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2010年9月 9日 (木)

『マイ・ライフ』

どういうわけか何度観ても泣ける作品ってあるんよなぁ。感じ方ってのは人それぞれやし、観た時の気分や感情に合えば、それは忘れられない作品になったりするもんやしね。

今週紹介するお気に入り作品は、いろいろと心に迷いのある時にたまたま手にして、エライ心を揺さぶられたんよね。以来、ずーっと心に残ってる。

ちなみに、この監督(兼 脚本家)さん、『ゴースト ニューヨークの幻』の脚本を書いたひとなんよね!?

マイ・ライフ / My Life   ★★★★☆   (1993年)

監督:ブルース・ジョエル・ルービン

出演:マイケル・キートン、ニコール・キッドマン、ミシェル・コンスタンチン、ブラッドリー・ウィットフォード、トニー・ソーヤ、レベッカ・スカル、クィーン・ラティファ、ハイン・S・ニョール、マイケル・コンスタンティン

PR会社を経営し、地位と名誉を手にした男、しかし、彼は末期のガンに冒され、子供を身ごもった妻がいながらも、残りわずかの余命を宣告されていた。まだ見ぬ我が子に向けて、ビデオでメッセージを記録するのだが.....ってな人生ドラマ?!

自分の思うがままに人生を生きてきた男、成功を手にし、何も悔いることなどないはずが、なぜか心のなかにも消せない“しこり”が....。

この作品のいいところは、難病もので苦しい闘病生活や妻の愛情を描く、ありきたりな感動ドラマにするんやなくて、余命という残された時間のなかで、自分の人生を見つめ直し、心を解放する、そんなプロセスを描いてるところなんよね。

ある程度生きてると、過去の出来事で心に残ってるものってあるやんか。素直に言えなかった言葉、伝えられなかった思い、そんなものが徐々に積み重なっていくもんやと思う。やがて、そんな痛みに無神経になっていき、当たり前になると、見てみぬふりをしたりして......そんな重たい“人生の殻”を破り、最後の時をどんな気持ちで迎えるのか、そんなことの大切さが伝わってくる。

確かに、都合よく展開する話は、少し狙いすぎに感じるかもしれんけど、ただそれは泣かせようというだけやなく、人生の価値、忘れてはいけない大切なものを見つけ出すという前向きなメッセージがあって、悲しい話でありながら、不思議と心が満たされていく、そんな気分にさせられるんよなぁ。

コメデイ出身だけあって、いつもは少しオーバーリアクションなキートンくんのシリアスな演技もなかなかやし、妻を演じるキッドマンをはじめ、脇を固める役者も、それぞれエエ味を出してるんよね!?

自分が最後にどういう時を迎えるのか、それはまだ想像もつかんけど、素直な気持ちでいられたらエエなぁ.....愛するひとがそばにいて(まだ誰かはわからんけど.....?).....なんて?!(笑)

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