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2010年4月 4日 (日)

『NINE』

アカデミー賞受賞者が何人出てて、監督が『シカゴ』のマーシャルくんで....って、派手に宣伝してた作品を、ちょうど先週の日曜に地元のシネコンのレイトショーで観たんやけど....もうビックリしてもうたよ!?

何がって.....キャパ400人の劇場で、客が2人....自分を含めて(苦笑)なんぼ、同じ時間帯に浅田真央が氷上を踊ってたっていっても、まさかなぁ?!

確かにイマイチな評判は耳にしてたんやけど、ここまでとはね。始まる前から、そんな不安感を胸に憶えながら、鑑賞した結果は.....♪

NINE / Nine   ★★☆☆☆   (2009年)

監督:ロブ・マーシャル

出演:ダニエル・デイ=ルイス、マリオン・コティヤール、ペネロペ・クルス、ジュディ・デンチ、ケイト・ハドソン、ニコール・キッドマン、ソフィア・ローレン、ファーギー、エリオ・ジェルマーノ、アンドレア・ディ・ステファノ

タイトルだけが決った新作の映画の撮影を控え、脚本がまだ1行も書けていない監督は、プレッシャーに耐えられず、ローマを逃げ出すのだが...ってな、フェリーニの作品を基にした大ヒットミュージカルの映画版?!

美しい元女優の妻、情熱的な愛人、お気に入りの主演女優、長年の仕事のパートナーである衣装係、悩めるひとりの男を取り巻く、現在・過去の女性たちとの関係を描くってか。

何はともあれ、えらい豪華な顔ぶれの出演者やよね(笑)よく集めたもんやと関心してもうた。みんな、元ネタはブロードウェイでヒットしたみたいやし、まさに『シカゴ』の再現を期待したんやろねぇ?!配給元のカドカワさんも、誤算やったやろなぁ....ご愁傷さま♪(苦笑)

実は、フェリーニの作品も観てなければ、実際のミュージカルも知らんので、作品の“深み”を知らないウブな目線で言わせてもらうと....内容のグタグタ加減に、心身ともにグッタリやった(笑)

確かに役者さんたちの“演技”だけを言えば、みんな輝かしい経歴を持ってるだけに、それぞれに味わいがあって、文句はないんよね。

特にダニエルくんは、しばらくイタリアで靴職人の修行をしてただけに、イタリア訛りの英語で演じきるあたりが、さすがの芸達者ぶりやった。ただ、彼、歌声に迫力や力強さがないんよねぇ。同様に、大女優が演技と同じくらい見事に歌えるかっていうと、どうにもなぁ.....(苦笑)

ミュージカルの体裁を取る以上は、曲そのものの良さもそうやけど、歌う人の技量も重要で、その質が作品の価値を決めるんやと思うんよね。その意味で言うと、ちょっとどないやろうって感じてまうんよなぁ。歌と演技で評価できたんは、ペネロペとマリオン、そして二コールくんくらいやもんね。

盛り上がらない話と中途半端な歌で、完全に集中力をそがれてもうた。最後まで観きった自分に、思わず“お疲れ”って言いたい気分やったね?!(苦笑)

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