『蟻の兵隊』
8月6日、それは決して忘れてはいけない日、戦争について、そして平和について考える日、ということで、今日は二度と繰り返してはいけない戦争というものについて考えさせてくれる、そんな作品をご紹介♪
蟻の兵隊 ★★★★☆ (2005年)
監督:池谷 薫
出演:奥村和一、宮崎舜一
第2次世界大戦の敗戦当時のこと、軍の命令でそのまま中国に留まり、その後の中国国民党と中国共産党による内戦を戦かった部隊がいた。戦い終えて帰国した彼らだったが、国から彼らは自主的に武装解除せずに内戦に加担した軍の逃亡兵として扱われ、戦後補償を受けられずにいる。
そんな裁判の行方と、真実を追い求めるひとりの元軍人の旅を追いかけたドキュメンタリー作品!?
軍の司令官の命令に従い、国の命により戦ったのだと主張する彼らに対し、国の関与を否定し、補償を拒む国。こんな事実があったんやって、少し驚くような内容やったね。
あの戦争で、一体何が行われたのか、何十年も経過した今となっては、当事者の数も限られてきて、実は知られてないことは、もっと色々とあるんかもしらんなぁって、そう気づかせてくれる作品やった。
国のために、かけがえのない命を代償に、そんな思いも報われずに死んでいった戦友の無念を背負って生きる、奥村さんの姿に、胸を打たれてもうたよ。
人知れず処理され、語られない真実、その裏で未だに苦しんでいる人たちがいる、この国の戦後は、果たしてこれでエエんやろか...?!
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