« 『レスラー』 | トップページ | 『路上のソリスト』 »

2009年6月16日 (火)

ダーレン・アロノフスキーを考える!

実は昨日取り上げた『レスラー』の監督をしてるダーレン・アロノフスキーは、お気に入りの監督のひとりなんよね!あまり作品数は多くないんやけど、いつも個性的なアプローチで作品を撮ってると思う。特に衝撃やったのは、2作目となる『レクイエム・フォー・ドリーム』やった。あぁ、こいつは天才かも...ってね(笑)とはいえ、かなりアクの強いのが彼の作風だけに、覚悟してお試しあれ!

とりあえず、そんな彼のこれまでの作品を一挙ご紹介!?

π(パイ) / π   ★★★☆☆   (1997年)

出演:ショーン・ガレット、マーク・マーゴリス、スティーヴン・パールマン、ベン・シャンクマン

数字に取り付かれた数学者、世の中のありとあらゆるものは数字により説明されると考え、その数式を探る。そんな彼を狙う奴が...?!

モノクロの映像の中に描かれるのは、神経をすり減らし、心を削りながらも、狂ったように思考に没頭する男。この映像センスはすごい!

リズミカルに展開し、崩れ行く心のバランスを上手く表現してるんやね。確かに内容からして、かなりマニアックながら、この世界は病みつきになるかも?!低予算でここまでやれば、立派やね。

まぁ、作品としては、万人受けはせんやろうけどねぇ...!?(笑)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

レクイエム・フォー・ドリーム / Requiem For A Dream   ★★★★   (2000年)

出演:エレン・バースティン、ジャレット・レト、ジェニファー・コネリー、マーロン・ウェイアンズ、クリストファー・マクドナルド

ささやかな夢のために“くすり”に手を染める人々。その人生はやがて逃げ場のない泥沼と化し、スピードを上げて破滅へと向かう。

いやぁ、すごい映像やね。印象的な音楽を奏でながら、ドラッグにやられる人の姿を斬新な映像で綴るってね。

親と子、恋人同士、友達、生活の全てがぶち壊されていくんやなぁ。終末へ向かう、この“加速感”は見事の一言!

あとは何と言っても、エレン・バースティンの鬼気迫る演技やろね。この作品のクオリティに欠かせない説得力をもたらしてたなぁ。

脳天直撃の衝撃の作品やった...!?ただし、相当クセがあるので、取り扱い要注意!(笑)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ファウンテン 永遠につづく愛 / The Fountain   ★★★☆☆   (2006年)

出演:ヒュー・ジャックマン、レイチェル・ワイズ、エレン・バースティン、マーク・マーゴリス、スティーヴン・マクハティ

病を患い死に直面する妻、そんな妻を救おうと新薬の研究に没頭する夫、“死”という別れを前に苦悩する男女の姿を描いた、ちょっと変わった恋愛ドラマ?!

現代の夫婦の様子、妻が夫に託した未完の物語、それに夫の心の中の世界、異なる3つの場面を絡み合わせながら、永遠の愛について語る、アノロフスキーらしい、ちょっと難解で実験的な作品やったね。

前半はそれぞれの話の関連性がつかめず、とっても入り込みにくい展開やった。後半は気合の入った映像もあってか、結構引き込まれたんやけどね。

死を受け入れて夫への愛を語る妻と、死を拒絶し、愛にしがみつく夫という構図をつくりながら、癒しを感じさせつつ、永遠の愛を描いてるんやろなぁ。しかし、こういった精神世界を映像化するってのは、漠然とした無形の世界だけに、いくら現代の技術をもってしても、やっぱり難しいよね(苦笑)

というわけで...今回のアノロフスキーもクセが...ありすぎ?!(苦笑)

« 『レスラー』 | トップページ | 『路上のソリスト』 »

特集?!」カテゴリの記事