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2010年8月

2010年8月31日 (火)

『ジャージの二人』

先日、紹介した『ちょんまげぷりん』では、主演の彼のおかげ(?)か、いつもより多くアクセスしていただき、ありがたき幸せ~ってなことで、調子にのって.....監督の中村くんの作品をもうひとつ、今日はご紹介♪(笑)

主演に堺くんを起用したあたりは、さながら『ゴールデンスランバー』の前哨戦ってとこなんかな?!とは言っても、と~っても小粒な作品ではありますが.....。

個人的な見所としては.....事務所を独立したために『踊る大捜査線』から干されてもうた水野美紀、がんばれ~......ってとこかな?!(苦笑)

ジャージの二人   ★★★☆☆   (2008年)

監督:中村義洋

出演:堺 雅人、鮎川 誠、水野美紀、田中あさみ、ダンカン、大楠道代

仕事をやめて無職になった息子とグラビアカメラマンをする父、ちょっとワケありな親子は、猛暑の東京を離れ、北軽井沢にある山荘に行き、祖母が趣味で集めていたジャージに身を包み、ボーっと日々を過ごすことに.....ってな、脱力系コメディ??

日常から目を背け、携帯電話もつながらない山の中で過ごす時間、何とも“まったり”した内容やったね(苦笑)

微妙な距離感の父と息子の“たどたどしい”会話が、人間関係に不器用なふたりを表してるんやろねぇ。すっとぼけた感じの役柄は、堺くんの十八番で、うまくハマッてたかな。

お父さん役の鮎川くんは、やっぱりミュージシャンであって、役者やないんよね。雰囲気でキャスティングしてるのは分かるんやけど、どうしても拙いセリフ回しにイラっときてもうた(苦笑)

まぁ、そうは言っても、それ程熱く演技を語るような作品でもないか....?!ってことで、ひとつ言えるのは、田舎にジャージはよく似合うってこと♪(笑)

田園風景や自然の中では、アナログなジャージって、妙にしっくりとくるんよね。ゆったりとした時間の流れのなかで、ぼんやりと人生を見つめなおす、都会で暮らす人が忘れてもうた“時間”の大切さが描かれてるんかもねぇ?!

2010年8月30日 (月)

『マイ・ライフ、マイ・ファミリー』

ハリウッドきっての“クセ者”俳優であるフィリップ・シーモア・ホフマン、そんな彼の出演する未公開作品を、今日のオマケでご紹介♪

フィリップくんを始めてスクリーンで観たのは、アル・パチーノが盲目の退役軍人を演じた『セント・オブ・ウーマン』って作品で、主人公の貧乏な苦学生を小バカにする金持ち息子の役やったんよなぁ。

まさか、あのくそガキがこんな役者になるとは.....!(苦笑)確かに、あの時も端役のわりに、顔を忘れなかったくらい、インパクトはあったんやけどね!?

マイ・ライフ、マイ・ファミリー / The Savages   ★★★☆☆   (2007年)

監督:タマラ・ジェンキンス

出演:ローラ・リニー、フィリップ・シーモア・ホフマン、フィリップ・ボスコ、ピーター・フリードマン、デヴィッド・ザヤス、ベンガ・アキナベ

年老いた父親の面倒を看なくてはならなくなった兄妹、しかし、父は認知症の症状が見られ、老人ホームに入れることに....ってな、家族の物語?!

幼い頃から、あまりかわいがられた記憶がなく、複雑な気持ちではあるものの、血のつながった家族であり、施設に入れることに罪悪感を感じる、そんな主人公ふたりの姿を通して、介護の現実を語るんよね。

きっと、残された時間のなかで、バラバラやった家族がお互いに向き合い、新たな一歩を踏み出すってな展開にしたかったんやと思うんやけど、残念ながらそこまでドラマに深みはなかったね。

それでも、主演のふたりの演技に妥協はなく、それぞれが抱える問題に苦悩したり、兄妹の付かず離れずな距離感が出てて、さすがやったかな。

まぁ、ドラマチックな演出をしすぎない所に、リアリティがあるんかもしれんしね。ただ、ちょっと盛り上がりに欠けたかなぁ...?!

少しネガティブな意味の原題を無視して、『マイレージ・マイライフ』をもじったかのような、あまりにもお気楽な邦題を付けたのもちょっとね.....あっ、そっちはそっちで、これまた原題と違ってたんやけど....(苦笑)

『脳内ニューヨーク』

以前、紹介した『マルコヴィッチの穴』や『アダプテーション』といった風変わりな作品の脚本を書いていたのが、今日紹介する作品の監督さんであるチャーリー・カウフマンなんよね。

脚本家としては、とっても個性的で、異彩を放ってる彼の作り出す作品は....ってことで、かなり期待感はあったんやけどねぇ......(苦笑)

脳内ニューヨーク / Synecdoche. New York   ★★☆☆☆   (2008年)

監督:チャーリー・カウフマン

出演:フィリップ・シーモア・ホフマン、サマンサ・モートン、ミシェル・ウィリアムズ、キャサリン・キーナー、エミリー・ワトソン、ダイアン・ウィースト、ジェニファー・ジェイソン・リー、トム・ヌーナン、ロビン・ワイガート、ホープ・デイヴィス

娘を連れて出て行ってしまった妻を忘れられずにいる、演出家の男は、作品が評価され、有名な賞を受賞することに。その賞金をつぎ込んで、ニューヨークである壮大なプロジェクトに着手するのだが.....ってな....お話?!

奇抜な作品を描いてきたカウフマンの初監督作品ってことで、まぁ、普通ではないんやろうとは思ったんやけど....ここまでワケ分からん作品とは....ね(苦笑)

基本的には、少し精神を病んだような主人公の惨めな日々をシニカルに描くってことなんやろうけど、何の前フリもなく、意味不明な表現で突き進むために、頭の中が“?”で溢れかえってもうたよ。

時折ツボをついてくる、ひねりの効いたセリフも、その世界が受け入れられないと、素直に心に響かんのよなぁ。

まぁ、そんな不可思議な作品のなかで主役を務めるホフマンくんは、その個性を発揮して頑張ってるんやけど、せっかくの演技も、話の内容がどうにも理解に苦しむものであるために、なんとも微妙やったね。

奇抜な発想でオリジナリティを追求するのはエエんやけど、ここまでいくと監督さんの自己満足の世界かな?!ちょっと付き合いきれんかった(苦笑)

2010年8月29日 (日)

『ヤギと男と男と壁と』

今日の作品、実はちょっと前に原作を読んだんよね。アメリカ軍に実在したとされる、極秘部隊についての調査をまとめた内容やねんけど、フィクションとノンフィクションの間を行くような話で、結構おもろかった。

で、そんな話を映画化するってんで、どうなんやろうと思ったんやけど....映画の方はちょっと描き方が違ったらしい.....?!

ちなみみ、この作品の邦題、どこぞの二流吉本芸人がうれしそうに付けたらしいんやけど、どうなんやろね??(苦笑)そんなド素人に大事な作品のタイトルを付けさす配給会社もどうかと思うんやけど.........。

ヤギと男と男と壁と / The Men Who Stare At Goats   ★★★☆☆   (2009年)

監督:グラント・ヘスロヴ

出演:ジョージ・クルーニー、ユアン・マクレガー、ジェフ・ブリッジス、ケヴィン・スペイシー、スティーヴン・ラング、ニック・オファーマン、ティム・グリフィン、ワリード・F・ズエイター

地方紙で記者をする男は、妻に逃げられ、やけになってイラク戦争の取材をすべく、クウェートへ。かつて別の取材で名前を耳にした、米軍の極秘部隊の元隊員とそこで偶然に出会い、同行することになったのだが....ってなブラック・コメディ?!

超能力を駆使し、平和的に敵をやっつける、そんな目的のために、極秘に組織された部隊がアメリカ軍のなかにあった、そんな話をネタに、とってもゆる~い話が展開していくんよね。

原作はノンフィクションで、関係者の証言を集めて、そんな部隊の実態に迫ってたんやけど、残念ながら映画の方は、そんな原作のエッセンスを抽出し、別の話を作り上げたってな感じやった。

それにしても、この作品、やたらと出演者が豪華なんよなぁ。この手のクセのある作品が大好き(?)なクルーニーくんに、アカデミー賞を受賞して、ノリにノッテルブリッジスくん、そこに芸達者なスペイシーが加わり、マクレガーくんが絡む、なんとも贅沢な顔ぶれやんね!?

ちょっと話を作りすぎなところが、個人的にはイマイチやったんやけど、それでも原作の人を喰ったようなテイストや、シニカルな笑いは良くできてるし、原作と切り離して、映画だけやったら、役者の演技も楽しめるし、結構エエんかもねぇ。

そうは言っても、ちょっとマニアック過ぎて、一般受けはせんのかもしれんけど.....?!(苦笑)

2010年8月28日 (土)

夏の終わりの.....夏帆祭り♪ ⑤ 『きな子~見習い警察犬の物語~』

てなわけで、都会育ちで方言をしゃべりながら、どこか素敵なローカル臭のする演技をさせたら、文句なくピカイチな若手女優の....って、前フリ長すぎ!?(笑)

そんな夏帆くんの最新作の感想を、今日はご紹介♪

おススメと言っても.....犬好きなひととベタな感動映画好きなひと限定かなぁ....まぁ、自分がその典型やから、しゃぁないってか?!(苦笑)

きな子~見習い警察犬の物語~   ★★★★☆   (2010年)

監督:小林義則

出演:夏帆、寺脇康文、戸田菜穂、山本裕典、広田亮平、大野百花、遠藤憲一、浅田美代子、平田 満、原 史奈

警察犬の訓練士だった父親の影響で、自分も訓練士を目指す女の子と、体が弱くて警察犬にはなれないと言われた一匹の犬の出会い、見習い訓練士と見習い警察犬の成長の様子を涙と笑いで描いたドラマ?!

観客を泣かせに入っとるなぁって分かっていながら、やっぱり涙してもうたよぉ....(笑)

いやね、やっぱり動物使って感動を煽るなんて、反則やと思うんよ。それくらい、この“きな子”くん、エエ演技するんよなぁ!?

そんなかわいい犬の相棒を務める主演の夏帆くんは、今回もコテコテの方言を駆使し、なんとも脱力系の自然な雰囲気を醸しだしてるんよね。この独特の“野暮ったさ”が彼女の魅力なんやと思う。

これに、さらに寺脇くんの適度な“暑苦しさ”と、意表をつく異常に“キャラ立ち”した子役のスパイスが効いて、意味不明な坂東英二と無意味な蛭子さんを除いては、キャスティングに関していえば、なんやエエ感じなんよなぁ?!

まぁ、内容的に盛り上げ方が露骨やとか、最後がちょっと惜しいとか、文句をつけるところはあるんやけど、それでも、この手の作品のなかでは、いいデキなんと違うかなぁて思うんよね。

あぁ、なんや昔実家で飼ってたアホ犬のことを思い出してもうたよ.....犬って、癒しやねぇ?!(笑)

2010年8月27日 (金)

夏の終わりの.....夏帆祭り♪ ④ 『うた魂<たま>♪』

本日の最後は、合唱をテーマにした、青春コメディ♪

少しとぼけた“天然系”のオーラをまとった夏帆くんには、なかなかコメディが似合うんよなぁ...なんて言ってみたりして?!(笑)

この作品、実は映画館で予告を観たときに、あまりにも“くだらなそう”で、ヒマつぶしの軽い気持ちで観たんよね。そしたらこれが.....涙アリ、笑いありってな感じで.....この作品、ちょっと“おススメ”!?(笑)

うた魂<たま>♪   ★★★★☆   (2008年)

監督:田中 誠

出演:夏帆、ゴリ、薬師丸ひろ子、徳永えり、亜希子、岩田さゆり、ともさかりえ、間 寛平、石黒英雄

歌うことが大好きな、ちょっと自意識過剰な女子高生。ある日、心を寄せる男の子に歌ってる時の顔を笑われ、ショックのあまり合唱部を辞めることを決意するのだが...ってな、青春コメディ映画!?

いやぁ、ツボにはまってもうたね(笑)多感な高校生の頃、傷つき悩みながらも、何かに打ち込み、夢中になる...大人になって忘れてしまったものを思い出させてくれるようで、なんや気がついたら頬を涙が...?!

あぁ、青春って素晴らしい!(笑)

出演してるお笑い芸人のなかでは、間 寛平のじいちゃん役にはかなり無理があったんやけど、ええ年したオヤジのはずのゴリくんのヤンキー高校生ぶりは、思いのほかキャラとして、はまっとったね。

まぁ、劇画調なカットは前半しか使わず、そういう点で、ちょっと演出に統一感がない気はするんやけど、ありきたりな話をうまく盛り上げてたかな。

そんでもって、やっぱり主演の夏帆くんの何ともいえない不可思議な雰囲気が、うまく物語にフィットしてまうんよなぁ......?!

ちょっとベタすぎるところは置いといて、合唱の奏でる素敵な歌声に、心は限りなく澄みきって、そんでもって爽やかな気持ちにさせてくれる....これ、なかなかの佳作やねぇ♪

夏の終わりの.....夏帆祭り♪ ③ 『砂時計』

お次の作品は、思春期の甘酸っぱい恋と、その後のお話ってね!山陰の島根を舞台に、またまた田舎の風景になぜか馴染む東京育ち....ってことで、本領発揮ってか?!(笑)

共演は、NHKの朝ドラの「ゲゲゲ~」で人気を博してるらしい松下くんなんよねぇ。朝ドラは見てないんで、なんとも言えんのやけど、この頃の松下くんの演技って.....固かったよなぁ....。

砂時計   ★★★☆☆   (2008年)

監督:佐藤信介

出演:松下奈緒、夏帆、井坂俊哉、池松壮亮、塚田健太、藤村志保、風間トオル、戸田菜穂、岡本杏里、伴 杏里、倉科カナ

両親が離婚し、母と一緒に島根の実家へ。しかし、慣れない田舎暮らしに戸惑っている娘をよそに、間もなく母親が自殺してしまう。そんな、悲しみに暮れる少女を支えたのは、同い年の心優しい男の子だった...ってな、青春の恋を描いたドラマ。

純真な若いふたりの恋心、そして固い絆は、別れと再会を経て、決して忘れることのできない思い出と消せない想いとなり、ふたりを結びつける...ってな、とっても切ない恋の話なんやねぇ?!

今回も見事なまでに田舎ライフに溶け込む、そんな夏帆くんの初々しく、やや野暮ったい演技が、観ててとっても気になってもうた!(笑)

そんなこんなで、見事に偏った贔屓目で観てると、大人になってからの展開が、どうにもイマイチやったなぁ....(苦笑)

いくら同一人物や、大人になったら松下くんになるんやって思い込もうとしても、あまりに夏帆くんと松下くんの雰囲気が違うだけに、乗り切らんかったんよね?!

せっかくの話も、もう一息って感じやったかな。

夏の終わりの.....夏帆祭り♪ ② 『東京少女』

お次の作品は、ちょっとファンタジーの入った恋愛ドラマ?!おっと共演は.....ちょっと前に芸能ニュースを賑わせた彼やないですか.....!(笑)

とっても小粒な作品やけど、とりあえず感想をね♪

東京少女   ★★★☆☆   (2008年)

監督:小中和哉

出演:夏帆、佐野和真、福永マリカ、秋本奈緒美、近藤芳正

地震がきっかけになって、携帯電話がなぜか時空を越えて過去の世界に!失くした自分の携帯に電話をしてみると、受話器の向こうには、明治の時代に生きる若い男性が......ってな時を越えた、ちょっと切ない恋愛ストーリー....ってね!?

異なる時間に生きるふたりは、互いに会うことはできないものの、声を通じて“つながる”んやねぇ。そんなふたりは、話をするうちに、いつしか相手を特別な存在に思うようになるが...ってね!

この作品でも、いつものごとく、夏帆くんのどことなく“ほんわか”した雰囲気が、たまらなく男心をくすぐるんよなぁ......えっ、作品のコメントから外れてるってか?!(苦笑)

とりあえず内容に関して言うと、現代人にはなくてはならない携帯電話を小道具として使った、若い男女のときめきファンタジー・ロマンス....ってかな。まぁ、話としてはちょっと“ありがち”やけど、ご覧のとおり、個人的には楽しませてもらいました?!(笑)

まぁ、主役にあまり興味のもてない人のために、もうひとつポイントを挙げると.....秋本奈緒美の眉毛の太さに、ちょっとびっくり!? これだけでも見ごたえ.....あり??(苦笑)

夏の終わりの.....夏帆祭り♪ ① 『天然コケッコー』

取り立てて美人ってわけでもないし、驚くほど演技が上手いというわけでもないんやけど、なぜかミョ~に気になり、独特の“おっとり”した雰囲気に、気がつくと目がいってまう......そんな“注目(?)”の若手女優、夏帆くんを取り上げてみようかと思う。

そんな彼女が主演の公開中の新作の感想は、例によって明日まで引っ張るとして.....まずはこれまでの作品をご紹介♪

この子、なんや方言しゃべってる役が多い印象なんやけど、実は東京出身の都会っ子みたいなんよね?!なぜか方言が似合う、そんな野暮ったさが、いい意味で彼女の魅力なんかもなぁ(笑)

てなわけで、まずは、地元の子供をキャスティングしたに違いないと思わせるほど役にはまり、新鮮な驚きを与えた作品から!?

天然コケッコー   ★★★☆☆   (2007年)

監督:山下敦弘

出演:夏帆、岡田将生、佐藤浩市、夏川結衣、柳 英里沙、藤村聖子、斉藤 暁

小学生と中学生で全校生徒6人しかいない“のどか”な田舎町に、東京からイケメンの男の子の転校生がやって来た。そこから始まる、純朴な女子中学生の恋のお話?!

ふぁ~、何なんやろう.....この観終わった瞬間に感じる不思議な“ほっこり”感は.....(笑)

全体的にとっても“ゆる~く”て、ごっつい“マッタリ”してるんやけど、どういうわけか自然と笑みが浮かぶ、そんな感じの作品かな......って、どんなんやねんて!?

ど田舎の女子中学生を地で行くような、見事になりきった、主役の夏帆くんの醸し出す雰囲気が、実に作品にエエ味を出してるんよなぁ。

あまりにも自然な演技に、10代で感じる初めてのトキメキや、甘く切ない青春の1ページが、なんや自分の中にも甦ってくるみたいなんよ....って、こんなオッサンが言うと、ちょっとキモイんやろうけど(苦笑)

子供達の世界を中心にして、穏やかな田舎の暮らしの様子が、観る側にいい具合の“穏やかさ”を伝えるんかもね。

飾らず、素直で、ちょっと危なっかしい、こんな子供達は都会にはいてないんかも。夏帆くんの豊かな表情や、独特の方言を使ったしゃべり方が、なんやとっても心地いい、なかなかの作品やった!?

2010年8月26日 (木)

『スクール・オブ・ロック』

音楽で初めて夢中になった嘉門達夫がどれほどロックやったかは、世間的に評価が分かれる(?)とは思うんやけど、それを除いて、最初にはまったのは、ヴァン・ヘイレンの『5150』やったかなぁ。そこから、ボン・ジョヴィやらガンズ・アンド・ローゼス、モトリー・クルー、メタリカ....と時代を追いかけつつ、レッド・ツェッペリンやディープ・パープル、初期のエアロ・スミスに戻り、更にジミ・ヘンからストーンズへ......。

いやね、別に映画のネタから音楽にシフトしようというわけやなくて、映画と同じくらい(ビョー的に)音楽大好きな、そんなオイラの“ロック魂”を見事なまでに揺さぶった作品を、今週の“お気に入り”としてご紹介ってね♪

スクール・オブ・ロック / The School Of Rock   ★★★★★   (2003年)

監督:リチャード・リンクレーター

出演:ジャック・ブラック、ジョーン・キューザック、サラ・シルヴァーマン、マイク・ホワイト、ミランダ・コスグローヴ、ケヴィン・クラーク、レベッカ・ブラウン、ロバート・ツァイ、マリアム・ハッサン

コンテストを目前に、自分の作ったバンドをクビになった“ロック命”のギタリストの男が、ひょんなことから名門私立小学校の代理教員となることに。教員免許もない、はったりのエセ教師にまともな授業ができるわけもなく、適当にやりすごそうとするが、たまたま担当のクラスの子供たちの音楽の才能を知り、ある計画を思いつく......ってな、ロックをネタにした痛快なコメディ作品♪

規律を重んじる私立校で、真面目に親や先生に従ってる子供たちに、熱いロック魂でハチャメチャな授業をする男、戸惑いながらも、次第にロックに夢中になる生徒たち、もう弾けまくりってか!(笑)

暑苦しいくらいにシャウトし、ギターをかき鳴らす主演のジャック・ブラックって、これほど不恰好で格好のいいキャラってないやんね?!

一見でたらめでナンセンスな教育論も、この突き抜けたキャラに言われると、どこか説得力があって納得してもうたりして.....。

夢ばかりを追いかけて大人になれない“ロックおたく”と、妙に大人びた堅物私立校の子ども達、交わるはずのない両者がロックで結びつく、イキイキと輝く子ども達と、そんな彼らに教えられる男の関係はビューティフルで、もう、たまらんのですよ♪

溢れ出す熱い感情とロック“魂”が、とびっきりの笑いを伴って全編に散りばめられた、まさに極上のエンターテイメントってか?!

“レッツ、ろ~っく♪”ってね!!(笑)

2010年8月25日 (水)

『ソフィーの復讐』

最近はハリウッド映画にも進出し、アジアを代表する女優と言われてる(?)チャン・ツィイー主演のラブ・コメを、今日はご紹介♪

出演だけにとどまらず、製作にも加わった今作は、かなり鼻息も荒く、気合い入りまくり......??(笑)

『SAYURI』でなぜか中国人でありながら、主人公の日本人の芸者役を演じたあたりで、正直、彼女の演技には限界を感じてたんやけど、この作品でのコメディエンヌぶりは、なかなか様になっとったね!?ちょっと見直したかな。

ソフィーの復讐 / 非常完美   ★★★☆☆   (2009年)

監督:エヴァ・ジン

出演:チャン・ツィイー、ソ・ジソブ、ファン・ビンビン、ピーター・ホー、ヤオ・チェン、ルビー・リン

結婚を目前にして、フィアンセの男が売れっ子女優と恋に落ち、フラれてしまった女性漫画家。立ち直れないくらいボロボロの彼女は、元カレへの復讐を誓い、親友や偶然知り合ったカメラマンの男を巻き込みながら、その計画を実行していくのだが....ってなラブ・コメディ?!

劇画調の映像にキャラの立った主人公の“活躍”を織り交ぜ、なかなか楽しい内容に仕上がってたね。そうは言っても、話の展開としては実によくある流れで、それほどの意外性はなく、先が読めてまうんやけど.....。

そんな中で、元カレのハートを取り戻そうと奮闘する、そんなイジらしい女性を演じたツィイーが、ちょっとコケティシュな雰囲気を醸し出しつつ、キュートで、なかなかエエ味を出しとったね!?

イケメンふたりを相手に、少しマヌケな2枚目半の主人公という設定は、女性やったら共感できるんかもなぁ。

残念ながら、メタボリックなおっさんには、どちらのイケメンにも自分を投影するなんてことは当然ながらできるわけもなく、美男美女の恋の駆け引きに少し引いてもうて、もう一息、入り込めんかったんやけどね....ヒガミってやつ?!(苦笑)

まぁ、気楽に楽しめるラブ・コメディってことで、デキとしては悪くなかったかな?!

2010年8月24日 (火)

『真幸くあらば』

ちょうど公開前に、出演者のひとりが大麻で逮捕されたりして、ちょっと話題になった(?)邦画を、今日はご紹介♪

その人、なんや実刑判決を受けて刑務所に入ってもうたらしく、どうやらリアルに塀の向こうをお勉強に行ったみたい.....なんて?!(苦笑)

真幸くあらば   ★★★☆☆   (2009年)

監督:御徒町 凧

出演:尾野真千子、久保田将至、山中 聡、大河内 浩、鶴田 忍、ミッキー・カーチス、佐野史郎、テリー伊藤

金目当てで強盗に入った家で、そこの住人に見つかり、2人を殺してしまった男。一審で死刑判決を受け、弁護士に言われるまま控訴をするものの、やがて彼は自分で控訴を取り下げ、刑が確定することに。そんな彼の元を訪れるクリスチャンのボランティア女性。ぎこちないふたりの関係はやがて....ってなドラマ?!

セリフも少なく、静かなピアノの音色をバックに、淡々と進んでいくなかで、生と死、他人との“つながり”について考えさせるんよね。

死を目の前にして、男は生を悟り、そんな死を待つ男の姿に、女は慈愛を感じる。ふたりの心の交わりは、ちょっと切なくも美しいんよなぁ。

まぁ、かなり“キワモノ的”な愛の描写に、当然ながらその手法としての賛否はあるんやろうけど、主演のふたりは、静かに感情を表現できてて、個人的には悪くなかったんと違うかなぁって思うんやけどね。

唯一、イラっときたのは、役者面してテリーくんが調子こいてるシーンかなぁ....もう、ホンマに勘弁したってぇなぁ.....?!(苦笑)

2010年8月23日 (月)

『ラ・ボエーム』

もうひとつの作品は、プッチーニの名作オペラから!

両方の作品に共通して言えることは......オペラ映画って、歌がうますぎて.....どうやら眠気を誘われるらしい.....?!(笑)

ラ・ボエーム / La Boheme   ★★★☆☆   (2008年)

監督:ロバート・ドーンヘルム

出演:アンナ・ネトレプコ、ローランド・ビリャソン、ニコル・キャベル、ジョージ・フォン・ベルゲン、イオアン・ホーランダー

パリの安アパートで暮らすひとりの詩人と、同じアパートの下の階に住む美しいお針子、そんなふたりの愛の物語を軸に描かれた、プッチーニの名作オペラの映画化作品?!

貧しいながらも、自由を謳歌するパリの芸術家たち、運命の相手と恋に落ち、愛し合いながらも、すんなりとはいかない恋の駆け引き、言葉にしてしまうと大した内容でもないんやけど、これがオペラになって、朗々と歌い上げられると、なかなかの迫力なんよねぇ~♪

「愛してる」の一言でさえ、ごっついドラマチックに、味わい深く響き渡るんよなぁ。ただ、あまりにも歌が心地よすぎて、気を抜くと、ついつい睡魔が.....(笑)

この作品を見習って、これからは愛の告白は切々と想いを歌い上げることにしようと思う.....なんて言ってみたりして。でも、そんなアホなことするにも、まずは相手を探さんとアカンよね.....?!(苦笑)

『魔笛』

今日は、ちょっと意外なところで、オペラを映画化した作品をふたつほど、ご紹介♪

まずは古典大好きなイギリスのケネス・ブラナー監督が描く、モーツアルトの名作の世界へ....?!

魔笛 / The Magic Flute   ★★★☆☆   (2006年)

監督:ケネス・ブラナー

出演:ジョセフ・カイザー、ルネ・パーぺ、リューボフ・ペトロヴァ、エイミー・カーソン、トム・ランドル、ベンジャミン・J・デイヴィス

モーツアルトのオペラを映画化した作品。夜の女王に助けられた青年は、囚われの身となっている娘を救うため、敵地に乗り込むのだが...ってなことで、舞台を戦場に置き換え、ちょっと斬新にアレンジを加えた作品?!

戦場で毒ガスにより気を失った青年は、夜の女王の侍女たちに助けられ、女王の娘の救出を頼まれ、魔法の笛を手に、彼女のもとへ向かうってか。

いやぁ、ミュージカルはあっても、オペラの映画ってのは始めてやったね。何となく違和感があって、しかも歌声に心地よい眠気が襲ってきたんやけど、途中から意外と楽しんでもうた(笑)

愛の力を信じて、争いのない平和な世のなかを実現するってなテーマも、なかなかやったね。

現役オペラ歌手の共演ということで、役者の声はピカイチ!大きなスクリーンで大音量にして観た方が、迫力があってよかったかもなぁ....!?

2010年8月22日 (日)

『ちょんまげぷりん』

もちろん、某アイドル事務所のタレントが目当てなわけやなくて、『チームバチスタの栄光』や『フィッシュストーリー』、『ゴールデンスランバー』といった個性的な作品を出してる中村監督の新作ってことで、興味があったんよね。

さて、そんな不安と期待が入り交じるなか、観に行った作品の感想は.....?!

ちょんまげぷりん   ★★★☆☆   (2010年)

監督:中村義洋

出演:錦戸 亮、ともさかりえ、今野浩喜、佐藤仁美、鈴木 福、忽那汐里、堀部圭亮、中村有志、井上 順

夫と離婚し、苦労しながらも女手一つで息子を育てる主人公は、ある日、ちょんまげの侍の格好をした若者と出会う。どうやらタイムスリップしてきたらしい彼を、仕方なく居候させることになるのだが.....ってなコメディ?!

妙な格好して立派な刀を差して歩いとったら、間違いなくお巡りさんに“職質”かけられるやろう....なんてツッコミは置いといて、やっぱり設定がなかなかおもろいやんね!

同じ日本人でありながら、180年という時代の流れからくる考え方や生活の違い、そんなギャップをうまく笑いに変えて、それでいて人と人のつながりや絆を軽妙に描いてるんよなぁ。

シングルマザーを演じるともさかくんの脱力した演技は、なかなか悪くなかったやんね。主役の彼は、侍への“なりきり”具合が足らんところがどうかと思うんやけど、まぁ、コメディやし、そこらへんが気にならんように、監督さんがうまく話の流れを作ってたかな。

それに、ナイスな“かっぱ頭”には、ちょっと共感してもうたし.....(笑)

やり方やキャストによっては、もっとおもろい作品になりそうな気もするし、まぁ、絶賛するような作品ではないものの、それなりにテンポよく、そんでもって笑える、良質なコメディやないかなぁ!?

2010年8月21日 (土)

『ベスト・キッド』

80年代にカラテブームを巻き起こした(?)あの作品がリメイクされる....ってなことで、かなり楽しみにしてたんよね。しかも、いつも映画のなかでは師匠にしごかれてたジャッキーが、カンフーを教える役をやるようになるなんて.....!?

オリジナルの作品が上映されてた当時、中学生やったオイラは、友だちと映画館に行き、“アントニオ猪木の延髄ギリ”を新日本プロレスのTV中継で見てるときなみに、熱くなったのを思い出してもうたよ!(笑)

前評判では、オリジナルを越えた....なんて声も耳にしてたんやけど..................... 。

ベスト・キッド / The Karate Kid   ★★★☆☆   (2010年)

監督:ハラルド・ズワルト

出演:ジェイデン・スミス、ジャッキー・チェン、タラジ・P・ヘンソン、ハン・ウェンウェン、ワン・ツェンウェイ、ユー・ロングァン

北京に転勤になった母に連れられ、中国にやってきた少年は、カンフー道場に通う少年たちとケンカになり、いじめに合うが、そんな彼を助けた管理人にカンフーを教わり、大会に出ることに.....ってな、少年の成長と師弟愛を描いた80年代の作品のリメイク?!

舞台を中国に変え、カラテがカンフーになり、まぁ、細かい設定はいろいろと変わってるものの、オリジナル同様に“微妙な感じ”のヒロインを選んでみたところや、話の流れは基本的にはオリジナルと同じやった。

そんでもって、オリジナル作品の謎の老人“ミヤギさん”の代わりにジャッキーが出てくるあたりは、やっぱりワクワクさせられるやんね!(笑)

しかし......まぁ、息子のためにっていうウィル・スミスの気持ちも分からんでもないけど、まず、設定が高校生から小学生(12歳)に変わってもうた時点で、ちょっと無理があるって。

苦労知らずにそだったジェイデンくんには、始めからリアリティがないんよね。なんたって、オリジナル版のラルフ・マッチオが高校生役をやってたのは23歳のときやもんなぁ....(苦笑)

なんや、中盤の生ぬるい展開がかったるく、それに、やっぱりペンキ塗りやワックスがけ、して欲しいやないですか!?(笑)

だいたい、カラテはまったく関係ないのに、タイトルをそのまま“カラテキッド”にしてまう中途半端さがなぁ......。

結局のところ、期待が大きすぎたせいか、オリジナルに思いいれが強いせいか、どうしても親バカくんに大好きな作品をダメにされたような気がして、もうひとつ盛り上がらんかった?!

2010年8月20日 (金)

『サッド ヴァケイション』

青山真治って監督さんは、ホンマ作品によって評価が分かれるひとやと思うんよね。『ユリイカ』って作品では、淡々と流れる展開のなかで、実に深い感情を表現してて、かなり衝撃を受けたし、その作品にお兄ちゃんと出演してた宮﨑あおいの演技力は、すごい可能性を感じさせたもんね!?

しかしながら、監督さんのそれ以降の作品は、正直、駄作が続いてたと思う。でもって、この作品も公開当時はまったく観る気にならず、放置しとったんやけど......これ、観てみると意外に.....!?

サッド ヴァケイション   ★★★☆☆   (2007年)

監督:青山真治

出演:浅野忠信、石田えり、宮﨑あおい、板谷由夏、オダギリジョー、光石 研、斉藤陽一郎、高良健吾、嶋田久作、豊原功補、辻 香緒里、中村嘉葎雄

幼なじみの妹と死んだ中国人密入国者の子供と暮らす男は、あるとき偶然に、5歳のときに自分と父親を捨てた母と再会し、その再婚相手が経営する、ワケありな者ばかりを雇う運送会社で住み込みで働くことになるのだが....ってな人間ドラマ?!

息子との再会を素直に喜ぶ母親と、捨てられた過去を引きずる息子の複雑な心情を軸に、運送会社に集まる少しクセのある人々との関係を織り交ぜながら、ゆる~い感じで話は展開するんよね。

出だしの中途半端な描き方や、意味不明な長回し、そして手抜きにしか見えない荒い編集と、ちょっと“やってもうた”かなぁって思ったんやけど、中盤から後半にかけては、なかなかの味わいやった。

脇役に徹しながらも、存在感を放つあおいちゃんや、母親役の石田くん、運送会社の社長の中村くんなど、いい役者が揃ってるしね!?

主役の浅野くんは、聞き取りづらいボソボソ声にイラ付かされながらも、今回は役柄に合ってたかな?!

さりげなくユーモアがあって、それでいてどこか切なく、そんでもって母は強しってことで.....青山くんの作品としては、久々に悪くなかったね。もう少し、ムダを省いて、すっきりしても、とは思うんやけど.....?!

2010年8月19日 (木)

『おばあちゃんの家』

韓国映画って、やたらと登場人物が病気になったり、事故にあって死んだりして、これでもかってくらいのメロドラマで、無理やり感動の押し売りをしてくるあたりがあんまりなんよね。

なので、「韓国で何百万人が涙した....」なんて宣伝文句を見ても、ついついマユツバやなぁって思うんよ。

そんな、ちょっと韓国映画に偏見を持ってるオイラでも、ひとつお気に入りの作品があるんよね!というわけで、今週のお気に入り作品として、ちょっと地味めなお話を、今日はご紹介♪

おばあちゃんの家 / (ハングル)   ★★★★★   (2002年)

監督:イ・ジョンヒャン

出演:キム・ウルブン、ユ・スンホ、ミン・ギョンフン、イム・ウンギョン、トン・ヒョフィ

母ひとり子ひとりの母子家庭で、ソウルの都会で育った男の子、母親が職探しをする間だけ、今まで会ったこともない祖母のところで、一緒に生活することになるのだが....ってな、耳の聞こえないおばあちゃんとその孫との心の交流を描く作品。

都会育ちで、田舎の暮らしに馴染めず、耳が聞こえず、話すこともできない祖母を少しバカにした、そんなクソ生意気な坊主に対し、怒ることなく愛情を注ぐお婆ちゃんの姿に、思いっきり心揺さぶられてもうたんよなぁ。

男の子以外は、すべてその土地に住む素人を起用してるってことなんやけど、そんな飾らない自然な仕草が、作り物感のない、素朴さを生み出してるんやろね。

祖父母の孫への気持ちっていうのは、親の愛情とは違う、ある種見返りを求めない“無償の愛”なんよなぁ。

そんな想いにやがて気づいていく少年を見ながら、自分の記憶の片隅にもある、そんな懐かしい想い出が爽やかに甦ってくるんよね。

言葉で語る必要のない、おばあちゃんと孫のお互いを思いやる気持ちが、ひしひしと痛いほど伝わるラストは、ただ涙、涙....!?やられてもうたよなぁ(笑)

2010年8月18日 (水)

『バス174』

というわけで、今日の作品の元ネタとなってるバスジャック事件て、ブラジルでは有名らしく、実際の映像を交えたドキュメンタリーにもなってるので、そちらもご紹介♪

リアリティがあるだけに、話の説得力もこっちが一枚上かな!?

バス174 / Onibus174   ★★★★   (2002年)

監督:ジョゼ・パジーリャ

2000年にリオデジャネイロで起きたバス・ジャック事件、なぜ事件が起きたのか、そんな疑問に対する答えを探すべく、犯人の実像を追い、そしてブラジル社会の問題を深くえぐった、衝撃のドキュメンタリー作品。

事件はテレビ生中継され、多くの人が目にしたことで、大きな注目を浴びたんやってね。そんな実際の映像を流しながら、グイグイと事件の背景を描いていくんよなぁ。

社会に見捨てられ、ストリートで生活する人々の存在、そんでもって、そんな社会的弱者を守るはずの警察の抱える問題、病んだ社会の歪みが一気に表面化したのが、この事件やったんやね。

ひとりの青年が引き起こした事件が後に残したものは、計り知れない衝撃と例えようのない無力感やったんやろなぁ。

想像してたのとは異なる結末に、より問題の深刻さを感じてもうたよ。そんな厳しい現実は、海の向こうだけやなくて、意外と身近にあるんかもねぇ.....?!

『シティ・オブ・マッド』

先日、お気に入りとして紹介した『シティ・オブ・ゴッド』と同様に、ブラジルのスラムで暮らす少年たちを主人公とした作品を、今日はご紹介♪

タイトルだけやなく、パッケージのデザインまで『シティ・オブ・ゴッド』に似せてあって、まるで続編のような売り方してるけど、実はそれほど関係なかったりして....(苦笑)

まぁ、売る方も必死なのは分かるんやけど.....。

シティ・オブ・マッド / Ultima Parada 174   ★★★☆☆   (2008年)

監督:ブルーノ・バレット

出演:ミシェル・ゴメス、クリス・ビアナ、マルセロ・メロ・ジュニオール、ガブリエラ・ルイス

子供の時に強盗に母親を殺され、以来ストリートで生活してきた青年と、赤ん坊のときに母親から引き離され、スラムのボスに育てられた青年、そんなふたりは少年院で出会うのだが....ってな、貧困にあえぐ街に生きる若者の物語?!

生きていくために手段を選ばない、そんでもってクスリに溺れ、破滅的な人生しかない、ほんまに悲惨な現実やね。

普通に生活する術を知らず、社会からは切り捨てられ、気がついたら追い詰められてる、なんや考えさせられてまうよなぁ。

傑作である『シティ・オブ・ゴッド』の後、ひと括りに似たようなタイトルを付けてるけど、実はこの作品は実際にあった事件の背景を描いてるわけで、その意味では、忠実に原題を表現して欲しかったよね。

内容的には、そこそこなクオリティだけに、ちょっと残念やよなぁ....?!

2010年8月17日 (火)

『252 生存者あり』

今日、紹介する作品って、劇場公開されるときに予告編を観て、いかにもな安っぽさに、不吉な予感がして、結局、ずっと観ずにいた作品なんよね。

ただ、どういうわけか、最近すっかり内野くんが気になってもうて、レンタル屋のパッケージで顔を見るたびに、ついつい手が伸びでもうて、とうとう我慢できずに借りてもうたわけなんよ(笑)

まぁ、ちょっと前に“桜井幸子、芸能界引退”なんてニュースにちょっぴり心を痛めてた身としては、そんな彼女の演技も見納めかなんて、ちょっとセンチな感情もあったりして....ね!?

でもって、その感想は.....ふぅぅぅ....(苦笑)

252 生存者あり   ★★★☆☆   (2008年)

監督:水田伸生

出演:伊藤英明、内野聖陽、山田孝之、桜井幸子、香椎由宇、木村祐一、MINJI、山本太郎、杉本哲太、西村雅彦、大森絢音、阿部サダヲ、温水洋一、松田悟志

地震により海底からガスが発生し、異常な海水の温度上昇から、巨大な台風が突如、東京を襲う。そんな大惨事に巻き込まれた人々と必死に人命救助をするレスキュー隊員、閉じ込められた者を救えるか.....ってな、パニック・ドラマ?!

う~ん、何やろねぇ.....この強引な展開!(苦笑)お台場が高潮に飲み込まれ、新橋駅周辺が水没すると、確実に大手町もアカンと思うんよ。そんな中でのん気に働いてる気象庁のみなさんて....。それにレスキュー隊のみなさんも、どこから集まっていらっしゃたのやら....。

そんな出だしのツカミでつまづいて、ありえへんなぁ~って思ってると、もっとありえへん香椎くんの大根演技!?ひぇ~ってね♪(笑)

息つく暇もなく“オイオイ”ってツッコミを入れながら観てると、まぁ、中盤はボチボチと.....?!それなりにテンポよく展開はしとったかな。

内野くんの“熱さ”にヘボ役者やお笑い芸人の演技で凍った心も徐々に溶け出し、惜しまれながら(?)引退してもうた桜井くんの絶叫に“クラッ”ときたりしてね!?

そこそこ楽しめる部分と、あまりにも都合よすぎて、アホらしい部分と混在してる感じやった。案外、子役の女の子の演技が上手かったのには、ちょっと驚いたかなぁ。

てなわけで、とっても微妙な感じで、とりあえず3つと!?(苦笑)

2010年8月16日 (月)

『ウォッチメン』

もうひとつは、昨年ちょっと話題になってたこの作品!まぁ、結局のところ、話題先行って感じやったんやけど.....ね(苦笑)

ウォッチメン / Watchmen   ★★★☆☆   (2009年)

監督:ザック・スナイダー

出演:ジャッキー・アール・ヘイリー、パトリック・ウィルソン、ビリー・クラダップ、カーラ・グギーノ、マシュー・グード、マリン・アッカーマン

かつて国を守り、人々を救ってきたヒーローたち、そんな彼らの活動を規制する法ができたことで、引退したり、地下に潜った彼らを狙う怪しい影が...?!

アメコミの映画化作品やけど...う~ん、こんなもんかな?!(苦笑)確かに映像的には、とっても斬新で、インパクトはある。CGを駆使して描かれる世界は、なかなかのスケールやった。

ただ...尺が長すぎるんよなぁ....(苦笑)

展開が良ければ、長くても苦にならんのやけど、いかんせん、複数のエピソードが進むもんやから、それぞれが中途半端のままで、観てて“まとまり”が感じられへんのよね。

犯人探しをするかと思いきや、引退生活について語り、恋愛があって、人類の滅亡のカウントダウンが始まる...まぁ、最後には一応、話が絡んでくるやけどねぇ。

適当にエロくて、アクションがあればヒットする、なんて思われてると、何や、なめられたもんやなぁ...って思うやんね!?(苦笑)

『パニッシャー:ウォー・ゾーン』

今日はアメコミもののヒーロー映画をふたつほど、ご紹介♪

まずは、ちょっぴりダークなヒーローものとして人気があるらしい、こちらの作品から。

パニッシャー:ウォー・ゾーン / Punisher: War Zone   ★★★☆☆   (2008年)

監督:レクシー・アレクサンダー

出演:レイ・スティーヴンソン、ドミニク・ウェスト、ジュリー・ベンツ、コリン・サーモン、ダグ・ハッチソン、ウェイン・ナイト

かつてマフィアに家族を虐殺され、それ以来、“パニッシャー”として次々とマフィアを殺してきた男は、ある時、知らずにFBIの潜入捜査官の命を奪ってしまう。一方、その事件で顔面を切り刻まれ、それでも何とか生き延びたマフィアは、パニッシャーへの復讐を企てるのだが...ってな、アメコミのヒーロー映画?!

法では裁けない悪を、容赦なく始末していく、う~ん、格好エエやんね!(笑)

善と悪との間で葛藤するヒーローってことで、少し陰があったりして、ダークな感じが、評判どおりでなかなかの味わい。

まぁ、出演者の顔ぶれが、あまり知らない役者ばかりということで、ちょっとB級感が拭えないんやけど、ツッコミどころはありつつも、話のテンポとしては、まずまずやったかな。

相当にバイオレンスの描写がエグくて、ちょっとスプラッター系なところもあるんやけどね(苦笑)

てなことで、そんな特別すすめるような作品ではないんやけど、それなりに時間つぶしにはなるかも?!

2010年8月15日 (日)

『モンテーニュ通りのカフェ』

“シスター・スマイル”として華麗な歌声を披露したセシール・ドゥ・フランスやけど、そんな彼女の魅力が弾けてる作品を、今日の“おまけ”でご紹介♪

パリに実在する有名なカフェを舞台にしたお話は、エスプリが効いて、なかなかオシャレ....??(笑)

モンテーニュ通りのカフェ / Fauteuils D'Orchestre   ★★★☆☆   (2006年)

監督:ダニエル・トンプソン

出演:セシール・ドゥ・フランス、ヴァレリー・ルメルシェ、アルベール・デュポンテル、クロード・ブラッスール、クリストファー・トンプソン、ラウラ・モランテ、シドニー・ポラック

仕事を求めてパリに出てきた女の子、将来を悩むピアニスト、昼ドラで人気の女優、引退間近の劇場の管理人、大切なコレクションをオークションにかける老人、そしてそんな父と喧嘩ばかりの息子、パリの一角にあるカフェを舞台に、そこに集まる人々のドラマを描いた群像劇?!

劇場や高級なホテルが並ぶモンテーニュ通り、そこを行き交う人々は、一見すると何不自由なく日々を暮らしているようで、しかしながら、それぞれに悩みを抱え、もがきながら生きてる。

そんな通りにある名の知れたカフェは、いわば彼らの人生の交差点ってか!?

セシール嬢の演じる天真爛漫な女の子を中心に、ちょっとバラバラに展開するそれぞれの話が、次第にひとつに交わり、気づいたら“うま~く”まとまってるんよなぁ。

そんでもって、そんな小粋なドラマは、観終わって、どこか優しい気持ちにさせてくれたりしてね!パリを舞台にしてるだけに、なかなか“おしゃれ”なデキの作品やったかな!?

『シスタースマイル ドミニクの歌』

ドミニク、ニク、ニク.....肉、肉....♪あぁ、肉食いたい....!?(笑)

うぅ、しょうもないこと書いてもうた....。

一度耳にすれば誰もが口ずさみたくなる、そんな60年代に流行った曲があるんよね。

メロディーは知ってても、誰が歌ってたかは分からない、そんな曲にまつわる、ひとりの女性の生き様を描いた、劇場で公開中の作品を、今日はご紹介♪♪

シスタースマイル ドミニクの歌 / Soeur Sourire   ★★★☆☆   (2009年)

監督:ステイン・コニンクス

出演:セシル・ドゥ・フランス、サンドリーヌ・ブランク、ヤン・デクレール、マリー・クレメール、クリス・ロメ、フィリップ・ペータース、ラファエル・シャルリエ

パン屋を継がせようとする母親に反発し、人生に意味を見つけるために修道院へ。堅苦しい生活に戸惑いながらも、彼女の歌の才能を教会も利用することを考え、レコーディングした曲が瞬く間に世界中でヒットするのだが.....ってな、ひとりの女性の波乱の人生を描いた伝記もの?!

軽やかなリズムに突き抜けた美しい声、聞けば誰でも知ってるような、陽気な曲の裏に、こんな人生があったとは.....ちょっと驚きやったね。

ただの能天気な歌かと思ったら、それがとっても宗教的な内容やってのも、初めて知ったしね!?

他人が羨むような名声を手にしながら、その後に待ち構えていた苦悩の日々、自由でありたいと願いながらも、型破りな彼女の生き様に、時代が追いつかんかったんかもね。

主役を演じるセシル嬢は、なかなか頑張ってたんやけど、いかんせん、話に深みがちょっと足らん感じやったかな。もう少し彼女の心の内を描ければと思うんやけど、なんや、意外とあっさりやったのが残念やった。

まぁ、考えたら、ベルギーの片田舎の修道院のシスターが、ギター片手にビルボードのトップに登りつめ、ビートルズをも越えてもうたって事実は、歴史にずっと残るわけで、そんな曲を作った彼女の人生にスポットライトを当てたってとこに、この作品の意義があるんかもね?!

2010年8月14日 (土)

『野獣死すべし』

いやぁ~、松田家のパパさんのドキュメンタリーを観ながら、ちょっと熱くなってもうて、ついつい作品を紹介したくなって....てなわけで、とびっきりクールな作品を、“おまけ”でご紹介♪

野獣死すべし   ★★★★☆   (1980年)

監督:村上 透

出演:松田優作、小林麻美、加賀丈史、根岸季衣、室田日出男、佐藤 慶、風間杜夫、泉谷しげる、安岡力也、岡本 麗

かつては戦場カメラマンとして修羅場をくぐってきた男は、普段は静かな生活をしつつも、戦場で目覚めた野獣の心を抑えることができなかった。警官を殺し、ヤクザの賭場を襲う、そんな彼の次の目的は銀行強盗だった...ってな、屈折したひとりの男の姿を描いた作品。

いやぁ、この作品で見せる松田優作の演技、もう凄まじい存在感やったね!?

無気力な表情と、その奥の殺気立った眼、冷静さと狂気が入り混じった複雑な人間像を、見事なまでに演じきってるんよなぁ。

そんな彼に触発されたか、若き日の加賀くんも、ノリノリでキレまくり!?(笑)

いやね、このふたりの演技だけでも、この作品を観る価値ありやと思うんよ!?まぁ、細かいところで、色んな役者がちょこちょこ出てて、それを見つけて喜ぶなんて、ちょっとマニアックな楽しみ方もあるんやけど.....(笑)

演じる側と撮る側の信頼関係、そんでもってその絶妙な距離感が、すばらしいものを生み出したんやろね!ホンマにお見事!?

『Soul Red 松田優作』

松田優作といえば、「太陽にほえろ!」のジーパン刑事役で、その壮絶な殉職シーンが忘れられへんよね!?

でも、個人的には、やっぱりTVドラマ「探偵物語」の工藤ちゃんなんよなぁ。すっとぼけたキャラを駆使して、微妙な格好悪さと絶妙なクールさが同居した、いい演技をしてたもんね。成田(三樹夫)くんとの絡みは、なんや忘れられへんのですよ。

そんな松田家のパパのことを、彼を知る(?)人たちが語るってなドキュメンタリーを、今日はご紹介♪

Soul Red 松田優作   ★★★☆☆   (2009年)

監督:御法川 修

出演:アンディ・ガルシア、香川照之、浅野忠信、黒澤 満、森田芳光、丸山昇一、筒井ともみ、仙元誠三、今村 力、関根忠郎、仲村トオル、松田龍平、松田翔太

この世を去ってから20年の年月が経過してもなお、輝きを失うことのない俳優 松田優作、そんな彼と仕事を供にした役者、監督、脚本家、彼を尊敬する役者たちへのインタビューを、出演作の映像を交えて綴ったドキュメンタリー?!

彼を知る人たちの言葉を聞いてると、その仕事に対する情熱や思いいれ、演じ手としての天賦の才能、役者としての厳しさが伝わってくるんよね。

演技という次元を超越した、他の誰も真似することのできない絶対的な存在感は、彼の役者という仕事に対する真摯な取組みから生まれるんやってことが、よう分かるよね。

優作を父と慕う香川くんの言葉に耳を傾けながら、その演技を思い起こすと、確かにイメージの被る部分があるんよなぁ。

そんな中で、なぜかインタビューを受けてる仲村くんと宮藤くん、とっても場違いなんよ.....しかも、言ってることもアホまるだしやし.....(苦笑)まぁ、ある意味、そこらへんが“役者としての力量”に出るんやってことが、よう分かるんやけどね!?

あとは、やっぱりカメラの前で父親を語る松田兄弟の姿が印象的やったなぁ。同じ役者として、偉大な父親の背中を追いかけながら、彼らもまた試行錯誤をしつつ、役者としての理想を追い求めて頑張ってるんやなぁってのが、なんとなく伝わってきた。

唯一無比の存在感、あの時、病に倒れることがなかったら.....失ったものの大きさを思うと、やっぱりそんなことを考えてまうよなぁ....?!

2010年8月13日 (金)

『ポチの告白』

今日は、衝撃的なテーマを扱った邦画をひとつ、ご紹介♪

ちょっと低予算な感じのドラマやねんけど、3時間を超える力作には、観る者を圧倒する力強さがあるんよね。

四国の方で、停車していたスクールバスに白バイが突っ込んで、過失のないはずの運転手さんが、なぜか罪を問われて服役してるって話を耳にしたりすると、この作品で描かれてる話、あながち的外れでもないんかも....なんて思ったりして?!(苦笑)

ということで、この作品、ちょこっとおススメ!

ポチの告白   ★★★★☆   (2006年)

監督:高橋 玄

出演:菅田 俊、野村宏伸、川本淳市、井田國彦、井上晴美、出光 元、宮本大誠、木下順介、山下真広、水上竜士

市民のためにと真面目に交番勤めをしていた巡査は、刑事課に配属されることに。ノンキャリアの彼は、上司に言われるまま、任務を遂行するが、徐々に警察組織の裏側に足を踏み入れていくことに.....ってな、警察の腐敗を描いたお話。

3時間ちょっとの長丁場のドラマは、かなりの見ごたえやったね!?経費のカラ請求から麻薬取引への関与、暴力団の口利き.....数々の悪事に手を染めていく男の姿を通して、国家権力の闇を暴くって感じかな。

強固なタテ社会、辞めるといわない限り、決してクビになることのない会社、そんでもって無敵の権力を手にする組織、そんな中では一般人が思い描くような常識や正義はなく、エゴイスティックに“利益”を追求する集団やった.....なんて、なんや恐ろしさを感じてもうたね。

そんな強大な権力に飼いならされたマスコミ、ここで描かれる内容に、やけにリアリティがあるんよなぁ。

野村くん以外は、顔は見たことあっても、ほとんど名前の知らない役者さんたちなんやけど、なんやそれぞれにアクが出てて、エエんよねぇ。特に主役の菅田くんの演技は迫力があって、秀逸やった。

ひと昔前のTVドラマを思わせる、ちょっぴりノスタルジックな映像も、これはこれで慣れるとかえって味わいを感じたりしてね(笑)

警察というと一般市民からすると正義の味方なんて思ってまうけど、国民のためになんて思ってる人がどんだけおるんか、なんや、ちょっと心配になってきてもうたなぁ.....?!

2010年8月12日 (木)

『プロミス』

今週は、ちょっと世界平和について考えてみようかなぁ、なんて思ったりして、中東問題についてのいいドキュメンタリーがあるんで、そいつを今日はお気に入り作品としてご紹介♪

もう20年前に作られた作品だけに、内容的には鮮度が落ちてるんかもしれんけど、それでも、ここに描かれてるメッセージってのは、イスラエルとパレスチナに限らず、今でも変わらず大切なんやろうと思う。

人はなぜ憎しみ合うのか、そんな素朴な疑問を問いかけながら、平和について考えてみたいんよね!?

プロミス / Promises   ★★★★★   (2001年)

監督:ジャスティーン・シャビロ、B.Z.ゴールドバーグ、カルロス・ボラド

出演:ファラジ、ヤルコ、ダニエル、マハムード、シュロモ、サナベル、モイセ

悪化の一途をたどるイスラエルとパレスチナの情勢に心を痛めた、エルサレム出身の監督さんが、それぞれの地域で暮らす7人の子供たちを追いかけ、問題の核心に迫るというドキュメンタリー作品!?

車でわずか数十分の距離の場所に住んでいながら、互いに相手のことは知らず、大人たちの言うとおり、憎しみを口にする子供たち。そんな彼らを一日だけ会わせようと、奔走するんよね!?

理由も分からずに、ただ相手を憎み、嫌う、そんな現実を目の当たりにすると、なんや悲しくなってもうて、涙が溢れてくるんよなぁ。純真な子供たちの心にさえ、大人たちのエゴが影をおとす、やり切れんって。

友達が目の前で兵士に撃たれるなんて、普通では考えられへんことやし、それが日常となってまうような状況に、一体誰がしたんやろね。

いくつもの命が無益な争いのなかで奪われ、新たな命が生まれても、そこには希望があるとは誰も保証できない、そんな人々の気持ちを考えると、胸が締め付けられてまう。

あどけない顔をした子供が、真剣な眼で「全てのアラブ人を殺したい」というのを見て、何とも言えない感情で心を揺さぶられてもうた。

子供同士は、無邪気に心を通わせることができるのに.....。20年の時を経て、この作品のなかの子どもたちは、今どないしてるんやろなぁ。何人が生き残ってるのか、そういう問いかけの方が正しいんやろか....?!

2010年8月11日 (水)

『戦場からの脱出』

ヴェルナー・ヘルツォークみたいな変わり者(?)な監督で検索するひともおらんのやろうとは思いつつ、本日の“おまけ”として、彼の作品をもうひとつ、ご紹介♪

主演はクリスチャン・ベールで『マシニスト』のとき並に、やつれてるんよねぇ....!?

戦場からの脱出 / Rescue Dawn   ★★★☆☆   (2006年)

監督:ヴェルナー・ヘルツォーク

出演:クリスチャン・ベイル、スティーヴ・ザーン、ジェレミー・デイヴィス、ザック・グルニエ、マーシャル・ベル、GQ、トビー・ハス

60年代半ば、ヴェトナムに派兵された空軍パイロットは、極秘任務で爆撃に出るが、撃墜されてベトコンの捕虜に。収容所で出会った仲間と脱出を試みるが...ってな、実話を基にした戦争サバイバル物?!

すでに2年以上も捕虜となっている仲間は、脱出することを諦めていたが、綿密に計画を練り、チャンスを窺う、そんな主人公の執念の物語ってとこなんかな。

戦場での出来事だけに、過酷やねぇ。疲れ果て、ボロボロになりながら、かすかな希望にすがり、前へ進む、そんな主人公をベイルくんが熱演しとったね。

ただ....思いのほか地味なんよなぁ(苦笑)実話というからには、これが現実なんやろうけど、派手な爆撃もなければ、銃撃戦もなく、ランボーも出てこんしねぇ....(笑)

2時間以上かけた割りに、ドラマとしては残念ながら盛り上がりに欠けた感じやったね。そんな、ちょっとグタグタな感じが“ヘルツォークらしさ”なんかな?!(苦笑)

『バッド・ルーテナント』

やっぱり“ハゲ”つながりで、どうしても素通りできないのがニコラス・ケイジの作品なんよね(苦笑)

ハゲ、ハゲって言うけど、この人、かのコッポラ家の一員で、元奥さんはプレスリーの娘やからね!まぁ、だからなんやねんって言われると、それまでなんやけど....。

しかも、最近は借金まみれらしく、生活も大変やねんてね。数年前に嬉しそうにパチンコ会社のCMに出てたのも、きっとお金に困ってたんやろなぁ、なんて思ってまうと、ますます無下にできんのよ....ってなことで、彼の最近の作品をひとつ、ご紹介♪

バッド・ルーテナント / The Bad Lieutenat: Port Of Call New Orleans   ★★☆☆   (2009年)

監督:ヴェルナー・ヘルツォーク

出演:ニコラス・ケイジ、エヴァ・メンデス、ヴァル・キルマー、アルヴィン・“イグジビット”・ジョイ、ショーン・ハトシー、ジェニファー・クーリッジ

名誉の負傷で腰を悪くし、以来、ドラッグが手放せなくなった警官。優秀な捜査官でありながら、ドラッグとギャンブルで次第に追い詰められていく.....ってな、犯罪ドラマ?!

トコトン腐りきった悪徳警官が、クスリでヘロヘロになりながら、あんなことしたり、こんなことしたりって......着実に額の面積が広がり、どうにも髪が頭に乗っかった感が顕著になりつつある、“ハゲの大将”ケイジくんの頭の状態と同じくらい、なんや微妙な話やったね?!(苦笑)

結局、まともに捜査もできないほどグタグタな男の様子を描いてるだけで、そんな主人公に感情移入はできへんし、せっかくの“事件”も特にサスペンスな展開があるわけでもなく、後味の悪さだけが残るんよなぁ。

そんでもって、途中で、クスリでハイになった状態を描写しようとしてるんやけど、その映像が安っぽくて、ちょっと失笑ものやった。

善と悪の間で揺れ動く男の様子を、ダークに描きたかったんかもしれんけど、なんや、どうにも締りのない、盛り上がらん作品やったね?!(苦笑)

2010年8月10日 (火)

『SR サイタマノラッパー』

なにぃ~、埼玉でラッパー??ありえへんなぁ.....。そんなご無体な組み合わせの“ご当地ムービー”に興味なし....てなわけで、レンタル屋でも目の前を素通りしてた作品やったんやけど.....埼玉県のみなさん、すんませんでした!(笑)

いやね、たまたまこの作品の続編が海外でも話題になってるってなニュースを目にして、ちょっと気になったんよ。

アホらしいなぁって思いつつ観てたら、これが意外とねぇ♪ よぉ check it out !(笑)

SR サイタマノラッパー   ★★★☆☆   (2008年)

監督:入江 悠

出演:駒木根隆介、水澤紳吾、奥野瑛太、杉山彦々、益成竜也、みひろ

埼玉県の北部の田舎町で、仲間6人でヒップホップグループを組む青年は、いずれは音楽の道で成功し、世界に羽ばたく日を夢見るのだが.....ってな青春映画?!

職なしニートにパブのバイト店員、実家の農家のお手伝い....なんとも言えないローカルな雰囲気を醸しだす登場人物たちが繰り広げるドラマは、実にゆる~いんよね(笑)

ブロッコリーを“ブロ”と格好良く(?)呼んでまうところが、とってもナイスやったりして.....!?

かなりインディーズの香りがプンプンで、正直、少し引き気味で観はじめたんやけど、これが思いのほか楽しめるんよね!(笑)

完全な負け犬でありながら、それでも夢を持ち続けて、埼玉の隅でもがき苦しむ、そんな彼らの様子に思わず“頑張るんやでぇ!”なんて応援してもうたりして。

田舎で暮らす若者の感じる閉塞感や、大人の価値観とのギャップ、現実と夢の境目など、さりげなくいろんなテーマが描かれてたりして、意外にも味わい深い青春ドラマになってるんよなぁ。

肝心の音楽もなかなかで、サイタマノラッパーも侮れんなぁ....なんて!?でもって、最後はちょいと胸が熱くなり.....(笑)

2010年8月 9日 (月)

夏はやっぱり....ジェシカ・アルバ祭り?? ② 『愛の伝道師 ラブ・グル』

お次は、ガラリと変わってコテコテのコメディ作品。主演のマイク・マイヤースと言えば、『オースティン・パワーズ』シリーズでおなじみの、人気(?)コメディ俳優やんね!?

ホラー調の作品からコメディまで、ジェシカ嬢も気合い入ってたんやろうけどなぁ.....(苦笑)

愛の伝道師 ラブ・グル / The Love Guru   ★★★☆☆   (2008年)

監督:マルコ・シュナベル

出演:マイク・マイヤース、ジェシカ・アルバ、バーン・トロイヤー、ロマニー・マルコ、ジャスティン・ティンバーレイク、ベン・キングズレー、ジェシカ・シンプソン、カニエ・ウェスト

中心選手が離婚問題で不調になったアイス・ホッケーのチームを救うため、美人オーナに雇われた“愛の伝道師”、スランプに陥った原因である、スター選手の奥さんとの復縁のために奔走するのだが...ってな、ナンセンス・コメディ!?

久々のマイク・マイヤースは......やっぱり突き抜けてアホな作品やったね!(笑)

意味不明な愛の説教を説きながら、依頼人の美人オーナとの自身の恋も燃えて...?!とことん下らなくて、遠慮なく下品、ホンマにどうしようもないんやけど、ここまで行くと、もう笑うしかないやんね?!

アホかいなってつぶやきながら、案外、こういうの嫌いやなかったりして.....(苦笑)

まぁ、そう思えるのも、そこに相変わらずセクシーなジェシカ嬢がおるからかもなぁ。その姿を眺めてるだけで、なぜか気持ちが満たされていくようで.......って書くと、ちょっと“アブナイ”域に入ってもうてるかな?!(笑)

どうでもいいような、よくあるハリウッド・コメディなんやけど、少し趣を変えて、ボリウッド調な(インド映画のような)アレンジを試みたところは、なかなかヒットやったね!

夏はやっぱり....ジェシカ・アルバ祭り?? ① 『アイズ』

いやねぇ、別に特集ってわけでもないんやけど、ちょっと勢いで.....(苦笑)

ジェシカ・アルバって、『タイタニック』の直後に監督のジェームズ・キャメロンが製作したテレビ・ドラマ『ダーク・エンジェル』で主役に抜擢され、一気にブレイクしたんよね。どことなく愛らしい表情とセクシーさが同居し、一時はかなり人気の女優さんやった。

そんな彼女も、『ファンタスティック・フォー』がすっかりこけて、以降は鳴かず飛ばず.....そんな彼女は、2008年に公開された2つの出演作で、見事にゴールデン・ラズベリー賞(通称“ラジー賞”)のワースト主演女優賞にノミネートされたことを記念し(?)、その作品たちを今日はまとめてご紹介♪

まずは、パン兄弟の作品のハリウッド・リメイク版から行ってみよう。

頑張れジェシカ!(笑)

アイズ / The Eye   ★★★☆☆   (2008年)

監督:ダヴィド・モロー&ザヴィエ・パリュ

出演:ジェシカ・アルバ、アレッサンドロ・ニヴォラ、パーカー・ポージー、ラデ・シェルベッジア、フェルナンダ・ロメロ、レイチェル・ティコティン、タムリン・トミタ、ダニー・モーラ

5歳の時に失明した盲目のヴァイオリニストは、姉のすすめで角膜移植をすることに。手術は成功し、徐々に視力を取り戻すのだが、次第に本来、見えるはずのないものを見ていることに気づき....ってな、サスペンス・ホラー?!

得体の知れない奇妙な現象、自分が目にしたものを信じてくれる人は他におらず、ただ恐怖に慄く.....そんなジェシカ嬢の表情が....エエんよねぇ♪

定番のホラーな映像のなかにも、さりげなくセクシー・アピールをするところは、監督さんもツボを押さえてるやんね(笑)ラジー賞の最悪主演女優賞にノミネートされようが、これはこれでエエねんて?!

ホラー素人にとっては、音やら映像で結構ビビらされるんやけど、でも、この作品、ただ怖がらせるだけやなくて、その先にストーリーがあり、単なる恐怖映画でくくれない辺りが、なかなか心憎いんよね。

片足をB級ホラーに突っ込んだ作品と言われてまえば、それまでなんやけど、個人的には思った以上に、楽しめたかな?!それもこれもジェシカ嬢のおかげ......?!(笑)

2010年8月 8日 (日)

『ウォンテッド』

というわけで、前回のアンジーのアクション作品を、ついでに今日はご紹介♪

話の“キレ”としては、どっちかと言うと、個人的にはこっちの方がお気に入りかなぁ...?!

ウォンテッド / Wanted   ★★★☆☆   (2008年)

監督:ティムール・ベクマンベトフ

出演:ジェームス・マカヴォイ、モーガン・フリーマン、アンジェリーナ・ジョリー、テレンス・スタンプ、トーマス・クレッチマン、コモン、マーク・ウォーレン、デヴィッド・オハラ

会社で嫌味な上司のイビリに耐える、さえないビジネスマン。生後まもなく自分を捨てた父親は、実は凄腕の暗殺者だった...ってな、アクション映画。

平凡な暮らしが一転し、殺し屋になるための厳しい訓練を受けることになった主人公は、父の仇討ちを果たすことを誓うのだが...ってね。

なんと言っても、男勝りなアンジーの活躍に、もう目がクギ付けってね♪(笑)オキマリのちょっとセクシーなカットがあったりして、それだけでも十分に楽しめてまうんよなぁ?!

そんな心躍る(?)シーンに加えて、出だしから“ありえない”アクションで押しまくるあたりは、作品としてもなかなかの出来栄えやったかな。

まぁ、設定からして、かなり現実離れしてもうてるのが少々気にはなるんやけどね。それでも展開に少しヒネリがあったりして、全体的にも良かったんちゃうかな。

それにしても、主役のマカヴォイくんが、もともとどこか頼りなさそうな顔してるせいか、この作品、ほんとアンジーの役どころが際立ってて、渋いんよなぁ!?たかが娯楽映画とはいえ、この存在感はお見事やったね。

『ソルト』

何となく、ここ最近はシリアスな作品が続いた感のあるアンジーことアンジェリーナ・ジョリーなんやけど、今年の夏は久々にアクションで登場ってね!?

『トゥームレイダー』のシリーズで話題になったために、アクション女優のイメージが強いんやけど、そもそも彼女が注目されたのは『17歳のカルテ(Girl. Interrupted)』ってシリアスな作品で、まだ万引きで捕まる前の、当時売れっ子やった主役のウィノナ・ライダーをくう演技を見せたからなんよね。

それに彼女のパパさんも個性派の俳優(ジョン・ボイト)ってことで、アンジーって、演技もできてアクションもできるってな、いわゆる万能型の稀有な女優なのかも?!

そんな彼女の新作の感想を、今日はご紹介♪

ソルト / Salt   ★★★☆☆   (2010年)

監督:フィリップ・ノイス

出演:アンジェリーナ・ジョリー、リーヴ・シュレイバー、キウェテル・イジョフォー、ダニエル・オルブリフスキー、アンドレ・ブラウアー

ロシア人の密告者の情報により、スパイ容疑をかけられるCIAの女性分析官、ワナに嵌められたと主張し、必死の逃亡劇が始まるのだが.....ってなサスペンス・アクション!?

ロシアが仕掛けるアメリカへのテロ攻撃、裏で暗躍するスパイたち、そんでもって彼女は一体何者なのか....ってな疑問を引っ張りつつ、派手なアクションでアンジーが大暴れってね!

まぁ、久々のアクションで走りまくるアンジーが見れだけで、まぁ、それなりに充実感はあるんかな?!(笑)

相変わらずの鋭い眼光で、ちょっとワケありな役柄を演じきるあたりは、いつもながらクールで存在感があるんよね。

作品的には、確かにノンストップな展開と、善か悪かという謎があって、飽きさせない内容ではあるんやけど、多分、米ソの冷戦時代ならいざ知らず、現在の世界情勢からすると、少し話しが荒唐無稽すぎて、イマイチぴんとこんかったかな。

まぁ、ちょっと前にロシアの美人スパイがアメリカで逮捕されるなんてニュースが実際にあっただけに、あながち非現実的な話でもないんかもしれんけどね?!

夏の暑さを吹っ飛ばすような勢い....とまではいかんかったけど、空調の効いた映画館で気楽に楽しむには、悪くないかも。

何となくシリーズ化しそうな雰囲気には、ちょっとどうなんかなぁっ....って思うんやけど、まぁ、間違いなくアンジー抜きには成立せん話やろうから、彼女がその気になるかどうかなんやろうけどね?!

2010年8月 7日 (土)

『バトル・イン・シアトル』

ウディ・ハレルソンつながりで、彼がちょっぴりシリアスに(?)暴れてる、劇場未公開作品を“おまけ”でご紹介♪

ハレルソンくんて、ちょっとキレた演技をさせると、ゲイリー・オールドマンと負けず劣らずのイカレっぷりを発揮する、かなり素敵な“武闘派のハゲ”やんね!(笑)

そんな彼は、私生活でも環境アクティビストとして、サンフランシスコのゴールデンゲートブリッジによじ登って、アピールしてまうくらい、熱いひとらしい!?

バトル・イン・シアトル / Battle In Seattle   ★★★☆☆   (2007年)

監督:スチュアート・タウンゼント

出演:アンドレ・ベンジャミン、ジェニファー・カーペンター、ウディ・ハレルソン、レイ・リオッタ、シャーリーズ・セロン、ミシェル・ロドリゲス、コニー・ニールセン、イザック・ド・バンコレ、チャニング・テイタム、ジョシュア・ジャクソン

シアトルで開催されることになったWTOの会議、世界の貿易の9割を仕切り、注目が集まるイベントを目的に、デモを計画する活動家たちがいた...ってな、実際の事件を基に描かれたドラマ。

非暴力で平和的な運動のはずが、一部が暴徒化し、警察がこれに過剰反応し、街は混乱の渦に...?!

理念や主張などお構いなく、ただ権力に敵対する、そんなアナーキストのおかげで、すべてが否定されてまうってのも虚しいもんやよね。

鎮圧する側と抗議する側で、それぞれのドラマを緊迫感のある流れのなかで描くってな感じかな。

まぁ、これだけ豪華な顔ぶれを集めただけに、それなりに仕上がってる作品ではあるんやけど。それでも、話の内容に共感するものが余りないのは、なんでやろなぁ....?(苦笑)そんな所が、劇場で公開されることなく、DVDスルーになってもうた理由なんかもね?!

『ゾンビランド』

夏はやっぱり....ホラーやねぇ??(苦笑)てなことを言いながら、ビビリな小心者なんで、本気で怖いのは、悪い夢を見てまいそうやから.....ってことで、とりあえず公開中の“コメディな”ゾンビ映画を、今日はご紹介♪

この作品、アメリカでは大ヒット(?)したとのことで、そこそこ話題になってたんやってね。でも、日本では劇場公開の予定はなかったらしく、ゾンビマニアが大勢いたのか知らんけど、熱烈な要望が聞き入れられ、公開されることになったらしい。

てことで、そんな作品のデキばえは......?!

ゾンビランド / Zombieland   ★★★☆☆   (2009年)

監督:ルーベン・フライシャー

出演:ジェシー・アイゼンバーグ、ウディ・ハレルソン、アビゲイル・ブレスリン、エマ・ストーン、アンバー・ハード、ビル・マーレイ

ウィルスが蔓延し、ゾンビだらけになったアメリカ。“自由の国”が“ゾンビランド”になる前は、孤独な引きこもりのゲーマーだった大学生の青年は、自ら作った“ゾンビから身を守るためのルール”を実践し、何とか生き残っていた。そんな彼は、あるときゾンビ殺しに命をかける男と、そして元詐欺師の姉妹と出会い、行動を供にすることになるのだが.....ってなホラー.....コメディ??

出だしから活きのいいゾンビが走り回り、そんな次々と襲ってくるゾンビどもを、ショットガンやらマシンガンでぶちのめす.....脳みそは飛び散り、血が溢れ出し......って、そんなお決りのホラーな描写でいっぱいなんやけど、なんやコメディだけに、“ゆる~い”んよね(笑)

まぁ、腹を抱えて笑えるかって言われると、アメリカで大ヒットって言われるほど.....おもろいかぁ....って、疑問はあるんやけど?!

そうは言いつつも、本人役で出てくるビル・マーレーのお茶目な演技など、細かいところで楽しませてもらったかな。久々にちょっと“キレ気味”の役柄のハレルソンくんは、『ナチュラル・ボーン・キラーズ』の頃を彷彿させ、なんや本人も楽しそうやったなぁ。

もう少し“華”があればなぁって思うんやけど、まぁ、ゾンビ映画やし、低予算なんやろうから、こんなもんやろかね?!

クソ暑い夏の日に、無邪気に楽しむには悪くないかも.....ただし、食前食後には、あまりおススメせんけどね!(笑)

2010年8月 6日 (金)

『蟻の兵隊』

8月6日、それは決して忘れてはいけない日、戦争について、そして平和について考える日、ということで、今日は二度と繰り返してはいけない戦争というものについて考えさせてくれる、そんな作品をご紹介♪

蟻の兵隊   ★★★★   (2005年)

監督:池谷 薫

出演:奥村和一、宮崎舜一

第2次世界大戦の敗戦当時のこと、軍の命令でそのまま中国に留まり、その後の中国国民党と中国共産党による内戦を戦かった部隊がいた。戦い終えて帰国した彼らだったが、国から彼らは自主的に武装解除せずに内戦に加担した軍の逃亡兵として扱われ、戦後補償を受けられずにいる。

そんな裁判の行方と、真実を追い求めるひとりの元軍人の旅を追いかけたドキュメンタリー作品!?

軍の司令官の命令に従い、国の命により戦ったのだと主張する彼らに対し、国の関与を否定し、補償を拒む国。こんな事実があったんやって、少し驚くような内容やったね。

あの戦争で、一体何が行われたのか、何十年も経過した今となっては、当事者の数も限られてきて、実は知られてないことは、もっと色々とあるんかもしらんなぁって、そう気づかせてくれる作品やった。

国のために、かけがえのない命を代償に、そんな思いも報われずに死んでいった戦友の無念を背負って生きる、奥村さんの姿に、胸を打たれてもうたよ。

人知れず処理され、語られない真実、その裏で未だに苦しんでいる人たちがいる、この国の戦後は、果たしてこれでエエんやろか...?!

2010年8月 5日 (木)

『クジラの島の少女』

今週紹介するお気に入り作品は、ニュージーランドの女性監督による感動のお話♪

何度観ても涙腺を刺激され、涙を流してまう....そんな作品なんよねぇ。なんて書くと、実際に“メタボリックなオッサンが、部屋で映画を観ながら涙する図”ってのを想像すると、ちょっと寒いんかもしれんけど.....(苦笑)

サンダンス映画祭で注目され、アカデミー賞でも主演の女の子が、当時史上最年少で主演女優賞にノミネートされたってことで、かなり話題になったんよね。そんな評判どおりの名作やと思うんよなぁ!?

クジラの島の少女 / Whale Rider   ★★★★★   (2002年)

監督:ニキ・カーロ

出演:ケイシャ・キャッスル=ヒューズ、ラウィリ・パラテーン、ヴィッキー・ホートン、クリフ・カーティス、グラント・ロア

祖先の勇者が、クジラに乗って島にやって来たという伝説を信じているニュージーランドのある村に住むマオリ族。男の子を族長として選び、伝統を引き継いできたのだが、生まれてきた双子のうち、男の子が母親とともに間もなく死に、父である族長は、そのショックから姿を消してしまう。

残された女の子は祖父母に育てられ、元気に育つのだが、女の子であるために、父の跡を継ぐことは許されず.....ってな家族ドラマ?!

観ているうちに、いつのまにか話に引きこまれ、気づいたら爽やかな気持ちに包まれる、そんな感じの話なんよねぇ。

ニュージーランドの青く澄んだ海と高い空の下、マオリ族の伝統と伝説を守る頑固者のおじいちゃんと、そんなじいちゃんが大好きな孫娘の関係が、何ともいじらしくて、胸を打つってね!?

じいちゃんに何とか認めてもらおうと、ひたむきに頑張る少女、その澄みきった瞳には、彼女の境遇からくる悲しみや寂しさ、祖父母の愛情を受けて育った優しさや力強さが宿ってるんよなぁ。

アカデミー賞のノミネートもダテやなく、この娘を主役として配役できたことが成功やったんかもね。この飾らない、自然な演技があってこそ、話に説得力が生まれ、そしてダイレクトに観る側の感情を揺さぶるんかもなぁ。気がついたら.....涙、涙、涙で...!(笑)

古いものも新しいものも大事にしながら、自然の中で力を合わせて頑張って生きていく、そんなことの大切さがジンワリと伝わってくる、素敵な作品やった!?

2010年8月 4日 (水)

『セラフィム・フォールズ』

というわけで、今日の“おまけ”のもう1作はロモーラ嬢の主演作....とはいかずに、ニーソンくんの未公開作品を、渋~くご紹介♪

こちらの共演は、元ジェームズ・ボンドのブロスナンくんときたもんだ!?(笑)

セラフィム・フォールズ / Seraphim Falls   ★★★☆☆   (2006年)

監督:デヴィッド・フォン・アンケン

出演:ピアース・ブロスナン、リーアム・ニーソン、マイケル・ウィンコット、トム・ヌーナン、アンジェリカ・ヒューストン

南北戦争後のアメリカ、理由があってある男から必死に逃げている男と、追っ手を従え、逃げる男を執拗に追いかける男、対峙するそんなふたりの姿を追った西部劇。

出だしからいきなり始まる追跡劇!雪深い山中での緊迫した展開に、観てる方は事情が何も分からないだけに、沸き起こる疑問を押さえながら、うまく引き込まれていったりしてね。

主役のふたりの必死の形相が、ハラハラ感を出してて、なかなか味わい深かったかな。

一応、カテゴリー的には西部劇ということなんやろうけど、それほど派手なドンパチがあるわけではなく、少し混乱した不確かな時代を舞台にして描いた、男同士の静かな決着ってとこなんかな?!

いいテンションで進んでいくところは悪くなかったんやけど、最後のまとめ方が少し物足りなさがあって、おまけにファンタジー要素があったりで、中途半端やったのが残念やったね。

かなり地味な作品ではあるんやけど、思ったほど悪くはなかったかな。

『アザーマン -もう一人の男-』

今日は、劇場未公開の作品ながら、リーアム・ニーソンとアントニオ・バンデラスが共演したドラマをご紹介♪

アザーマン -もう一人の男- / The Other Man   ★★★☆☆   (2008年)

監督:リチャード・エアー

出演:リーアム・ニーソン、アントニオ・バンデラス、ローラ・リニー、ロモーラ・ガライ、パターソン・ジョセフ、リチャード・グレアム、パム・フェリス、クレイグ・パーキンソン

いなくなった妻のパソコンに、知らない男からの妻への想いを綴ったメールが届く。妻の秘密のフォルダの中には、見知らぬ男と一緒の彼女の写真が....ってな、サスペンス調のドラマ?!

25年間一緒に過ごし、お互いに信頼し、隠し事などないと思っていた夫は、自分の前では見せない写真のなかの妻の表情に戸惑い、相手の男に憎しみを覚えるってね!

ニーソンくんとバンデラス、両ベテラン俳優のガチンコ勝負ってとこかな?!

怒りを必死に抑えながら、許せない相手と対峙する、途中までのそんな流れは、緊迫感があって、なかなかの見応えやった。まぁ、ちょっとバンデラスくんの演技がやり過ぎなような気もするんやけど、そこはラテンの良さであり、悪さでもあるってことで.....ね(苦笑)

いろいろと含みをもたせながら、最後にひねりを加えようってことなんやろうけど、そんな話の落としどころが、ちょっと期待はずれやったかなぁ?!

夫婦の愛情について考えさせられるってとこなんやろうけど、独り身としては、もうひとつピンとこんかったね。そんでもって、個人的には、話の本筋よりも、娘役のロモーラ嬢のキュートな魅力に、夢中になってもうてたりして....そういう楽しみ方もありやんね!?(笑)

2010年8月 3日 (火)

『キャプテン』

野球漫画の傑作と言えば、ちばあきお先生の「キャプテン」と「プレイボール」やよなぁ。漫画とはいえ、読みながら熱くなり、そんでもって涙したもんよ!?(笑)

そんな名作を映画化した作品があるんで、野球つながりということで、本日の“おまけ”でご紹介♪

キャプテン   ★★★☆☆   (2007年)

監督:室賀 厚

出演:布施紀行、小川拓哉、筧 利夫、宮﨑美子、小林麻央、中西 健、岩田さゆり、菅田 俊、河野朝哉

野球部に入部した転校生、野球の名門校から来たという理由だけで、気づいたらなぜかキャプテンに.....しかし彼は球拾い専門の2軍以下だったのだが...ってな、名作野球漫画を実写化したスポ根ドラマ。

原作の持つ感動を映像化して、熱狂させたってくれ.....って思ったんやけど、いざ映画になってみると...?!(苦笑)

元の話がいいだけに、ポイント、ポイントではそれなりに盛り上がり、思わず涙腺が弛んでボロボロと...。でも、冷静にこの映画化が成功したかどうかを考えると、ちょっと答えに困ってまうんよなぁ。

まず...主役の少年は雰囲気は原作のキャプテンに合ってるんやけど、いかんせん演技が下手すぎ!(苦笑)

あと、設定を原作とは違う形に置き換えてしまった関係で、父と息子の絆が感じられず、ドラマ性が半減してもうたのもなぁ。

それに、日テレ軍団(小林麻央、宮本アナウンサー)がかなり余計!(苦笑)スポンサーなんやろうから、しゃぁないんやろうけど....。

まぁ、原作を愛しすぎると、思い入れが強いだけに、得てしてこうなってまうんやけど、やっぱり中途半端に手を加えた部分がなぁ......許されへんのよね。

『ひゃくはち』

いやぁ、夏といえば、高校野球でんなぁ。燦々と照りつける太陽のもと、白い球を必死に追いかける.......青春やないですか!

てなわけで、今日はそんな高校野球をテーマにした邦画をご紹介♪そうはいっても、この作品、感動を期待すると......ちょっとね?!(苦笑)

ひゃくはち   ★★★☆☆   (2008年)

監督:森 義隆

出演:斎藤嘉樹、中村 蒼、市川由衣、高良健吾、北条隆博、桐谷健太、三津谷葉子、竹内 力、光石 研、小松政夫、有末麻祐子

野球の名門校で甲子園を目指す補欠のふたり、一緒にベンチ入りしようと誓うのだが....ってな、青春ドラマ?!

最後の夏にかける若者の熱い想い、一緒に汗を流して励まし、頑張ってきた親友との友情、高校野球のスター選手とは違う悩みやドラマが、そこにはあるんやねぇ。

ただし、この話、シリアスな青春ものかと思ったら、かなりコメディ入ってるんやけどね。なんたって、PG-12の指定付きやし!(苦笑)

まぁ、ストイックな高校野球を題材にしながら、そんなちょっとオチャラけた高校生像ってのが、かえってリアリティがあるんかもね?!

それなりに盛り上げるところは、しっかり押さえつつ、笑いをもって青春を語る、そんなに悪くはない作品かもなぁ。それでも、やっぱり感動を期待してまうんやけどね...?!(苦笑)

2010年8月 2日 (月)

監督 シャマランのダメっぷりを検証する ③ 『ハプニング』

いやね、『シックス・センス』があまりにもデキ過ぎた作品やったから、観る側もシャマランの作品に過度に期待をよせてしまい、それが大きな失望となるために、作品の評価がその価値以上に低くなってまうんかなぁって、最初は思ったんよ。

でも、これだけ続けて“しょ~もない”作品を観せられると、どう考えても監督に問題アリやと確信できるやんね。

分かってれば観なければエエんやけど、この“けなさずにはいられない”程のダメっぷりこそが、シャマランの“魅力”なのかもって、最近、少し思ったりするんよなぁ......(苦笑)

こういう駄作があるから、他の作品が良く思えるわけで、映画界の全体のバランスを考えると、こんな存在も必要なのかも??

ハプニング / The Happning   ★★☆☆☆   (2008年)

出演:マーク・ウォルバーグ、ゾーイ・デシャネル、ジョン・レグイザモ、アシュリン・サンチェス、スペンサー・ブレスリン、ベティ・バックリー

理由も分からず、突然に人々が自殺していく、そんな得たいの知れない恐怖の中で、必死に生き延びようとする夫婦の物語。

目の前でバタバタと死んでゆく人々、原因もわからず、ただ恐怖に慄きながら逃げる夫婦と夫の親友の娘だが...ってね。

今回のシャマランくんは、どれくらい“ダメ”やねんって、そんな先入観バリバリで観るせいか、腹を抱えて笑えるくらい、救いようのない程にくだらない!?(苦笑)

画面のなかの雰囲気がいかにも“作られた”感があって、役者がセリフを言わされてる感が強く、決定的にリアリティに欠けるんよなぁ。

さらに、説教がましく環境問題を説くあたりが、実に厚かましく、芸がないと思うんよね。

まぁ、今回は、とってつけたように宇宙人が出てくるということはないだけに、シャマランくんも少しは大人になったんかなぁ、なんて思ったりもしたんやけどね!(笑)

いずれにしても、作品のデキが酷いことに変わりはなく、やっぱりシャマランは“所詮”シャマランでしかない、ってなことで、ご愁傷さま!?

監督 シャマランのダメっぷりを検証する ② 『レディ・イン・ザ・ウォーター』

さて、お次の駄作は.....(笑)

ちなみに、前作に続いての出演のブライス・ダラス・ハワードって、なかなかの美人ではあるんやけど、監督のロン・ハワードの娘さんなんやってね。

しかし、こんなに続けて“しょーもない作品”に出演してると、“シャマランのミューズ(女神)”的な扱いをされることが、彼女のキャリアにとってプラスになるかどうかは、かなり疑問やよなぁ......(苦笑)

レディ・イン・ザ・ウォーター / Lady In The Water   ★★☆☆☆   (2006年)

出演:ポール・ジアマッティ、ブライス・ダラス・ハワード、フレディ・ロドリゲス、ジェフリー・ライト、ボブ・バラバン、ビル・アーウィン、マイケル・ナイト・シャマラン

訳あってアパートの管理人をする男の前に現れた、若く美しい水の妖精、彼女を元の世界に戻すため、住人を巻き込んで奮闘するのだが...ってな...サスペンス....ファンタジー.....??

冴えない中年の男が、美女のために必死になり、恐ろしい“猛獣”にひるむことなく、住民の協力を力に......あぁぁぁ.....くだらない(笑)

観客を驚かそうと必死なシャマランくん、宇宙人の次は猛獣かぁ......ついにネタ切れやねぇ....なんて!(苦笑)

韓国のおとぎ話が突然アメリカのアパートのプールで現実になって、それが世界を救うかも?.....なんて、こんな都合のいい、無茶な話の設定って、どないなの?!(笑)

メッセージを語りたそうな素振りを見せながらも、まったくと言っていいほど伝わるものはなく、後に残る感想と言えば、「何のこっちゃ」ってね!?

作り物の猛獣のチャチさには、もう爆笑するしかないって。多少の無理を承知で、意外性を“売り”にしてきた監督やけど、これはもうホンマに限界ってね!?(苦笑)

監督 シャマランのダメっぷりを検証する ① 『ヴィレッジ』

ほんまに『シックス・センス』では、「こいつ、やるなぁ....」って思ったんよね。その後の『アンブレイカブル』もそこそこ楽しめたし、以来、作品が発表されるたびに期待をしてきたんやけど、その思いはことごとく粉砕されてもうた。

ということで、最近のシャマラン作品が、いかに“ダメ”かってことを、その駄作を紹介することで、検証してみようかな!(笑)

まず最初は、この作品から♪

ヴィレッジ / The Village   ★★☆☆☆   (2004年)

出演:ホアキン・フェニックス、ブライス・ダラス・ハワード、ウィリアム・ハート、シガニー・ウィーヴァー、エイドリアン・ブロディ

深い森のなかで、外界と隔離し、強固な絆で結ばれた共同体として、平和な暮らしをする村人たち。ある時、ひとりの盲目の少女の恋人が刺されて怪我をし、そんな彼を助けるために、彼女は村の掟を破り、クスリを手に入れるために森へ向かうのだが.....ってなサスペンス・スリラー?!

う~ん、ほんまに微妙!(苦笑)

出だしからどうにも設定に無理があるんよねぇ。他の町と行き来がないと言う割には、不思議となんでも揃ってる村人たちの生活。

盲目といいながら、どう頑張っても、そうは見えない主役の女の子。しまいには全速力でデコボコの森の中を走る姿には、あまりの設定の“ゆるさ”に感動すら憶えてもうたよ(苦笑)

まぁ、そんな本筋とはあまり関係のない“サスペンス”も、結末を見ると、ある程度は納得できる部分もあるんやけど、知って一層納得いかんところもあったりして.....ね。

色々と話を練りこんだ挙句の設定なんやろうけど、そんなおかしな人々の、おかしな出来事見ても...「へぇぇ~」って感想しか出てこんて!?

この作品の前の『サイン』で、すでにその兆しはあったんやけど、シャマランの限界は、このときすでに、現れてたんやなぁ.....なんて(苦笑)

2010年8月 1日 (日)

『エアベンダー』

いやぁ、正直言うと、もうシャマラン監督の作品を劇場で金払って観るのはやめようって思ってたんよね。

だって、どう考えても金のムダやんか!(笑)

たまたま映画館のポイントがたまってたから、まぁ、エエかって思って出かけたんやけど、チケット買うときにポイントカードを家に忘れたことに気づき、結局、財布からシャマランごときのために貴重な札が消え......しかもその作品ときたら......(苦笑)

ちなみに、3D上映で観たんやけど、この作品、いわゆる“なんちゃって3D(2Dで撮影し、編集段階で3D処理したものを、個人的にそう呼んでる)”と思われ、まったく3Dで鑑賞する意味を感じないにもかかわらず、その分まで余計に金払わされて、さらに、あぁぁぁぁぁぁ......ってね(笑)

エアベンダー / The Last Airbender   ★★★☆☆   (2010年)

監督:マイケル・ナイト・シャマラン

出演:ノア・リンガー、デヴ・パテル、ニコラ・ペルツ、ジャクソン・ラスボーン、ショーン・トーブ、アーシフ・マンドヴィ、クリフ・カーティス、セイチェル・ガブリエル、フランシス・ギナン

氣・水・土・火の4つの王国が均衡を保ちながら共存していた世界で、それぞれの国にはその要素を操る能力を持つ“ベンダー”と呼ばれる者たちがおり、そしてこの4つの要素すべてを操ることができる、たった一人の“アバター”が、世界の調和を生み出していた。しかし、100年前にそのアバターが姿を消し、火の国の反乱により世界は混沌とした状態に.....ってな、アクション・アドベンチャーにファンタジーも付けて、“どや”ってか?!

世界を救うべく、再び姿を現したアバターと、そんな彼を助ける仲間、火の国の陰謀は阻止できるんか.....てなわけで、オリジナル脚本というポリシーを曲げて、シャマランくんがアニメが原作の作品に挑戦したわけやけど、その成果は......相変わらず微妙!?(笑)

まぁ、強引に奇を照らして、わけの分からん失笑ものの展開になっていないだけ、話としては観れるんやけど、これはこれで、なんや特徴のない平凡な作品になってもうてたね。

主人公が子供たちってことで、“子供だまし”な作品というか.....これ、子供もだませんやろうってな感じかな(苦笑)

やたらと説明調なダイアローグで話を展開させようとする稚拙さを観てると、ホンマ、あの『シックスセンス』を撮った監督さんと同一人物とは、とても信じられへんよね。

しょぼいワイヤーアクションやら素敵に都合よく展開する流れ、そんでもって、なぜか、これでもかって....太極拳??(苦笑)

もともとが3部作だかなんだかで、エンディングでしっかり“仕込み”も完了し、これがヒットすれば、続編を製作し.....ってことらしんやけど、その価値って....あるかぁ?!個人的には、もうお腹いっぱいで、シャマラン作品の入る余裕は、オイラの胃袋にはあらへんなぁ....(笑)

それにしても、主人公の少年が一生懸命(?)頑張ってるんやけど、最後まで“マルコメくん”がアクションしてる....ってイメージから抜け出せんかった....(笑)

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