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2010年3月 5日 (金)

監督パク・チャヌクを考える ③ 復讐三部作 『親切なクムジャさん』

三部作の最後を飾るのは、女の復讐!

したたかに、そして残酷に.....あぁ、恐ろしやぁ....なんて(笑)

親切なクムジャさん / Sympathy For Lady Vengeance   ★★★★   (2005年)

出演:イ・ヨンエ、チェ・ミンシク、クォン・イェヨン、オ・ダルス、キム・シフ、イ・スンシン、キム・ブソン

娘を人質に取られ、ある男が起こした幼児誘拐殺人の罪を着せられて、13年間もの間、刑務所で暮らすことになった、ひとりの美しい女性。彼女は、塀の中で人脈を作りながら、男への復讐を練るのだった....ってな、三部作最後の復讐!?

囚人仲間の間では、いつも穏やかな表情で、“親切なクムジャさん”と呼ばれていた彼女の胸の内は、抑えることのできない怒りで打ち震えていた....ってなことで、美しい表情にある優しさと恐怖の二面性を操りながら、物語はクライマックスへ向かうんよなぁ。

見事なまでに美しい映像に、インパクトのある強烈な描写、そして、そんな狂気のなかに、どことなく漂うユーモア、“復讐物語”の最終章としての、監督さんの気合が結実した、素晴らしいデキやったね!

作り上げられた作品の雰囲気は、絶妙なバランスのなかで、ひとつの完璧な世界を形成してるんよね。

もちろん、いつどおりに、かなりエグく血を滴らせながらも、そこに香る芸術のエッセンス...たまらんです(笑)

そんな監督さんの描きたい世界を体現した、主演のイ・ヨンエの演技力、女のなかの“二つの顔”を上手く演じ分けるあたりは、さすがやったね。

お見事なデキ栄えで!?

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