« 『バス174』 | トップページ | 『サッド ヴァケイション』 »

2010年8月19日 (木)

『おばあちゃんの家』

韓国映画って、やたらと登場人物が病気になったり、事故にあって死んだりして、これでもかってくらいのメロドラマで、無理やり感動の押し売りをしてくるあたりがあんまりなんよね。

なので、「韓国で何百万人が涙した....」なんて宣伝文句を見ても、ついついマユツバやなぁって思うんよ。

そんな、ちょっと韓国映画に偏見を持ってるオイラでも、ひとつお気に入りの作品があるんよね!というわけで、今週のお気に入り作品として、ちょっと地味めなお話を、今日はご紹介♪

おばあちゃんの家 / (ハングル)   ★★★★★   (2002年)

監督:イ・ジョンヒャン

出演:キム・ウルブン、ユ・スンホ、ミン・ギョンフン、イム・ウンギョン、トン・ヒョフィ

母ひとり子ひとりの母子家庭で、ソウルの都会で育った男の子、母親が職探しをする間だけ、今まで会ったこともない祖母のところで、一緒に生活することになるのだが....ってな、耳の聞こえないおばあちゃんとその孫との心の交流を描く作品。

都会育ちで、田舎の暮らしに馴染めず、耳が聞こえず、話すこともできない祖母を少しバカにした、そんなクソ生意気な坊主に対し、怒ることなく愛情を注ぐお婆ちゃんの姿に、思いっきり心揺さぶられてもうたんよなぁ。

男の子以外は、すべてその土地に住む素人を起用してるってことなんやけど、そんな飾らない自然な仕草が、作り物感のない、素朴さを生み出してるんやろね。

祖父母の孫への気持ちっていうのは、親の愛情とは違う、ある種見返りを求めない“無償の愛”なんよなぁ。

そんな想いにやがて気づいていく少年を見ながら、自分の記憶の片隅にもある、そんな懐かしい想い出が爽やかに甦ってくるんよね。

言葉で語る必要のない、おばあちゃんと孫のお互いを思いやる気持ちが、ひしひしと痛いほど伝わるラストは、ただ涙、涙....!?やられてもうたよなぁ(笑)

« 『バス174』 | トップページ | 『サッド ヴァケイション』 »

My お気に入り」カテゴリの記事