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2010年1月 3日 (日)

マイケル・ムーアを考える ④ 『シッコ』

本日の2本目は医療問題を取り上げた作品。アメリカで最も恵まれた医療環境にあるのは....テロリストとして捕まってる人たちやった...なんて、そのツッコミのポイントが素敵やねぇ♪(笑)

シッコ / Sicko   ★★★★   (2007年)

出演:マイケル・ムーア

この作品でのムーア監督のターゲットは....アメリカの保険制度!?表向きは“社会主義的”という理由で採用されていない国民皆保険制度、その裏で私腹を肥やす保険会社や薬業界、その実態を目の当たりにすると、なんや悲惨な気分になる。

入院費が払えず、病院から追い出され、路上に捨てられたり、切断した指を治療費に応じてどの指を接合するか決断するとか、ホンマにありえへんて!?(苦笑)コメディとしか思えないような話が、アメリカの医療制度の現実やってところが驚きやね。

いつもながら巧みに対比を使い、それを独特のユーモアや問題意識で鋭く突っ込むやり方は、映像として見事な効果を発揮してた。

この国の保険制度については、普段それほど疑問に思わなかったけど、イギリスやフランスのように、国民の負担が限りなくゼロに近い国もあるということを知らされると、確実にアメリカよりはマシやと思いながらも、なんや安心できなくなってきた(苦笑)

年々、医療費の負担が増加してるのは事実やし、根本的な医師不足、医療現場の過酷な労働環境とか、問題は山積みみたいやから、真剣に考えんと、この国もアメリカみたいになってまうかもね?!

豊かな社会の実現には、“安心”して暮らせることが何よりなわけで、いろいろと考えさせられてもうたよ。ひょっとして、真剣に住む国を選ばないとアカンのかもねぇ....。この作品を観ると、間違ってもアメリカには住めんよなぁ!?(苦笑)

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