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2010年1月18日 (月)

監督スパイク・ジョーンズを考える ② 『アダプテーション』

ジョーンズ監督の2作目は、なんと『マルコヴィッチの穴』のヒットの後、次回作のプレッシャーに押し潰されそうな脚本家チャーリー・カウフマン(脚本家本人)を主人公にした、これまたとっても奇抜なお話!?

この“ネジレ具合”がたまらんのですよ♪

アダプテーション / Adaptation   ★★★★   (2002年)

出演:ニコラス・ケイジ、クリス・クーパー、メリル・ストリープ、ティルダ・スウィントン、カーラ・シーモア、ブライアン・コックス、マギー・ギレンホール

ランの花に魅せられた栽培家を取材した記者が書いた本を、次回作にしようと考えた脚本家だったが、ただならぬプレッシャーに筆は進まず、時間ばかりが過ぎてしまい、焦りばかりが募る日々だった。同居する能天気で前向きな双子の弟は、兄にならい脚本家を夢見るが、そんな様子が彼の神経を逆なでし、ますます煮詰まってしまい....ってな異色コメディ?!

何と言っても、カウフマンの脚本がすごい!脚本作りの難しさを逆手にとって、それをネタに自虐的に話を展開されるとは、その発想が見事やね。そんでもって、現在と過去、空想の世界を巧みに織り交ぜながら、独特の世界を作り上げるんよなぁ。

そこで一人二役のケイジくんが、超マイナス思考の兄とお気楽な弟を演じ分け、そんな主役に本能的に生きる人間と理性で自己防衛する対称な人物として、ベテランの俳優が絡んでくる....贅沢でんなぁ!?(笑)

話のいたるところに印象的で力強い言葉が散りばめられ、それが捻くれた話のなかでぶつかり合いながら融合するんやねぇ。

個人的には、オープニングのケイジくんの“グタグタ”なつぶやきで、完全に心を鷲づかみにされてもうた。そんでもって、そんな彼のハゲ頭に癒されてたりしてね...(笑)

あまりにも個性が強すぎて、好き嫌いの分かれる作品なんやろうけど、一度“はまる”と、これまたクセになるかも?!

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