« 是枝裕和を考える! ① | トップページ | 是枝裕和を考える! ③ 『空気人形』 »

2009年10月10日 (土)

是枝裕和を考える! ②

というわけで、2日目は是枝くん初の時代劇、そして味わい深い家族ドラマに音楽ドキュメンタリーと...盛りだくさんで行ってみよう♪(笑)

花よりもなほ   ★★☆☆☆   (2006年)

出演:岡田准一、宮沢りえ、古田新太、香川照之、浅野忠信、原田芳雄、國村 隼、石橋蓮司、木村祐一、加瀬 亮、平泉 成

父親の仇討ちをするために江戸にやって来た田舎侍、オンボロの長屋で暮らす彼は、気が弱く剣の腕もからっきし、そんな彼の仇討ちは...ってな、是枝流“お江戸コメディ”?!(苦笑)

個性的な長屋の住人とのホノボノとした暮らし、仇討ちというテーマを使い、ユーモアを交えて生き方を問う、そんなコンセプトは確かによかったんかもね。

ただ、ジャニーズのタレントと吉本芸人をメインに据えて、こんな作品を本気で撮りたかったんかなぁ、って思わず疑問に思ってもうたよ(苦笑)

演技する人に響きあうものがなくて、素敵な作品を作るのは、やっぱり無理やんね?!結果的にテンポは悪く、まとまらんってなぁ...。

さすがと思わせる部分も垣間見えるだけに、余計に疑問が残ってまう。金がなければ映画はできん、しかしその結果がこれではなぁ...期待してただけに余計に残念。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

歩いても 歩いても   ★★★☆☆   (2007年)

出演:阿部 寛、樹木希林、夏川結衣、原田芳雄、YOU、寺島 進、高橋和也、加藤治子

長男の命日に集まった家族、引退した開業医の父、専業主婦の母、姉とその家族、そして無職の次男とその妻と義理の息子、それぞれの人間模様が交差する夏の日の物語ってね!

何も事件が起こるわけでもなく、家族のやり取りをつないだ話なんやけど、セリフが上手いよなぁ。さりげない言葉がそのキャラを語り、笑いを誘うんやね。自分が実家に帰ったときの様子とダブってたりして....!(笑)

そんな掛け合いも、いい役者が揃ってるからこそ可能なんやね。阿部ちゃんは、コメディづいてるせいか、少し演技が芝居がかってたのが気になったんやけど...まぁ、許容範囲?!(苦笑)

あと、YOUくん、やっぱり役者としてはなぁ...特に登場人物が少なく、この顔ぶれやと、力量がでてまうんよね。

子役の面々は生き生きとして、相変わらずの監督のうまさがでてた。『誰も知らない』でも感じたことやけど、このひと、子供の素の表情を捉えるのが上手いんよね!

全体としては、さりげなくも、まったりと“良さ”を感じる、そんな作品やったかな!?なかなか♪

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

大丈夫であるように -Cocco終わらない旅-   ★★★☆☆   (2008年)

出演:Cocco

沖縄出身の女性歌手Coccoのコンサート・ツアーに同行し、彼女の想い、言葉を伝えるドキュメンタリー。

沖縄の基地問題、青森の六ヶ所村、広島の原爆ドーム、この国の抱える問題に正面から向かい合い、無力を感じながらも、歌を歌い続ける、そんな彼女の様子を描いた作品。

普段の話すことは言葉足らずで、不器用さがでてるんやけど、その歌声には、とても強い“心”がこもってるんやなぁ。素直な気持ちをさらけ出す、なかなかできることやないよね。でも、そこが彼女の強さなのかも?!

苦しむ人々を放ってはおけず、何かをしなければとマイクを握る。そんな純粋な涙に、その声を聞く人は心を揺さぶられるんやろね。

等身大のひとりのアーチストの姿を追った映像は、被写体の気持ちが映し出されてる。

弱さと強さが同居した、ひとりのアーティストの奮闘する姿に、できることから変えなって、そう思ってもうたよ!?さぁ、頑張ろう!

« 是枝裕和を考える! ① | トップページ | 是枝裕和を考える! ③ 『空気人形』 »

特集?!」カテゴリの記事