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2010年3月 6日 (土)

監督パク・チャヌクを考える ④ 『渇き』

というわけで、今日は新作の吸血鬼映画をご紹介♪

韓流のドラキュラって....血の代わりにキムチでも頬張るんかいなって思ったりしつつ、この作品、昨年のカンヌ映画祭で審査員賞を受賞したんよね。

パク・チャヌク監督らしい、ひとクセもふたクセもある、個性的な作品に仕上がってたようで!?

渇き / Thirst   ★★★☆☆   (2009年)

出演:ソン・ガンホ、キム・オクビン、シン・ハギュン、キム・ヘスク、オ・ダルス、パク・イナン、ソン・ヨンチャン

病院にある教会で働く神父は、死んでいく人々を看取りながら、神に仕える者としての無力感に苛まれ、志願して原因不明の伝染病の研究に参加することに。病気に冒され、瀕死の状態だった彼は、奇跡的に生き返ったものの、その体は血を求める吸血鬼になっていた....ってなお話?!

人のためになりたい、命を救いたいという思いで信仰に生きようとする神父が、生き血がなければ生きられないという葛藤、そんでもって、たまたま知り合った、不幸な境遇にある人妻に恋をしてしまい、欲望を抑えることができずに苦しむってな設定が、なかなかおもろかったね。

シリアスに展開していくのかと思いきや、エロチックに、かつコミカルに話を進めるあたりがパク監督らしさやよなぁ。

主役を務めるソン・ガンホくんの存在感と、ヒロイン役のキム嬢の小悪魔的な魅力が、うまく引き出されとったかな。まぁ、この監督さんならではの相変わらずのグロテスクさと、“痛々しい”描写も満載なんやけどね(苦笑)

ちょっとキワモノのホラー&コメディに、どことなく作品性を感じさせるあたりが、パク監督の腕の良さなんかもね?!悪くはなかったかな。

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