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2009年5月 6日 (水)

『チェイサー』『鴨川ホルモー』『レイチェルの結婚』

現在公開中の作品を3つほど...!

チェイサー / (ハングル)   ★★★☆☆

監督:ナ・ホンジン

出演:キム・ユンソク、ハ・ジョンウ、ソ・ヨンヒ

20人の人を殺した、韓国で実際にあった連続殺人事件をモチーフに描かれたクライム・サスペンス。出張マッサージの元締めをする元警官の男は、店の女が次々と失踪することを不審に思い、相手の男を探し出そうとするのだが...?!

軟弱な韓国映画が巷に溢れるなか、これはかなり重厚な作品やったね。ふてぶてしい犯人への怒り、犯人を追い詰められないかつての同僚たちへの苛立ち、女を助け出したいという思い、いろんな感情を背負って、事件を必死に追い続ける男の姿を、重低音のリズムをバックに、緊迫した雰囲気で、描き出すってね。

ぐいぐいと引き込まれてまうよなぁ。少し暴力的な描写があり、観てて気分が滅入るところもあるんやけど、韓国でヒットしたってのも十分うなずけるデキやった。この監督さん、初作品らしいけど、ちょっと注目かも!?

リメイク権をデカプリオが獲ったってところがなぁ...ちょっと気がかりやね。『インファナル・アフェア』の二の舞やでぇ...?!(苦笑)

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鴨川ホルモー   ★★☆☆☆

監督:本木克英

出演:山田孝之、栗山千明、濱田 岳、石田卓也、芦名 星、荒川良々、石橋蓮司

二浪して京大に入学した学生は、新歓コンパに誘われ、そこで出会った同級生に一目ぼれし、その不思議なサークルに入ることに、ってな...コメディ??

鬼語を駆使して式神を操り、京都の他大学と対抗戦を行う...う~ん、ファンタジーやねぇ(苦笑)まぁ、個性的なキャラの面々と、独特の設定に、バカらしさのエッセンスをちりばめ、ナンセンスな世界をCGを使い作り出してるんやろうけど、いかんせんこの笑いについていけんかった。

懐かしいCMソングは確かに意表を突くところやけど、伝統の儀式という割には、違和感ありまくりやしね。悪女を演じる芦名くんは、男心をくすぐる雰囲気を出してるし、栗山くんの“イケテナイ”感は見事で、それぞれのキャラは十分立ってるんやけど、最後の方は、あまりのアホらしさに、退屈感を覚えてもうたかな。

要するに、これで笑えるか、笑えんかってことなんやろなぁ?!個人的にはアカンかった...。

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レイチェルの結婚 / Rachel Getting Married   ★★★☆☆

監督:ジョナサン・デミ

出演:アン・ハサウェイ、ローズマリー・デウィット、ビル・アーウィン、トゥンデ・アデビンペ、デボラ・ウィンガー

姉レイチェルの結婚式を前にリハビリ施設から戻った妹、そんな彼女を一見温かく迎える家族だったが、内心は複雑な思いやった...ってな家族ドラマ。過去の出来事により、消すことのない“しこり”を持った家族の絆を問うってとこなんかな。

主役のアン・ハサウェイは、ひとりで十字架を背負い、クスリに溺れる自分を、なんとか立て直そうとする難しい役柄を一生懸命演じてたんやけど、あまり演技の幅は感じられんかったなぁ。悪くはないんやけどね!少ない出番でインパクトを残す、母親役のデボラ・ウィンガーと比べるのも、少し酷やろか?!

決して元に戻ることのない家族、それでも結婚を祝い、過去を忘れ去ろうとする、そんな複雑な事情は分かるし、明と暗の対比なのは分かるんやけど、話としては、あまり共感できる要素が見当たらんかったなぁ。

延々と続くパーティーの場面は、なんや中途半端なミュージック・ビデオのようで、少しうんざりやったしね(苦笑)ハンディ・カメラで雰囲気を出したかったのは分かるんやけど...それもイマイチ効果出てなかったし...?!結局、誰一人として向き合おうとしない終わり方も、なんやすっきりせんかったかなぁ。

『羊たちの沈黙(The Silence Of The Lambs)』で有名になった監督さんやけど、それ以外は直後の『フィラデルフィア(Philadelphia)』くらいしか印象にないってことは、この監督もほぼ一発屋やったんかなぁ...(苦笑)

 

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