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2010年4月18日 (日)

『第9地区』

今年のアカデミー賞で、キャメロンとビグローの夫婦対決の陰で、さりげなく話題になってたのが、今日紹介する作品なんよね。

SFものには辛口なアカデミーが、無視できなかったってことで注目されてたわけやけど、先に感想を言ってまうと、いやぁ~、これ良かったねぇ!?

ということで、“ハゲ”しくおススメ♪

第9地区 / District 9   ★★★★   (2009年)

監督:ニール・ブロンカンプ

出演:シャールト・コプリー、デヴィッド・ジェームズ、ジェイソン・コープ、ヴァネッサ・ハイウッド、ナタリー・ボルト、ジョン・サムナー、シルヴァン・ストライク、ニック・ブレイク

20年前に突如、南アフリカの首都ヨハネスブルク上空に飛来した謎の宇宙船、それ以来、乗っていたエイリアンたちは、首都の一角にある第9地区に隔離され、生活していたのだが、彼らをより首都から離れた場所に設けた難民キャンプに移動させることに。政府から委託を受け、ある特殊機関が任務を遂行することになり、ひとりの男がその責任者に任命されるのだが....ってなSF映画?!

いやぁ~、ごっついおもろい!地球に居ついたエイリアンの強制移住なんていう話の取っ掛かりからして意表を突かれるんやけど、そこから、どう見ても人のよさだけが取り柄の主人公が、とんでもない事態に巻き込まれていく様が、実に小気味良く展開していくんよね。

SF映画としては、低予算で作られた部類の作品とは思えないほどの、なかなかリアルな映像もさることながら、パニック映画の要素やアクション、そして愛情や友情といった人間ドラマまで、とっても“てんこ盛り”な内容が、ギュッと凝縮されてるんよなぁ。

ほとんど無名の役者を中心にして、ドキュメンタリー・タッチで描くあたりも、結果的に饒舌になりすぎることなく、作品にいい雰囲気を生み出してるんかもね。

この作品、何と言っても主役のコプリーくんの演技がすばらしいんやけど、実はこの人、本職はプロデューサーらしく、演技経験はゼロやったんやってね。そんな素人っぽさが、見事にはまったってことなんかな。

細部を言えば、確かに“やり過ぎ”な所もいろいろとあるんやけど、それでも、そのアイデアと完成度からすると、ここ最近のSFものの中では、群を抜いていい作品やったね。

かなりおススメ♪

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