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2010年1月 3日 (日)

マイケル・ムーアを考える ③ 『華氏911』

本日の最初の作品は、9.11同時多発テロを題材に、その背景を探る作品!

この作品でカンヌ映画祭のパルム・ドールを受賞したムーア監督が、スピーチの時にブッシュ大統領に向かって“Shame on you !”って連呼したのが最高やったねぇ(笑)

ちなみに、この年のゴールデン・ラズベリー賞(通称ラジー賞:アカデミー賞の前日に行われる、最低の作品、俳優を選ぶ賞)でブッシュ大統領がワースト主演男優賞に選ばれたってのも、ちょっとしたニュースやったかな!?

華氏911 / Fahrenheit 9/11   ★★★★   (2004年)

出演:マイケル・ムーア、ジョージ・W・ブッシュ

なぜ9.11の同時多発テロは防げなかったのか、事件の背景にあった事実とは、そしてなぜイラクだったのか....アメリカで起こったテロ事件から、その後の展開について考証する作品。まぁ、要するに...マイケル・ムーアによる反ブッシュ政治ドキュメンタリーってか?!

いやぁ、アンチ・ブッシュにはたまらん内容やね!あのアホ面が画面にでる度に、笑いと怒りが込み上げてきてもうたよ(苦笑)

ムーア特有のユーモアとアイロニーをもって、様々な角度から政治的事象を分析していく、今回もその手腕は見事やったね。

果たして何のための“戦争”なのか、“誰”のための犠牲なのか、そんな問いかけを進めていくのを観ながら、現実に起こってしまった悲劇、そして現在も進行している悲しみの連鎖に憤りを感じてまうよね?!

確かにこの作品に描かれる事柄が、どこまで真実を語ってるのかは、当事者でない限り、はっきりとは分からんのやけど、ただ、疑問をもつことは必要なことであり、政府の発表していることやからって、それを盲目的に信じることの危うさというのは、考えなアカンなぁって思うよね。

一握りの人たちの利益のために、無意味な侵略により命を落としている兵士たち、そして残された家族の悲しみ、何の罪もないのに殺されていくイラクの人々の苦しみや、我が子を失った人々の声を、ちゃんと聞かんとね。

アメリカ政府に従い、こんな戦争に加担したこの国の政府、それを無関心に許した自分たち国民の責任を考える上でも、この作品が問う問題は、直視せんとアカンよなぁ!?

結局、コイズミくんは、何の非を認めることもなく、反省もないまま、すべてはうやむやになってもうた。せめて、沖縄の基地問題だけは、この国の国民として、真剣に考えんとね!

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