオ・デル・トロ、デミアン・ビチル

カストロの右腕として、キューバ革命に参加したチェ・ゲバラ、政府軍を相手にゲリラ戦を繰り広げる様を描く自伝映画のパート1?!

100人にも満たない仲間で始まった革命、圧政に苦しむ人々を解放したい、そんな純粋な気持ちで戦う男の姿を描くってね。

この役でカンヌを獲ったベニチオくんの“なりきりぶり”は、なかなかの味わいやった。ただ...ちょっと20代の若き革命家というには、年がいきすぎてるような...(苦笑)

作品としては、もともと1本の作品を割ってるから仕方がないんやろうけど、なんとも中途半端やったね。ソダバーグって、色々とテクニックを駆使して、凝った作りをするわりには、内容に深みがなくて、あまり伝わらんのよなぁ。

もっとチェの気持ちを感じたかったんやけど、イベントを追いかけるだけで、味わいがねぇ...(苦笑)どうにも消化不良な感じやなぁ?!

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チェ 39歳別れの手紙 / Che: Part Two   ★★★☆☆

監督:スティーヴン・ソダバーグ

出演:ベニチオ・デル・トロ、カルロス・バルデム、デミアン・ビチル、ヨアキム・デ・アルメイダ、フランカ・ポテンテ、ロドリゴ・サントロ、ルー・ダイアモンド・フィリップス、マット・デイモン

キューバ革命を成功させたゲバラは、圧政に苦しむ南米諸国での革命の実現を目指し、キューバに留まらず、ボリビアに潜入し、ゲリラを組織するのだが...ってな、2部作の後半。

キューバと同様に武力闘争を挑み、民衆の支持を期待したが、受け入れられず、追い詰められていくってね!?

優しい心を持つ指揮官を演じるベニチオくんは、パート1に引き続き気合の入った演技をしててよかったんやけど、やっぱり作品の作りがお気に召しませんでしたなぁ(苦笑)

志半ばで命果てるまでの辛い日々だけあって、話が暗いのもあるんかもしれんけど、結局のところ事象を追いかけるだけで、孤高の革命家、チェ・ゲバラの心情や想いが観ててもイマイチ伝わってこんかった。苦しむ民衆のため、そして共に戦う同士を気遣う、男前な人物やったんやろうけどね!?

ちょっと期待しすぎたせいか、あまりにも感情移入できない展開に、落胆も大きかったなぁ...(苦笑)ソダバーグも限界かも...??

2009年5月14日 (木)

ジェイソン・ステイサムという男 『デス・レース』『バンク・ジョブ』

ガイ・リッチー監督の作品で、いつも強烈な印象を残す“ハゲのカリスマ”、ジェイソン・ステイサムという男、なかなかの曲者なんよね!見事に後退した生え際をアピールしながら、独特のドスの効いた声で繰り出すイギリス英語、鋼のような肉体で、ほぼスタントなしでアクションをこなす...あぁ、なんてダンディでイカす“ハゲ”やこと!憧れるわぁ...こんなハゲになりたい...なんて(笑)

実は彼、もともとは高飛び込みの選手やったらしい。オリンピックのイギリス代表にも選ばれたことがあるらしく、1992年の世界選手権では12位やったとか?!引退後は、この頭でファッションモデルなどをし、闇市の売人なんて、ちょっと怪しげな経歴も持ってたりして...。結局、このモデルの仕事からガイ・リッチーと巡り会い、役者としてのキャリアがスタートしたんやってさ。

てなわけで、もうじき主役を務める『トランスポーター(Transporter)』シリーズの最新作の公開も控えるジェイソンくんに興味をもってもらった(?)ところで、比較的最近の出演作をご紹介!

デス・レース / Death Race   ★★★☆☆

監督:ポール・W.S.アンダーソン

出演:ジェイソン・ステイサム、ジョアン・アレン、イアン・マクシェーン

不況で犯罪者の溢れた近未来、民営化された刑務所では、囚人が命をかけてルール無用のカーレースをする。妻殺しの罪を着せられ、刑務所にやって来た元レーサーは、保釈をかけて殺人レースに挑むことに、ってなアクション映画。

“ハゲのカリスマ”ジェイソンくんが低音ボイスを響かせて、悪をぶったたく!う~ん、ハゲ冥利につきまんなぁ...快感ってね!(笑)機関銃やらミサイルを搭載したモンスター・マシンでガチンコ勝負、スクリーンで観るとなかなかの迫力やった。

悪役の所長役のジョアンおばちゃんの悪ノリぶりにイライラしつつも、展開としては悪くなかったかな。レースのシーンが迫力あるだけに、ちょっと終わり方がしょぼかったところが残念やったね。あそこまで盛り上げるんやったら、徹底的に対決して欲しかった。

まぁ、ただ単純にバカ騒ぎするには丁度いい、憂さ晴らしのアクション映画ってね!?

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バンク・ジョブ / The Bank Job   ★★★☆☆

監督:ロジャー・ドナルドソン

出演:ジェイソン・ステイサム、サフロン・バロウズ、ジョージア・テイラー

借金に苦しむ中古車ディーラーが、仲間と一緒に銀行強盗をすることに。まんまと成功した彼らが手にしたのは、金や宝石だけではなかった...ってな、実際にロンドンであった強盗事件を描いたクライム・サスペンス。

銀行の貸金庫に大切にしまってあったのは、皇室や政治家、そして警察の知られてはいけない秘密だったやなんて、ホンマとは思えないような話やったね。

強盗のリーダー役を、またジェイソンくんが低音で渋くキメてたでぇ(笑)複雑に絡み合う思惑のなかで、ドツボにはまりながらも、起死回生の一撃を狙う、しっかりハラハラさせながら盛り上げるところは、なかなかの出来栄えやった。

もうひと山くらいあるといいんやけど、事実に基づいてるだけに、よしとするかな。それにしても、悪人なのに権力を手玉にするってのは、なんや庶民目線で見ると痛快な気分になるんやねぇ(笑)

ハゲのくせに...えっ、ハゲは関係ないってか?!(笑)

2009年5月13日 (水)

『恋愛上手になるために』『ワン・ラブ』

週末にレンタル屋で借りた作品から、ちょっとB級な(?)恋愛ドラマをふたつ!

恋愛上手になるために / The Good Night   ★★★☆☆

監督:ジェイク・パルトロー

出演:マーティン・フリーマン、グウィネス・パルトロウー、ペネロペ・クルス、ダニー・デヴィート、マイケル・ガンボン

バンドを解散してからは、CM音楽で細々と生計を立ててる男、そんな彼には一緒に暮らす美人の彼女がいるものの、最近ちと倦怠期ぎみ。そんな時に、繰り返し夢に現れる美女に夢中になり、何とか夢をコントロールしようと研究するのだが...ってな、ラブ・コメディ。

監督はグウィネスの実の弟やそうで...。いやぁ、アイデアとしては悪くなかったね。冴えない現実から逃避して、すべてが適う夢の世界へ...その気持ちよく分かる!?(苦笑)そんな夢のなかにペネロペが出てくりゃ...ねぇ!?

主役のマーティンくん、いい味出してたねぇ。『ラブ・アクチュアリー』で見かけて以来、何か気になる役者やね(BBCのテレビドラマ『The Office』でツボにはまる...)。相変わらずグウィネスは知的で美しいし!(笑)実生活では、ダンナがイギリスのロックバンド(Coldplay)のボーカルだけに、地をいく演技??あぁ、彼は売れっ子やったね(笑)

デビュー作としては上出来なんやろうけど、もうひとつ何か物足りない感じやったかな!?あと...この邦題、内容とイマイチ合ってないような...何でやろねぇ。

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ワン・ラブ / One Love   ★★★☆☆

監督:ドン・レッツ

出演:キマーニ・マーリィ、シェリーア・アンダーソン、イドリス・エルバ、ヴァス・ブラックウッド

仲間と賞金のかかった音楽コンテストにエントリーした男は、そこで美しい声をもつ女性と巡り会う。彼女をバンドに迎え入れようとするものの、敬虔なクリスチャンの彼女との間には、“宗教のカベ”が...ってな、ラブ・ストーリー?!

偉大な父ボブ・マーリィの名曲をバックに主役を演じるのは、自身も歌手の息子やそうで!ヒロインも歌手が本業らしく、歌はさすがにふたりとも上手かった。

ジャマイカの独特の生活リズムを感じさせる“流れ”のなかで展開する恋愛ドラマは、まぁ、ありがちながら、それなりに楽しめるかな?!

最後が、あまりにも安易なハッピー・エンドで、捻くれもののオイラにはちょっとなぁ...(苦笑)まぁ、生活の苦しさを歌で笑い飛ばす、それがレゲエの根っこなわけやから、こんな能天気な終わりもありなんかもね?!

2009年5月12日 (火)

My お気に入り 『マイライフ・アズ・ア・ドッグ』

スウェーデン人の監督でラッセ・ハルストレムって監督さんがいる。このひとの作品、好きなんよなぁ。なぜ好きかって話は、また別の機会にするとして、そんな彼の作品の中から、とりわけお気に入りの一品をご紹介!

マイライフ・アズ・ア・ドッグ / Mit T Liv Som Hund   ★★★★☆ (1985年)

出演:アントン・グランセリウス、メリンダ・キンナマン、アンキ・リデン、トーマス・フォン・ブレムセン

父親が海外で働いているため、都会で母親と兄の3人で暮らす少年。しかし、病弱な母親を静養させるため、家族と離れて夏の間だけ田舎に住む叔父さんの家に行くことに。母親と病院に預けられた愛犬のことを気にかけながらも、田舎町に住む、ちょっと風変わりな人々との出会いで、忘れられない楽しい日々を過ごすのだが...ってな、子供の成長を描いたお話?!

主人公は、ちょっぴり“ませガキ”で、宇宙に行ったライカ犬のことを考えてるような、風変わりな少年。大好きな母親のそばにいれない寂しさや、愛犬を心配する優しさ、そんな子供の純真な気持ちが繊細に、かつ温かい眼差しで描かれてるんよなぁ。

ちょっと滑稽な大人の世界であったり、初めて異性を意識する、そんな淡い恋心やったり、子供の目線からみた日々の暮らしには、ユーモアが溢れてる。なんとなく自分の子供の頃が思い出されて、ノスタルジックな気分になったりもしてね(笑)

何度観ても、ほんわかと心が温まる、とっても素敵な作品なんよなぁ。是非お試しあれ!?

2009年5月11日 (月)

『レイン・フォール』『バンコック・デンジャラス』『ある公爵夫人の生涯』

昨日は夏日やったってねぇ。天気よかったらしいねぇ。そんな日も、オイラは映画館に引きこもり...(苦笑)というわけで、公開中の作品から感想を3つほど!?

レイン・フォール/雨の牙 / Rain Fall   ★★☆☆☆

監督:マックス・マニックス

出演:椎名桔平、長谷川京子、ゲイリー・オールドマン、柄本 明、清水美砂

日系アメリカ人の凄腕暗殺者、ある官僚を殺し、その所持しているメモリー・スティックを入手するという依頼を受け、実行するのだが、肝心の“ブツ”は手に入らず、CIAに執拗に追われることに...ってな、サスペンス・ドラマ。

CIAに警察、ヤクザが絡み、スリリングに話は展開する...はずが...ひえ~っ...ひど!(苦笑)もちろん、この配役で何を期待したわけでもないんやけど、ただ、ゲイリーくんがどんな演技をするのかなぁ...ってね。そこだけ楽しみにしてたんやけどなぁ?!

少しダークな映像で、それなりの雰囲気を出したかったのは分かるんやけど、役者が叫べば物語が緊迫するかって言えば、そうでもないんよなぁ。すべてが見事に空回りしてるようで...(苦笑)

CIAがあまりにも“しょぼい”とか、安っぽい恋愛ドラマはうんざいだとか、まぁ色々あるんやけど、そもそも椎名くんに“孤高の暗殺者”のイメージが持てるかってとこが問題やないんかな。

頼むから...続編作るのやめようね!(笑)

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バンコック・デンジャラス / Bangkok Dangerous   ★★★☆☆

監督:オキサイド&ダニー・パン

出演:ニコラス・ケイジ、シャクリット・ヤムナーム、チャーリー・ヤン

自らの殺しのルールに従い、確実にターゲットを仕留める殺し屋、引退を決意した彼が最後に選んだ4件の殺しのために、バンコクにやってきたのだが...ってな、最近巷で注目のパン兄弟によるサスペンス・アクション。

なんと言っても、主役のニコラスくんやろなぁ。その見事なまでに“危険な”生え際と剃りこみ、そして乗っかってる感のある髪、“ハゲのスーパースター”の面目躍如やなぁ(笑)闇を照らす明かりに、見事に光る額の輝きに、心躍ってもうたで?!

なんて、どうでもいいことは置いといて、この監督さんたち、なかなか印象的な映像を撮るもんやね。テンポよく進む話も、飽きさせないものがあったかな。

まぁ、もともとがホラー系なだけに、ちょっとスプラッター的なエグイものもあったんやけど、全体的な雰囲気は悪くなかった。プロとしての仕事へのこだわりと良心の呵責、もう少し心理面は掘り下げると、哀愁が出てくるんやろなぁ。額から上の哀愁は、たっぷりなんやけど...(笑)

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ある公爵夫人の生涯 / The Duchess   ★★★☆☆

監督:ソウル・デイブ

出演:キーラ・ナイトレイ、レイフ・ファインズ、シャーロット・ランプリング、ドミニク・クーパー、ヘイリー・アトウェル、サイモン・マクバーニー

18世紀後半のイギリス、名家の公爵夫人となった主人公は、幸せな結婚生活を夢見ていたが、夫は世継ぎの誕生にしか興味がなく、愛のない生活を強いられるのだが...ってな、実話に基づく歴史ドラマ。

愛のない生活、満たされない心、当時の女性の立場や辛さがにじみ出た話やね。男の子を産むという目的のためだけの結婚、ダンナは好き勝手やってりゃ、そりゃ頭にくるって!ってな感じで同情しつつ、観てたんやなぁ。理不尽な話も、その当時ならしょうがないんかな。

キーラ嬢は、すっかり大河調のドラマにも慣れて、なかなか凛とした演技がよかったね。相変わらず走り回ってるシーンが多いのは、お転婆イメージが抜けないんかな(苦笑)

脇を固めるレイフくんやランプリングおばさんの貫禄が、作品全体に落ち着きをもたらしてる。さすがBBCやね!

とりたてて感動はないんやけど、見応えのあるドラマやったかな?!

2009年5月10日 (日)

オリヴィエ・マルシャルを考える?

オリヴィエ・マルシャルを考えるって....誰やねんそれ?!(笑)このひと、一応フランス人の監督さんです、はい!フランス映画というと、なんや男と女がグズグズとやり合いながら、ボゾボゾ語り合うってな、少々“かったるい”恋愛映画のイメージないですか?(苦笑)もちろん、そんなフランス映画にも、魅力はたっぷりなんやけど、この監督さんが撮るのは犯罪ドラマ!

そんな大上段に構えてみたところで、まだ作品は3作しかないらしく、かくいうオイラも、そのうち2つしか観たことがないのですが...でも、これがなかなかのデキなんよね!ちょうど3作目が新作レンタルに並んだところで、ちょっと感想を載せて、注目してもらおうかなぁ...なんて!?

あるいは裏切りという名の犬 / 36 Quai Des Orfevres   ★★★★☆ (2004年)

出演:ダニエル・オートゥイユ、ジェラール・ドパルデュー、アンドレ・ドュソリエ、ヴァレリア・ゴリノ

仲間の信頼の厚い男と野心家の男、別々のチームを率いるふたりの刑事、連続強盗を追ってぶつかり合う二人を描く、フランス版クライム・サスペンス?!

犯罪スレスレのところで、犯人を追いかける、そこに出世が絡み、正義とは別の次元で物事が展開する。

いやぁ、出だしからハイテンションな緊迫感で、グイグイと...これほど“男臭い”フランス映画も久々やね(笑)主演のふたりの周りの空気が、心地よい緊張感を画面のなかに作り出してる。重いリズムで押しまくる前半から、ふたりのそれぞれの心理を浮き彫りにする後半、なかなか上手く構成されてるんやなぁ。

確かに決着のつけ方は、さすがに先が読めてしまうところはあるんやけど、それでも、この“やるせなさ”や“惨めさ”、“憤り”といったものはごっつい響いてくるんやね。お見事!

ハリウッドでリメイクって言うけれど....このテイストはアメリカ人には無理やと思うなぁ(苦笑)

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やがて復讐という名の雨 / MR 73   ★★★☆☆  (2007年)

出演:ダニエル・オートゥイユ、オリヴィア・ボナミー、カトリーヌ・マルシャル、フランシス・ルノー

実際の事件を基にして描かれる、フランスの犯罪ドラマ。事故で娘を失い、妻は寝たきりになり、失意のまま酒に溺れる刑事。ある猟奇殺人事件を追いながらも、捜査から外されてしまうのだが...?!

またまたオートゥイユの渋さが炸裂してたねぇ(笑)心に負った傷でボロボロになるって役柄で、必ずしも格好よくはないんやけど、いい具合に哀愁が漂うんよなぁ!?

話としては、現在の事件と過去の事件が絡みあうってことで、少し散漫な展開になってもうて、途中少し“ダレる”んやけど、後半のもって行きかたは、なかなかのもんやったね。正義を貫くということと、決して消すことのできない心の傷、未来を託す気持ちと過去に生きることしかできない切なさ、噛みしめると味わい深いドラマやなぁ...ってね!?

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フランス語に疎いオイラでも、原題と邦題が異なることは薄々気づいてはいるんやけど、まぁフレンチっぽい雰囲気(気取った感じ?)を出す意味でも、許容範囲かなぁ(苦笑)

タイトルは置いといて、特に『あるいは裏切りという~』のとってもハードボイルドな味わいは、是非お試しあれ!?

2009年5月 9日 (土)

『イキガミ』

週末用にレンタルした新らし目の作品からひとつ感想を!

イキガミ   ★★★☆☆

監督:瀧本智行

出演:松田翔太、塚本高史、山田孝之、成海璃子、劇団ひとり、金井勇太、佐野和真、笹野高史、塩見三省、風吹ジュン、柄本 明

死を意識させることで命の尊さを知らしめる、そのために国家政策により無条件で命を奪われる一握りの若者と、彼らに残り24時間の命の宣告をする職員の心の葛藤を描くドラマ。

メジャー・デビュー直前のミュージシャン、政治家の母をもつ引きこもり、角膜移植を待つ妹をもつ青年、それぞれの“最後の時間”を描くってね?!原作はコミックらしい...。話の設定としては、なかなか意外性があったね。人生の残り時間を宣告されたら、一体どうするってな問いは、実際にそうなったら...と思うと、考えてまうよなぁ。

涙を誘いそうなエピソードで構成されてるんやけど、演出が“あざとい”せいか、残念ながらイマイチ共感できんかった。話の鍵となるせっかくの歌も、誰かさんのコピーのようで、新鮮味がなかったし...(苦笑)

塚本高史に山田孝之、それに成海璃子と若手の有望株が出演してて、脇を固める役者も含めて、顔ぶれは悪くなかったんやけどなぁ...もう一息!ちなみに松田家の次男坊の演技は、まだまだ硬かったねぇ。もっと修行してもらわんと!(笑)

2009年5月 8日 (金)

ガイ・リッチーを考える

『スウェプト・アウェイ(Swept Away)』では、幸せボケですっかり評判を下げてしまった(?)ガイ・リッチー監督やけど、このイギリス人、なかなかの才能の持ち主なんよねぇ♪

てなわけで、今日はそんな監督ガイ・リッチーを考えてみましょ!

彼を語る上では、何と言っても長編処女作の『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ(Lock, Stock & Two Smoking Barrels)』やろね。

ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ / Lock, Stock & Two Smoking Barrels   ★★★★☆  (1998年)

出演:ニック・モラン、ジェイソン・ステイサム、ジェイソン・フレミング、ヴィニー・ジョーンズ、スティング

マフィアのボス相手にカードで一儲けを企む青年は、逆に多額の借金を作ってしまい、期限までに返済を迫られる。仲間3人と思案した挙句、隣に住むギャングの強盗の計画をたまたま耳にし、横取りすることを決意するのだが...ってな、クライム・コメディ。

とにかく小気味いい!麻薬の売人や黒人ギャング、ヘボいこそ泥に子供思いの借金取りまで絡んで、話が連鎖的に展開していくんよね。それぞれの思惑が交差しながら、作用と反作用を繰り返したどり着くエンディングが、また小洒落ててク~ル!(笑)

監督ガイ・リッチーのアイデアとセンスに脱帽ってな作品!?

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そんな前作の成功の勢いそのままにスケール・アップしたのが『スナッチ』

スナッチ / Snatch  ★★★☆☆ (2000年)

出演:ベニチオ・デル・トロ、ヴィニー・ジョーンズ、ブラッド・ピット、ジェイソン・ステイサム、デニス・ファリナ

2作目は巨大なダイヤを巡り、NYのマフィアから賭けボクシングのプロモーター、ユダヤ人になりきる宝石商、KGBくずれのマフィアにプロの殺し屋、黒人のチンピラからジプシーまで、様々な面々が大騒ぎってね!(笑)

前作と変わらないテイストで、思惑がぶつかり合いながら、テンポよく話が展開していく。ブラピやデル・トロが出てくるあたりが豪華になったってか(笑)個人的な好みとしては、前作のシンプルさが好きやっただけに、作品として少々欲が出すぎかなぁ、という感じなんやけど、それでも十分楽しめる内容やね。

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そして、アメリカでの失敗(?)から復活を期して出来上がったのが『リボルバー』!残念ながら酷評されて、日本ではイマイチやったけど、個人的には久々の“リッチー節”で満足やったんやけどね!

リボルバー / Revolver   ★★★★☆  (2005年)

出演:ジェイソン・ステイサム、レイ・リオッタ、マーク・ストロング、アンドレ・ベンジャミン

今回は、カジノ王への復讐を誓い、刑務所を出てきたギャンブラー、目的を果たすも、逆に命を狙われることに。そんな彼を救ったのは、謎の二人組み...複雑に絡み合う思惑、勝負の行方は...ってね。

出だしから相変わらずの“ツカミ”の上手さで、一気に引き込まれてまうんよなぁ!?いつもながら抜群の音の使い方と斬新な映像が Good! やったね。単純な復讐ドラマにせずに、哲学的、精神論的な要素を入れたことは、賛否両論なんやろうけど、強烈な個性を作品のなかに築くという意味では、ピカイチ!“ピカ”と言えば、いつも頭がまぶしい“ハゲのカリスマ”ジェイソンくんが、頭に髪を付けてて、ちょっとオチャメ?!(笑)

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最新作は、今年初めに公開されてた『ロックンローラ』

ロックンローラ / Rocknrolla   ★★★★☆   (2008年)

出演:ジェラルド・バトラー、トム・ウィルキンソン、タンディ・ニュートン、マーク・ストロング、トム・ハーディ

ロンドンの裏社会を牛耳る男、そんな彼に騙され、借金を抱えるチンピラ達、土地で一儲けを企むロシア人、そしてヤク中のミュージシャン、そんな彼らが複雑に絡み合いながら、金と“幸運を呼ぶ絵”を巡り大騒ぎ...ってね!?

またまた出だしからガツンとくるリッチー節、たまらんねぇ(笑)彼の原点である『ロック・ストック~』を彷彿とさせる、なんて評判やったけど、ホンマそんな感じやったね。

ノリノリの音楽に乗せて、軽妙に進む犯罪ドラマ、絵をうまく小道具に使い、それぞれの思惑が交差する様を独特の雰囲気で描いてた。ヒネリの効いた展開は、最後まで行くとニヤリと笑わせる...続編を予告するところが、更なる期待を持たせるよなぁ!?

安っぽいクライム・コメディにならないのは、個々のキャラの個性と強烈な主張が、観る側を惹きつけるからなんやろね。いやぁ~、おもろかった!?(笑)

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...ってなわけで、要するにガイ・リッチーの良さってのは、個性的なキャラを駆使しながら、巧みに物語をまとめあげ、それをセンスのいい映像や音楽で仕上げるってとこなんかな。一度はまるとクセになる...そんな彼の世界に是非触れてみたってなぁ~ってね!(笑)

『ロックンローラ』はまだレンタル開始になってないんで、観てない人は乞うご期待!? 

2009年5月 7日 (木)

『スウェプト・アウェイ』『ミラーを拭く男』

連休でレンタルした作品の感想をふたつほど...。

スウェプト・アウェイ / Swept Away   ★★☆☆☆

監督:ガイ・リッチー

出演:マドンナ、アドリアーノ・ジャンニーニ、ジーン・トリプルホーン、ブルース・グリーンウッド、デヴィッド・ソーントン

チャーター船で地中海クルーズを楽しむことになった金持ちの御一行。しかし、製薬会社の社長夫人は、旅のすべてが気に入らず、イタリア人の船員に当り散らすが、ひょんなことから、その船員と無人島に流れ着き...ってな、一応...ラブ・ストーリー?!

ガイ・リッチーともあろう人が...当時の奥さんのマドンナと作った、ラブラブ映画ってか。評判どおりの駄作やったね。

マドンナの高飛車な女っぷりは、演技いらず(?)で笑えるんやけどね!(笑)作品にリズムなく、センスなしやった。ミュージック・ビデオやないんやから!?幸せボケやったんかなぁ...?むしろ本編よりも、特典についてた監督とマドンナのインタビュー形式のメイキングの方がおもろかったかもね!(苦笑)

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ミラーを拭く男   ★★★☆☆

監督:梶田征則

出演:緒形 拳、栗原小巻、辺土名一茶、国仲涼子、岸部一徳、大滝秀治、津川雅彦、本田博太郎

定年を前にしたある日、交通事故を起こした男は、事故現場のカーブミラーを拭いたことで、やがて全国のミラーを拭くことを決意し、北海道から自転車の旅を始めるのだが...?!

父親の行動に戸惑う家族、話を聞きつけ、追いかけるメディア、周りの反応には構わず、ただ目の前のミラーを拭く男。

ほとんどセリフらしいセリフもないなかで、その仕草や表情で、不器用で無口な男の哀愁を表現する、そんな緒形拳という役者の味わいを感じさせる作品やったね。身の丈に合わない期待を感じ、戸惑う様子が何とも言えんかったなぁ。

ホンマ、いい役者やったね!?

2009年5月 6日 (水)

『チェイサー』『鴨川ホルモー』『レイチェルの結婚』

現在公開中の作品を3つほど...!

チェイサー / (ハングル)   ★★★☆☆

監督:ナ・ホンジン

出演:キム・ユンソク、ハ・ジョンウ、ソ・ヨンヒ

20人の人を殺した、韓国で実際にあった連続殺人事件をモチーフに描かれたクライム・サスペンス。出張マッサージの元締めをする元警官の男は、店の女が次々と失踪することを不審に思い、相手の男を探し出そうとするのだが...?!

軟弱な韓国映画が巷に溢れるなか、これはかなり重厚な作品やったね。ふてぶてしい犯人への怒り、犯人を追い詰められないかつての同僚たちへの苛立ち、女を助け出したいという思い、いろんな感情を背負って、事件を必死に追い続ける男の姿を、重低音のリズムをバックに、緊迫した雰囲気で、描き出すってね。

ぐいぐいと引き込まれてまうよなぁ。少し暴力的な描写があり、観てて気分が滅入るところもあるんやけど、韓国でヒットしたってのも十分うなずけるデキやった。この監督さん、初作品らしいけど、ちょっと注目かも!?

リメイク権をデカプリオが獲ったってところがなぁ...ちょっと気がかりやね。『インファナル・アフェア』の二の舞やでぇ...?!(苦笑)

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鴨川ホルモー   ★★☆☆☆

監督:本木克英

出演:山田孝之、栗山千明、濱田 岳、石田卓也、芦名 星、荒川良々、石橋蓮司

二浪して京大に入学した学生は、新歓コンパに誘われ、そこで出会った同級生に一目ぼれし、その不思議なサークルに入ることに、ってな...コメディ??

鬼語を駆使して式神を操り、京都の他大学と対抗戦を行う...う~ん、ファンタジーやねぇ(苦笑)まぁ、個性的なキャラの面々と、独特の設定に、バカらしさのエッセンスをちりばめ、ナンセンスな世界をCGを使い作り出してるんやろうけど、いかんせんこの笑いについていけんかった。

懐かしいCMソングは確かに意表を突くところやけど、伝統の儀式という割には、違和感ありまくりやしね。悪女を演じる芦名くんは、男心をくすぐる雰囲気を出してるし、栗山くんの“イケテナイ”感は見事で、それぞれのキャラは十分立ってるんやけど、最後の方は、あまりのアホらしさに、退屈感を覚えてもうたかな。

要するに、これで笑えるか、笑えんかってことなんやろなぁ?!個人的にはアカンかった...。

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レイチェルの結婚 / Rachel Getting Married   ★★★☆☆

監督:ジョナサン・デミ

出演:アン・ハサウェイ、ローズマリー・デウィット、ビル・アーウィン、トゥンデ・アデビンペ、デボラ・ウィンガー

姉レイチェルの結婚式を前にリハビリ施設から戻った妹、そんな彼女を一見温かく迎える家族だったが、内心は複雑な思いやった...ってな家族ドラマ。過去の出来事により、消すことのない“しこり”を持った家族の絆を問うってとこなんかな。

主役のアン・ハサウェイは、ひとりで十字架を背負い、クスリに溺れる自分を、なんとか立て直そうとする難しい役柄を一生懸命演じてたんやけど、あまり演技の幅は感じられんかったなぁ。悪くはないんやけどね!少ない出番でインパクトを残す、母親役のデボラ・ウィンガーと比べるのも、少し酷やろか?!

決して元に戻ることのない家族、それでも結婚を祝い、過去を忘れ去ろうとする、そんな複雑な事情は分かるし、明と暗の対比なのは分かるんやけど、話としては、あまり共感できる要素が見当たらんかったなぁ。

延々と続くパーティーの場面は、なんや中途半端なミュージック・ビデオのようで、少しうんざりやったしね(苦笑)ハンディ・カメラで雰囲気を出したかったのは分かるんやけど...それもイマイチ効果出てなかったし...?!結局、誰一人として向き合おうとしない終わり方も、なんやすっきりせんかったかなぁ。

『羊たちの沈黙(The Silence Of The Lambs)』で有名になった監督さんやけど、それ以外は直後の『フィラデルフィア(Philadelphia)』くらいしか印象にないってことは、この監督もほぼ一発屋やったんかなぁ...(苦笑)

 

2009年5月 5日 (火)

『トウキョウソナタ』『ヒストリーボーイ』

新作レンタル作品からふたつほど...!

トウキョウソナタ   ★★★☆☆

監督:黒沢 清

出演:香川照之、小泉今日子、小柳 友、井之脇海、津田寛治、役所広司、井川 遥

リストラされことを妻にも言えず途方に暮れる父、家のなかで孤独を感じる妻、アメリカ軍に入隊することを決意した長男、親に内緒でピアノ教室に通う小学生の次男、一見普通だった家族が崩壊していく...ってな、カンヌで審査員賞を撮った家族ドラマ。

突然クビになるサラリーマンの哀愁が、身につまされてもうたなぁ(苦笑)古い価値観を振りかざす父親と、反発する子供たち、そんな家族のなかの微妙な距離感が出てた前半はよかったね。

ただ...細かいところでの“あざとい”演出と、役所くんの部分はちょっとなぁ...?!

香川照之や役所広司、それに津田くんといった、いい役者を使い、全体的な雰囲気は悪くないんやけど、もう一息ってとこやろか?!

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ヒストリーボーイズ /The History Boys   ★★★☆☆

監督:ニコラス・ハイトナー

出演:ジェームズ・コーデン、スティーヴン・キャンベル・ムーア、リチャード・グリフィス、サミュエル・アンダーソン、フランシス・デ・ラ・トゥーア

名門のケンブリッジとオックスフォード大学への入学を目指す地方の高校の優等生クラスの生徒とその先生たちを描く、イギリス版お受験ドラマ!?型破りで変わり者の老教師と若い臨時教員、それぞれの個性を出して教えるのだが...ってね。

詩を引用したアカデミックな会話は、なかなかやったんやけど、字幕のせいなのか、ちょっと難しくて分かったような、分からんような...(苦笑)若手のイケメン俳優を使うあたりが、ひょっとするとアイドル映画なんやろか??

イマイチ生徒の個性が出きってないところと、同性愛が絡む辺りが...違和感ありやったなぁ?!ちょっとばかしB級なようで...。

2009年5月 4日 (月)

『モンゴル』

モンゴル / Mongol   ★★★★☆

監督:セルゲイ・ポドロフ

出演:浅野忠信、スン・ホンレイ、アマデュ・ママダコフ、クーラン・チュラン

モンゴル帝国を築いた男、チンギス・ハーンの半生を描いた伝記映画。首長だった父が毒殺され、以来追われるはめになった少年は、幾多の苦難を乗り越え、大義を持って立ち上がるってね!?

浅野くん=チンギス・ハーンってのがちょっとなぁ...と思って観たら、意外と違和感なかったね。雄大なモンゴルの自然のなかで繰り広げられるドラマは、とっても重厚で、友情や愛情、憎しみや悲しみが交差して、ぐいぐいと引き込まれてもうた。しょうもないチャンバラ時代劇を観た後やからか、余計によさが引き立った感じやったなぁ(笑)

多少、戦闘シーンが血生臭いんやけど、それがむしろリアリティが出て、よかったかも。浅野くんの殺陣が...渋いんよなぁ!?ワイヤーがなくても、迫力十分ってね!

ちなみに、この監督さんの過去の作品で、1996年の『コーカサスの虜(KAVKAZSKIJ PLENNIK)』ってのがあるんやけど、これも重たいドラマで、かなり見応え十分やったね。このロシア人監督、なかなかの腕前でっせぇ~!?

2009年5月 3日 (日)

レッド・クリフ祭り!

テレビの前の人を洗脳せんと、エイベックスが必死になって“大ヒット”と煽ってるレッド・クリフ、昨年公開のパート1ともども、その感想を...どりゃ!

レッドクリフ Part1 / Red Clife:Part I   ★★★☆☆

監督:ジョン・ウー

出演:トニー・レオン、金城 武、チャン・フォンイー、ヴィッキー・チャオ、フー・ジュン、リン・チーリン、中村獅童

あの『三国志』の有名な赤壁の戦いを映像化した、ジョン・ウーの2部作の第一弾!?

曹操、孫権、そして劉備、3人の将軍の天下分け目の決戦、そりゃ盛り上がるやろうって期待してたら...う~ん、ちょっと軽すぎませんでっしゃろか?!(苦笑)これでは、思いっきり金かけて作り上げた、ド派手なチャンバラやないかぁー...ってね!?(笑)

心優しい君主とその彼に忠誠を誓う百戦錬磨の猛者たち、そんな雰囲気を出したいのは分かるんやけど、何事もやりすぎはあきません。もう少しリアリティを出して欲しかった。

それでも、トニー・レオンは渋かったなぁ。周喩と孔明、ふたりの知将の巡り合わせのくだりは、なんやワクワクするものがあった。しかし、この程度の内容なら2本に分けんでもよかったのに...中村獅童の勘違いな目力演技をカットすれば済む話やろうに...なんて(笑)

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レッド・クリフ PartⅡ-未来への最終決戦- / Red Clife:Part II  ★★★☆☆

三国志の赤壁の戦いを描く第二弾!孫権・劉備の連合軍とそれに対する曹操、いよいよ決戦の時が...ってな、アクション・チャンバラ映画ってか(笑)

いやぁ~、前作以上にもう出だしから無理!ありえへん潜伏作戦に、思わずオイオイってツッコミ入れてもうたよ(苦笑)周喩と孔明の知将ふたりの知恵比べでは、金城くんとトニー・レオンがなかなかの雰囲気を出してて、悪くはなかったんやけどねぇ。

急に太陽が昇ったりで、編集が雑やし、お得意のワイヤー・アクションも、やればやるほど全体を安っぽいイメージにしてた感じ。趙雲...“飛びます、飛びます”って..お前は坂上二郎かっ...ってね(苦笑)ブブカも真っ青やった!?

あと、何と言っても獅童くんやろなぁ。いつも通りの“無意味に暑苦しい演技”を炸裂させてくれて、爆笑させてもらったよ(笑)こういう演技を要求されるってことは、みんなそう思ってるんやろなぁ...?!きっと彼はコメディアンなんかも知れんね。ふたつでも多いかなぁと思ったんやけど、獅童くんの笑いにひとつ追加!(苦笑)

主演のふたりが頑張ってただけに、この作りは酷かったわなぁ...。

2009年5月 2日 (土)

『マンデラの名もなき看守』

GWの第一弾は、新作レンタル作品から!

マンデラの名もなき看守 / Goodbye Bafana   ★★★☆☆

監督:ビレ・アウグスト

出演:ジョセフ・ファインズ、デニス・へイスバート、ダイアン・クルーガー

南アフリカで黒人初の大統領となったマンデラが、獄中にいた27年間、そばで看守として彼を見守った男のお話。

白人至上主義に何の疑問を持たなかった男が、ひとりの黒人の存在を知ったことで、次第に考えを変え、いつしか友情が芽生える、そんな様子を描くってね!?黒人を擁護しようものなら、白人であっても容赦なくバッシングを受けるような時代、主人公の妻や周囲の人々から、アパルトヘイトという一方的な差別社会で暮らす人々の様子が分かるんやね。

実話に基づく話なんやろうけど、残念ながら盛り上がりに欠ける内容やったなぁ...。もう少し薀蓄のあるセリフで、マンデラの思想をビシバシと感じたかったんやけど、あっさり、淡々やったね。ちょっと消化不良でんがな?!

2009年5月 1日 (金)

『ワールド・オブ・ライズ』

今週レンタル開始となったデカプリオくん主演のこの作品は...?!

ワールド・オブ・ライズ / Body Of Lies   ★★★☆☆

監督:リドリー・スコット

出演:レオナルド・デカプリオ、ラッセル・クロウ、マーク・ストロング

中東でテロリストと戦うCIAエージェントと、そんな彼にワシントンから指示を出す上司、姿を現さない敵との攻防を描く、政治サスペンス...アクション?!

『アメリカン・ギャングスター(American Gangster)』以来のリドリー&ラッセル・クロウ、それにデカプリオが加わって...期待通りのダメっぷりやった!(苦笑)現場で危険に身をさらしながら、中東の紛争地帯で慎重かつ大胆に活動するレオ様と、エゴを前面に出して“KY(空気読まず)”に裏工作に熱中するラッセルくん、そんなやりとりが現実の世界でも行われてるやでぇって...傲慢なアメリカ人の自慢話かいって!それとも、一応ブッシュくんをおちょくってるつもりやったんやろか??

いずれにしても、レオ様がいるだけで、どんなシリアスな話でも“かる~く”なるから不思議やね(笑)敵の懐で仕事そっちのけで恋愛に夢中だなんて、とっても“敏腕”なエージェントだこと!できる男は違うわなぁ~(苦笑)必死に盛り上げにかかる音楽も、なんやお決まり感があって、少し引いてもうたよね。

まぁ、それでもボチボチ観れる作品には...なってるんかなぁ?!期待せずに観れば、それなりには...楽しめる??

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