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2009年6月

2009年6月30日 (火)

『ホームレス中学生』 vs 『ホームレスが中学生』

そっくりなタイトルで同じ時期に公開され、レンタル開始も図ったように一緒、パッケージまでもがそっくりとくりゃ、そりゃ勝負やでぇ!?

同じ“ホームレス”でも、一方の主役はアイドル歌手でもう一方は売れない芸人、ギャラで比べりゃ勝負にならないが....さぁて、勝つのはどっち....って、あまりみなさん興味なし??(笑)

ホームレス中学生   ★★☆☆☆

監督:古厩智之

出演:小池徹平、西野亮廣、池脇千鶴、イッセー尾形、古手川祐子、黒谷友香、田中裕子、いしだあゆみ、宇崎竜童

学校から帰ると、自宅は差し押さえられ、住む家を失うことに...ってな、吉本芸人の麒麟 田村くんの若き日の苦労話のベストセラー(?)小説を映画化した作品。

ふぅ....疲れてもうたで(苦笑)

実年齢22才の中学生に、27歳の女子高生...この家はコスプレ家族かぁ...っていうくらい、無理!(笑)なんぼ童顔っていっても、そりゃアカンて!?

そもそも、田村くんの役を小池くんにやらせる時点で、“かわいすぎる”んやないですか。美化しすぎでしょ!

しかも、真夏に風呂も入らず野宿してるのに、その割りに一向に格好が汚れないあたりが、さすがアイドル!この決定的にリアリティに欠けるキャストに、どうしようもない演技、何がしたかったんやろなぁ。

ということで、最初から最後まで、救いようのない作品に仕上がってたね。個人的には、いつのまにか“関西のおばちゃん”化した池脇くんの将来が、非常に心配になってもうた。まだ若いのになぁ...なんて?!(笑)

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ホームレスが中学生   ★★★☆☆

監督:城定秀夫

出演:うつのみや八郎、蛭子能収、和希沙也、石崎 直、望月美寿々、椿 直、阿藤 快

完全なパロディ映画かと思ったら、中身は意外にも真面目で...でもないか(笑)

話は、退屈なある夏の日、突然やって来た転校生がホームレスのオヤジやった...?!そんでもって、そんな彼に映画研究会の3人が密着取材でドキュメンタリー映画を撮ることになるのだが...ってな中学生とホームレスの交流を描くってね!

この奇を照らした設定、ありえへんやろ~と思いつつ、そこには将来に悩む若者の気持ちや、親と子の問題、ホームレスの実態、それに淡い恋の話もあり...短い話のなかに色々凝縮されてて、結構楽しめたりして!(笑)

中学生の若者が、自分の目で見て、体験して、何かを学ぶ、そんな姿が爽やかでよかったんかなぁ。あと、父兄役の役者さんの大根ぶりが、いかにも低予算な雰囲気で笑えたね(苦笑)

タイトルからは想像つかないんやけど、これは立派な青春映画...かも?!(笑)

というわけで、この勝負『ホームレスが中学生』に軍配!!勝負のついたところで、試してみる??熱心に薦めるつもりはあらへんけどね...(笑)

2009年6月29日 (月)

『戦場のレクイエム』

レンタル開始されたばかりの作品から、おススメをひとつ!

戦場のレクイエム / 集結蹏   ★★★★

監督:フォン・シャオガン

出演:チャン・ハンユー、ドン・チャオ、ユエン・ウェンカン

中国共産党と国民党の内戦で、退却のラッパが鳴るまで、ある炭鉱を死守するよう命じられた連隊長、一方的に不利な状況の中、47名の部下と共に戦うが、自分を残して隊は全滅してしまう。全てを背負い込んだ彼は...ってな、実際にあった話を映画にした作品。

ひとり生き残った罪悪感、忘れることのできない部下たち、歴史に飲み込まれた真実を明らかにすること、それは彼らの戦い、生きた証を残すことやったんかもね。

上官の命に従い、死の恐怖に直面しながらも、極限の状態のなかで、愚直なまでに戦う兵士を賞賛するというよりも、そのような中で共に戦った仲間との絆、救えなかった悔恨の念がヒシヒシと伝わるところがよかったね。

丁寧に作りこまれた作品には、戦争で死ぬことの無常さ、切なさを感じさせつつも、主人公の気持ちがヒシヒシと伝わる、いいドラマになってた。

銃から生まれるのは、どうしようもない悲しみなんよなぁ...!?忘れたらアカンことやよね。

2009年6月28日 (日)

『トランスフォーマー/リベンジ』

現在公開中の作品から、本日は『トランスフォーマー/リベンジ』の感想を!

世代的にはガンダムのアムロくんを見て育ったくちやから、あまりアニメのトランスフォーマーはよく知らんのよなぁ。車がロボットに変身するってぇぐらいしか分からんし、それもガンダムからコアファイターが離れたときほどの感動はないんやろう...などと思ったりして...なんのこっちゃ?!(笑)

そんなこんなで、第1作目も映像の迫力意外には、内容は子供だましやなぁってな感じやったんやけど、ついつい気になって観てもうた。

そんなオイラの感想は...

トランスフォーマー/リベンジ / Transformers : Revenge Of The Fallen   ★★★☆☆

監督:マイケル・ベイ

出演:シャイア・ラブーフ、ミーガン・フォックス、ジョシュ・デュアメル、タイリース・ギブソン、ジョン・トートゥーロ、マシュー・マースデン

前作で敗れた悪玉エイリアンが、更なる親玉を引き連れて反撃に...てな変身ロボット映画?!

1作目で負けた相手が復讐に現れる...この手の連続モノの王道を行くストーリー展開、しかも上映時間150分、長いよなぁ...と思ってたら、意外なほど楽しんでもうた(笑)

勧善懲悪のアクション・ドラマに、今回は謎解きやアドベンチャー的要素を加え、映像の迫力はそのままに、内容的にも楽しめるものに仕上がってたかな。

相変わらずな中途半端な笑いに、どうでもいいホームドラマ、妙に甘ったるい恋愛話、それにアメリカが世界を守るってなプロパガンダがプンプン臭うあたりは勘弁して欲しかったんやけど、この単純さと勢いは悪くない!

カッコいい車が変形してロボットに...なんて、世の男子の好みのど真ん中を行く内容に、ヒロインのミーガン嬢が、必要以上に色気を振りまきまくり...ますます“男子系”映画やねぇ(笑)

まぁ、この手の映像命な作品は、やっぱり大きなスクリーンで観てナンボやしね!?期待せずに、頭空っぽにして臨めば、十分に楽しめる、そんな娯楽作品やったかな。

まだまだ続編を計画してるようで、どこまで行くのやら...?!

2009年6月27日 (土)

佐々部清の泣きのツボ?!『半落ち』『夕凪の街 桜の国』

なぜか、いつの間にか涙腺が緩む、そんな監督 佐々部清の作品の中から、特にお気に入りの作品を2つほど!?

半落ち   ★★★★   (2003年)

出演:寺尾 聡、柴田恭平、原田美枝子、吉岡秀隆、鶴田真由、國村 隼、伊原剛志、樹木希林

病気の妻を殺したと自首した警察官、犯行を認めながらも、事件のすべてを語ろうとしない男。彼が自首するまでの空白の2日間をめぐる人間ドラマ。

あぁ、号泣!ただ涙が止まらんかったでぇ?!

与えた命と奪わずにはいられなかった命、愛することの意味を問う素晴しい話やったね。

刑事、検察、裁判官に記者、事件に関わった人々は、一人の“男”の心の中を探りながら、その秘められた“謎”について考える、そんな展開のドラマにグイグイと引き込まれ、途中から自然と頬をつたう涙が...ってね。

寡黙な主役を寺尾聡が好演してた。いくつかのキャストには?は付くものの、脇もしっかりと固められてて、特に希林さんにはやられてもうたね。

みごとな脚本に、すばらしい役者の演技、なんて贅沢な作品なんやろなぁ?!

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夕凪の街 桜の国   ★★★★   (2007年)

出演:麻生久美子、田中麗奈、吉沢 悠、堺 正章、中越典子、藤村志保

原爆という一発の爆弾によって、翻弄された人々の話を、ある一家の物語として、二世代に亘り描いた人間ドラマ。

生き残ったひとの苦しみ、世代を超えてもな消えない傷痕、戦争の残した悲しみを、巧みに描いてた。

前半の麻生久美子の演技は、ぐっと胸に迫るものがあったなぁ。「長生きして、そして忘れないで...」そんな言葉が、時の経過で風化しつつある、戦争の愚行への警鐘なんやろね。

苦しみながら死んでいった人々の想い、耐えて生きた人々の悲しみ、この国に生まれて、けっして忘れたらアカン事実があるんやと、つづづく思う、そんないい作品やったね!?

2009年6月26日 (金)

『三本木農業高校、馬術部 ~盲目の馬と少女の実話~』

歌手の長渕 剛の娘が役者デビューということで話題になったこの作品を、本日はご紹介!

三本木農業高校、馬術部 ~盲目の馬と少女の実話~   ★★★☆☆

監督:佐々部 清

出演:長渕文音、柳葉敏郎、奥村知史、森田彩華、西原亜希、小林裕吉、吹越 満、黒谷友香、松方弘樹

病気で片目の視力を失った馬と、馬術部でその馬の世話をすることになった女子高生の心の交流を描いた、実話を基にした話。

気性が荒く、誰にも懐こうとしない馬の世話に苦労する彼女、しかし、共に時間を過ごすうちに馬と人は次第に心を開き、そして成長していく、そんな姿を描いた、ちょっといい話!

いかん...不覚にも、また佐々部くんの泣かせのツボにはまってもうた(笑)

ただでさえ馬のツブラな瞳を見ると、それだけでぐっとくるやんね。一生懸命に世話をする高校生、そしてそれに反応する馬の様子、そんな純粋で爽やかな関係が、きっと心を打つんやろなぁ。

演技のうまい、下手は置いといて、なんや心地よい、爽やかな感動を感じつつ、穏やかな気持ちにさせられる、そんな作品やったね!?

2009年6月25日 (木)

『ハイスクール・ミュージカル』で....青春よ再び?!

実生活でもラブラブの主演のふたりをメジャーにした、ディズニーが贈る青春ミュージカル、今日はその感想をまとめて....どりゃぁ~!?

ハイスクール・ミュージカル / High School Musical   ★★★☆☆

監督:ケニー・オルテガ

出演:ザック・エフロン、ヴァネッサ・アン・ハジェンス、アシュリー・ティスデール、ルーカス・グラビール、モニク・コールマン

休暇中に出会った気になる娘は転校生。再会したふたりは学校のミュージカル劇の主役オーディションを受けることに...ってな、ディズニー作の青春ドラマ。

微妙に男前な主役と小太りで愛くるしい(?)ヒロイン、“ボーイ・ミーツ・ガール”で恋に落ちた若いふたりは、困難を一緒に乗り越え、絆を深める...う~んラブコメの王道?!(苦笑)

美男美女やないところが、万人受けする秘訣なんかもねぇ。まぁ、出演者の歌のレベルは及第点で、歌自体も悪くなく、分かりきった展開ながらも観る側を惹きつけるだけのエンターテイメントにはなってるね。そこらへんが、さすがディズニー作品?!

まぁ、軽い気持ちで楽しめば...ってね!(笑)

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ハイスクール・ミュージカル 2 / High School Musical 2   ★★★☆☆

監督:ケニー・オルテガ

出演:ザック・エフロン、ヴァネッサ・アン・ハジェンス、アシュリー・ティスデール、ルーカス・グラビール、モニク・コールマン

ディズニーが贈る大ヒット(?)ミュージカル学園ドラマの第2弾!

待ちに待った夏休み、しかし恋も友情も波乱含みで...ってね?!出だしから、歌って踊って大騒ぎ...まぁ、どうでもエエか(苦笑)

バスケット部のエースといいながら、微妙に身長が低い彼と、ヒロインという割りに、ちょっと肉付きのいい彼女、大学の奨学金か、それとも恋や友情を取るかって、勝手にすればってね(笑)

まぁ、このどうでもいいような内容が、親近感があって、シリーズの人気の秘密になってるんかもね?!

展開もありきたり、音楽も子供だまし、しょせんは子供向け?!暇つぶし程度には、なるんかなぁ...なんてけなしつつ、何となく手にしてしまうところが恐ろしい(苦笑)

何も考えずに楽しめってことなんかもね!

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ハイスクール・ミュージカル/ザ・ムービー / High School Musical 3 : Senior Year   ★★★☆☆

監督:ケニー・オルテガ

出演:ザック・エフロン、ヴァネッサ・ハジェンズ、アシュリー・ティスデール、ルーカス・グラビール、コービン・ブルー、モニク・コールマン

ディズニー製作の高校生を主役にしたミュージカル青春ドラマ...またやると言われれば、とりあえず観とくかってことで、第3弾にして...ファイナル...のはず?!

今回も恋に友情、そして歌って踊って大騒ぎってね!?(笑)いよいよ彼らも卒業の時を迎え、将来の夢、進むべき進路に悩みながらも、高校生活最後の舞台のために練習に励むのだが...ってね。

こんなアイドル映画にはハマらんって思ってたんやけど...結局、気づいたら楽しんでたりするところが、ちょっと恥ずかしい(苦笑)

まぁ、能天気な青春バンザーイってな内容ではあるんやけど、なかなか勢いがあって、飽きさせないようになってるところは、とりあえず評価やね。

最後で気合が入りまくったのか、少し歌と踊りがクドイんやけど、ミュージカルでそこをツッコンだらアカンのやろねぇ...(苦笑)

最初を観たら最後まで、とりあえず付き合ってみるのも悪くないかも?!(笑)

2009年6月24日 (水)

『Little DJ 小さな恋の物語』

今日は旧作の邦画をひとつご紹介!

Little DJ 小さな恋の物語   ★★★☆☆

監督:永田 琴

出演:神木隆之介、福田麻由子、広末涼子、佐藤重幸、村川絵梨、松重 豊、光石 研、西田尚美、石黒 賢、原田芳雄

野球とラジオが大好きな少年は、体調を悪くして入院生活をすることに。そこで、ひょんなことから、治療の一環として、病院の昼の放送のDJをやることになるのだが...ってなお話。

う~ん、見るからに感動を提供しますよ的な展開、身構えてまうよなぁ(苦笑)いかにもなセリフや、分かりやすい展開、ちょっとなぁ...。

主演の神木くんは、さすが天才子役といわれただけのことはあって、悪くなかったかな。同じく子役として注目されてる(...らしい)福田麻由子は、個人的には苦手やったなぁ。あの、いかにも作ってる笑顔を見せられて、かなり引いてもうた(苦笑)

作品としては、どうにも話に締りがなく、間延びしてきつかったね。中盤で脇役の松重&光石くんの出番の部分は、さすがにキャラの立った演技がされてて、よかったんやけどなぁ..。.ぐたぐたの初恋話に、ありきたりのお涙頂戴で、後はさっぱり泣けんかった?!それは、ひょっとしてオイラの心がねじれてるから...??(苦笑)

この作品を手にした理由は、実は天才子役の演技を見よう...なんてことを考えたからではなく、先日の『ROOKIES』でマネージャー役をしてた“村川絵梨”って女優さんが気になったからなんよね。母親の妹で、入院先の病院の看護婦という役で出てたこの作品でも、さりげなく爽やかな演技を見せてくれてて、ますます気になってもうた。えっ、単に好みの顔なんやろうって?...否定はせんけどね(笑)

2009年6月23日 (火)

スティーヴン・ダルドリーを考える!

昨日の『愛を読むひと』を監督しているスティーヴン・ダルドリー、イギリス人の監督さんなんやけど、これまでもいい作品を残してきてるんで、ちょっとご紹介♪

リトル・ダンサー / Billy Elliot   ★★★★   (2000年)

出演:ジェイミー・ベル、ジュリー・ウォルターズ、ゲイリー・ルイス、ジェイミー・ドレイヴン、ジーン・ヘイウッド

炭鉱の町に暮らす少年は、たまたま参加したバレエ教室で踊りに興味をもち、家族に内緒で続けることに。しかし、父親にバレてしまい、猛反対にあうのだが...ってな、青春ドラマ?!

ぎこちない動きながら、必死になってバレエに取り組む少年の姿は、なんともいじらしく、微笑ましいんやね。自分のやりたいこと、好きなことを見つけ、夢中になって頑張る、そんな純粋な姿勢に胸が熱くなるんよなぁ。

経済の落ち込みと産業構造の変化から、不況の波をもろにかぶる炭鉱の町の厳しい現実の中で、小さな夢を育む、そんなストーリーは希望にあふれてるやんね。

いかにも屈強な炭鉱夫らしい、頑固者の父親、そんな彼が息子のために下した決断、もう涙、涙やねぇ?!

夢を持つことの大切さ、そして家族の愛情を感じる、そんな素敵な作品やね!?

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めぐりあう時間たち / The Hours   ★★★★   (2002年)

出演:二コール・キッドマン、メリル・ストリープ、ジュリアン・ムーア、エド・ハリス、クレア・デーンズ、スティーヴン・ディレイン、ジョン・C・ライリー、ミランダ・リチャードソン

ヴァージニア・ウルフの小説「ダロウェイ夫人」に関係のある、異なる時代を生きる3人の女性の人生を描く文芸ドラマ。

いやぁ、二コール嬢の鼻がつけ鼻っていう前情報が気になって、出だしはそこばかり見てもうたね(笑)

内容としては、とってもヘビーやったね。“幸せ”や“生きる”ってことの意味を問うてるんでしょう。

時も場所も異なる3つの話が、終盤につながっていくという、この展開と構成、監督の手腕はなかなかやったなぁ。

主役の3人はもとより、脇を固める役者まで、かなり芸達者な豪華な顔ぶれが揃うなかで、個人的には病人の役を演じたエド・ハリスが、存在感があってよかったなぁ。つけ鼻も魅力的で捨てがたいけどね…(苦笑)

しっとりと語られるドラマを観ながら、自分にとっての“幸せの価値”ってものを考えさせられてもうたなぁ。なかなか答えは簡単やないけどね!?

2009年6月22日 (月)

『愛を読むひと』

今日は、週末から公開された作品をもうひとつ!

愛を読むひと / The Reader   ★★★☆☆

監督:スティーヴン・ダルドリー

出演:ケイト・ウィンスレット、レイフ・ファインズ、デヴィッド・クロス、レナ・オリン、アレクサンドラ・マリア・ララ、ブルーノ・ガンツ

路上で倒れたところを助けてくれた年上の女性に恋をした青年、燃え上がる禁断の愛、しかし彼女は突然彼の前から姿を消してしまう...ってな、歳の離れたひと組の男女の愛と、消すことのできない過去をめぐる話。

青年が本気で愛してしまった女性、そんな彼女の背負う重い十字架、救いたくても、それができない切なさ、なんて悲しい物語なんやろね。戦争を題材にしながら、時間を越えて絡み合う人間ドラマが描かれてる。

原作どおりとはいかなかったのが残念なんやけど、それでもよく出来てた。もう少し、ふたりの気持ちを語っておいたほうが分かりやすかったかなぁ、とは思いつつも、丁寧に作られてて、悪くはなかったね。

なんと言っても、この作品でオスカーを受賞したケイト嬢の演技は、すばらしかった!胸の中に秘めた、拭いきれない悲しみを、その眼に映しながら生きる姿、そして罪を自覚し、覚悟を決める強い眼差し、原作を読んだときの人物像がそのまま表現されてるようで、見事な演技やったね!?

ラブ・ストーリーを期待して観に行くと、この重さはちょっと引いてまうかもしれんけど、戦争ドラマとしては、十分に評価できるデキやったかな。

2009年6月21日 (日)

『劒岳 点の記』

あの宮﨑あおいが出演していることで話題の『劒岳』...あれっ、そう思ってるのはオイラだけ?!(笑)

週末に公開された、山男たちのドラマ、その感想をどうぞ~!

劒岳 点の記   ★★★☆☆

監督:木村大作

出演:浅野忠信、香川照之、松田龍平、宮﨑あおい、役所広司、仲村トオル、蟹江一平、鈴木砂羽、笹野高史、國村 隼、夏八木勲

明治の終わり、国防のために日本地図を完成させるため、軍の命を受けて劔岳に挑んだ男たちを描くドラマ。

いやぁ~、素晴らしい景色やったねぇ!さすがは有名カメラマンが監督しただけのことはある。山の美しさや厳しさが映像からよく伝わってきてた。こういう眺めを見せられると、ひとが山に魅かれ、あえて危険を冒してでも挑む気持ちが分かるようやったね。

でっ、肝心のお話の方はというと....う~ん.........?!(苦笑)

毎度ながらの香川くんの熱演がありながらも、それを生かしきれないところが悲しいね。話のつなぎが悪く、セリフが生きない...というか、そのセリフ自体がイマイチで、映像から期待するような感動が、登場人物の口からは、さっぱり伝わらんのよなぁ。

どうも映像が先で、添え物のように話がついてくるもんやから、かなりシラケテもうた。完全に目が泳いでしまった浅野くんの演技、ライバルというには浮きまくりの仲村くんの軽さ、オトボケなしの笹野くん、どうもシックリこんかったなぁ?!

ドラマとしては2つやけど、まぁ、苦労して撮影したということで、1つおまけ。

ちなみに...宮﨑あおいは...今回も満点やぁ....なんて(笑)

2009年6月20日 (土)

サイモン・ペッグ....その男、クセモノにつき!?

昨日紹介したメタボ映画で主演していたサイモン・ペッグというイギリス人の役者、最近とっても気になるんよねぇ。実は、『スター・トレック』でも、コテコテのイギリスなまりで、後半に出てきて、強烈な(オレ的に)インパクトを残してた。

いつも、どこかズレた雰囲気を醸し出しつつ、グタグタに演じながら、それでいて存在感抜群とくる。いやぁ、まさにクセモノ!(笑)

そんな彼のクセモノぶりが存分に発揮されてる作品を、今日はご紹介♪

ショーン・オブ・ザ・デッド / Shaun Of The Dead   ★★★☆☆

監督:エドガー・ライト

出演:サイモン・ベッグ、ケイト・アシュフィールド、ニック・フロスト、ディラン・モーラン、ルーシー・デイヴィス、ビル・ナイ

『ドーン・オブ・ザ・デッド』をパロディ化したイギリスのホラー・コメディ。

低予算でとことん緊張感のないゾンビ映画...笑える!まぁ、かなり下らないんやけどね(苦笑)

親子愛や男女の愛憎、そして友情やらと、それなりに不似合いなエピソードを盛り込みつつ、とってもゆる~い内容に仕上がってる(笑)

そうは言いつつも、それなりにエグい血みどろな描写もあったりして、ただ、それが途中で息切れしてしまうところが低予算なんやろね?!(苦笑)

作る側も潔く楽しんでるところが、よろしいんでないでしょうか?!

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ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン! / Hot Fuzz   ★★★☆☆

監督:エドガー・ライト

出演:サイモン・ペッグ、ニック・フロスト、ジム・ブロードベンド、ティモシー・ダルトン、ビル・ナイ、デヴィッド・ブラッドリー

仕事熱心な敏腕警官、しかし優秀さが仲間の反感を買い、田舎町へ左遷されることに...。ところが、のどかなはずのその町で、連続殺人事件が起こり...ってな、イギリスのコメディ・アクション映画!

一見すると、いたって真面目な作りながら、話の内容はおバカなナンセンス・コメディ(笑)テンポ良く展開するあたりは勢いを感じる。

B級映画なのに、ブロードベンドやビル・ナイといったイギリス映画の重鎮が顔をだすところが憎い!ほんとアホらしい内容ながら、ツボを適度に突かれて、結構笑ってもうたね(笑)

特に、クライマックスに突入するところは、潔よい無茶っぷりが痛快やった!?名コンビ誕生で、シリーズ化されたりして...?

それにしても、この邦題(「俺たち~」にあやかった)は余計やったね。いつもながら配給会社の無能ぶりを自慢してるようで、ホンマに情けない!?(苦笑)

2009年6月19日 (金)

『ラン・ファットボーイ・ラン 走れメタボ』 『キミに逢えたら!』

今日はB級映画の特集~なんてね!(笑)

ラン・ファットボーイ・ラン 走れメタボ / Run Fatboy Run   ★★★☆☆

監督:デヴィッド・シュワイマー

出演:サイモン・ペッグ、タンディ・ニュートン、ハンク・アザリア、ディラン・モーラン、ハーリッシュ・パテル

結婚式の日に、身重の花嫁を残し逃げた過去をもつ男、彼女への未練を引きずりながら、自堕落に生きる彼だったが、彼女の新しい恋人に対抗して、マラソンに挑戦することに...ってな、ラブ・コメディ。

タイトルからして、まぁ、疑う余地なくB級映画なんやけど...これが以外とおもろかった!(笑)何を隠そう、監督はTVコメディ『フレンズ』のロス役でおなじみのデヴィッドくん。ロンドンを舞台に、うまくアメリカ的コメディとイギリスのユーモアが融合...ってか?!

主役を演じるサイモンくんの、いつも通りの絶妙にズレた役柄が、そのプックリお腹と相まって、いい具合にツボにきてもうたなぁ。脇役もなかなかユニークやったしね。

ダメダメ人間が一念発起して困難に立ち向かい、そして愛を勝ち取る...う~ん、エエ話やねぇ♪共感しまくりやでぇ...なんて(笑)

それにしても、邦題のダメ押し....いらんやろ!メタボなオイラに失礼やって。これを期に、ジョギング始めようかなぁ。ひょっとしてゴールの先に....素敵なことが待ってるかもなぁ...ない、ない!(笑)

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キミに逢えたら! / Nick And Norah's Infinite Playlist   ★★★☆☆

監督:ピーター・ソレット

出演:マイケル・セラ、カット・デニングス、アレクシス・ジーナ、アリ・グレイノール、アーロン・ヨー

ふられた相手に未練タラタラで、自分で編集したCDを贈り続ける、ちょっと冴えない高校生と、そんな彼のCDを偶然手にして気に入った女の子、若いふたりがめぐり逢う夜を描いたラブ・コメディ?!

惹かれあいながらも、元カレ・元カノジョが邪魔して、恋の行方はどこへやら...ってね!夜のニューヨークを舞台に、恋は大騒ぎ...なんて?!

そんな心トキメクような話でもなく、ありきたりな内容ながら、案外悪くない。期待通りのハッピーエンドに向かって、あれやこれやと...ってね(笑)

主役のマイケルくんは、最近よく見かける。まったくイケメンではないものの、いつも何となく印象に残る演技をしてるね。ヒロイン役のデニングス嬢もキュートで、まぁ、全体的に当たり障りのない恋物語に仕上がってるようで?!

安っぽい邦題のせいで、必要以上にB級感が漂ってもうてるのがちょっとねぇ...(苦笑)

2009年6月18日 (木)

『休暇』 『TOKYO!』

先週末にかけてレンタルで試した作品の感想をふたつほど...!?

休暇   ★★★☆☆

監督:門井 肇

出演:小林 薫、西島秀俊、大塚寧々、大杉 蓮、柏原収史

子連れの女性と結婚することになった刑務所で働く刑務官は、特別に休暇を取得するために死刑の立会いに立候補するのだが...ってなお話。

人の死に立ち会うことと新しい家庭を築くために必要な時間、生真面目な男のなかで揺れる感情...ってことなんやろうけど、もうひとつ伝わってこんかったなぁ。

死刑囚役を演じる西島くんの演技は、独房で過ごす孤独感や死刑囚でありながら、どこか死に対する実感のなさという、独特の雰囲気を上手く出してたんやけどね。

淡々とした流れのなかで、感情が露わになることもなく、ふたつのエピソードが消化不良のまま、うまく絡みきれてない感じやった。テーマとしては悪くないんやけど、どうもその設定が活かしきれてないんやろなぁ。

それにしても、この作品を観て、日本の死刑制度の理不尽さを考えさせられてもうたよ。朝起きて執行を宣告され、わずか数時間で命を絶つ、あまりにも非人道的なやり方やよなぁ...って思う点で、この作品を観た意義が、少しはあったかな?!

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TOKYO ! / TOKYO   ★★★☆☆

監督:ミッシェル・ゴンドリー、レオス・カラックス、ポン・ジュノ

出演:藤谷文子、加瀬 亮、伊藤 歩、妻夫木聡、大森南朋、ドニ・ラヴァン、ジャン・フランソワ・バルメ、香川照之、蒼井 優、竹中直人

3人の外国人監督が東京を舞台にして描く短編オムニバス映画。

東京に出てきた若いカップルの話、東京の地下で暮らす謎の外国人の男の話、そして10年間引きこもりの状態の男の話、それぞれを3人が監督し、個性を出すってね。

ひとつとしてまともな話はなく、どれも実験的な作品やったね。短い時間でインパクト勝負に出た感じかな?!とりわけカラックスの作品は、アナーキーで訳が分からんかった(苦笑)何が言いたかったんやろね??

演技という点で言うと、この中では、引きこもり役を演じる香川くんが、やっぱり良かったなぁ。話としても、少し意外性もあったしね。

まぁ、いずれの作品も、様々な人間を飲み込む、東京という都会の奥深さを表現してるんかなぁ....と思いつつ、ちょっと微妙...?!(苦笑)

2009年6月17日 (水)

『路上のソリスト』

今日は公開中の作品の感想をひとつ。

路上のソリスト / The Soloist   ★★★☆☆

監督:ジョー・ライト

出演:ジェイミー・フォックス、ロバート・ダウニーJr.、キャサリン・キーナー、トム・ホランダー、リサゲイ・ハミルトン

LAタイムズのコラムニストが、路上で出会ったひとりのホームレスの音楽家との友情を描いた、実話を基にしたお話。

名門ジュリアードで学びながらも、心の病でドロップアウトし、以来、路上で暮らす男を取材するうちに、彼の生活に深くかかわるようになる新聞記者は、彼を助けようと必死になるのだが...?!

う~ん、なんやろねぇ。ほとんど心に響かんかった(苦笑)むしろ、自分のエゴで“助けてやる”的な驕りがプンプンとして、いかにもアメリカ人らしく、腹立たしさも感じるし。

なんや、登場人物の感情が伝わってこないんよなぁ。ダウニーくんの演技が軽すぎるのか、ジェイミーくんの演技が一本調子やからなのか、悩みや苦悩を語られても、それが観てて伝わらんもんやから、余計に感動を押付けられてるように感じてもうて...(苦笑)

元ネタがあるだけにしょうがないんかもしれんけど、展開に盛り上がりが欠けるもんやから、最後まで、さっぱりついていけんってね!?

この監督さん、イギリス人で、これまではいい作品撮ってたんやけどなぁ...ハリウッドに行ったらこれかぁ...(苦笑)

2009年6月16日 (火)

ダーレン・アロノフスキーを考える!

実は昨日取り上げた『レスラー』の監督をしてるダーレン・アロノフスキーは、お気に入りの監督のひとりなんよね!あまり作品数は多くないんやけど、いつも個性的なアプローチで作品を撮ってると思う。特に衝撃やったのは、2作目となる『レクイエム・フォー・ドリーム』やった。あぁ、こいつは天才かも...ってね(笑)とはいえ、かなりアクの強いのが彼の作風だけに、覚悟してお試しあれ!

とりあえず、そんな彼のこれまでの作品を一挙ご紹介!?

π(パイ) / π   ★★★☆☆   (1997年)

出演:ショーン・ガレット、マーク・マーゴリス、スティーヴン・パールマン、ベン・シャンクマン

数字に取り付かれた数学者、世の中のありとあらゆるものは数字により説明されると考え、その数式を探る。そんな彼を狙う奴が...?!

モノクロの映像の中に描かれるのは、神経をすり減らし、心を削りながらも、狂ったように思考に没頭する男。この映像センスはすごい!

リズミカルに展開し、崩れ行く心のバランスを上手く表現してるんやね。確かに内容からして、かなりマニアックながら、この世界は病みつきになるかも?!低予算でここまでやれば、立派やね。

まぁ、作品としては、万人受けはせんやろうけどねぇ...!?(笑)

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レクイエム・フォー・ドリーム / Requiem For A Dream   ★★★★   (2000年)

出演:エレン・バースティン、ジャレット・レト、ジェニファー・コネリー、マーロン・ウェイアンズ、クリストファー・マクドナルド

ささやかな夢のために“くすり”に手を染める人々。その人生はやがて逃げ場のない泥沼と化し、スピードを上げて破滅へと向かう。

いやぁ、すごい映像やね。印象的な音楽を奏でながら、ドラッグにやられる人の姿を斬新な映像で綴るってね。

親と子、恋人同士、友達、生活の全てがぶち壊されていくんやなぁ。終末へ向かう、この“加速感”は見事の一言!

あとは何と言っても、エレン・バースティンの鬼気迫る演技やろね。この作品のクオリティに欠かせない説得力をもたらしてたなぁ。

脳天直撃の衝撃の作品やった...!?ただし、相当クセがあるので、取り扱い要注意!(笑)

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ファウンテン 永遠につづく愛 / The Fountain   ★★★☆☆   (2006年)

出演:ヒュー・ジャックマン、レイチェル・ワイズ、エレン・バースティン、マーク・マーゴリス、スティーヴン・マクハティ

病を患い死に直面する妻、そんな妻を救おうと新薬の研究に没頭する夫、“死”という別れを前に苦悩する男女の姿を描いた、ちょっと変わった恋愛ドラマ?!

現代の夫婦の様子、妻が夫に託した未完の物語、それに夫の心の中の世界、異なる3つの場面を絡み合わせながら、永遠の愛について語る、アノロフスキーらしい、ちょっと難解で実験的な作品やったね。

前半はそれぞれの話の関連性がつかめず、とっても入り込みにくい展開やった。後半は気合の入った映像もあってか、結構引き込まれたんやけどね。

死を受け入れて夫への愛を語る妻と、死を拒絶し、愛にしがみつく夫という構図をつくりながら、癒しを感じさせつつ、永遠の愛を描いてるんやろなぁ。しかし、こういった精神世界を映像化するってのは、漠然とした無形の世界だけに、いくら現代の技術をもってしても、やっぱり難しいよね(苦笑)

というわけで...今回のアノロフスキーもクセが...ありすぎ?!(苦笑)

2009年6月15日 (月)

『レスラー』

猫パンチのミッキー・ローク主演の作品が、ついに公開ということで、さっそく観てまいったでござる。

奇しくも、この週末は人気レスラーの三沢光晴さんが、リングの上でケガをして亡くなるというショッキングなニュースがあったね。個人的には、オイラの中学時代はアントニオ猪木が神様やったし、タイガーマスクも初代(佐山 聡)が一番と思ってたから、全日本でやってた三沢選手のことは、あまり知らない。でも、映画を観た後に、このニュースを聞くと、プロレスは所詮“やらせ”と言うひとがいるけど、それで片付けたらアカンと思う。体張って、命がけで戦ってるんやもんね。三沢選手のご冥福をお祈りしつつ、作品の感想を...?!

レスラー / The Wrestler   ★★★☆☆

監督:ダーレン・アノロフスキー

出演:ミッキー・ローク、マリサ・トメイ、エヴァン・レイチェル・ウッド、マーク・マーゴリス、トッド・バリー

かつては大人気だったプロレスラー、年齢を重ね、今では週末の地方興行で細々と現役を続けていたものの、試合後に倒れ、心臓の手術をしたことを期に引退を決意するのだが...ってな人間ドラマ。

ボロボロになった体にムチ打ちながらも、過去の栄光を忘れられず、リングに上がる男の姿には、哀愁が漂いまくりやったなぁ。自身の俳優としてのキャリアと重なる役どころを熱演したミッキー・ロークの背中には、演技とは思えない栄光と挫折がにじみ出とったね。

それほど派手な展開があるわけでもなく、年老いてなお人生に迷う男の日々を追う話の流れは、正直、少し退屈さを感じなくもないんやけど、それでも最後まで行くと、その愚直な生き様が胸に響いて、目頭が熱くなるんよなぁ。

不器用にしか生きられず、それでも自分が自分らしく居られる場所、輝ける場所で歯を食いしばって立ち上がる、そんな男の人生のドラマを、じっくりと噛みしめたいもんやね。

スプリングスティーンがこの作品のために書き下ろした曲の、憂いのある旋律と歌声が、最後にしんみりと響いてたなぁ。

2009年6月14日 (日)

『スター・トレック』

昔からよく“スター・トレック派”か“スター・ウォーズ派”かって言われとったよね。そう聞かれると、必ず「スター・ウォーズ最高!」って答えてた(笑)だから、スター・トレックと言えば、“異様に耳のでかい人が出てる話”ぐらいの認識しかない、まったくの初心者なんよね。

でも、今回は予告編を観て、なんとなく興味が湧いてきたので、試してみたでぇ♪

スター・トレック / Star Trek   ★★★☆☆

監督:J・J・エイブラムス

出演:クリス・パイン、ザカリー・クイント、ゾーイ・サルダナ、カール・アーバン、ブルース・グリーンウッド、エリック・バナ、サイモン・ペッグ、アントン・イェルチン、レナード・ニモイ

SFテレビドラマとして有名なスター・トレックの最新作...というよりは、新しいシリーズなんかな?!処女航海となる宇宙船エンタープライズ号とそのクルーたちの活躍を描くってね。

連邦軍に恨みをもつ、未来からやって来たならず者、そんな敵の破壊活動を阻止すべく、若者たちが立ち上がる...ってのが話の流れ。

SFというと、やっぱり映像の迫力なんやろうけど、その点は良かったね。大きなスクリーンで観ると、なかなかやった。話の方も、カークとスポックのライバル心や友情、仲間との信頼関係、勇気と決断、いろんな要素が入ってて、悪くなかった。まぁ、時間を飛び越えると、どうしても話のつじつまが合わなくなって、多少の無理は感じてまうんやけど、しゃぁないね(笑)

スター・トレック初心者でも、十分楽しめる内容やったかな。たぶん、マニアの“トレッキー”の人たちには、この役をこいつが...とか、イメージが...とかあるんやろうけど、逆に初心者やと素直に楽しめるんかもね?!まぁ、途中でオリジナル・シリーズの内容と絡めるようなくだりは、残念ながら分からんかったけどなぁ。

今から昔のシリーズに“ドップりと”はまってみようかなぁ...ってのは、長さを考えるとちょっと無理かな(苦笑)とりあえず間違いなくシリーズ化されるんやろうから、次も期待できる内容やったということで!?

2009年6月13日 (土)

『ワンダーラスト』

マドンナが映画撮ったって?ガイ・リッチーと別れて、やけになったんかいな??あの『スウェプト・アウェイ』があったからなぁ...???

そ~んな不安、冷やかしをよそに、この作品、★3つながら、観て思いのほか“はまって”もうたんで、ちょっとおススメ!?

ワンダーラスト / Filth And Wisdom   ★★★☆☆

監督:マドンナ

出演:ユージン・ハッツ、ホリー・ウェストン、ヴィッキー・マクルア

ウクライナ出身の売れないミュージシャン、バレリーナを夢見る女、アフリカ救済にご執心な薬局店員、そして、そんな彼らの周りの風変わりな人々、ロンドンの街の片隅の、ちょっとツイてない人間模様を描くってな、歌手マドンナの監督デビュー作!?

夢見ながらも、日常に押しつぶされて、底辺でくすぶる。もがき苦しみながらも、踏み出したその先には...?!

一見まとまりのない展開のようで、思いのほかパワフルなデキやった。何と言っても、このストーリーの語り部になっているユージンくんの強烈なキャラが活きてるのがいい!いかにもクセ者な感じが、観てるとワクワクさせられてまうから不思議(笑)“あて書き”して脚本書いただけのことはある!

短い時間で、全体をコンパクトにまとめたところもよかったね。あと、さすがにミュージシャンだけあって、音楽のセンスと使い方がよかったなぁ!作品のタイトル・チューンになっている 「Wonderlust King」って曲は、主演のユージン・ハッツのバンド、Gogol Bordello の曲なんやけど、この弾け方がたまらんでよぉ~!?アルバムで聴いてみるのもおススメかもねぇ♪

映画は冷やかしかと思ったら、このひと、案外やるかも、かも?!(笑)元ダンナのコネと才能を、うまく盗んだかぁ...?!

ということで、試してみたってなぁ!

ライ ラ ライ ラ ラ~イ♪♪(笑)

2009年6月12日 (金)

『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』

これでついにアカデミー賞か...そんなプリオくんの儚い夢が見事に散った作品、レンタル開始です!ってことで、オイラの感想を見ておくんなまし。

レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで / Revolutionary Road   ★★★☆☆

監督:サム・メンデス

出演:レオナルド・ディカプリオ、ケイト・ウィンスレット、キャシー・ベイツ

将来の夢を語り合って結ばれた男と女、郊外の一軒家で、ふたりの子どもと暮らす、一見幸せそうな家庭だが...ってな、夫婦のあり方を問うドラマ。

若い頃の夢や理想と、現実の日々、そのギャップに苦しみ、息苦しい毎日に耐えられなくなった夫婦の姿を描くってね。

のっけから激しく罵り合う夫婦喧嘩は迫力満点!(笑)個人的にプリオくんが嫌いなだけに、奥さんに同情してもうた。こいつに言われたら、そりゃムカつくで、ってね!?(苦笑)

家族のために、好きでもない仕事を続ける夫、惚れたときの面影を失いつつある彼に、心痛める妻、互いに相手のためにと思うことが、裏目にでる...まさに人生の縮図のようで、ビターな話やったなぁ。

多少、登場人物の個性で変化を出そうとしてるものの、他人の夫婦喧嘩を延々と見せられると、疲れてまう(苦笑)金払って、他人の喧嘩を見て楽しめるかってね!

確かにケイト嬢の覚悟を決めた表情は、凄みがあったけど...。ドラマの構成として、ちょっと疑問なのと、やっぱり主演の彼、いつまでたっても薄っぺらいわなぁ...。

2009年6月11日 (木)

『画家と庭師とカンパーニュ』

新作レンタル作品からもうひとつ!

画家と庭師とカンパーニュ / Dialogue Avec Mon Jardinier   ★★★★

監督:ジャン・ベッケル

出演:ダニエル・オートゥイユ、ジャン・ピエール・ダルッサン、ファニー・コタンソン、エロディー・ナヴァール、アレクシア・バルリエ

都会の喧騒を離れ、故郷に戻ってきた画家は、荒れた実家の庭を手入れするために庭師募集の広告を出すのだが、やって来たのは幼なじみの同級生だったってね。

懐かしい思い出とそれぞれの人生、語り合うふたりを追いながら、中年男の友情を描いたフランス映画。

浮気が原因で離婚の危機にあり、私生活ボロボロの画家と、国鉄を退職し、愛する妻とたまに旅行するのを楽しみにするような、平凡ながら落ち着いた日々を暮らす男。正反対なふたりがフランスの片田舎で同じ時間を過ごすってね。

年老いていながら、どこか少年のようで、それでいて互いの人生経験が垣間見える、うんちくのある会話...何とも地味な内容でありながら、ジワジワと伝わる温かさがあるんよなぁ。

心許せる友人とのかけがえのない時間、素敵やねぇ!?

一見ちょっと退屈な会話をダラダラとしながらも、微妙な心理描写がなされてて、なぜか観終わって、妙に気になる、そんな気持にさせられる。フランス映画のよさが出てる作品やね。まぁ、この手の作品は、好き嫌いが分かれるんやろうけどなぁ...?!

2009年6月10日 (水)

『エグザイル/絆』

新作レンタル作品のなかから香港映画の感想をひとつ!エグザイルって言っても、別に大人数で踊りだすわけやないよ...まぁ、弾丸は踊ってたけど....?!(笑)

エグザイル/絆 / exiled  放・逐   ★★★☆☆

監督:ジョニー・トー

出演:アンソニー・ウォン、フランシス・ン、ニック・チョン、ラム・シュー、ロイ・チョン、ジョシー・ホー、サイモン・ヤム、ラム・カートン

ボスの命を狙った男、彼を殺すようボスから指示を受けたふたり、彼を助けようとするふたり、そんな幼なじみである5人の男の関係とマフィアのボスとの争いを描くクライム・アクション。

出だしから派手に銃をぶっ放してたねぇ(笑)

スローモーションを使いながら、なかなか印象的なガン・ファイトを見せるあたりは、さすがやね。でも、撃たれるたびに血吹雪というか...赤い霧が舞うあたりが、笑えたりして(苦笑)

男同士の友情を基にして、アクションで魅せる、まぁ悪くないんやけど、どこかコミカルなやりとりが、中途半端に雰囲気をなごませてもうて、少し拍子抜けしてもうたね。そこが香港映画らしさであったりもするんやろうけどね!

ハードボイルドな感じを期待すると、少しがっかりしてまうかも。まぁ、それなりに楽しめるデキではあるかなぁ...。

2009年6月 9日 (火)

『ヒーロー・ウォンテッド』『マイ・ボーイ・ジャック』

週末にレンタルした作品の感想をふたつほど!

ヒーロー・ウォンテッド / Hero Wanted   ★★★☆☆

監督:ブライアン・シュメルツ

出演:キューバ・グッディングJr.、レイ・リオッタ、ノーマン・リーダス、キム・コーツ、トミー・フラナガン、ジーン・スマート

交通事故で身重の妻を亡くすという辛い過去を持つ男、銀行強盗に巻き込まれ、ケガをした彼は、自ら犯人への復讐を開始するのだが...ってね。

キューバ・グッディングとレイ・リオッタ、この顔ぶれにちょっと期待してもうたんやけど....あれっ...ってね?!(苦笑)

ワケありな心優しい男が銃を手にして、悪を倒すってなところは話として分かるんやけど、全体的に安っぽいんよなぁ。少し意表をついたつもりの展開も、それほど盛り上がらんかったしね。

特に残念やったのが、刑事役のレイくんの役柄。なんとまぁショボイこと...?!あの濃い顔で、こんなアッサリな演技をされてもうたら、サビ抜きのすしと同じやでぇ...ってね(苦笑)

劇場未公開も納得のB級作品かなぁ?!

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マイ・ボーイ・ジャック / My Boy Jack   ★★★☆☆

監督:ブライアン・カーク

出演:ダニエル・ラドクリフ、デヴィッド・へイグ、キム・キャトラル、キャリー・マリガン、ジュリアン・ワダム

有名な作家で愛国主義者を父に持つ青年は、親元を離れたくて、軍に志願し、第二次大戦の激戦地、フランスへ行くことに、ってな戦争ドラマ。

戦地に送り出す家族の気持ち、とりわけ父親の複雑な心境が出てた。国家のために命を懸けて戦うのか。そんな死にどれほどの価値があるのかってね。

まぁ、イギリスのTV映画らしく、全体的に良心的なドラマに仕上がってるんやけど、ラドクリフくんの軍服姿が締まらんかったなぁ(苦笑)

あの童顔で、“いかつい”オヤジたちを率いる小隊長で、しかも明らかにバランスの取れてない大きな帽子をかぶり、更に口ひげまで生やせば、ちょっとコメディちゃうのってね!(苦笑)

そんな彼の姿を観る価値は...アリ...なんて?!魔法が使えりゃ良かったにねぇ(笑)

2009年6月 8日 (月)

『ハゲタカ』

週末公開された作品からもうひとつ!

ハゲタカ   ★★★☆☆

監督:大友啓史

出演:大森南朋、玉山鉄二、栗山千明、高良健吾、遠藤憲一、松田龍平、中尾 彬、柴田恭兵、嶋田久作

企業買収を巡り繰り広げられる企業とファンドの攻防を描いたNHKドラマの映画版!中国政府の資金をバックにしたファンド“赤いハゲタカ”が日本の自動車会社に買収を仕掛けるが...ってね!

今回の対決も熱いでんなぁ~!(笑)お馴染みの面々に、新たなヒールが加わり、パワーアップってね。

このドラマ、単なる経済を題材にしたドラマではなく、経済という掴みどころのない世界を舞台にして、様々な人間模様が描かれるところが面白い。どう展開するか見えない話の筋と、その中で苦悩する人間の心理、見応え十分やね!

それに、脇を固める役者もさることながら、中堅、若手が中心になって、演技バトルを見せてくれるところがたまらんね。

TVシリーズ通りの大森くんの頑張りと松田の長男坊の個性、そして、最近すっかり演技に安定感が出てきた玉山くんの存在感、見事なヒールぶりもよかったなぁ。

TVシリーズを観ていないと、少し人間関係が分かりにくいかもしれんけど、この重厚な人間ドラマ、結構、好きやなぁ!?まぁ、映画にせんでも、TVドラマでエエんと違う、ってな議論はあるんやろうけど...?!

2009年6月 7日 (日)

『ターミネーター4』『ROOKIES -卒業-』

今週末は、予告で気になってた『ターミネーター4』の先行上映を観てきたでぇ~!もうひとつは、ほんまは別の作品を観るつもりが、初日舞台挨拶と重なり、満席だったので時間つぶしに...?!

ターミネーター4 / Terminator Salvation   ★★★☆☆

監督:マックG

出演:クリスチャン・ベイル、サム・ワーシントン、アントン・イェルチン、コモン、ブライス・ダラス・ハワード、ムーン・ブラッドグッド、ヘレナ・ボナム・カーター

機械と人類の戦争により荒廃した近未来を舞台に描く、ターミネーターのシリーズ最新作!

今回は大人になったジョン・コナーの活躍と、いずれ過去に戻って彼の父親になる少年カイル・リースを守るってのを話の軸に、またもや激しいターミネーターとのバトルが繰り広げられるんやなぁ。

お決りの音楽は、耳にするだけで心躍らされてまうよね!(笑)映像的にも迫力十分やったし、話の展開もテンポよく、飽きさせない内容やったかな。

今回は、ちょっとしたサプライズ演出もあり、なかなか楽しませてもらったね!

主演のクリスチャン・ベイルも悪くなかったんやけど、謎の男を演じるサム・ワーシントンの存在感がなかなかやったかな。彼は果たして敵か味方か...あれっ...これもお決まりの展開か?!(笑)

もともとアクションが主なだけに、少しキャラの深みが出てないところが物足りないんやけど、まぁ、娯楽作品としてはグッドやったね!?じめじめした梅雨時に、でっかいスクリーンでターミネーター、それもオツなもんやないですかねぇ?!

ちなみに、原題の“salvation”は救済って意味らしく、まぁ、当然ながらストーリーの重要な要素になってるだけに、単にT4としてしまうのは、少々もったいなかったかなぁ...なんて。

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ROOKIES -卒業-   ★★★☆☆

監督:平川雄一朗

出演:佐藤隆太、市原隼人、小出恵介、城田 優、中尾明慶、高岡蒼甫、桐谷健太、石田卓也、渡部篤郎、大杉 蓮、村川絵梨

熱血教師と悪ガキ高校生が甲子園を目指す、スポ根青春映画?!

というわけで、TVドラマの映画版らしんやけど、実はドラマをまったく知らないんよ。冒頭に書いたように、たまたま時間つぶしで観てみたんやけど...意外と楽しめたね(笑)

それぞれにキャラの立った選手の個性が出てたし、何より名前が阪神の選手を名前の組み合わせってところが、虎ファンの心をくすぐったりして...?!(笑)

佐藤隆太の熱血ぶりも、深みはまったくないんやけど、かえってその空っぽさが全体の軽さにマッチしてたかな。まぁ、野球ドラマとしては、展開にありえない感が満載で、いろいろとツッコミは入れたくなるんやけど、ドラマチックにってことで、まぁ、よしとしますかぁ(笑)

TVを観てれば、たぶん卒業シーンも一層楽しめて、感動やったんやろねぇ。それでも、途中、所々で涙腺がちと熱くなってもうたよ。

映画を観てて少し気になるのが、市原くんの演技やなぁ。キャラとはいえ、最初から最後まで暑苦しさがにじみ出てて、なんや中村獅童とかぶってもうてなぁ...(苦笑)もともと演技の幅がないだけに、ちょっとねぇ....まぁ、頑張れ!?

ドラマ知らなくても楽しめる、なかなかのデキやったね。

2009年6月 6日 (土)

『パコと魔法の絵本』

ゲロ、ゲ~ロ!?ガマ王子のお話の始まり、始まり~ ...ってことで、『下妻物語』や『嫌われ松子の一生』でコアなファンをつかんだ中島監督の新作の感想は??

パコと魔法の絵本   ★★★☆☆

監督:中島哲也

出演:役所広司、アヤカ・ウィルソン、妻夫木聡、土屋アンナ、阿部サダヲ、加瀬 亮、小池栄子、劇団ひとり、國村 隼、上川隆也

変わり者の医者や患者の集まる病院を舞台に、偏屈なじいさんと1日分の記憶しかもたない少女の交流を描いたファンタジー・コメディ?!

他人を傷つけて生きてきた男が、事故で両親と記憶を失った少女に出会い、心を入れ替えるってね。

いやぁ....疲れた(苦笑)

この監督さんの作品って、ほんま素直に“乗れるか”、“乗れんか”で分かれるんやろなぁ。独特のユーモアで個性的な世界を作り上げるところは、さすがなんやけど、結局この作品では、最後までその世界に入り込めんかったね。

原色バリバリのカラフルな映像に、CGアニメを駆使し、いろいろと工夫されてるんやけど...なんや、観ててごっつい疲れてもうた。くさいセリフの連発やし、途中でゲンナリして、もうエエわぁ...ってね!(苦笑)

まぁ、話の構成上、しゃぁないんやけど、芝居がかった芝居って、苦手なんよなぁ。余計に演技の上手い、下手が出てまうような気がして。土屋アンナの一本調子な演技....観てられへんって...(苦笑)

まぁ、ちょっと金のかかった学芸会を楽しむ感覚で...??(笑)

2009年6月 5日 (金)

『サンダーパンツ!』

今週は、なんやコメディ・ウィークのようやね(苦笑)てなわけで、ダメ押しに、今日はイギリス的笑いをひとつ“おススメ”!?

サンダーパンツ! / Thunderpants   ★★★★☆

監督:ピーター・ヒュ-イット

出演:ルパート・グリント、ブルース・クック、サイモン・キャロウ、ポール・ジアマッティ、ネッド・ビーティ

“おなら”で人助け...いや、少年のおならが世界を救う?!(笑)そんなありえない設定の痛快なイギリスコメディ。

二つの胃袋を持ち、おならが止まらずイジメにあう小学生の男の子。そんな彼と無二の親友は、幼くして天才発明家!ちょっとイケてない少年ふたりが逆境にもめげず....ってね。

ほんまにバカげた話ながら、その笑いの向こうには素敵なメッセージがあるんやね。欠点を見つめ直し、それを生かして夢を掴めってか。

下品な笑いや強引な展開も、なぜか許せてしまうほどの心温まる快作。主役の子のとぼけた表情には癒しが…でも、ちょっと臭うかも!?(笑)

是非お試しあれ!!

2009年6月 4日 (木)

『バス男』

昨日おススメした『俺たちフィギュアスケーター』で、ウィル・フェレルの相棒役として異彩を放つジョン・へダー。独特の風貌としゃべり、その醸し出される“へタレ”具合で観る者の心をくすぐる(?)彼のデビュー作をご紹介!

この作品、かなりいいデキなんやけど、当時流行った「電車男」を意識した、あまりにもバカげた邦題のせいで、残念ながら日本では正当に評価されんかったんよなぁ。“おたく”っぽいってだけで、主人公とバスの関係は、ほとんどないんやけどね(苦笑)

バス男 / Napoleon Dynamite   ★★★☆☆

監督:ジャレッド・ヘス

出演:ジョン・へダー、ジョン・グリース、アーロン・ルーエル、エフレン・ラミレッツ

ダサいTシャツにボサボサ頭、どうみてもいけてない高校生の日常を描くシュールなコメディ。

モテない男とその唯一の友人のメキシコ人、ネットオタクの兄(?)、それにいい加減な叔父、強烈な個性を放つ登場人物。

全編かなりオフ・ビートで奇抜!?それでいて、何故か妙に気になったりして(笑)

一生懸命なんやけど、どう見てもかなりズレてるところが、観る側の心をくすぐるんかな?!そんな不器用なキャラクターに、気づいたら不思議なくらい共感してたりして...(笑)

爆笑するような笑いやなくて、思わずニヤリとしてしまう...そんな作品やね。

2009年6月 3日 (水)

『俺たちフィギュアスケーター』

昨日、散々けなしたウィル・フェレルやけど、彼の作品でひとつだけ笑えたのがあったので、今日はそいつをおススメ!

俺たちフィギュアスケーター / Blades Of Glory   ★★★★☆

監督:ウィル・スペック、ジョシュ・ゴードン

出演:ウィル・フェレル、ジョン・へダー、ウィル・アーネット、エイミー・ポーラー、クレイグ・T・ネルソン

セクシーさを売りにするワイルドな男と華麗なテクニックで見せる男、ライバル関係のふたりのフィギュア・スケーター。ある大会の表彰式で乱闘し、追放されるが、ペア競技でチームを組んでカムバックすることに...?!

男が股間を持って相手をリフトする...ありえへんやろっ~!?(笑)出だしから徹底してアホさとエロさを追求し、作り上げられた究極のナンセンス・コメディ。最後には爽やかな感動が...なんて(苦笑)

ここまでやられると、もう笑うしかないって!普段はオーバー・アクションで浮きまくるウィルくんも奇跡的に役柄にフィットし、へダーくんのへタレ具合がまた味わい深い。優雅なスポーツのハズが、ここまで下世話に...(笑)

こんな作品に全面協力したかつてのアメリカのスター選手は懐がひろいというか...取りようによっては競技を侮辱してるような...??

弾けためちゃくちゃぶりは、その潔さで ◎ !?もう、どないにでもしてくれってね!?

2009年6月 2日 (火)

『俺たちダンクシューター』

アメリカのコメディって....笑えんよなぁ?!(苦笑)向こうで人気のあるアダム・サンドラーやウィル・フェレルの作品でイライラすることはあっても、楽しめた記憶って...ほとんど皆無やったりして。

てなわけで、そんな笑えないコメディの感想をひとつ。

俺たちダンクシューター / Semi-Pro   ★★☆☆☆

監督:ケント・オルターマン

出演:ウィル・フェレル、ウディ・ハレルソン、アンドレ・ベンジャミン、モーラ・ティアニー、アンディ・リクター

NBAに吸収されるためリーグが消滅し、上位4チーム以外は解散させられることに。弱小“色もの”チームの選手兼オーナーは、存続をかけてチームを鼓舞するのだが...ってな、スポーツ・コメディ?!

バスケはそこそこに、パフォーマンス重視のチームに奇跡は起こるのかってね。

いやぁ、相変わらずウィルくんは笑えない(苦笑)ハレルソンがシリアスなパート担当で気合入れても、このグタグタな展開ではアカンわなぁ。せっかくヅラかぶって頑張ったのにね!?大袈裟なリアクションで笑いを押し売りしてくるあたりが、我慢ならんってか。

まぁヒマ潰し程度にはとは思うんやけど、笑えない、くだらない、下世話で、どうでもいい...まぁ、ある意味期待どおりな作品。よっぽどおヒマなら、どうぞ!

2009年6月 1日 (月)

『あいつはママのボーイフレンド』『恋の7つの副作用』

週末にレンタルした作品の感想をふたつほど!

あいつはママのボーイフレンド / My Mom's New Boyfriend   ★★★☆☆

監督:ジョージ・ギャロ

出演:アントニオ・バンデラス、メグ・ライアン、コリン・ハンクス、セルマ・ブレア、キース・デヴィッド

バンデラスにメグ・ライアン、トム・ハンクスの息子まで出て...劇場未公開...感想は...納得!(笑)

FBI捜査官の息子が、海外での任務を終えて3年ぶりに実家に戻ると、デブだった母親はセクシーになり、男にモテモテ。そんでもって、今度の恋の相手は...お尋ね者の美術品強盗!?母親の私生活を監視するハメになった息子の苦悩をドタバタと...笑えん。

何が驚いたかって、かつてラブ・コメの女王と言われたメグ・ライアンが、この程度の扱いなのかってね?!まぁ、一応はラブ・コメになってたんやけど...。オープニングでの着ぐるみ姿に哀愁を感じてもうたよ(苦笑)

お気楽に楽しめるってことで、暇つぶしには...なるんかなぁ??

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恋の7つの副作用 / Side Effects   ★★★☆☆

監督:キャスリーン・スタラリー・モシュカウ

出演:キャサリン・ハイグル、ルシアン・マカフィー、デヴィッド・ダービン、ドリアン・でミシェル

製薬会社で営業(MR)をする彼女は、医者への接待や嘘を並べたセールスにうんざりし、3ヵ月後に辞めることを決心する。しかし、開き直った営業で成績があがり、昇進の話が...ってね。

MRの嘘がどうのこうのよりも、この邦題や売り文句のほうが...サギやろ!(笑)ラブ・コメかと思ったら、製薬会社と医者の関係や医療界の実態を告発する内容に、ちょっとセクシーな女優さんを使いましたってか。

恋や友情エピソードを入れて、話を盛り上げる...ハズやったんやろね(苦笑)かなり中途半端。そんな足りない部分は、セクシー・ショットでごまかすかってね。苦しいわなぁ...。

明らかに低予算な仕上がりも、最後に製作費を聞いて納得してもうた。社会派とコメディ、どっちつかずのB級作品やったね?!主演のキャサリンくんがお好みなら....楽しめる?!

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