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2010年6月

2010年6月30日 (水)

『天使の眼、野獣の街』

ちょっと前に紹介した『冷たい雨に撃て、約束の銃弾を』の監督をしてる、香港ノワールの巨匠(?)ジョニー・トーがプロデュースした作品を、今日はご紹介♪

ジョニーくんに比べて弟分の作品の方が、シンプルなことが幸いしてか、意外にも楽しめたかも....?!(笑)

天使の眼、野獣の街 / Eye In The Sky   ★★★☆☆   (2007年)

監督:ヤウ・ナイホイ

出演:レオン・カーフェイ、サイモン・ヤム、ケイト・ツイ、マギー・シュー、ラム・シュー、ウェイン・ライ、サミュエル・パン

容疑者をマークし、追跡する特別部隊である“監視班”、そこに配属された新人の女刑事の成長を描きつつ、ある窃盗団との息の詰まる攻防を描く、香港の刑事ドラマ?!

驚異的な記憶力で犯人を探し出し、尾行する、そんな様子が、独特の音楽をバックに、小気味良く展開していくんよね。

優しく、頼りになる班長に見守られながら、童顔に鋭い視線を光らせて頑張る、そんな主人公を演じたケイトくんの愛嬌のある顔が、なんとなく気にってもうたりして....(笑)

効果を狙ったのかは分からんけど、ちょっと古めかしさのある映像に、結構ベタな展開、時折、棒読みなセリフなんかもあったりして、かなりB級感が漂うんやけど、コンパクトにまとまった話は、適度に盛り上がりがあり、意外と夢中になってまうんよね。

ヘタにこねくり回して、ベトベトに手垢をつけるよりも、これぐらいの加減の方が、作品としては楽しめるんかもね。これは案外、拾い物な作品かも?!ただ....笑えない“小話”が続くところがなぁ....なんて!(笑)

あっ、あとタイトルなんやけど、“天使の眼”はいいとして、無理やり“ノワール感”を出そうとして付けたような“野獣の街”ってのは、どないやろね。それほど香港を“ワイルド”に演出するような、極悪非道なシーンはなかったんやけど.....(苦笑)

2010年6月29日 (火)

『魔法遣いに大切なこと』

今日は邦画をひとつご紹介♪原作は最初にアニメ化されて話題になったんやってね。まったく知らないんやけど....。

この作品の監督さんて、もとは日活のロマンポルノ出身らしいんやけど、90年代初めに発表した『櫻の園』や『12人の優しい日本人』といった作品が、なかなか良かったのを憶えてる。たまたまレンタル屋で手にしたら、そんな懐かしい名前が目にとまり、観てみたんやけどね?!

あと、主演の山下リオ!三井のリハウスガール出身で、この作品が映画初主演やったらしい。今年は出演作が立て続けに公開されてるし、若手の注目株なんかな?!

魔法遣いに大切なこと   ★★★☆☆   (2008年)

監督:中原 俊

出演:山下リオ、岡田将生、田中哲司、木野 花、緑有利恵、太賀、斉藤 歩、水橋研二、草村礼子、鶴見辰吾、余貴美子、永作博美

魔法遣いの血を持つ者は、国家公務員の“魔法士”になるために、16歳のときに研修を受けなければならない。そんな研修で、魔法士になることを夢みる北海道の女の子と、自分が魔法遣いの血を引くと知らずに育った青年が出会うのだが....ってな、ファンタジー&初恋ドラマ?!

研修を通して人と出会い、経験をして成長する若者、そして芽生える恋心、さらに家族の物語....って、てんこ盛りやねぇ!?まぁ、そもそもがファンタジーな内容なわけで、ツッコミどころは満載やったねぇ....(苦笑)

あまりにも普通な“魔法遣い”を見てると、逆に話しにムリがあるような気がして....?!そんな、ちょっと“ゆるさ”を感じつつも、それなりに楽しめてまうのは、主役のふたりの“素人”な演技が、かえって新鮮やからかなぁ??(笑)

美人というわけやないんやけど、ヒロイン役のリオくんの素朴さが、ちょっと爽やかな感じやったね。

話の筋としては、かなりベタ、演出もホドホドで、特に際立つものはないんやけど、全体的にボチボチな作品かなぁ.....って、よう分からんか?!(苦笑)

2010年6月28日 (月)

『ブルー・ゴールド 狙われた水の真実』

日本では、水はどれだけ飲んでも“無料”.....そんなことを言ってたのは、ひと昔前の話で、今ではスーパーやコンビニに行けば、ペットボトルの水が並んでて、当たり前のように水を買う時代になってるやんね。

いつの間にか“商品”となった水について、そして環境問題について、考えさせられる作品を今日はご紹介♪

ブルー・ゴールド 狙われた水の真実 / Blue Gold: World Water Wars   ★★★★☆   (2008年)

監督:サム・ボッゾ

出演:モード・バーロウ、トニー・クラーク

人は水がなければ生きていけない、しかし、そんな水が“商品”として扱われ、巨大な利権として注目されている、そんな現代の水を巡る問題を描いたドキュメンタリー?!

自然破壊が進み、当たり前やった水の再生サイクルが狂い、砂漠化が進む地球、そんな水不足の現実と、それにより貧富の差、大国の経済論理により、生きるために必要な水が人々の手に入らなくなりつつある、そんな深刻な問題を、分かりやすく描いてたね。

気がつけば、乱立したダムのために、干上がって死にかけた川が、この国にも数多くある、そんなことを思い起こしつつ、環境について考えさせられてもうたよ。

石油を精製するのにも大量の水が使われることを考えれば、確かに、石油問題の前に水や食料問題が先に来るんかもなぁと思う。

経済論理で利益を追求するマルチナショナル企業の傲慢さを前に、水よりも金を優先することの愚かさを説かれると、納得してまうやんね!?

限りある資源の有効活用、次の世代のためにも、立ち止まって真剣に考えんとなぁ....?!というわけで、とっても教育的な、いい内容のドキュメンタリー作品やった。

2010年6月27日 (日)

『クロッシング』

北朝鮮って国は、地理的にはすぐそばにありながら、断片的な情報しか入らず、人々が一体どういった暮らしをしてるのかも、よく分からんよね。

一般のひとたちは、食べるものに困り、飢えに苦しんでいると言われてるんやけど、残念ながらその実態は、依然として謎やもんなぁ。

というわけで、今日はそんな北朝鮮の人々の苦悩を描いた韓国映画をご紹介♪ちょっとヘビーやったかなぁ.....?!

クロッシング / Crossing   ★★★☆☆   (2008年)

監督:キム・テギュン

出演:チャ・インピョ、シン・ミョンチョル、チョン・インギ、ソ・ヨンファ、チュ・ダヨン

北朝鮮で炭鉱夫として働き、貧しいながらも妻と息子と暮らしていた男は、妊娠中の妻が結核になり、苦しむ姿に耐えられず、北では手に入らない薬を求めて、ひとり中国へ行くことに....ってな、脱北者とその家族の姿を描いた韓国映画。

捕まればすぐに送還され、過酷な強制労働と死が待っている、そんなことは覚悟の上で、命がけで家族のために国境を越える男、病気の母親と残され、父親の帰りを待つ少年に襲い掛かる悲劇、何とも“やるせない”話やったね。

実際の脱北者に取材して、彼らの悲惨な現実を描いてるってことらしいんやけど、独裁政治という圧政の下で、当たり前のことが叶わない、そんな追い詰められた日常のなかで、人々が必死にすがりつこうとする希望を考えると、ちょっと胸を締めつけられるような気がするんよなぁ。

少し子役の演技が大げさやったり、演出が過ぎるように感じる部分もあるんやけど、ただ、バラバラになった家族の悲しみや、彼らにとっての“生きる”ということの意味を思うと、後からジワジワと心に響いてくるんやねぇ!?

何が幸せなのか、それを定義するのは難しいとは思うんやけど、でも、少しでも悲しみのない、平和な世界が実現できればエエよなぁ.....。国としては問題があっても、そこで暮らす人々には何の罪もないんやし。

2010年6月26日 (土)

『ザ・ウォーカー』

今日は、公開中の作品をひとつ、ご紹介♪

主演のデンゼルくんの主演作って、ここ最近のものは、どうもパッとしない印象のが多いよなぁ...。なんや可もなく不可もなくって....当たり障りのない役者になってもうたようで、ちょっと残念なんよね。

てなわけで、この作品も彼が目当てで観に行ったわけやなくて、実は悪役のゲイリーくんを楽しみにしてたんよ!キレる演技をさせると、天下一品の彼の活躍を期待した今回の作品のデキは.....?!

ザ・ウォーカー / The Book Of Eli   ★★★☆☆   (2010年)

監督:ザ・ヒューズ・ブラザーズ(アレン&アルバート)

出演:デンゼル・ワシントン、ゲイリー・オールドマン、ミラ・クニス、レイ・スティーヴンソン、ジェニファー・ビールス、フランシス・デ・ラ・トゥーア、マイケル・ガンボン、トム・ウェイツ

戦争により荒廃した世界の中で、ひたすら西を目指して歩くひとりの男。立ち寄った町で、そんな彼が持っている、ある一冊の“本”をめぐり、町の支配者との攻防が.....ってな、サスペンス・アクション?!

この世を変える力を持つ一冊の本.....って言われると、観る前からだいたい話の筋は分かってまうやんね(苦笑)

そんな想像どおりの展開で、当たり前のようにゴリ押ししてくるイデオロギーに少々うんざりしてもうたかな?!欧米人にとっては、すんなりと納まりのいい話なんかもしれんけど、日本人からすると、話の肝の部分の必然性が、ちょっと弱いと思うんやけどね。

まぁ、孤独でストイックなヒーローを演じるデンゼルくんは、それなりに存在感はあったし、楽しみにしてたゲイリーおじさんの悪役ぶりは、相変わらずのキレっぷりで、なかなかやったんで、そういう点では及第点なのかもしれんけど....でも、ある意味なんでもアリな設定のなかで、あまりにも都合よく話しが流れていくと、説教臭い部分がよけいに鼻についてもうて、ちょっと退屈やったかな。

あと、毎度のことながら、話のテーマは例の“本”で、原題はそうなってるのに、なぜか邦題は“歩く人”になってしまう、そんな配給会社の“素敵な”気配りが、余計にガッカリ感を増幅させてまうってね...!(苦笑)

2010年6月25日 (金)

『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』

もう一本の作品は、監督の吉田くんつながりで!?よく考えてみると、この監督さんのコメディ・センスが、どうもオイラには、よく理解できんのかもなぁ.....なんて(苦笑)

腑抜けども、悲しみの愛を見せろ   ★★☆☆☆   (2007年)

監督:吉田大八

出演:佐藤江梨子、佐津川愛美、永瀬正敏、永作博美、山本浩司

突然の両親の事故死で、東京で女優を目指していた姉が田舎町に帰郷してきた。妹、義兄とその妻、“家族”4人が織り成す、風変わりな人間模様を描いた話。

う~ん、インパクト十分な奇抜なタイトルと、CM業界の出身監督らしい印象的な予告から、かなりぶっ飛んだコメディを予想してたんやけど、まったくもって肩透かしの、かなりグタグタな内容やったね。

なにが辛いかって、コメディと思しき映画でありながら、まったく笑えるポイントもなく、かといってヒネリを効かせたブラックなユーモアがあるのかと言うと、そんな様子は微塵も感じさせずに展開する話に、かなり引いてもうた(苦笑)

主要キャスト4人それぞれの個性が絡み合うってのが狙いやったんやろうけど、驚くほど新鮮味がなかったよなぁ。

結局、最後の最後まで、この監督さんが一体何をやりたかったのか、さっぱり伝わってこんかった?!

『クヒオ大佐』

今日は邦画をふたつ、ご紹介♪

しかし、堺 雅人って役者は、よう分からんよなぁ。『ゴールデン・スランバー』や『ジェネラル・ルージュの凱旋』なんかでは、クセのあるエエ演技をしてるんやけど、そうかと言えば、コテコテのしょーもない演技をする時もあるし....(苦笑)

てなわけで、今回の主演作はいかに.....?!

クヒオ大佐   ★★★☆☆   (2009年)

監督:吉田大八

出演:堺 雅人、松雪泰子、満島ひかり、中村優子、新井浩文、安藤サクラ、内野聖陽、品川 徹

カメハメハ大王の末裔と名乗って、結婚詐欺を繰り返した実在の男をモチーフにした.....コメディ??

アメリカ軍のパイロットと偽って、相手に近づき、その気にさせて金を貢がせる男と、そんな彼に騙される女たちってか?!

妙に高い鼻でブイブイ言わせながら、主演の堺くんが微妙に訛った日本語で大活躍.....と行きたかったんやろうけど、どこをどう見ても胡散臭く、これで騙されるやつはおらんやろってツッコミを最初に入れてまうと、後はどう頑張ってもグタグタにしか思えんのよね(苦笑)

それでいて、そんな“なり切りぶり”が笑えるかっていうと、中途半端に真面目に話が展開するもんやから、まったく面白味がないんよなぁ。

見所といえば、松雪くんの“くたびれ具合”が妙にリアリティがあったことと、満島くんが頑張ってたことぐらいかな?!

せっかくの内野くんの出演も、ほとんど意味のないシーンに出てくる程度で、この監督さん、何がやりたかったのやら....?!

きっと堺くんのファンやないと、あまり楽しめない、そんな作品なんかもね。

2010年6月24日 (木)

『マラドーナ』

世界の華麗なプレーに息を呑む、そんな贅沢な日々が続くわけやけど、そんな中にあって、選手以上に注目されてるのは、やっぱりこの男、アルゼンチンの監督をするマラドーナやんね!(笑)

ずんぐりした体をスーツに包み、お茶目にきめてるその姿、それだけで微笑ましいんやけど、試合中は必ずサイドライン近くまで出ていって、スキあらば転がってきたボールを見事な足捌きで蹴り上げる.....試合の映像以上に、密着カメラで観てたい気がしたりして....(笑)

そんな彼も、現役を引退してからは、とっても波乱万丈の日々を送ってたわけやけど、監督に就任する直前の彼に迫ったドキュメンタリーを、今日はご紹介♪

マラドーナ / Maradona By Kusturica   ★★★☆☆   (2008年)

監督:エミール・クストリッツァ

出演:ディエゴ・マラドーナとその家族、エミール・クストリッツァ、フィデル・カストロ

サッカー界のスーパースターであるマラドーナ、数々の輝かしいキャリアと伝説を残した男も、引退後はコカイン中毒や肥満などで幾度となく病院送りになり、栄光と挫折を繰り返す、そんな彼に旧ユーゴスラビア出身の映画監督が迫るってね!?

2年の月日をかけて作られたドキュメンタリー作品は、その間のふたりの友情もあってか、友だち目線で語られてるんかな。

サッカーだけの人かと思ったら、熱く反ブッシュ、反アメリカを説き、カストロを信奉しつつ、ラテン・アメリカの将来を語るあたりは、かなり意外やったね。

それに、伝説の神の手ゴールについて、当時のアルゼンチンとイギリスの紛争と絡めて、自らその時の様子を語るあたりも、なかなか興味深かったかな。

この監督さんが大好きな者としては、それほど気にはならないんやけど、純粋にサッカー好きで、マラドーナだけを目的にこの作品を観ると、まぁ、多少演出的にどないやろうって思うかもなぁ。

それでも、国の代表として、ひとりのフィールドの英雄として、背負いきれない期待や責任を担ぎ、苦悩したひとりの男の気持ちが垣間見えたような気がするんよね?!

2010年6月23日 (水)

『夜更かし羊が寝る前に~君を捜しに行くまでの物語』

もうひとつの作品は、アイルランドから。こちらは役者も無名で、内容もとっても小粒?!

夜更かし羊が寝る前に~君を捜しに行くまでの物語 / Satellotes & Meteorites   ★★★☆☆   (2008年)

監督:リック・ラーキン

出演:エイミー・ハバーマン、アダム・ファーガス、ジョアンヌ・クローフォード、ドミニク・マケリゴット、ゲオフ・ミノゲ

交通事故によりこん睡状態にある男が夢のなかで出会った女性、彼女もまた同じ病院に入院し、意識不明となっている患者だった....ってな、ちょっと変わったラブ・ファンタジー?!

現実の世界では会ったこともない男女が、偶然に同じ夢のなかで出会い、そして恋に落ちる、なかなか意外性のある設定の話やったね。

序盤はどうしても展開に違和感を感じて、どないかなぁと思ってたんやけど、話が進むにつれ、なんや惹かれあうふたりの様子が微笑ましく、結構、楽しんでもうたよ。

ただ、期待した終わり方と違ってたから、少し最後はすっきりせんかったかなぁ.....。

B級映画であることを明らかにするぐらいの効果のほかは、まったく意味不明な邦題は置いといて、この作品、内容的にはそんなに悪くないラブ・ストーリーやったと思うんやけどね!?

『ラブ・ダイアリーズ』

そう言えば、最近、恋愛映画を取り上げてへんよなぁ.....ってことで、今日は未公開ながら、なかなか悪くない作品をふたつほど、ご紹介♪

まず最初は、前に紹介した『あなたは私の婿になる』でサンドラ・ブロックに押されまくりながらも、いい感じの“へタレ具合”を出してたライアン・レイノルズくん主演の作品から!

この作品、レイチェル・ワイズなんかも出てたりして、未公開作品とはいえ、結構な豪華さなんよねぇ?!

ラブ・ダイアリーズ / Definitely, Maybe   ★★★☆☆   (2008年)

監督:アダム・ブルックス

出演:ライアン・レイノルズ、アイラ・フィッシャー、デレク・ルーク、アビゲイル・ブレスリン、エリザベス・バンクス、レイチェル・ワイズ、ケヴィン・クライン

妻と離婚することになった男は、一人娘にせがまれ、妻との馴れ初めを話すことになるのだが....ってな、ちょっと風変わりなラブ・コメディ?!

結婚するまでの3人の女性との恋愛を匿名で語り、娘はそんな話を聞きながら、自分の母親が誰かを当てる、そんな父娘の微笑ましいやり取りを軸にしながら、主人公の恋のドラマが展開するんやねぇ。

誰が母親なのか観てる側も分からないだけに、恋の行方が気になって、いろいろツッコミながら楽しんでもうたよ(笑)

出てる役者の顔ぶれも悪くなく、特に娘役のアビゲイル嬢は、少し“おませ”で、それでいて子供の無邪気さが出てて、上手かったね。

恋の相手役を務める3人の女優さんも、それぞれに魅力的に描かれてて、これで劇場未公開ってのも、ちょっともったいない感じやよなぁ。

単なるドタバタ・ラブコメディではなく、時折気の利いたセリフがあったりして、会話も楽しめるあたりが、なかなか味わい深い内容やったね!?

2010年6月22日 (火)

『ナイン・ソウルズ』

今日は、監督の豊田くんつながりで、松田家の長男坊が出演してる作品を、もうひとつ“おまけ”でご紹介♪

ところで、この監督さんの作品には、必ず板尾くんが出演してるんやね。同じ大阪人つながりなんやろか?!まぁ、どうでもエエ話やけど(苦笑)

ナイン・ソウルズ   ★★★☆☆   (2003年)

監督:豊田利晃

出演:松田龍平、原田芳雄、鈴木卓爾、板尾創路、松たか子、伊東美咲、北村一輝、京野ことみ

刑務所の同じ房から脱走した9人の囚人たち、仲間が隠したと言っていた金を目指して逃げるのだが...ってなお話?!

話の設定は、なかなかおもろいんやけど、残念ながら展開はそれを十分には生かしきれてなかったね。

9人それぞれがシャバで背負い込んだ因縁にケリを着ける、そんな感じは分かるんやけど、いまいちテンポが悪く、乗り切らんのよなぁ....?!(苦笑)

そんな少しグタグタ気味な中にあって、切れ長の眼を存分に活用した、龍平くんの睨みの利いた演技は、エエ存在感やったね。

脇役の面々も、それなりに個性的ではあるんやけど、ちょっと話全体が“ゆるすぎ”なんよなぁ...。もう一息やったね!?

『空中庭園』

先週、『蘇りの血』って作品を紹介した時に、前フリに小泉今日子の名前を出したところ、何人かのひとが検索してくれてたんで、そんな期待を無視するのもいかん(=少しでもアクセス数の up &リピーター獲得)ということで、そんなキョンキョンが主演した『空中庭園』をご紹介♪

この作品、通販生活を楽しむ(?)角田光代の小説が原作なんよね。なんて紹介をしながら、原作は読んでないんやけど.....?!

しかし、今時キョンキョンなんて言わへんよなぁ....世代がバレてまうか!?(笑)

空中庭園   ★★★☆☆   (2005年)

監督:豊田利晃

出演:小泉今日子、板尾創路、鈴木 杏、大楠道代、ソニン、瑛太、勝地 涼、國村 隼

郊外のニュータウンに暮らす、ごく平凡な一家。家族の中では嘘はつかないことをルールに、一見、何の問題もなく、幸せな日々を送っている彼らだったが、実はそれぞれが言えない秘密を抱え.....ってな家族ドラマ?!

暗い幼少期を捨て去り、“理想の”家族を築こうと必死になる主婦。しかし、夫は陰で不倫にはしり、高校生の娘は不登校、中学生の息子は無気力、崩壊した家のなかで、それでも幸せを演じる家族の本当の幸せは...ってね。

時折シュールなシチュエーションで、ちょっと期待させられたんやけど、なんや終わってみると、何ともテンポの外れた作品やったよなぁ。

お母さん役の小泉今日子は、難しい役どころをなかなか器用に演じてて、悪い印象はないんやけど、作品自体が、狭い世界でチマチマと展開しすぎて、退屈さを感じてもうたんよね(苦笑)

原作は知らんだけに、どこまで話の世界を表現してるんかは分からんのやけど、映画として考えると、もう一息やったかなぁ....ちと残念?!

2010年6月21日 (月)

『キルショット』

公開中の『アイアンマン2』でも悪役として存在感のある演技を見せてたミッキー・ローク、『レスラー』での成功以来、再び役者として脚光を浴びて、なんや苦労が報われた感じやよなぁ。

今日は、劇場未公開の作品ながら、そんな彼の悪役ブリが楽しめる作品をご紹介♪

キルショット / Killshot   ★★★☆☆   (2008年)

監督:ジョン・マッデン

出演:ミッキー・ローク、ダイアン・レイン、トーマス・ジェーン、ジョセフ・ゴードン=レヴィット、ロザリオ・ドーソン、ハル・ホルブルック、ドン・マクマナス

請け負った“仕事”のせいで組織から追われることになったプロの殺し屋は、たまたま知り合った若い強盗犯と組んで、金を脅し取ろうとするが、偶然その場に居合わせた夫婦に邪魔をされ、その命を狙うことに...ってな、バイオレンス・アクション!?

冷徹な殺し屋に凶暴なチンピラ、そんな彼らから逃げる、離婚協議中の夫婦、なかなかリズムのいい展開で、いい緊張感やったね。

この作品、なんと言ってもミッキー・ロークの存在感がエエんよなぁ。ドスの効いた声も迫力あるんやけど、口数少なく、危険なオーラを全身から発するあたりも渋いんよ。

多少、話に無理があるような気はするんやけど、まぁ、この悪役ぶりは一見の価値ありかな?!

それにしてもこの監督さん、『恋のおちたシェイクスピア』以降、ラブストーリーでこけまくった(?)とはいえ、えらい方好転換したもんやよなぁ。そんな努力も、劇場未公開では....ちょっと寂しいよなぁ......(苦笑)

2010年6月20日 (日)

『アイアンマン2』

てなわけで、公開中の続編をご紹介♪

2作目の目玉は、やっぱり悪役で登場のミッキー・ロークなんやろね?!主演のダウニーくん自ら、執拗に出演を口説いたって話らしい。そんな熱意を粋に感じたのか、なかなかの怪演やった。もう誰も“猫パンチ”とは言わんってか.....なんたって手にはもっと強力な武器が......!?(笑)

アイアンマン2 / Iron Man 2   ★★★☆☆   (2010年)

監督:ジョン・ファヴロー

出演:ロバート・ダウニー・Jr、グウィネス・パルトロー、ドン・チードル、スカーレット・ヨハンソン、サム・ロックウェル、サミュエル・L・ジャクソン、ジョン・ファヴロー

アイアンマンの正体が自分であることを明かし、世間の注目を集める主人公だったが、そんな彼に深い恨みを持つ男や、ライバル企業が暗躍し....ってな、シリーズ第2弾!?

主要なキャストはほぼ変わらず、それに悪役としてミッキー・ロークが加わり、更にお色気担当のスカーレット嬢も出てきて、前作の勢いをパワーアップして再登場ってとこなんかな。

この手のヒーローものの常として、主人公が少し弱みをみせて苦悩しつつ、そこに恋の話や人間味のあるドラマが混じりつつ、悪と対峙するってな感じで、とってもオーソドックスな展開やったね。

そんな中で、悪役のミッキーくんの存在感はなかなかやったかな。ドスの効いた声で陰のある役を渋く演じてた。そんでもって主役のロバートくんの“チョイワル”な感じが、作品の軽さと娯楽性をいいバランスで出してるんやろなぁ!?

まぁ、特に後に残るようなものは何もないんやけど、単純でお手軽に楽しめるという点では、悪くないデキやったかな。

エンディングの最後に、きっちりと次回作への布石を打つあたり、抜け目なしやね。きっとダウニーくんがアル中にならない限りは、まだまだシリーズとして続くんやろうなぁ....なんてね?!(笑)

『アイアンマン』

今日は公開中の『アイアンマン』をまとめてご紹介♪

まずは1作目から。昨日に引き続き、こちらにもジェフ・ブリッジスが出演してるんよなぁ....だいぶ作品の趣は違うんやけど.....(笑)

アイアンマン / Iron Man   ★★★☆☆   (2008年)

監督:ジョン・ファブロー

出演:ロバート・ダウニーJr.、グウィネス・パルトロウ、ジェフ・ブリッジス、テレンス・ハワード、ショーン・トーブ、レスリー・ビブ、サミュエル・L・ジャクソン

軍需企業の社長でありながら、天才科学者である男が、アフガニスタンで捕虜となった事件を境に、世界平和のために人型ロボットを開発するのだが...ってな、新たなアメコミ・ヒーローものの映画化作品!?

過去の行いを悔い改め、人々のため、悪をたたきのめす.....なんてところは、なかなか泣かせる話やんね!

機械好きが高じて、無敵の装甲ロボットができてまうなんてところも、ちょっと男心をくすぐるやないですか!?(笑)こんな代物が現実にできて、それで空を飛べたら...格好エエよなぁ~?!

そんな少年心をくすぐる設定に加えて、グウィネス嬢のような、べっぴんの秘書があれやこれやと.....鼻息荒くなってくるってか!(笑)相変わらずの知的でキュートな雰囲気が、一本調子なヒーローものアクションに変化を加えてるんよなぁ。

まぁ、そうは言いながらも、“アメリカで大ヒット”って聞いて、期待したものの、それほど凄いデキってこともないかもね?!全体的に悪くはないんやけど、例えばバットマンシリーズの『ダークナイト』なんかの深さと比べると、こちらは娯楽性を優先で軽~い感じなもんやから、それほど響くものはなかったなぁ。楽しければエエけどね!

2010年6月19日 (土)

『クレイジー・ハート』

カントリー・ミュージックと言えば....日本で言うところの演歌??(笑)とは言っても、眉間のしわと“こぶし”ゴリゴリの浪花節ってなわけやなくて、海の向こうの演歌は、泥臭くて哀愁たっぷりってとこなんかな?!

というわけで、公開中の作品から、そんなカントリーを題材に使った人間ドラマをひとつご紹介♪

今年のアカデミー賞で主演男優賞を手にしたのは、この作品で主人公を演じるジェフ・ブリッジス!演技力を評価されていながらも、長らく縁のなかったオスカーをついに手にした、そんな渾身の演技は、いい具合に枯れとったよなぁ.....!?

クレイジー・ハート / Crazy Heart   ★★★☆☆   (2009年)

監督:スコット・クーパー

出演:ジェフ・ブリッジス、マギー・ギレンホール、ロバート・デュヴァル、ライアン・ビンガム、コリン・ファレル、ポール・ハーマン、トム・バウアー

かつての栄光にすがりつつ、場末のバーで歌う中年のカントリー・シンガーは、ある日、ひとりの女性ジャーナリストと出会い、人生を見つめ直すのだったが.....ってな人間ドラマ。

酒とタバコに溺れながら、地方の町へ自ら車を運転し、ツアーをしながらその日暮らしの生活を送る男、そんな哀愁に満ちた主人公を演じたジェフくんの演技は、アカデミー賞の受賞も納得できる、渋さがあったね!?

薄暗い部屋でギターを片手に歌を口ずさむ姿の何と絵になることか!(笑)顔に刻まれたシワに無精ひげ、そんなヤサグレた感じが味わい深いんよなぁ。

どうしようもないボロボロの人生を立て直すきっかけが“愛”てなことで、歳の離れた男女が追いに落ちる必然性が話のポイントになるんやろうけど、ヒロインを務めるマギーくんが、さりげない演技で違和感なくふたりの関係を作っていくんよね。

全体的に地味な展開の話に、最後もあっさりしてて、それほど意外な盛り上がりも、心を揺さぶるものもないんやけど、主演のふたりや脇を固めるデュヴァルおじさんにコリンくんを含め、役者の演技がエエんよなぁ。

そんでもって、音楽を題材にした作品ならではってことで、バックに流れる曲がしんみりと響くってか♪まぁ、アイルランド人のコリンくんがカントリー歌手という配役には驚いたけど、想像以上に歌が上手かったのには更に驚いた(笑)

そんなこんなで、さりげなさが妙に心地いい、なかなか味のある作品やったね!?

2010年6月18日 (金)

『0093 女王陛下の草刈正雄』

というわけで、今日の“おまけ”の一本は『空中庭園』に行くと見せかけておいて、草刈くんつながりで、娘の麻有くんの映画デビュー作にして、父娘が初共演した、記念すべき(?)作品をご紹介♪

0093 女王陛下の草刈正雄   ★★★☆☆   (2007年)

監督:篠崎 誠

出演:草刈正雄、黒川芽衣、麻有、彩輝なお、唐橋 充、水野晴郎、森田正光、嶋田久作、森下能幸

元祖二枚目俳優の草刈正雄は、実は英国のスパイだった...なんて設定で繰り広げられる、ゆる~いコメディ作品!?

本人もすっかりスパイであることを忘れて、俳優稼業に勤しんでいたところ、20年ぶりに指令が下り、某IT企業の陰謀を探ることになったが、あろうことか、その会社のイメージガールに自分の娘が選ばれ....ってな話は、007をモチーフにしながらも、とことん下らない内容で展開する、かなりの脱力系なんよね!(苦笑)

もはやギャグと言うのもはばかれるようなセリフには、凍りつくほどに呆然としてもうたよ。そんでもって、これだけ映像技術の進んだ時代に、超マニュアル志向な撮影の仕方で作られてて、そんなB級っぷりがたまらなく救いがないんよなぁ。

まぁ、そんなコテコテのチープな演出の全ては、あえて狙って作ってるってところが、なんとも潔くて、憎めないってね。

草刈父娘の初共演ってのも、何とも手前味噌で、観る側を置き去りにするような雰囲気をかもし出すんやけど、うれしそうに演じてるパパさんを見てると、ちょっと微笑ましかったりしてね!?(笑)

どうしようもないB級コメディながら、それを逆手に取ったやり方は、案外アリかも??でもくだらない!(苦笑)

『蘇りの血』

今日は邦画をご紹介♪

他の作品をレンタルしたときかなにかで、印象的な雰囲気の映像を見かけて、気になって借りてみた作品なんよね。

この監督さん、前作は小泉今日子を主演に『空中庭園』って作品を作って、ちょっと話題になってたっけ?!

そんなこんなで、マニアックな味わいを期待してみたんやけど.....(苦笑)

蘇りの血   ★★☆☆☆   (2009年)

監督:豊田利晃

出演:中村達也、草刈麻有、渋川清彦、新井浩文、板尾創路、マメ山田

病気に苦しむ大王の治療にやって来た按摩師、しかし、彼は大王に殺されてしまう。天国の入口で現世に蘇ることを願い出た男は、不自由な体で戻ることができたのだが.....ってな、浄瑠璃で有名な話をモチーフにした話らしい。

なんやろねぇ.....簡単に言うと、死と再生、愛と復讐の物語ってことなんやろうけど、とことんB級やった(苦笑)

90分にも満たない短い作品ながら、あまりのグタグタ加減に、なんやキョーレツに退屈やったね?!

主演の中村くんは歌手らしいんやけど、その割には悪くない演技やったんかな。でも、全体的な演出がどうにも学芸会に毛が生えたような雰囲気やったのがねぇ....(苦笑)

もったいぶったように長回しするんやけど、一向に前に進まない展開に、ごっついイライラしてもうたよ。

そんでもって、音楽を派手に使いながらも、一向にテンポの弾けない流れの挙句に、しょぼいCGで子供だましの映像を見せられると、ドン引きしてまうってね!?

低予算で辛かったんやろうか....なんて、余計な心配をしてもうたりして.....(笑)

そんな散々な作品で、唯一の見所と言えば.....ヒロインの少女を演じてたのが、あの草刈正雄くん(最近のひとは、ひょっとすると知らんのかなぁ.....)のお嬢さんってことぐらいかなぁ....まぁ、演技がどうのっていうレベルの話ではないんやけどね!?(笑)

2010年6月17日 (木)

『オフサイド・ガールズ』

サッカーへの情熱は男も女も関係ないってことで、今日はそんな熱い“サッカー愛”を描いた(?)イラン映画をご紹介♪

オランダ戦を明日に控え、これぐらい気持ちをこめて代表チームを応援できたらなぁ....なんて思いつつ、カメルーン戦での奇蹟の勝利ですっかり世間があの無意味な頑固さだけが取り柄のメガネくんを持ち上げる様が、なぜか腑に落ちない“ヒネクレ者”は、ブツブツとつぶやくのだった.....なんて!?(苦笑)

オフサイド・ガールズ / Offside   ★★★☆☆   (2006年)

監督:ジャファル・パナヒ

出演:ヒマ・モバラク・シャヒ、サファル・サマンダール、シャイヤステ・イラニ、イダ・サデギ 、ゴルザズ・ファルマニ

女性のサッカー観戦が禁止されているイランで、ワールドカップ出場を賭けた一戦をどうしても観たくて、スタジアムにやってきた女性たちの必死な姿を描いたイラン映画!?

サッカーが好きで、何とか試合を生で観ようとする彼女たちと、逮捕した彼女たちを監視する兵士たち、そんな彼らの間には、何ともいえない不思議な連帯感が生まれるってね?!(笑)

国によっては、性別の違いで認められないことがある、そんな事実を知り、なんや文化の違いを感じてもうた。

でも、それは女性蔑視というよりは、野蛮な男達から女性を守るためのルールってことらしく、そう言われると分からんでもないか?!

しかし、いくら法律で禁止されていようと、それでも観たいものは観たい、そんな熱い気持ちで溢れた彼女たちの姿と、ちょっぴり滑稽なやり取りが、何とも微笑ましいんよね(笑)

スポーツに熱くなることに、性別の違いは関係ない。問題は、応援したくなるチームかどうかやろう.....なんて!?(苦笑)

2010年6月16日 (水)

『ファンボーイズ』

今日の作品は、TSUTAYAがおススメしてる、スターウォーズのファンのための(?)作品?!

マニアな人たちの署名活動によって、ビデオのレンタル開始前に、急遽、劇場で公開されて話題になってたやんね。

そんな作品のデキ映えは.....?!

ファンボーイズ / Fanboys   ★★★☆☆   (2008年)

監督:カイル・ニューマン

出演:サム・ハンティントン、クリストファー・マークエット、ダン・フォグラー、ジェイ・バルシェル、クリステン・ベル、セス・ローゲン、クリス・マクドナルド、ウィリアム・シャトナー

かつては熱烈な“スターウォーズおたく”だった青年は、父親の会社で堅実に働いていたが、ある日、パーティーで疎遠になっていた親友たちと再会することに。夢ばかりを追っている彼らと距離を感じながらも、友人のひとりが末期がんだと知らされ、彼のために公開前の新作を盗みに行くことを計画するが....ってなコメディのロードムービー?!

いやぁ~、噂どおりのマニアックさやねぇ(笑)会話の端々に出てくる“トリビアな世界”に、確かにニヤリとさせられてもうたよ。

まぁ、コメディと言いながら、そこはアメリカ人的笑いのセンスで、腹を抱えて笑えるようなところは、全然ないんやけどね!?(苦笑)

それでも、因縁(?)のスタートレックのファンとの激突やら、意外な大物が出てきたりで、それなりにこだわりの作品なんやろなぁ。

最初から予想するままの話の展開には、特に意外性はなく、コメディだけに内容にそれほど深みもないもんやから、後に残るような作品ではなかったね。

まぁ、そうは言いつつも、確かに、スターウォーズ好きなら、それなりに楽しめるんかもしれんけどねぇ....それほどマニアやないと....ボチボチかな?!

2010年6月15日 (火)

『孤高のメス』

今日は公開中の作品の中から、邦画をひとつご紹介♪

孤高のメス   ★★★☆☆   (2010年)

監督:成島 出

出演:堤 真一、夏川結衣、吉沢 悠、中越典子、松重 豊、成宮寛貴、余貴美子、平田 満、柄本 明、生瀬勝久、堀部圭亮

大学病院に依存し、まともな医療行為もままならない地方の病院に、アメリカで最先端の施術を身につけた、ひとりの優秀な外科医が赴任する。ひとつでも多くの命を救いたい、医師として当たり前のことを胸に、真摯な姿勢で患者の手術をする彼のやり方は、周囲に波紋を起こしながらも、徐々に人々を変えていく、そんな様子をひとりのナースの視点から描くってね?!

脳死肝移植をテーマにしながら、医療現場の現状に問題提起するってとこなんかな。患者やその家族は、医師を信じることしかできず、その思いを受け止めるべき医師が、実際にどれほど真剣にやってるのか.....なんや考えると少し不安になってくるやんね(苦笑)

腐敗した医療現場、無責任な処置による医療過誤、いろんな問題はあるんやろうけど、託された命の炎を、しっかりと守って欲しい、そんなことを感じさせられたなぁ。

ってことで、内容としては、なかなかヘビーなテーマを、じっくり腰をすえて、描いてたかな。まぁ、話の筋としては、ちょっとありがちな感じで、あまり意外性はないんやけどね!?

ナース役の夏川くんは、演技は悪くないんやけど、ナレーションがなぁ.....(苦笑)

あと、この作品、かなりリアルに映像化されてるんで、食前食後には観んほうがエエかもねぇ....?!(笑)

2010年6月14日 (月)

『スティール・シティ』

もう一本は、未公開作品から、父親と息子の関係を描いたお話を。

とっても小粒な作品ではあるんやけど、なかなか侮れんデキやったね!?

スティール・シティ / Steel City   ★★★☆☆   (2006年)

監督:ブライアン・ジュン

出演:ジョン・ハード、トム・グイリー、アメリカ・フェレーラ、クレイン・クロフォード、ジェームズ・マクダニエル、ローリー・メトカーフ

交通事故で人を殺してしまい、留置所にいる父、離婚した母は警官と同棲中、父を憎む兄は妻と子供をほったらかして浮気し、父と同居していた弟は、行く当てがなく、疎遠だった叔父と暮らすことに....そんなバラバラになった家族のドラマ?!

ひとつだった家族の間に、いつの間にかできた深い溝、ひとつの出来事をきっかけに、失われた絆を取り戻そうとするが....ってね?!

未公開作品だけに、出てる役者もとってもマイナー。でも、みんなエエ演技してるんよねぇ。

まったく派手さの欠片もないような地味な話で、特に盛り上がるところもないんやけど、そんな淡々とした流れの中で、人生に迷った人々が、互いに赦し合い、かすかな希望を見出すってな感じが、じんわりと伝わるんよなぁ。

そんな家族の再生のドラマは、ちょっとエモーショナルな音楽を背景に描かれてるところが、また味わい深かったりして。なかなかやったね!?

『千年の祈り』

今日は、家族をテーマにした作品をふたつ、ご紹介♪

まずはミニ・シアター系の作品から、ちょっと地味な家族ドラマをね!家族と離れてひとりで暮らしてると、なんやエライ共感できてまう、そんな話やったなぁ....。

千年の祈り / A Thousand Year Of Good Prayers   ★★★☆☆   (2007年)

監督:ウェイン・ワン

出演:ヘンリー・オー、フェイ・ユー、ヴィダ・ガレマニ、パシャ・リチニコフ

アメリカで独りで暮らす娘を訪ねるため、北京からやってきた父親。娘のことが心配で、いろいろと口出しするが、父と娘の間には“大きな溝”が....ってな、一組の中国人親子の関係を描いた家族ドラマ?!

歴史の大きな“うねり”の中で、黙々と生きてきた父親の世代と、子供の頃は、そんな父親からの愛情を感じたことのない娘、過去のわだかまりから素直に向き合えない親子の微妙な関係が、淡々とした流れのなかで語られるんやねぇ。

不器用ながらも、必死に愛情を表現しようとする父親と、そんなお節介を疎ましく感じる娘、なんや、自分の親を見てるようで、よう分かるんよなぁ....(苦笑)

この手の感情の揺れを追うドラマは、一見すると退屈に思えて、好き嫌いが分かれてまうんやろうけど、父親役のヘンリーさんの、どこか憎めないキャラのせいか、なかなかエエ感じやったね。

離れていても、決して途切れることのない親子の絆、ちょっと実家に電話でもしようかなぁ....なんて思ってみたりして.....!?(笑)

2010年6月13日 (日)

『THE 4TH KIND フォース・カインド』

今日は、ちょっと前にレンタル開始された作品をご紹介♪

この作品、公開当時の評判はイマイチな感じやったんで、それほど期待はしてなかったんやけど、思いのほか楽しんでもうた。まぁ、『パラノーマル・アクティビティ』を楽しめてまう程度のビビリなハゲには、ちょうといい衝撃度やったんかな?!(笑)

ってことで、マニアなみなさんには、たぶん物足りないんやろうけど、蒸し暑い梅雨どきを迎えて、なかなか悪くない作品やと思うんやけどね.....少なくとも矢追純一は興奮してるやろう.....?!(笑)

THE 4TH KIND フォース・カインド / The Fourth Kind   ★★★☆☆   (2009年)

監督:オラントゥンデ・オスサンミ

出演:ミラ・ジョヴォヴィッチ、ウィル・パットン、イライアス・コーティーズ、ハキーム・ケイ=カジーム、コーリィ・ジョンソン、エンゾ・シレンティ

アラスカのノームという町で、不眠症に苦しむ住人を調べていた夫が、研究の最中に死に、その後を継いだ心理学者の妻は、催眠療法で何が起こっているのかを調べるのだが....ってな、実際に行われた治療の様子を収めた(?)映像と再現ドラマで描くサスペンス?!

いやぁ...ビビリまくってもうたよ....(苦笑)

二分割の画面で、実際に撮影されたとされる映像とドラマが同時に映されるんやけど、演出的として、ごっつい説得力があったね。

主人公の心理学者の女性本人(?)がインタビューを受けながら話が展開していくんやけど、その病的なやつれた姿はかなりインパクトがあって、驚いてもうた。

まぁ、どこまでがホンマの話で、一体何が真実なんかはよう分からんけど、アラスカでは未解決の失踪事件が多発してるといった客観的な事実を言われると、ちょっと信じてまうかなぁ?!

夜中にフクロウの視線で目が覚めたときは......知らないうちに、ひょっとして.....ひぇぇ.....っ?!(笑)

2010年6月12日 (土)

監督 中島哲也を考える ③ 『告白』

というわけで、お待ちかね(?)の最新作をご紹介♪

昨日前フリにも書いたんやけど、この作品、かなりよくデキてる。話のインパクトとこだわりの映像、音楽による効果の出し方、すべてが他に類をみない完成度なんよね。

まぁ、多少なりとも“やり過ぎ”な感もなきにしもあらずなんやけど、それでも作り手の気合が伝わる、ここ最近の邦画のなかでは、文句なしの衝撃度やった。

というわけで、ちょっとおススメ!?

告白   ★★★★   (2010年)

出演:松たか子、岡田将生、木村佳乃、37人の生徒たち

完全に学級崩壊した1年B組、担任の女教師は、数ヶ月前に学校のプールで事故死したひとり娘が、実は事故ではなく、自分のクラスの生徒二人によって殺されたことを告白するのだが....ってな、サスペンス映画?!

ひゃぁ~、すごい!?確かに宣伝どおりに衝撃的であり、かつ問題作やったね。

何がすごいって、オープニングからラストまで、緩むことなく続く緊張感、そんでもって緻密に練られたストーリー、それを見事に映像化してみせた監督さんの手腕、まさに“お見事”!

13歳という、子供と大人の“はざま”の年齢がみせる狂気、そして歪んだ現代の家庭環境、傷つき、苦しみながら、クラスという集団のなかで、時に攻撃しながら自己を守る子供たち、なんや深いよなぁ。

そんな子供たちと相対しながら、かけがえのない我が子を奪われた母親の冷徹な復讐劇がショッキングかつドラマチックに描かれるところが、ホンマにすごかったねぇ?!(笑)

出演陣では、松くんの演技もなかなかやったんやけど、加害者の生徒の母親役を演じた木村くんもインパクトあったなぁ。まぁ、役者の演技を引き出す監督の技量かなぁ、という気はするんやけど....。

完ぺき主義者の監督さんらしく、細部までこだわりきった映像は、思わず見入ってまうし、その上、今回は音楽の使い方も抜群やった。

命の重みって......そんな問いかけが頭の中を回りつつ、観終わったときに、ガツんと脳に一撃をくらったようで、しばらく動けんような感覚やったね。いやぁ~、お見事!?(パチパチ)

2010年6月11日 (金)

監督 中島哲也を考える ② 『嫌われ松子の一生』

お次は中谷美紀を主演に迎えた人生ドラマ?!

この作品の公開当時、中谷くんが監督のダメ出しにかなり凹んで、なんや殺意を感じるくらい、監督に憎しみの感情を抱いたっていってたっけかな。

そんな彼女の苦労の結果は.....?!

嫌われ松子の一生   ★★★☆☆   (2006年)

出演:中谷美紀、瑛太、香川照之、柄本 明、市川実日子、伊勢谷友介、柴咲コウ、濱田マリ、嶋田久作、甲本雅裕

バラ色の未来を夢見ながら育った女の子は、教師となり、それなりに幸せな人生を歩んでいたが、ある事件をきっかけに、人生の階段を転がり落ちる....ってな、ひとりの女性の人生の物語?!

ちょっとミュージカル調に音楽を効果的に使い、流れるように展開していく話は、女の幸せを切に願いながらも、なぜか望むように愛されることなく死んでいった“おばさん”の悲しい生涯を描いてるんよね。

CM出身の監督さんらしく、映像は随所に細かい芸が散りばめられていて、実にメルヘンチックでゴージャスやった。

話の内容の方も笑いを織り交ぜながら、どこかシュールなところが、独特の雰囲気をつくってたかな。

美人な女優さんが、女優生命をかけて(?)挑んだ“ブサイク顔”は、かなり気合いが“ほとばしって”たね!(笑)

なかなかテンポよく流れるんやけど、こういったコメディ系の群像劇は、登場人物の演技にバラつきがあるのがちょっとなぁ.....(苦笑)大量の芸人が出演してるんやけど、やっぱり芸人は俳優とは違うからねぇ.......吉本さん!?

それにしても中学教師から、見事なまでの転落人生を歩む主人公の生き様は、かなり奇抜で笑えるんやけど、“愛されたい”と心で叫ぶ姿は、なんや共感してもうて...その部分はちょっと笑えんかったなぁ....なんて?!(苦笑)

監督 中島哲也を考える ① 『下妻物語』

先週末から公開されてる『告白』って作品、これかなり衝撃的!?そんな作品を作った中島監督といえば、深田恭子が主演した『下妻物語』で強烈な個性を発揮して、一躍メジャーになったんよね。

この監督さん、もともとはCM業界で脚光を浴びてた人らしく、映像からして斬新で、とってもインパクトのある作品を作るんよなぁ。

ただ、『下妻~』に始まって、基本的にはコメディ路線を行ってた感じやったんやけど、以前に紹介した『パコと魔法の絵本』のイマイチぶりで、この監督さんも限界かなぁ....って、正直思ってたんやけどね。

しかし、今回のシリアスものは、ちょっとスゴイ!そんな作品の感想は....明日にするとして、今日はまだ紹介してない過去の作品の感想を、ご紹介♪(笑)

まずは、こちらから!北関東の地理にまったく疎い関西人には、“下妻”ってどこやねんって感じやったんやけど、そんな、ちょっと“ミステリアス(?)”な雰囲気を醸し出すタイトルも、ちょっと心憎かったりして....?!

下妻物語   ★★★☆☆   (2004年)

出演:深田恭子、土屋アンナ、宮迫博之、篠原涼子、樹木希林、阿部サダヲ、岡田義徳、生瀬勝久、本田博太郎、小池栄子

茨城県にある、片田舎の町で暮らす少女は、ロリータファッションに夢中の、ちょっと変わった女の子。そんな彼女が硬派なヤンキー娘と出会い、友情を深めていくのだが....ってなコメディ・ドラマ?!

いやぁ~、ただのアイドル映画かと思ったら...爆裂青春ムービー?!そのぶっ飛んだ設定と話の展開にア然としてもうたよ(笑)

田んぼに囲まれた、のどかな町で、完全に浮きまくりのロリータファッションに身を包んだ女子高生と特攻服のヤンキー娘、この見事なミスマッチを上手にまとめた、そんな監督さんのセンスに拍手!(パチ、パチ)

どーでもいいようなコメディのなかで、なぜかクソ真面目に友情や人生を語るところが、また一興?!(笑)

深キョンのちょっぴり舌っ足らずな演技も、逆にそれがキャラに合ってて、それなりにハマリ役ってことでオッケーでしょ。

てなことで、思った以上に楽しめる、そんな拾い物の娯楽映画やったね!?

2010年6月10日 (木)

『ベッカムに恋して』

いよいよW杯も開幕でんなぁ~♪

とはいえ、イングランド戦こそ善戦したものの、直前のプレ・マッチを見事4連敗した日本代表に、何も期待できんところが悲しいよね(苦笑)

しかし、4年に1度のスポーツの祭典、盛り上がらんわけにはイカンでしょ.....ってことで、今日はフットボールに夢をかける女の子を主人公にした作品をご紹介♪

この作品、なんと準主役で『パイレーツ・オブ・カリビアン』のシリーズでお馴染みの、あのキーラ・ナイトレイが出演してたんよねぇ!この作品を観てから、どうも彼女のお転婆娘のイメージが頭にこびりついてもうてなぁ....(笑)

ベッカムに恋して / Bend It Like Beckham   ★★★★   (2002年)

監督:グリンダ・チャーダ

出演:パーミンダ・ナーグラ、キーラ・ナイトレイ、ジョナサン・リース・マイヤーズ、アヌパム・カー、アーチー・パンジャビ、フランク・ハーパー、ジュリエット・スティーヴンソン、アミート・チャーナ

デヴィッド・ベッカムに憧れる、フットボール(サッカー)大好きの女の子。しかし、インド系イギリス人の彼女の家は、とっても保守的で、選手になりたいと願う彼女の夢は、到底叶いそうもないのだが.....ってな、夢のために頑張る女の子の姿を描いた青春ドラマ?!

たぐい稀な才能を持ちながらも、家族からの反発を受けて、何度も挫けそうになりながらも、大好きなフットボールをしたい、夢を諦めたくない、そんな思いで頑張る主人公の姿に、なんや胸が熱くなるんよね。

そんな青春ドラマに、親の世代と若者の意識のギャップ、インド系イギリス人への偏見、10代の女の子の恋と友情の話も加えながら、時折コミカルに、ちょっとシリアスに、うまく話を展開してるかな。

主演のパーミンダ&キーラのふたりの溌剌とした演技もなかなかやけど、その脇を固めるお父さんや従兄などのキャラもいい具合に利いてて、楽しませてくれるんよね。

主人公を応援しながら、微笑ましく、いろんな愛に溢れた素敵な話に夢中になってると、なんや知らんまに、観てる側も元気が湧いてくる気がして、エエんよなぁ?!おススメ!

2010年6月 9日 (水)

『アンナと過ごした4日間』

今日は、レンタル開始されたばかりのミニ・シアター系の作品から、ポーランド映画をもうひとつ、ご紹介♪

こちらの内容は、ある意味、ちょっと“痛い”かも....?!(笑)

アンナと過ごした4日間 / Cztery Noce 2 Anna   ★★★☆☆   (2008年)

監督:イエジー・スコリモフスキ

出演:アルトゥール・ステランコ、キンガ・ブレイス、イエジー・フェドロヴィチ、バルバラ・コウォジェイスカ

病気の祖母とふたりで暮らす男は、近所の看護師寮に住む女性に恋をし、毎日、彼女のことをのぞき見していた。彼女への想いを抑えることができず、彼はある行動に出るのだが....ってな、ポーランド映画?!

出だしから意味深な雰囲気で、最後まで何とも個性的な作品やったね。

東欧の映画らしく、飾り気もなく、とことん地味な映像で、少しとっつきにくい感じなんやけど、そんな観客を突き放したような距離感が、特異なシチュエーションと、そこに静かに描かれる感情を、効果的にじんわりと語るんよなぁ。

そんでもって、視覚だけやなくて、さりげなく聴覚を刺激するあたりが、結構この作品、味わい深いんよね。

まぁ、ここで描かれる歪んだ“愛情”は、かなりのキワモノながら、どこか滑稽でもあり、純粋でもある、そんなことを考えてると、妙に気になってきたりして....(笑)

内容が内容だけに、とっても万人受けするような作品ではないんやけど、マニア心をくすぐる、なかなかのデキやったね!?

『カティンの森』

今日は、意外なところで、ポーランド映画をふたつ取り上げてみようかなって思う。

まずは、ちょっと“重たい”戦争映画をひとつ、ご紹介♪

歴史の影に長く隠されていた事件の真実に迫った作品は、是非、腰をすえて観て欲しいもんやね!?

カティンの森 / Katyn   ★★★☆☆   (2007年)

監督:アンジェイ・ワイダ

出演:マヤ・オスタシェフスカ、アルトゥル・ジミイェフス、マヤ・コモロフスカ、ヴワディスワフ・コヴァルスキ、アンジェイ・ヒラ、ダヌタ・ステンカ、アグニェシュカ・カヴァルスカ、アントニ・パヴリツキ

第二次大戦下のポーランド、ソ連とドイツに分割統治された国の人々を描きながら、ポーランド将校が大量虐殺されたカティンの森事件とそれがポーランド人にとって意味するところを問う作品。

捕虜としてソ連に連行された夫、そんな彼の帰りを待つ妻と娘、ドイツ軍はソ連による捕虜虐殺を発表するのだが....ってね?!

語られない、語ることのできなかった真実、戦争という愚かな行為によって、翻弄される人々の姿が、なんや切なくて、やりきれんのよなぁ。

自らの父親をカティンの森で失くした監督さんの語り口は、鋭く、胸に突き刺さるんよね。

戦後も長くソ連に占領されていたポーランドの悲しみの歴史、ひとつの事件がもたらした悲劇と、それが人々の心に残したもの、考えさせられてもうたよ。命の重さってなんやろね。

心して観るべし!?

2010年6月 8日 (火)

『大洗にも星はふるなり』

“下妻”の次は“大洗”.....なんて思ったのかどうかは知らんけど、公開当時は結構、話題になってた邦画を今日はご紹介♪

若手俳優のなかでは、すっかり演技派のイメージがついた感のある山田くんが出てるってことで、ちょっと期待してたんやけどねぇ....?!(苦笑)

大洗にも星はふるなり   ★★☆☆☆   (2009年)

監督:福田雄一

出演:山田孝之、山本裕典、ムロツヨシ、小柳 友、白石隼也、安田 顕、佐藤二朗、戸田絵梨香

ひと夏を海の家のバイトとして一緒に過ごした男たちは、バイト仲間の憧れの女の子からそれぞれが手紙をもらい、クリスマス・イブの夜に、その海の家に呼び出されるのだが....ってなコメディ?!

シチュエーションを海の家に固定し、そこに集まった個性的な面々が、誰が彼女にふさわしいかを議論する.....どっかであったような展開やねぇ(苦笑)

たちが悪いのは、そのデキがどうしようもなくヒドイってこと!?いやぁ~、さっぱり笑えんって(苦笑)

舞台と映画を完全に混同してもうて、っていうか、同じノリで映画を作るもんやから、会話も演技もすべて違和感ありまくりなんよね。今時、吉本新喜劇でもせんやろってくらいベタなボケとツッコミをかまされても、観てる方はリアクションに困ってまうって?!しかも間の悪いこと.....。

疲れた体を“笑い”で癒そうかと思ったら、立ち上がれんくらいにダメージを増幅させてもうたよ....?!(苦笑)

2010年6月 7日 (月)

『インフォーマント!』

ソダバーグ監督の作品って、映像的なこだわりは分かるんやけど、妙に斜に構えてたりして、ストーリーの語り手としては、個人的にはイマイチ合わないんよね。

そんなこんなで、今日紹介する作品は、主演がマットくんということもあって、結局、映画館では観ずに、レンタルして鑑賞ってことに!?

あまり期待しなかったのがよかったのか、これが意外と....ね!ソダバーグ作品としては久々にヒットかも?!(笑)

インフォーマント! / The Informant!   ★★★☆☆   (2009年)

監督:スティーヴン・ソダバーグ

出演:マット・デイモン、スコット・バクラ、ジョエル・マクヘイル、メラニー・リンスキー、ルーカス・キャロル、トム・ウィルソン、エディ・ジェイミソン

ある大企業の重役を務める男が、業界の価格カルテルを内部告発し、FBIに捜査協力するが...ってな、90年代のアメリカで実際に起こった事件を基にした社会派....コメディ?!

会社の事業の損失に対する責任の追及を逃れるために付いたひとつの嘘から、世界を騒がせる事件で渦中の人となった男を描いてるんよね。

ゆる~い音楽を使いながら、ちょっとコミカルに展開する話に、さりげなくツッコミを入れつつ観てたら、意外と入り込んでもうたね?!

ソダバーグ作品としては、久々にいい具合のエンターテイメントに仕上がってて、不覚にもツボに入っってもうたかも(笑)

嘘に嘘を重ねて、ドツボにはまっていくマヌケな男と、そんな彼に振り回されるFBIの滑稽さがポイントなんやろうけど、そんな主役を演じたマットくんが、いつもながらに口元に締まりがないところが、逆に、妙に“はまり役”やったりしてね(苦笑)

まぁ、これが実際にあった話ってのも驚きやけど、嘘もここまで行くと、大したもんなんかもね?!

2010年6月 6日 (日)

『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』

今日は公開中の邦画をひとつ、ご紹介♪

映画を観る前に映画館のトイレに行ったら、どっかのお兄さんが電車のアナウンスを真似て独り言をつぶやいてて、ひょっとしてこの作品、“鉄男”と“鉄子”のための映画か....って、一瞬ひるんだんやけど、普通の人でも楽しめる作品やったよ(笑)

電車のことを熱く語ったり、走る列車の映像にこだわってみせたり、マニアも意識した作りになってるんかなぁ、って思ったんやけどね。

RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語   ★★★☆☆   (2010年)

監督:錦織良成

出演:中井貴一、高島礼子、本仮屋ユイカ、三浦貴大、奈良岡朋子、橋爪 功、佐野史郎、宮崎美子、遠藤憲一、中本 賢、甲本雅裕、渡辺 哲、石井正則

一流上場企業のエリートサラリーマンが、ふとしたキッカケで人生を振り返り、子供の頃の夢を追いかけて、故郷のローカル電車の運転士になるってなお話?!

故郷で暮らす母親の病気、親友の死、そして家族との関係、日々の暮らしに流されて、自分の人生に向き合うことを避けていた男が、新たな一歩を踏み出すってね!

なんや、この主人公の気持ちって、分かるんよなぁ(笑)本当にやりたいことを仕事にするって、なかなか簡単にはいかんよね。でも、難しいと諦める前に、思い切って最初の一歩を踏み出してみる、その勇気が大事なんかもなぁ。

そんな主人公を演じる中井くんは、なかなかの“鉄男くん”ぶりで、頑張っとったね(笑)後は、娘役の本仮屋くんが熱演やったねぇ。特に電車に思い入れのないオイラは、そんな彼女の魅力に見入ってもうて.....なんて(苦笑)

その他の出演者では、三浦友和と山口百恵の息子さんが出てるんやけど、キャリアが浅い割には、なかなかの存在感やったね。今後が楽しみかも?!

作品全体としては、故郷を思う気持ちや、家族の大切さが伝わり、そんでもって随所に泣かせるポイントもあって、悪いデキではないんやけど、ただ、少し演出が“あざとく”て、下手をすると観る人によっては引いてまうかも。

あと、妻役の高島くんの存在感が薄く、家族のドラマというには、そこいら辺りが弱いんよなぁ。ちょっと惜しかったね。

それでも、夢を諦めずに努力する、そんなことの大切さは、何となく伝わったかな?!

2010年6月 5日 (土)

『処刑人Ⅱ』

というわけで、10年ぶりの続編は、監督も同じで、出演者も1作目の主要キャストがそのまま登場ってことで、続編を待ち望んでたファンを満足させる、なかなか心憎い作りやったね!?

処刑人Ⅱ / The Boondock Saints II: All Saints Day   ★★★☆☆   (2009年)

監督:トロイ・ダフィー

出演:ショーン・パトリック・フラナリー、ノーマン・リーダス、ビリー・コノリー、クリフトン・コリンズ・Jr、ジュリー・ベンツ、ジャド・ネルソン、ボブ・マーリー、ブライアン・マホーニー、デヴィッド・デラ・ロッコ、デヴィッド・フェリー、ピーター・フォンダ、ウィレム・デフォー

前作の事件から8年、街に蔓延る悪を退治し、聖人と言われた兄弟は、父と一緒に故郷アイルランドで暮らしていたが、彼らの手口を真似た神父殺しの事件があり、再びボストンに戻ることに....ってな、10年ぶりの新作?!

帰ってきた“処刑人”ってことで、出だしからワクワクしてもうた(笑)

何と言っても、主演のイケメンふたりが、今回も“いいとこ取り”で格好エエんよなぁ。両手に銃を持ち、悪党どもに向けてぶっ放す、なんやスカッとするやんね。

少し二枚目半な雰囲気を醸し出しつつってところが、余計に親しみが湧いてきて、観てて応援したくなるんよなぁ!?

久々の作品ということで、前作とノリが変わってまうことを懸念したんやけど、主要キャストはみんな再集合し、テイストが変わってなかったのが良かったかな。まぁ、ちょっと悪ノリしすぎな感はあるんやけど....(苦笑)前作で死んだあの人も、ついでにあの人まで出てきて....って、誰やねんってか?!(笑)

予算の関係か、前作では語られず謎やった過去の話も重要な要素として描かれてて、前作の虜になったファンを納得させるアンサー作品として、十分なデキやったんと違うかな。

ただ、続き物だけに、前作を知らずに観ると、ちょっと訳がわからんかもねぇ....ってことで、この作品、かなりマニア向け?!(笑)

『処刑人』

取り立てて有名な役者が出てるわけでもなく、どこにでもあるような、低予算のB級アクション映画、なのにどういうわけか観る人の心を鷲づかみにしてしまう、そんな不思議な魅力をもった作品が、現在続編が公開中の『処刑人』!?

10年前に作られたんやけど、確かにこれがエエんよね。程よくコミカルで、それでいてバイオレンス・シーンはとってもクール、そんでもってキャラが立ってて....ってことで、一度試してみると、案外ハマルかも??(笑)

処刑人 / The Boondock Saints   ★★★☆☆   (1999年)

監督:トロイ・ダフィー

出演:ショーン・パトリック・フラナリー、ノーマン・リーダス、ウィレム・デフォー、デヴィッド・デラ・ロッコ、ビリー・コノリー、デヴィッド・フェリー、ドット・ジョーンズ

敬虔なクリスチャンの兄弟は、ある日、行きつけのバーの立ち退きを迫るロシア人のマフィアとトラブルになり、殺してしまうことに。それをキッカケに、悪に無関心を装うのをやめ、次々と悪い奴らを“始末”することに....ってな、バイオレンス・アクション映画?!

マフィアのボスや冷酷な殺し屋、街に巣くう悪人をバッタバッタと....って、どんなクズでも人殺しはアカンやろう....ってツッコミを入れつつも、兄弟がどこか憎めないキャラをしてて、ついつい肩入れしてみたりして....(笑)

そんな主人公たちの痛快な活躍とあわせて、何といってもFBI捜査官を演じるウィレムくんの弾けっぷりが強烈なんよなぁ。オイオイ、そこまでやるかぁ.....ってね!(苦笑)

まぁ、細かいところで妙なところは山ほどあるんやけど、どこかB級なノリと、突っ走る勢いで、気付いたら楽しんでもうたってな、そんな憎めない、なかなかの作品やった。

2010年6月 4日 (金)

『僕の初恋をキミに捧ぐ』

今日は邦画の恋愛ものをひとつ、ご紹介♪

主演は美男美女で難病ものとくれば.....韓国映画も真っ青の“泣かせ”の王道ってか?!その割には、ちょっと品がなかったなぁ....なんて(苦笑)

いかし、井上真央って個人的にはあまりピンとこないんやけど、世間の評価ってどないなんやろね??

僕の初恋をキミに捧ぐ   ★★☆☆☆   (2009年)

監督:新城毅彦

出演:井上真央、岡田将生、細田よしひこ、杉本哲太、森口瑤子、仲村トオル、原田夏希、窪田正孝、寺田有希、堀内敬子

心臓が悪く、20歳まで生きられないと宣告された青年、そんな彼の幼なじみ女の子、ふたりは子どもの頃に結婚を誓ったのだが....ってなラブ・ストーリー?!

ひぇ~、勘弁したってくれへんかぁ.....思わず、そう叫ばずにはおれん作品やった。もう最初から最後まで、とことん“ベタ”な展開に、参りましたってね?!(苦笑)

難病もので、切ない恋の話、ドラマチックにって....気持ちは分からんでもないんやけど、どこまで“仕込む”んやって、ツッコミ入れずにはおれんかったよ。

子供を使った小芝居から始まり、20歳を越えた役者が中学生を演じるって時点で失笑ものやったんやけど、そこからの“これでもか”ってくらいに“痛い”演出に、最後は爆笑してもうたよ(笑)

感動させようという、作り手の鼻息の荒さは伝わるんやけど、薄っぺらいセリフに、安っぽい演技では、なんも感じんよなぁ。

“ドラマチック”であることは映画では大切な要素になるんやけど、サジ加減ひとつ間違えると、悲劇でさえもチープなコメディにしてまうんやねぇ.....そんなことが実感できる作品やった?!(笑)

ひとつだけ、最後に言わせてもらうと.....“道場”とは、神聖な場所なんで、監督さん、そこんとこヨ・ロ・シ・ク!

2010年6月 3日 (木)

『ベルンの奇蹟』

せっかくのワールドカップも、国の代表が出場するにもかかわらず、どっかの“無意味に頑固”なメガネくんのおかげで、まったく気分が盛り上がらんよね(苦笑)

そんなみなさんのために、今週のサッカー映画として、ワールドカップを題材にした、ちょっと素敵な親子のお話をひとつ、おススメ♪

ベルンの奇蹟 / Das Wunder Von Bern   ★★★★   (2003年)

監督:ゼーンケ・ヴォルトマン

出演:ルーイ・クラムロート、ペーター・ローマイヤー、ヨハンナ・ガストドルフ、ミルコ・ラング、ビルテ・ヴォルター、サーシャ・ゲーベル、ルーカス・グレゴロヴィチ、カタリーナ・ヴァッカーナーゲル、ペーター・フランケ

サッカーをこよなく愛し、地元のチームのドイツ代表選手を慕う少年は、母、兄、姉と暮らしていた。そんな一家に戦争でロシアに抑留されていた父親が帰ってくるが、新しい生活に馴染めない父と、そんな彼に反発する家族....54年のドイツのワールドカップ優勝と絡めて描くドイツ映画。

この作品、サッカーというスポーツにより心を通わせていく父と子の様子を、丁寧に描いてあるんよね。

敗戦により、それまでの価値観が崩壊し、何の希望も持てなくなった父親が、心の傷を隠すために威厳をかざし、家長たらんとする姿からにじみ出る哀愁、そんでもって、徐々に息子を理解し、心を開く様子がなんとも印象的なんよなぁ。

根本にあるのは、“家族への愛情”を、どうやって表現するかってことなんやろね!?

敗戦で沈んだ人々の心を熱くした、奇蹟の勝利、そして家族の再生、飾らない演出が作り出すドラマは、じんわりと涙腺を刺激するってか?!

2010年6月 2日 (水)

『ジャック・メスリーヌ フランスで社会の敵(パブリック・エネミー)No.1と呼ばれた男 Part2 ルージュ編』

というわけで、2部作の後半は、どないやねんって!?(笑)

見所は....いつも大胆なサニエ嬢かなぁ...なんて!

ジャック・メスリーヌ フランスで社会の敵(パブリック・エネミー)No.1と呼ばれた男 Part2 ルージュ編 / Mesrine: L'Ennemi Public N°1   ★★★☆☆   (2008年)

監督:ジャン=フランソワ・リシェ

出演:ヴァンサン・カッセル、リュディヴィーヌ・サニエ、マチュー・アマルリック、オリヴィエ・グルメ、ジェラール・ランヴァン、サミュエル・ル・ビアン、ミシェル・デュショーソワ、ミリアム・ボワイエ、アンヌ・コンシニ

犯罪者として有名になった主人公は、カナダからパリに戻り、銀行やカジノを襲っては逮捕され、そしてまた刑務所から脱獄し、犯罪を重ねるのだが.....ってな、伝説のギャングの半生を描く第2弾!?

前半の展開の落ち着きのなさに比べると、後半はよりドラマ性が出てて、楽しめたかな?!

共演のアマルリックのちょっと控え目な存在感や、サニエ嬢の妖しげな魅力など、出演者もよかったしね。

紛れもなく彼は“犯罪者”なわけやけど、ここで描かれるその人間味のある姿に、何やちょっとカッコよさがあったりするんよなぁ。そんでもって、家族への思いや仲間との関係が描かれてて、男としての魅力が加えられてたりしてね。

しかしながら一方で、法を犯し、自己顕示欲の強さにまかせて世の中を騒がせる、そんなちょっとお調子者のピエロのような哀愁も出てたりしてねぇ....。

実際のメスリーヌのことは、よう知らんのやけど、銀行(=権力の象徴)を相手に、戦いを挑む、そんな姿が、きっと彼を伝説にしたんやろなぁ。

『ジャック・メスリーヌ フランスで社会の敵(パブリック・エネミー)No.1と呼ばれた男 Part1 ノワール編』

今日の作品は、フランスで伝説となったひとりの犯罪者の半生を描いた2部作?!

しかし、どうやろねぇ....このタイトル、何とかならんかったんやろか?(苦笑)何を思ったか、この作品、公開時期がジョニー・デップくんの『パブリック・エネミーズ』とかぶった(意図的にかぶせた?)んよね。

恐らくそのために、“パブリック・エネミーズ”って言葉を素直に使えんかったんやろう。敢えて勝負した心意気は認めたいけど、興行的には....ね。

でも、こちらも結構いい役者の顔ぶれではあるんやけどなぁ....!?

ジャック・メスリーヌ フランスで社会の敵(パブリック・エネミー)No.1と呼ばれた男 Part1 ノワール編 / Mesrine: L'Instinct De Mort   ★★★☆☆   (2008年)

監督:ジャン=フランソワ・リシェ

出演:ヴァンサン・カッセル、セシル・ドゥ・フランス、ジェラール・ドパルデュー、エレナ・アナヤ、ロイ・デュプイ、ジル・ルルーシュ、ミシェル・デュショーソワ、リュディヴィーヌ・サニエ

アルジェリアでの兵役を終え、帰国した男は、親友に誘われるまま裏稼業に。美しい女性と恋に落ち、家庭を持って堅気になろうとするが....ってな、実在のフランス人のギャングの半生を描いた作品の第1部!?

頭がキレて、度胸もあるが、気性の激しい男の姿を描きながら、伝説の犯罪者の実像に迫るって感じかな。

主演のカッセルくんは、ちょっと粋な渋さがあって、エエ雰囲気やったね。そんな彼の相手役の女優さんも美しく、危険な香りのする男には、いい女が寄ってくるってとこか?!(笑)

作品としては、彼の人生の中のいろんなエピソードを詰め込みたかったんやろうと思うんやけど、ちょっと展開が雑で、タメがないために、盛り上がりきらんのよなぁ(苦笑)

出来事を追いかけるのに必死な感じがしてもうて、もう少し落ち着きがあればって思ってもうたよ。

まぁ、とりあえず観始めたんで、前半だけで止める訳にもいかんやろうし....さて、後半はいかに....てね?!(笑)

2010年6月 1日 (火)

『ボックス!』

今日は公開中の邦画をひとつご紹介♪

主演が若手の市原くんと高良くんってことで注目(?)されてて、監督さんは、以前にお気に入りで紹介した『お父さんのバックドロップ』の監督でもある李 闘士男ってことで、ちょっと期待してたんやけどね。

ちなみに、この作品の原作を書いた百田さんってひとは、あの「探偵!ナイトスクープ」の構成作家をしてるらしい。まぁ、だからって、この話、“小ネタ”が詰まってるってわけでも....なんて言っても、関西人しか分からんか?!(笑)

ボックス!   ★★★☆☆   (2010年)

監督:李 闘士男

出演:市原隼人、高良健吾、谷村美月、清水美沙、香椎由宇、筧 利夫、宝生 舞、山崎真実

才能に恵まれた勝気な男と、そんな彼の幼なじみで、まともにケンカもできない優等生の男、ふたりは同じボクシング部に所属し、切磋琢磨しながら成長していく....ってな、青春ドラマ?!

天才と努力家、性格も正反対なふたりが、互いに刺激し合い、認め合いながら、強くなるために熱く闘う、スポ根青春ものの定番のような流れやねぇ。

ボクシングものだけに、どこかロッキーとかぶったりしつつ、若さのもつ熱情を描いてるんやろね。

前評判がえらい良かったもんやから、ちょっと期待してたんやけどなぁ....(苦笑)何と言うか、少しコメディタッチなせいもあるんやけど、全体の雰囲気がチャラすぎる。

主演の市原くんは、確かに“目力”があって、容姿だけで判断すると、なかなか雰囲気があって、エエんやけど、いかんせん口を開くとボロが出てもうてね.....(苦笑)毎度ながらセリフに感情がまったくこもらず、そのおかげで、薄っぺらい役柄になってまうんよなぁ。

対する高良くんも、確かに地味な優等生のイメージにはピッタリなんやけど、こちらも演技がねぇ....。加えて、意味不明な香椎くんの振る舞いや、笑えない宝生くんのパーマ頭に、イライラしてもうた。しまいには“亀”親子まで出てきて....?!(苦笑)

演技で言えば、谷村くんのナチュラルな大阪の女の子ぶりと、そんな彼女の母親役を演じ、少ない出番できっちりとインパクトを残す清水くんが良かったかな。

それと比べると、やっぱり主演のふたりの技量がねぇ....物足りんのよ。というわけで、笑いと感動を期待したんやけど、なんやすっかり肩透かしな印象しか残らん作品やったかな。

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