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2009年7月

2009年7月31日 (金)

『ノン子36歳(家事手伝い)』

本日は邦画でっせぇ~?!『鬼畜大宴会』でおなじみの....って、誰も知らんか(苦笑)

奇才 熊切和嘉 監督の最新作でんねん!

ノン子36歳(家事手伝い)   ★★★☆☆

監督:熊切和嘉

出演:坂井真紀、星野 源、津田寛治、新田恵利、斉木しげる、鶴見辰吾

タレントとしての夢破れ、離婚して実家に出戻った主人公は、無気力に日々を過ごしていた。そんな時に、町の夏祭りで店を出したいという、ひとりの青年と出会い、彼女の中で何かが変わり始める...ってね!?

人生に閉塞感を感じ、また見えない明日への不安を、ささやかな怒りに変える、そんな微妙な女心がうまく出てたね!

淡々とした展開から、クライマックスでの動と静の巧みな演出をするあたりは、久しぶりに監督 熊切和嘉のウデを見せられた感じやったなぁ。

また、主役の坂井くんが、いい具合に気だるさを出してるんよね。まぁ、三井のリハウスガールが、こんな大胆なラブシーンを演じるのかってだけで、感心してもうたけどね...こんなに大人になりましたってか!(笑)

まぁ、かなりクセのある作品やけど、なかなかのデキやったかな。

2009年7月30日 (木)

『ホリディ』

今週取り上げるおススメ恋愛映画は、英米豪華なキャストで話題になった作品やでぇ♪

ホリデイ / The Holiday   ★★★★

監督:ナンシー・メイヤーズ

出演:キャメロン・ディアス、ケイト・ウィンスレット、ジュード・ロウ、ジャック・ブラック、エドワード・バーンズ

3年間想い続けた彼氏が突然別の女性と婚約し、傷心のロンドンに住む女性記者、同棲する彼に浮気され、別れを決意したLAの女性、そんなふたりがクリスマス休暇に2週間、家を交換することに...ってな恋愛ドラマ。

この手のハリウッド映画は、所詮は安っぽい恋愛コメディなんやとうと思ったら....思ったよりも遥かによかったね(笑)

単に傷をなめあって、ハッピー・エンドってな話とは違い、そのなかに自分探しや家族、生きがいといった普遍的な要素をうまく絡めて、全体を見事にまとめあげてる。

また、女性監督らしく、美しく女優さんをスクリーンに映してるんやなぁ。

主演の男女4人も、さすが芸達者でキャラの立ったひとたちだけに、それぞれの持つキャラクターを存分に発揮して、観る側を巧みに引き込むんよね。

単なるラブ・コメディの枠を超えた内容に、思わず目から涙が何度も溢れてもうたりして...(笑)

素敵な出会い、幸せはそこにあるってね!? えっ、どこに??(苦笑)

2009年7月29日 (水)

『アパルーサの決闘』 『美しすぎる母』

最近レンタルした作品で、どうにもダメダメやった作品をふたつほど(苦笑)テーマは“渋さ”ってことで...??

アパルーサの決闘 / Appaloosa   ★★☆☆☆

監督:エド・ハリス

出演:エド・ハリス、ヴィゴ・モーテンセン、レニー・ゼルヴィガー、ジェレミー・アイアンズ、ティモシー・スポール、ランス・ヘンリクセン

エド・ハリスが監督で、ヴィゴにジェレミーが出る西部劇とくりゃぁ...期待するよなぁ...でも...(苦笑)

ならず者が支配する町を救うべく、保安官として雇われた男とその相棒。正義のために悪に挑むのだが...ってなお話!?

相棒との友情を描きつつ、美しい謎の未亡人との恋が絡み...う~ん、まずレニー嬢が“美しい”って時点で話が崩壊してる(笑)もとから役者としてあまり好きやない上に、どうにもイラつく役どころで、更にイライラしてもうたよ。

全体的にも、どうにも展開が散漫でグタグタになり、最後だけきれいに終わろうとするもんやから、余計に全体が流れなくなり、あぁ...ため息やなぁ(苦笑)

役者の顔ぶれは渋かったんやけどね。なんや、とっても残念!

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しすぎる母 / Savage Grace   ★★☆☆☆

監督:トム・ケイリン

出演:ジュリアン・ムーア、スティーヴン・ディレイン、エディ・レッドメイン、エレナ・アナヤ、ウナクス・ウガルデ、ベレン・ルエダ、ヒュー・ダンシー

ある金持ち一家に実際に起こった悲劇を描いたドラマ。

富豪と結婚し、上流階級の暮らしを謳歌する妻、そんな彼女に振り回され、愛想をつかした夫、そして母親と暮らす息子、ねじれた家族の関係は、悲劇を引き起こす...ってね!?

ぶっちゃけると、庶民には理解できない世界で起こった、どうでもいいような話ってとこやなぁ(苦笑)

美しい母親を持つ息子の屈折した感情?禁断の愛?だから何やねんてね!?

子供は立派に成長しても、最初から最後まで顔の変わらないジュリアン・ムーアに違和感ありまくりやし、まぁ、好みなんやろうけど、最初から“美しすぎ”ないところに、観る側の興味が続かんってね(苦笑)

なんやろなぁ...?!悪い意味で、なんや“渋~い”作品やったね(苦笑)

2009年7月28日 (火)

『ロック・ミー・ハムレット! 』 『ライラにお手あげ』

今日は、比較的最近レンタル開始された、コメディ系の作品をふたつほど!

ロック・ミー・ハムレット! / Hamlet 2   ★★★☆☆

監督:アンドリュー・フレミング

出演:スティーヴ・クーガン、キャサリン・キーナー、デヴィッド・アークエット、エイミー・ポーラー、エリザベス・シュー

役者として成功できずに、田舎の高校で演劇を教える男。しかし、財政難から彼のクラスは廃止されることに...。ダメ男が苦し紛れに打った、起死回生の策とは...名作『ハムレット』の続編やった、ってなコメディ作品?!

出だしからグズグズな展開に、笑えないギャグ、どないやねんって思ってたら、後半は盛り上がってもうたねぇ(笑)

だいたいシェークスピアの名作の続編を作ろうっていうアイデアがいい!こんなミュージカルが実際にあったら、ちょっと興味あるかもね?!

特に『ロック・ミー・ジーザス』って曲が、もう最高!?

現代にタイムスリップしたキリストが、マッチョでロンゲ、そしてジーパンにTシャツで踊る...なんやねんそれ!(笑)

そんなB級感がす・て・き!?

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ライラにお手あげ / The Heartbreak Kid   ★★★☆☆

監督:ピーター&ボビー・ファレリー

出演:ベン・スティーラー、ミシェル・モナハン、マリン・アッカーマン、ジェリー・スティラー、ロブ・ゴードリー、カルロス・メンシア

運命的な出会いをした女性と恋に落ち、電撃結婚をして、新婚旅行でメキシコへ。しかし、彼女の意外な本性を見せられ幻滅したところへ、理想の女性が現れ...ってなコメディ?!

言ってみれば、成田離婚を強烈にデフォルメしたような内容の話??こんなハズでは...がかなり極端やったね。

まぁ、ファレリー兄弟の笑いは、いつもと同じで、今回もとことん下品で、笑い....といっても、特に笑えないところが“痛い”んよなぁ。

きれいどころの女優さんの体当たり演技は、よくここまで...とは思うけど、あまりにも下衆なセンスに少し引いてまうかな。

まぁ、いかにも“ベン・スティーラーな”コメディなわけで、最初から“こんなもんか”と思ってれば、ボチボチな感じなんやろうけどね?!(苦笑)

あと、この邦題、ズレてもうてるよなぁ...そこがまた“痛い”?!

2009年7月27日 (月)

監督 西川美和を考える?!『蛇イチゴ』 『ゆれる』

昨日紹介した『ディア・ドクター』の西川美和って監督さん、前作の『ゆれる』で高い評価を得て、注目されてるんよなぁ。実は『誰も知らない』で有名な是枝裕和監督の作品の助監督としてキャリアをスタートしたらしい。

ってなことで、今日はこの女性監督の過去の作品をご紹介♪いずれの作品も荒削りながら、確かに才能を感じさせられるかな。雰囲気を作れるという点では、稀有な存在かもね!今後、更に期待しまっかぁ(笑)

蛇イチゴ   ★★☆☆☆   (2003年)

出演:宮迫博之、つみきみほ、平泉 成、大谷直子、笑福亭松之助、寺島 進

リストラされたことを家族に秘密にする父、義父の看護に疲れている母、真面目な娘、そして勘当され香典泥棒をしている息子、幸せを装ってた家族が、おじいちゃんの葬式をきっかけに崩壊していく、そんなブラック・コメディ?!

前半での登場人物の描写の仕方はなかなかおもろかったんやけどなぁ?!映画初主演の宮迫くんも、それほど悪くはなかったしね。

最後は結局何がいいたかったのやら??と思ってしまうところが、ちょっと消化不良なデキやったかな。信じることをやめてしまった家族の“絆”?再生??

全体的にちょっとまったりし過ぎやったね。懐かしの“つみきみほ”は、べっぴんやったんやけどねぇ...(笑)

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ゆれる   ★★★☆☆   (2006年)

出演:オダギリジョー、香川照之、伊武雅刀、蟹江敬三、木村祐一、真木よう子、新井浩文、田口トモロヲ、田山涼成、ピエール瀧

母親の一周忌で久々に故郷に帰った弟、父親と暮らす兄と、幼馴染の女と三人で渓谷に遊びに行くが...ってね。

“揺れてる”のはつり橋だけでなく、兄弟の心もねってとこが、なかなか味わい深いね。

この作品のポイントは、完全に主役を食ってしまった香川くんの演技やろなぁ。表情で優しさを出しながら、実は屈折した兄の心のなかを、見事なまでの表現力で表してる。この世代の日本の役者のなかでは屈指の演技やね。

そんな役者の演技を引き出す監督さんも、演出に繊細さがあり、作りこみ方が丁寧でよかったんやけど...

吉本芸人がなぁ...(苦笑)ほんまにぶち壊しやね!?この中途半端なキャスティングがなけりゃ...残念!?

2009年7月26日 (日)

『ディア・ドクター』

公開中の作品のなかから邦画をひとつ!

ディア・ドクター   ★★★★

監督:西川美和

出演:笑福亭鶴瓶、瑛太、余貴美子、八千草薫、松重 豊、岩松 了、笹野高史、香川照之、井川 遥

かつては無医村だった山間の村の診療所にやって来た男を、まるで神のように慕う住人たち、そんな診療所に研修医としてやって来た青年は、彼と住人との関わりに次第に興味を持つのだが...ってな、少しコメディタッチの社会派ドラマ?!

正直、鶴瓶かぁ...って思ってたんやけど、はまり役やったね!というか...この独特のユーモアと温かさ、そして頼りなさが出せる役者は他に思いつかんかも、ってくらいマッチしとった。

笑いを散りばめながらも、現代の日本の医療問題を真正面から提起する内容は、ごっつい考えさせられるものやったね。

平等に行き渡らない医療の現実、医療のあるべき姿とは、そして、それは人がどう生きるかといったより根源的な問題につながるんよなぁ。

主役もさることながら、いい作品ってのは脇がしっかりしてるもんやね!大ベテランから中堅まで、みんなそれぞれが役割を理解し、監督の意図を表現すべく、演じてるって感じで、なんや一体感があったなぁ。さりげなく映し出された田舎の景色も、日本の原風景という感じで、良かったしね。

鶴瓶の優しく語りかける顔を見ながら、“医者の資格”とはなんぞやって思ってもうた。最先端の技術だけでは人は救えん、医療こそアナログな部分をもっと大事にせんとなぁ...なんてね。

エエ作品やったなぁ!?

2009年7月25日 (土)

『アマルフィ 女神の報酬』

フジテレビが開局50周年の記念作品として大騒ぎしてる作品をご紹介。制作陣から出演者まで、エライ気合いが入ってるみたいやけど、そのデキは....?!(苦笑)

アマルフィ 女神の報酬    ★★★☆☆

監督:西谷 弘

出演:織田裕二、天海祐希、戸田恵梨香、佐藤浩市、佐野史郎、大塚寧々、伊藤淳史、平田 満、サラ・ブライトマン

テロをを防ぐという極秘任務のためにイタリア大使館に着任した外交官は、時を同じくして起こった邦人の誘拐事件に関与することになるのだが...ってなサスペンス。

織田くんが最初から最後まで眉間にシワを寄せて....踊る、踊る!クロダやなくて、どうも“青島~”って声が頭の中でこだましたりして...(笑)

犯人の要求に振り回され、ローマ市内を駆け回り、さらに港町アマルフィへ...「事件の起こる現場は大変なんよぉ」と思ったかどうかはいいとして、大騒ぎやね!?

まぁ、飽きずに観れる内容ではあるんやけど、でも...これってテレビドラマに毛が生えたようなレベルやんね(苦笑)いやぁ、別に毛の生えないハゲの“ひがみ”やなくて、豪華な顔ぶれを集めておきながら、織田くんを始めとする数人のキャラしか目立たず、後の面々は顔見せのようで、作品全体として機能してない感じやなぁ。

あと、娘を探す天海くんの演技がねぇ...泣きの演技が失笑ものの上に、すべてがモロにドラマ調で、感情の伝わらない浅さなんよなぁ(苦笑)

サラ・ブライトマンまで引っ張り出して、まぁ気合入れて金かけたのは分かるんやけど、その割りに深みのない内容やったね。

妙にピントのズレた映像や、突然のカット変わり等、演出効果を狙ってるんやろうけど、イラつくだけのストレスの原因にしかなってなかったし。

局総出で大ヒットを煽るんやろうけど...正直それほどではなぁ...って、ちょっと辛口?!(苦笑)

2009年7月24日 (金)

『チェンジリング』

敷地内別居なんて噂もありつつも、ブラピと子育てに奮闘する(?)アンジェリーナ・ジョリーが、クリント・イーストウッドと組んで作った“闘う母親”の物語をおススメ!

チェンジリング / Changeling   ★★★★

監督:クリント・イーストウッド

出演:アンジェリーナ・ジョリー、ジョン・マルコヴィッチ、ジェフリー・ドノヴァン、コルム・フィオール、エイミー・ライアン、ジェイソン・バトラー・ハーナー、マイケル・ケリー

ある日仕事から戻ると、ひとり息子の姿がなかった。5ヵ月後、警察が見つけ出した息子は別人だったのだが...ってな、実際に20年代にあった話を基に描くサスペンス・ドラマ。

いやぁ、やられてもうた!?ずっしりとくる、見応えのある、すばらしい作品やったね。

なんといっても、母親を演じるアンジーがすごい!追い詰められても、息子を探そうと必死に戦う、その魂の叫びの迫力は、リアリティをもって伝わってくるんやね。凄まじい目力で語る言葉は、母親の強さ、執念を表現するんよなぁ。

あとは、脇で彼女を支えるマルコヴィッチの控え目な、さりげない演技が、作品のバランスをとってる。まぁ、こんな彼らの演技を引き出す、イーストウッドの手腕が見事ってことなんかな。

抑えたトーンのなかに、淀みない緊張感と激しい感情を表現し、時間を感じさせない勢いをもった作品。さすがやなぁ。

2009年7月23日 (木)

『地上5センチの恋心』

今週のおススメ恋愛映画は、フレンチな恋のコメディをひとつ...シルブプレ♪(笑)

地上5センチの恋心 / Odette Toulemonde   ★★★★

監督:エリック・エマニュエル・シュミット

出演:カトリーヌ・フロー、アルベール・デュポンネル、ジャック・ウェベール、ファブリス・ミュルジア、カミーユ・ジャピ

デパートの香水売場の店員をする2児の母の趣味は読書。そんな彼女が大ファンの売れっ子作家は、妻に浮気され、子供に素っ気なくされ、人生に落胆していた。

ある日彼女が作家に送ったファンレターが、傷ついた彼の心に響き、ふたりはめぐり会うのだが...ってな、フレンチ恋愛コメディ?!

主役のカトリーヌ・フローが、実に“愛くるしい”、魅力的なおばちゃんを演じてる!(笑)天真爛漫で繊細なところが絶妙で、観る側をグイグイと惹きつけるんやなぁ。

確かにこんな愉快なおばちゃんと一緒におったら、毎日が楽しいかもね?!脇役キャラもユニークで、フレンチらしい“こ洒落た”笑いを誘ってた。

実際はそれ以上飛んでるだけに、邦題の“5センチ”って微妙な数字が、どうやって出てきたのかは疑問やけど、嬉しくて小躍りする雰囲気はあるかもね?!

夢のような出来事、それが現実に...そんな乙女心は、年がいくつになっても変わらんのかもね!(笑)

とっても“ラブリー”な、ちょっと大人の恋のお話!?

2009年7月22日 (水)

『SAWはどこへ行く... 2』

SAWシリーズの続きやでぇ。前2作がいずれもいいデキやっただけに、その後は...(苦笑)

ソウ 3 / Saw Ⅲ   ★★★☆☆   (2006年)

監督:ダーレン・リン・バウズマン

出演:トビン・ベル、ショゥニー・スミス、アンガス・マクファーデン、ディナ・メイヤー、バリー・フラットマン

殺人鬼ジグソウの仕掛ける殺しのゲーム、そのシリーズ第3弾!交通事故で死んだ息子、しかしその犯人はわずか6ヶ月で釈放される。この事故に関わる人々を裁く今回のゲームの行方は...ってね。

さすがに3作目ともなると、最初の時の衝撃は薄れるね。そんな部分を補おうと、更にエグくなった映像は、やっぱり正視できんくらいやった(苦笑)

命の重みを問いかけようとするも、結局は殺人ゲームでは説得力もないわなぁ...?!

過去の作品のタネ明かしなんかもしながら、それなりに工夫をしようとする必死さは伝わってくるんやけど、そろそろ限界なんかなぁ...と感じさせる内容やった(苦笑)

エンディングで見せる続編への鼻息の荒い意気込みが、内容と相まって、なんや余計に痛々しかったなぁ...(笑)

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ソウ 4 / Saw Ⅳ   ★★★☆☆   (2007年)

監督:ダーレン・リン・バウズマン

出演:トビン・ベル、スコット・パターソン、ベッツイ・ラッセル、コスタス・マンディロア、リリク・ベント

猟奇殺人を繰り返すジグソウの死によって、事件は終わるかと思いきや、解剖した彼の胃袋のなかから、刑事に宛てたメッセージが...ってな、サスペンス・スリラーの続編。

殺人鬼の死によって終わるはずだった殺人ゲームが、何者かの手によって再び始まる...?!仲間を助けるためのゲーム、果たしてその結末は??

今回もご期待通り(?)に、出だしからグロテスクな映像がてんこ盛り(笑)ついでに残酷な拷問があり~の、いつものパターンのオンパレードってね!?ひゃぁ~勘弁してくれー(笑)

今回は、ジグソーがなぜ殺人を始めたかが話の軸にあり、そこに殺人ゲームが絡むってな展開。

さすがに新鮮味はないものの、それなりにドキドキはするもんやね。これって...やっぱり中毒症状なんやろか?!

意地でも続けるでっていう、製作者の気合に呑まれつつ...やっぱり次も観てまうんやろなぁ...(苦笑)

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ソウ 5 /Saw Ⅴ   ★★★☆☆   (2008年)

監督:デヴィッド・ハックル

出演:トビン・ベル、コスタス・マンディロア、スコット・パターソン、ベッツィ・ラッセル、マーク・ロルストン、カルロ・ロッタ

ジグソウが仕掛ける殺人ゲーム、シリーズ第5弾となる今回の犠牲者は...?!

いやぁ、今回ものっけからエグイわなぁ(苦笑)血が流れ、肉は切れ、そして断末魔の悲鳴が響く...謎だったジグソウの後継者が誰なのかを描きながら、未亡人に残された彼の遺品の謎、そして5人の男女をターゲットにした、いつもどおりのゲームが展開する...ってね。

今回の拷問も強烈やった。まぁ、ここまでシリーズ化すると、同じことやっても観る側が満足しないから、余計にエスカレートするんやろなぁ。

まだまだ続編の匂いをプンプンさせつつ、果たしてこのシリーズはどこへ向かって行くんやろね?!ここまで年に1本のペースやから、今年ももうじき....?!(笑)

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てなことで、2作目まではおススメできるものの、それ以降は惰性なんやろねぇ。まぁ、新作が出れば、「もう限界やろう」...なんて思いつつ試してみる、それぐらいがこの作品を楽しむのには、ちょうどエエんかもね!(笑)

2009年7月21日 (火)

『SAWはどこへ行く... 1』

ホラーな夜はまだ続く...ってことで、本日もホラーをご紹介♪

取り上げるのは、すっかりシリーズ化されて有名になった(?)、殺人鬼ジグソーが仕掛ける恐怖のゲームを描く『SAW』!

二日連続でこれまでの5作品の感想をどりゃ~とな!?(笑)

ソウ / Saw   ★★★★   (2004年)

監督:ジェームズ・ワン

出演:ケイリー・エルウェズ、ダニー・グローヴァー、モニカ・ポッター、リー・ワネル

何者かに誘拐され、目覚めると薄汚いバスルームの片隅に鎖で繋がれていることに気づく男。そして、部屋の反対側には繋がれた別の男が...。部屋の中央には、自殺したらしい男の死体。

6時間以内に相手を殺すか、それともともに死ぬか、何者かによって究極の決断を迫られ、混乱するふたりの出す結論は...?!

犯人の緻密に練られた殺人ゲームの中で、見えない相手に操られる二人の男、そして謎解きは“終わり”に向かって加速していく、ってね。

いやぁ、なかなか良質なサイコ・スリラーやね!?低予算映画ながら、練りに練られた脚本は、観る側を飽きさせることなく流れていくよなぁ。

確かに「オイオイ」ってツッコミを入れたくなる気もするが、見えない恐怖に怯え、正気と狂気の狭間で葛藤する人間の脆さを描いてるんやね。

最後までいくと、思わず「やっ、やられた...」と呟いてまいそうなお話は、恐怖とスリルが絶妙に配合された、いいデキやった。衝撃的でっせぇ~?!(笑)

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ソウ 2 / Saw Ⅱ   ★★★★   (2005年)

監督:ダーレン・リン・バウズマン

出演:ドニー・ウォルバーグ、ショウニー・スミス、トビン・ベル、グレン・プラマー、ディナ・メイヤー、フランキー・G、ビヴァリー・ミッチェル

今回のターゲットは6人の男女。猟奇殺人鬼“ジグソー”により閉じ込められた彼らには、それぞれに秘められた理由があった...。極限状態のなかで繰り広げられるサバイバル・ゲーム、果たしてその結末は...?!

加速する恐怖が狂気を呼ぶんやなぁ。大抵この手の作品の続きものってハズレるんやけど、ヒットした前作の勢いをそのまま...というか、更にエグさパワーアップやったね!(苦笑)

出だしからガツンとやられて、あとはもうノンストップ状態。注射針やら鉄仮面やら....考えることが半端やないって。

裏をかいて“あざける”したたかさ、冷酷なプランに途中かなり観てて気分が悪くなってもうた(苦笑)

生きる意思のない者は生きる資格はない、確かに正論なんやけど、そこまでやらんでもってね?!

あまりにも理不尽な話の内容も、最後までいくと一応筋は通ってるんかなぁ。このままシリーズ化する気配には、ちょっと疑問を感じつつ....更なる恐怖を期待してまうところが、中毒症状ってやつ?!はまってもうたかなぁ....(笑)

2009年7月20日 (月)

『CUBE』

いやぁ~、毎日暑いでんなぁ(苦笑)関東では梅雨も明け、すっかり夏やねぇ。夏と言えば...ホラーでしょ?!暑さを忘れさせるほど背筋が凍れば、エアコンいらずで、こりゃまたエコロジーときたもんだ♪(笑)

てなわけで、ホラー初心者のオイラがススメるホラーなこの1本!

CUBE(キューブ) / CUBE   ★★★★   (1997年)

監督:ヴィンチェンゾ・ナタリ

出演:モーリス・ディーン・ウィン、ニコール・デ・ボア、デヴィッド・ヒューレット、ニッキー・グァダーニ、アンドリュー・ミラー、ウェイン・ロブソン、ジュリアン・リッチングス

目が覚めると、そこは謎の立方体の部屋のなか。訳もわからず、何者かによって閉じ込められた、互いに面識のない男女が、生き残るために、必死になって出口を探す...ってな、サスペンス調のホラー作品!?

警官に医者、天才的な脱獄囚...得体の知れない恐怖の中で、疑心暗鬼になりながら、キューブの“ワナ”を避けながら脱出を試みるってか!

いやぁ~、何がすごいって、グロテスクな殺し方でビジュアル的に“痛い”こともさることながら、閉じられた空間のなかで繰り広げられる心理ドラマよくできてる!人間の持つエゴ、支配欲や憎しみや怒りといった感情が、実にストレートに表現されてるんよなぁ。

これといった有名な役者を使うことなく、このシチュエーションをフルに活用して、息の詰まる人間ドラマが展開するんやね。

誰が、何のために...そんな疑問を解決することなく、ひたすら恐怖を煽り、謎という深い霧の中を突き進む、いやぁ、恐ろしい!

なんとも皮肉の効いた結末も、これが単なるホラーやなくて、人間の愚かさを嘲笑う、究極の心理ドラマと思わせるところが、この作品のすごさやなぁ。

観終わったときに、ガツンと脳天を殴られたような、そんな衝撃のデキ、とくとご覧あれ!?

2009年7月19日 (日)

『人生に乾杯!』

今日は公開中のミニシアター系の作品で、ちょっとめずらしいハンガリーのコメディ作品の感想やでぇ♪

人生に乾杯! / Konyec   ★★★☆☆

監督:ガーボル・ロホニ

出演:エミル・ケレシュ、テリ・フェルディ、ユーディト・シェル、ゾルターン・シュミエド

家賃も払えない極貧生活をする年金生活者の老夫婦、とうとう妻の大事なイヤリングを借金のカタに取られたことで、夫は銀行を襲う決意をするのだが...ってなハンガリー映画。

一応は主人公が悪者になる犯罪ドラマなんやけど、腰の悪いヨボヨボのじいさんが、時代遅れの車を走らせ、拳銃を構える...どこかほのぼのしてて、いい塩梅にゆる~いコメディやったね!強盗らしく、大声で凄んでみても、なんやかわいげがあるんよなぁ(笑)

まぁ、追いかける警察の捜査がしょぼいとか、リアリティを考えるとありえない展開なんやけど、年老いた夫婦の愛情のドラマと考えると、なかなかこれが味わい深いものがあったりしてね!?

顔を合わせば嫌味のひとつやふたつを言い合うような夫婦関係なんやけど、それでいて夫は不器用ながら妻を守り、妻は夫をいたわる、そんな様子がさりげなく表現されてるんやなぁ。なんや“いじらしく”なってくるって!(笑)

強盗したらアカンけど、でも...年を重ねてなお、こんだけお互いに愛情を感じてたら、それは幸せやろなぁ...なんて思いつつ、独り身のおいらはちょっぴり感傷的になったりして...(苦笑)

いたって地味な作品ながら、ほんま微笑ましかったなぁ...!?

2009年7月18日 (土)

旅するジーンズと...ちょっと甘酸っぱい青春のお話...?!

原作を読んで映画を観ると、よくがっかりしてまうよね。文字で書かれたものを、そのまま映像にするのって難しいんやろなぁ。映画になると、尺の問題もあったりで、内容をかいつまんだり、設定を変えたりってするもんやから、気づいたら別物に仕上がってたりしてね(苦笑)

でも、ごくまれに原作も映画も気に入ることがある。それが今日紹介する『旅するジーンズ』なんやねぇ。

4人の幼なじみの女の子が手にした1本のジーンズにまつわる、彼女たちの青春の日々を描く物語なんやけど、原作は4冊で、16歳の夏から4年分の夏の思い出を綴ってある。

最初の映画で感動して、夢中になって原作読んでまたホロリときて、続編の映画を観てまた感動...!?(笑)

残念ながら映画は原作どおりやなく、2本だけなんやけど、原作の良さを活かしつつ、いずれも爽やかな感動を与えてくれるんよなぁ。

というわけで、気合を入れて...おススメ♪

旅するジーンズと16歳の夏 / Sisterhood Of The Traveling Pants   ★★★★

監督:ケン・クワピス

出演:アンバー・タンブリン、アメリカ・フェレーラ、アレクシス・ブレーデル、ブレイク・ライヴリー、ジェナ・ボイド

同じ年に生まれ、以来ずっと一緒に過ごしてきた仲良し4人組の女の子たち、16歳の夏は初めて別々に過ごすことに。そんな彼女たちが手にした1本のジーンズは、夏の想い出と一緒にギリシアからアメリカ、そしてメキシコへと、それぞれの元を旅していく...ってな彼女たちの青春のお話。

まったくタイプの違う個性的な彼女たち、それぞれの“夏の日”には、恋や友情、家族のこと、そして生きるということについて真剣に向き合い、考えさせる出来事が起こるんよなぁ。

それぞれに悩み、とまどいながらも一歩ずつ大人になっていく彼女たちの姿が、とっても温かく描かれてるんやね!?

軽い気持ちで観始めたら、グイグイと引き込まれ、しまいには思いっきり涙を流してもうたよ!?そんでもって、観終わったときに、とっても清々しく、そして微笑ましい気持ちにさせられてまう、見事な演出やった(笑)

それはきっと、一本のジーンズで繋がる彼女たちの友情の美しさと、そして10代の純粋さの中に煌く真剣さが描かれてるからなんやろなぁ!?

こいつは傑作やね!

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旅するジーンズと19歳の旅立ち / Sisterhood Of The Traveling Pants 2   ★★★★

監督:サナー・ハムリ

出演:アンバー・タンブリン、アメリカ・フェレーラ、ブレイク・ライブリー、アレクシス・ブレーデル

不思議なジーンズで結ばれた、幼なじみの女の子4人組の恋と友情を描いた、シリーズ第2弾!?

前作で高校生だった彼女たちも大学生になり、それぞれが抱える恋の悩みや人生の目標、家族、そして友達との絆は...ってね!

まわり道しながらも、互いに支えあって前に進もうとする姿は、今作もなかなか!?キャストも変わらず、今回もキャラクターごとに十分に魅力が出てたね。

ただ、4作ある原作の3作分のエピソードを縮めてるところが、ちょっと残念?!原作にはもっと涙目話が...。とっ、愚痴を言ってみたものの、成長していく彼女たちの様子をスクリーンで見てると、またまた夢中になってもうた!?

必要なときにそばにいて、支えあうのが親友、そんなことの大切さを、まぶたを熱くしながら、しみじみと感じてもうたんよなぁ(笑)

彼女たちの青春物語は、爽やかな風とともに、心を吹き抜けていく...ってね!?

“青春 サイコー!”(笑)

2009年7月17日 (金)

『ブタがいた教室』 『犯人に告ぐ』

今日は、邦画の感想をふたつ...!?

ブタがいた教室   ★★★☆☆

監督:前田 哲

出演:妻夫木聡、大杉 蓮、原田美枝子、田畑智子、ピエール瀧、戸田菜穂

食べ物といのちの大切さを学ぶため、1年間ブタを飼育し、最後に食べるという実践授業を実施した、ある小学校での実話を基にしたお話。

苦労して育てたブタがを殺すのか、それとも生かすのか、そんな議論を戦わせる小学生の姿を見ると、一緒になって考えてもうたね(笑)

描かれてるテーマとしては実に深いものがあるよなぁ。でも、映画の作品としては...ちょっと“作られてる”感が強くて、リアリティを感じられへんかったね。

先生役の妻夫木くんの当たり障りのなさがエエんかもしれんけど、どうにも存在感が弱く、無計画な教育者にしか見えないところが、ちょっとなぁ...(苦笑)

むしろ、こんな作り物より、実際のドキュメンタリーを観てみたいって思ったね。本当に育てて、真剣に悩んで、議論した子供たちの生の声に勝るものは、ないんやろうと思う。

そういう意味で、話のテーマとしてはおもろいけど、これをあえて映画で中途半端に再現することは...なかったんと違うかなぁ?!

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犯人に告ぐ   ★★★☆☆

監督:瀧本智行

出演:豊川悦司、石橋 凌、小澤征悦、笹野高史、松田美由紀、片岡礼子、嶋田久作、根岸季衣

6年前の誘拐事件で被害者を殺され、地方に飛ばされた刑事が、別の少年誘拐事件の捜査を担当することに。姿を見せない犯人に対し、ニュース番組を使い、挑発するのだが...ってなサスペンス。

警察内部の出世争い、マスコミの視聴率競争、困難な捜査の進展とともに、関わる人々の思惑を描く内容は、話としてはおもろかったね。

ただ...役者がなぁ...(苦笑)確かにテレビカメラに向かい、決めセリフを吐くシーンのトヨエツは様になってたんやけど、他の演技が相変わらずグタグタで、なんとも感情のこもらないこと!(笑)

他の若手もイマイチで、とりわけ片岡礼子の大根ぶりには呆れてもうた。

比べると、今回もしっかり脇を固める笹野くんは、エエ役者やよなぁ!?それと、わずか数分の出演時間で強烈な印象を残した根岸季衣に“インパクト大賞”をあげたいね!不幸の背負い方がハンパやないって!?(笑)

願わくば、違うキャストで観たかった...そんな作品やったね?!

2009年7月16日 (木)

『あの日の指輪を待つきみへ』

最初のおススメ恋愛映画でベタな作品を選んでもうたんで、今回はちっとばかし重厚な愛の物語を....おススメ♪

あの日の指輪を待つきみへ / Closing The Ring   ★★★★

監督:リチャード・アッテンボロー

出演:シャーリー・マクレーン、クリストファー・プラマー、ミーシャ・バートン、ピート・ポスルスウェイト、ネイヴ・キャンベル、スティーヴン・アメル、ブレンダ・フリッカー、グレゴリー・スミス

戦争で死んだ最愛の人を、密かに愛し続ける女性、そんな彼女を見守る夫の親友、50年の歳月を経て明らかになる“永遠の愛”の物語!?

遠く離れた北アイルランドの山腹で見つかったひとつの指輪、それにまつわる人々の想いが、長い年月を経て、絡み合うってね!

あぁ、なんて素敵な愛の話なんやろう!?時間を越えて結びつく“運命”のようなものが、実に鮮やかに描かれてるよなぁ。

胸に抱き続けた誓い、気持ちを抑えて支える想い、果たせずにいる約束、登場人物それぞれの心が、ひとつの指輪をきっかけにつながる、そんな瞬間に感動を憶えるんやなぁ。涙、涙やでぇ!?

老優たちの味のある演技と、ミーシャ嬢の可憐な...ふふっ(笑)さすがはアッテンボローと思わせる、すばらしい出来ばえやったね!?

「守れないと分かっている約束でも、試しに約束する価値はある」、そんなセリフもうなづける、極上のラブストーリーやったなぁ!?

2009年7月15日 (水)

『ファイティング×ガール』

劇場未公開作品がすべて駄作かって言うと、必ずしもそんなことはないんよね。

かつては“ラブコメの女王”と言われたメグ・ライアンも、ジェーン・カンピオンの監督する『イン・ザ・カット(In The Cut)』で初めてスクリーンで肌を晒すってことが話題になりながら、作品自体があまりにもデキの悪い内容やったせいでコケてしまい、以来すっかり落ち目になってもうたわけやけど、それでもそれ以降の公開されずに日陰に追いやられた作品にも、中にはキラリと輝くものがある作品もある。

てなわけで....「頑張れメグ・ライアン!」ってことで、昨日に引き続き、今日も主演作をご紹介!こいつは、ちょっとおススメやでぇ♪

ファイティング×ガール / Against The Ropes   ★★★★   (2004年)

監督:チャールズ・S・ダットン

出演:メグ・ライアン、オマー・エプス、トニー・シャルーブ、ティム・デイリー、ケリー・ワシントン、チャールズ・S・ダットン

ボクシング界では有名な、実在の女性ボクシング・マネージャーをモチーフにしたサクセス・ストーリー。どうしようもないチンピラを一流のボクサーに、腕利きのトレーナーと力を合わせ、彼女たちのサクセス・ストーリーは始まる...ってね!

いやぁ...こういうの好きやねぇ(笑)男社会に果敢に挑む一人の女性、そして社会の底辺から拳ひとつで這い上がる男。

成功への道のりは紆余曲折があって、幾度となく困難にぶつかるんやけど、それでも間違いや弱さを克服して、最後には....ってね。

いたってB級な作りながら、心を揺さぶるドラマがここにはあるんやなぁ。メグ嬢の演技、エエですよ!

それに、トレーナー役で監督のダットン自ら出演してるんやけど、彼の持ってる優しさの様なものが、作品全体に出てるんかもね?!

意外なほどに涙ものの作品やった。こいつは、かなり拾い物?!

2009年7月14日 (火)

『その男は、静かな隣人』 『ランド・オブ・ウーマン/優しい雨の降る街で』

クリスチャン・スレイターにメグ・ライアン、かつてはメジャー作品の主役をはってた彼らも、最近はすっかり劇場未公開作品の常連に...なんや哀愁を感じてまうよねぇ...特にクリスチャンのオデコのあたりには...頑張れ!(苦笑)

ということで、最近そんな彼らの作品をレンタルして観たので、感想を!

その男は、静かな隣人 / He Was A Quiet Man   ★★★☆☆

監督:フランク・A・カペロ

出演:クリスチャン・スレイター、エリシャ・カスバート、ウィリアム・H・メイシー、ジョン・ギャラガー

会社でこき使われ、全てが嫌になった男は、拳銃で同僚を殺す計画を実行しようとするが、その瞬間に別の同僚が同じことをし、男はその犯人を射殺したことで英雄となってしまうのだが...ってな、一応サスペンス調ドラマ?!

一見すると物静かで、どこにでもいるような、平凡な暮らしをする男の心の中の憎しみや憤り、それが頂点に達すると...。

殺人犯になるはずが、事件をきっかけに昇進し、一変する生活、なんや皮肉な話やねぇ。

恋愛感情を織り込みながら、心の様子を描き、話に強弱をつけるあたりは、なかなかやった。

クリスチャンくんのハゲ頭より、エリシャ嬢の笑顔が勝っとったね....えっ、そんな勝負はない??ハゲ目線でいくと、どちらも素敵で、甲乙つけがたいんやけどなぁ...なんて!(笑)

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ランド・オブ・ウーマン/優しい雨の降る街で / In The Land Of Women   ★★★☆☆

監督:ジョナサン・カスダン

出演:アダム・ブロディ、クリステン・スチュワート、メグ・ライアン、オリンピア・デュカキス、マッケンジー・ヴェガ、エレナ・アナヤ

恋人にふられ、脚本の仕事もうまくいかず、一人暮らしの祖母の面倒を看るため、逃げるように郊外の町にやってきた青年。向かいに住む母娘との交流をきっかけに、人生を見つめ直すのだが...?!

母親と娘、それぞれの複雑な胸の内、家庭の問題や病気、恋、そんな隣人のいろいろな話を聞きながら、彼の中に新たな感情が芽生えるってか!

さしてドラマチックな話でもないんやけど、軽妙な流れの中で、さりげなく感情を刺激するあたりは、なかなかやったかな。

メグ・ライアンが...っていうよりは、若いふたりの役者をフィーチャーした作品なんやろね。でも、メグ・ライアンの演技は悪くなかったなぁ...絶賛するほどでもないんやけどね。

全体としては少しまとまりに欠ける気もするんやけど、B級作品としは、なかなかのクォリティとちゃいまっか?!

2009年7月13日 (月)

『サンシャイン・クリーニング』

あの『リトル・ミス・サンシャイン(Little Miss Sunshine)』の制作チームが再結成、なんて宣伝に踊らされて、ついつい観に行ってもうたよぉ。ってなことで、公開開始されたばかりの新作をひとつ!そう言えば、またまた“サンシャイン”なんやねぇ...?!

サンシャイン・クリーニング / Sunshine Cleaning   ★★★☆☆

監督:クリスティン・ジェフズ

出演:エイミー・アダムス、エミリー・ブラント、ジェイソン・スペヴァック、メアリー・リン・ライスカブ、クリフトン・コリンズJr、エリック・クリスチャン・オルセン、アラン・アーキン、スティーヴ・ザーン

学校で問題ばかり起こす息子を持ち、仕事は薄給のハウス・クリーニング、そんでもって学生時代の彼と現在不倫中、そんな冴えない人生を送るシングル・マザーが、バイトは長続きせず、父親と同居する、そんなグタグタな“どん底ライフ”を送る妹を誘って、事件現場のクリーニングの仕事を始めるのだが...ってな人間ドラマ。

設定からしてちょっとユニークで、そこを上手く活かした、なかなかの作品やったね!

世間を見返してやろうと必死な姉とそれに仕方なくつきあう妹、そんな彼女たちの姿を少しユーモアを出しながら描き、そんでもって、彼女たちがひきずる“想い”、姉妹の心に刺さったトゲに触れるんやなぁ。

姉の役割と妹の気持ち、それが言葉になってでたときに、思わず胸が少し熱くなってもうたね。作品の粒としては、ちょっと小さいんやけど、さりげなく心に触れる優しさや癒しがこの話にはあるんかもね。

容姿の美しいエイミー・アダムスの苦労人っぷりもエエんやけど、脇にいるエキセントリックな親父役のアラン・ラーキンや姉妹を見守るクリフトンくんのさりげなさも良かったかなぁ。

まぁ、欲を言えば、もう少し盛り上がりがあれば、なお良かったんやけど...ちょっと残念な気はするものの、それでも悪くなかったね!?十分楽しめるデキやないかな!

2009年7月12日 (日)

『ノウイング』

ニコラス・ケイジの新作が公開されたって?

そない言われたら観とかんとアカンよな。だって、額の進行具合が気になるやんか!?(笑)...ってことで、ハゲの期待を一心に受けた(?)最新作をご紹介!

ノウイング / Knowing   ★★★☆☆

監督:アレックス・プロヤス

出演:ニコラス・ケイジ、ローズ・バーン、チャンドラー・カンタベリー、ララ・ロビンソン、ベン・メンデルソーン、ナディア・タウン

50年前にひとりの少女が書き記した無数の数字、それは未来に起こる大惨事の日付と犠牲者の数を予言していた...ってな、サスペンス調のパニック・アクション?!

数字の謎を解き明かすのは、“ハゲのスーパースター”ってなわけで、今回も額で風切って、ニコラスくんが大活躍やったね(笑)

世の中の出来事がすべて宿命によるってなことを軸に、なかなか勢いのある展開やったかな。

前半はサスペンス、そこからパニックものになり....最後はファンタジー...?!まぁ、いろんな要素を取り入れつつ、うまくまとめたんと違うかな。この手の内容になると、つまるところ何でもありになってまうわけで、都合よく話が進むために無理が生じて、ツッコみだしたらキリがないんやけどね(苦笑)

それでも、いくつかの大惨事の映像は、ケイジくんの額の広がりに負けんくらいの、かなりの迫力やったね!映像はここまでリアルになったんやなぁって思ってもうたよ。

まぁ、そんな迫力映像を体感するという点では、映画館で観る作品なんかもね。ただし...あまり期待せんほうが楽しめるかも?!(笑)

2009年7月11日 (土)

『扉をたたく人』

現在公開中のちょっと渋めの作品をご紹介!

いつも脇役として存在感を放つリチャード・ジェンキンスが、この歳にして初めてアカデミー賞主演男優賞の候補になったことでも話題の、ちょっと素敵なドラマやでぇ♪

扉をたたく人 / The Visitor   ★★★☆☆

監督:トム・マッカーシー

出演:リチャード・ジェンキンス、ヒアム・アッバス、ハーズ・スレイマン、ダナイ・グリラ

妻に先立たれ、無気力に生きる大学教授は、学会に出席するため、久々にNYにある自分のアパートに行くと、そこに不法移民のカップルが住んでいた。彼らとの奇妙な共同生活を始めた男は、アフリカン・ドラムの奏者である若者と打ち解け、心を開くのだが...ってな人間ドラマ!?

出演者からして華がなく(?)、とっても地味な内容ながら、なんや心をくすぐる作品やね。なんと言っても主演の“おちゃめなハゲ”のジェンキンスくんの味わい深い演技がエエよなぁ(笑)

不器用に生きる初老の男の悲哀を出しつつ、ドラムをたたき、閉ざした心を開放し、生きがいを見出す姿が、エエ感じで表現されてるんやね。

こんなオジサンが、一心不乱に頭フリフリしながらドラムをたたく姿は、少し滑稽で、それでいてちょっと格好よかったりしてね!?

話の内容も、アメリカの移民政策の理不尽さをテーマに取り上げつつ、ひとつの出会いから始まる、濃厚な人間ドラマが描かれてて、深かったなぁ。

自由に生きることもままならない、そんな自由な国アメリカの現実、政府を前にして、あまりにも無力な自分、悲しみに打ちひしがれながら、無心で叩くドラムの音が、感情を揺さぶるんよなぁ。

派手さはまったくといってないんやけど、じんわりと心に沁みる、ほぼ4っの、なかなかの作品やったね!?

2009年7月10日 (金)

『東南角部屋二階の女』

なんとなく意味深なタイトル、そして粒ぞろいなキャスト、そんなとこが気になって手にした作品、悪くなかったねぇ...ってことで、感想やでぇ♪

東南角部屋二階の女   ★★★☆☆

監督:池田千尋

出演:西島秀俊、加瀬 亮、竹花 梓、塩見三省、高橋昌也、香川京子

父親の残した借金の返済に苦しむ男は、祖父の所有する土地を売却しようとするのだが、祖父は頑なに拒むのだった。そんな土地に建つアパートに、ひょんなことから転がり込んできたふたりの入居人を交えた人間模様を描くってね!?

なんやろねぇ...しみじみとした味わいが、じわっとね(笑)人生に迷った若者と、過去を背負ったふたりの老人、淡々とした展開のなかで、“開かずの部屋”となった東南角部屋の一室を話のカギとして、人生の大事なものを語りかけるってか?!

主役の西島くんを始め、地味な雰囲気の中で、どの役者も控え目ながら、それぞれがいい味出してたなぁ。

特に、穏やかな表情で人生の薀蓄を語る塩見三省の存在感は、よかったね。このひとが脇にいると、不思議と作品が落ち着くからすごいよな。

そこだけ時間が止まったかのようなボロアパートを舞台にして、異なる世代の登場人物のそれぞれの想いを、語りすぎることなく、ゆっくりと考えさせる、なんや“まったりと”いい作品やったなぁ!?

2009年7月 9日 (木)

『その土曜日、7時58分』 『ザ・クリーナー 消された殺人』

レンタル開始になったばかりのサスペンス映画の感想をふたつほど!

その土曜日、7時58分 / Before The Devil Knows You're Dead   ★★★☆☆

監督:シドニー・ルメット

出演:フィリップ・シーモア・ホフマン、イーサン・ホーク、マリサ・トメイ、アルバート・フィニー、ローズマリー・ハリス、マイケル・シャノン

金に困った兄弟は、あろうことか両親の経営する宝石店を襲撃する計画を立てるのだが...ってな犯罪ドラマ。

ひとつの事件をきっかけに、完全に崩壊してしまう家族の様を鋭く描くってかな?!

名匠ルメットに芸達者なホフマンくんが演じるとなると、やっぱり期待してまうよね。時間軸に囚われず、それぞれの登場人物に焦点を当てた構成は、なかなかやった。どの役者もそれぞれの持ち味を出して、心理ドラマとしても悪くなかったかな。

ただ...なんや緊迫感がないんよなぁ。詰めの甘さなんやろかね?!場面、場面では、役者の迫真の演技のおかげでテンション上がるんやけど、全体として締まりがない感じやったのが、ちょっと残念。

あと、気持ちは分からんでもないんやけど、この邦題、どう頑張っても原題の詩的な雰囲気とは程遠いよなぁ...(苦笑)

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ザ・クリーナー 消された殺人 / Cleaner    ★★★☆☆

監督:レニー・ハーリン

出演:サミュエル・L・ジャクソン、エド・ハリス、エヴァ・メンデス、ルイス・グスマン、キキ・パーマー、マギー・ローソン

殺人現場などの清掃を請け負う元警官の男は、ある依頼を受けた直後にその家の主が失踪する事件が発生したことを知り、不審に思うのだが...ってな、クライム・サスペンス?!

サミュエルくんにエド・ハリス、この顔ぶれならスリリングな話を期待してまうよね。でも、残念ながら...?!

理由あって警官を辞めた男の引きずる過去、ひとり娘への愛情、そして娘の父への感情、警察内の汚職事件も絡んで、設定としては悪くないんやけどなぁ。極上のサスペンスというには、ちょっと内容が安っぽかったね(苦笑)

盛り上がらんかった最大の原因は、早い段階で犯人が分かってまうところかな。もう少しひねってもらわんと、アカンでしょ!?

“ラスト6分40秒の衝撃”みたいな宣伝やったけど、大抵そういう場合はハズすのが常なんよねぇ...そこは期待どおりやったか!(笑)

2009年7月 8日 (水)

『いけちゃんとぼく』

公開中の作品から、週末に観た邦画の感想をひとつ。

いけちゃんとぼく   ★★★☆☆

監督:大岡俊彦

出演:深澤 嵐、ともさかりえ、萩原聖人、モト冬樹、蓮佛美沙子、上村 響、村中龍人、岡村隆史、吉行和子、(声)蒼井 優

いじめっ子にいつも殴られてる少年には、他のひとには見えない“いけちゃん”という友だちがいつも側に居て、見守っていてくれる...ってな、人気漫画家 西原理恵子原作の絵本の映画化やそうで...とりあえずファンタジー...かな?!

いじめっ子との対決、父親の死、パートに出て働く母親の小言、いろんな問題を抱えながらも、“いけちゃん”に励まされながら、少しずつ大人の階段を上っていく、そんな子供の姿を描くんやね。

まぁ、大まかに見ると、話としては泣けないこともないんやけど...どうもこの手のファンタジーものは苦手かなぁ...(苦笑)

ところどころコテコテの笑いを散りばめつつ、それでいて子供の世界の残酷さや楽しさが表現された話には、自分の子供時代を思い返して、ノスタルジーを感じんでもない。でも、なんとなく少し過剰な演出とリアリティのなさで、話に入り込めんかったなぁ。

まぁ、ファンタジーなわけやから、リアリティがなくても、しゃぁないんやけど...?!

プラスチックバットで軟球を叩いても、そんな風には飛ばんとか、妙に小洒落た服装とか...この手の話は、突っ込みだしたらキリがないから、素直に観るとええんやろね。残念ながら、オイラには、その素直な心がないようで...(苦笑)

印象的やったんは、蓮佛くんの弾け方かなぁ。あれはイイ!(笑)

2009年7月 7日 (火)

『ノッティングヒルの恋人』

今日は七夕、短冊に願いをこめて...?!七夕といえば、1年に1度のめぐり会いのとき...ロマンチックやねぇ♪(笑)

というわけで、映画にも当然ながら恋やら愛やらが重要なテーマになるんやけど、そんな数ある恋愛映画のなかで、お気に入りの作品を紹介すべく、新たなカテゴリー「恋とか愛とか...」を作ってみたでぇ!とっても甘い恋の話から、激しく燃える愛の物語まで、いろいろと語って行きたいね。

さて、その記念すべき1作目で何をおススメするか悩んだんやけど...“ベタやなぁ”という冷ややかな反応を覚悟しつつ、好きなものは好きやから、しゃあないやん、と開き直り、ここに記す、ってね!(笑)

ノッティングヒルの恋人 / Notting Hill   ★★★★   (1999年)

監督:ロジャー・ミッシェル

出演:ヒュー・グラント、ジュリア・ロバーツ、リス・エヴァンス、ジーナ・マッキー、ティム・マッキンリー、エマ・チャンバース、ヒュー・ボーンヴィル、ジェームズ・ドレイファス

ビバリー・ヒルズの有名女優が、ロンドンのノッティング・ヒルに住む、旅行本の専門店を営む冴えない男と恋に落ちるってな話で...まぁ、言わずもがな...かな(笑)

出来すぎた話やとか、ヒュー・グラントの目が垂れすぎとか、まぁ、いろいろ(?)批判はあるんやろうけど、でもこの作品、何度観ても飽きへんのよなぁ。

風変わりな同居人をはじめ、脇のキャラが立ってて、いい具合に話に絡むし、抜群に音楽センスがいいしね。エルヴィス・コステロの「She」って曲が流行ったけど、オイラ的にはアル・グリーンやビル・ウィザースの曲の使い方がツボやったね。

そして、何よりもセリフがエエんよなぁ。うまくユーモアを交えながら、イギリス人的な掛け合いが実に心地いい。ガサツなハリウッドのラブ・ストーリーにはない、洒落を感じるやんね。

もちろんクライマックスの展開とジュリア嬢のキュートな笑顔も素敵で涙目ウルウルものなんやけど、この作品に惚れてもうた最大のポイントは、ジュリア嬢演じるヒロインの告白シーンなんよなぁ。

"I'm also just a girl, standing in front of a boy, asking him to love her." (...と言ってると思われる)ってセリフのシーンで、オイラは完全にノックアウトされてもうた(笑)あぁ、なんてイジラシイんやろ...!?ひとりの女性の素直な恋心が表現された言葉には、甘酸っぱさがにじみ出るってね!

安っぽいラブ・コメディで終わりそうな話を、巧みにラブ・ストーリーの傑作に仕上げるあたりは、まさにお見事!?

とびっきりスィートな恋の話で、素敵な七夕の夜を過ごしてみては...なんてね?!(笑)

2009年7月 6日 (月)

『スコルピオンの恋まじない』

昨日紹介した新作は、オイラ的にはもうひとつやったんやけど、確かにウディ・アレンの作品のなかには、洒落が効いてて、個性的で、おもしろい作品もある。

ということで、今世紀に入ってから作られた、彼の比較的最近の作品のなかから、オイラのお気に入りを、今日はおススメ!

スコルピオンの恋まじない / The Curse Of The Jade Scorpion   ★★★★   (2001年)

監督:ウディ・アレン

出演:ウディ・アレン、ヘレン・ハント、シャーリーズ・セロン、ダン・エイクロイド、エリザベス・バークレイ、ウォーレス・ショーン

腕利きの保険調査員と会社の合理化を進めるために来た女上司、顔を合わせばののしり合い、皮肉を言い合うふたりが、マジックショーで催眠術にかかり、恋をするが...ってな、一応恋愛ドラマ?!

軽いタッチの作りのなかで、いつもながら捻くれたアレンらしいダイアローグを連発する、なかなかやねぇ。会話のやり取りに思わずニヤリとさせられてまう。

見るからに冴えない、理屈っぽい男と、美しく頭のいい女のアンバランスな恋の話を軸に、そこに“事件”がからんで、恋愛イリュージョンってか?!(笑)

ドタバタの恋愛ドラマながらも、設定を見事に活かし、テンポよく、楽しませてくれる、そんな素敵な娯楽作品に仕上がってる。

二枚目には程遠い中年男が、美女と恋をするってところが、モテナイ男に夢をくれて、エエんかもねぇ(笑)

格好の悪さが格好いい、そんな恋の魔法をご堪能あれ!?

2009年7月 5日 (日)

『それでも恋するバルセロナ』

現在公開中の作品から、巨匠(?)ウディ・アレンの新作の感想を、どりゃ~!

なぜ“?マーク”かって言うと、キャリアの長さと作品の多さからすると、間違いなく巨匠って言われて当然なんやけど、オイラ的にはこの人の作品って“当たりはずれ”が多いように思うんよね。たまにびっくりするような傑作を生み出すかと思いきや、グタグタのコメディ作ってみたりねぇ...(苦笑)

というわけで、最近すっかり寵愛してるスカーレット・ヨハンソンを今回も使い、ペネロペ・クルスがアカデミー賞助演女優賞を獲ったことでも話題になった作品について、ひと言!?

それでも恋するバルセロナ / Vicky Cristina Barcelona   ★★★☆☆

監督:ウディ・アレン

出演:ハビエル・バルデム、スカーレット・ヨハンソン、レベッカ・ホール、ペネロペ・クルス、パトリシア・クラークソン、ケヴィン・ダン

バルセロナに住む叔母の家でひと夏を過ごすことになったアメリカ人女性とその親友。彼女たちは、そこで女好きの芸術家と知り合い、それぞれ彼と恋に落ちるのだが、やがて彼の元妻が現れ...ってな、ウディ・アレン流ドタバタ恋愛劇。

堅実な愛に生きる女と自由奔放な愛に溺れる女、恋愛スタイルの違う彼女たちの恋の行方は...ってな感じで、男女4人の心と体が交差して...ってね。う~ん、良くも悪くも“アレン映画”やなぁ(苦笑)

ヒネクレ者ぶりを遺憾なく発揮した恋の展開は、少し皮肉めいてて、ニヤリとさせられるんやけど、いつもながらセリフが多い!饒舌になりすぎて、観ててだんだん途中で疲れてまうんよね(苦笑)

そんでもって、どのセリフもアレン調なもんやから、別の役者がしゃべってるのに、どうも監督さんが自らしゃべってるように思えてなぁ...今回はまったく出演してないのにね。キャストもセリフを言うのに大変そうで...。

特に最近すっかり監督の“お気に入りに追加”されてるスカーレット嬢やけど、セリフを消化しきれない点で、どうも彼女はアレン作品には合ってないような気がするんやけどなぁ?!まぁ、よっぽど好きなんやろうから、余計なお世話か(苦笑)

キャストのなかでは、ラテン系色男を演じるハビエルくんも悪くなかったけど、ペネロペの激情型ラテン娘っぷりは、確かにお見事やったね。あれって...地やろか?ちょっと恐ろしい...(笑)

というわけで...今回は“?”付きで、ボチボチでっしゃろか?!

2009年7月 4日 (土)

松田龍平と悪夢探偵

奇才 塚本晋也監督が描くダーク・ファンタジー??そんな悪夢探偵シリーズと主役演じる松田の長男坊の活躍を特集....ってね♪

悪夢探偵   ★★★☆☆   (2006年)

監督:塚本晋也

出演:松田龍平、hitomi、安藤政信、大杉 蓮

自殺志願者が、なぜか助けを求めて死んでいく、そんな不可解な事件を捜査する女刑事は、他人の夢に入れるという男に協力を依頼するが...ってな、スプラッター系サスペンス?!

生きる気力を失った人々の心の闇、それを上手く料理した脚本は、確かに興味深い。画面に広がるダークな感じは、この監督らしさが出てて、悪くないよね。

ひどいのは、演技の出来ない歌手が準主役なこと!?エイベックスがいくら金を積むからって、ほんまにどうしようもないよなぁ(苦笑)まぁ、こんなマニアックな内容の作品で資金集めしようと思ったら、この程度は眼をつぶらんとアカンのかもね。

それに比べて、龍平くんは親の七光りを脱して、存在感がでてきたねぇ!?このキャラの立ち具合は、役者としての可能性を感じさせる内容やった。

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悪夢探偵 2   ★★★☆☆   (2008年)

監督:塚本晋也

出演:松田龍平、三浦由衣、韓英恵、松嶋初音、北見敏之、光石 研、市川実和子

他人の夢に入ることのできる青年のもとに、悪夢で眠れない女子高生が助けを求めるのだが...ってな、奇才塚本監督が贈るサスペンス・ホラーの第2弾!

悪夢探偵の誕生のカギとなる母親の死と女子高生のいじめ、ふたつの“悪夢”が絡み合い、話が展開するんやねぇ。

いやぁ、前作以上にホラーやねぇ...。怖がる演技をしてる市川美和子の顔がまさにホラーやねぇ...怖すぎ!(笑)

独特の映像センスで恐怖感を煽り、グイグイと押すあたりは、塚本ワールド全開やったなぁ。

このシリーズでの脱力系の主人公を演じる龍平くんは、今回もうまく雰囲気を作り出し、悪くなかったしね。

まぁ、作品自体の個性が強すぎで、あまり万人受けする内容やないんやけど!?でも、観始めるとなぜか気になる...そこが塚本マジックか?(笑)

2009年7月 3日 (金)

『明るい瞳』

おススメまではしないまでも、ちょっと雰囲気のあるフランス映画を見つけたので、ひとつご紹介♪

明るい瞳 / Les Yeux Clairs   ★★★☆☆

監督:ジェローム・ボネル

出演:ナタリー・ブトゥフ、マルク・シッティ、ジュディット・レミー、ラルス・ルドルフ

心に病気を抱える女性、兄夫婦と同居をしているが、家に自分の居場所が見つからず、苛立ちを募らせる。兄との喧嘩をきっかけに、家を飛び出し、ドイツの田舎町に眠る父の墓に向かい、言葉の通じないひとりの男性と出会うのだが...ってな、フランス映画。

言葉によって傷つけあう前半と、言葉のない世界で癒される後半、ふたつの異なる世界を対比させながら、人間関係を考えさせるあたりは、かなり意欲的な内容やったね。

言葉も分からず、相手のことも知らない、それでも互いに見つめあい、心と心で向き合い、そして生まれた感情こそが、純粋な愛情なんかもねぇ。

瞳で語るお互いの心の動きを追った映像は、繊細で素敵な描写やった。

淡々とした話ながら、味わい深い趣があったね!?すべてを語りつくさないところに、ちょっと消化不良な感じが残るんやけど、噛むほどに味が出る、そんな作品やったかな。

2009年7月 2日 (木)

『蒼ざめた官能』

最近レンタルした作品のなかで見つけた、ちょっと気になる映画をおススメ!

蒼ざめた官能 / Azul Oscuro Casi Negro   ★★★★

監督:ダニエル・サンチェス・アレバロ

出演:キム・グティエレス、マルタ・エトゥラ、アントニオ・デ・ラ・トレ、エクトール・コロメー、ラウール・アレバロ、エバ・パラレス

病気で倒れた父の仕事であるビルの管理人をやりながら、寝たきりの父の介護をする青年。そんな彼に、刑務所にいる兄から恋人の女囚を妊娠させて欲しいと頼まれるのだが...ってな、ちょっと変わったスペイン映画。

これはいいドラマに仕上がってる作品やったねぇ。

叶いそうで叶わない夢、父親の介護、恋人との微妙な距離、そして兄の無茶な頼みごと、どこか歯車の狂った人生から抜け出そうとする主人公の未来は、思わぬところにあった...ってね?!

どこかシュールで、アンバランスでありながら、静かな流れのなかに、変化という力強さのある作品やった。

いかんせん、こんなもろにエロス志向なタイトルによって、この作品は不当な扱いを受けてまうんやろなぁ。原題は「限りなく黒に近い青」やのに、内容の一部だけを取り上げて、こんなタイトルをつけてまうなんて...情けない!(苦笑)

ということで、この新たな才能を埋もれさせないために、ささやかな抵抗ということで“おススメ”!?

2009年7月 1日 (水)

『アラトリステ』『ビューティフル・ルーザーズ』

歴史モノとアート系ドキュメンタリーの感想をひとつづつ!

アラトリステ / Alatriste   ★★★☆☆

監督:アグスティン・ディアス・ヤネス

出演:ヴィゴ・モーテンセン、エドゥアルド・ノリエガ、ウナクス・ウガルデ、ハビエル・カマラ、エレナ・アナセ、アリアドナ・ヒル

17世紀のスペインを舞台に、ひとりの剣士の生き様を描く歴史ドラマ?!

戦士として名声を得る男は、その腕を見込まれ異端者を暗殺する命を受けるのだが、混乱した政治の陰謀に巻き込まれ、窮地に立たされる...ってなスペイン映画。

なかなか重厚なドラマなんやけど、ちょっと分かりづらい。なんでかって...ヒゲ生やしたボサボサの似たようなキャラが多くて、誰が誰なんだか...考えてるうちに眠気が来てもうて...オイラの集中なさすぎ??(苦笑)

映像的には、光と陰をうまく使い、絵画のような印象的なシーンを撮ってて、芸術性を感じさせられたね。

主役のヴィゴくんも、全編スペイン語で主役を熱演してた。渋さは十分やったんやけどねぇ...!?ちょっと辛抱の必要な作品かも。

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ビューティフル・ルーザーズ / Beautiful Losers   ★★★☆☆

監督:アーロン・ローズ、ジョシュア・レナード

出演:トーマス・キャンベル、シェパード・フェイリー、マーク・ゴンザレス、ジェフ・マクフェトリッジ、マーガレット・キルガレン、ハーモニー・コリン、マイク・ミルズ、クリス・ジョハンソン

ストリートでの落書きから始まったグラフィティ・アート、まったくの無名の若者たちが、やがて注目を浴び、アーティストとなる、そんなムーブメントをアーティストたちの言葉で振り返るドキュメンタリー映画。

反抗心であったり、どこか満たされない気持ちを壁にぶつける、そこにメッセージを込め、形にしていく、彼らの言葉を聞きながら、自分を信じ、表現していく、その術を持つということの大切さを感じたね。

社会からはみ出し、孤独感を感じても、仲間とともに自己を表現し続けた彼らは、人生で大切なものを掴みとったんやろなぁ。

負け犬であったからこそ、勝ち取ることができたもの、屈折したところに芸術の深みは生まれるんかなぁ?!

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