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2010年4月24日 (土)

『オーケストラ!』

今日は、公開中の作品から、音楽を題材にした、ちょっといい話をご紹介♪

オーケストラ! / Le Concert   ★★★★   (2009年)

監督:ラデュ・ミヘイレアニュ

出演:アレクセイ・グシュコフ、メラニー・ロラン、フランソワ・ベルレアン、ミュウ=ミュウ、ドミトリー・ナザロフ、ヴァレリー・バリノフ、アンナ・カメンコヴァ、リオネル・アベランスキ、アレクサンドル・コミサロフ

共産主義時代に政府に楯突いたために、30年経った今もボリショイ交響楽団で清掃員をしている元天才指揮者は、楽団長宛に届いたパリの劇場からの出演依頼を、部屋を掃除中に偶然手にする。同じように不遇な生活をする、かつての仲間を集めて、自分たちが代わりに出演しようと企むが....ってな、コメディタッチの感動物語!?

いやぁ~、やられてもうたよ(笑)途中からなぜか涙腺が壊れてもうてねぇ.....♪

因縁のあるマネージャーや、年老いたかつての仲間、様々な職につき、楽器すら手放してしまったような者たちをかき集め、次々と巻き起こる困難を乗り越えてパリに向かう、そんな過程をおもしろおかしく描く前半は、それなりに楽しいものの、ちょっとやり過ぎな感じで、実は少し引いてもうたんよね。

ところが、この話の本題であるストーリが、なんとも素敵で、胸にぐっとくるんよなぁ。コメディ要素で押しながら、しっかりと締めるところはグイグイと、そんなバランスが絶妙なんかもしれんね?!

また、ヒロインを演じるメラニー嬢のクールな美しさが、とってもエエ雰囲気を作り出してるんよなぁ。どこか寂しげな目元が、彼女の役柄に絶妙にマッチしてた。

語られる物語と相まって、ひとつひとつの音に込められた想い、それが過去の出来事や、それからの彼らの人生を思い起こさせて、そんな寄せ集めの音楽家たちの奏でる音が、ダイレクトに涙腺を刺激するんよね。

何のセリフがなくても、その音楽が雄弁に物語りを語る、しばらく目を閉じて、思わず聴き入ってもうたよ。

クラシックを題材としながらも、まったく堅苦しさはなく、むしろ心温まる人間ドラマに、音楽の素晴らしさを再認識する、そんな作品かな?!とっても素敵やったね♪ブラボー!!(パチ パチ)

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