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2010年7月30日 (金)

『バッシング』

ちょっとフォローさせてもらうと、『白夜』を観たのは、別にEXILEに興味があったわけでもないし、吉瀬くんのファンやったからでもなく、監督の小林くんに興味があったからなんよね。

ちょうど2004年に、イラクで日本人の若者が人質になって、国が身代金を払っただのどうだのってニュースがあって、解放された彼らに“無責任だ”って批判が巻き起こった事件をテーマに、作品を撮って、なかなか骨太な監督さんやなぁって思ってた。

それで、同じ監督さんの作品ってことで、まぁ、期待して『白夜』を手に取って失敗してもうたわけやけど、けなしっ放しもよくないんで、そんな監督さんの問題作を、今日は“おまけ”でご紹介♪

バッシング / Bashing   ★★★☆☆   (2005年)

監督:小林政広

出演:占部房子、大塚寧々、香川照之、田中隆三、加藤隆之、板橋和士、本多菊次朗

紛争地帯にボランティアに行ったことで人質となり、その後、解放されて帰国して世間からの非難を受ける娘。容赦のない攻撃は、やがて家族を崩壊へと導く...ってね。

実際の事件をヒントに描かれる人間ドラマは、なかなかの見応えやった。

危険地帯へあえて出向くリスク、それに対する国が国民に果たすべき義務、そしてひとりの国民としての取るべき姿勢、考えさせられてもうたね。

これでもかっていうくらい陰湿な村八分は、島国社会であるこの国の度量の“狭さ”を見事に示してるんやなぁ。

誰も他人を理解しようとしない社会での自分の居場所、彷徨う主人公の彼女が下した決断は、あまりにもシニカルで、それでいて納得やったね。

テーマとしては申し分ないんやけど、ドラマの設定として、家族の年齢に違和感を感じてもうたところが、ちょっと残念やったなぁ?!

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