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2010年2月

2010年2月28日 (日)

『パレード』

行定くんの作品がベルリンで賞とったってね!びっくりやわぁ....もちろん“賞賛”やなくて、“疑問”なんやけどね(笑)まぁ、恐らくこの賞は、若手俳優の頑張りに与えられたんでしょう?!そうに違いない!

だいたい、行定くんの作品が公開されるたびに、雑誌や宣伝文句で、彼の名前の前に“俊英”だの“ヒットメーカー”だのってつくけど、書いてるひとは、ホンマにそう思ってるんやろかねぇ??

吉永小百合や妻夫木くん、竹内結子といった(沢尻くんの「別に...」発言も含めて)人気俳優の固定ファンを集め、配給会社が大量にチケットをばら撒いて(これは個人的な推測)、興行収入うんぬんって言われても、作ってる作品の質から見れば、お世辞にもそれ程“大した”監督やないと思うんやけどねぇ(苦笑)

てなわけで、たまたま映画の鑑賞ポイントがたまったので、そんな彼の最新作を無料で拝見してまいったわけであります、です。

パレード   ★★☆☆☆   (2010年)

監督:行定 勲

出演:藤原竜也、香理奈、貫地谷しほり、小出恵介、林 遣都、野波麻帆、中村ゆり、正名僕蔵、キムラ緑子、石橋蓮司

都内のマンションの一室で共同生活をする4人の男女。健康志向の強い真面目な会社員、自称イラストレーターのショップ店員、先輩の彼女に恋する大学生と若手俳優と交際中の無職の女、適当な距離感を保ちながら一緒に暮らす彼らのもとに、ある日、男娼をする、風変わりな青年が加わった頃、近所では女性を狙った通り魔事件が多発し....ってなお話?!

身近にいながら、知っているようで知らない相手、そんな、ちょっと曖昧な関係のもとに築かれた都会の若者の人間関係を描くってかな?!

いつもながら安定した演技を見せてくれた小出くんや、最近気になりだした(?)“おばちゃん体型”を全編ジャージで覆う貫地谷くん、そして今回も個性的な役柄で、またひとつ演技が成長した感のある林くんといった若手の競演は、なかなかやったね。

ただ....作る人がこれではねぇ...(苦笑)

雑誌の記事によれば、監督さん曰く、「青春映画の形を借りた恐怖映画」ってことらしいんやけど、青春映画としても中途半端なら、早々と“オチ”が読めてしまうような、思わず苦笑いしてまうほどの恐怖映画っぷりで、相変わらず何が描きたいんか、意味不明な仕上がりやった。

まぁ、そんなデキ具合が、いかにも行定くんらしいなぁって思うんやけどね。言いようによっては、“期待どおり”ってとこかな(苦笑)

あまりのグタグタ加減に、途中からため息が出てもうて、最後のシーンを見た瞬間に、思わず「しょうもな」って呟いてもうたよ。ホンマは映画館の中心で叫びたかったんやけどねぇ....なんて!?(笑)

2010年2月27日 (土)

『恋するベーカリー』

以前におススメ恋愛映画として紹介した『恋愛適齢期』や『ホリディ』を監督したナンシー・マイヤーズ監督の新作で、主演が『ジュリー&ジュリア』で見事なコメディエンヌぶりを見せてくれたメリル・ストリープってことで、ちょっぴり期待してた作品を早速観てきたんで、今日は、そいつをご紹介♪

恋するベーカリー / It's Complicated   ★★★☆☆   (2009年)

監督:ナンシー・マイヤーズ

出演:メリル・ストリープ、アレック・ボールドウィン、スティーブ・マーティン、ジョン・クラシンスキー、ケイトリン・フィッツジェラルド、ゾーイ・カザン、ハンター・パリッシュ、レイク・ベル、メアリー・ケイ・プレイス、リタ・ウィルソン

10年前に弁護士の夫と離婚し、以来、ベーカリーを経営しながら女手ひとつで3人の子供を育て上げた主人公は、息子の大学卒業のお祝いのためにやって来たニューヨークで、元ダンナといい雰囲気になるのだが....ってな、大人のラブ・コメディ?!

夫の浮気が原因で別れたとはいえ、かつては愛した相手、かすかに残る愛情を感じつつも、揺れる女心。別れた夫の“不倫相手”になるってな“複雑な関係”をコミカルに描いてるんよね。

最近はコメディ系で絶好調な、主演のメリル・ストリープは、今回も陽気に奮闘してるし、脇で細かい笑いを拾いに行くクラシンスキーくんの存在が、いいアクセントになってたかな。

脚本もこなすマイヤーズ監督の切り口は、いつもながら随所に笑いを散りばめ、登場人物を魅力的に描きつつ、温かい目線で語るんよね。そんな作品を観てると、何とも朗らかな気分になるんよなぁ。

まぁ、今回は、コメディがメインな感じで、ちょっとロマンチックな盛り上がりに欠けるだけに、多少の物足りなさはあるんやけど?!

そう感じてまう原因は、“複雑な関係”が“恋するベーカリー”になってしまう、必要以上にラブ・ストーリーを意識させる、そんな安易な邦題にあるんかもね。ベーカリーが話の中心になるんなら別やけど、それほどでもないからなぁ....。

2010年2月26日 (金)

『サヨナラCOLOR』

ついでと言ってはなんですが、竹中くんが監督した作品をもうひとつご紹介♪

Super Butter Dogってバンドがあって(残念ながら解散してもうたんやけど...)、竹中くんが、その「サヨナラCOLOR」っていう名曲にインスパイアされて、この作品の脚本を作ったらしい。曲はとっても素敵なんやけどねぇ.....(苦笑)

サヨナラCOLOR   ★★★☆☆   (2004年)

監督:竹中直人

出演:竹中直人、原田知世、段田安則、三浦友和、中島唱子、内村光良、大谷直子、風吹ジュン、ケラリーノ・サンドロヴィッチ、田島貴男、永積タカシ、斉藤和義

冴えない中年の医者、その彼の病院に、高校時代の憧れだった初恋の女性が入院してきた。しかし、彼女の記憶には彼はいなく、つれない態度なのだが、それでも必死に癌を患う彼女を救おうとするのだが...ってな恋のお話?!

う~ん、なんとも微妙な按配でんなぁ....(苦笑)話の筋としてはおもしろいんやけど、散りばめられた“笑い”がおもしろくなく、中途半端で、全体が間延びしてもうてるんよなぁ。

竹中くんに賛同して、いろいろとミュージシャンやらお笑い芸人やらが出てくるんやけど、結局“素人仲間”で映画作りました的なレベルになってもうてる。きっと本人たちは楽しんでるんやろうけど、観てる方はそれほどでもないんよね。

まぁ、ヒロイン役の原田知世が、えらい色っぽいってところが、唯一の見所かなぁ...なんて。でも、いくらお気に入りの女優さんと恋に落ちる役がやりたいからって、実年齢が10歳以上も違うふたりが同級生っていう設定に、そもそもムリがあるんやろなぁ。

ハゲの願望は、“ハゲ”しく共感できるけど....なんて(笑)

『山形スクリーム』

シリアスな役から、しょーもないコメディまで、役者として、いつも個性的な演技を見せてくれる竹中直人くんが監督した作品を今日はご紹介♪

主演の成海くんは、『罪とか罰とか』に続き、またまたコメディに挑戦するが.....ちょっと進むべき道をはずれてもうてるような....心配になってきてもうた(苦笑)

山形スクリーム   ★★☆☆☆   (2009年)

監督:竹中直人

出演:成海璃子、沢村一樹、AKIRA、マイコ、竹中直人、桐谷美玲、紗綾、波瑠、温水洋一、岩松 了、生瀬勝久、由紀さおり、田中要次、六平直政、赤井英和、石橋蓮司

歴史研究会の合宿で、山形県の山奥にある“落ち武者の里”にやってきた女子高生たち、800年前に村人に殺された平家の武将を祀る祠が、たまたまその日に取り壊されると....ってな、とってもナンセンスな...一応ホラー・コメディ?!(苦笑)

監督 竹中直人の遊び心とサービス精神で、楽しくおかしく....って、まぁ、分からんでもないんやけど、さっぱり笑えんのよね。

和風なゾンビは、多少は意外性があるんかもしれんけど、どこまでいっても、ただ下らなくドタバタで、どこをどう楽しんでエエのやら(苦笑)

唯一、沢村くんの落ち武者ぶりが、実に堂に入ってて良かったね。ただエロいだけかと思ったら、思いのほか演技ができるんで、びっくりしてもうたよ(笑)

若手女優のなかでは、期待して成長をみてる成海くんは、やっぱりコメディはちょっと....?!早く、まともな作品に出演して、演技を磨いて欲しいんやけどなぁ...。

2010年2月25日 (木)

『エターナル・サンシャイン』

今週のおススメ恋愛映画は、ちょっぴり切ないお話で!?

2004年のアカデミー賞で脚本賞を取った作品なんよね。そんでもって、その脚本を書いたチャーリー・カウフマンと言えば、スパイク・ジョーンズ監督と組んだ『マルコヴィッチの穴』や『アダプテーション』の脚本家なんよね。

というわけで、この作品でもその個性を遺憾なく発揮してるんで、楽しんでみたってください♪

エターナル・サンシャイン / Eternal Sunshine Of The Spotless Mind   ★★★★   (2004年)

監督:ミシェル・ゴンドリー

出演:ジム・キャリー、ケイト・ウィンスレット、キルスティン・ダンスト、イライジャ・ウッド、マーク・ラファロ、トム・ウィルキンソン

別れたばかりの恋人が自分の記憶を消したことを知り、動揺しながらも、自分の中の彼女の記憶も消し去ることを決心した男。しかし、記憶を辿っているうちに、目の前から消えていく彼女との様々な思い出がよみがえり、自分の本当の気持ちに気づく....ってな、切ない恋のお話!?

いやぁ、なんと言っても脚本がすばらしい。この作品は、まずはカウフマンくんの才能を褒めな、アカンよなぁ。

とってもよく練られた展開に、ちょっと滑稽で惨めな主人公のキャラがあって、どうにも悲しい話でありながら、どこか救いがあったりして、観終わって不思議な気分にさせられるんよね。

いつもはコメディで必要以上に“はしゃぐ”ジム・キャリーくんも、今回は弾け過ぎることなく、適度に抑え気味で、嫌味のない、なかなかの演技やったかな。

消したい過去、消えない思い出、生きてれば色々あるやんね。そんな辛い記憶も生きる糧であり、やがては“いい思い出”に....なるんかなぁ?!(苦笑)

淡く切ない恋の記憶....なんや、いろいろと考えさせられてもうたよ....なんて(笑)

2010年2月24日 (水)

『それぞれの空に』

もうひとつは、『ショーシャンクの空に』でお馴染みのティム・ロビンスと、いつも素敵なレイチェル・まくアダムス(笑)の共演作品をご紹介♪

それぞれの空に / The Lucky Ones   ★★★☆☆   (2008年)

監督:ニール・バーガー

出演:ティム・ロビンス、レイチェル・マクアダムス、マイケル・ペーニャ、モリー・ヘイガン、ハワード・プラット

たまたま同じ日に休暇で中東から本国に帰還した3人の陸軍兵士は、国内便が欠航となり、一緒にレンタカーで移動することに...ってなロードムービー?!

2年ぶりに家に帰ると、妻に離婚を突きつけられ、おまけに息子の大学進学の学費が必要になった男、ケガをして勃起不全となった男、戦死した友人のギターを両親に手渡しに行く女、それぞれが悩みや問題を抱えながら、ニューヨークからラスベガスへの旅をするってね!

年齢も性格も違う3人が、ぶつかり合い、支え合いながら、それぞれの人生の一歩を踏み出す様を描くんやねぇ。

彼らが旅の途中で出会う人々の反応から、アメリカでの戦争への見方、兵士への感情が垣間見えて、なかなか興味深かった。

主演する3人の演技も、それぞれに個性が出てて、なかなかやったなぁ。特にレイチェル嬢は....今回もとってもキュートやった(笑)無邪気で、ちょっとお節介で、そんでもってお転婆で、繊細、もう男心をくすぐりまくりやねぇ!?

そんな個人的な趣味はいいとして、作品としては、戦争がそれ程身近やない日本人にとっては、少しピンとこない話かも。多少、まとまりに欠ける内容やったしね。でも、3人の演技を楽しむだけでも、悪くない作品なんと違うかな?!

それにしても、よくこれだけ意味不明な邦題を付けたもんやよなぁ....ひょっとして『ショーシャンク~』つながり??....まさかねぇ(苦笑)

『最高の人生』

今日は、劇場未公開の作品をふたつほどご紹介♪

未公開とはいえ、いずれも出てる役者の顔ぶれは豪華で、まぁ、傑作とは言えないまでも、それなりに味わいのある作品やったんやけどね!

というわけで、まずはアンジェリーナ・ジョリーの元ダンナのソーントンくんと、モーガン・フリーマンの共演という、豪華な顔ぶれの作品からね!

最高の人生 / Levity   ★★★☆☆   (2003年)

監督:エド・ソロモン

出演:ビリー・ボブ・ソーントン、モーガン・フリーマン、ホリー・ハンター、キルスティン・ダンスト

強盗事件で人を殺してしまい、終身刑で服役していた男が、模範囚として釈放されることに。20数年ぶりに社会復帰した彼が向かった先は...ってな、人間ドラマ。

たまたま知り合った牧師の好意で、彼が営むコミュニティセンターで手伝いをしながら、消せない過去の罪の償いをしようとする、ってなことで、未公開作品ながら、なかなかの顔ぶれの“プチ豪華”な作品やったね(笑)

ビリーくんは、相変わらず渋く、訳ありで、心に傷のある男を丁寧に演じてたし、他の役者も、この面子だけに、それなりにみんな個性を出してたかな。

話のあらすじを見たときは、正直なところ、結構な感動モノを想像してたもんやから、ちょっと拍子抜けしてもうたけど、結果的には、かえってこれぐらいで良かったんかもね?!

人を殺して赦されることはないんやけど、真摯な気持ちでいれば、それでも少し世の中を変えられる、そんな控え目加減がなかなかやったかな。

それにしても、原題は“軽率さ”って意味やのに、なんでこんな邦題になるんやろねぇ。内容ともイマイチ合ってないし....それゆえに未公開?!(苦笑)

2010年2月23日 (火)

『キサラギ』

ついでなんで、監督さんの前作をご紹介♪若手役者として注目され出した頃の小栗くんと小出くん、そこに香川くんが絡む、今思うと、贅沢な顔ぶれやね....ただ一人を除いては....(苦笑)

ちなみに、先日オリンピック盛り上げ企画(?)で取り上げた『シムソンズ』の監督も、この佐藤くんやったんよね。

キサラギ   ★★★★   (2007年)

監督:佐藤祐一

出演:小栗 旬、ユースケ・サンタマリア、小出恵介、塚地武雄、香川照之、宍戸 錠

自殺したB級アイドルのファン5人が、彼女の一周忌に集まり、追悼会をすることに。彼女の死に疑惑があり、追悼会は思わぬ方向に...ってなコメディ。

いやぁ、なかなかやったね。成功のポイントは、それぞれのキャラクターの設定のうまさよなぁ。爽やかな好青年、見るからにオタクそうなデブ、気取った中年にお調子者のバカな男、そして危険な香りのするオヤジ...それぞれを活かしつつ会話をつなぐ、巧みな展開やった。

単なるファンの自慢話がディープになっていくあたりも、適度な“無理”を笑いにして、観る側を引きつけてる。

なんと言っても香川くんの演技がスゴイよなぁ。存在感が際立ってる。キャストをもう少しまともにすれば、この脚本ならもっといい作品になるのにね(苦笑)

少数の出演者による密室での掛け合い劇の場合は、やはり演技力が全て!それぞれの役者として持ってる物が相乗効果で化学反応を起こすところに、醍醐味があるんやと思う。そういう意味で、お笑い芸人には荷が重過ぎるってね!?ましてや勘違いしてる“役者もどき”だと、なお更“痛すぎ”やわなぁ...(苦笑)

『守護天使』

今日は、邦画のコメディをひとつご紹介♪

この監督さんの前作『キサラギ』が結構おもろかったんで、今回も期待したんやけどねぇ...?!

守護天使   ★★★☆☆   (2009年)

監督:佐藤祐市

出演:カンニング竹山、佐々木蔵之介、與真司郎、忽那汐里、寺島しのぶ、柄本 佑、日村勇紀、佐野史郎、大杉 漣、池内博之、升 毅

小太りの冴えない中年男は、ある日、満員の通勤電車の中で見かけた女子高生に一目ぼれするが、そんな彼女を何者かが狙っていることを知り、同級生だった親友と知り合いの引きこもり青年を巻き込み、彼女を守ろうとするのだが....ってな....コメディ?!

妻に尻にしかれ、肩身の狭い思いをしながら生きてる中年男が、好きな人を守るため、必死に頑張るってなストーリーは、“ダメ男の奮闘”ってことで、まぁ個人的には共感しなくもないんやけどね(苦笑)

ただ、いくらコメディとは言え、話の展開に無理がありすぎるよなぁ。あと、いろんな役者を使うのはエエんやけど、どうしても演技力がねぇ?!大杉くんや佐々木くんと対等に絡めっていっても、素人やアイドル青年には無理やんなぁ(苦笑)

それと、毎度のことながら柄本くん、作品数をこなしてる割に、お父さんのようにはいかんねぇ....。もうそろそろ親の七光りにも限界がくるんと違うやろか?!

驚きといえば、最後まで本人と気づかなかった寺島しのぶの、方言まるだしの恐怖の鬼嫁ぶりくらいかなぁ....(笑)

というわけで、今回はイマイチ!?

2010年2月22日 (月)

『新しい人生のはじめかた』

昨日に引き続き、今日も公開中の恋愛映画をご紹介♪

こちらは出演者の平均年齢が高く、イギリス映画ってこともあってか、地味めの大人の恋愛ドラマなんよね。

主演のホフマンとトンプソンは、数年前に別の作品で共演したことがきっかけで、この作品での共演につながったとか...。

新しい人生のはじめかた / Last Chance Harvey   ★★★☆☆   (2008年)

監督:ジョエル・ホプキンス

出演:ダスティン・ホフマン、エマ・トンプソン、アイリーン・アトキンス、ジェームズ・ブローリン、キャシー・ベイカー、リアーヌ・バラバン

仕事の調子がイマイチのCM作曲家は、一人娘の結婚式に出るためにロンドンに行くが、別れた妻の再婚相手と娘夫婦が仲良くしているのを見て、気まずい雰囲気に。居づらくなって、急遽アメリカに帰国しようとする彼は、空港でひとりのイギリス人女性と出会い....ってな、ちょっと大人のラブ・ストーリー?!

仕事も家族関係もサッパリの“ドン詰まり”の中年男と、恋愛に不器用で、現実から逃避しつつある彼女、そんな男女に芽生える恋心をベテランのふたりが演じるんよね。

話の流れとしては、まぁ、よくある恋愛ドラマではあるんやけど、お互いに人生を折り返した年齢で、それぞれに人生に迷っている中で、心惹かれあう相手に出会ったってところが、落ち着いた恋模様として味わいが出てるんかも。

ちょっと会話が平凡で華がないだけに、物足りなさを感じるんやけど、そこは主演のふたりの演技力でカバーしてたかな。

恋をして傷つくよりも、寂しくてもひとりでいる方が気が楽やなんてのも、この歳になると妙にその気持ちが分かったりして、なんや考えさせられてもうたよ。

しかし....エマ・トンプソンってデカかったんやねぇ!ヒール履くと余計にホフマンくんが小さくなってもうて....(笑)

それにしても、last chance かぁ....人のこと言ってられへんよなぁ...俺も(苦笑)

2010年2月21日 (日)

『バレンタインデー』

一週間前と言えば、バレンタインデーやったねぇ。そんでもって、何を血迷ったか、そんな日に、よりによって『バレンタインデー』なんて“ベタ”な作品を観に行ってもうたんよ....ひとりで!案の定、満員の映画館はカップルだらけで....(苦笑)

いや、言い訳すると、14日は行きつけのTOHOシネマで映画1本¥1,000なんてキャンペーンやってるもんでねぇ。

それにしても、この作品、アメリカでヒットしてるらしいね?!でもって、ジュリア・ロバーツは6分間の出演で億単位の出演料だとか....うらやましい話やよなぁ....。

バレンタインデー / Valentine's Day   ★★★☆☆   (2010年)

監督:ゲイリー・マーシャル

出演:ジェシカ・アルバ、ジェシカ・ビール、アシュトン・カッチャー、パトリック・デンプシー、ジェイミー・フォックス、アン・ハサウェイ、ジュリア・ロバーツ、ブラッドリー・クーパー、クィーン・ラティファ、ジェニファー・ガーナー、トファー・グレイスシャーリー・マクレーン、テイラー・スウィフト、ジョージ・ロペス

ロサンゼルスを舞台に、バレンタインデーに起こる恋愛模様を描いたラブ・コメディ。

目覚めた時にプロポーズする花屋の青年、恋人の医師にメロメロの女教師、同じ会社で働く郵便係と秘書、花を贈って告白しようと計画する小学生、バレンタインに特別な計画を立てる高校生カップル、長年連れ添ってきた熟年夫婦、大切な人に会うために飛行機で帰る女兵士等....それぞれのラブ・ストーリーが織り成すミラクルな一日を描くってか?!

それなりにドラマチックな話を、うまく人間関係を絡めて描いてはいたかな。そこそこ笑いも取りながら、押さえる所はしっかりとって感じで、楽しめる内容には仕上がってたようで。

なんと言っても、この作品の売りは、出演者の豪華さやろなぁ。華やかな女優陣に、バラエティーに富んだ男優を揃え、グラミー賞歌手まで出演して、マーシャルじいさんの気合の入りようも、相当なもんやね!

ただ、ちょっと話を作りすぎてて、狙いすぎに思えるんよなぁ。なので、個人的にはもうひとつ乗り切らんかった(苦笑)

オーソドックスな流れのなかで、ちょっとガチャガチャと騒々しすぎて、さりげないロマンチシズムなんてものはまったくなく、良くも悪くも、いかにもアメリカ的な恋愛バラエティって感じやろか?!

まぁ、カップルに囲まれて、男ひとりで観てると、素直に楽しむ気分にならんかったってことなんかもしれんけどね(苦笑)きっとカップルで観れば、いい雰囲気になるんと違いまっか....保証はせんけどね?!

2010年2月20日 (土)

『ボルベール<帰郷>』

ついでに、アルモドバル×ペネロペの前作の感想を“おまけ”としてご紹介♪

この作品は、カンヌ映画祭で出演した6人の女優さん全員に賞が与えられたのを始め、ペネロペもアカデミー賞で主演女優賞にノミネートされるなど、かなり当時の賞レースを賑わせた、話題作やったんよね!?

ペネロペの炸裂するセクシーさに目が行ってもうて、他の女優さんの演技の印象がないんやけど....なんて(笑)

ボルベール<帰郷> / Volver   ★★★☆☆   (2006年)

監督:ペドロ・アルモドバル

出演:ペネロペ・クルス、カルメン・マウラ、ロラ・ドゥエニャス、ブランカ・ポルティージョ、ヨアンナ・コボ、チェス・ランプレアベ、アントニオ・デ・ラ・トレ

両親が山小屋で起こった火事により死に、時折、ひとり暮らしをする、少しボケた叔母の様子を見に訪れる姉妹。そんな叔母が急死し、葬儀に出席した姉は、死んだはずの母親が幽霊となって出たという話を耳にするのだが....ってな、とある家族のお話?!

ペネロペって、かつては、どちらかというと“かわいらしい”イメージがあったんやけど、年齢を重ねたせい(?)か、いつのまにかラテン系の気の強い女の雰囲気がピッタリとはまる女優さんになったんやなぁ...って、実感する作品やったね(笑)“貫禄たっぷり”のペネロペの演技は、なかなか迫力があったかな?!

監督さんは、この作品で、複雑な家庭環境で育った娘と母親の微妙な距離感、こじれた過去と切れない絆、そんなものを描きたかったんやろね。ただ、あまり話にメリハリが感じられないせいか、思ったほど“深み”が感じられんかったんよなぁ。

ほどよい(?)人間関係のドロドロ具合は、いかにもアルモドバルらしくて、ある意味納得なんやけど、“赦しのドラマ”というには、ちょっと盛り上がりに欠けて、物足りなさが残ってもうたかな?!

この作品の数少ない盛り上がりポイントである、ペネロペの歌うシーンは、確かに雰囲気はあるんやけど、どう見ても声がご本人ではないところが.....?!(苦笑)

『抱擁のかけら』

スペインの映画監督といえば、アルモドバルってくらい、日本でもよく知られてるんと違うかな。ただ、この監督さんの作品って、かなりクセがあるだけに、実際に観て、楽しめるかというと、必ずしもそうやないんやろうと思う。

そんなこんなで、前作に続きペネロペをフューチャーした新作も、それほど期待せずに観てみたら....?!

抱擁のかけら / Los Abrazos Rotos   ★★★☆☆   (2009年)

監督:ペドロ・アルモドバル

出演:ペネロペ・クルス、ルイス・オマール、ブランカ・ポルティージョ、ホセ・ルイス・ゴメス、ルーベン・オチャンディアーノ、タマル・ノバス、アンヘラ・モリーナ

かつては映画監督だったが、14年前に起きた事故により視力を失い、それ以来、脚本家として生計を立てている男。封印していたその過去には、あるひとりの女優との愛の物語があったのだが....ってな、スペイン映画界の巨匠アルモドバル監督が再びペネロペをヒロインに迎えて描く情愛の世界ってね!?

金持ちの実業家と、そんな男の愛人になった女、彼女と恋に落ちた映画監督、そしてそんな彼を支える代理人、燃えるような愛に激しい嫉妬、男と女の絡み合う感情を、ネットリと描くんよなぁ。

ここ最近のアルモドバルの作品は、ちょっと個人的にはノリきらんかったんやけど、今回はなかなか楽しめたね。これが4度目となる監督さんとペネロペの組み合わせだけに、彼女の良さをうまく引き出してた。

ペネロペの持つラテンの気の強さと情熱、そして時折見せる愛らしさ、そんな瞬間をうまく捉えとったね。

ちょっと最後が尻すぼみな感じやったんやけど、決して消すことのできない思い出、胸の奥に残る愛のかけらが静かにくすぶるってところが、たまらなくエエんよなぁ。なかなかの味わいやったね!?

2010年2月19日 (金)

『のんちゃんのり弁』

公開当時も評判良かったみたいやし、今年になって、日本の映画賞をいくつか受賞したりで、ちょっと期待してた作品がレンタル開始になったんで、さっそくお試し?!そのデキは....♪

のんちゃんのり弁   ★★★☆☆   (2009年)

監督:緒方 明

出演:小西真奈美、岡田義徳、村上 淳、佐々木りお、山口紗弥加、斉藤 暁、岸部一徳、倍賞美津子

自称“小説家”のダメ亭主との離婚を決意し、幼稚園児の娘を連れて実家に戻るが、子育てをしながらできる仕事もなく、行き詰ってしまうのだが....ってな、ひとりの女性の人生再出発ドラマ?!

資格があるわけでも、特別な能力があるわけでもない、そんな女性が生きる目標をみつけ、それに向かって突き進む様をコメディ・タッチに描いていくんよね。

評判が良かっただけに、ちょっと期待してたんやけど.....ボチボチ?!(苦笑)なんや、タイトルが“のり弁”だけに、もっと“のり弁”がフューチャーされるんかと思ったら、意外とあっさりやったし、途中のドタバタぶりがちょっとなぁ...。

主演の小西くんは、確かに頑張ってるんやろうけど、どうにも表情が硬すぎて、人間味が感じられんのよねぇ。まぁ、時折、かわいらしい表情はするんやけど(笑)

それなりに主人公を中心とした人間関係は、工夫して描かれてるものの、笑いを狙ってるせいか、話がグタグタになってもうてるところが、観てて疲れてまうんよ。ということで、ボチボチでそれほど悪くもなく...かなぁ?!

2010年2月18日 (木)

『彼女の名前はサビーヌ』

すてきな魅力を振りまくフランス女優、サンドリーヌ・ボネールなんやけど、実は彼女には自閉症の妹がいるんよね。

そんな妹のことを自らカメラを構えて追ったドキュメンタリーをご紹介。

彼女の名前はサビーヌ / Elle s'appelle Sabine   ★★★☆☆

監督:サンドリーヌ・ボネール

出演:サビーヌ・ボネール

専門の施設で暮らす自閉症の妹の様子を撮った、女優サンドリーヌ・ボネールが初監督したドキュメンタリー作品。

普通とは少し違ったものの、一緒に旅行したりしながら、同じように生活してた妹は、5年間、精神病院で治療した結果、かつての面影もなく、変わり果ててしまう。そんな愛すべき妹の姿を、複雑な心境を胸に、静かにカメラで追うんよなぁ。

現在の様子の間に挟まれる、入院前のかつての映像を観せられると、「なんでこんなことに...」って思う。姉妹として仲良く暮らしてきた監督にとっては、きっと辛い現実なんやろね。

自閉症という病気への理解、家族の不安、ケアする施設の不足といった問題を提起しつつ、さりげなく監督の優しさを感じさせる作品やったかな!?

『親密すぎるうちあけ話』

髪結いの亭主』、『橋の上の娘』に引き続き、今週のおススメ恋愛映画は、またまた“恋愛マエストロ”ルコント先生の作品をご紹介しようかな。

この作品も、意表を突く設定で笑わせながらも、男女の心の機微を、繊細かつ丁寧に表現してくれてる、なんとも贅沢な一品なんよね。

どうぞお楽しみあれ♪

親密すぎるうちあけ話 / Confidences Trop Intimes Intimate Strangers   ★★★★☆   (2004年)

監督:パトリス・ルコント

出演:サンドリーヌ・ボネール、ファビリス・ルキーニ、アンヌ・ブロシェ、ミシェル・デュショーソワ

親の代からの税理士事務所を営む冴えない男、そんな彼のもとに突然美しき人妻が迷い込み、彼を精神科医を間違えて夫婦の悩みをうちあける....ってな、ルコント監督の描く大人の恋愛ドラマ!?

話を聞いてほしい女と、戸惑いながらも話を聞きたい男、偶然から始まる男と女の奇妙な関係、そんな設定がおもろい。

そんでもって...主演のサンドリーヌ嬢が美しすぎ(笑)こんなかわいくて美人な女性に相談されたら、そりゃ男としては虜になってまうやんね?!

遠慮なく押してくる女に、相手に惹かれながらも感情を抑え、受け止める男、そんな微妙な関係がふたりの会話や仕草に繊細に表現されるんよなぁ。

感情の微妙な揺れをうまくスクリーンに映し出す、まさにルコント・マジックやねぇ。ちょっぴり贔屓目ではあるけれど、ルコント・マニアにはたまらん内容ということで、の数を4つほど!?

しかし、年を重ねながらも、女らしさとかわいらしさを兼ね備える、理想でんなぁ....(笑)

2010年2月17日 (水)

『ミーシャ/ホロコーストと白い狼』

今日は、もうひとつホロコーストものをご紹介。

こちらもテーマがテーマだけに、楽しい作品ではないんやけど、こっちの方が、ちょっと違う“痛み”なんかもなぁ....?!

ミーシャ/ホロコーストと白い狼 / Survivre Avec Les Loups   ★★★☆☆   (2007年)

監督:ヴェラ・ベルモン

出演:マチルド・ゴファール、ヤエル・アベカシス、ギイ・ブドス、ミシェル・ベルニエ、ベンノ・フユルマン

第二次世界大戦のさなか、ナチスの迫害から逃れるため、ひっそりと暮らすユダヤ系の一家、しかし両親は連行されてしまい、残された幼い娘は、親を探しに東へと旅立つのだが...ってなお話。

小さなコンパスを頼りに、ただ東へ...健気やねぇ。そんな悲惨な話のなかで、狼とのふれあいが“なごみ”パートなんやろね(笑)孤独な少女を慰めるように寄り添うあたりが、何や癒されるよね。

それにしても、原題に“サバイバル”とあるだけあって、かなり過酷な展開やった。狼ばりに生肉を頬張るのはまだしも、さすがにミミズを口にする当りはちょっとエグ過ぎ(苦笑)

年端も行かない女の子が、あんな状況になったら、死に物狂いになるんやろうけど、ちょっとなぁ...。まぁ、悲壮感ってのは、十分過ぎるくらいに伝わる描写やったけどね。

作品としては、“すごいなぁ...”てのが感想で、もう少し感情に訴えかけるような作品かと思っただけに、その点でもう一息やったね。まさにサバイバル・ドラマってこと?!(笑)

『縞模様のパジャマの少年』

今日は、ホロコーストものをひとつご紹介。

子供が主役で....って言うと、戦争ものとはいえ、どこか心温まる、感動の話を期待してまうかもしれんけど、生半可な気持ちで観ると、ちょっと痛い思いをするかもねぇ....?!

縞模様のパジャマの少年 / The Boy In The Striped Pyjamas   ★★★☆☆   (2008年)

監督:マーク・ハーマン

出演:エイサ・バターフィールド、ジャック・スキャンロン、デヴィッド・シューリース、ヴェラ・ファーミガ、アンバー・ビーティー、リチャード・ジョンソン、シーラ・ハンコック、ルパート・フレンド、デヴィッド・ヘイマン

ナチスの将校を父に持つ8歳の少年は、父親の“仕事”の関係で、片田舎にある邸宅に引越すことに。遊び相手もいない中、ある日、裏庭を抜けて森を探検していると、フェンスで囲われた反対側にいた、同い年の少年と知り合いになるのだが....ってなお話。

ナチスによるユダヤ人虐待、ホロコーストの問題を、偏見のない、純粋な子供の目線で描いてるところが、なかなか新鮮やったね。

一緒に遊びたいのに、そうできない大人の事情がそこにはあり、ユダヤ人は悪い人と教えられても、フェンスの向こうにいる“ともだち”は、そうは見えない。

プロパガンダにより、偏見や先入観のない、そういった“当たり前”の視点を失うところに、常軌を逸した狂気が蔓延するんやって気づかされるんよなぁ。

友情を描いた、心温まる話かと思ってたんやけど....なんや、やり切れない気分になってもうたよ。意味もなく、人が人を殺す、そんな異常な出来事が現実にあった、そのことに目を背けないという意味で、必然的な流れなんかもね。

でも、あまりにも救いがなさすぎやよなぁ....?!

2010年2月16日 (火)

『アイデン&ティティ』

原作みうらじゅん&監督田口トモロヲのコンビは、実は初めてやないんよね。

ってことで、“おまけ”として、彼らの最初のコラボレーション作品をご紹介....って言うても、そんな大したもんでもないんやけど....(苦笑)

アイデン&ティティ   ★★☆☆☆   (2003年)

監督:田口トモロヲ

出演:峯田和伸、中村獅童、大森南朋、マギー、麻生久美子、岸部四郎、塩見三省、三上 寛、大杉 蓮

バンドブームで名が売れて、一気にメジャー・デビューした4人組のバンド。曲もヒットして、順調にキャリアを積むが、売れる音楽とやりたい音楽のギャップに苦しみ、葛藤する....ってなお話。

“ロックって何やねん”って熱く語るような内容かと期待してたんやけど....なんや、まったくエッジの利かないロックの話やったね。

個人的には、どうにも趣味の合わない音楽の話をグタグタ展開されて、共感しようにも、そんなきっかけすら見つけられんかった。

そんでもって、なんや学芸会の発表みたいな演技と、テンポのないくだらない話に、スベリまくりやったなぁ。

いつも“ムダに熱い”獅童くんの演技のせいなのか、それとも全く理解不能な、世間では“天才”と呼ばれる(?)宮藤官九郎の脚本のせいなのか、とっても微妙な作品やった(苦笑)

『色即ぜねれいしょん』

みうらじゅんの自伝をお友だちの俳優 田口トモロヲくんが監督した....青春映画(?)をご紹介♪

映画のデキは別にして、みうら先生が“仏像マニア”な理由が分かったよ。しかし....仏教学校では、ホンマに熱い“法然コール”をしてるんやろか....どうでもエエんやけど、少し気になる(笑)

色即ぜねれいしょん   ★★★☆☆   (2008年)

監督:田口トモロヲ

出演:渡辺大知、峯田和伸、岸田 繁、堀ちえみ、臼田あさ美、石橋杏奈、森岡 龍、森田直幸、古川雄弥、塩見三省

ボブ・ディランに憧れながらも、不良にもなれず、気のいい親を持ち、反抗期にもなれない、そんな中途半端な日々を悶々と過ごす高校生の....青春の日々?!

原作者みうらじゅんの自伝的小説ということで....なんやマニアックな香りが漂いまんなぁ(苦笑)

淡い初恋や、抑えの利かない欲望やら、将来への悩みやら、そんな青臭い10代の“もやもや”が、なかなかエエ按配で描かれてるんやね。

ロックと言いながら、とってもフォークなところが、ちょっと微妙やったりするんやけど、設定が70年代なら、こんなもんなんかもなぁ?!

本業が役者やない人がチラホラ出てきて、お世辞にも演技が...なんて語れるレベルやないんやけど、まぁ、逆にその素人っぽさが、作品としては狙いなんかもねぇ?!

それにしても....『大阪ハムレット』と同様に、森田少年は、どうしても“その道”に進むんやねぇ....(苦笑)

2010年2月15日 (月)

『50歳の恋愛白書』

今日は、公開中の作品から、大人の女性の生き方を描いた話をご紹介♪

実は、この主演のロビン・ライト・ペンって女優さん、好きなんよねぇ(笑)あの『フォレスト・ガンプ』のヒロインっていうのが分かりやすいんかな?!最近では、以前紹介した『消されたヘッドライン』って作品でも、なかなかいい演技をしてたんやけどね。

名前で気づく人もいるかもしれんけど、彼女、実はショーン・ペンの奥さんやったんよ。なぜ過去形かというと、ちょっと前に離婚してもうたんよなぁ。ハリウッドのおしどり夫婦で有名やったんやけどね。

そんな私生活を地で行くような話は、そこそこのデキやったかな?!てなことで....

50歳の恋愛白書 / The Private Lives Of Pippa Lee   ★★★☆☆   (2009年)

監督:レベッカ・ミラー

出演:ロビン・ライト・ペン、アラン・アーキン、マリア・ベロ、モニカ・ベルッチ、ブレイク・ライブリー、ジュリアン・ムーア、キアヌ・リーヴス、ウィノナ・ライダー、マイク・バインダー

歳の離れた作家の男と結婚し、以来、良き妻、良き母親として生きてきたひとりの女性の半生を振り返りながら、これからの人生を考えるってなお話。

友人の悩み相談に乗りながらも、彼女自身も確実に老いていく夫の体を心配したり、娘との関係に悩んだり、漠然とした不安に押し潰されそうになる....そんな主人公を演じるロビンくんの演技は、いつもながらお上手やったねぇ!?

歳を重ねてもその美しさや愛らしい魅力は変わることなく、そんでもって、さりげなく女性の心の揺れを表現してみせる当たりは、ホンマにお見事やった。

でもって、彼女の若い頃を演じるブレイク嬢も、なかなか頑張ってたかな。“素直な心を持った悪女”そんな形容の仕方が、違和感なく感じられたね。まぁ、『旅するジーンズ』から注目してて、ちょっと贔屓目で見てまうところはあるんやけど...(笑)

妻として、母親として、理想の姿であろうとして、自分の気持ちを抑えてきた女性の心に芽生えた変化、そして新たな一歩、女性目線で見ると、きっと共感できる話なんやろなぁ!?

人生に遅すぎるということはなく、自分らしさを持ち続け、楽しむ、そんな前向きなメッセージが込められてるんかも!?

それにしても....このとことん安っぽくて意味不明な邦題、何とかならんですか?!(苦笑)

2010年2月14日 (日)

『インビクタス/負けざる者たち』

今年のアカデミー賞のノミネートでは、主演男優賞と助演男優賞に名前が挙がっている、クリント・イーストウッドの話題作をご紹介♪

盟友のモーガン・フリーマンに頼まれて作ったらしく、『許されざる者』以来、気心の知れたふたりによる作品は、さすがの一品やったね。

残念ながら作品賞や監督賞の選からは漏れてもうたけど、見逃すにはもったいない、いい作品に仕上がってる!?

インビクタス/負けざる者たち / Invictus   ★★★★   (2009年)

監督:クリント・イーストウッド

出演:モーガン・フリーマン、マット・デイモン、トニー・キゴロギ、パトリック・モフォケン、マット・スターン、ジュリアン・ルイス・ジョーンズ、パトリック・リスター

南アフリカ初の黒人大統領となったネルソン・マンデラ、しかし長年続いたアパルトヘイトにより人種間の対立はなくならず、国内の情勢は依然として混沌としていた。そんな時にホスト国として開催されたラグビーW杯、国をひとつにするため、マンデラは優勝の可能性の低いチームのキャプテンに、国のために勝利を求める....ってな、実際に起こった奇跡の優勝の物語!?

う~ん、たまらんです!真実の話だけに、ぐっと胸にくるんよなぁ。そんな最高の素材を、丁寧に、そしてシンプルに描ききった、監督クリント・イーストウッドの手腕はお見事やったね。何とも言えない優しさと大きな勇気が伝わってくる気がする。

ひとりのカリスマ、その強い信念と不屈の精神、長い間刑務所に入れられていながら、国のために、苦しんできた人々のために、平和のためにその身を捧げる、そんなマンデラという男の人柄が描かれてた。

また、それを演じるモーガンくんの味わい深い演技、大したもんよなぁ。一遍の詩に込められた思い、それは悲しみや苦しみを超越した先にある、栄光へと続くんやね!?

文句なしの傑作に拍手!(パチパチパチ)

2010年2月13日 (土)

『クール・ランニング』

冬のオリンピック盛り上げ企画第2弾は、爽やかな感動のお話。

てなことで、ちょっとベタな作品ではあるんやけど、お気に入りのスポーツ感動...コメディ(?)をご紹介♪

クール・ランニング / Cool Running   ★★★★   (1993年)

監督:ジョン・タートルトーブ

出演:レオン、ダグ・E・ダグ、ロール・D・ルイス、マリク・ヨバ、ジョン・キャンディ、レイモンド・J・バリー

1988年のカルガリー・オリンピックで、南国ジャマイカの選手が、初めて冬のオリンピックに参加し、ボブスレーに出場した...そんな実話を基にした、ちょっぴり感動のスポーツ・コメディ?!

夏のオリンピックに100mの選手として出場するつもりが、予選会で他の選手の転倒に巻き込まれ、夢破れてしまった男が、仲間を集めてボブスレーに挑戦するってね!

いやぁ、ありえへんよなぁ....なんて思いながらも、それが事実やねんから、分からんもんやよなぁ。雪も見たことのないような男たちが、友情を育みながら、やがて奇跡を起こす、そんなドラマに胸が熱くなるんよね。

様々な困難を乗り越えって言いつつも、そこは底抜けに陽気なジャマイカン、レゲエのノリで楽しんでまうあたりが、必死なスポ根ものとは一線を画す良さなんかな。

そんな彼らの挑戦の結末は....何度観ても目頭が熱くなって、清々しい涙が頬を伝うんよなぁ!?夢を実現するために、自分を信じ、仲間を信じ、前に一歩踏み出す、なんとも素敵な話やあ~りませんか!(笑)

奇しくも今回のオリンピックもカナダでの開催。素晴らしい真剣勝負が見れるとかと思うと、気分が盛り上がってきたでぇ♪

2010年2月12日 (金)

『シムソンズ』

いよいよ冬季オリンピックの開幕やねぇ!盛り上げ企画の第1弾として、ちょっと青春のお話をね!?

いやぁ~、“クリスタル・ジャパン”がやねぇ...えっ、それ何って??そんならモー娘ならぬ“カー娘。”??それもすでに死語やろか(苦笑)

カーリングって、石を投げつつ、ほうきで氷の上を掃いて、点数を競う競技なわけやけど、ぱっと見は何とも地味ながら、“氷上のチェス”って言われるくらい、なかなか知力と体力を使った興味深いスポーツやと思う。

そんなカーリングの日本代表を応援しつつ、2002年にオリンピックに出場した代表チームの話を基にした作品をご紹介♪

シムソンズ   ★★★★   (2006年)

監督:佐藤祐市

出演:加藤ローサ、藤井美菜、高橋真唯、星井七瀬、大泉 洋、森下愛子、夏八木勲、松重 豊、宇梶 剛士

普通の田舎の女子高生が、ふとしたきっかけで仲間を集めてカーリングを...そしてオリンピックに出場した実話を基にした青春ドラマ?!

メンバーのほとんどが素人で、1点すら取れなかった彼女たちが、様々な困難を乗り越え、力を合わせて頑張る、そんな話には北海道のおおらかさと青春の爽やかさがあるんやね。

どんなワザとらしい演出も、どんな下手くそな演技も、なんや許せてしまう、不思議な作品やったなぁ(笑)

人生に特に目標もなく、平凡な毎日を送っていた高校生が、仲間を信じ、夢に向かって一歩ずつ前に踏み出す、そんな姿に心打たれてまうからなんやろね。

それにしても...ローサ嬢の演技、下手くそやよなぁ...でも、かわいいねん!?(笑)

そんなどうでもいいボケは置いといて、作品の内容は、本当に微笑ましくて、元気のでる話やった!?夢の舞台、オリンピック、今回も彼女たちの活躍を期待したいところやね!

2010年2月11日 (木)

『恋愛適齢期』

バレンタインを目前にして、世の中のカップルは舞い上がってるんやろねぇ?!そんなものに縁のないオヤジは、映画でも観ながらときめくってかぁ....虚しいもんやね(苦笑)

どうせならハゲオヤジがモテまくる作品ってことで....今週のおススメ恋愛映画はこいつで決り♪(笑)

この作品の監督をしているナンシーさん、以前に紹介した『ホリデー』の監督さんでもあるんよね。そんでもって、もう少ししたら、メリル・ストリープ主演で『恋するベーカリー』ってのも公開されるんで、そちらもちょいと注目かな?!

恋愛適齢期 / Something's Gotta Give   ★★★★   (2003年)

監督:ナンシー・マイヤーズ

出演:ダイアン・キートン、ジャック・ニコルソン、キアヌ・リーブス、アマンダ・ピート、フランシス・マクドーマンド

63歳の独身貴族のオヤジは、常に若い女性を恋人にしてきた名うてのプレイボーイ。そんな彼が彼女の母親の別荘で週末を過ごそうとやって来たところ、彼女の母親と出くわし、気まずい雰囲気に。そんな二人の関係に、母親に恋した30代の青年医師が絡み....ってな、大人のラブ・コメディ!?

この作品のどこがいいって、主演のキートンとニコルソンによる会話がエエんよね。微笑ましい会話のなかに垣間見る男と女の本音、それが軽妙に展開していく。二人の役者の絶妙な掛け合いを見ながら、おかしかったり、切なかったり…なんとも言えない、素敵な恋の物語なんよなぁ!

もちろん、ハゲ目線で語ると、ハゲた中年男が若い娘にモテまくるってのは、重要なポイントなんやけど。なんや“ハゲ”まされてるようで、勇気が湧いてくるってか....!?(笑)

傷つくと分かっていても、人は誰かに恋せざるをえないものかぁ....それでも幸せと思えるような相手がいれば、それは幸せやってね。胸にささるよなぁ。

別にハゲの買いかぶりってわけやなくて、これほどニコルソンを“キュート”って表現したくなる作品は、これまでなかったかもね。

あぁ、いくつになっても愛し、愛されたいもんやなぁ.....なんて?!(笑)

2010年2月10日 (水)

『ROCKER 40歳のロック☆デビュー』

本日のおまけってことで、音楽つながり(?)のコメディ作品をご紹介♪

監督のピーター・カッタネオと言えば、『フル・モンティ』って作品で一躍有名になった人。その後も、なかなか素敵な作品を発表してるんやけど、その話はまた別の機会にするとして、そんな彼のコメディをどうぞ!

ROCKER 40歳のロック☆デビュー / The Rocker   ★★★☆☆   (2008年)

監督:ピーター・カッタネオ

出演:レイン・ウィルソン、テディー・ガイガー、エマ・ストーン、クリスティーナ・アップルゲート、ジョシュ・ガッド

今や売れっ子となったメタルバンドがメジャー・デビューする直前にクビになった元ドラマー、それ以来、音楽を捨てて暮らしてきた男は、ある時、高校生の甥っ子のバンドの助っ人として、20年ぶりに演奏することに...ってな、ミュージック・コメディ?!

過去を悔いて、惨めな人生を送る、とってもイケてない中年オヤジが、若者と一緒に弾けまくりってね!

主人公のムダにロックする姿が、なんとも哀愁があってエエんよなぁ(笑)いくつになっても夢を諦めない、毎度お馴染みのテーマながら、それをおバカな笑いで楽しませてくれる。

中途半端な邦題のとおり、とってもB級なノリなんやけど、さりげなくいいセリフがあったりで、侮れないデキやった。音楽のノリがいいところに、また味わいもあったりしてね♪

『キャデラック・レコード~音楽でアメリカを変えた人々の物語~』

さて、今日は音楽の歴史についてお勉強しましょう...てなことで、偉大な先人のお話を映画にした作品をご紹介♪

キャデラック・レコード~音楽でアメリカを変えた人々の物語~ / Cadillac Records   ★★★☆☆

監督:ダーネル・マーティン

出演:エイドリアン・ブロディ、ジェフリー・ライト、ビヨンセ・ノウルズ、コロンバス・ショート、モス・デフ、エマニュエル・シュリーキー、セドリック・ジ・エンターテイナー、ガブリエル・ユニオン、イーモン・ウォーカー

50年代の人種差別が吹き荒れるアメリカで、ひとりのポーランド移民の白人と、黒人ミュージシャンの出会いが、音楽の世界を変えた、ってな実話を基にしたお話。

マディ・ウォーターズにチャック・ベリー、リトル・ウォーターにエタ・ジェイムズ、R&B、ロック、ヒップ・ホップなど、今日の音楽シーンに多大なる影響を与えた偉大なミュージシャンが、何の実績もない野心家の白人クラブ・オーナーが作ったレーベルからデビューしたんやね?!

肌の色など関係なく、才能を認め、そして信頼関係を築いて、それまでの“人種の壁”を突き破った彼らの友情や愛情に、見入ってもうた。

過度に盛り上げない演出は、ちょっと地味で物足りなさを感じさせるものの、そのシンプルさが逆にストーリーに真実味を与えてるんかもね!出演者は、いずれも抜群の歌唱力を発揮してて、歌に説得力があったかな。

いずれにしろ、人と人の“出会い”が人生を変え、歴史を変えるんやなぁ....!?

ところで....この長い邦題、どないかならんかったんかね(苦笑)

2010年2月 9日 (火)

『ドゥームズデイ』

本日はSFアクションをひとつ。

主演のローナ・ミトラってイギリスの女優さん、最近ボチボチと名前が売れてきてるね。なかなかキリリとした顔立ちに、エキゾチックな雰囲気が漂ってて、悪くないかもねぇ?!

監督さんは『ディセント』って作品で注目された、イギリスのホラー・サスペンス系の監督さん。

さて、そんなお二人の組み合わせは....?!

ドゥームズデイ / Doomsday   ★★★☆☆

監督:ニール・マーシャル

出演:ローナ・ミトラ、マルコム・マクダウェル、ボブ・ホスキンス、アレクサンダー・シディグ、デヴィッド・オハラ、エイドリアン・レスター、ダーレン・モーフィット

“死のウィルス”の特効薬を探すため、27年前に同じウィルスのために隔離されたスコットランドに行くことになった女性兵士の活躍を描くSFアクション?!

外界と隔絶された世界には、生き残った人々が、人肉を食いながら、暴力に支配された混沌とした社会を築いていた....って、エグ!?(苦笑)

銃撃戦に格闘、カーチェイスに...アクションてんこ盛り!そんでもって美形のローナ嬢が大活躍ってなことで、それなりに楽しめたりするんやね。

ちょっとマッドマックス的やったり、中世の雰囲気を出してみたり、なんとなくグラディエーターやったり....オチャメやねぇ(笑)まぁ、安っぽいとも言えるんやけど...?!

ただ、首が飛び、肉が切られ、ってなスプラッター的な描写は、ちょっとなぁ....グロテスクすぎやった。

やめとけばいいのに、いかにも続編を意識したような終わり方も、どないやろね....(苦笑)

2010年2月 8日 (月)

『ロスト・イン・ラ・マンチャ』

ちょっぴり変わり者のギリアム監督、そんな人とナリが垣間見れる、なかなかおもろいドキュメンタリーがあるんで、そいつを“おまけ”としてご紹介♪

これを観ると、今回のヒース・レジャーの死というアクシデントを乗り越えて、意地でも公開にこぎつけた監督の執念の理由が分かるかもねぇ?!

ロスト・イン・ラ・マンチャ / Lost In La Mancha   ★★★★   (2001年)

監督:キース・フルトン&ルイス・ぺぺ

出演:テリー・ギリアム、ジョン・ロシュフォール、ジョニー・デップ、ヴァネッサ・パラディ

テリー・ギリアム監督の新作の「ドン・キホーテ」の作品が、数々のトラブルによって撮影中止に追い込まれるまでを追ったドキュメンタリー。

これはおもろいでっせぇ~!「事実は小説より奇なり」という言葉があるけど、まさにそれを地で行く話。

次々と起こる予想だにしない出来事に、観ててちょっとだけ同情しながらも、思わず笑ってまうんよね。

何年もの間、大事に温めていた企画が、最高のキャストで始まるということで、子供のようにはしゃぎ、情熱的に取り組むギリアム監督。そんでもって、その顔が次第に苦悩の表情で覆われるのを見ると、映画作りってつくづく大変なんやなぁ、って思うやんね。

つまるところ、エライ金をつぎ込んだにもかかわらず、完成しなかった作品の製作費を取り戻すために、それを逆手にドキュメンタリーとして裏側を見せてまえ、ってな内容なんやけど、監督のキャラもあってか、おもろい映像に仕上がってる。

しかし、こんな内情を知らされると、あんまり辛口に映画を批評するのも失礼かって思うまうよなぁ....なんて?!(笑)

『Dr.パルナサスの鏡』

テリー・ギリアムって監督を形容するときに、かならず“奇才”って言葉がつくんよね。そんな彼の他とは違う才能は、かの伝説的なイギリスのコメディ集団“モンティ・パイソン”に、唯一のアメリカ人として参加してたことでも分かるかな。

その作品を理解するのは、常人にはなかなか難しいんやけど、彼の持つ想像力、発想ってのは、やっぱり賞賛に値するんやろうと思う。

そんな彼独特の世界観が炸裂した新作を、ご紹介♪

Dr.パルナサスの鏡 / The Imaginarium Of Doctor Parnassus   ★★★☆☆

監督:テリー・ギリアム

出演:ヒース・レジャー、クリストファー・プラマー、リリー・コール、アンドリュー・ガーフィールド、ジョニー・デップ、ジュード・ロウ、コリン・ファレル、ヴァーン・トロイヤー、トム・ウェイツ

人々の頭のなかのイマジネーションの世界を体験させる、そんな不思議な装置を出し物とする見世物小屋のパルナサス博士とその一行。かつて永遠の命を手に入れるために悪魔と契約を交わした博士は、大事なひとり娘を守ろうと、頭を悩ませるのだが...ってな、ファンタジー?!

いやぁ~ギリアム・ワールド全開やねぇ!(笑)なんとも分かりづらい話の設定で、現実と空想の世界が交錯し、観客をどこかに置き去りにしながら、まったく気にせず突き進む....これって....絶対に一般受けせんよなぁ(苦笑)なんてことを思いつつ、そんな変わり者のギリアムくんを受け入れてしまうと、これが案外楽しめたりしてね?!

ヒースくんの遺作ということで、彼が途中で亡くなって、おそらく相当困ってもうたんやろうと思うんやけど、それでもメゲることなく、それを逆手に取って、不思議ワールドを更に進化させてしまうあたりが、いかにもギリアムくんやよなぁ。

そんな心意気を感じて集まった、ジョニーくん、ジュードくん、コリンくんの3人の友情にも、なんや熱いものを感じてまうかな。

というわけで、あまり作品の本筋とは関係のない、このよう分からん評価=マニアックな作品ということで、察したってください(笑)

ただ言えることは、想像力で無限に広がる世界、それを失ったら、人生おもんないよねぇ!?きっとギリアムくんも、そう言いたいんやと思います....多分やけど(笑)

2010年2月 7日 (日)

『ゴールデンスランバー』

人気作家 伊坂幸太郎の原作を、またまた監督 中村義洋が映画化ってことで、『アヒルと鴨のコインロッカー』もなかなか個性的な作品やったし、前作の『フィッシュストーリー』のデキも良かったもんやから、期待して観てきたよ。

原作は読んだことないんで、どこまで表現できてるんかは知らんけど、映画としては今回もなかなかのクオリティやったかなぁ?!

ってなことで、そんな作品の感想を♪

ゴールデンスランバー   ★★★☆☆

監督:中村義洋

出演:堺 雅人、竹内結子、吉岡秀隆、劇団ひとり、柄本 明、濱田 岳、ベンガル、貫地谷しほり、永島敏之、香川照之、ソニン、伊東四朗、石丸謙二郎、波岡一喜

ごく普通の、どこにでもいるような男が、ある日、突然首相暗殺事件の犯人にされてしまう、ってなサスペンス?!

まったく身に覚えのない容疑で、いつのまにか“犯人”に仕立てられてしまった男は、訳もわからないまま、必死に逃げる、そんな逃亡劇がテンポ良く、スリリングに展開するんやね。

誰も信じることができず、国家権力という強大な相手を敵に、もがき苦しみながら奮闘する、そんな主人公を演じる堺くんは、なかなかの“はまり役”やった。みるからに“いい人”が逃げ惑う姿に、観る側はついつい感情移入してまうんかもね?!

でもって主役を支える脇役陣も、それぞれに個性を発揮して、時に笑いを取りながら、話を盛り上げるんよなぁ。すっかり常連となってる“中村組”の面々も、今回も監督さんがうまくキャラを立たせてた。

程よく軽いサスペンスに、友情やら青春のノスタルジーやら、愛情やらを話しに散りばめるあたりも、なかなか心憎いやんね。

「どないなるねん?!」って結論を気にしながら観てると、140分という長さは感じないだけの娯楽には仕上がってたかな。ただ、個人的には、結末に物足りなさを感じてもうたんやけどね?!まぁ、完全なハッピーエンドにならないところが、味わい深いんかもしれんけど...。

2010年2月 6日 (土)

『奇術師フーディーニ~妖しき幻想~』

エエぃ、ついでにシアーシャ嬢のデビュー作もイッテまえ!ってなことで、今日はシアーシャ祭りじゃぁ~なんて♪(笑)

彼女のパパ殿も実はイギリスの俳優さんみたいやねぇ。でも出演作をみると、すでに親を越えてもうたようで....パパ頑張れっ!?(苦笑)

この作品では、初々しい演技を披露してくれてるんで、興味があれば...他に見所を探すのが難しいような、とっても小粒な作品やけど...ね?!

奇術師フーディーニ~妖しき幻想~ / Death Defying Acts   ★★★☆☆   (2007年)

監督:ジリアン・アームストロング

出演:キャサリン・ゼタ・ジョーンズ、ガイ・ピアース、ティモシー・スポール、シアーシャ・ローナン、ラルフ・ライアック

世界的な人気を誇る奇術師フーディーニが出した懸賞金を手にするため、彼に近づく美しいインチキ霊能者とその娘、その出会いがもたらすものは...?!

心に傷を持つ孤高のマジシャンの秘密、貧しい生活から抜け出すために、その秘密を見つけようと必死の母娘、一応これは恋の話なんやろか?!

それなりに盛り上がらんでもないんやけど、何か物足りんかったね。

恋をしてはいけない相手を好きになり、その愛により救われる...まぁ、オーソドックスな展開なんやけど。

主演のふたりよりも、マネージャー役のティモシーくんの演技が妙に気になったりして...(苦笑)残念ながら作品のデキにマジックをかけることは、できんかったみたいやねぇ...?!

『つぐない』

シアーシャ・ローナンが注目を集めたのって、実はこの『つぐない』やったんよね。キャリア2作目でありながら、難しい役どころをさらりと演じてみせたところに、かなりの賞賛が集まっとった。なんたって、2007年のアカデミー賞の助演女優賞にノミネートされてたわけやから!?(今回は残念やったけど....)

主役のはずのキーラ嬢も真っ青ってね(笑)

そんな見所なんかもありながら、この作品、なかなか話がエエんよね。てなことで、シアーシャつながりで、ご紹介♪

つぐない / Atonement   ★★★★   (2007年)

監督:ジョー・ライト

出演:キーラ・ナイトレイ、ジェームズ・マカヴォイ、ロモーラ・ガライ、シーアシャ・ローナン、ヴァネッサ・レッドグレープ

使用人の息子と恋に落ちた姉、ふとしたキッカケで、ふたりの関係を誤解した、空想癖のある妹、とある事件により、ひとつの“嘘”が3人の運命に取り返しのつかない影を落とす...ってなドラマ。

引き裂かれた若い男女の恋心、そして消えない罪の意識を抱えて生きる妹、なんやとっても重た~い展開が繰り広げられる、ドロドロ愛憎劇やった(苦笑)

逆回しの映像や独特の効果音をバックに使ったりしながら、巧みに緊迫感を与えて、観る側のスリルを煽ってたね。

とはいえ、実は途中まではそれ程印象的な作品とは思えなかったんやけど、最後のまとめ方が素晴らしい!

この作品の全ては、つまるところ最後のセリフに凝縮されてる。それを静かに演じきるヴァネッサばあさんの演技、存在感は圧巻!?

短い出番でありながら、それでいて作品を印象付けるような、決定的な演技をみせる、これぞ役者やねぇ!?彼女こそが、この作品の本当の主役なのかもなぁ。ほんまにお見事!!(パチパチ)

『ラブリーボーン』

『ロード・オブ・ザ・リング』のシリーズで、すっかり名を挙げたジャクソン監督の新作ってことで、楽しみにしてたんよなぁ。

しかも、この話の原作を読んだことがあって、普通のサスペンスとはちょっと趣の違う、なかなか設定がおもしろく、それでいて切ない話で、結構、良かったもんやから、それをジャクソン監督がどない仕上げるかって、かなり興味深々やったんよね。

ちなみに、先日発表されたアカデミー賞で、スタンリー・トゥッチが助演男優賞にノミネートされとった。選ばれるだけのインパクトは、あったかも?!

てなことで、そんな作品の感想は....♪

ラブリーボーン / The Lovely Bones   ★★★☆☆

監督:ピーター・ジャクソン

出演:シアーシャ・ローナン、マーク・ウォールバーグ、レイチェル・ワイズ、スタンリー・トゥッチ、スーザン・サランドン、マイケル・インペリオリ、ローズ・マクアイヴァー、クリスチャン・トーマス・アシュデイル、キャロリン・ダンド、リース・リッチー

14歳の若さで殺され、天国に行かずに、その手前に留まっている少女は、そんな彼女を失い、悲しみと絶望のあまり、崩壊していく家族を見守るのだが....ってな、とっても異色なサスペンス&ホームドラマ?!

さすがジャクソン監督だけに、映像はこだわってたねぇ(笑)あの世の手前の世界を、幻想的に、美しく、そしてダイナミックに描くあたりは、大したもんやよなぁ!?

そんな中、殺されてしまう少女役を演じたローナンくんは、なかなか芸達者なところを見せてくれてたかな。前作の『つぐない』でも、若い割にはしっかりした演技をしてたけど、今回も十分に存在感があったね。

作品全体のデキとしては、まぁ、駄作とまでは言わんけど、期待が大きかっただけに、正直、少し残念やった。

死後の世界と現世、サスペンスと家族の物語、これらがうまくつながってたのが原作の良さやったんやけど、映画の方は、どうもバラバラで、まとまりが悪いんよなぁ。盛り上がってきたと思ったところで調子が変わるもんやから、最後まで乗り切らんかった(苦笑)

別世界から家族を心配して見守るってところが、胸にくるポイントやったのに、ファンタジー要素を強めたばっかりに、その距離感が離れてもうたんかもね?!

テクニックにこだわる余り、話の軸がぶれてもうた感じ?!なんとも消化不良なデキやった....。

2010年2月 5日 (金)

『包帯クラブ』

ちょっぴりダメ出しをした柳楽くんなんやけど、彼の“目の演技”は若い役者のなかでもピカイチなんと違うかな。

いい役者ってのは、セリフはなくても目で演じられる、松田優作なんかもそうやったけど、そういうことなんやろうって思うんよね。

そんな彼の存在感が活きた作品があるんで、そいつを口直しにおススメ♪石原さとみのアイドル映画なんて思ったら、ガツンとやられまっせぇ~?!(笑)

包帯クラブ   ★★★★   (2007年)

監督:堤 幸彦

出演:柳楽優弥、石原さとみ、貫地谷しほり、関めぐみ、原田美枝子、風吹ジュン、塩見三省、国広富之

後ろ向きに人生を生きるひとりの女子高生は、切った手首の治療のために訪れた病院で、ちょっと風変わりな青年と出会う。そして、ひょんなことから、みんなの悩みの原因、“傷ついた場所”に包帯を巻くクラブを作ることに...ってな、ちょっと変わった青春物語?!

10代のころの、漠然とした将来への不安、壊れた友情、悩み、苦しみ、そんな酸っぱい青春の日々を描いてる。

「包帯ひとつで世の中変わったらめっけもの!」...そんな他愛もない行為に、不思議な癒しを感じてまうんやねぇ?!

話の核となる役を演じる柳楽くんの存在感が遺憾なく発揮されてて、見事やった。この若さでありながら、役者として成長してる姿が、何とも頼もしいってね!?

あと、この監督さん、『トリック』のシリーズで有名なだけに、ちょっと演出がオーバー・リアクション気味な傾向があるんやけど、この作品では、嫌味なく、うまくまとまってたところも、良かったかな。

『すべては海になる』

是枝監督の『誰も知らない』での衝撃的な演技から、実は柳楽くんの演技に注目してきたんよね。ちょっと前に、薬で病院に担ぎ込まれたりで、少し心配してたんやけど、10代で結婚までして、結婚できずにフラフラしてるオイラが言うのも何やけど、身を固めて、これから益々いい役者に成長してくれたらエエんやけどなぁって思う。

そんな彼の主演作ってことで、期待して観に行ったんやけど....?!

すべては海になる   ★★☆☆☆

監督:山田あかね

出演:佐藤江梨子、柳楽優弥、要 潤、松重 豊、白井 晃、村上 淳、吉高由里子、渡辺真起子、安藤サクラ、藤井美菜

10代で人生に迷った時に本に救われて以来、本が好きになり、書店員になった女性は、“愛”が何かが分からず、出版者の営業マンと体の付き合いをしながら、満たされない日々を送っている。

そんなある日、ひとりの主婦を万引きと間違えたことがきっかけで、その家の高校生になる息子と知り合い、親しくなるのだが...ってな、人生ドラマ??

恋愛に悩むOLと家庭や学校生活に悩む高校生の....コラボレーション?!(苦笑)商業主義に走る出版界を嘆いているんだか、現代社会の人間関係を憂いてるんだか、まぁ、なんとも“流れない”話やったなぁ。

時折、細かいところでナイスな笑いを取るものの、なんや、キャラの描き方が浅すぎて、話しの深みや説得力がまったく出てこんのよね(苦笑)出てくる登場人物の誰にも共感できなくて、何やろなぁ....って思ってるうちに終わってもうた?!

俗に言うところの“体を張った”サトエリくんの演技って言っても、彼女自身に役者としてのオーラを感じられへんもんやから、だからどないやねんてね。

一方の柳楽くんは、何気ない表情のなかに、相変わらずの“目ぢから”で存在感はあるんやけど、どうにも今回はセリフまわしが下手すぎて....(苦笑)セリフを言わされてる感がアリアリで、ちょっとアカンかったなぁ。

監督の演出が悪すぎるのか、全体的に安っぽさしか感じられへんし、“感動の...”なんて煽られても、どこで感動していいのやら...。自分で書いた小説を自分で映画化して、あわよくば印税が....なんて思ってるんやろかねぇ?!それこそ商業主義やわなぁ....!(笑)

2010年2月 4日 (木)

『スターダスト』

今週のおススメ恋愛映画は、ちょっとファンタジックにね!(笑)

スターダスト / Stardust   ★★★★

監督:マシュー・ヴォーン

出演:クレア・デインズ、ロバート・デニーロ、ミッシェル・ファイファー、ピーター・オトゥール

好きな相手に認められるため、流れ星を探しに出た青年は、星の正体が美しい女性であることを知る。彼女を愛する人の前に連れて行くために、旅にでるのだが、魔法の国の王位継承問題が絡み...ってな、SFファンタジー・アドベンチャー??

いやぁ~、安っぽい子供だましかと思ったら、これが意外とおもしろい!(笑)

訳ありな海賊を演じるデニーロ、王位継承の争いに敗れた王子たちの霊、そして魔女たち...ちょっと愉快なお話は、なかなか楽しませてくれるんよね。特にデニーロ最高!

確かにこの手の作品にありがちな、強引な展開や読みどおりの恋愛物語など、それほど奇想天外ではないものの、適度に笑いが散りばめられ、ハラハラしたりで、飽きがこない内容に仕上がってるんよなぁ。

まぁ、主役を務めるクレア嬢も久々にメインでブロンドなびかせて頑張ってるしね(笑)

真実の愛を探す旅、そんなテーマがまた心をくすぐるんかなぁ...なんて!?オイラの旅の終着点はどこにあるのやら....(苦笑)

2010年2月 3日 (水)

『パラノーマル・アクティビティ』

わずか製作費135万円の作品が何十億も稼いだとか、スピルバーグがリメイク権を手にしながら、オリジナルの完成度に、これ以上のものは作れないって、リメイクを断念したとか、かなり話題先行のホラー映画を今日はご紹介♪

ホラー・マニアな人たちから、このネタは出尽くしたとか、見せ掛けだけの期待ハズレだのと辛口なコメントが出てるようやけど、ホラー慣れしてない目線で観ると、結構な感じやったんやけどね....?!

パラノーマル・アクティビティ / Paranormal Activity   ★★★☆☆   (2007年)

監督:オーレン・ペリ

出演:ケイティー・フェザーストン、ミカ・スロート、マーク・フレドリックス、アンバー・アームストロング、アシュリー・パーマー

8歳の頃から怪奇現象に悩まされる恋人のために、カメラを買って、起こるすべてを撮影し、原因を突き詰めようとする彼氏なのだが....ってなホラー作品!?

設定にあるカメラで撮影した映像を巧みに使い、ドキュメンタリー形式で恐怖を煽る....う~ん、評判どおりの恐怖やったね。もう、全身の毛穴が広がりまくってもうたよ!?ついでに開いた毛穴から、髪の毛が抜けてもうた気がして....これまたホラーでんなぁ...なんて(笑)

些細な物音や普通に家にある何気ない物が、レンズを通して恐怖を呼ぶってなところが、なんやリアルやよね。有名な役者を使うわけでもなく、逆にどこにでもいるような普通のカップルの身に起こった出来事っていうイメージが、ひょっとして自分にも...って思わせることで、より恐怖を高めるんかもなぁ。

いずれにしろ、金をかけなくてもアイデアひとつで勝負できる、そんな映画の楽しさ(ホラーですが....)を感じたかな。

まぁ、「もう一度観る?」って聞かれたら....さりげなく首を横に振るやろうねぇ。なんせ、気が小さいもので....(笑)あれっ、今、天上から物音が.....(重苦しい耳鳴りのような音が....)!?

2010年2月 2日 (火)

『無ケーカクの命中男/ノックトアップ』

というわけで、もうひとつオマケでご紹介。

この作品の監督をしてるジャド・アパトーって人は、コメディ系の作品を作る人たちのなかでは、かなり注目されてるらしんやけど、この作品を観る限りでは、どこを注目されてるんだか...??

無ケーカクの命中男/ノックトアップ / Knocked Up   ★★☆☆☆

監督:ジャド・アパトー

出演:セス・ローゲン、キャサリン・ハイグル、ポール・ラッド、レスリー・マン、ジェイソン・シーゲル

たまたまバーで出会い、酔った勢いでベッドをともにした男と女、しかしその結果、彼女は妊娠することに...。悩んだ末に、好きでもない、よく知らない男との子供を産むことにしたのだが...ってね。

金も仕事もない、お気楽で自堕落な男と、花形職業でバリバリと働く、キャリア順調な彼女、まさに美女と野獣の恋愛コメディってか?!

タイトルから、どっぷりコメディを期待したら、かなりがっかりさせられてもうた。まったりと男女関係を描く話には、それほど捻ったユーモアもなく、単なる普通の恋愛ドラマやったね。

それでドラマが楽しければ許せるんやろうけど、時間が“まったり”長い割には、なんや、どうでもエエような話が延々と.....!(苦笑)

なんとも中途半端なデキやったね?!

『オブザーブ・アンド・レポート』

ハリウッドのナンセンス・コメディって、ある意味笑いのセンスが感じられなくて、ホント分からんよねぇ(苦笑)まぁ、『俺たちフィギュアスケーター』のように、たまにはツボにはまることもあるんやけど。

個人的には、アメリカで大人気(と言われている)アダム・サンドラーなんか、まったく受け付けないんやけど、最近、第二のサンドラーとなりつつある男がおるんよね。

それがセス・ローゲンくん。どうも基本的にコメディという立ち位置でありながら、センチメンタルな要素を出そうとしてる気があって、どれを観ても中途半端なんよなぁ。

というわけで、そんな彼の作品をご紹介。

オブザーブ・アンド・レポート / Observe And Report   ★★☆☆☆

監督:ジョディ・ヒル

出演:セス・ローゲン、アンナ・ファリス、マイケル・ペーニャ、レイ・リオッタ、セリア・ウェストン、コレット・ウォルフ

警官になるのが夢の男は、ショッピング・モールで警備主任を務めていたが、そのモールに露出狂が出没し、大騒ぎに。お気に入りの化粧品売場の彼女のハートを掴むため、警察に対抗心を燃やし、捜査を始めるのだが...ってな...コメディ??

レイくんやペーニャくんと言った、シリアスものにも出てくるような役者が出演となれば、多少なりとも期待するやんなぁ。しかし...全く笑えんのよね(苦笑)

純粋やけどズレてる、そんな主人公の巻き起こす騒動で大笑い...のハズなんやろうけど、何がおもろいんだか?!したり顔で銃をぶっ放すのが“おかしい”って感覚は、よう分からんよなぁ。

セスくんのコメディってのは、笑いのなかに、少しホロリってな要素を入れて盛り上げようってことなんやろうけど、笑えないだけに、すべてがグタグタで、肩透かしやねぇ!?

ムダに暴力的で下世話、そんでもって笑えないコメディほど“痛い”ものはなしっと!?救いがないようでんなぁ....(苦笑)

2010年2月 1日 (月)

メタル魂! ② 『グローバル・メタル』

というわけで、今日は、もうひとつサム・ダン監督によるロックの“お勉強”をね!(笑)

彼のメタルにかける情熱、執念のようなものが感じられて、ホンマに感心してまうんよなぁ。歴史やら文化やら、ここまでくると“メタル学”ってな学問の域に達してるんかもね!?

逆に考えると.....学者ってのは、つまるところ“オタク”の集団なわけかぁ....(苦笑)

グローバル・メタル / Global Metal   ★★★☆☆

監督:スコット・マクフェイデン/サム・ダン

出演:サム・ダン、メタリカ、アイアン・メイデン、セパルトゥラ、スレイヤー

欧米で始まったメタル・ミュージックが、どうやって世界に広がって行ったか、そんなメタルのグローバル化について検証したドキュメンタリー。

ブラジルから日本、インド、中国、インドネシア、イスラエルにアラブ、それぞれの国に根付くメタルについて考えるってね。

いやぁ、実に興味深い内容やった...音楽に頭をフリフリしながら、メタルの歴史について、存分に学ばせてもらったよ(笑)

それぞれの文化、政治、宗教と関わりながら、怒りや自己の開放、社会への抵抗、様々な形で人々の心を虜にする音楽、そんなことを真剣にリサーチするところに、感心してまうやんね。

音楽と言う共通の言語だ、ってなコメントは、なんや妙に納得してまうよなぁ!?

ロック万歳!メタル最高!? .... ということで、程よくキレたところで、本日はお開きに(笑)

メタル魂! ① 『メタル ヘッドバンガーズ・ジャーニー』

さて、今日は気合を入れて、髪の毛を振り乱して行きたいと思いま~す♪

えっ、アンタそんな髪、残ってないでしょって??ごもっともで!(笑)

メタル ヘッドバンガーズ・ジャーニー / Metal: A Headbanger's Journey   ★★★★

監督:サム・ダン、スコット・マクフェイデン、ジェシカ・ジェイ・ワイズ

出演:サム・ダン、アリス・クーパー、トニー・アイオミ、ロブ・ゾンビ、ロニー・ジェイムス・ディオ、トム・モレロ、ブルース・ディキンソン、ヴィンス・ニール

「なぜメタルは嫌われるのか?」、そんな疑問を解決すために、メタル大好きの監督が自ら世界中を旅する、ってなドキュメンタリー。

いやぁ、頭フリフリ、“そやそや”って、もうノリノリやねぇ♪(笑)

メタルが一部の人の心を鷲づかみする理由、その生まれた背景を考証しながら、メタルの存在意義を問うってとこかな?!

この作品のおもろいところは、メタルを見事に分類して整理してるとこや、宗教やカルチャー、精神論まで、様々な角度から分析してるところやね。

実際に演奏するアーティストの言葉や、学者、そして熱烈なファンの気持ちやら、バックに流れる音楽に合わせて、最初から最後まで頭フリフリしながら、合いの手を入れてもうた(笑)

メタルが人を過激にするというよりは、その音楽に救われ、連帯感を感じる、その通りやと思うんやけどねぇ!?閉じ込められた感情を解き放つ、なるほどこれは“癒し”でんなぁ?!(笑)

では、ご一緒に....えっ、ムリ?!

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