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2009年11月30日 (月)

監督 本広克行を考える ① 『サトラレ Tribute to a sad genius』

昨日の最新作『曲がれスプーン』では、ちょっと微妙な作品を作ってた監督の本広くんやけど、大ヒットした『踊る大捜査線』シリーズ以外にも、いろいろと監督してるんやね。

そんな過去の作品から、いつくかご紹介ってことで、まずは感動巨編(?)から♪

これ、何度観ても、思わず涙してまうんよなぁ....?!

サトラレ Tribute to a sad genius   ★★★★☆   (2000年)

出演:安藤政信、鈴木京香、寺尾 聰、松重 豊、小野武彦、八千草薫、内山理名、小木茂光、深浦加奈子、田中要次

原因不明の病気により、頭の中で考えてることを口にしなくても、勝手に周囲に伝わってしまう“サトラレ”、その症例7号の保護を命じられた精神科医と自分が“サトラレ”であることを知らずに、研修医として病院に勤務する症例7号の青年のお話!?

ずば抜けたIQを持つものの、思ってることが筒抜けのため、まともに恋愛もできない、ちょっとかわいそうな青年と、そんな彼を保護するために必死になる政府機関、意外性のある設定をうまく活かしながら、絶妙に笑いを散りばめるあたりが、なかなか味わい深かったね。

前半は笑いでしっかりとツカミつつ、青年とその周囲の人々の関係を丁寧に描きながら、後半に向けて涙腺をダイレクトに刺激する、感動のドラマに仕上げていくんよなぁ。

脚本のよさもさることながら、それを演じる顔ぶれもなかなか!安藤くんの見るからに好青年ぶりや、上司の外科部長の寺尾くんの、いつもながら抑えつつも脇で“しっかり”効いてる存在感、京香くんの熱い演技、その他細かいキャラまで、無駄がなく、工夫されてるところがナイスやったね。

それに、何といっても、幼い頃から一緒に暮らす青年のおばあちゃん役を演じる八千草さんが、エエ味出してるんよなぁ。孫を見つめる優しい眼差し、気遣う心が、グイグイと胸に染みこんでくるんよね。

大切なひとを思いやる、素直な気持ちを描いたドラマに、惹かれてまうんやろなぁ。

他人の気持ちが手に取るように分かれば、傷ついたり、傷つけられたりせんのかなぁ、なんて思うこともあるけど、逆にこの青年のように、自分の気持ちが他人にバレてもうたら.....マズイかもねぇ?!(苦笑)そんな“あやふやさ”も人間関係の奥深さなんかなぁ、なんて思ったりして....!

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