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2010年1月 2日 (土)

マイケル・ムーアを考える ② 『ボウリング・フォー・コロンバイン』

ムーア監督の評価を決定づけた作品というと、次に紹介する、これなんと違うかなぁ。この作品でアカデミー賞を受賞したわけやけど、文句なしの傑作!?

前作では、まだ少々荒削りな感があったんやけど、この作品の完成度の高さは、すばらしいの一言!

マイケル・ムーア“ビギナー”のひとは、是非この作品から試して欲しいなぁ♪

ボウリング・フォー・コロンバイン / Bowling For Columbine   ★★★★   (2002年)

出演:マイケル・ムーア、チャールストン・ヘストン、マリリン・マンソン、マット・ストーン

全世界に衝撃を与えた、コロラド州にあるコロンバイン高校で起こった、若者による銃乱射事件。

ボーリングに興じていた高校生が、同じ日になぜ同じ高校に通う生徒や先生を射殺することになったのか、なぜ銃を使った犯罪がなくならないのか、事件を題材にしながら、アメリカ社会の抱える問題を追いかけるってね!?

身近に銃がある社会、そのことに疑問をもたずに暮らすアメリカ人の感覚ってのは、日本人からすると何とも不可思議なもんやよなぁ。

そんな疑問を、データの検証や建国の歴史、様々な人にインタビューをしながら、いろんな角度から考え、そしてその異常性を問うってね!

相変わらずの行動力と問題の核心を突く洞察力は見事やね。大企業だろうと、ライフル協会の会長だろうと、どんな相手にもひるまず、正しいと思うことを主張する、そんなちょっと破天荒で、男気溢れる姿に、思わずエールを送りたくなるんよなぁ。

それにしても、銃を持つことの正当性を訴える人々の眼を見てると、何かに取りつかれている様に思えるのは気のせいなんかな。その過激な歌のせいでスケープゴートにされた感のあるマリリン・マンソンの方が、よっぽどまともな意見を言ってるところが、なんとも皮肉が効いてるやんね!?

人の心の中を恐怖が襲ったとき、正しいことが見えなくなってまうんかなぁ。日本にいると、銃犯罪はどこか遠くの出来事のように感じてまうけど、身近に銃はなくても、社会が病んでるって点では、案外、大して変わらんのかもねぇ...なんて。

何かを変えるために行動せんと、そんな気持ちにさせてくれる作品やったね!

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