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2010年9月16日 (木)

『ザ・コミットメンツ』

好きな監督は?って聞かれると、必ずアラン・パーカーって答えるんよね。この監督さん、イギリスのひとなんやけど、どの作品も好きなんよなぁ。

シリアスなドラマから、サスペンス、そしてコメディからミュージカルまで、それほど作品の数は多くないんやけど、どれも個性的でエエんよ。

あのミッキー・ロークが落ちぶれる前の絶頂期に出演した『エンゼル・ハート』なんて、結構、話題になってたんで、知ってるかもしれんね。

他にも、初期の作品で、まだ子役やったジョディ・フォスターが出てた『ダウンタウン物語』なんて、名作やもんなぁ。

そんな監督さんの作風はっていうと、“意外性”って言葉が当てはまるかな。いい具合にひねくれてて、思わず「そうきたかぁ....」って唸ってまうようなオチがあったりして、楽しませてくれながら、それでいて温かみがあるんよね。

そんな大好きな監督さんの作品のなかから、とりわけお気に入りの作品を、今日はご紹介♪

ザ・コミットメンツ / The Commitments   ★★★★   (1991年)

監督:アラン・パーカー

出演:ロバート・アーキンズ、マイケル・エイハーン、アンジェリナ・ボール、マリア・ドイル、デイヴ・フィネガン、ブロナー・ギャラガー、グレン・ハンサード、アンドリュー・ストロング、ケネス・マクラスキー

仲間と一緒にバンドを作り、マネージャーとして成功することを夢見る男は、労働者階級の歌として黒人音楽である“ソウル”を演奏しようと、メンバーを募ることに。ソウル・ミュージックはド素人なメンバーが集まり、悪戦苦闘しながらも、次第にバンドとして前に進み出すのだが.....ってなお話?!

天性の歌声を持ちながら、傲慢でわがままなボーカル、女性メンバーに手を出すトランペット、ジャズ“かぶれ”のサックスに、凶暴なドラマー.....バラバラになりそうなバンドを必死にまとめながら、成功だけを信じて突き進む.....ソウルを熱く語るあたりがたまらんのよなぁ♪(笑)

コメディ調でテンポよく展開するなかで、社会の底辺で日々の生活の辛さをさらりと笑い飛ばし、音楽に夢中になるメンバーのイキイキとした姿を映し出すあたりが、なんとも言えん爽やかさやね!?

何がすばらしいって、音楽へのこだわりがグットなんよ。ダブリンのミュージシャン達のなかからオーディションで選んだ面々の奏でる音楽は、確かに白人でありながら“ソウル”を感じさせる。特にボーカル役のアンドリューくんの迫力といったら....ね!?ボリュームを上げて観てると、思わず一緒に口ずさみたくなるってか。

単純なサクセスストーリーにせずに、きちんと“ヒネリ”を加えるあたりがイギリス人の奥ゆかしさとユーモアであり、監督アラン・パーカーのシニカルさと温かさなんよね!?

いやぁ~、何度観ても飽きへんし、なんや心躍る作品なんよなぁ♪

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