『それでも恋するバルセロナ』
現在公開中の作品から、巨匠(?)ウディ・アレンの新作の感想を、どりゃ~!
なぜ“?マーク”かって言うと、キャリアの長さと作品の多さからすると、間違いなく巨匠って言われて当然なんやけど、オイラ的にはこの人の作品って“当たりはずれ”が多いように思うんよね。たまにびっくりするような傑作を生み出すかと思いきや、グタグタのコメディ作ってみたりねぇ...(苦笑)
というわけで、最近すっかり寵愛してるスカーレット・ヨハンソンを今回も使い、ペネロペ・クルスがアカデミー賞助演女優賞を獲ったことでも話題になった作品について、ひと言!?
それでも恋するバルセロナ / Vicky Cristina Barcelona ★★★☆☆
監督:ウディ・アレン
出演:ハビエル・バルデム、スカーレット・ヨハンソン、レベッカ・ホール、ペネロペ・クルス、パトリシア・クラークソン、ケヴィン・ダン
バルセロナに住む叔母の家でひと夏を過ごすことになったアメリカ人女性とその親友。彼女たちは、そこで女好きの芸術家と知り合い、それぞれ彼と恋に落ちるのだが、やがて彼の元妻が現れ...ってな、ウディ・アレン流ドタバタ恋愛劇。
堅実な愛に生きる女と自由奔放な愛に溺れる女、恋愛スタイルの違う彼女たちの恋の行方は...ってな感じで、男女4人の心と体が交差して...ってね。う~ん、良くも悪くも“アレン映画”やなぁ(苦笑)
ヒネクレ者ぶりを遺憾なく発揮した恋の展開は、少し皮肉めいてて、ニヤリとさせられるんやけど、いつもながらセリフが多い!饒舌になりすぎて、観ててだんだん途中で疲れてまうんよね(苦笑)
そんでもって、どのセリフもアレン調なもんやから、別の役者がしゃべってるのに、どうも監督さんが自らしゃべってるように思えてなぁ...今回はまったく出演してないのにね。キャストもセリフを言うのに大変そうで...。
特に最近すっかり監督の“お気に入りに追加”されてるスカーレット嬢やけど、セリフを消化しきれない点で、どうも彼女はアレン作品には合ってないような気がするんやけどなぁ?!まぁ、よっぽど好きなんやろうから、余計なお世話か(苦笑)
キャストのなかでは、ラテン系色男を演じるハビエルくんも悪くなかったけど、ペネロペの激情型ラテン娘っぷりは、確かにお見事やったね。あれって...地やろか?ちょっと恐ろしい...(笑)
というわけで...今回は“?”付きで、ボチボチでっしゃろか?!
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