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2010年6月27日 (日)

『クロッシング』

北朝鮮って国は、地理的にはすぐそばにありながら、断片的な情報しか入らず、人々が一体どういった暮らしをしてるのかも、よく分からんよね。

一般のひとたちは、食べるものに困り、飢えに苦しんでいると言われてるんやけど、残念ながらその実態は、依然として謎やもんなぁ。

というわけで、今日はそんな北朝鮮の人々の苦悩を描いた韓国映画をご紹介♪ちょっとヘビーやったかなぁ.....?!

クロッシング / Crossing   ★★★☆☆   (2008年)

監督:キム・テギュン

出演:チャ・インピョ、シン・ミョンチョル、チョン・インギ、ソ・ヨンファ、チュ・ダヨン

北朝鮮で炭鉱夫として働き、貧しいながらも妻と息子と暮らしていた男は、妊娠中の妻が結核になり、苦しむ姿に耐えられず、北では手に入らない薬を求めて、ひとり中国へ行くことに....ってな、脱北者とその家族の姿を描いた韓国映画。

捕まればすぐに送還され、過酷な強制労働と死が待っている、そんなことは覚悟の上で、命がけで家族のために国境を越える男、病気の母親と残され、父親の帰りを待つ少年に襲い掛かる悲劇、何とも“やるせない”話やったね。

実際の脱北者に取材して、彼らの悲惨な現実を描いてるってことらしいんやけど、独裁政治という圧政の下で、当たり前のことが叶わない、そんな追い詰められた日常のなかで、人々が必死にすがりつこうとする希望を考えると、ちょっと胸を締めつけられるような気がするんよなぁ。

少し子役の演技が大げさやったり、演出が過ぎるように感じる部分もあるんやけど、ただ、バラバラになった家族の悲しみや、彼らにとっての“生きる”ということの意味を思うと、後からジワジワと心に響いてくるんやねぇ!?

何が幸せなのか、それを定義するのは難しいとは思うんやけど、でも、少しでも悲しみのない、平和な世界が実現できればエエよなぁ.....。国としては問題があっても、そこで暮らす人々には何の罪もないんやし。

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