« 2009年8月 | トップページ | 2009年10月 »

2009年9月

2009年9月30日 (水)

『ミラーズ』

今日はジャック・バウアー....やなくて、キーファー・サザーランド主演のホラー映画の感想をね!この作品、巷では“ひとり24”なんて言われてたらしいんやけど、観たことないんで、ようわからんのですが....??(苦笑)

ミラーズ / Mirrors   ★★★☆☆

監督:アレクサンドル・アジャ

出演:キーファー・サザーランド、ポーラ・パットン、エイミー・スマート、ジョン・シュラブネル、ジェイソン・フレミング、メアリー・ベス・ベイル

火災で廃墟となったデパートの夜警をする元警官は、勤務中に鏡の中に見えてはいけないものを見てしまう....ってな、サスペンス・ホラー!?

ひゃぁ~怖い(苦笑)出だしからエグイやら恐ろしいやらで....ホラー免疫のあまりない素人には、ちょっと心臓に悪かったね。メシ食いながら観てたら、食べ物が一瞬ノドを通らんようになってもうた...なんてね!(笑)

非現実的な設定の話やから、基本的には何でもありなんやけど、普段見慣れてる“鏡”という道具を使いながら、巧みに恐怖を演出してるんよなぁ。

なかでもエイミー・スマートのやられっぷりが....せっかくの美人が、あんなことに....ギャァァァ....!(笑)

おかげ様で、ずいぶんと背筋がひんやりとしたでぇ?!しばらくは鏡を直視できんなぁ...なんてね?!

2009年9月29日 (火)

『たみおのしあわせ』

今日は“まったり”と邦画で....って、ほんまに“まったり”な作品やったなぁ....(苦笑)

たみおのしあわせ   ★★☆☆☆

監督:岩松 了

出演:オダギリジョー、麻生久美子、原田芳雄、大竹しのぶ、石田えり、小林 薫、冨士真奈美、光石 研

お見合いで理想の相手とめぐり会い、結婚することになった青年、そんな息子を見守ってきた父親、突然舞い戻った死んだ母親の弟、結婚式までの日々は波乱万丈??

う~ん...理解に苦しむ。何なんやろねぇ?!(苦笑)

結婚を機に幸せについて考えるような内容かと思ったら、どうでもエエような話を延々と....。あまりのグタグタぶりに、観ててぐったり。

これみよがしに笑わせようとネタを仕込まれても、どうにも笑えんしなぁ(苦笑)2時間近くも付き合わされて、ごっつい腹立たしくなるような作品やった。

なぜかケビン・コスナーが頭をよぎるような、最悪なエンディングで終わられて、あきれ返ってもうたで。ある意味、“やられたなぁ...”ってか?!(苦笑)結婚式といい、パロディなんかもしれんけど....それにしてもなぁ...??

個人的には、麻生久美子のウェディングドレス姿が唯一の盛り上がりポイントやったね!?そのシーンにふたつ!(笑)

2009年9月28日 (月)

『デュプリシティ~スパイは、スパイに嘘をつく~』 『いとしい人』

今日は、最近レンタル開始になった作品をふたつ!

ひとつはジェイソン・ボーンのシリーズ(『ボーン・アイデンティティー』等)の脚本家が監督した作品で、もうひとつはアカデミー賞女優ヘレン・ハントの初監督作品なんよね。

さてさて、そのデキ映えは...?!

デュプリシティ~スパイは、スパイに嘘をつく~ / Duplicity   ★★★☆☆

監督:トニー・ギルロイ

出演:ジュリア・ロバーツ、クライブ・オーウェン、トム・ウィルキンソン、ポール・ジアマッティ、トーマス・マッカーシー、デニス・オヘア、オレグ・ステファノ、ウェイン・デュヴァル

元CIAの女と元MI6の男、惹かれ合うふたりは、ある企業の産業スパイとして、敵対するライバル会社の新製品に関する機密を盗もうとするのだが...ってな、サスペンス映画。

シェアをめぐる企業同士の激しい攻防、その中で繰り広げられる騙し合い、話の展開としては、なかなかヒネリが効いてたんかな?!

プロのスパイ同士、本心をさらけ出せずに、腹の中を探りあうような恋愛ゲームも、設定をうまく活かしてたね。

時間軸をずらしたり、画面分割を使ったり、いろいろ工夫は見れるんやけど、ちょっと緊迫感に欠ける気がしてもうた。何となくオチも想像できたしなぁ...(苦笑)

それなりに楽しめるんやけど、“やられたっ!”って程の驚きは、残念ながらなかったね?!

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

いとしい人 / Then She Found Me   ★★★☆☆

監督:ヘレン・ハント

出演:ヘレン・ハント、コリン・ファース、ベッド・ミドラー、マシュー・ブロデリック、ベン・シェンクマン、リン・コーエン、ティム・ロビンス

40歳を目前にして、子供を産むことに必死の女性教師。そんな時に、突然夫に別れを告げられ、その翌日には育ての母が他界し、どん底に。そこへ突然産みの母親が現れ、素敵な男性と出会い...ってな恋愛家族ドラマ?!

前の夫への未練や新しい恋への期待、そして本当の母親と自分探し、ひとりの女性の生き方を描くってね!

コリン・ファースの少しクセ者な演技がよかったなぁ。真面目な顔して、オトボケなところがね!

しかし、話のテーマになってる、子供を産みたくて、必死になる主人公の姿ってのは、女性から見るとなんとも切実で、共感できるんかもね。男にはちょっと難しい??

不器用な大人の恋愛を軸に、ちょっぴり切ないお話で、初監督作品としては悪くなかったんやけど、話に落ち着きがなく、ガチャガチャやりながら、最後まで...ってな印象やったのが、まぁ初監督作品の初々しさかなぁ。

個人的にベッド・ミドラーの“厚かましい”おばちゃん演技が苦手なところもちょっとね。それに...ヘレンさん、ちょっと30代ってのは無理があったような...(苦笑)時折見せる表情が、とってもオバサンやった...って、こいつは失礼!?

いろいろ言いながらも、女性向きな作品なのかもね?!

2009年9月27日 (日)

『プール』

公開中の作品から、今日は邦画をひとつ。ごっつい印象的な歌声の主題歌から、ちょっと期待したんやけどねぇ...(苦笑)

プール   ★★☆☆☆

監督:大森美香

出演:小林聡美、加瀬 亮、伽奈、もたいまさこ、シッテイチャイ・コンピラ

タイのチェンマイでゲスト・ハウスを営む母のもとを訪れた女子大生。そこで彼女は、母と一緒に生活するタイ人の小学生の男の子とゲスト・ハウスで働く青年、そして近所に住むおばさんと出会う...ってな、ちょっと複雑な親子関係を描くドラマ?!

好き勝手に生きる母親に対する、納得できない感情、それをのどかな暮らしで昇華するってなことなんやろか??いやぁ....まったくアカンわな(苦笑)

ド素人みたいなセリフ回しに、まったくメリハリのない、映像の垂れ流し、どうしようもなく退屈やった。無意味なカットをつないだところで、所詮は監督さんの自己満足やろうになぁ。

それに、このメンツを集めたところを見ると、『かもめ食堂』や『めがね』の雰囲気で、まったりとしながらも感情の機微を伝えようと狙ってるんやろうけど、何も伝わるものはなく、あまりにもお粗末やったね。

これでは、この娘は、はるばるタイまで、一体何しに来たんやろうって、そんな風にしか感じられんて。

あまりにもムダに“ゆるい”、どうしようもない映画やった。¥300割引やったのが、せめてもの救いやったなぁ...(苦笑)

2009年9月26日 (土)

『男と女の不都合な真実』

公開中の作品からラブ・コメをひとつ。これを観れば男の本音が分かる....ってか??(苦笑)

男と女の不都合な真実 / The Ugly Truth   ★★★☆☆

監督:ロバート・ルケティック

出演:キャサリン・ハイグル、ジェラルド・バトラー、エリック・ウィンター、ジョン・マイケル・ヒギンズ、ニック・サーシー、ケヴィン・コナリー、シェリル・ハインズ

顔もスタイルも悪くないのに、なかなか理想の相手にめぐり会えないTV番組のプロデューサー。ある日、彼女の番組にデリカシーの欠片もない、恋愛カウンセラーの男がコメンテイターとしてやって来て...ってな、ラブ・コメディ。

隣に越してきたお医者様のハートを掴むため、嫌々ながら男のアドバイスに従ってデートすると...?!

男は性欲で女は感情、好みの男をモノにしたければ....なんて下世話な恋愛観よやなぁ。まぁ...完全には否定はせんけども....なんて??(苦笑)

内容的には、最悪の出会いをする男女が、あれやこれやとバタバタするうちに、次第に惹かれあい...ってな、典型的なラブ・コメの王道をいくような話で、特に目新しさも何もなかったね。

まぁ、その意味では、良くも悪くも平均的なデキで、安心して観てられるってことなんかな。下ネタオンパレードで、どうなんやろなぁ、とは思うけど。

男の本音がどうのこうのと言うよりは、ありのままの自分を受け止めてくれる相手がいれば、ってことなんやろね!?

個人的にはヒロインのキャサリン・ハイグルってどうも好みやなくて、イマイチやったかなぁ...?!(苦笑)

2009年9月25日 (金)

『西の魔女が死んだ』

ちょっと前に話題になってた邦画の感想を、ひとつご紹介?!

西の魔女が死んだ   ★★★☆☆

監督:長崎俊一

出演:サチ・パーカー、高橋真悠、りょう、大森南朋、木村祐一、高橋克実

登校拒否になった中学生の孫とおばあちゃんの交流を描いたドラマ。

学校を休み、いなかで暮らす祖母と一緒に生活することになった少女は、そこで魔女修行をすることに...?!

優しく包み込む愛情、なかなかの癒しやったね。多感な思春期の悩みに穏やかに語りかけながら、人生に大切なものを伝えていく、核家族の中で孤立する子供たちに、必要なものが描かれてるんかもね。

ちょっと他人行儀なおばあちゃんの語り口に違和感がありありやったけど、まぁ、悪くない作りの作品やったかな。評判ほどの感動は、正直なかったんやけど...。

それにしても、自然に囲まれてのスローライフ、憧れまんなぁ(笑)

2009年9月24日 (木)

『ゴースト ニューヨークの幻』

今週のおススメ恋愛映画は、この作品!恋愛映画って枠でくくるのは、ちょっと違うんかもしれんし、誰もが知ってるような作品を今更....ってな気もするんやけど、今日はワケあって取り上げたいなぁって思う。

そう、先週、この作品の主演のパトリック・スウェイジがガンで亡くなったってニュースがあったんよね。「『ゴースト』の~」って記事に書かれるくらい、これが彼の代表作やった。他にも『ダーティー・ダンシング』での華麗な踊りや、『シティ・オブ・ジョイ』なんていういい作品もあるんやけど、この作品を取り上げて、彼の冥福を祈りたいと思うんやね。

ゴースト ニューヨークの幻 / GHOST   ★★★★   (1990年)

監督:ジェリー・ザッカー

出演:パトリック・スウェイジ、デミー・ムーア、ウーピー・ゴールドバーグ、トニー・ゴールドウィン、スーザン・ブレスロウ、マルティーナ・デグナン

強盗に襲われ、命を落とした銀行員、死を受け入れられず、戸惑いながら、彼の死を悲しむ恋人を見守る。やがて、自分を殺した犯人が、彼女をも狙っていることを知った彼は、必死に愛する者を守ろうとするのだが...ってね?!

幽霊になった彼と生きている彼女の間の恋を軸にしながら、犯人を追いかけるサスペンスの要素や、彼の声を伝えるイカサマ霊媒師のコミカルさを加え、それをファンタジーで描く、あの当時としては、斬新な作品やったよね。

“男”目線でいうと、何と言ってもボーイッシュなデミー・ムーアのかわいいこと!今ではすっかり貫禄ついてもうたけど(苦笑)それといかにも善人なパトリックくんが、THE RIGHTEOUS BROTHERS のメローな曲をバックに、ふたりでロクロを回せば....何度観てもロマンチックな気分になるやんか♪

「あぁ...ロクロ回したい...」って、みんな思ったやんね?!えっ、オレだけ??(笑)

この世に存在しなくても、愛する女性を守りたい、死んだと分かっていても、愛する男を信じ、感じたい、そんな純粋な愛の物語が、じんわりと心に残るんやろなぁ。

ゴーストになっても、彼は作品とともに、人々の心のなかで生き続けるんやろなぁ...(合掌)

2009年9月23日 (水)

『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』

というわけで、昨日の予告どおりに今日は新作のご紹介!?

ウルヴァリン:X-MEN ZERO / X-Men Origins: Wolverine   ★★★☆☆

監督:ギャヴィン・フッド

出演:ヒュー・ジャックマン、リーヴ・シュレイバー、リン・コリンズ、ダニー・ヒューストン、ライアン・レイノルズ、ウィル・アイ・アム、テイラー・キッチュ、ダニエル・へニー、ドミニク・モナハン

特殊な能力をもつ男は、幾多の戦場で兄と共に戦ってきたが、人殺しを楽しむ兄に反発し、特殊部隊を離れ、恋人と一緒に静かに暮らすのだが....ってなことで、X-MENシリーズの人気キャラ、ウルヴァリンの誕生秘話を語るお話!?

愛する者を失い、復讐に燃える男の苦悩、そして渦巻く陰謀、手に汗握るアクションと切ない物語....となるハズやったんやろうけど、正直ちょっと拍子抜けしてもうた(苦笑)

「そうやったんやぁ...」っていう納得感は確かにあるし、全体的に悪くはないんやけど、これまでのシリーズにあったワクワク感を期待してたら、そこまで盛り上がらんかった感じやったね。

ちょっと話の展開が雑で、ツッコミどころが多いのと、映像的にもチープで物足りんし、それに、この結末から最初の第1作にすんなりつながって行かないところが、何やろなぁ...ってね(苦笑)

そりゃまぁ、ジャックマンくんは相変わらず肉体美を見せ付けながら、頑張ってはいるんやけど...あれっ、ひょっとすると、これって.....メタボリックのヒガミ?!(笑)

期待が大きかっただけに、ボチボチやったかなぁ....。

2009年9月22日 (火)

X-MEN 祭り♪

今やハリウッド一のセクシー俳優との呼び声も高いヒュー・ジャックマン、そんな彼がワイルドな魅力を炸裂させてる(?)のがX-MENシリーズ。彼の演じるウルヴァリンの誕生秘話を描いたスピン・オフ作品の上映に乗っかって、まずはシリーズ3部作の感想を!

毎度のことながら、アクセス数アップを狙って、上映中の『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』の感想は、また明日....あぁ、セコい!(苦笑)

X-MEN / X-Men   ★★★☆☆   (2000年)

監督:ブライアン・シンガー

出演:ヒュー・ジャックマン、パトリック・スチュワート、イアン・マッケラン、ファムケ・ヤンセン、ハル・ベリー、ジェームズ・マースデン、アンナ・パキン

遺伝子の変異により様々な特殊能力を持つミュータントたち。過去の記憶を失ったひとりの男は、ある日、ひとりのミュータントの少女に出会うのだが...ってな、アメリカン・コミックの映画化作品。

善玉と悪玉のガチンコの対決、それぞれにキャラクターを発揮するX-Menの面々たち、なかなかのデキやったね。

何と言っても、ワイルドな一匹狼といったイメージを体現するヒュー・ジャックマンがいい味出してる。それを脇でイアン・マッケランが悪役として存在感を発揮するあたり、味わい深いでんなぁ!(笑)この作品以降、すっかり売れっ子になったハル・ベリーなんかも出てたりしてね!?

映像には、多少安っぽさを感じつつも、単なるアクション映画になることなく、他と違うことで苦悩する人々の苦悩や、恋の話、コメディ要素を加えて、人間(?)ドラマとしても楽しめるあたり、さすがブライアン・シンガー、侮れんよね!

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

X-MEN 2 / X-Men 2   ★★★☆☆   (2003年)

監督:ブライアン・シンガー

出演:ヒュー・ジャックマン、イアン・マッケラン、パトリック・スチュワート、ハル・ベリー、ファムケ・ヤンセン、ジェームズ・マースデン、アンナ・パキン、ブライアン・コックス

人類との共存を願うプロフェッサー率いるX-MEN、しかしミュータントへの恐怖心を煽るような事件が起こり、彼らの住む学園にも危険が迫るのだが...ってな、シリーズ第2弾!

前作の悪玉マグニートーは囚われの身となったものの、それにひけを取らない、またまた手ごわい強敵が....どないやねんって?!(笑)

基本的にはアクション映画でありながら、今回も屈折した父親の感情やら、家族への想いやら、悩める恋心に友情やら、なかなかのドラマが展開するんやね。

ウルヴァリンの過去の謎を呼び水にしながら、巧みに構成された話は、観る者を飽きさせへん魅力があるんかな。

まぁ、マグニートーという、これだけ“ふてぶてしい”悪役がいると、否が応でも話は盛り上がるってか?!おちゃめなヘルメットも板についてきて、もう、マッケラン最高~!?(笑)

3部作の2作目ってのは、中途半端になりがちなんやけど、これだけでも十分楽しめる、そんな仕上がりやったね。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

X-MEN ファイナル ディシジョン / X-Men :The Last Stand   ★★★★   (2006年)

監督:ブレット・ラトナー

出演:ヒュー・ジャックマン、イアン・マッケラン、パトリック・スチュワート、ハル・ベリー、ファムケ・ヤンセン、ジェームズ・マースデン、アンナ・パキン、ベン・フォスター、ショーン・アシュモア、キャメロン・ブライト、エレン・ペイジ

特殊能力を奪い、人間に同化する薬“キュア”が発明され、動揺するミュータント社会。人間との徹底抗戦を目論むマグニートーと対立するX-MEN、その対決を描くシリーズ第3弾!?

いやぁ、監督が変わって少し心配したものの、違和感なく描ききってくれて何よりやったね。

特別なものとして迫害される苦しみと、未来を守ろうとする使命感、そして忘れられない愛情、そんな心の葛藤を根底に置きながら、アクションでグイグイと観るものを引っ張る、なかなかやった。そこまでやるかって思いつつも、映像の迫力は十分やったね。

ただ、心理描写という点では、少し物足りなさは感じてまうかなぁ。もうちょと深く心のなかの苦悩を描いてもエエんと違うかなぁ...。

そうは言いつつも、基本はアクション映画なわけで、シリーズのまとめとしても満足できるデキやったね?!

2009年9月21日 (月)

『映画は映画だ』

二日続けての韓国映画やけど、今日はレンタルが開始されたばかりの作品をひとつ♪

個人的に韓流ブームが復活した....なんてことやなくて、軟弱なブームに流されない、久々に“骨のある”韓国映画に出会ったので、おススメ!

この作品、原案をキム・ギドクが作ってて、監督さんは彼の助監督をやってたらしい。キム・ギドクって誰?って言われると困るんやけど...個性的な、味のある作品を作る、すてきに“ひねくれた”監督さん...ってとこかな?!(笑)個人的に大好きで、まぁ、そんな彼の作品は、またの機会に紹介するとして....

映画は映画だ / (ハングル)   ★★★★

監督:チャン・フン

出演:ソ・ジソプ、カン・ジファン、ホン・スヒョン、コ・チャンソク、ソン・ヨンテ、チャン・ヒジン

共演者に暴力を振るう、プライドの高い生意気な映画スターと、俳優を夢みながらもヤクザをする男、そんなふたりがヤクザ映画で共演することに...ってな、ちょっと変わった設定のドラマ。

芸能界という虚の世界に生きる男と裏社会の厳しい現実の中に生きる男、そんな彼らの生き様を対比しながら、男同士が激しくぶつかり合うんよね。

いやぁ~、シビレてもうたよ!(笑)主演のふたりの存在感、とりわけソ・ジソプの哀愁漂う凄みは迫力やったね。感情を押し殺しながら、目で語る....たまらんです!?

作り物のカメラの中の世界で、どこまでリアリティを追求するのか、そんなテーマが、設定としてよく生きてる。

感情をむき出しにして拳を重ねるふたり、そんな後半から最後にかけての展開に、思わず背筋がゾクゾクしてもうた!

映画のなかでいくらリアリティを表現しても、しょせんは作り物、そんな突き放したような結末に、強烈なインパクトを感じてもうたね。

オリジナルのタイトルがどうなってるのか分からんけど、『映画は映画だ』と吐き捨てるあたりのシニカルさも含めて、ホンマお見事!?(パチパチ)

2009年9月20日 (日)

『グッド・バッド・ウィアード』

韓国映画で西部劇?そんな不安を感じつつ、やたら勢いのある予告につられて観てみたでぇ!華のない男臭いドラマは....あぁ、主演の色男くんたちが“華”なんやねぇ...納得?!(苦笑)

グッド・バッド・ウィアード / The Good. The Bad. The Weird   ★★★☆☆

監督:キム・ジウン

出演:チョン・ウソン、イ・ビョンホン、ソン・ガンホ、リュ・スンス、ユン・ジェムン、ソン・ヨンチャン、ソン・ビョンホ

日本軍の支配下にある満州を舞台に、人一倍プライドの高いギャングのボス、お調子者のコソ泥、そんな彼らの首を狙う賞金稼ぎが、1枚の“お宝”の地図を巡り、熾烈な強奪戦を繰り広げる...ってな、コリアン西部劇?!

正統派の男前担当にワイルドな男前、そしてお笑い担当(?)と、主役3人が個性を出して、なかなかやったね。

出だしからテンポよく、いい“あんばい”のツカミやったかな。最初、少しワクワクさせられてもうたよ!また、盛り上げるところで、軽快な音楽をうまく使い、話にメリハリをつけるあたりが憎いもんやよなぁ。

ハゲしい銃撃戦に、馬での追跡、西部劇の要素をうまく料理しながら、コメディタッチで楽しませる、確かに悪くないんやけど、ちょっとシーン毎の尺がどれも長くてしつこかった感じやったね。

ノリノリの音楽でごまかしてるんやけど、2時間以上まで引っ張るほどの内容やなかったんと違うかな。同じようなシーンが延々と続くと、観てる側の集中も続かんてね(苦笑)

それでも、娯楽作品としては所々にセンスを感じさせるし、ボチボチ評価できるんと違うかなぁ?!

2009年9月19日 (土)

『コドモのコドモ』 『檸檬のころ』

★3つばかりださずに、たまにはダメだしせんとなぁ....ってことで、今日は、ダメな日本映画の2本立て?!(苦笑)

コドモのコドモ   ★★☆☆☆

監督:萩生田宏治

出演:甘利はるな、麻生久美子、宮崎美子、谷村美月、草村礼子、斉藤 暁、北見敏之、塩見三省、光石 研、上野樹里、伊藤梨沙子

小学校5年生の女の子がクラスメートと遊んでいて妊娠し、それを子供たちだけで出産するってなお話!?

少子化をぶっ飛ばすのは、もうこれしかないってか!(苦笑)ありえへんでしょ!?

小学生の妊娠によって、命の尊さを伝える??まるで学芸会のような内容に、子供を産み、育てるという責任感のかけらもなく、まわりの大人も「よく頑張った」って....そりゃあんた、あまりにも軽すぎまっせ。

非現実的な設定で伝えたいメッセージがあったんかもしれんけど、この内容では、子供は宝、年齢に関係なく、とりあえず作れってことしか分からんて。ひど過ぎやなぁ。

だいたい、一緒に生活しながら、子供の体型に気づかない周囲の大人の無関心に違和感ありまくりやし、最初から最後まで、観ててイライラしてもうた(苦笑)

こんな映画を作る意味がわからんよなぁ。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

檸檬のころ   ★★☆☆☆

監督:岩田ユキ

出演:榮倉奈々、谷村美月、柄本 祐、石田法嗣、大地康雄

高校3年の夏、恋をした女子高生たちの恋愛ドラマ?!

タイトルからすると、ちょっぴり甘酸っぱく、切ない、初めての恋...なんて話を想像するよなぁ。それに引き換え、このジメジメと重たい感じはなんなんやろね(苦笑)

まぁ、若い役者を使ってるだけに、しょうがないんやろうけど、演じる側の問題だけやなくて、演出する側もたいがいやなぁ。

まとまりがなく、中途半端、青臭いドラマにリアリティはなく、主要キャストと思いきや、なぜか途中でフェイドアウト...どないしたかったんやろね。愛想笑いをする気力もなくなってもうたよ。

救いは、エキセントリックな谷村くんの演技かな?!それにしてもヒドすぎ!?

2009年9月18日 (金)

『ママ男』

確実に誰もこの作品のレヴューに興味をもたないことも、きっと誰もレンタル屋でこの作品をあえて手に取ることがないことも承知の上で、今日はこの作品をご紹介。

この日本で、ひとりくらいは、究極のへタレ俳優ジョン・へダーの活躍を見守ったらんと...そう思うんよね。頑張れ~!?(苦笑)

ママ男 / Mama's Boy   ★★★☆☆

監督:ティム・ハミルトン

出演:ジョン・へダー、ダイアン・キートン、ジェフ・ダニエルズ、アンナ・ファリス、イーラー・ウォラック、ドリアン・ミシック、サラ・チョーク

30歳を目前にして母親と同居するマザコン男。母親に恋人ができ、しかも同居することになって大騒ぎ!あの手この手で別れさせようとするのだが....ってなコメディ。

いつもながら、ジョン・へダーの見事なまでの脱力系の演技、楽しませてもらったでぇ。まぁ、ほぼ間違いなく、一般受けせんのやろうけどね!?(苦笑)

どうしようもなく情けなく、憐れな男なんやけど、どこか憎めない、そんな究極のB級路線を突っ走る演技は、爆笑とはまったく無縁なマニアックさよなぁ(笑)

それでも、他の出演者の顔ぶれを見ると、彼も出世したんやなぁ...なんて思ったりしてね!なんたって、ダイアン・キートンやもんね!へぇ?ダイアン・キートンが落ちぶれたんやないかって?? ........!?

それにしても...『バス男』の後は『ママ男』、このくだらない邦題は、どこまで続くんやろなぁ...とつぶやきながらも、それも楽しみやったりして?!(笑)

万が一、ジョン・へダーに興味をもった人がいたら、6月3日の『俺たちフィギュアスケーター』やその翌日に紹介した『バス男』をチェックしてみる??

2009年9月17日 (木)

『理想の恋人.com』

こんな、タイトルからして、いかにもB級なラブ・コメを、敢えておススメするのも、ちょっと恥ずかしいんやけど、あなどるなかれ、この作品、内容はかなりこ洒落てて、悪くないんよね!ってことで、ちょっと大人の恋の話を....試しにおススメ♪

理想の恋人.com / Must Love Dogs   ★★★★

監督:ゲイリー・デイビッド・ゴールドバーグ

出演:ダイアン・レイン、ジョン・キューザック、エリザベス・パーキンス、クリストファー・プラマー、ダーモット・マローニー

離婚して8ヶ月、お節介な家族の勧めもあり、半ば強制的に出会い系サイトでデートすることになった主人公!運命の出会いを夢見る彼女が出会ったのは、犬好きという条件でやって来たひとりの男やった。そんな二人の恋の行方は....?!

いやぁ、のっけから気の利いたセリフの応酬、テンポのいい会話と展開が実に心地ええんよね(笑)

それに加えて、主役以外の登場人物も、先立った妻を想いプレイボーイを演じる父親や、42歳と偽って17歳の少年とメールする初老の女性など、個性的でかつ魅力的やったりして?!

軽いノリのなかにも、男と女の心理をのぞかせ、そして生真面目に恋愛に向かう男女がいる。観終わって、なんや愉快な気持ちにさせる抜群のラブ・コメやった。

ただ、この中途半端な邦題がなぁ.....ほんまにセンスなさすぎ!?(苦笑)

2009年9月16日 (水)

『リリィ、はちみつ色の秘密』

今日は、公開当時かなりいいと話題になってた作品の感想を!でもこれ....ダコタなんよねぇ...。でもって、やっぱり....??

リリィ、はちみつ色の秘密 / The Secret Life Of Bees   ★★★☆☆

監督:ジーナ・プリンス・バイスウッド

出演:クィーン・ラティファ、ダコタ・ファニング、ジェニファー・ハドソン、アリシア・キーズ、ソフィー・オコネドー、ポール・ベタニー、ヒラリー・バートン、ネイト・パーカー、トリスタン・ワイルズ

幼少期に誤って母親を撃ち殺してしまい、以来心の傷を抱えて生きてきた少女は、ある事件をきっかけに、高圧的な父から逃れ、家出をするのだが...ってな、公民権運動の盛んな60年代を舞台にした人間ドラマ。

愛を知らずに育った女の子が、黒人の養蜂家とその妹達と暮らしながら、次第に心を開くってね!

う~ん、話としては、確かに悪くない。

主演のダコタ嬢もすっかり成長して、確かにこの年代としては演技力はあるんやろね。でも....やっぱりアカン(苦笑)

泣きの演技の異常に“こ慣れた”感じが受けつけんのですよ。感情がこもってるようでいて、実は不自然なところ、あきませんなぁ...。

彼女の存在に拒否反応を示さないひとなら、きっと素直に感動できる作品なのかもねぇ...?!

ところで、久々のポール・ベタニーにちょっと驚き!イギリスなまりを消して、うだつのあがらない親父役、こんな役をやるとは...最初、本人と気づかんかったよ!?(笑)

2009年9月15日 (火)

『誰も守ってくれない』

レンタル開始になったばかりの邦画をひとつ。「踊る~」シリーズの脚本で有名な君塚くんが監督で亀山千広が制作とくれば、フジテレビの荒い鼻息が聞こえてきそうやけど、そのデキは...?!

誰も守ってくれない   ★★★☆☆

監督:君塚良一

出演:佐藤浩市、志田未来、松田龍平、石田ゆり子、柳葉敏郎、佐々木蔵之介、佐野史朗、津田寛治

未成年者の兄が起こした殺人事件により、マスコミや興味本位の人々の誹謗中傷に晒される妹と、そんな彼女を守ることになった刑事を描いた物語。

犯罪の加害者の家族を守る、そんな一見矛盾した任務に戸惑いながらも、15歳の中学生を連れて、逃げるのだが...ってね!

殺人犯の身内でありながら、何ら罪を犯したわけでもない、しかし世間の批判は、容赦なく彼らにも降りかかる。ちょっと考えさせられるテーマやね。

被害者の側の心情としたら、その身内も同じようなものやけど、別個の人格であって、共犯ではないもんね。でも、事件によって、残された家族が背負わされる十字架というのは、理不尽でも、避けられないものなんかな。

ネット社会にあって、名前も名乗らずに無責任に他人の人権を無視して攻撃する輩が、一番たちが悪いって。

演技力のある役者をそろえ、丁寧に作られてるんやけど、感情移入する余地がないもんやから、ただ観てて辛いだけでね。ちょっと重たすぎる話やったなぁ...。

2009年9月14日 (月)

『コーラス』

昨日の『幸せはシャンソニア劇場から』の監督クリストフ・バラティエと主演のジェラール・ジュニョは、実は前にも組んで作品を作ってるんよね。それがまた、なかなかの秀作で....ってことで、おススメ♪

コーラス / Les Choristes   ★★★★   (2004年)

監督:クリストフ・バラティエ

出演:ジェラール・ジュニョ、フランソワ・ベルレアン、ジャン=バティスト・モニエ、ジャック・ペラン、マリー・ブネル、カド・メラッド、マクサンス・ペラン

戦後間もないフランスで、教師としてのキャリアに挫折した男が辿り着いたのは更正施設の舎監。問題児たちに手を焼きながらも、校長のやり方に疑問を感じ、コーラスを教えることで子どもたちとの距離を縮める、ってなフレンチ・ドラマ。

歌を歌うことで、子供たちの素直な笑顔を取り戻す、エエ話やよなぁ(笑)

音楽の素晴しさがかなり評判になってたけど、その通りやったね。ソプラノの少年の声はどこまでも澄み切っていて、心に沁みこんでくる。

作品としても、感動を押し付けることなく、愛情に飢えた子どもたちと正面から向き合う教師の真摯な姿勢や、それに応える子どもたちの無邪気な笑顔を、さりげないユーモアを散りばめて、うま~くまとめ上げてる。

“泣ける”って感じの作品ではないんやけど、なんや爽やかな後味を残す、素敵な映画やったね。

ブラボーなデキばえ!(パチ パチ)

2009年9月13日 (日)

『幸せはシャンソニア劇場から』

公開中の作品のなかから、フレンチな人情ドラマをひとつ!

幸せはシャンソニア劇場から / Faubourg 36   ★★★☆☆

監督:クリストフ・バラティエ

出演:ジェラール・ジュニュ、クロヴィス・コルニアック、カド・メラッド、ノラ・アルネゼデール、ピエール・リシャール、フランソワ・モレル、ベルナール・ピエール・ドナデュー、マクサンス・ペラン

1930年代なかばのパリの下町にある劇場を舞台に繰り広げられる人間模様を描いたフランス映画。地上げにより閉館になった劇場を、仲間と力を合わせて再建しようとするが...ってね!?

妻が男を作って去り、やがて息子も取り上げられた男、お調子者のコメディアン、新人の女性歌手にそんな彼女に恋する照明係、引きこもりの音楽家、個性的な登場人物たちが紡ぎだすお話は、なかなかの味わいやったね。

劇場を愛し、生きがいとする彼らの想いが伝わるってか!(笑)人生、悲喜こもごもで、明るいだけの話やないんやけど、どこかほのぼのしてて、温かいところがエエんかもね。

音楽も洒落てて、なかなかよかったなぁ♪特に、新人歌手を演じるノラ嬢、歌は上手いし....キュートやし...(笑)今後の活躍に注目ってか!

それほど感動するような話ではないんやけど、小粒ながら、ちょいと小粋な庶民派フレンチをご堪能あれ...てね!?

しかし....ぱっと見で悪くない邦題なんやけど、作品を観終わった後で改めて考えると、ちょっと違うよなぁ。製作者の意図からハズれてもうてるよなぁ。う~ん、やっぱり....おかしい(苦笑)

2009年9月12日 (土)

『女の子ものがたり』

今日の作品は、漫画家 西原理恵子の自伝的お話だそうで?!いやぁ、別にファンでもないんで、特に思い入れもなく、よく分からんのやけど....たまには深津くんをスクリーンで観るってのもどうかなぁ...なんてね!(笑)その感想は....

女の子ものがたり   ★★★☆☆

監督:森岡利行

出演:深津絵里、大後寿々花、福士誠治、風吹ジュン、波瑠、高山侑子、森迫永依、三吉彩花、佐藤 初、大東俊介、佐野和真、板尾創路、奥貫 薫

スランプでぱっとしない日々を送る女性漫画家は、幼少期から仲の良かった“ふるさと”の友だちのことを考える...ってなお話。

お互いに子供の頃から家が貧しく、幸せとは縁遠い三人の女の子たち。高校生になっても友情に変わりはなかったのだが、それぞれの道を歩みだすときが...?!

幸せとは、親友とは、そんなことを考えさせられる話やったね。10代にして人生の先が見えてしまうような、田舎での暮らし、なんや、ちょっと切ないよなぁ。同じような田舎者としては、何となく分かったりして...?!(苦笑)

小学時代と高校時代、それぞれ若い女優のたまご(?)の頑張りが目玉なんかな??まぁ、悪くはなかったんやけど、それぞれがあまり似てないだけに、さすがに30代の深津くんまで行くと、ちょっと違和感あったね(苦笑)10歳から36歳まで同じ人が演じるわけにはいかんから、しゃぁないんやけど(笑)

個人的には少し盛り上がりに欠ける感じやったんやけど、同性の立場で観ると、もっと感じ方も違うんかもなぁ??

何気に脇役で出てる奥貫くんの“枯れ具合”が、妙にツボにはまってもうた。彼女、さりげなくいい女優さんになってきたよなぁ、なんてね!?

2009年9月11日 (金)

『ディファイアンス』

最近すっかりジェームズ・ボンドが当たって、メジャーになってきたダニエル・クレイグくん。個人的には彼のボンド役は、イマイチ好きになれんのやけど、そんな彼が主演のシリアスドラマの感想をひとつ♪監督は、あの『ラスト・サムライ』のひとなんやけどね!

ディファイアンス / Defiance   ★★★☆☆

監督:エドワード・ズウィック

出演:ダニエル・クレイグ、リーヴ・シュライバー、ジェイミー・ベル、アレクサ・タヴァロス、アラン・コーデュナー、トマス・アラナ

第二次世界大戦の最中、実際に東欧であった実話を基にした話。

ナチスに支配され、ユダヤ人狩りの名の下に虐殺される人々、そんな状況で団結し、森の中で避難キャンプを作り、生き延びた人々。

武器を取り、食料を調達し、家を作って力を合わせて生きる、ホントの話だけに、説得力が違うよなぁ。

いつのまにかリーダーになり、すがる人々の希望という重い責任を背負って苦しむ男の姿は、胸を締めつけられるものがあるんやね。

迫り来る死の恐怖、飢え、コミュニティのなかの不協和音、それでも生きることを諦めずに、励ましながら必死にもがき続ける。ヘヴィーな話やなぁ。

そんな悲惨さのなかで、さりげなく兄弟の絆が描かれるところが、なかなか心憎い演出やったね。

ダニエルくんのジェームズ・ボンドなみの活躍は少し笑ってもうたけど、過度に演出することなく、とっても良心的なデキ栄えやったと思う。なかなかやったね!?

2009年9月10日 (木)

『最後の恋のはじめ方』

というわけで、今週のウィル・スミス強化週間(?)を締めくくるのは...ベタな恋愛コメディで決まり!(笑)

最後の恋のはじめ方 / Hitch   ★★★★

監督:アンディ・テナント

出演:ウィル・スミス、エヴァ・メンデス、ケヴィン・ジェームズ、アンバー・ヴァレッタ、ジュリー・アン・エメリー

もてない男たちにデートの手ほどきをする“デート・ドクター”の男、女心を知り尽くした彼自身の恋の行方は...ってな、典型的な王道のハリウッド・ラブ・コメディ!?

また現実離れした恋の話が展開するんよなぁ、と分かりつつも....もてない男が苦労しながらも美女の心を奪うあたりが、同じモテナイ者として、なんやとっても共感できたりするんよねぇ(苦笑)

ウィル・スミスの軽妙なトークと、なんとなく言いえて妙な会話、いい具合にツボにはまった感じやね。

「これが彼女にとって最後のファースト・キッスに...」なんて、ちょっと洒落ててええよね?!えっ、クサすぎ??(苦笑)

まぁ、テクニックだどうだこうだって言いながらも、相手のことを想い、ありのままの気持ちを伝えれば....なんて思いながらも、実際はねぇ....?!

ちょっと内容を復習して、教訓にせんとアカンかなぁ...なんて!(笑)

2009年9月 9日 (水)

『7つの贈り物』

今週二度目のウィル・スミス....でもって、実は明日もウィル・スミス...なんやウィル・スミス強化週間になってまいましたが....(苦笑)

新作がレンタル開始になったので、とりあえず感想をね!

7つの贈り物 / Seven Pounds   ★★★☆☆

監督:ガブリエル・ムッチーノ

出演:ウィル・スミス、ロザリオ・ドーソン、マイケル・イーリー、ウディ・ハレルソン、バリー・ペッパー

心に傷をもつ男は、善良でありながら、困難に直面し、苦しんでいる人々を見つけ、彼らのためにある計画を実行しようとしていた...ってな、人間ドラマ。

贖罪の物語ってとこなんかな?!感動の物語ってとこなんやろうけど、ちょっと狙いすぎで引いてもうたよ。

出だしからミステリアスな雰囲気を出そうとするんやけど、大まかなあらすじは簡単に読めてしまうところがなぁ...。読めてしまうと、流れが間延びして感じてまうから、上映時間以上に長く思えてね(苦笑)

あと、今回のウィルくんは、冗談もなく、時折眉間にしわを寄せながら、頑張って演じてるんやけど、どうもこういった役柄にはイメージが合わんような気が...?!新境地なのかもしれんけど、個人的にはちょっと....。

この監督とのコンビの前作『幸せのちから』を越える...なんて宣伝文句やったけど、前もしょぼい話やったから、しょせんはこの程度なんかもねぇ(苦笑)

まぁ、良くも悪くも...普通かな?!オイラの涙腺指数は限りなく“0%”やったから、涙目ものの感動を期待すると...がっかりするかもねぇ。

2009年9月 8日 (火)

『大阪ハムレット』

最近レンタルが開始された作品のなかから、邦画をひとつご紹介!

大阪ハムレット   ★★★☆☆

監督:光石富士朗

出演:松坂慶子、岸部一徳、森田直幸、久野雅弘、大塚智哉、加藤夏希、本上まなみ、白川和子、間 寛平

突然死んだ父親、そこへ父親の弟なる男が転がり込み、一緒に生活することに...ってな、大阪の下町を舞台に描く、ちょっと風変わりな家族のお話?!

老け顔の長男、暴れん坊の次男、女の子になるのが夢の三男、そして能天気な母親と“おっちゃん”、それぞれ悩みながらも、一生懸命生きるってか。

コテコテな登場人物だけに、それなりに笑えて、ほんわかって感じかなぁ。予告を観るかぎりでは、もう少しハイテンションで、ぶっ飛んだ、キレキレの笑いを期待してたんやけど、意外と普通やった。

関西人の尺度でやから、一般のひとからしたら十分笑えるんかもしれんけどね?!

そんな中では、ハムレットに“はまる”次男坊のキャラはおもろかったね!コテコテのヤンキーとシェークスピアのコラボレーションってのもイカスのに、それを関西弁でって、なかなかオツやはなぁ!(笑)

少し調子はずれで、個性的なキャラが多く、どっぷり関西の雰囲気なんやけど、弾け切れないところで物足りなさがあったね。

まぁ、心温まる人情ドラマってことで、ボチボチでんなぁ?!

2009年9月 7日 (月)

『エネミー・オブ・アメリカ』

昨日の『サブウェイ123 激突』の監督を務めるトニー・スコットは、ご存知のとおり、最近プリオくんと組んでハリウッドでブイブイ言わせてる(?)リドリー・スコットの弟なんよね。彼の代表作で真っ先に挙がるのが、やっぱり『トップガン』なんやろうけど、それ以外にも興味深い作品を世に送り出してる。ってことで、今日はそんな中からひとつ紹介♪

エネミー・オブ・アメリカ / The Enemy Of The State   ★★★★☆   (1998年)

監督:トニー・スコット

出演:ウィル・スミス、ジーン・ハックマン、ジョン・ボイト、バリー・ペッパー、ジャック・ブラック、リサ・ボネ、レジーナ・キング、ガブリエル・バーン、ジェイソン・リー、トム・サイズモア

知らない間に、国家安全保障局(NSA)の引き起こした暗殺事件の証拠を手にした弁護士。隠蔽工作のためにNSAに命を狙われることになるのだが...ってな、情報社会の監視、そんな問題を上手く料理したサスペンス・アクション!?

いやぁ~、はまったねぇ。これはおもろい!法案を巡る陰謀に巻き込まれた市民、罠にはめられ、陥った窮地をどう打開するかってね。国家という巨大な相手を敵に回し、ひとりの市民が闘いに挑む...格好よすぎやでぇ(笑)

小気味いいテンポで展開する話は、ウィルくんの軽さをハックマンの存在で渋く抑えるってな感じで、絶妙やったね。

テロへの対策の進むアメリカでは、市民の通信の監視が合法的に行われてるらしい。この作品の内容もすでに現実になってるんやろなぁ。案外、すでに日本も....迂闊なことを電話でしゃべると...なんて(笑)

鋭い問題意識を極上のエンターテイメントに、やられてもうた(笑)お見事!

2009年9月 6日 (日)

『サブウェイ123 激突』

今日は、週末に始まった作品から、デンゼル・ワシントンとジョン・トラヴォルタが“激突”する、話題の(?)作品をご紹介♪

サブウェイ123 激突 / The Taking Of Pelham 123   ★★★☆☆

監督:トニー・スコット

出演:デンゼル・ワシントン、ジョン・トラヴォルタ、ジョン・タートゥーロ、ルイス・ガスマン、マイケル・リスポリ、ジェームズ・ガンダルフィーニ

乗客を人質に地下鉄を乗っ取った男、その犯人からの無線を受けたことで交渉役をすることになった地下鉄職員、その息詰まる攻防を描いたクライム・サスペンス?!

犯人は何者か、そして乗客の命は...なかなかの緊迫感やったね。出だしからセンスを感じさせる映像で、巧みに話しに引き込まれてもうた。

70年代に一度映画化されてる話らしい。観てないんで、比較はできんのやけど...。

タートゥーロやガスマンといった脇役も渋いんやけど、まぁ、話の中心にいるふたりの存在感が十分やったね。

トラヴォルタのふてぶてしい悪役ぶりも、なかなかやったし、デンゼル君も相変わらず熱かったし(笑)

ただ、デンゼルくんのキャラが強烈すぎるあたりが、ちょっとやりすぎかなぁ。“しがない”ただの職員が...ってところが肝のような話やのに、途中からヒーローよろしくで、派手なアクションをかますあたりは、オイオイって突っ込んでまうよね!(苦笑)

あと、奥さんの印象が薄く、“家庭のある、よき父親”イメージが出なかったところが、エモーショナルな要素を弱くしたんかもなぁ。

そうは言いながら、サスペンスやアクションという点では、飽きさせないで十分楽しませる内容やった。ただ、あまり後に残らん、そんな作品やったかもなぁ...?!

2009年9月 5日 (土)

『ゲット・オン・ザ・バス』

昨日のスパイク・リーって監督さんが最も注目されたのは、1992年の『マルコムX』っていう黒人活動家の自伝映画かな。デンゼル・ワシントンが主演で、結構賞レースを賑わしとったね。

個人的には、それよりも前の『ドゥ・ザ・ライト・シング』(1989年)や『モ’・ベター・ブルース』あたりの初期作品がお気に入りなんやけど、そこらへんは別の機会に紹介するとして、今日はちょっと小粒ながら、じんわりと心にしみる作品をご紹介♪

ゲット・オン・ザ・バス / Get On The Bus   ★★★★   (1996年)

監督:スパイク・リー

出演:チャールズ・S・ダットン、オシー・デイヴィス、アンドレ・ブラウアー、イザイア・ワシントン、ヒル・ハーパー、トーマス・ジェファーソン・バード、バーニー・マック、リチャード・ベルザー

首都ワシントンで開かれる、黒人の男性による“百万人の大行進”という大規模なイベントに参加するため、バスでLAを出発する一行の旅の様子を描いたロードムービー?!

同じ目的のために集まった“ブラザー”たち、しかし、同じ黒人であっても、宗教も違えば、育ちも違う、それぞれに抱えた問題とともに、ちょっと波乱含みの旅は続く...ってね!

自己中心的な俳優、白人を母にもつ男、ゲイのカップル、年老いた老人、裁判所の命令で息子に手錠をして参加する父親、映画監督志望の若者など、同じ肌の色をしていながら、ことあるごとにぶつかり合う彼らを通じて、様々な角度から黒人社会を描くんやね。

昔ながらの白人による差別の問題から、ギャングの抗争、悪化する治安、崩壊した家庭、マイノリティへの迫害、貧富の差、いろいろな問題が浮き彫りになるなかで、旅を通じて相手を知り、手に手を取って乗り越えよう、そんなメッセージがじんわりと胸に響くんやなぁ。

時に殴り合いの喧嘩をしながらも、たどり着いた彼らの旅の先には....一体何が...!(笑)

出演者の飾らない演技と、ソウルフルな音楽が素敵なアクセントとなって、地味な物語を彩るんやね。それにしても、オシー・デイヴィス演じる老人の語る言葉が、味わい深かったなぁ....。

ということで、肌の色に関係なく、観ればきっと何かを感じられるはず!是非、お試しあれ♪

2009年9月 4日 (金)

『セントアンナの奇跡』

あのスパイク・リー監督の....って言っても、最近のひとには、あまりピンとこんのかな?!80年代後半にブレイクし、ブラック・カルチャーを引っ張り....かなりブイブイ言わせてたんやけどね!(笑)

そんな彼の最新作は...??

セントアンナの奇跡 / Miracle At St. Anna   ★★★☆☆

監督:スパイク・リー

出演:デレク・ルーク、マイケル・イーリー、ラズ・アロンソ、オマー・ベンソン・ミラー、ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ、ヴァレンティナ・チェルヴィ、ジョン・タートゥーロ、ジョン・レグイザモ

第二次大戦で実験的に編成された黒人部隊、戦争中の出来事がもたらした“ある奇跡”を描いた作品。定年間近のひとりの黒人の郵便局員が起こした殺人事件、そのきっかけは戦時中にさかのぼる...ってね!?

ドイツ軍との激しい攻防、黒人の置かれた立場、イタリア人との交流、いろいろなドラマを、実際にあった「セントヘレナの大虐殺」という事件を取り入れながら描いてる。

2時間40分という長さを感じさせない展開は、なかなかのものやった。特に後半の流れは見事やったなぁ。

差別に苦しむ黒人たちを描くあたりのセリフの薀蓄は、さすがにスパイク・リーらしいなぁ...ってね!?まぁ、逆にちょっと主張が強すぎて、やり過ぎな気もせんでもないが...(苦笑)

戦争の悲劇のなかで生まれる奇跡、なかなかドラマチックで全体的にも悪くないんやけど、冷静に考えると、ちょっと話が粗いかも?!

出だしの強引さから、どこか不自然なドイツ人将校の振る舞いといい....ツッコミどころは多いような...少し作りすぎとちゃいまっかぁ...なんて??(苦笑)

まぁ、ファンタジー映画と思えば、ありえなくもない。そう思いながら、あまり深く考えすぎず、楽しめればね...でも、何かしっくりこない!?

2009年9月 3日 (木)

『ラブソングができるまで』

今週も木曜日は恋愛映画をひとつおススメ!またまた少々ベタやけど....(苦笑)

ラブソングができるまで / Music & Lyrics   ★★★★

監督:マーク・ローレンス

出演:ヒュー・グラント、ドリュー・バリモア、ブラッド・ギャレット、クリスティン・ジョンソン、キャンベル・スコット

過去の栄光にすがって生きる落ち目のポップスター、そんな彼の家にある植木の世話をするために、たまたまやって来た女性とコンビを組んで、若手の売れっ子歌手のために曲を書くことに!音楽とふたりの恋の行方は....ってなお話。

どうせB級なラブ・コメディかと思っていたら、予想以上にハマッてもうた(笑)主演のヒュ-くんとドリュー嬢のコンビが、意外なほどお似合いやったりして!?

軽妙な掛け合いのセリフに違和感のない選曲、なんや絶妙やった!だいたい、80年代ポップ歌手のなれの果てってのに、彼のイメージが合いすぎやでぇ(笑)あの時代に青春の日々を過ごした者にとっては、見事にツボを突かれた感じやね。

かつてのアイドルのガチンコのボクシング・バトルてなナンセンスもあったりして...、ティファニーvsデビー・ギブソンなんて、あの頃を思うと、かなり夢のマッチングやもんね?!(笑)今の人は知らんやろうけど....。

とにもかくにも、微笑ましい恋愛模様に、涙を誘う告白のメロディ、作り手の狙い通りに“カモ”になってもうたなぁ!?(苦笑)

2009年9月 2日 (水)

『少年メリケンサック』

予め言っとくと、個人的に宮藤官九郎は苦手です。監督としても、脚本家としても、役者としても、どれをとっても苦手です。何でかって、彼のコメディで素直に笑えたためしがないんよね。彼の演技で上手いと思えたことがないんよね。唯一楽しめたのは、哀川 翔が主演した『ゼブラーマン』(彼の脚本)くらいやろか...!?

というわけで、そんなオイラから見たこの作品の感想は....。

少年メリケンサック   ★★★☆☆

監督:宮藤官九郎

出演:佐藤浩市、宮﨑あおい、木村祐一、田口トモロヲ、三宅弘城、ユースケサンタマリア、ピエール瀧

レコード会社の契約社員が契約打ち切りを防ぐためにネットで発掘したパンクバンド、キレキレの彼らを探し出し、会ってみると...どうしようもない飲んだくれのオヤジだった...ってな、クドカンのコメディ....って、やっぱり笑えんかった(苦笑)

先入観があるせいか、拒絶反応が出てもうて、どうにもなぁ?!

ところどころオモロイんやけど、基本的には下品で悪趣味、悪ノリしすぎやね。下ネタで笑いをとろうとするところが、このひとの限界なんやろなぁ。

結局、役者の頑張りもどこかカラ回りしてるように思えて...。だいたい、関西弁も抜けない芸人を仙台出身のパンク野郎って、あんたそりゃ無理やろ(苦笑)若い頃と現在の顔も、整形に失敗したんかってくらい似てなくて、なんでこういうキャスティングするんやろね。

まぁ、そんな中で、あおいちゃんが頑張ってたところが救いやったかな。喜怒哀楽で、いろんな表情を楽しませてもらったよ(笑)

宮﨑あおい、最高~!ただそれだけの作品(苦笑)

2009年9月 1日 (火)

『コネクテッド』

ハリウッド作品『セルラー』をリメイクした香港映画を、今日はご紹介。香港映画をハリウッドでってのはあるんやけど、この逆パターンはこれが初めてらしいね。さて、そのデキはいかに?!

コネクテッド / Connected (保持通話)   ★★★☆☆

監督:ベニー・チャン

出演:ルイス・クー、バービー・スー、ニック・チョン、リウ・イエ、エディー・チョン、フローラ・チャン、コン・ベイビー、ルイス・ファン

何者かに誘拐・監禁された女性は、閉じ込められた部屋にあった壊された電話機を直し、助けを呼ぼうとするのだが...ってな、キム・ベイジンガー主演で05年に少し話題になったハリウッド作品の香港リメイク!?

家族を守ろうと必死の女性、電話を取ったばかりに、事件に巻き込まれる男性、不遇なキャリアの警官、そして謎の誘拐犯、事件は待ったなしで突き進む...!?

派手なカー・アクションに乱れ飛ぶ銃弾、体を張ったどつき合い....オリジナルの雰囲気を再現しつつ、香港映画らしいデキやったね。

悪くはないんやけど、派手にやりすぎて、逆に緊迫感がなくなってもうた感じやったなぁ。だいたい、ド素人の一般人が、いきなりドリフトかまして車を運転せんやろうってね(苦笑)

オリジナル同様に、ツッコミだしたらキリがないんやけどね...!(笑)音の使い方や、展開のメリハリという点では、ちょっとリメイク版は質が落ちたかもなぁ。

それでも、“約束”というテーマをもとに、うまく人間ドラマが作られてた。エンドロールまで携帯にこだわるあたりも、徹底しててよかったね!?

ちょっと全体的には物足りなさを感じつつも、悪くはなかったかな。

« 2009年8月 | トップページ | 2009年10月 »