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2010年1月 2日 (土)

マイケル・ムーアを考える ① 『ロジャー&ミー』

ドキュメンタリー映画っていうと、何となく教育的な、真面目で、お堅いイメージってあるやんね。そんなドキュメンタリーの概念をブチ破り、エンターテイメント作品として作り上げたのが、このマイケル・ムーア監督かもね!?

巨体を揺らしながら、鋭い問題意識と行動力を武器に、相手の嫌がるところを突く、その手腕は実に見事!

ちょうど新作の『キャピタリズム』の全国公開を前に、東京で先行上映されてるのを観たので、その感想を紹介するついでに、まずは過去作品をね。

というわけで、新年の幕開けを祝う、今年の特集第1弾は....3日連続マイケル・ムーア祭りってことで、始まりまっせ~♪(笑)

ロジャー&ミー / Roger & Me   ★★★☆☆   (1989年)

出演:マイケル・ムーア、ロジャー・スミス

マイケル・ムーア監督の最初のドキュメンタリー作品。

GMの工場で有名だった故郷ミシガン州フリントの町で起こった、吹き荒れる自動車不況の様子を、GMの工場廃止、失業による町の崩壊といった現実を追いかけながら描いたドキュメンタリー作品。

ちなみにタイトルの“ロジャー”ってのは、GMの会長をしてたロジャー・スミスのこと。

そんなGMの会長を取材のために追いかけまわしながら、苦しむ街の人々から、ゴルフに興じる裕福なマダムまで、様々な人々に取材をし、沈みゆく故郷の“現実”を浮き彫りにしていくんよね。

会社としては利益を上げながらも、高い労働コストを嫌って、次々とクビを切られる労働者たち、そんな企業の傲慢さと矛盾を追求するってな!?

その取材のし方もさることながら、この監督さん独特のユーモアが最初から最後のエンド・ロールまでよくでてるところが、実に痛快でおもろいんよなぁ。

よくできたエンターテイメントでありながら、その内容は一級のドキュメンタリーってね!?

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