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2010年4月

2010年4月30日 (金)

『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』

当然ながら、オレ的に『ホームレスが中学生』に負けた小池徹平に役者としての興味があったわけやない。

監督の佐藤くんが、『シムソンズ』や『キサラギ』(『守護天使』なんてのもありましたが....)といった、なかなか個性的でいい作品を出してるひとなんで、ひょっとしてオモロイかなぁ、って、ちょっとだけ期待してみたんよね。

でもって、その感想は....?!

ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない   ★★★☆☆   (2009年)

監督:佐藤祐市

出演:小池徹平、田辺誠一、品川 佑、池田鉄洋、中村靖日、森本レオ、マイコ、田中 圭、千葉雅子、北見敏之

母親の事故死をきっかけに、ニート生活に別れを告げ、下請け専門のIT企業にプログラマーとして就職した主人公、しかし、その会社はとんでもない職場だった....ってなお話し?!

残業当たり前で経費は落ちず、初日から先輩にこき使われ....って、確かに大変やねぇ(苦笑)健気に頑張る小池くんに、ファンのみなさんは、きっと満足されるやろなぁ?!

そうでない人はというと....まぁ、ITと言えば最先端企業で響きはエエんやけど、実際にこんな会社ってあるんやろなぁ...などと思いつつ、中途半端で意味不明なCGでの演出にタメ息が....(苦笑)

あと、田辺くんが、なんとなく今回はハマリ役で、おいしいところを持って行ってるのはいいとして、どこぞのお笑い芸人がウザくてねぇ...(苦笑)

平和主義者のオイラとしては、他人を意味なく罵倒してるのを見てると、例え映画でも、イラつくんよなぁ。ましてや、プログラマーという役柄ながら、実におぼつかない指使いでキーボード叩かれた日にやぁ、せめて役作りしてこんかいって思うやんね(苦笑)

まぁ、作品全体としては、それほど悪くはないんかもしれんけど、一部の受け入れがたい部分があるがために、どうしても評価の方は....ボチボチということで?!

それにしても、この監督さん、お笑い芸人が好きやねぇ。どうやら毎回、キャストに芸人枠があるようで.....。ただし、ほとんど笑いの効果がないばかりか、かなり足を引っ張ってるような気が....ね!?(苦笑)

2010年4月29日 (木)

『ベニスで恋して』

今週のおススメ恋愛映画は、イタリアから....といっても、ギラギラのラテン系の陽気な恋愛やなくて、ちょっぴり大人な雰囲気の....作品かな?!

この作品、実は2000年のイタリアのアカデミー賞で主要部門を独占したらしく、その評判どおりに、かなり素敵なお話なんよね。

ずいぶん前からDVDを入手したいと思ってるんやけど、残念ながらすでに廃盤になってもうてるらしく、amazonで出てるのは、中古でしかも割高な料金になってて、ここで取り上げて、また再販にならんかなぁ....なんて淡い期待をしながらも、まぁ、こんな片隅でつぶやいても世の中からすれば“鼻くそ”にもならんてか?!(苦笑)

それでも、ひとりでも多く、この作品を知って欲しもんやなぁ...なんてね!

ベニスで恋して / Pane e Turipani   ★★★★   (2000年)

監督:シルヴィオ・ソルディーニ

出演:リーチャ・マリエッッタ、ブルーノ・ガンツ、ジュゼッペ・バッティストン、アントニオ・カターニア、マリーナ・マッシェローニ

家族と旅行している最中にはぐれ、ひとり寂しくヒッチハイクで家を目指す主婦が、ひょんなことから、昔から憧れてたヴェネチアの街に行くことに....ってな、水の都ヴェネチアを舞台にした中年女性の恋と出会いの物語。

結婚生活に疲れ、冷めた家族に背を向けて、ひとりで始めたヴェニスでのバカンス。ちょっと無愛想ながら心優しい男と、巌窟やけどユーモアのある花屋の主人、そして愉快な隣人に、冴えないマザコン探偵....なんとも個性的な登場人物が織り成す物語は、イタリア映画らしく、軽快に楽しませてくれるんよね。

そんでもって、どこか疲れた中年主婦が、思いっきり羽を伸ばしながら、心の洗濯をしつつ、そんでもって、次第にそんな彼女を中心に、花のような華やかで暖かい気持ちが.....?!

ロマンスの街、ヴェニスの魅力を存分に取り入れながら、いくつになっても変わらない“ときめき”や“愛”が描かれてるんよなぁ。

ブルーノ・ガンツが演じる、毎朝朝食と一緒に置手紙を残す男の不器用さが、なんやとっても素敵なんよねぇ。

あぁ、ヴェニスで恋かぁ....エエよなぁ....ん?!(笑)

2010年4月28日 (水)

『マリオネット・ゲーム』

今日の作品って劇場未公開なんやけど、最近レンタル開始されるや、やたらと回転がいいみたいで、気になってたんよね。

だいたい、未公開のわりに、出てる役者もそこそこやし、ちょっと期待してもうた。

まぁ、パッケージに“衝撃のラスト”的な売り文句が出てて、そういう宣伝をする時点で、例によって、少し不安が心をよぎったんやど....?!(苦笑)

マリオネット・ゲーム / Butterfly On A Wheel   ★★★☆☆   (2007年)

監督:マイク・バーガー

出演:ピアース・ブロスナン、ジェラルド・バトラー、マリア・ベロ、エマ・カーワンディ、クローデット・ミンク、ニコラス・リー、サマンサ・フェリス、ピーター・ケレハン、デジリー・ズロウスキー

広告代理店に勤める男は、仕事も順調で、家には美しい妻と娘のいる、幸せな日々を送っていた。そんな時、正体不明の男が銃をもって現れ、誘拐した娘を返して欲しければ、言うことを聞くように脅されるのだが....ってなサスペンスもの?!

う~ん、ジェームズ・ボンドが悪役ですか...でも銃を構えると、様になりまんなぁ(笑)見えない犯人の目的、愛する家族に迫る危険、どないする...ってなことで、それなりにハラハラな展開ではあるかな。

“ラスト5分で仰天の結末が...”なんてパッケージで煽ってあって、ちょっとドキドキしてみたんやけど、う~ん、気持ちは分からんでもないものの、無理がある(苦笑)

結局、話の結論が先にあって、それが読まれないようにって、こねくり回して分からんように展開を持って行ってるもんやから、どうしてもオイオイってツッコミを入れたくなるんやろなぁ。

まぁ、いろいろ言いたいことはるんやけど、何をするにせよ、大人として人様に迷惑がかからんようにせんとね!?(苦笑)そんな小言を言いたくなるような作品やった....。

2010年4月27日 (火)

『悪夢のエレベーター』

昨年はドラマ『JIN~仁~』で演じた坂本龍馬が見事にはまり役で、存分にその才能をアピールした内野くん、そんな彼が主演の映画をご紹介♪

監督は、お笑い芸人の堀部くん。さて、そのデキは....?!

悪夢のエレベーター   ★★★☆☆   (2009年)

監督:堀部圭亮

出演:内野聖陽、佐津川愛美、モト冬樹、斎藤 工、芦名 星、本上まなみ、大堀こういち、小西遼生、池田鉄洋

止まってしまったエレベーターに乗り合わせた男女4人、刑務所帰りの空巣、超能力者、産気づいた妻に会いに行く途中の男、自殺しに来た少女、ちょっと訳ありな彼らのやり取りを描いたサスペンス・コメディ?!

エレベーターの狭い空間で繰り広げられるドラマは、それぞれの役者さんの個性が出てて、それなりに楽しめるかな。

まぁ、“訳あり”なだけに、ちょっとオーバーアクションぎみなんやけど、それでも内野くんは、いつも通り“いい具合”に暑苦しい演技を見せてくれてるし、意外なところで、若い佐津川くんの不気味さが、なかなか効いてたね。

話の内容も、結構、練られててて悪くないんやけど、オープニングとその直後で流れが完全に切れてるだけに、最初の入りがイマイチ乗りきれんところが残念やったかな。

まぁ、芸人あがりの堀部くんの初の長編作品ということで、そう考えれば悪くはないんかもねぇ?!ただ、芸人が作るコメディやから笑えるかっていうと、決してそういうことはないんやけど....(苦笑)

2010年4月26日 (月)

『クララ・シューマン 愛の協奏曲』

今日は、ちょっとクラッシクな雰囲気で....♪

主人公の彼女、ドイツではダンナ以上に人気があって、紙幣の図柄にもなってたんやってね?!

でもって、この作品の監督さんは、登場人物のひとりでもあるブラームスの末裔やそうで....ちょっと因縁めいた作品??

クララ・シューマン 愛の協奏曲 / Geliebte Clara   ★★★☆☆   (2008年)

監督:ヘルマ・サンダース=ブラームス

出演:マルティナ・ゲデック、パスカル・グレゴリー、マリック・ジティ、クララ・アイヒンガー、アリーネ・アリシー、マリーネ・アネシー、ヴァルター・タイルペーター・タカツィ

天才作曲家のシューマンを夫に持ち、自身もピアニストとして名声を得ていた妻、そんな彼女の前にブラームスという若き才能が現れるのだが...ってなドイツの伝記映画?!

夫の才能に魅せられ、またそんな彼からの愛情を感じる幸せな日々を送るも、自分を慕う若者の情熱と音楽に心揺れる、なんや音楽の教科書に載ってた偉大な音楽家たちの間に、こんなドラマがあったとはね?!

ドロドロした三角関係の話かと思ったら、そこには辛い晩年を過ごしたシューマンの苦悩と、そんな彼の側にいながら力になれない妻の心情、そんでもって、そんな彼女を見守る男の姿が描かれてるんやね。

繊細さと芯の強さを持つクララを演じたマルティナ嬢の魅力や、心の病んだ天才を見事に演じたパスカルくんなど、役者の演技はすばらしかったね。

ただ、話のもっていき方がもう一息で、結果的に盛り上がりきらんかった感じやったかな。そんな控え目なところが、ヨーロッパ映画の味わいでもあるんやけど...。クラシックに造詣が深かったりすると、また違った印象を受けるんかもね?!

2010年4月25日 (日)

『アリス・イン・ワンダーランド』

またまた実現した、奇才ティム・バートンとジョニー・デップのコラボレーション、ワクワクにながら観てきた作品の感想をご紹介♪

監督さんが描く“不思議の国”がどう描かれるのか、そんでもってそれが3Dでどうなるかって、かなり期待してたんやけど、3Dか2Dかって点で言うと、あまり3Dで観る価値はないかもね。

そもそもこの作品は、3D専用の機器を使うと、撮影が制限されるらしく、それを嫌って、従来の方法で撮影したものを、後で3Dに変換したんやってね。

まぁ、それが理由なのかわ分からんのやけど、それなりに立体的には仕上がってるものの、所々3Dにしたことで見にくく感じる場面があったりして、『アバター』で感じたような映像の驚きや感覚は、残念ながらないんよね。

では、肝心の作品の中身はというと....?!

アリス・イン・ワンダーランド / Alice In Wonderland   ★★★☆☆   (2010年)

監督:ティム・バートン

出演:ミア・ワシコウスカ、ジョニー・デップ、ヘレナ・ボナム・カーター、アン・ハサウェイ、クリスピン・グローヴァー、マット・ルーカス、(声の出演)アラン・リックマン、マイケル・シーン、ティモシー・スポール、スティーヴン・フライ、クリストファー・リー

好きでもない男にプロポーズされ、返事もせずに逃げ出したアリスは、森にある“うさぎの巣穴”から不思議の国へ迷い込む。そこで、住人たちから、赤の女王に支配された国の救世主として迎えられるのだが....ってな、ルイス・キャロル原作のファンタジーの映画化?!

ちょっと“オドロオドロシイ”地下の世界は、そのダークさがバートン・ワールドやったね!?そんでもって、白塗り大好き(?)なデップくんは、盟友のバートンくんの下、今回もノリノリで楽しんでる風やったし、監督さんのプライベートのパートナーでもあるヘレナ嬢の存在感が良かった。

そんな存在感のありすぎる脇役に囲まれながら、主役のアリスを演じたミア嬢も、なかなか負けてへんかったね。

戸惑いながらも、どこか意志の強さを感じさせる、そんな凛とした美しさを醸しだしてるあたりが、なかなかエエんよね。作品のテーマになってる、人生に迷う少女が、別世界での様々な経験を通して精神的に成長していくってな様を、よく体現してたかな?!

彼女の顔が画面でアップになったときの表情の素敵なこと....応援したくなるやんね!まぁ、確かにオイラの目は、形がハートマークになってたかもしれんけど....(苦笑)

声の出演も含め、比較的イギリス人俳優が多くキャスティングされてて、イギリス英語が飛び交うあたりも、なんとなく原作の雰囲気にマッチしてたようで。

そんなこんなで、それなりに十分楽しめる内容ではあったんやけど、後に何か残るかっていうと、案外そういった余韻がないんよね。まぁ、娯楽作品と割り切ってしまえば、払った金額分のものはあるんかなぁ....とは思うんやけど?!

2010年4月24日 (土)

『オーケストラ!』

今日は、公開中の作品から、音楽を題材にした、ちょっといい話をご紹介♪

オーケストラ! / Le Concert   ★★★★   (2009年)

監督:ラデュ・ミヘイレアニュ

出演:アレクセイ・グシュコフ、メラニー・ロラン、フランソワ・ベルレアン、ミュウ=ミュウ、ドミトリー・ナザロフ、ヴァレリー・バリノフ、アンナ・カメンコヴァ、リオネル・アベランスキ、アレクサンドル・コミサロフ

共産主義時代に政府に楯突いたために、30年経った今もボリショイ交響楽団で清掃員をしている元天才指揮者は、楽団長宛に届いたパリの劇場からの出演依頼を、部屋を掃除中に偶然手にする。同じように不遇な生活をする、かつての仲間を集めて、自分たちが代わりに出演しようと企むが....ってな、コメディタッチの感動物語!?

いやぁ~、やられてもうたよ(笑)途中からなぜか涙腺が壊れてもうてねぇ.....♪

因縁のあるマネージャーや、年老いたかつての仲間、様々な職につき、楽器すら手放してしまったような者たちをかき集め、次々と巻き起こる困難を乗り越えてパリに向かう、そんな過程をおもしろおかしく描く前半は、それなりに楽しいものの、ちょっとやり過ぎな感じで、実は少し引いてもうたんよね。

ところが、この話の本題であるストーリが、なんとも素敵で、胸にぐっとくるんよなぁ。コメディ要素で押しながら、しっかりと締めるところはグイグイと、そんなバランスが絶妙なんかもしれんね?!

また、ヒロインを演じるメラニー嬢のクールな美しさが、とってもエエ雰囲気を作り出してるんよなぁ。どこか寂しげな目元が、彼女の役柄に絶妙にマッチしてた。

語られる物語と相まって、ひとつひとつの音に込められた想い、それが過去の出来事や、それからの彼らの人生を思い起こさせて、そんな寄せ集めの音楽家たちの奏でる音が、ダイレクトに涙腺を刺激するんよね。

何のセリフがなくても、その音楽が雄弁に物語りを語る、しばらく目を閉じて、思わず聴き入ってもうたよ。

クラシックを題材としながらも、まったく堅苦しさはなく、むしろ心温まる人間ドラマに、音楽の素晴らしさを再認識する、そんな作品かな?!とっても素敵やったね♪ブラボー!!(パチ パチ)

2010年4月23日 (金)

『RISE UP ライズアップ』

もう1本の作品も、林くんを中心にして、若手の頑張りが光る作品やったかな。

出演者の顔ぶれをみると、こちらの方がちょっと小ぶり?!

RISE UP ライズアップ   ★★★☆☆   (2009年)

監督:中島 良

出演:林 遣都、山下リオ、太賀、中林大樹、嶋尾康史、青木崇高

パラグライダーで空を飛ぶことに夢中の高校生は、あるとき、交通事故で視力を失った、ひとりの女の子に出会う。彼女に頼まれ、親友と一緒に、バイトとして彼女の買い物につきあうのだが....ってな青春映画?!

他人との付き合いが苦手の、ちょっと不器用な青年と、心に深い傷を負った女の子、どこか自分の殻にこもった、似たもの同士のふたりが、ぶつかり合いながら、心を開いていく、そんな関係を若い役者が熱演ってか?!(笑)

まぁ、お世辞にも上手い演技とは言えないんやけど、それぞれに一生懸命さが伝わってくるところが好感がもてるかな。

監督さんのカメラワークも、光りをうまく使いながら、そんな彼らが見せる一瞬の表情をよくとらえてたね。

ただ、ちょっと強引な話の展開と、あまりにもきれいにまとめすぎたところが、逆に少しあざとかったかなぁ?!

あと、頑張る若手と対照的に、脇の大人が“カミカミ”やったのがねぇ....(苦笑)もう少し脇でいい役者を使えれば、もっと締まった作品になったかもなぁ....?!

『ダイブ!!』

今日は、“俳優 林 遣都”つながりで、邦画をふたつほどご紹介♪

どういうわけか、最近すっかり“林くんウォッチャー”になってもうて....(笑)でも、最初の『バッテリー』をからすると、ここまで成長するとは、正直思わんかったね。

まだまだキャリアは浅いものの、日に日に“役者らしさ”が感じられるようになってるところが、なんか将来を期待させるんよ。

中途半端にTVドラマなんかに流れず、映画俳優になって欲しいもんやね!?

ダイブ!!   ★★★☆☆   (2008年)

監督:熊澤尚人

出演:林 遣都、池松壮亮、溝端淳平、瀬戸朝香、光石 研、蓮佛美沙子、江守 徹、山崎将平、福田雅也、池田 純、瓜生美咲

飛込みが好きな普通の中学生、元オリンピック選手の父をコーチに持つサラブレット、青森からやって来た野生児、同じチームに所属する3人の少年たちは、クラブ存続のために高飛び込みでオリンピックを目指すことになるのだが....ってな、スポーツ青春ドラマ?!

親の期待を背負っていたり、逆に誰にも期待されたことがなかったり、元選手の祖父の背中を追いかけていたり、それぞれの個性を持った若者たちが、時にぶつかりながらも、切磋琢磨し、ひたむきに競技に打ち込む、なんや爽やかな話やねぇ(笑)

そんな主人公たちを演じる若手の俳優が、よう頑張ってるんよなぁ。特に林くんと池松くんの演技は、なかなかやったね。

この当時、デビューからわずか2年の林くんの成長ぶりには、ちょっと感心してもうた。まぁ、最初がそれだけひどかったんやけどね(苦笑)

この作品では、そんな若手のノビノビした演技の脇で、光石くんや瀬戸くんが、しっかりと押さえるべきところを押さえてるところがナイスやったかな。

作品として残念やったのは、肝心の盛り上げるべきところの演出が、ちょっとベタすぎて、ズッコケてもうたところやね(苦笑)所々でいい感じやっただけに、もったいなかったなぁ?!

あらゆる下らない“しがらみ”を越えた、競技者のみが知る瞬間、なんとも神々しく、美しい世界があるんやろなぁ....それがまさに青春ってか!?間違っても10メートルの飛び込み台の上に立つ気はないんやけど....(笑)

2010年4月22日 (木)

『歓楽通り』

今週のおススメ恋愛映画は、久しぶりにフレンチ恋愛映画のマエストロ、ルコント先生の作品をご紹介♪

歓楽通り / Rue Des Plaisirs   ★★★★   (2002年)

監督:パトリス・ルコント

出演:パトリック・ティムシット、レティシア・カスタ、ヴァンサン・エルバズ、カトリーヌ・ムシェ、イザベル・スパッド、ベランジェール・アロー、パトリック・フロエルシェイム

客と娼婦の間に生まれた子として、以来、娼館で育った男の夢は、運命の相手に出会い、その女性を幸せにすることだった。そんな彼は、新入りのひとりの娼婦を好きになり、彼女を幸せにしてくれる男を、彼女のために見つけ出そうとするのだが....ってな、ルコント先生の恋愛教室!?

自分の愛する人が幸せになるために、どこまであなたはできますか?

そんな究極の問いかけをする作品なんよね。その人のために“運命の人”を捜したり、自分ではない他の男と愛し合う姿を見守ったり、一途な気持ちが痛いんよなぁ。

惚れた相手のことをとことん愛する.....例え、その愛が自分に向かわなくても。そんな主人公の健気な想いと、あまりにも悲劇的な結末が、ギュッと心に突き刺さるんよね。

一生守ってあげたいと思える相手に巡り合えたことこそが、彼にとっても何にも代えがたい幸せやったんやろうか?!ただ、主人公の虚ろな視線が、寂しさを誘うんよなぁ。

何の見返りも求めない、無償の愛、あまりにも純粋で、そして切ない愛の物語には、いろいろと考えさせられてまうね。愛するひとに愛されたい、そう思ってまうところに、打算が生まれるんやろか??

恋愛ってのは、難しいもんやね!(苦笑)

2010年4月21日 (水)

『狼の死刑宣告』

今日は犯罪ドラマをひとつ!

この作品の監督さんは、あの『ソウ』のシリーズ第1作を監督したひと。なかなか個性的な作品を作るし、雰囲気を作るのがうまい監督さんかなぁって思うんよね。

というわけで、久々に主演のベーコンくんの気合いの入った演技ともども、ちょっと要チェック?!

狼の死刑宣告 / Death Sentence   ★★★☆☆   (2007年)

監督:ジェームズ・ワン

出演:ケヴィン・ベーコン、ケリープレストン、ジョン・グッドマン、スチュワート・ラファティ、ジョーダン・ギャレット、アイシャ・タイラーリー・ワネル、エディ・ガテギ、ギャレット・ヘドランド

美しい妻とふたりの息子に囲まれ、幸せに暮らしていた普通の男は、立ち寄ったガソリンスタンドで、息子が目の前でギャングに殺されるところを目撃してしまう。捕まった犯人の一人の裁判で証言に立った男は、法律では死刑にできないことを知り、自らの手で復讐することを決意したのだが....ってな、クライム・アクション映画?!

愛する息子の死とやり場のない怒り、やがて復讐が復讐を呼び....ってなことで、話はドロドロに!(笑)ありがちな展開なんやけど、これが結構な勢いなんよね。

何たって、久々に主役を張るケヴィンくんの気合が違いまっせ!?(笑)映像的にも、光りの使い方がうまく、なかなかスタイリッシュな雰囲気が出てたね。

まぁ、足がもげたり、指が飛んだり、そんなエゲツないバイオレンスの描写は、さすが『ソウ』の監督やなぁ、って思うんやけど...(苦笑)

細かく見れば、いろいろとツッコミどころもあって、完成された感じは残念ながらないものの、期待せずに観ると、結構楽しめるんよね!これは意外と悪くない。

2010年4月20日 (火)

愛おしきB級映画 ② 『ロボゲイシャ』

女子高生の次は、主人公は芸者!こんな設定からして、すでにB級具合がMaxに達してまうやんね(笑)

しかし、この作品、何を血迷ったか、角川映画が配給したんよねぇ。ってことは....晴れてB級メジャーか??(苦笑)

ロボゲイシャ   ★★★☆☆   (2009年)

監督:井口 昇

出演:木口亜矢、長谷部瞳、斎藤 工、志垣太郎、生田悦子、くまきりあさ美、松尾スズキ、竹中直人

芸者の姉とその付き人をする妹、そんな姉妹は、ある時、店の客だった男に拉致され、闇の組織“裏芸者”という暗殺集団の仲間となるのだが....ってな、どこをどう切り取っても、コテコテのB級映画!?

相変わらずのチープな音楽に乗せて展開する、どーでもエエような話に、奇抜さだけが取り柄のアイデア勝負(?)、いやぁ、ここまで突き抜けるとホンマに痛快やねぇ(笑)

ゲイシャ、ハラキリにフジ山、外国人が好きな日本の要素をふんだんに活用しながら、とことん下らない内容を学芸会のノリでぶっ飛ばす、まぁ、これを映画と言うのは憚れるんかもしれんけど、こんなアホなのがあってもエエんやろって思わされてまうんよね。

さりげなく、姉妹の愛や家族の絆を要素として取り入れながらも、それですら最後には“失笑”で締めるあたりが、もう“たまらん”のですよ!(苦笑)

尻に刀をつける無意味さや、キャタピラで疾走する芸者、そんな、すべてにおけるムダ加減が、気がつくと、だんだんクセになってきてたりして....?!

愛おしきB級映画 ① 『片腕マシンガール』

星の数ほどある映画の中には、有名な俳優を使って、莫大な製作費をかけた超大作もあれば、限られた予算のなかでアイデアで勝負してる小品まで、ほんまに様々やんね。

そんでもって、そんな低予算の作品には、ほとんど趣味の延長のような、どうしようもないB級があるわけやけど、しかしながら鼻につくほどのB級映画も、ある一定の限度を越えてしまうと、なぜか気になってしょうがなくなったりするんよね。

そんなB級映画をつくる監督さんの作品を、今日は取り上げてみたいと思う。

予め言っとくと、この手の作品を観るときは、①何も期待しない、②くだらなさは寛大に鼻で笑ってやる、③人生にはムダも必要かもと信じてみる、といったことが必要になるんで、あしからず?!(笑)

片腕マシンガール / The Machine Girl   ★★★☆☆   (2007年)

監督:井口 昇

出演:八代みなせ、亜砂美、島津健太郎、穂花、西原信裕、川村亮介

殺人事件の容疑をかけられ、両親が自殺して以来、弟とふたり生きてきた少女は、今度は弟がいじめにより殺され、その仇を討つために、復讐を誓うのだが....ってな、怒りに燃える女子高生の活躍を描いた...スプラッター・アクション...コメディ?!(笑)

この作品のB級具合は、もはやアホらしさを遥かに超越して、感動の域に達してるんよね。まるで、かつての大映テレビのドラマを観るようなベタな展開に、スプリンクラーのように飛び散る血、そしてもげる四股、ここまで潔くやられると、拍手するしかないやんか!(笑)

もうどうしようもない“くだらなさ”ながらも、究極にチープな音楽にのって、とにかくテンポがエエんよね。内容は置いといて、観るものを飽きさせない、怒涛の流れは....これって...極上のエンターテイメント...なんて!?

この勢いは、もう誰にも止められへんでぇ~ってな感じで....あぁ、アホらし(苦笑)

2010年4月19日 (月)

『くたばれ!ユナイテッド -サッカー万歳!-』

気がついたら、サッカーのW杯南アフリカ大会まで2ヶ月ほどなんやねぇ。日本代表も出場するらしいんやけど、残念ながら、日本のサッカー協会は、ムダに頑固なだけが取り柄の“メガネくん”をクビにすることもできず、南アフリカには観光を目的に行くことを決めたらしい。

自分の国の代表にはまったく期待ができないという、なんともやるせない大会になりそうなんやけど、そうは言ってもサッカーのW杯といえば、世界のトップ選手が見れるだけでなく、毎回、様々なドラマを観せてくれるんで、そういった点で楽しみにしたいね。

でもって、フットボール(サッカー)を題材にした映画も数多くあるので、盛り上げ企画として、紹介して行こうと思ってる。

というわけで、少し前フリが長くなってもうたんやけど、まずはウォーミング・アップとして、レンタル開始になったばかりの、イギリスの未公開作品をひとつ、ご紹介♪

くたばれ!ユナイテッド -サッカー万歳!- / The Damned United   ★★★☆☆   (2009年)

監督:トム・フーパー

出演:マイケル・シーン、ティモシー・スポール、ジム・ブロードベント、コルム・ミーニイ、スティーヴン・グレアム、ピーター・マクドナルド、ヘンリー・グッドマン、マーク・ベイズリー

イギリスの2部リーグに所属する弱小クラブを1部に昇格させ、そしてリーグ優勝したものの、オーナーと対立して辞任し、その後にライバル・チームだったリーズ・ユナイテッドの監督に就任したが、わずか40日あまりでクビになった、そんなイギリス人の伝説のサッカー監督のお話?!

野心家で、歯に衣着せぬ言動のために、常に周囲に波紋を巻き起こす、そんな男の波乱の生き様ってやつかな?!

まぁ、監督なんて、勝てば称賛を受け、負ければボロかす、ましてやビッグ・クラブのマネージャーともなれば、スター選手との衝突やら、ファンやマスコミとの関係やら、とっても大変なんよなぁ。

そんなサッカー界の裏事情をネタにしながら、数々の偉業を成し遂げた実在の人物の魅力を引き出しつつ、男同士の友情を描くあたりが、なかなかのドラマなんよね。

主役を演じるマイケル・シーンって役者は、『フロスト×ニクソン』でのフロスト役や『クィーン』でのトニー・ブレア役でもいい演技するなぁって思ったけど、なかなかエエ役者やねぇ!?そんな彼の演技を楽しめるだけでも、この作品、悪くないかもね。

しかし....邦題についてる副題、何の意味があるんやろなぁ....日本サッカー協会に負けず劣らず、ちょっと迷走ぎみやね!(苦笑)

2010年4月18日 (日)

『月に囚われた男』

実は、『第9地区』と同じ日に観た別のSF映画で、なかなか良いのがあったんで、さながら“SF祭り”ってなかんじで、今日はもう一本ご紹介♪

この映画の監督さんは、何を隠そう、あのデヴィッド・ボウイの息子さんなんよね。とか言いながら、最近の人がどの程度、彼のパパさんを知ってるのかは分からんのやけどね。

この作品は、Yahoo!の映画のコメント欄を見ると、結構厳しい意見も出てたし、正直、ちょっと親の七光りで映画撮ってるんかなぁ、なんて“うがった”見方をしてたんやけど、観るとこれがなかなかで!?

同じSFでも『第9地区』のような派手さはないものの、また違ったよさがあって、こちらもちょっとおススメ♪

月に囚われた男 / Moon   ★★★★   (2009年)

監督:ダンカン・ジョーンズ

出演:サム・ロックウェル、ドミニク・マケリゴット、カヤ・スコデラーリオ、ベネディクト・ウォン、マット・ベリー、マルコム。スチュワート、(声の出演)ケヴィン・スペイシー

新たなエネルギー源である月の鉱物の採掘のため、3年契約でただひとり月面基地に滞在し、作業をする男は、任務終了まで後2週間というある日、作業中に事故を起こしてしまう。それをきっかけに、出会ってはいけない二人が会うことに....ってなSF映画?!

話し相手は人工知能を持ったコンピューターしかいない、そんな家族と離れて独り寂しく暮らす男の孤独感、そして偶然に知ってしまったある真実とそこから始まる葛藤、閉ざされた世界の中で描かれるドラマは、何とも切ないんよねぇ。

声だけ出演のケヴィン・スペイシーを相手に、ほぼ独演状態(?)のロックウェルくんの演技は、なかなか深みがあって、味わいがあったかな。

映像的にも安っぽさはなく、こだわりが感じられて、悪くはなかったね。

この作品の良さは、静かな流れのなかで描かれる、主人公(たち)の感情の揺れなんよなぁ。希望と絶望、孤独と友情、切なくもやるせない、そんな人間の心のなかの複雑な気持ちが、じんわりと伝わってくるんよね。

好き嫌いの分かれる作品かもしれんけど、個人的にはかなりお気に入り!?

『第9地区』

今年のアカデミー賞で、キャメロンとビグローの夫婦対決の陰で、さりげなく話題になってたのが、今日紹介する作品なんよね。

SFものには辛口なアカデミーが、無視できなかったってことで注目されてたわけやけど、先に感想を言ってまうと、いやぁ~、これ良かったねぇ!?

ということで、“ハゲ”しくおススメ♪

第9地区 / District 9   ★★★★   (2009年)

監督:ニール・ブロンカンプ

出演:シャールト・コプリー、デヴィッド・ジェームズ、ジェイソン・コープ、ヴァネッサ・ハイウッド、ナタリー・ボルト、ジョン・サムナー、シルヴァン・ストライク、ニック・ブレイク

20年前に突如、南アフリカの首都ヨハネスブルク上空に飛来した謎の宇宙船、それ以来、乗っていたエイリアンたちは、首都の一角にある第9地区に隔離され、生活していたのだが、彼らをより首都から離れた場所に設けた難民キャンプに移動させることに。政府から委託を受け、ある特殊機関が任務を遂行することになり、ひとりの男がその責任者に任命されるのだが....ってなSF映画?!

いやぁ~、ごっついおもろい!地球に居ついたエイリアンの強制移住なんていう話の取っ掛かりからして意表を突かれるんやけど、そこから、どう見ても人のよさだけが取り柄の主人公が、とんでもない事態に巻き込まれていく様が、実に小気味良く展開していくんよね。

SF映画としては、低予算で作られた部類の作品とは思えないほどの、なかなかリアルな映像もさることながら、パニック映画の要素やアクション、そして愛情や友情といった人間ドラマまで、とっても“てんこ盛り”な内容が、ギュッと凝縮されてるんよなぁ。

ほとんど無名の役者を中心にして、ドキュメンタリー・タッチで描くあたりも、結果的に饒舌になりすぎることなく、作品にいい雰囲気を生み出してるんかもね。

この作品、何と言っても主役のコプリーくんの演技がすばらしいんやけど、実はこの人、本職はプロデューサーらしく、演技経験はゼロやったんやってね。そんな素人っぽさが、見事にはまったってことなんかな。

細部を言えば、確かに“やり過ぎ”な所もいろいろとあるんやけど、それでも、そのアイデアと完成度からすると、ここ最近のSFものの中では、群を抜いていい作品やったね。

かなりおススメ♪

2010年4月17日 (土)

『シャッター アイランド』

「この謎が解けるか...」とか、「この結末は、絶対に言わないでください」なんて宣伝をする作品は、大抵が見かけ倒しで、たいしたことがないってのが、映画好きの通説なんと違うやろかって、実は思ってるんやけど、よりによってスコセッシ&プリオくんの作品で、このキャンペーンをやってもうたんやねぇ。

でもって、その結果は.....ふふふっ...(苦笑)

シャッター アイランド / Shutter Island   ★★★☆☆   (2009年)

監督:マーティン・スコセッシ

出演:レオナルド・ディカプリオ、マーク・ラファロ、ベン・キングズレー、ミシェル・ウィリアムズ、エミリー・モーティマー、マックス・フォン・シドー、パトリシア・クラークソン、ジャッキー・アール・ヘイリー、イライアス・コティーズ、テッド・レヴィン、クリストファー・デナム、ジョン・キャロル・リンチ

重度の精神病を患った犯罪者を収容する病院のある孤島で、ある一人の患者が姿を消した事件を捜査するためにやってきた連邦捜査官。何かを隠している、院長を始めとする関係者に苛立ちを覚えつつ、男は調査を進めるのだが....ってなサスペンスもの。

巨匠スコセッシとプリオくんのコンビも、これが4度目やそうで、過去の3作はっていうと....あまりいい印象がないだけに、ちょっと身構えて観てみたんやけど.....そのせいか、やっぱり....ね?!(苦笑)

話のポイントは、当然ながら謎の解ける後半にあって、前半はその“前フリ”なわけやけど、これがよう分からんのですよ。

もちろん後で振り返れば、話は通じるんやけど、観てる最中が“なんのこっちゃ?”ってね?!

そんな前半で、話にノッていけるかどうかが分かれ目なんやろなぁ。というわけで、当然のことながら、プリオくんに元から興味のないオイラには、そのグタグタな展開が相当苦痛なわけで、まったく楽しめないんよね。

中盤辺りから、ようやく話が動き出してきたと思ったら、なんとなく結末が見えてもうたりして....ね?!(苦笑)

スコセッシにしては、特殊効果をふんだんに使ったりして、意欲は感じられるものの、観終わったときの作品の感想はと聞かれると....「まぁ、こんなもんかなぁ....」ってね?!

ということで、そんな作品です...って、どないやねん?!(笑)

2010年4月16日 (金)

『半分の月がのぼる空』

今日は、公開中の邦画をひとつご紹介♪

主演が“ポッキー娘”で、最近は映画でも露出が増えてる売出し中の若手ってことで、ひょっとするとアイドル映画なんかなぁ、なんて思いつつも、行きつけの映画館のサービス・デーにかこつけて、ちょいと観てまいりましたとさ?!

半分の月がのぼる空   ★★★☆☆   (2009年)

監督:深川栄洋

出演:池松壮亮、忽那汐里、大泉 洋、濱田マリ、加藤康起、緑友利恵、森田直幸、螢 雪次朗、西岡徳馬、中村久美

肝炎で入院していた高校生は、ふとしたキッカケで、心臓の難病で入院していた同じ年頃の女の子と知り合うことに。わがままな彼女に振り回されながらも、次第に異性として意識するのだが...ってな、難病ものの青春&恋愛映画?!

学校にも行けず、転院ばかりで友達もいない、そんな孤独な女の子と、病人でありながら、勝手に病院を抜け出す、ちょっと“やんちゃ”な男の子、病院を舞台に描かれる若いふたりの恋模様は、ちょっぴり切なくて、それでいていじらしく、まぁ、悪くはなかったかな。

そんな主人公を演じる若いふたりの俳優は、それぞれに頑張ってて、好感はもてる。ただ....ちょっと元気よすぎるんよなぁ(苦笑)

この話の設定からすると、なんぼ無邪気な10代といっても、心臓が悪いといいながら、思いっきり全力疾走はせんやろうし、体壊してて、全力でチャリンコこがんよなぁ....。

その他にも、演出という点では、ツッコミたくなるところが色々とあったり、あと、あまりにも不自然な年の取り方が気になってもうて...(苦笑)

きっと、そういった些細な違和感を気にしなければ、この話は感動できるんかもしれんけど、このように少し“ひねくれたオッサン”には、もうひとつ乗り切れん作品やったかなぁ?!

2010年4月15日 (木)

『私の頭の中の消しゴム』

『ラブストーリー』ですっかり“とりこ”になってもうたソン・イェジンと言えば、その直後に出演したこの作品も話題になってたよね。

ってことで、本日のおまけとして、“彼女の魅力が詰まった”作品をもうひとつってか?!(笑)

私の頭の中の消しゴム / A Moment To Remember   ★★★☆☆   (2004年)

監督:イ・ジェハン

出演:チョン・ウソン、ソン・イェジン、ペク・チョンハク、パク・サンギュ、クォン・ビョンギル、キム・ヒリョン

不倫の恋で裏切られ、傷ついたお嬢様が出会ったのは、少し粗野な建築家の卵だった。運命的な出会いに、ふたりの恋は燃え上がり、程なく結婚して幸せの絶頂に...しかし、彼女には病気の陰が....ってな韓流恋愛ドラマ?!

若年性痴呆症で、すべての記憶を失っていく彼女に、夫である彼は戸惑いながらも、必死に受け止めようとするが、彼女の下した決断は....涙、涙....と行きたいところやったんやけど、ちょっとなぁ(苦笑)

主要な登場人物が病気になったりして、悲劇の物語が....なんてのは、この手の韓流作品の王道やよなぁ。まぁ、要するに“狙いすぎ”ってやつやったね。

あまりにも“あざとい”演出が鼻についてしまい、結果的にどうにも乗り切れんのよなぁ。

そうは言っても、主演のイェジンが....かっ、かわいい♪こんなことを言ってるオイラは、韓流メロドラマに夢中になるオバちゃんと、たいして違いはないんかもねぇ?!(苦笑)

『ラブストーリー』

今週のおススメ恋愛映画は、韓国の作品から♪

この映画の監督さんといえば、『猟奇的な彼女』でブレイクして、日本でも結構な話題になった人なんよね。

ラブストーリー / The Classic   ★★★★   (2003年)

監督:クァク・ジェヨン

出演:ソン・イェジン、チョ・スンウ、チョ・インソン、イ・ギウ、イ・サンイン、キム・ビョンオク

自分が恋している相手へのラブレターの代筆を頼まれた女子大生は、若かった頃の母親が書いた日記と、何通かの恋文を見つける。そこには、あまりにも切ない母親の初恋の物語が....ってな、家柄のいい娘と庶民の青年、ふたりの恋愛と、その子供の世代の恋模様を描く韓国のラブ・ストーリー?!

この作品、最初に主人公の女の子が出てきた瞬間に、降参してもうたんよね。何たって....かわいい!(笑)

『猟奇的な彼女』でブレイクしただけに、時折はさまれる“笑い”は、この監督さんらしさなんやろうね。ただ....この作品では、ちょっと寒い(苦笑)

まぁ、学ラン着た青年役の俳優さんが、確かに爽やかなんやけど、実年齢からするとちょっと無理があったり、途中のエピソードがとっても都合よすぎたり、ツッコミを入れくなる所は、かなりある。

ただ、それでも観終わって、なんやすがすがしくて、ちょっと切ない愛の物語には、思わず涙が出てまうんよなぁ。

愛し愛され、それでも結ばれない想い....なんなんやろねぇ...?!

2010年4月14日 (水)

『アマロ神父の罪』

ついでと言ってはなんやけど、そんなラテンのミューズ、タランコンを初めて観た作品をご紹介♪

主演はガエル・ガルシア・ベルナルで、この年のアカデミー賞の外国語映画賞にノミネートされたんよね。

アマロ神父の罪 / El Crimen Del Padre Amaro   ★★★☆☆   (2002年)

監督:カルロス・カレラ

出演:ガエル・ガルシア・ベルナル、サンチョ・グラシア、アナ・クラウディア・タランコン、ダミアン・アルカザール、アンヘリカ・アラゴン、ルイサ・ウエルタス

地方にある教会に赴任してきた若い神父は、師事する神父のある秘密を知り、動揺するのだが...ってな、将来を嘱望された若き聖職者の苦悩を描くメキシコ映画。

腐敗と堕落、神に仕える身でありながら、崩れ行く信仰の道。やがて自らも信者との禁断の愛に落ちていく様は、結局は傲慢な自我の欲望のはけ口やったってとこなんかな?!

人に真実を説きながら、“嘘”で塗り固められていく、そんな宗教家の姿は、なんとも皮肉いっぱいやね。

一人の若者を通して、人間の意志の弱さが描かれてるのかもなぁ。

しかしながら....タランコンがかわいい(笑)神父の罪にも、ある意味、納得できる、そんな美しさやよなぁ....なんて?!

『命を燃やして』

今日は、メキシコ映画を取り上げてみようかな?!

メキシコというと、最近の映画界では、ちょっと注目されてるらしい。まぁ、『パンズ・ラビリンス』で話題になったギレルモ・デル・トロや『アモーレス・ペレス』のアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥなど、新たな才能が次々と出てきてるもんね。

この作品もメキシコで大ヒットしたらしく、メキシコのアカデミー賞ではいくつか賞を取ったらしい。まぁ、メキシコのアカデミー賞がどれほどのものかは、よう分からんのやけどね!(笑)

そんなこんなで、期待して....なんて、ちょっと真面目に前フリしてみたりしたものの、この作品を手にした理由って、実は単に主演のタランコンが観たかだけなんよね(苦笑)

命を燃やして / Arrancame La Vida   ★★★☆☆   (2008年)

監督:ロベルト・スネイデル

出演:アナ・クラウディア・タランコン、ダニエル・ヒメネス・カチョ、ホセ・マリア・デ・タビラ、マリアナ・ペニャルバ、イレーナ・アスエラ

16歳で父親ほど年の離れた将軍に見初められて結婚し、そして権力の階段を上る夫とともに、農民革命後の1930年代の激動の時代を生きる女性の半生を描いたメキシコ映画!?

何も知らない10代の小娘が、権力の裏側や夫の不貞、真実の愛を知り、様々な経験をしながら、人生の歓びや悲しみを知る、そんな話かな。

この時代のメキシコのことはよう分からんのやけど、悩み苦しみながらも必死に生きるひとりの女性の生き様のドラマという点では、なかなかのデキやったかな。

でもって、そんな主人公を演じるアナ嬢、かわいいんよねぇ...(笑)あどけない10代から、20代後半まで、様々な表情を使い分け、いい演技を見せてくれてる。

ラテン系女性の優しさや情熱、そして強さがにじみ出てるところが、まぁ、たまらんのですよ!?そんな彼女が苦悩する姿に、男心はくすぐられ、応援してまうんよねぇ♪(笑)女性の立場から観ると、苦難を乗り越えて頑張る、そんな彼女に共感できる....かも?!

2010年4月13日 (火)

『非女子図鑑』

今日は、ちょっと風変わりな邦画のオムニバス映画をご紹介♪

若手(?)監督さんが女性を主人公にして、それぞれに作った作品をホラー監督として有名な(?)清水くんがまとめる、ってな体裁になってるんやね。

出演陣もベテランから若手まで、なかなかバラエティに富んではいるんやけど....?!

非女子図鑑   ★★☆☆☆   (2009年)

監督:清水 崇、豊島圭介、山口雄大、深川栄洋、川野浩司、オースミユーカ、塚本連平

出演:足立梨花、アナンダ・ジェイコブズ、山崎真実、坂口 拓、月船さらら、田中幸太朗、片桐はいり、菅原永二、ノゾエ征爾、江口のりこ、深水元基、仲 里依紗、佐藤二朗、長谷川朝晴

非女子=ちょっと普通ではない女の子という定義で、6人の風変わりな女性たちを主人公にしたショート・ムービーをつないだオムニバス映画?!

訳あって占いにはまる女子高生、ひたすら闘う女、ノーブラの考古学者、男役のオーディションを受ける女優、混浴好きの女、なかなか自殺できないOL、それぞれに個性的な話ではあるんやけどね。

各エピソードの作り手が違うだけに、1本の作品として評価するのはちょっと難しいかな。完成度がまちまちで、上手く作ってるのもあれば、どうしようもないのがあったりで、まとめると...もう一息なんかなぁ(苦笑)

主演する女優陣では、やっぱり片桐くんのインパクトが強烈やったね。まぁ、彼女の場合は、その存在感が活かせるかどうかってところがポイントなわけで、そういう意味では上手かったかな。

あと、いつも気がつくと脇にいる江口くんも、主役として、さりげなく印象的な演技をしてたかな。

若手監督の青田買いってことなら、この中から将来出てくる人もいるんかもしれんから、試してみてもエエかもしれんけど、くれぐれもお暇なときに....ね!?(笑)

2010年4月12日 (月)

『フラッシュバック』

もう一本の主役は、今やジェームズ・ボンドでおなじみになったダニエル・クレイグくん!ボンド役について言わせてもらうと、個人的には、未だに彼が演じることに納得がいかんのやけどねぇ....?!

フラッシュバック / Flashbacks Of A Fool   ★★★☆☆   (2008年)

監督:ベイリー・ウォルシュ

出演:ダニエル・クレイグ、ハリー・イーデン、イヴ、ヘレン・マックロリー、クレア・フォラーニ、マーク・ストロング、オリヴィア・ウィリアムズ、エミリア・フォックス、ジョディ・メイ、フェリシティ・ジョーンズ

俳優として成功を手にしながらも、酒やドラッグで自分を見失っている男が、幼なじみの親友の突然の死をきっかけに、過去を巡る...ってなお話。

10代の頃の淡い思い出、逃げてきた過去、そんなものと向き合いなおすことで、人生の新たな一歩が始まるってか?!

パッケージからダニエルくんが主役でバリバリ...かと思ったら、話の中心は過去の回想の部分になるために、意外と出番が少なくて、拍子抜けやったね(苦笑)

この作品、途中がえらく退屈で、グタグタやったんやけど、後半はそれなりに上手くまとまってたかな。

イギリスの女優さんのキレイどころが出てくるあたりが、個人的には最後、妙に盛り上がったりして...『フローズン・タイムス』のエミリア嬢も出てたしねぇ....!

まぁ、映画にはそういう楽しみ方もある?!(笑)

『ミッドナイト・トレイン』

劇場未公開作品のなかから、サスペンスものをふたつほど、今日はご紹介♪

まず1本目の主役は、黒人俳優のダニー・グローヴァー!ダニーくんと言えば、古くは『リーサル・ウェポン』シリーズでメル・ギブソンの相棒として有名になり、それ以降も、いつも渋くていい演技を見せてくれる役者で、大好きなんよね。

そんな彼の演技に期待した作品の感想は....?!

ミッドナイト・トレイン / Night Train   ★★★☆☆ (2009年)

監督:ブライアン・キング

出演:ダニー・グローヴァー、リリー・ソビエスキー、スティーヴ・ザーン、ジェフ・ベル、マティアス・シュヴァイクホファー、コンスタンティン・グレゴリー、伊川東吾

一時停止した夜行列車に乗り込んできたひとりの男。程なく服用した薬の副作用で死んだ彼の手には、不思議な箱が....ってな、サスペンス映画?!

箱の中身に取り付かれた車掌とふたりの乗客、その箱を追いかける謎の人々、雪の中を走る列車の中で、人間の欲望が暴走するってか?!

ダニーくんの相変わらずの円熟した演技に、リリー嬢のぶっ飛びの壊れ具合が見所なんかな。

それなりに役者のみなさんは頑張ってるようやけど、いかんせん全体の作りがB級やわなぁ(苦笑)

なりふり構わない、強欲さが狂気に変わるってな展開は、それなりに工夫されてはいるんやけど、このチープな雰囲気では、ここいらが限界やろなぁ....ってことで、作品としてはボチボチやったね?!(笑)

2010年4月11日 (日)

『ソラニン』

宮﨑あおいが歌うと聞けば、どんなにイマイチな評判であっても、やっぱり観ないわけにはいかんやろう....ってことで、気合入れて行ってまいりました(笑)

原作の漫画も結構流行ってたらしいんやけど、ほとんど漫画は読まないんで、そちらの方はまったく知識なし。

さて、そんな作品の感想は....?!

ソラニン   ★★★☆☆   (2010年)

監督:三木孝浩

出演:宮﨑あおい、高良健吾、桐谷健太、近藤洋一、伊藤 歩、ARATA、美保 純、財津和夫、岩田さゆり、永山絢斗

大学の軽音サークルで知り合ったカップル、卒業後は就職してOLをする彼女と、フリーターをしながら、たまにバンド仲間とスタジオで演奏する彼、それぞれに将来に不安を抱きながら一緒に暮らす彼らだったが....ってな、ちょっと大人になれない若者たちの青春音楽ドラマ?!

好きでもない仕事を続ける自分、好きな音楽に正面から向き合えない自分、思い描く夢と現実の間で、答えが分からずに悩み、そして苦しみながらも日々を送る、そんな彼らが、それぞれに出す答えとは、ってな感じなんかな。

不確かな社会の中で、しっかりと根をはることができず、モラトリアムに現実から逃避して生きる、そんな若者の心情を表してるんやろねぇ。

主演の宮﨑あおいの見せる、様々な表情に、やっぱりみとれてもうたなぁ(笑)

少し前にCMで“ヘタうま(?)”な歌声を披露して、ちょっと話題になってて、正直、歌の部分が心配やったんやけど、この作品でのシャウトは、なかなかやったね。まぁ、もともと“ロックな”歌声やないだけに、かなり贔屓目かもしれんけど...♪(苦笑)

でも、この作品、たぶん主役が違ったら、とことん駄作になってたかもね。作品に雰囲気はあるんやけど、話のつなぎが悪くて、うまく流れてないし、取ってつけたようなエピソードを挟んだり、中途半端に笑いを狙いにいってスベッたり、演出がどうしようもなくクサかったり...まぁ、挙げればキリがないほど、イケてない(苦笑)

原作は知らんだけに、どこまでその世界を表現できてるんかは分からんのやけど、この作品だけを見れば、やっぱり物足りなさが残るデキやろなぁ...?!

2010年4月10日 (土)

『アイガー北壁』

公開中の作品の中から、ドイツ映画をご紹介♪

山を舞台にした登山家のお話なんやけど、個人的には山登りって憧れるものの、あまり高所が得意やないんで、ハイキングぐらいが精一杯なんよね(苦笑)恥ずかしながら、富士山ですらバイクで登れるところまで行ったっきりで....。

己の限界に挑み、大いなる自然と向き合う、素敵やよなぁ.....などと思いつつ、この作品は、そんな山登りの楽しさよりも、過酷さを描いてるんで、観る時は心して....ね!?

アイガー北壁 / Nordwand   ★★★☆☆   (2008年)

監督:フィリップ・シュテルツェル

出演:ベンノ・フユルマン、ヨハンナ・ヴォカレク、フロリアン・ルーカス、ウルリッヒ・トゥクール、ジーモン・シュヴァルツ、ゲオルク・フリードリッヒ

ベルリン・オリンピックを目前に控えた1936年のドイツで、ナチスは前人未到の、アルプスにあるアイガー北壁のドイツ人による登頂を目論んでいた。そんな中、その困難に挑んだ、ふたりの若きドイツ人の登山家とその幼なじみの女性に起こった事件を描く、真実のドラマ?!

国家のためと煽る周囲の反応をよそに、自分たちのために難攻不落の絶壁に挑む男たち、なんや格好エエんよね。山男たちの逞しさ、強さを感じてまうんよなぁ。

そんでもって、そんな話の舞台となる山登りのシーンが、とってもリアルに描かれてるところがスゴイ。息を呑むほどの切り立った崖、そこを必死に登る姿に、思わず手に汗握ってまうんよね!

自然の前では、あまりにもちっぽけで無力な人間の姿を見せ付けられながらも、勇敢に立ち向かう男たちを、応援せずにはおれんよなぁ。

観る側からすると、当然ながら感動のフィナーレを期待したくなるところなんやけど、“事件”というだけあって、話は過酷な状況へと進んでいくわけで....。

思わず引き込まれる話の展開と、迫力の映像、派手なだけのハリウッド作品とは違い、ヨーロッパ映画らしく、地味ながら、丁寧な仕上がりの良質な作品やったかな。ただ、あんまりな結末に、疲労感がねぇ.....?!ちょっと“やるせない”か。

2010年4月 9日 (金)

『サマーウォーズ』

いやぁ、公開当時も結構な評判やったけど、レンタル開始されてからも、しばらく貸し出し中で、ようやく遅ればせながら観れたよ。

この監督さんは、前作の『時をかける少女』でも評価されてたし、実際にいい作品やったから、ちょっと期待してたんやけどね。

サマーウォーズ   ★★★☆☆   (2009年)

監督:細田 守

出演:(声の出演)神木隆之介、桜庭みなみ、谷村美月、斎藤 歩、田中要次、仲里依紗、富司純子、信澤三恵子

憧れの先輩に頼まれて、アルバイトとして彼女の田舎に一緒に行くことになった、ちょっと気弱な高校生。そこは古くからの武家の家柄で、おばあさんの誕生日を祝うためのパーティーのために一族が集まり、そこで先輩の彼氏を演じることに。そんな折に、ネットの仮想都市で、世界を破滅へと導くような、とんでもない事件が起こり....ってなお話。

ヴァーチャルな世界と現実がつながり、それが地球規模の危機になる、そんな話は、ネット社会になった現代からすると、現実的にありえそうな気分にさせるところが、この話の設定の上手さやよなぁ。

そんでもって、単なる子供だましのアクションもののアニメに陥ることなく、そのストーリーにメッセージを込めるあたりが憎いよねぇ!?

核家族化して、個人主義が進み、次第に人間関係が疎遠になりつつある世の中にあって、人と“つながる”ことの大切さ、家族の絆のすばらしさを感じながら、ちょっと熱くなってもうたよ。

アニメ作品としては、文句なく大人も楽しめる内容やったね。ただ、ちょっと期待しすぎたせいか、思ったほどの感動がなかったところが、残念やったかなぁ...。

それにしても、ひとり暮らしを長く続けてると、だんだんと孤独が染み付いてまうんよなぁ....オレは誰と“つながってる”んやろかぁ.....なんて思う今日この頃(苦笑)

2010年4月 8日 (木)

『グリーン・カード』

今日は、ちょっぴり懐かしめの恋愛映画をひとつ、ご紹介♪

主演の女優さんは、ちょっと前に紹介した『フォー・ウェディング』でヒュー・グラントの相手役を務めてたアンディ・マクダウェル。とっても知性的で、それでいて愛嬌があって、笑顔がすてきで....ごっついエエ雰囲気の女優さんなんよね。

80年代の後半から90年代にかけて、結構メジャーな作品に顔を出してたんやけど、最近はほとんど見かけへんよなぁ。どないしてるんやろ?!

そんな彼女の魅力を存分に表現するのは、『いまを生きる』のピーター・ウィアー監督なんよね。学園ドラマだけやなく、恋のお話も、なかなか気が利いてまっせ~!(笑)

グリーン・カード / Green Card   ★★★★   (1990年)

監督:ピーター・ウィアー

出演:ジェラール・ドパルデュー、アンディ・マクダウェル、ビービー・ニューワース、グレッグ・エデルマン、ロバート・プロスキー、ロイス・スミス、ジョン・スペンサー

温室の付いた、とあるアパートに入居したいがために、その条件を満たすべく偽装結婚を決意した園芸家の女性と、強制送還を避けるためにアメリカの定住権(グリーン・カード)が必要な自称“作曲家”のフランス人の男の恋のお話?!

形だけの結婚で、結婚証明書を入手したら、すぐに離婚するはずだったふたり、しかし移民局の調査が入り、面接を受けなければならなくなり.....ってね!

裕福な家庭に育ち、市の公園事業に参加する、緑を愛する女性と、育ちが悪く、がさつで快楽的な生活をする男性、まったく正反対のふたりが、共通の利害のために、一緒に暮らし始め、ぶつかり合いながらも相手を知り、次第に別の感情が芽生える、ってな話を、コミカルに描いていくんやね。

お世辞にも男前とは言えないジェラールくんと、美しいアンディ嬢の掛け合いは、まさに美女と野獣に近いんやけど、相手に対して抱いていた嫌悪感が、お互いのなかで変化する様が、なんともエエんよなぁ。

初めから結末が見えるような、実に単純明解なストーリーながら、主演のふたりのアンバランスで絶妙な組み合わせが、観てて、心地エエんよね。

最後は、自然と微笑みたくなる、そんな恋のお話は、なかなかの味わいなんと違うかな?!(笑)

2010年4月 7日 (水)

『サガン -悲しみよ こんにちは-』

もうひとりはフランス代表、フランソワーズ・サガン!こちらの人生も、なかなか一筋縄ではいかんかったようで....。

サガン -悲しみよ こんにちは- / Sagan   ★★★☆☆   (2008年)

監督:ディアーヌ・キュリス

出演:シルヴィー・テステュー、ピエール・パルマード、ジャンヌ・バリバール、アリエル・ドンバール、リオネル・アベランスキ、ギョーム・ガリエンヌ、ドゥニ・ポダリデス、マルゴ・アバスカル

夏休みを使って書いた小説「悲しみよこんにちは」が評価され、わずか18歳で富と名声を手にしたフランソワーズ・サガンの波乱に満ちた人生を描く伝記映画?!

手にした大金をギャンブルで湯水のように使い、借金まみれの人生やなんて、なんとも破天荒な生き様やよね。

作家が胸の内に抱える自分の作品に対する不安、そして愛し、愛されたいと願いながらも、うまくいかない人間関係、豪快なようで、実に繊細なサガンという人物像がよく出てたかな。まぁ、実際がどないやったかは知らんのやけど...。

それでも、主演のシルヴィー嬢は、18歳から69歳までを、見事に演じきってたね。出だしは、正直、あまり気乗りしない作品やったんやけど、後半でグイグイと引き込まれてしまったのは、彼女の演技力なんやろうなぁと思う。

まぁ、孤独に怯え、不安な日々を送る、そんな主人公の姿に共感してもうたんかもしれんけど...(苦笑)

常に注目を浴びる華やかな世界にいながら、どこまでも不器用な生き方しかできなかった、そんなひとりの作家の生涯に、なんとも言えない哀愁を感じてもうたなぁ。なかなかやったね!?

『ジェイン・オースティン 秘められた恋』

今日は、最近レンタルになった作品のなかから、女性作家つながりで、ふたつほどご紹介♪

まずは、イギリス代表で『プライドと偏見』の作者として有名なジェイン・オースティンのお話から、はじまり、はじまり~!?

ジェイン・オースティン 秘められた恋 / Becoming Jane   ★★★☆☆   (2007年)

監督:ジュリアン・ジャロルド

出演:アン・ハサウェイ、ジェームズ・マカヴォイ、ジュリー・ウォルターズ、ジェームズ・クロムウェル、マギー・スミス、ローレンス・フォックス、アンナ・マックスウェル・マーティン、ルーシー・コウ、ジョー・アンダーソン、イアン・リチャードソン

イギリスを代表する女性作家ジェイン・オースティンの切ない恋の話を描いた作品。貧しい田舎の牧師の家に生まれ、年頃になった彼女に、両親はある資産家の甥との結婚をすすめるが、そんな時に出会った別の男に、彼女は心惹かれるのだが....ってね。

金持ちと結婚して、何不自由のない暮らしをすることが女の幸せ、そんな19世紀前半の結婚観がよく分かるよなぁ。そんな中にあって、愛のない結婚を拒み、作家として自立しようとした彼女の存在は、今でこそ当たり前のようやけど、当時では異質やったんやろね。

身分や資産に縛られることなく、心のなかの気持ちに素直に生きようとしながら苦しんだ、そんな彼女の経験が、作品となって人々の心に響くんかね?!

主役のアン嬢は、気の強さと繊細さを表現しながら、なかなかの奮闘ぶりやったんやけど、どうしてもヤンキー娘がイギリス人を演じるというところに、違和感を感じるんよね。せっかくイギリス資本で製作するんなら、とことんこだわれば....なんて思うんやけど。

そんな、些細な点を気にしなければ、これは十分に楽しめる作品かもね。好きな相手と結ばれる、そんな幸せは、いつの世も難しい....なんてね?!(苦笑)

2010年4月 6日 (火)

『ウルトラミラクルラブストーリー』

一応、映画好きを自負する者として、作り手側の苦労を思って、どんなに気に入らない作品でも、5段階評価でをふたつ付けるようにしてるんよね。

でも、ほんとうにごく稀に、どうしても我慢できへんことがある。でもって、久々にそんな作品に出会ってもうたんよ(苦笑)

あまりイライラを溜め込んでまうと、ただでさえ少ない髪の毛が、ストレスで更に抜けてまうんで、今日は、そんなやり場のない感情を、この場で“ぶちまけ”させてもらおうと思う。

ウルトラミラクルラブストーリー   ☆☆☆☆   (2009年)

監督:横浜聡子

出演:松山ケンイチ、麻生久美子、ARATA、ノゾエ征爾、キタキマユ、藤田弓子、原田芳雄、渡辺美佐子

作った野菜を売って生活してる青年が、恋人を事故で失って、失意のまま東京から青森にやって来た保育士の女性に恋をして、彼女と結婚するために....って話らしいんやけど...全く訳の分からん作品やった。

ウルトラでもなければ、ミラクルでもなく、ラブストーリーでもない、虚しくも“ほのぼの”とした雰囲気を作ろうとあくせくしながらも、できあがったのが、単に悪趣味で無駄な2時間を提供する映画....って感じやね(苦笑)

主演の松山くんの、極端に作った役柄がそうさせるのか、それとも演出する監督さんのセンスのなさなのか、他人を小バカにしたような人間描写が、ひたすら嫌悪感を与えるんよなぁ。

そんな調子でグタグタに続いていく展開に早い段階からゲンナリしてもうて、映画を観てて、これほどの苦痛を感じたのは久しぶりやったよ。

そんでもって最後のオチに至っては、もう呆れてもうて、何とコメントしていいのやら....?!

こんな映画がチヤホヤされる、日本映画界のレベルの低さを改めて憂いてもうたね。

200円のレンタル代すら惜しいと思わせる、とっても稀有な作品やった?!それを敢えて作品の個性と言うか....ムリ、ムリ!(苦笑)

2010年4月 5日 (月)

『ハウエルズ家のちょっとおかしなお葬式』

今日の作品は、ちょっと小粒なイギリスのコメディ。

それほど腹をかかえるような作品でもないんやけど、適度にアホらしく、ちょっとシュールでってな感じなんかな?!

個人的には、ハリウッドの笑えないドタバタコメディよりは、ずっとマシやと思うんやけどね♪

ハウエルズ家のちょっとおかしなお葬式 / Death At A Funeral   ★★★☆☆   (2007年)

監督:フランク・オズ

出演:マシュー・マクファディン、キーリー・ホーズ、アンディ・ナイマン、ユエン・ブレムナー、デイジー・ドノヴァン、アラン・テュディック、ジェーン・アッシャー、クリス・マーシャル、ルパート・グレイヴス、ピーター・ヴォーン

亡くなった父親の葬儀で弔辞を読むことになった長男、売れっ子作家でNYから戻ってきた弟、婚約者を連れてきた従妹、そんな彼女に心を寄せる男....死者をおくる儀式は、なぜか大混乱に....ってなコメディ?!

父親の知られざる一面やら、夫婦の問題、嫁と姑、父と娘、兄と弟、男と女、男と男....あれやこれやで大騒ぎ!(笑)

出だしから最後まで、とことん“ベタ”な笑いが満載で、結構楽しめるデキやったかな。まぁ、ちょっと下世話な下ネタに走りすぎな感じはせんでもないんやけどね。

爆笑の連続とはいかないまでも、それなりに楽しめる。まぁ、葬式でこんなこと起こらんやろうっていうところに、設定の妙があるんかもなぁ?!

2010年4月 4日 (日)

『シカゴ』

今日は“おまけ”として、ロブ・マーシャルをブロードウェイだけでなく、ハリウッドでも一躍有名にした作品をご紹介♪

この作品、2002年のアカデミー賞とゴールデングローブ賞をW受賞したんやねぇ。

シカゴ / Chicago   ★★★★   (2002年)

監督:ロブ・マーシャル

出演:リチャード・ギア、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、レニー・ゼルウィガー、ジョン・C・ライリー、クイーン・ラティファ、ルーシー・リュー

売れっ子のキャバレーの専属歌手、スターになることを夢みて、そんな彼女に憧れるひとりの女性、そんな彼女たちに雇われる腕利きの弁護士、男女三人の人間模様を描いた、大ヒットミュージカルの映画版!?

いやぁ....ザッツ・エンターテイメントでんなぁ!(笑)華麗な歌と見事な踊り、そしてテンポのいい話の展開で、まさに完成された“娯楽映画”やねぇ。

ただし.....ちょっとキャストがねぇ....。主演のひとり、ゼルウィガー嬢は、最初だけかと思ったら、終わりまで終始“野暮ったい”んよなぁ。まぁ、歌はそこそこの腕前なのが救いやったかな。

もうひとりの主役、ゼタ=ジョーンズは、抜群の歌唱力と迫力のある演技なんやけど…悪い意味でも....ちょと迫力ありすぎ(苦笑)なんや、華麗さ(可憐さ?)に欠けるんよなぁ。

そんでもって、リチャード君はと言うと....確かに軽薄で陳腐な役柄に“見事なまでに”マッチしてるんやけど....ミュージカルするには、いかんせん線が細すぎなんよね。

てな感じで散々文句を言いながら、これらを差し引いてもが四つ、観終ってついつい鼻歌が.....ね♪(笑)ミュージカル俳優による、ほんまもんのステージが見てみたい、そう思ってもうた!!

『NINE』

アカデミー賞受賞者が何人出てて、監督が『シカゴ』のマーシャルくんで....って、派手に宣伝してた作品を、ちょうど先週の日曜に地元のシネコンのレイトショーで観たんやけど....もうビックリしてもうたよ!?

何がって.....キャパ400人の劇場で、客が2人....自分を含めて(苦笑)なんぼ、同じ時間帯に浅田真央が氷上を踊ってたっていっても、まさかなぁ?!

確かにイマイチな評判は耳にしてたんやけど、ここまでとはね。始まる前から、そんな不安感を胸に憶えながら、鑑賞した結果は.....♪

NINE / Nine   ★★☆☆☆   (2009年)

監督:ロブ・マーシャル

出演:ダニエル・デイ=ルイス、マリオン・コティヤール、ペネロペ・クルス、ジュディ・デンチ、ケイト・ハドソン、ニコール・キッドマン、ソフィア・ローレン、ファーギー、エリオ・ジェルマーノ、アンドレア・ディ・ステファノ

タイトルだけが決った新作の映画の撮影を控え、脚本がまだ1行も書けていない監督は、プレッシャーに耐えられず、ローマを逃げ出すのだが...ってな、フェリーニの作品を基にした大ヒットミュージカルの映画版?!

美しい元女優の妻、情熱的な愛人、お気に入りの主演女優、長年の仕事のパートナーである衣装係、悩めるひとりの男を取り巻く、現在・過去の女性たちとの関係を描くってか。

何はともあれ、えらい豪華な顔ぶれの出演者やよね(笑)よく集めたもんやと関心してもうた。みんな、元ネタはブロードウェイでヒットしたみたいやし、まさに『シカゴ』の再現を期待したんやろねぇ?!配給元のカドカワさんも、誤算やったやろなぁ....ご愁傷さま♪(苦笑)

実は、フェリーニの作品も観てなければ、実際のミュージカルも知らんので、作品の“深み”を知らないウブな目線で言わせてもらうと....内容のグタグタ加減に、心身ともにグッタリやった(笑)

確かに役者さんたちの“演技”だけを言えば、みんな輝かしい経歴を持ってるだけに、それぞれに味わいがあって、文句はないんよね。

特にダニエルくんは、しばらくイタリアで靴職人の修行をしてただけに、イタリア訛りの英語で演じきるあたりが、さすがの芸達者ぶりやった。ただ、彼、歌声に迫力や力強さがないんよねぇ。同様に、大女優が演技と同じくらい見事に歌えるかっていうと、どうにもなぁ.....(苦笑)

ミュージカルの体裁を取る以上は、曲そのものの良さもそうやけど、歌う人の技量も重要で、その質が作品の価値を決めるんやと思うんよね。その意味で言うと、ちょっとどないやろうって感じてまうんよなぁ。歌と演技で評価できたんは、ペネロペとマリオン、そして二コールくんくらいやもんね。

盛り上がらない話と中途半端な歌で、完全に集中力をそがれてもうた。最後まで観きった自分に、思わず“お疲れ”って言いたい気分やったね?!(苦笑)

2010年4月 3日 (土)

監督 ジェイソン・ライトマンを考える ③ 『マイレージ、マイライフ』

てなわけで、最後は最新作をご紹介♪

今年のアカデミー賞の候補作としては、前半はかなり評判が高かったんやけど、気づいたらキャメロンくんとビグローくんの元夫婦に呑まれてもうた感じやったね(苦笑)

ちょっと残念な結果にはなったんやけど、紹介したいずれの作品も、真摯に映画に取り組んでるみたいやし、個性を感じられるんで、個人的にはこの監督さんには、今度も期待してみたいなぁ、なんて思ってるんやけどね!?

マイレージ、マイライフ / Up In The Air   ★★★☆☆   (2009年)

出演:ジョージ・クルーニー、ヴェラ・ファーミガ、アナ・ケンドリック、ジェイソン・ベイトマン、ダニー・マクブライド、メラニー・リンスキー、エイミー・モートン、サム・エリオット、J・K・シモンズ

プロのリストラ宣告人として、一年のほとんどを出張で飛び回る生活をする男は、マイルを貯めることを生きがいで、他人とのつながりを持つことなく、気ままなシングル・ライフを過ごしていたのだが....ってな、人生ドラマ?!

同じように出張でよく旅をしている女性と出会い、意気投合して、関係を始める一方で、社長の方針により旅を供にすることになった若い同僚は、自分の生き方に真っ向からぶつかってくる。そんな二つの出会いから、男は、次第に人生で見失っていた“何か”に気づく....ってね?!

中年男と若者のジェネレーション・ギャップをユーモラスに描きつつ、どこかぎこちない大人の男女の恋模様が展開するあたりは、なかなか話としては悪くなかったかな。

主人公を演じるジョージくんの2枚目なダンディぶりや、自信満々のモテ男でありながら、どこか寂しげな雰囲気が、とっても話にフィットしとったね。

そろってアカデミー賞の助演女優賞にノミネートされたヴェラ嬢とアナ嬢も、それぞれに個性が出てて、いい具合に話を盛り上げてた。

まぁ、ちょっと話としては盛り上がりに欠けるんかもしれんけど、家族の大切さや、そばにいてくれる相手がいることの幸せを、メッセージとして伝えてるんやろし、発想はなかなかやと思うんよね。そんな作品をひとりで観てると、なんや寂しくなってくるんやけど....(苦笑)

大事なものを見失って、どこか地に足が着かずに、フラフラと人生を歩んでる、そんな“人生の放浪者”を表してるところに原題の意味があると思うんよね。エンドロールまで行って、あぁ、なるほどなぁ...ってね?!

だから、中途半端にタイトルを変更すると、こうやって話が伝わりにくくなってまうんよなぁ。まぁ、マイル命の主人公ってことで、必ずしもハズレてはいないんやけど....(苦笑)

監督 ジェイソン・ライトマンを考える ② 『Juno ジュノ』

2作目も、当時は相当アカデミー賞で騒がれてたんよね。残念ながら、この年は作品賞も監督賞もコーエン兄弟にもってかれて、脚本賞だけやったんやけど、それでも新米監督としては破格の評価やったんよなぁ。

全体的な雰囲気の作り方の上手さもさることながら、この作品の魅力は、若くしてアカデミー賞の主演女優賞にノミネートされた、主演のエレン・ペイジの演技力やないかなぁ?!

てなわけで、そんな作品の感想をね♪

Juno ジュノ / Juno   ★★★☆☆   (2007年)

出演:エレン・ペイジ、マイケル・セラ、ジェニファー・ガーナー、ジェイソン・ベイトマン、J・K・シモンズ

軽い気持ちでSEXしたら、思わぬことに妊娠してしまった女子高生のドタバタを描いたコメディ・タッチの青春(?)ドラマ?!

中絶せずに、産まれてくる子供を、子宝に恵まれない夫婦に養子として渡すことにした高校生の10ヶ月間を、深刻になることなく、軽いタッチで描いてるんよね。

出だしからとってもポップな雰囲気で始まり、全体的に統一感のある音楽をうまく使いながら、うまく会話で笑いを誘うところは、なかなかの腕前やった。

主人公を演じるエレン・ペイジの少しエキセントリックな演技が、個性的なキャラクターを作り出し、観る側をグイグイと引きつけていくんよなぁ。

妙に理解力のある父親の存在も、適度に“ほのぼの感”を出してるのがナイスやったね。

なかなか楽しめる内容ではあるんやけど、逆にどうしても軽さが気になってもうて、主人公の感情がイマイチ伝わってこないために、キャラクターへの共感がちょっとしずらかったのが残念やったかな!

10代の妊娠という、現代の若者の抱える問題を...ってな説教臭い雰囲気はまったくなく、娯楽性を強くした作品ってとこやろか!?

監督 ジェイソン・ライトマンを考える ① 『サンキュー・スモーキング』

今日は、ジェイソン・ライトマンという監督さんの作品をまとめてご紹介♪

この監督さん、何を隠そう、お父さんが『ゴーストバスターズ』の監督さんなんよね!?他にもシュワルツネッガーと組んでコメディを何本かヒットさせてて、80年代から90年代にかけて、相当ブイブイ言わせてた(...と思われる?!)。母親も、かなりマイナーながら、女優 兼 監督をやってたようで、言わばサラブレットらしい。

これまでの作品は、いずれも賞レースを賑わしてきてるんで、ちょっと注目?!

てなわけで、まずは最初の作品から...

サンキュー・スモーキング / Thank You Smoking   ★★★☆☆   (2006年)

出演:アーロン・エッカート、ウィリアム・H・メイシー、ロバート・ドュヴァル、ケイティ・ホームズ、マリア・ベロ、デヴィッド・ケックナー、キャメロン・ブライト、サム・エリオット、アダム・ブロディ

タバコ業界の広報マンをする男は、健康問題を盾に、世間から様々な容赦なく浴びせられる様々な非難の矢面に立たされながら、巧みな話術を武器に、あの手この手で相手を自分のペースに引きずりこみ、やり込めてきた。そんな彼は、親しくなった女性記者に裏話を暴露され、窮地に...ってなコメディ・タッチの人間ドラマ?!

いやぁ、なかなかおもろい!「物は言いよう」とはよく言ったもんで、次から次へと言葉を並べて、思いのままに議論を進める様は、かなり痛快やったね。

話の展開もスパイスの効いたユーモアが散りばめられてて、それなりに笑える。

主役のエッカートくんが、実にはまり役なんよね!?利口そうでありながら、少しおどけた表情で、さらりと身を翻す、まさに敏腕広報マンのイメージそのものやった。

少し流れが“まったり”する部分と、“作りすぎた”感は否めないんやけど、それでも十分に楽しめる内容やったね。

これぐらい口が達者やったらなぁ...人生、苦労せんのかもね....オイラ、不器用者ですから....?!(苦笑)

2010年4月 2日 (金)

『童貞放浪記』

今日は、ちょいと意外性のある邦画をひとつご紹介♪

まぁ、タイトルだけみてたら、キワモノのいかにもなB級映画かって思ってまいそうなんやけど、これが案外バカにできんくらい、真剣に作られた作品やったりして....ね?!(笑)

童貞放浪記   ★★★☆☆   (2009年)

監督:小沼雄一

出演:山本浩司、神楽坂恵、堀部圭亮、古館寛治、内田 慈、志賀廣太郎、木野 花、松井 周

東大の大学院を卒業して、大学で講師をする男は、自分が童貞であることに劣等感を持っていた。そんなある日、出張先で大学院時代の後輩に再会し、何度か電話で話すうちに、彼女を好きになっている自分に気づいたのだが....ってな、もてない男のロスト・ヴァージン物語?!(笑)

悶々と暮らす日々の中で現れた恋の女神、高まる期待と、失敗できないという不安、そんな複雑な感情が、高学歴の男の脳裏を交差するんよねぇ。

いやぁ、てっきりコメディやとばっかり思ったら、人間ドラマとして、しっかり成立してて、なかなか深かったね!?

好きやっていう気持ちと“やりたい”っていう欲求の間で悩む主人公の刹那な気持ちが、なんやごっつい人間臭くて、なんとも言えん味わいなんよね(苦笑)

不器用な三十男の恋と欲望、切ないもんやよなぁ....ちょっとばかし共感してみたりして....?!(笑)

2010年4月 1日 (木)

『パリ、ジュテーム』

先日紹介した『ニューヨーク、アイラブユー』の製作者が、以前に同じようなオムニバス形式でパリを舞台に作った作品を、今日はご紹介♪

ニューヨーク・バージョンとは異なり、こちらはそれぞれの話が完結して、次に進むんで、分かりやすいかな。まぁ、それでも中には訳の分からん話もあるんやけど....。

それでも、“恋人たちの街”パリの片隅で繰り広げられる人間模様は、ニューヨークよりもロマンチック?!(笑)

かならずしもすべてが恋愛ドラマってわけやないんで、ラブ・ストーリーとしておススメするのは少し“ためらい”はあるんやけど、さりげなく“愛”を感じさせる作品ということで....どないでしょ?!

パリ、ジュテーム / Paris. Je T'aime   ★★★★   (2006年)

監督:グリンダ・チャーダ、ガス・ヴァン・サント、ジョエル&イーサン・コーエン、ウォルター・サレス、イザベル・コイシェ、アルフォンソ・キュアロン、ヴィンチェンゾ・ナタリ、トム・ティクヴァ、アレクサンダー・ペイン

出演:レイラ・ベクティ、シリル・デクール、マリアンヌ・フェイスフル、ギャスパー・ウリエル、スティーヴ・ブシェミ、ジュリー・バタイユ、ミランダ・リチャードソン、レオノール・ワトリング、ジュリエット・ビノッシュ、ウィレム・デフォー、ニック・ノルティ、リュディヴィーヌ・サニエ、マギー・ギレンホール、ファニー・アルダン、ボブ・ホスキンス、イライジャ・ウッド、オルガ・キュリレンコ、エミリー・モーティマー、ルーファス・シーウェル、ナタリー・ポートマン、ジーナ・ローランズ、ベン・ギャザラ、ジェラール・ドパルデュー

パリの街を舞台にした、18人の監督による短編を紡いだ人間模様。

宗教を超えて芽生える若いふたりの淡い恋心、年老いた男女の別れ話、婚前旅行の痴話げんか、ひとり旅の中年アメリカ人女性、女優とクスリの売人の恋、幼子を抱え奮闘するベビー・シッター、パントマイム師の夫婦...この街で暮らし、人生の時間を過ごす人々の、人生のドラマを映し出すんやね!?

それぞれの監督さんが個性をだしつつ、出来上がった映像が、不思議と最後に調和する、それは素敵な音楽とそこに描かれるドラマが、パリの街の風景と相まって、そっと心に囁きかけるメッセージなんかなぁ....なんて!(笑)

気に入る話もあれば、そうでもないものもあるのに、全体として観終わって“優しい気持ち”にさせられるんよね。この作品のテーマ曲になってる Feist の歌う “La Meme Histoire”を聴いてると、バラバラの物語たちが、ひとつにまとまるように感じるから、不思議やよなぁ。なんか、パリの風景にマッチしてるしね♪

大勢の人が生活する大都会のなかで、それぞれが自分の人生を生きてる。そんでもって、みんな人とつながって生きてるんやってね。辛いことも、楽しいことも、哀しいことも、喜びも....いろんな人生の“味わい”が凝縮された、贅沢な作品やったね!?

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