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2009年12月 6日 (日)

『おくりびと』

というわけで、昨日の『戦場でワルツを』を破って、見事に昨年のアカデミー賞外国語賞を受賞した作品が、この『おくりびと』。今さら感想を書くこともないかと思いつつも、やっぱりちょこっと書いとくかなぁ...ってね♪

結果的にどちらが賞にふさわしかったかってのは、両者があまりにも異質な作品だけに、比べるのは難しいんと違うかなぁ。

まぁ、こんな日本的な世界を描いた映画が、アカデミー賞で評価されたことが、ちょっと驚きやったし、日本人としては嬉しくもあるよね!?

ところで、先日公開された『ゼロの焦点』で、広末涼子を“アカデミー賞女優”って宣伝してたけど、勘弁して欲しいよなぁ(苦笑)

正確には“アカデミー賞を獲った作品に出てた女優”であって、この作品での広末くんの功績は、素晴らしい作品の“邪魔”にならないように、そこそこの演技をしたってことでしょ?!

ここで褒められるべきは、本木くんの器用な手先と、山﨑 努の味わい深く、存在感ある演技や、笹野くん、故 山田辰夫くんのような素敵な脇役やベテラン女優陣の頑張りやと思うんよね。

物は言いようやけど、言われてカチンとくることもあるってか!(笑)

前フリが長くなってもうたけど、そんな作品の感想は....!?

おくりびと   ★★★★

監督:滝田洋二郎

出演:本木雅弘、山﨑 努、広末涼子、笹野高史、杉本哲太、余貴美子、吉行和子、山田辰夫、峰岸 徹

所属の楽団が解散し、音楽家の道を諦めたチェロ奏者は、母親が遺してくれた田舎の家に夫婦で帰ることに。そこで偶然見つけた仕事は、遺体を棺に入れる納棺師だった。戸惑いながらも、主人公は次第にその仕事に興味を持つのだが...!?

故人の旅立ちを手伝い、最後を見守る仕事、見事な手さばきで身支度をする様は、厳かな儀式そのものやね。それを冷静に演じきったモックンは、なかなか悪くなかったかな。

演技で言えば、なんといっても、山﨑努の存在が素晴らしかったよなぁ。とぼけた中に、要所要所で重みのある演技を見せる、何とも絶妙な“サジ加減”やったね。

それぞれの死にある生き様、親族の想い、スクリーンで描かれる人々の涙を観ながら、なんや、自分も涙が止まらんかった!?身近な人の葬式を出したことがある者としては、色んなことが頭に浮かんで、ストレートに想いが伝わってくるんよなぁ。

夫婦の問題や、親子のつながり、そんなエピソードを盛り込みつつ展開する話には、さりげないユーモアと、人間の熱い気持ちが散りばめられてるんやね。

「死とは、門である」終わりではなく、次の段階へ進むための通過点、そんな思いが作品を温かくしてるんやろなぁ。

文句なし!お見事でした(パチ パチ パチ♪)

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