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2010年3月14日 (日)

『ハート・ロッカー』

今日の作品は、そう、アカデミー賞6冠に輝いたあの作品!

元ダンナの監督した『アバター』との一騎打ち(?)を征しての作品賞&監督賞は、素直に祝福したいもんやね。

まぁ、すべての候補作品が日本で公開されてるわけやないんで、果たしてこの作品が作品賞にふさわしいかどうかは、今の時点では言えんけど、ただ、『アバター』とどっち?って聞かれたら、やっぱりこっちなんかなぁって思う。

アバター』を作品として“おススメ”しておきながら、こういうことを言うのもなんなんやけど、確かに“映像的なすばらしさ”はあるものの、アカデミー賞を獲るだけの内容があったかっていうと、話に目新しさはなく、その点で劣ってたんと違うかなぁ。要は、優れた娯楽作品でありながら、深みに欠けるってこと?!

まぁ、勝手な評論はこのくらいにして、受賞作品の感想は....♪

ハート・ロッカー / The Hurt Locker   ★★★☆☆   (2008年)

監督:キャスリン・ビグロー

出演:ジェレミー・レナー、アンソニー・マッキー、ブライアン・ジェラティ、レイフ・ファインズ、ガイ・ピアース、デヴィッド・モース、エヴァンジェリン・リリー、クリスチャン・カマルゴ

イラクに駐留する米軍の爆発物処理班の3人の兵士を描いた戦争ドラマ?!

爆弾の処理中に戦死したリーダーに代わってやって来たのは、危険を顧みずに、独断で処理を行う、無謀な男だった。彼とチームを組む軍曹は、そんなやり方を批判するのだが....てな、戦場で危険と隣り合わせの任務を行う男たちの葛藤を描いてるんやね?!

いつ爆発するか分からないような大量の爆弾を目の前にし、誰が敵かも分からない状況の中での極限状態の緊張を、実にリアルに描いてるんよなぁ。

理不尽な戦争に身を置きながらも、与えられた任務のために命がけで危険に飛び込む、そんなやるせなさと、徐々に感覚が麻痺して壊れていく様子が、痛々しいんよね。

それ程メジャーやない俳優を使いながら、特殊な任務を行う兵士の姿を通して、現実にイラクで起こってることを描ききった監督さんの手腕は、確かに評価してもエエかもね。とても女性監督とは思えん、“男臭い”映画やった。

観る人によって感じ方は違うんかもしれんけど、無意味な争いに巻き込まれ、簡単に命を落としていく若者や、一般市民の様子を見ながら、やりきれない切なさを感じてもうたよ。これを観たアメリカ人が、真剣に平和について考えてくれることを願いたいもんやよなぁ!?

政治家の都合で、人間の命が簡単に切り捨てられるような世の中は、やっぱりおかしい。この国でも徴兵制を考えてる政治家がいるらしいけど、そういう人には、まず自分から進んで先頭に立って欲しいもんやね。そうすれば、少しは命の重みが分かるんと違うやろか?!

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