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2010年7月29日 (木)

『シティ・オブ・ゴッド』

これだけの数の映画を観てても、時にその強烈な印象で、忘れることのできない作品ってあるんよね。

今日は、お気に入りの作品のなかから、ブラジルのバイオレンス映画をご紹介♪

バイオレンス映画って、インパクト勝負でひたすら“えげつない映像”を繰り返すような、そんな作品も多いんやけど、この作品の完成度は、そんなレベルを遥かに超越してるんよなぁ。

この“衝撃”を見逃すのは、あまりにも“もったいない”ってね!?

シティ・オブ・ゴッド / Cidade De Deus   ★★★★   (2002年)

監督:フェルナンド・メイレレス

出演:アレシャンドレ・ロドリゲス、レアンドロ・フィルミノ・ダ・オラ、セウ・ジョルジ、アリシー・ブラガ、ドグラス・シルヴァ、ダルラン・クーニャ

リオデジャネイロの郊外にある“神の街”と呼ばれる貧民街がある。そこではギャングによる激しい抗争が日常的に繰り広げられいて、まだ若い少年たちも、何の疑問を抱くことなく、銃を片手に生きていく.....ってな、ブラジルのスラムの現実を描いたバイオレンス・アクション!?

ゴツゴツとしたザラついた映像のなかには、思わず目を覆いたくなるような、悲惨な現実が拡がっていて、そこにある子供たちの過酷な世界を、見事なまでに描いてるんよね。

殺るか殺られるか、ひとつの弾丸が新たな弾丸を呼ぶ、そんな終わりのない暴力の支配する世界。ためらいもなく、嬉々として人を殺す少年の姿に脳天をガツンと殴られた感覚を覚え、意味もなく消えて行く若い命に心を揺さぶられるんよなぁ。

貧困の中でより良い暮しを手にするために、幼い彼らが払う代償がこれならば、あまりにも酷すぎるってね!?

小気味いい音楽に乗って繰り出される洗練された映像、そしてテンポいい話の展開。この映画のなかに詰まっている“衝撃”は、観るものを圧倒するってか!?

バイオレンス映画を語る上で、決して無視することのできない、そんな作品やね!?

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