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2009年12月16日 (水)

『バグダッド・カフェ』

別にかわいい女優が出てるわけでもなく、かっこいいアクションがあるわけでもなく、どちらかと言えば至極地味やのに、でもなぜか印象に残ってる...そんな作品ってあるやんね。

今日、紹介する作品がまさにそれ!?大学生になって、本格的に映画にはまり出した頃に、授業にも出ず、レンタルした作品を観まくってたんやけど、そんな中で出会った作品なんよね。まだ映画にウブやったオイラの心を鷲づかみしたんよねぇ(笑)

ちょうどニュー・ディレクターズ・カット版なるものが一部の映画館で上映されてるって話を聞いて、懐かしさもあって、取り上げてみようかなぁ...ってね♪

バグダッド・カフェ / Bagdad Cafe   ★★★★   (1987年)

監督:パーシー・アドロン

出演:マリアンネ・ゼーゲブレヒト、CCH・パウンダー、ジャック・パランス、クリスティーネ・カウフマン、モニカ・カルフーン、ダロン・フラッグ、ジョージ・アグィラー、G・スモーキー・キャンベル

砂漠の真ん中にある寂れたカフェ兼モーテル、ダメ亭主が出て行き、子供や孫を抱えて、日々の暮らしに疲れきった女主人。そんな彼女のモーテルに、ドイツ人の中年女性が宿泊することに。

風変わりな彼女を怪しみ、心を開こうとしない女主人だったが、彼女の優しさに、次第に態度を変えていく...ってな、ハートウォーミングな人間ドラマ?!

この作品の良さってのは、温かみを感じるところなんかなぁ。貧しいアメリカの黒人女性とドイツから来た女性、話す言葉も違えば肌の色も違うし、生活環境も違う、そんな一見相容れない者同士が、やがて強い絆で結ばれていく、そんな様が丁寧に描かれてるんよね!?

二人の女性の関係以外にも、そばに住む気取った老人や子供たちも含め、ひとりの旅人の出現によって、人間関係が少しずつ変化し、穏やかな雰囲気に包まれるところに、観てて“癒し”を感じるんかもなぁ。

あと、忘れたらアカンのが、随所に効果的に使われる主題歌『Calling You』♪どこか切ないメロディに乗せて、情緒豊かな歌声が響き渡ると、すっと胸に染みこんでくるんよね。荒涼とした砂埃舞う砂漠のなかのカフェに、何とも絶妙にマッチしてる。

心が乾ききって、挫けそうになったときに、そっと優しさが伝わり、勇気と力を与えてくれる、そんな素敵な人間関係がさりげなく描かれた作品、何度観てもエエもんよなぁ...!?

是非、お試しあれ!?

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