« 2010年9月 | トップページ | 2010年11月 »

2010年10月

2010年10月31日 (日)

『正しい恋愛小説の作り方』

本日のオマケとして、同じ監督さんの過去の作品をひとつ、ご紹介♪

新作のシリアスさとは違い、こちらはフランス版のラブ・コメディってね?!まぁ、どちらも女性が主人公ってことで、女性監督ならではってことなんかもなぁ。

主演は、今やハリウッドでも引っ張りだこのマリオン・コティヤール、メジャーになる直前のそんな彼女の演技を楽しめるというのも、ちょっと嬉しいとこかもね?!(笑)

正しい恋愛小説の作り方 / Toi Et Moi   ★★★☆☆   (2006年)

監督:ジュリー・ロペス=クルヴァル

出演:マリオン・コティヤール、ジュリー・ドパルデュー、ジョナサン・ザッカイ、エリック・ベルジュ、シャンタル・ロビー

男に遊ばれる小説家の姉、恋人とすれ違いな上に、同じ音楽家の男に恋をしてしまった妹、そんなふたりの恋愛を描く、フレンチなラブ・コメディってね!?

空想家の姉と現実派の妹、正反対な姉妹の、どこか幸せになりきれない、不器用な恋の行方は...てか?!

この作品、見所はって言うと.....やっぱり、何と言ってもマリオン嬢のキュートさやろねぇ。ミーハーと言われようとも、やっぱりその笑顔はたまらんのですよ!(笑)

そんな彼女の姉役を演じる、かのドパルデュー家の娘も、少し年齢を感じるものの、意外と悪くないんよね。

作品としては、いろいろと工夫した映像で展開するものの、いかんせん、ちょっとテンポが悪いのか、時間以上に長く感じてもうたかな。

まぁ、そこらへんの“重さ”が、ハンバーガーとフランス料理の違いであって、ある意味フレンチらしさなんかもなぁ......なんて?!(苦笑)

『隠された日記 母たち、娘たち』

今日は公開中の作品の中から、フレンチな家族ドラマをひとつ、ご紹介♪

女性の生き方を描いた作品なんやけど、女性監督だけに、なかなか繊細なタッチの仕上がりになってるんかな?!

隠された日記 母たち、娘たち / Meres Et Filles   ★★★☆☆   (2009年)

監督:ジュリー・ロペス=クルヴァル

出演:カトリーヌ・ドヌーヴ、マリナ・ハンズ、マリ=ジョゼ・クローズ、ミシェル・デュショーソワ、ジャン=フィリップ・エコフェ、エレオノール・イル、ジェラール・ワトキンス、ロマーノ・オルザリ

カナダでひとり暮らしをする娘は、久しぶりにフランスの実家に戻り、両親と会うが、医者として多忙な母とは、なぜかいつもギクシャクしてしまい、仕方なく、亡くなった祖父が暮らしていた家に泊まることに。そこで、かつて子供を置いて家を出た祖母の日記を、偶然に台所で見つけた彼女は、その内容から祖母のことを知るのだが.....ってな、女性の生き方を考えるフランス映画?!

働くことを許されず、自由のない暮らしに悩んだ祖母、過去のトラウマに苦しみ、仕事の忙しさにかこつけて、娘に構ってやれない母、仕事に夢中になりながらも、結婚を望まない相手の子供を妊娠して悩む娘、3つの世代の女性の生き方を綴るんやねぇ。

内容としては、淡々とした流れのなかで、特に派手な展開はなく、じっくりと心理描写をしていくあたりが、いかにもなフレンチ・テイストやったかな?!それぞれの時代における女性としての地位や生き方が、まったりと描かれてる感じやったね。

あまり出演陣に視覚的な華やかさもなく、いたって地味な作りなんやけど、こういう作品の方が、後からジワジワくるんかもね。特に同性の視点からみると、きっと味わい深いんやと思うんやけど......残念ながら、そこまで理解できんかったかな?!(苦笑)

2010年10月30日 (土)

なんとなく.....蒼井 優 ⑤ 『雷桜』

というわけで、気がつけば“なんとなく”いい演技をしてる蒼井くんが、人気の若手俳優の岡田くんと恋に落ちる、そんな鳴り物入り(?)で公開された時代劇の恋愛ドラマを、今日はご紹介♪

Yahoo!の映画欄のコメントを見てると、なんや両極端の感想が並んでたんで、どんなもんかなぁって思ったんやけど.......ね?!

雷桜   ★★☆☆☆   (2010年)

監督:廣木隆一

出演:岡田将生、蒼井 優、小出恵介、柄本 明、時任三郎、宮崎美子、和田聰宏、須藤理彩、忍成修吾、村上 淳、大杉 蓮、ベンガル、池畑慎之介、坂東三津五郎

心の病を患い、家臣からも“うつけ”呼ばわりされている若殿は、療養も兼ねて、家臣のひとりの故郷の村を訪ね、そこで村人から“天狗”と呼ばれている、山育ちの若い娘と出会うのだが.....ってな......“ちょんまげ”恋愛ドラマ?!(笑)

身分も育ちも異なる男と女、それでも惹かれあう若いふたり、そんな彼らの恋の行方は.....ってなことで、とってもポップな音楽をバックに、お花畑をラブ・ラブ・デート......ってなのを見てると、徐々に、時代劇のコスプレをした“恋愛ごっこ”に思えてきてもうて.....ね?!(苦笑)

いや、そもそもオープニングからして、柄本パパのバーターで出演してる(としか思えない)、演技の下手な柄本息子の猿芝居で始まる時点で、ドン引きして観はじめたんやけど、その後の展開も、なんや学芸会の延長のような作りなんよなぁ....。

どうしようもないような殺陣を目の前で繰り広げられると、話の内容とは関係なく、それはそれで、かなり切なくなってもうた?!(苦笑)

やっぱり、格好だけちょんまげ付けて、袴を着れば時代劇になるかっていうと、そんな簡単なもんやないよね。

蒼井くんも、体張って、頑張って熱演してるんやけど、いかんせん作品そのものの程度が、ちょっとどないかと思うんよ.....。

こんなデキで、これを観て切ない恋の話に涙するなんて奇特な人は、果たしておるんかねぇ....ちょっと想像しづらいかも?!(苦笑)

2010年10月29日 (金)

なんとなく.....蒼井 優 ④ 『百万円と苦虫女』

というわけで、本日の最後を飾るのは.....ちょっと変わった女の子のロードムービー調の出会いの物語ってね♪

蒼井くん....“なんとなく”エエ演技してるんよ....(笑)

百万円と苦虫女   ★★★☆☆   (2008年)

監督:タナダユキ

出演:蒼井 優、森山未來、ピエール瀧、笹野高史、堀部圭亮、佐々木すみ江、江口のりこ、斉藤 歩、嶋田久作、竹財輝之助

短大を卒業したものの、就職できずにフリーター生活を送る女の子、ある時、ひょんなことから前科者となってしまい、家に居づらくなり、実家を出て放浪の旅にでることに。百万円の貯金ができるたびに、海から山、街へと転々と引越しながら、様々な人と出会うのだが.....ってね!?

何となく上手くいかない人生のなかで、どうしていいかも分からないまま、ジタバタしてる、そんな主人公のちょっと屈折した感じが、何や味わい深かったねぇ(笑)

主演の蒼井くんの演技も、そんな主人公をさりげなく印象づける、いい雰囲気を作り上げてたかな。

結局のところ、孤独に生きようとしても、いつの間にか周りにいる他人との間に関係ができ、そんでもって人はひとりでは生きられへんってことなんよなぁ....。まぁ、そうは言いつつ、他人の身勝手さに傷つき、悩み.......って、何や世知辛いよなぁ...なんて?!(苦笑)

個人的には、どうも森山くんの演技が好きになれず、その存在自体にちょっとイライラしてもうたんやけど、作品としては個性があって、ユニークな作品やったね!?

こういう“変り種”も、たまには悪くないかもよ♪

なんとなく.....蒼井 優 ③ 『ハチミツとクローバー』

お次の作品は、有名な少女コミックを実写化した作品やそうで!?

この作品の蒼井くんは、ちょっぴりエキセントリックな役柄を熱演してたんやけど.....役者の質がいかにデキを左右するかを如実に語る、そんな映画やったね....(苦笑)

ハチミツとクローバー   ★★☆☆☆   (2006年)

監督:高田雅裕

出演:櫻井 翔、蒼井 優、加瀬 亮、関めぐみ、伊勢谷友介、西田尚美、堺 雅人、堀部圭亮、中村獅童、田辺誠一

美大に通う5人の若い男女の恋と青春の物語~ってか?!大人気コミックの映画化.....らしいんやけど、当然ながら原作はまったく知らんのですよ(苦笑)

油絵に彫刻、陶芸に建築、同じキャンパスに集った若者の将来への不安や胸に抱く夢、日々の喜びや苦悩を描くってなとこなんやろねぇ。

まぁ、原作を知らないだけに、役のイメージが......なんてコメントは当然ないんやけど、そんな新鮮(?)な目でみて、話の内容を“どうのこうの”って言う以前に、出てる役者の演技力がなぁ....(苦笑)

蒼井くんの演技は、不思議な透明感があって、独特の雰囲気を醸し出してるあたりが、なかなか良かったね。加瀬くんも、脇でそれなりの味を出して、役者しとったかな。

問題は.....いつもながら、もう語るのもムダなくらい、どうしようもなくヘタな伊勢谷くん。ホンマに、開いた口がふさがらんってのは、こういうことを言うんやねぇ(笑)すばらしく一本調子な演技で、ぶっちぎってる。一体、彼は何を目指してるのやら.....?!

まぁ、そもそもが話題の原作に、どっかの事務所が出しゃばって映画化するあたりに、どう考えても話題先行のイメージやんね。まぁ、役者や映画やなくて、タレント目当ての客を集めるのは勝手やけど、こういうことすると、原作のファンは辛いやろねぇ....?!ちょっと同情したりして(苦笑)

なんとなく.....蒼井 優 ② 『ニライカナイからの手紙』

お次は沖縄の離島に暮らす少女を演じた作品を♪

ニライカナイからの手紙   ★★★☆☆   (2005年)

監督:熊澤尚人

出演:蒼井 優、平良 進、南 果歩、前田 吟、金井勇太、かわい瞳、比嘉愛未、斉藤 歩

幼い頃に東京に行ったっきり戻らない母親のことを想いながら、竹富島でおじいちゃんと暮らす少女。毎年誕生日に届く母親からの1通の手紙を励みに日々を過ごすのだが.....ってなお話?!

島の素朴な暮らし、そして母親の娘への想い、娘の母を想う気持ち、そんな孫娘を静かに見守り続けるおじいさん、ちょっぴり切なくも、温かい話やね。

ただ、少し読める展開に、必死に盛り上げようとする後半は、観てる側としては、もう一息、乗り切らんかったかなぁ。

あと、沖縄モノは、どしても地元の素人さんと役者の演技の差が出すぎて、ちょっとねぇ...(苦笑)

主演の蒼井くんは、素朴さが島の風景とマッチして、なかなかキュートで良かったかな?!(笑)

なんとなく.....蒼井 優 ① 『花とアリス』

今やCMからドラマ、映画まで引っ張りだこの蒼井くん。そんな彼女の最新作の公開を記念して....というか、また姑息にアクセス数を伸ばすために、彼女の過去の作品を少しご紹介♪(笑)

蒼井くんて、それほど目を見張るような演技をするわけでもないんやけど、なんとなくエエ雰囲気を醸しだしてるんよね。

おそらく自然体の飾らない自分というのを、素直に演技で表現できるひとなんと違うかなぁって思う。まぁ、そんなことを言ったところで、実際に会ったことはないわけで、どんな人かも分からんのやけどね?!(苦笑)

そんな蒼井くんを女優として知った最初は、岩井監督の作品やったんよね。

というわけで、まずはそちらの感想から.....!?

花とアリス / Hana and Alice  ★★★☆☆   (2004年)

監督:岩井俊二

出演:鈴木 杏、蒼井 優、郭 智博、相田翔子、阿部 寛、平泉 成、大沢たかお、木村多江、広末涼子

同じバレエ教室に通う親友の女の子ふたり。密かに想いを寄せる先輩との恋を叶えようと必死の女の子、そんな親友のために頑張ってサポートするもうひとり、しかし、そんな“彼”との関係が微妙な距離になり.....ってな、青春恋愛ストーリー?!

シチュエーションに少し変化を加えながら、10代の頃のどこか曖昧で、それでいて妙に“ひた向き”な気持ちの揺れを“まったり”と描いた、ゆる~い話。

岩井くんらしく、こだわりの映像には独特の美しさがあり、軽快な音楽の使い方も相まって、巧みに世界を作っていくあたりは、さすがやなぁって思うやんね。

そんなカメラワークで、主演の二人の初々しい魅力を引き出そうとするあたりも、なかなかやったかな。

ただし、やたらと有名人をカメオ出演させて、いかにも自分が「業界に顔が利く」的な臭いをプンプンとさせるあたりが、この人、妙に鼻につくんよね!?遊び心といわれれば、そうなんかもしれんけど、それって.....必要??

2010年10月28日 (木)

『世界最速のインディアン』

なんでか知らんけど、観てて力が湧いてくる、そんな作品てあるやんね。今日は、元気を与えてくれるような、爽やかな感動のドラマを、お気に入りとしてご紹介♪

だんだんと自分が歳を重ねてくると、年齢に関係なく青春する、そんな話に妙に共感してもうたりしてね!(笑)きっと、日常に埋没しそうになりながら、もがいてる自分への警告なんかもしれんねぇ.....なんて?!

世界最速のインディアン / The World's Fastest Indian   ★★★★   (2005年)

監督:ロジャー・ドナルドソン

出演:アンソニー・ホプキンス、クリス・ローフォード、アーロン・マーフィ、クリス・ウィリアムズ、ダイアン・ラッド、ポール・ロドリゲス、アニー・ホイットル

60年代後半に、二輪の最速記録を60代でうち立てた、実在したオヤジを描いた人間ドラマ。アメリカで開催される有名な記録会に参加することを夢見てきたひとりの男は、様々な人々の協力を得て、長年、改良を続けてきた愛車と供にニュージーランドからアメリカへ行き、そして夢を実現する.....ってなお話!?

道中の出会いをエピソードとしてつないでいく、ある種のロードムービー的な手法で描かれる内容は、ちょっとありきたりで出来すぎな感があるんやけど、でも、それ以上にこの主役のオヤジが実に魅力的な人物として存在するために、そんなマイナスを超越して、話にグイグイとのめり込み、心惹かれてまうんやなぁ。

夢を決して諦めず、とにかく一歩でも前に進む。そして、“リスクは人生にとって大切なスパイスや”って言い切る姿が、なんや、もう格好よすぎやねぇ(笑)

出会った人の心をいつのまにか鷲掴みにしてる、そんな彼の人生の秘訣は、子供のように純粋な心を忘れないってことなんかもなぁ?!

心優しい“オヤジ少年”の活躍に、思わず胸躍り、涙する、もう最高やねぇ~♪(笑)

2010年10月27日 (水)

『わすれた恋のはじめかた』

今日は、恋愛系(?)の作品をもうひとつ、ご紹介♪

主演のひとり、ジェニファー・アニストンって、TVドラマ『フレンズ』のシリーズで人気が爆発し、ブラッド・ピットと結婚までして、順風満帆の人生を送ってたはずが、結局、ブラピとは離婚してしまい、女優としてのキャリアも作品に恵まれないせいもあってかイマイチで、すっかり“ツキのないひと”ってイメージが定着してもうてる感じやんね。

個人的には、女優としても嫌いやないんで、なんとか頑張って欲しいんやけどなぁ。というわけで、この作品、ほとんど注目されてないけど、小粒ながら、なかなかのデキなんよね!?彼女の魅力も出てるし....試してみる?!(笑)

わすれた恋のはじめかた / Love Happens   ★★★☆☆   (2009年)

監督:ブランドン・キャンプ

出演:アーロン・エッカート、ジェニファー・アニストン、ダン・フォグラー、ジュディ・グリア、ジョー・アンダーソン、ジョン・キャロル・リンチ、マーティン・シーン

妻を事故で亡くし、その体験を出版し、ベストセラーになったことで、大切なひとを失った苦しみを乗り越える、そんなセミナーの講師をすることになった男は、ある日、講演先のホテルでひとりの女性と出会うのだが....ってな、人生やり直しドラマ with Love ってか?!(笑)

悲しみを克服し、新しいステップを踏み出す勇気を説く男、そんな彼自身の心のなかの葛藤と、街で花屋を経営する女性との巡りあい、単純な“好いた惚れた”の恋愛ドラマやなくて、ある意味、自分探しの人生ドラマになってるところが、この作品、なかなかなんよねぇ。

主人公を演じるアーロンくんの爽やかな魅力と、そんな彼の恋の相手をつとめるジェニファーくんが、出しゃばらず、さりげなく魅力を振りまくあたりが、なんや、とっても素敵なんよなぁ!?

自分自身を見つめ直し、人生の新しい扉を開いたときに、また新しい恋も始まる......う~ん、ナイスやね!(笑)

『ウルトラ I LOVE YOU!』

今年のアカデミー賞では主演女優賞を受賞して注目されたサンドラ・ブロック、実はその前日に最悪な映画に贈られるラジー賞(ゴールデン・ラズベリー賞)でも最悪女優賞を受賞し、しかもその授賞式に出席したことで話題になったんよね。

というわけで、そんな彼女のラジー賞受賞作品を今日はご紹介♪なるほど、この作品、結構“痛い”デキやった.....(苦笑)

ウルトラ I LOVE YOU! / All About Steve   ★★★☆☆   (2009年)

監督:フィル・トレイル

出演:サンドラ・ブロック、ブラッドリー・クーパー、トーマス・ヘイデン・チャーチ、ケン・チョン、DJクオールズ、キース・デヴィッド、ハワード・ヘッセマン、ベス・グラント

地方紙でクロスワードパズル作家をする女は、ある日、親のセッティングでTV局のカメラマンとデートすることに。予想に反して現れたイケメンの彼に一目ぼれした彼女は、自分の思いこみで彼を追いかけ、突っ走るのだが.....ってな、かなり“痛い”部類のラブ・コメディ??

博識で頭は悪くないものの、ちょっと風変わりな主人公を、サンドラ嬢がぶっ飛びで演じるってんで、なるほど、これはラジー賞もんやわさ!?(笑)

もちろんのことながら、ウケ狙いで悪ノリしてるわけやけど、これがまた寒すぎて笑えへんし、どーしようもないんよね。あまりのベタさ加減に、オイオイってツッコミ入れるのも面倒くさくなってまうほどやった(苦笑)

人生をパズルになぞらえて、諦めたら解けないっていうのは、悪くないセリフやと思うんやけど、残念ながら、それが活きるような展開やないんよね。

まぁ、割り切ってまえば、こんなのもアリなんかなぁって思うんやけど、よっぽどヒマなら時間潰しくらいには.....なる??

それにしても、作品自体がラジー賞なら、この邦題を付けた奴は、もっとセンスなしやよなぁ....まぁ、それで目くじら立てるほどの作品ではなかったのが幸いか?!(苦笑)

2010年10月26日 (火)

『インシテミル 7日間のデス・ゲーム』

今日は、公開中の邦画をひとつ、ご紹介♪

監督の中田くんは、ハリウッドでも監督した日本人ってことで、どういうわけか、すっかり肩書きに箔が付いてもうたみたいで、『ハリウッド監督学入門』なる作品まで作ってるらしいんやけど、実際どんなもんなんかなぁ.....ってね?!

“サスペンスの女王”片平くんも出演とあって、そんな“ハリウッド監督”の腕前を、とくと拝見ということで、作品の感想は.....。

インシテミル 7日間のデス・ゲーム   ★★★☆☆   (2010年)

監督:中田秀夫

出演:藤原竜也、綾瀬はるか、石原さとみ、阿部 力、武田真治、平山あや、石井正則、大野拓朗、片平なぎさ、北大路欣也

時給11万2千円、そんな高額バイト料に目がくらみ、ある謎の機構が募集した心理実験に参加する10人の男女、やがて最初の死体が発見され、次第に参加者たちは疑心暗鬼に陥っていくのだが....ってなサスペンスもの?!

それぞれにワケありで集まった人々、ただ7日間の施設での滞在で大金を手にするはずが、徐々に暴走していくってね。

う~ん、なんやろなぁ....良くもなければ、悪くもなく.....それなりに?!(苦笑)まぁ、原作を知らなくても、大まかな展開は読めてまう話だけに、そこをどうやって盛り上げていくかってことなんやけど、結論から言うと、なんか中途半端なんよねぇ。

登場人物キャラも中途半端なら、話のもっていきかたもなんか微妙で、結局、シチュエーションを活かしきれずに終わってもうたってな感じかなぁ?!

出てる役者もイマイチやったし.....まぁ、綾瀬くんを除く(個人的趣向により....)やけど?!(笑)

ファンが大勢いるのは分かるんやけど、藤原くんの演技って、どの作品みても変わり映えせんのよなぁ。多分、『カイジ 人生逆転ゲーム』と続けて観たら、その意味が分かると思うんやけどね。

そのくせ、彼自身はきっと自分が演技派やっていう自覚が強いと思われ、そこらへんがどこぞの“勘違い歌舞伎役者”の獅童くんとかぶってて、傍から見てて痛いんよなぁ(苦笑)

まぁ、そこらへんからして、ちょっと個人的には乗りきれん作品やったね。というわけで、それなり楽しめるけど、あまり期待せんほうが.....かな?!(苦笑)

2010年10月25日 (月)

『ダレン・シャン』

同じようなファンタジーものの作品を、今日はもうひとつご紹介♪

この原作って、結構、人気があるんやってね。まぁ、当然ながら見たこともなく、内容もまったく知らずやったんやけど、期待せずに観てたら、それなりに楽しんでもうたかな(笑)

すっかりハリウッドでも地位を築きつつある渡辺 謙も、比較的メインに近い役柄で登場してるしね!まぁ、ちょっと微妙な“かぶりもの”なんやけど......(苦笑)

ダレン・シャン / Cirque Du Freak: The Vampire's Assistant   ★★★☆☆   (2009年)

監督:ポール・ワイツ

出演:クリス・マッソグリア、ジョン・C・ライリー、ジョシュ・ハッチャーソン、ジェシカ・カールソン、渡辺 謙、レイ・スティーヴンソン、パトリック・フュジット、ウィレム・デフォー、サルマ・ハエック

成績優秀な優等生の高校生の少年は、ある日、親友と一緒に街にやって来た見世物小屋に行くことに。そこで盗んだ毒クモに刺された親友を救うため、ハーフ・バンパイアとなってバンパイアの助手となることを決意したのだが.....ってな、ベストセラーとなっている吸血鬼ものの映画化やそうで!?

普通の高校生が吸血鬼になり、怪しげな世界に足を踏み入れ、個性的な“フリークス(化け物)”たちとめぐり会い、そして敵と対決し、成長していく....そんな話は、シンプルで分かりやすいものやったね。

ファンタジーの要素が強いせいか、特に吸血鬼になることに対する主人公の心の葛藤や、苦しみのようなものが描かれてなく、少し物足りなさは感じるんやけど、まぁ、単純に楽しめる娯楽としては、アリなんかな?!

主人公の爽やかさもさることながら、いつも脇役のライリーくんが、準主役でアクションまでこなして奮闘してるところが、ちょっと嬉しかったね(笑)謙さんも、重要な役どころで頑張ってたし♪

まぁ、夢中になるほどのものはないんやけど、それでも、続編ができれば観てもエエかなぁって思わせる程度の内容ではあったかな?!

『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』

今年のはじめに劇場で公開され、少し話題になってた(?)作品を、今日はご紹介♪

神と人間の間に生まれた“デミゴッド”の活躍を描いた話の基ネタは、アメリカでは人気の子供向けの小説らしい。

そんなファンタジーとアドベンチャーであふれた作品の出来映えは.......?!

パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々 / Percy Jackson & The Olympians: The Lightning Thief   ★★★☆☆   (2010年)

監督:クリス・コロンバス

出演:ローガン・ラーマン、アレクサンドラ・ダダリオ、ブランドン・T・ジャクソン、ピアース・ブロスナン、ユマ・サーマン、キャサリン・キーナー、ショーン・ビーン、ケヴィン・マクキッド、ジェイク・アベル、スティーヴ・クーガン、ロザリオ・ドーソン

勉強が苦手の普通の高校生の男の子が、ある日、自分が神と人間の間に生まれた子で、父親が“海の神”ポセイドンだと知る。大事な“稲妻”を盗まれた万能の神ゼウスに、盗人と間違われた青年は、冥界にさらわれた母を救い、誤解を解くために冒険の旅に出るのだが....ってな、ファンタジー・アドベンチャー?!

秘めた能力を覚醒し、仲間と一緒に敵と戦う......ん、どこかで耳にしたことがあるような話の展開......って、それもそのはず、この作品の監督さんは、あの『ハリー・ポッター』のシリーズの最初の2作を監督したコロンバスくんやもんね!

というわけで、なんや、モロに作品の雰囲気がかぶってるんよなぁ(苦笑)こちらも原作は人気があるらしく、多分、同じ路線で続編も狙ってるんやろなぁ....と思いつつ、まぁ、比べるのもなんやけど、後発組みは、目新しさがないだけに、ちょとキツイかもね。

不幸な生い立ちと言う意味では、ポッター坊や同じように背負うものはあるんやけど、パーシーくんの方には、あまり感情の深み、ダークさがないところが、物足りんのかなぁ?!

脇役で出てくるブロスナンも、あそこまで被り物やらされた割に、本筋ではそれほど目立った活躍もなく、ちょっと“かぶり損”な気がするしねぇ.....(苦笑)

若手俳優をメインにして、盛り上げようと必死なんやけど、まぁ、ちょっと子供だましの冒険劇ってとこかなぁ。だいたい、剣さばきが....とってもアマチュアなんよね。それに合わせて、作品としても“青すぎ”たかな?!

2010年10月24日 (日)

『男たちの大和/YAMATO』

いやぁ、別にダメ押しするつもりはないんやけど、ついでなんで、佐藤監督の“平成の駄作”をもうひとつ、オマケでご紹介♪

この作品、出演者はなかなか豪華やし、何といっても戦艦大和を原寸大で再現したってことで話題になったくらいで、その費用が6億もかかったんやってね!?

投下した資金に見合うだけの作品ができれば、誰も文句は言わんのやろうけど......これではねぇ.....?!(苦笑)

男たちの大和/YAMATO   ★★☆☆☆   (2005年)

監督:佐藤純彌

出演:反町隆史、中村獅童、鈴木京香、松山ケンイチ、渡辺 大、高知東生、蒼井 優、高畑淳子、池松壮亮、勝野 洋、余貴美子、仲代達矢、寺島しのぶ、奥田瑛二、渡 哲也

鹿児島の漁港で漁師をする男のもとに、ひとりの女性が訪ねてきて、戦艦「大和」が沈没した場所に案内して欲しいと頼まれた。彼女が、かつての乗組員の娘だと知り、ボートを現場に走らせるのだが.....ってな、大戦の最中に散った戦艦「大和」の乗組員の生き様を描いたドラマ?!

あぁ...アカン?!(苦笑)ほんまにこれ、ヒドいデキやねぇ.....すべてが痛すぎる。

中途半端に挟まれたエピソードに、お涙頂戴のいかにもな押し付けがましいドラマ、挙句の果てに、真っ赤な鮮血が飛び散れば、それで戦闘の激しさがリアルに伝わると勘違いしてるアホらしさ......ホンマに観てて悲しくなってもうたよ(苦笑)

リアルに「大和」を再現した気合いは分かるんやけど、セットだけで傑作ができるわけはなく、問題は、こんな小芝居で戦争の何を伝えたかったんやろってことやんね。

いつもながらではあるんやけど、獅童くんのどうしようもない暑苦しい演技をはじめ、それにつられたか、若手のみなさんの無駄に力みまくった演技は、ホンマ目も当てられへん。

もう少し仲代さんの演技を見習ってれば、マシな作品に仕上がったんかもねぇ.....?!(笑)

『桜田門外ノ変』

今年は、なぜか時代劇の大作映画が目白押しらしく、巷では、どういうわけか元日本代表の監督やった“頑固なメガネくん”をイメージキャラにして、“侍モノ”としてキャンペーンを張ってたりして、盛り上げようと頑張ってるらしい。

そんな“侍モノ”の中から、公開が開始された作品を、今日はご紹介♪

この作品の監督さんの前作もひどかったんで、正直、どうかとは思ったんやけどねぇ.....(苦笑)まぁ、失礼かとは思いつつ、昭和の監督であって、もうそろそろエエんと違うかなぁって気はするんやけど.....?!

桜田門外ノ変   ★★☆☆☆   (2010年)

監督:佐藤純彌

出演:大沢たかお、長谷川京子、柄本 明、生瀬勝久、渡辺裕之、中村ゆり、渡部豪太、須賀健太、本田博太郎、温水洋一、田中要次、西村雅彦、伊武雅刀、北大路欣也、榎木孝明、坂東巳之助、加藤清史郎

ペリーの黒船が来航し、開国か攘夷かで揺れるなか、幕府において権力を掌握していた大老 井伊直弼を暗殺した水戸藩の浪士たち、事件を首謀したひとりの男を通して、その前後を描く時代ドラマ?!

いやぁ~、まいってもうたよ....(苦笑)まぁ、観る前から、なんとなく嫌な予感はしてたんやけど.....悪い予感が見事に的中してもうたね。もう、何と言うか、時代劇の駄作はこうして作られるっていうのの手本やわ、これ!?

役者の顔ぶれを見たら、まぁ、エライ豪華なんやけど、それが何でこないなってまうんやろねぇ.....?!言わずもがなで、ベテラン陣は、迫力のある見事な演技なんやけど、それ以外がエキストラも含めて、どないなんやろなぁ.....まさに学芸会のレベルやった(苦笑)

そんでもって、一生懸命工夫して構成を考えたんやろうけど、時間を行ったり、来たりしても、まったく話に活きてこず、逆に展開が流れていかへんもんやから、イライラしてもうてね。

挙句の果てに、意味不明なストップモーションにナレーションをかぶして、安っぽい演出のオンパレードときたもんよ。

ひとつの時代の分岐点になった事件やし、歴史に残る出来事をテーマにしながら、これはないんと違うかなぁって思ってもうた。

まぁ、実際の桜田門外での出来事がどうやったんかは分からんけど、でも、あんな茶番やなかったことだけは、間違いないんと違うかな?!これはかなりの時間のムダやった.....(失笑)

2010年10月23日 (土)

『エクスペンダブルズ』

2年前にランボーの新作が公開されたときは、「まだやるかぁ....」なんて言いながら、楽しませてもらったんやけど、そんなスタローンくんが、今度は友だちを集めて“ひと仕事”....なんてことになれば、やっぱり素通りするわけにはいかんやんね!(笑)

というわけで、未だにアクション・スターで頑張る彼の新作を、今日はご紹介♪

エクスペンダブルズ / The Expendables   ★★★☆☆   (2010年)

監督:シルヴェスター・スタローン

出演:シルヴェスター・スタローン、ジェイソン・ステイサム、ジェット・リー、ミッキー・ローク、ドルフ・ラングレン、エリック・ロバーツ、ランディ・クートゥア、スティーヴ・オースティン、デヴィッド・ザヤス、ジゼル・イティエ、ブルース・ウィリス、アーノルド・シュワルツェネッガー

メキシコ沖の島国を舞台に、軍事独裁を敷く将軍を倒すよう依頼を受けた、凄腕の傭兵軍団、誰も引き受けない困難な任務と、背後の思惑に嫌気がさして、一度は仕事を断ることを決意した彼らだったが....ってな、ひたすらド派手なアクション映画!?

ふふっ.....“ハゲのカリスマ”ジェイソンくんの最新作がスタローンとの競演♪でもって、スタローンはシュワちゃんとブルース・ウィリスとの3ショットって......どっかのCMやないけど、なんて贅沢な!(笑)まぁ、たいして重要なシーンやなかったんやけど、でも、二度と見れない貴重なショットになるかもと思うと、“ありがたやぁ~”ってね。

そんな作品の内容はというと、オマケのドルフ・ラングレンくんも一応足して、アクション・スターを一同に集めて大騒ぎってなわけで、ワキの汗の臭いが漂ってきそうなぐらい、男臭いアクションもの!?まぁ、他に何ができるんでっかって言いたくなるくらい、分かりきったことではあるんやけどね(笑)

弱きを助け、強きを叩く、まぁ、65歳のスタローンがまだ戦うかってな外野のつぶやきはほっといて、これはこれでアリなんやと思うんよね。まだまだ頑張る姿に、なんや哀愁と喜びが混じったような気分になってもうて.....ちょびっと感動(笑)

そんなこんなで、単純明解、どストレートな展開に、個人的には楽しませてもらったかな。ミッキー・ロークが渋い演技してたしね!?

しかし、エンド・ロールの途中まで、いやぁ、満足って思ってたんやけど.......突然、“なんやコレ!!”って、頭に血がのぼってもうたよ。

「ガマンがならねぇ~♪」って、それはアンタ、こっちのセリフやろ!?日本版テーマソングって何やねん!洋画に意味もなく日本の歌を合わせる.....これほど違和感のあることはないわけで、それって作品への冒涜以外の何物でもないと思うんよね。アホな配給会社に、楽しい気分をズタズタにされ、もうサイテーな気分になってもうた。まぁ、それでも、ジェイソンくんやスタローンには罪はないってことで、とりあえず作品としては3つで!?

2010年10月22日 (金)

『スイートリトルライズ』

今日は、邦画をひとつ、ご紹介♪

原作は直木賞作家の江國香織で.....って言ってみたところで、作品を読んだことがないんで、何とも言えんのやけど.....(苦笑)

主演のふたり、特に大森くんの演技に期待してレンタルしてみたんやけど......それ以上に、池脇くん、どないした?!貫地谷くんの“おばさん化”に匹敵するくらい、なんや心配になってきてもたうたよ.....。何のことか気になった人は、作品を観て.....ね!(苦笑)

スイートリトルライズ   ★★★☆☆   (2010年)

監督:矢崎仁司

出演:中谷美紀、大森南朋、池脇千鶴、小林十市、大島優子、安藤サクラ、黒川芽以、風見章子

IT企業に勤める夫とテディ・ベア作家の妻、結婚3年のふたりは、傍から見ると幸せそうな夫婦だったのだが.....ってな、夫婦の関係を描いたお話?!

ひとつ屋根の下に暮らし、毎日同じベッドで目覚めるふたり、しかし互いの間には、いつしか埋まらない溝が....そんな時に出会う相手、それぞれの秘密、そんな夫婦の微妙な距離感を描いてるんやろね?!

原作は知らないんで、どこまで本のイメージなのかは分からんけど、噛みあわないけど離れない、そんな夫婦を演じる主演のふたりは、無関心を装うさりげない演技とか、“ぎこちなさ”を上手く表してたんと違うかな。

そんな主演のふたりと絡む不倫相手なんやけど、バレエダンサーくんがねぇ....(苦笑)まぁ、彼の役自体がその素性を語られないために、なんや恋に落ちる説得力が感じられへんのよなぁ。

まぁ、結局のところ、結婚生活の経験のない者には、イマイチ話の肝が理解できてへんのかもしれんね?!(苦笑)

終始、淡々と展開する話で“まったり感”が強いながらも、主演のふたりの演技は、観る側を惹きつけるだけのものがあったと思う。後は、話の内容に入り込めるかどうか.....ってとこかなぁ?!

2010年10月21日 (木)

『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』

アメリカのコメディ映画って、“笑いのツボ”が違うのか、なんか笑われへんのよね。未だにアダム・サンドラーやウィル・フェレルが大人気コメディ俳優やって言われても、彼らのどこがオモロイのか、サッパリ理解できんのよなぁ(笑)

そんな中、コメディ系の作品を得意とする監督さんで、唯一好きなのが、今日の作品の監督をしてるウェス・アンダーソンってひとなんよね!?

彼の作品の特徴はというと、腹を抱えて笑うという類の笑いのセンスやなくて、どこかヒネクレてて、ちょっとシュールやったり、ブラックやったりと、何と言うか、笑いの質で言うとニヤリとさせられる、そういうタイプなんやなぁ。

というわけで、そんな監督さんの代表作をひとつ、お気に入り作品としてご紹介♪

ザ・ロイヤル・テネンバウムズ / The Royal Tenenbaums   ★★★★   (2001年)

監督:ウェス・アンダーソン

出演:ジーン・ハックマン、アンジェリカ・ヒューストン、ベン・スティラー、グウィネス・パルトロウ、ルーク・ウィルソン、オーウェン・ウィルソン、ダニー・グローヴァー、ビル・マーレイ、シーモア・カッセル、クマール・パラーナ

長男は実業家、長女は劇作家、そして次男はテニス・プレイヤー、それぞれが若くして才能を発揮し、かつて天才一家と言われたテネンバウムズ家だったが、自由奔放で気ままな父親のせいで、夫婦関係はうまくいかず、家族も崩壊してしまった。ひとりホテル暮らしをする父は、離れて暮らす妻に再婚相手が現れたことを知り、ある計画を思いつき、二十数年ぶりに家族が集まることになるのだが......ってな、とってもオフ・ビートなコメディ映画?!

妻の心を取り戻し、子供たちとの失われた時間を取り返そうと必死の父と、成長して大人になった彼の子供たちの抱えるそれぞれの悩み、複雑に想いが交錯するんやねぇ。

この作品、なんといっても全体の雰囲気が絶妙なんよ。家族ドラマといいながら、少し意表をつく設定に、どこかズレた登場人物たちが、それぞれに絡み合いながら、いい具合に歯車の狂った話が展開していくんよなぁ。

そんな話の中心になる父親を演じるジーン・ハックマンの存在感と、普段とは違って、真面目な演技をしつつも、なぜかジャージのスティラーくん、優等生イメージが強いグウィネス嬢の少しスレた演技、そこに脚本でも加わるウィルソン兄弟、それぞれが個性を主張しつつも、いい演技をしてる!

細かいところでは、場面の背景の小道具から、いろいろとこだわりを感じさせる映像や、センスのいい音楽の使い方、ひとつの作品として、すべてが見事なまでにまとまってるんよなぁ。

コメディというには、ちょっと小難しくて独特すぎるんかもしれんけど、そこに味わいのあるユーモアが感じられるんよね。この世界、足を踏み入れると......はまる....かも?!(笑)

2010年10月20日 (水)

『プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂』

今日は、ディズニーと大物プロデューサーのジェリー・ブラッカイマーが贈る娯楽作品をご紹介♪

このコンビといえば、言わずと知れた『パイレース・オブ・カリビアン』のコンビやんね。作品の評価としては、いろいろと意見もあると思うけど、まぁ、観客を楽しませるのは上手いということは、言えるんと違うかな?!

というわけで、そんなアドベンチャー大作の感想は....?!

プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂 / Prince Of Persia: The Sands Of Time   ★★★☆☆   (2010年)

監督:マイク・ニューウェル

出演:ジェイク・ギレンホール、ジェマ・アータートン、ベン・キングスレー、アルフレッド・モリナ、スティーヴ・トゥーサント、トビー・ケベル、リチャード・コイル、リース・リッチー、ロナルド・ピックアップ

貧しい家に生まれながら、子供の頃にペルシャ王に気に入られ、王家の一員として育てられた男は、帝国への裏切りの証拠を掴み、兄たちと聖なる都市アラムートに侵攻する。その戦いで、彼は時間を戻す力を持つ、不思議な短剣を手にするのだが.....ってな、アクション・アドベンチャー?!

いやぁ、何に驚いたかって、主役のジェイクくんのアクション俳優ぶりよなぁ!これまでのイメージは、2.5枚目の少し“抜けた”感じの性格俳優やったんやけど、ここまでクールにアクションをこなすとは.....ビックリやった!?

そんな見事なアクションの連続に、王子と王女の小競り合いがあったりしながら、意外なほどオモロイ流れで展開していくんよね。まぁ、それほどの意外性はないんやけど.....?!

それでも、まったく期待してなかったせいか、思いの外、のめり込める、そんな娯楽大作やったかな!?

2010年10月19日 (火)

『乱暴と待機』

今日は公開中の邦画をひとつ、ご紹介♪

しかし、まぁ、山田孝之って映画に出ずっぱりやねぇ。年間に出演作が4~5本のペースやもんなぁ。それに、爽やかなイケメン路線でいくのかと思いきや、最近は、必ずといっていいほど無精ひげの汚れ役、なんや不思議な役者やね。まぁ、確かに興味深い役者になってきたのかも?!

というわけで、そんな彼も出演してるこの作品、なるほど、今回もかなりクセがあるようで.....(苦笑)

ちなみに、この話のオリジナルを書いてるひとって、『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』と同じなんやってね。確かに、どちらも個性的ってかぁ.....?!

乱暴と待機   ★★★☆☆   (2010年)

監督:冨永昌敬

出演:浅野忠信、美波、山田孝之、小池栄子

平屋の市営住宅に越してきたひと組の若夫婦、身重の妻はバーを経営し、夫は無職。そんな彼らの新居のご近所さんに、妻の高校時代の知り合いと、血のつながりはないものの、彼女が兄と呼ぶ男が一緒に住んでいたのだが.....てな、かなり風変わりな人間模様を描いたお話?!

登場人物は、ほぼこの4人だけ、それぞれの間には密かな愛情や激しい憎悪、屈折した想いなんかが微妙なバランスで成立してて、そんな様子を描いてるんよね。

もともとが舞台の脚本らしく、確かにキャラの設定の仕方なんかが、どことなく劇画調で、極端なんよなぁ。そんな微妙なキャラたちが、どことなくシュールな世界を作ってくってとこが“売り”なんかな?!

う~ん、この作品、何と言うか......傑作かと聞かれると首を傾げてまうし、駄作かと言われると、4人それぞれに役にはまってたみたいで、それなりに“面白味”もあったりして.....まぁ、一言で言うと....“個性的”な作品ってことなんやろねぇ(苦笑)

どこかズレた、シュールな雰囲気が、何となく気になり、後を引く、そんな印象を残すんかも。誰にでもおススメするような作品でもないんで、とっても奇妙な4人芝居に、もし興味があれば......試してみる??(笑)

2010年10月18日 (月)

『笑いながら泣きやがれ』

今日は劇場未公開の作品のなかから、イギリスの映画をご紹介♪

この作品、まだキャリアの浅い監督さんの作品らしいんやけど、イギリスでは少し注目されてるらしく、そんな評判もちょっと納得の、なかなかのデキ栄えやったかな。

笑いながら泣きやがれ / Crying With Laughter   ★★★☆☆   (2009年)

監督:ジャスティン・モロニコフ

出演:スティーヴン・マッコール、マルコム・シールズ、アンドリュー・ニール、ジョー・ハートレー、トム・ジュード、ローラ・キーナン

地元ではちょっと有名なスタンドアップ・コメディアンの男は、ある日、若い頃に同じ学校に通っていたという男に声をかけられる。アパートの大家ともめた彼は、住むところを失い、そんな男に助けを求めるのだが.....ってな、イギリスのサスペンス・ドラマ?!

まったく予備知識なしで観てたら、なかなかのめり込んでもうたね。笑いのステージに命をかける、そんな人情ドラマかと思ったら、これが意表をつくサスペンスやったんよ。

そんなにアッと驚くような展開ではないんやけど、巧みなカメラ・アングルで役者の表情を捉えながら、秘めた感情を映し、観る側をぐいぐいと引き込んでいくあたりが、なかなか上手いんよなぁ。

特にオープニングの海に向かって独りつぶやく、そんなシーンに、ぐいっと入りこんでもうて....というか、海に向かってグチるのって、たまに自分でもやるもんで.....(苦笑)

忘れられない過去、知らなかった真実、罪の意識と赦しの物語なんかな?!そんでもって、すべてを笑いに変えるってとこか。

地味な作品ではあるんやけど、なかなかの味わいやったね。この監督さんの今後に、ちょっと注目かも?!

2010年10月17日 (日)

『おにいちゃんのハナビ』

今日は、公開中の邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、劇場で観るつもりはなかったんやけど、何や、やたらと評判がよくて、それならばってんで、我慢できずに足を運んだってなわけなんよね。

出演者のひとり、谷村美月くんは、先日紹介した三池くんの『神様のパズル』では、少々、無理してる感の出た演技やったけど、『十三人の刺客』では、本人とは気づかないほど(?)さりげなく頑張ってたし、今回と同じコーラくんと競演した『ボックス!』でも、ひとり気を吐いてた印象で、この年代の女優さんの中では、演技は上手い方やし、好感がもてると思うんよね。

そんなこんなで、密かに(?)話題の作品の感想は....?!

おにいちゃんのハナビ   ★★★☆☆   (2010年)

監督:国本雅広

出演:高良健吾、谷村美月、大杉 蓮、宮崎美子、早織、尾上寛之、岡本 玲、佐藤隆太、佐々木蔵之介、塩見三省

白血病で入院していた妹が半年ぶりに退院して家に戻ってみると、高校を卒業した兄が引きこもりになっていた。そんな兄を心配した妹は、何とか部屋から引きずり出そうとするのだが....ってな、花火で有名な新潟県の方貝町を舞台にした、実話を基にした家族ドラマ?!

人付き合いが苦手で、無気力に日々を過ごす兄、病気になっても明るく前向きな妹、そんな兄妹の関係を軸に、バラバラになりかけた家族の絆の再生を描いてるんやねぇ。

病気のせいとはいえ、家族の状況に少なからず責任を感じてる妹の健気な頑張りや、それにより徐々に心を開いてく兄、そして花火が、家族をひとつにする.....エエ話やないですか!(笑)

まぁ、なんと言っても、病気の妹を演じる谷村くんの頑張りが光るわなぁ。無邪気な明るさの中に、兄のことを想う妹の優しい気持ちが出とったね。兄役のコーラくんも、彼の不器用さが役柄にマッチしとったかな?!

TV出身の監督さんだけに、少し展開に強引さがあるのと、中途半端に笑いを取りに行って、ガチャガチャしてる部分が残念ではあるんやけど、盛り上げるところはしっかりと押さえ、うまく話をまとめてたね。おかげで、まぁ、涙腺は適度に刺激され.....ね!?(苦笑)

この作品、病気を売りにした、安易な感動に走ることなく、家族の絆、人のもつ優しさ、心の温かみが表現されてるところに、素直に感動できる要素があるんやろなぁ。

というわけで、評価としては、なかなかやったね!こんな気持ちのこもった花火なら、是非、見にいってみたいもんやなぁ。歓びを分かち合い、悲しみをともに癒す、そんなものを俺も必要としてるのかも.......なんて?!(笑)

2010年10月16日 (土)

『ナイト&デイ』

この秋の映画で注目といえば、やっぱりトム・クルーズとキャメロン・ディアスが共演してるってことで話題のこの作品なんやろなぁ。最初の週末やった先週の映画館は、えらい盛況やったよ。

まぁ、個人的には、そんな豪華な共演がどうのというよりも、『3時10分、決断のとき』の監督さんの最新作ってことで、ちょっと注目してたんやけどね。

というわけで、そんな作品の感想は.....?!

ナイト&デイ / Knight And Day   ★★★☆☆   (2010年)

監督:ジェームズ・マンゴールド

出演:トム・クルーズ、キャメロン・ディアス、ピーター・サースガード、ヴィオラ・デイヴィス、ポール・ダノ、ジョルディ・モリャ、マギー・グレイス、フォーク・ヘンチェル

空港でたまたま出会ったひとりの男、爽やかな笑顔が素敵な彼に、すっかり心を奪われてしまうが、そんな彼には“ある物”を巡って、執拗に後を追いかける人々が.....ってな、アクションにサスペンスに......ラブ・コメディ?!

アメリカで大コケしたって聞いて、ちょっと心配やったんやけど.......これ、トムとキャメロン、ふたりの掛け合いを楽しむ作品と割り切って、他のことをすべて“うっちゃって”観ると、意外なほど楽しめるんよね!?(笑)

なぜか巻き込まれる気の毒な女と、どんな危機も乗り越える、ちょっと“アブない”腕利きのエージェント、アクションも笑いも程よい加減で“ヤリ過ぎ”なところが、いい具合に突き抜けてて、結構ツボにはまってもうたよ。

まぁ、ド派手なアクションの連続も、考えたら主演のふたりは『ミッション・インポシブル』に『チャーリーズ・エンジェル』やもんね!(笑)そのイメージを足した感じなんかなぁ?!

そんなこんなで、当然のことながら、とことん都合よく展開する流れに、いちいちツッコミを入れてたらボロボロになってまうんで、些細(?)なことは考えず、大雑把に“勢い”を楽しめばエエんと違うかな?!

秋のデートムービーとしては、十分やと思うけどね!ひとりで観てるオヤジが言うのも何やけど.....(苦笑)

2010年10月15日 (金)

『代行のススメ』

今日は、ちょっと小粒な邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品を手にした理由は、山田辰夫って俳優さんの遺作やったからなんよね。彼、昔はチンピラヤクザの役のイメージしか個人的にはなかったんやけど、年齢を重ね、キャリアを積むごとに、脇でキラリと光る演技をするようになって、最近はエエ役者になったなぁって思ってたんよなぁ。

特に、アカデミー賞を受賞した『おくりびと』での演技は、まさに秀逸やった。いつも、どこかぶっきら棒で、それでいて優しさを感じさせるところが、なんや好きやったんよね。

まだまだ活躍して欲しかったんやけど、病気で亡くなってもうて、ホント惜しいよなぁ。

というわけで、そんな彼の演技を忘れたらアカンってことで、作品の感想は....?!

代行のススメ   ★★★☆☆   (2009年)

監督:山口 智

出演:藤真美穂、山田辰夫、円城寺あや、矢柴俊博、佐藤貴広、高橋かすみ、志賀廣太郎、山中 崇

仕事は代用教員、夫は元カノとヨリを戻し、そのために離婚、両親の仕事は運転代行などの代行ビジネス、気づいたらいつも誰かの代わり、自分の人生にウンザリの主人公だったが、今度は母親が病気で入院し、母の代わりに.....ってな人間ドラマ?!

他の誰でもない自分、そんなアイデンティティーを求めて葛藤する、ひとりの女性の姿を描くってなとこかな?!

主演の藤真くんて、初めて知った女優さんなんやけど、さり気ない演技がなかなかやったね。その脇では、今回もちょっとぶっきら棒な父親を演じる山田くんがいて、その他も地味ながら、役者の演技は悪くなかったかな。

ただ、これだけ少ない登場人物でやってると、ひとりでもヘタなのがいると、目立ってまうんよね.....若者、約1名....アカンやろう....(苦笑)

内容的には、時間が短い割には少し散漫なところがあって、インパクトに欠ける感じやったかな。それでも、タイトルとは裏腹に、代わりでは埋められない、そんな人間関係が描かれてて、それなりの味わいはあるんかも?!

2010年10月14日 (木)

『ルディ』

いやぁ~、何度観ても泣ける作品ってあるやんね!話の展開も、結末も分かっていながら、どういうわけか毎回心を揺さぶり、そんでもってお決りのように涙腺を刺激する.....今日はそんなお気に入りの作品をひとつ、ご紹介♪

この話、実話に基づいていて、それゆえに説得力があるんよなぁ。秋の夜長を感動で彩ってみるってのも.....なかなかオツなものかもしれんよね!?(笑)

ルディ / Rudy   ★★★★★   (1993年)

監督:デヴィッド・アンスポー

出演:ショーン・アスティン、ジョン・ファヴロー、ネッド・ビーティー、グレタ・リンド、クリストファー・リード、チャールズ・S・ダットン、ロバート・ブロスキー、ヴィンス・ヴォーン、ジョン・ビーズリー

子供の頃からアメフトが大好きで、有名校であるノートルダム大学のチームでプレーすることを夢みてきた少年は、やがて高校を卒業したものの、大学に入るだけの学力がなく、仕方なく街の工場で働くことに。そんなある日、職場の同僚だった親友が、工場で起こった事故で死に、彼は亡くなった友に夢を追い続けることを誓うのだが......ってな、夢を追い続けたひとりの青年の感動物語?!

勉強はできない、体は小さく、運動神経も人並み、夢を口にすれば、みんなから笑われる、そんな男が、様々な困難に立ち向かいながら、挫折を乗り越え、一歩一歩前に進む、そんな姿に熱くなってまうんやねぇ!?

愚直にも、不可能と思われることですら、ただ情熱を胸に、突き進み、そして夢を叶える。年齢を重ねるごとに、諦めることを憶えて、何もできなくなる、そんな自分自身が恥ずかしくなるほど、純粋な気持ちが描かれてるんよなぁ。

ひた向きに頑張る彼を、周りのひとは手助けし、逆にその姿に勇気をもらい、一緒に夢を描くんかもね。ひとつひとつのエピソードが、なんやグッと胸にくるってか。

あまりにも良くできた話に、ホンマかいなって思うんやけど、それはきっと夢を信じ、諦めなかった彼だからこそ手にすることができた奇跡なんやなぁ!

過度に感動をあおることなく、話そのものが持つ輝きをうまく引き出した演出も、嫌味がなくてエエんよね。

夢を持つことは人生を楽しくする、そんでもって、ただ夢みるだけやなくて、それを信じて前進していくことが大事、そんなメッセージがこもった素敵なドラマを、是非ご堪能あれ♪

あきらめないで~、あなたの夢を~♪♪(笑)

2010年10月13日 (水)

『ミックマック』

今日は公開中の作品からフランス映画をひとつ、ご紹介♪

この作品の監督さんは、先日“お気に入り”として紹介した『アメリ』のジャン=ピエール・ジュネなんよね。フランス映画っていうと、どうも分かりづらくて、敷居の高さを感じるかもしれんけど、この監督さんの作品は、玉手箱を開くようなもので、ワクワクさせてくれるのが多いかな。

というわけで、今回もお楽しみの始まり~ってね!(笑)

ちなみに、ミックマックってどこぞのハンバーガー屋の新製品かと思ったら、フランス語で“たくらみ”“陰謀”って意味なんやってね。えっ、誰もそんな勘違いはせんってか?!こりゃ失敬(苦笑)

ミックマック / Micmacs A Tire-Larigot   ★★★★   (2009年)

監督:ジャン=ピエール・ジュネ

出演:ダニー・ブーン、アンドレ・デュソリエ、オマール・シー、ドミニク・ピノン、ジュリー・フェリエ、ニコラ・マリエ、ヨランド・モロー、ジャン=ピエール・マリエール、ミシェル・クレマデ、マリー=ジュリー・ボー

幼い頃に父親を地雷で亡くし、大人になった主人公は、ある日、銃撃戦に巻き込まれて脳に銃弾が残ってしまう。一命は取り留めたものの、家を失い、仕事を失い、路上生活に。そんな彼を救ったのは、廃品回収をしながら共同生活をする“仲間”だった。

やがて不幸の原因となった二つの兵器会社に復讐することになった彼は、仲間とともに、ある計画を立てるのだが.....ってな、ファンタジックな痛快フレンチ・コメディ?!

強欲な“社会の悪”に対して、貧乏なホームレスたちが勇気とアイデアで勝負を挑む.....なんや、ワクワクするやんね!(笑)ちょっと風変わりな“仲間”たちが、力を合わせて大活躍、そりゃ応援してまうってか♪

そんな小気味のいい、陽気な話を、細かい小道具までこだわった、ジュネ監督の独特の映像で表現し、視覚的にもとっても楽しめるんよなぁ。

そんでもって、音楽のセンスのよさが、今回も光ってる!軽快なタンゴの調べにのって、物語も華麗にステップを踏んで踊るってね♪

観終わって、爽快な、心躍る気分にさせてくれる、なんとも素敵な作品やったなぁ。お見事!?

2010年10月12日 (火)

『神様のパズル』

いやぁ、『十三人の刺客』って世間の関心が高かったんやねぇ。おかげさまで、こんなブログのアクセス数もかなり多く、普段は細々とやってるだけに、ちょっとビックリしてもうたよ(笑)

でもって、そんな作品の感想を書くときに、三池くんの過去作品を調べてたら、まだ観てないのがあったんで、“ものは試し”ということで、ちょっと手にとってみたってわけ。

とりあえず、あの“13番目のひと”は出てないみたいやし、と確認しつつ、でも、この主演の彼、空回りなところが、イメージ被るかも....などと、一瞬ひるんだんやけど、とりあえずってことでね?!

さて、その感想は......(苦笑)

神様のパズル   ★★☆☆☆   (2008年)

監督:三池崇史

出演:市原隼人、谷村美月、石田ゆり子、松本莉緒、田中幸太朗、笹野高史、若村麻由美、遠藤憲一、六平直政、塩見三省、國村 隼、李麗仙

女と一緒に海外旅行に出かけた双子の弟のために、代返をしに大学の講義に出かけたミュージシャン志望の兄は、ゼミの教授からゼミに所属するひとりの女子学生を学校に来させるよう頼まれたのだが.....ってな、“宇宙のつくり方”をテーマにした.....教育的......サスペンス調の.....恋愛ドラマ??

いやぁ~、なんと言うか......三池くん“らしい”作品やねぇ(苦笑)

文系の身としては、物理の知識はまったくなく、難しい内容やなぁって思いつつ、そこがかえって新鮮やったりして、主演のふたりの棒読みのセリフに戸惑いながらも、話の内容としては意外とオモロイかもって、途中までは思ってたんやけどなぁ.....?!

天才の苦悩と凡人の苦しみ、アナログな暮らしと現代社会、いろいろとドラマを盛り込んで作られてるんやけど、それをメインのテーマにすることはなく、話は別の方向にってところが、この監督らしいと言えば.....ね?!

原作の小説がどうなんかは知らんけど、最後に“とっておき”の三池くんお得意の“悪ノリ”で突っ走るとは......痛すぎやでぇ(苦笑)

ロックは地球どころか、宇宙を救う、そんでもって....日本人には、やっぱり寿司やなぁ.....って、もう、失笑もの!なんで、そんな所にステージが....あぁぁ....アホかぁ?!

それにしても、市原くんて、何年も役者やってる割に、いつも一本調子で一向に演技の幅が広がらず、何やっても変わり映えせんよなぁ。それに加えて今回の谷村くんは、どうも役に入り込めなかったようで.....色気だけ強調されてもなぁ(笑)

要するに、三池くんが監督やから、こうなってまうのか、それとも、こんな作品を受けるのは三池くんしかいないのか......宇宙の原理よりも、そっちの方を研究した方がエエかもねぇ....なんて(苦笑)

2010年10月11日 (月)

『FASTER』

実はもう1週間さかのぼると、二輪の世界最高峰のレースであるMoto GPがモテギで開催されてたんよねぇ。

まぁ、日本での人気はF1には及ばないのは分かってるんやけど、ただ、かれこれ20年近くバイクに乗ってる者としては、こっちの方が熱くなったりして....ね!

てなわけで、こちらも是非盛り上げたいという願いを込めて、負けじとドキュメンタリー作品をご紹介♪

今日は、“モータースポーツ祭り”やなぁ....なんて!(笑)

FASTER / Faster   ★★★☆☆   (2003年)

監督:マーク・ニール

出演:ヴァレンティーノ・ロッシ、ケヴィン・シュワンツ、ウェイン・レイニー、ミック・ドゥーハン、ケニー・ロバーツ、(声の出演)ユアン・マクレガー

世界最高峰のバイクレース『Moto GP』、そこでしのぎを削るライダー達の姿を追ったドキュメンタリー。

スピードに魅せられて、アスファルトの上で命を懸けて戦う男達、“より速く”そんな極限の中で繰り広げられるドラマを、レーサーやメカニック、チーム関係者たちが語るってね!?

なんといっても、往年の懐かしの名ライダーがコメントしてるのが、ファンとしては、たまらなく嬉しいんよなぁ。接着剤と塗料でフラフラになりながら、夢中になって“キング”ケニーのバイクのプラモデルを作ってた頃を思い出してもうたよ。いや...別にラリってたわけやなくて....(笑)

かつてのレイニーとシュワンツの因縁のバトル、そして天才ライダーのロッシとビアッジのしのぎを削る勝負、そんな熱く、激しくぶつかり合う男たちの姿が格好良すぎなんよなぁ!(笑)

普段目にすることのない、華やかな舞台の裏側が見れたりして、バイク好きにはたまらん内容やったね。迫力の映像と貴重なインタビュー、あまり文句はないんやけど、ただ、もう少し音楽を効果的に使えれば......?!(苦笑)

『アイルトン・セナ ~音速の彼方へ』

この週末は、ちょうどF1の日本グランプリが開催されてたようで、それに合わせたかのように公開されたドキュメンタリー作品を、今日はご紹介♪

日本でF1が注目され出したのは、おそらく中島 悟が日本人初のF1ドライバーとしてシリーズ参戦した頃からなんやろね。世界最高峰のモータースポーツのバトルに、日本人が果敢に挑む姿に、テレビを通して興奮してたのを覚えてる。

時を同じくして、ブラジル国民の期待を一身に受けて走ってたのがアイルトン・セナなんよね。その天才的なドライビングや、甘いマスク、彼が長くホンダエンジンを搭載したマシンに乗ってたこともあってか、日本でも相当の人気やったんよなぁ。

というわけで、そんな彼のレース人生を描いた作品の感想は.....?!

アイルトン・セナ ~音速の彼方へ / Senna   ★★★☆☆   (2010年)

監督:アシフ・カパディア

出演:アイルトン・セナ、アラン・プロスト、ロン・デニス、ヴィヴィアーニ・セナ、フランク・ウィリアムズ、ジャッキー・スチュワート

F1のワールドチャンピオンに3度輝き、絶対的な速さでサーキットに君臨し、34歳でレースに散った、ひとりのレーシングドライバーの姿を追ったドキュメンタリー?!

ほとばしる才能で人々を魅了し、そのアグレッシブなドライビングで見る者を虜にする、そんなセナのインタビューをまとめ、また、彼に関わった人たちのコメントで彼の姿に迫ってるんよね。

その言葉を聞いてると、純粋にレースを愛し、誰よりも速く走ることに情熱をそそいだ彼の生き様に、胸がぎゅっと締め付けられるんよなぁ。

毎年、鈴鹿で繰り広げられたアラン・プロストとの因縁の対決、そんでもって、その裏側で繰り広げられてた政治的圧力、そんなことがあったんや...ってね!?

貧困にあえいでいた祖国ブラジルの人々の期待を背負い、そして様々な困難を乗り越え、勝利のために疾走する、“音速の貴公子”と言われたセナの生き様は、やっぱりカッコええよなぁ!?

作品としては、貴重な映像の連続で、個人的にはかなり盛り上がったんやけど......肝心のところで......何でお前らが....川井ちゃん、勘弁やわぁ....?!(苦笑)あれって、日本独自の編集なんやろか??それがなければ、もうひとつ!

2010年10月10日 (日)

『君に届け』

今日は、公開中の作品から、高校生の恋と青春を描いたやつを、ご紹介♪

この作品、原作は少女コミックなんやってね。一度アニメ化されて、そちらも好評やったらしい。まぁ、そんな話はまったく知らず、たまたま時間が合ったんで、観てみただけなんやけど.....映画館には若い女の子が多くて、オッサンがひとりで観てると、なんや、少し落ち着かん雰囲気やったなぁ....なんて言いつつ、結構、楽しんでもうたんやけどね?!(笑)

君に届け   ★★★☆☆   (2010年)

監督:熊澤尚人

出演:多部未華子、三浦春馬、蓮佛美沙子、桐谷美玲、夏菜、ARATA、富田靖子、勝村政信、青山ハル、金井勇太

感情表現が苦手で、長い黒髪と上目遣いの表情から“貞子”と呼ばれて気持ち悪がられる女子高生は、必要以上に周囲に気を使い、少しでもみんなの役に立つように日々を送っていた。そんな彼女の存在を気にしていたのは、クラスの人気者の男の子だったのだが......ってな、高校生の淡い恋愛と友情を描いたドラマ?!

原作のコミックは当然ながら知らないわけで、それと比べてどうのこうのとは言えんのやけど、これ、“貞子”キャラを体現する多部くんの勝利やと思うんよね。

一生懸命やのに、誰にも理解されずに、むしろ疎まれる、なんやツボにはまりまくってもうたよ!(笑)

かなり極端なキャラなはずが、さりげない表情や仕草から、それを違和感なく納得させるあたり、なかなか演技として光るものがあったかな。

そんでもって、キャラが生きると話も盛り上がるってんで、恥ずかしながら、こんな話で号泣してまいました。特に、“友だち”ストーリーが涙腺を直撃してもうて、涙、涙で.....ね!?(笑)

相手役の三浦くんは、“爽やか”から生まれた爽やかさって表現が違和感のない、いい男っぷりで、“おいしい”ところ独り占めやったね。きっと、これを観て、若い女性は胸キュンになるんやろう?!

まぁ、そんな清々しいお話なわけやけど、全体的には、肝心の恋愛話が少し締りがないがために、もったいない印象やったね。

まぁ、もどかしくも、初々しい恋の話ってことで、もったいつけるのは分かるんやけど、2時間を超える作品にする必要はなかったんと違うやろか。

しかしながら、この歳になって楽しめるような作品やないやろうって、正直思ってたんやけど、意外や意外、楽しめたねぇ。もう一回、あの頃の気持ちに戻って、想いを届けたいなぁ.....なんて、なんやノスタルジーってやつですか?!(苦笑)

2010年10月 9日 (土)

『パンドラム』

今日は公開中の作品をひとつ、ご紹介.....って言っても、この作品、特にテレビでCMやってるわけでもないし、あんまり話題になってる感じやないんよね。

そんなこんなで、ほとんど事前情報を頭に入れることなく、なんとなくフラッと映画館に立ち寄って、観てたんやけど、これが意外にもおもろかったりして....!(笑)

ちなみに、この作品の製作は、同じく公開中の『バイオ・ハザードⅣ アフターライフ』の監督してたポール・W・S・アンダーソンなんよね。確かに、サバイバルもので、同じような“臭い”はするんかなぁ......?!

パンドラム / Pandorum   ★★★☆☆   (2009年)

監督:クリスティアン・アルヴァルト

出演:ベン・フォスター、デニス・クエイド、カム・ジガンディ、アンチュ・トラウェ、カン・リー、エディ・ローズ、ノーマン・リーダス

百数十年後の未来の世界、人口が増え続けた地球では、食料や資源が枯渇し、そんな事態を解決すべく、人類は新たな惑星に向けて、宇宙へと飛び立ったのだが.....ってな、サスペンス調のSFアクション映画?!

宇宙船という閉じられた空間のなかで、得体の知れないものがうごめく、なんとなく“定番”な展開ながら、この作品、なかなかおもろいんよね。

出だしから巧みに恐怖心を煽り、とってもスリリングな展開で盛り上げてくんよ。確かに、随所にグロテスクな描写があり、ちょっとホラー調やったりもするんやけど、それでも話に勢いがあって、引き込まれるんよなぁ?!

逃げ場のない空間で迫りくる恐怖、そんな中で謎めいた状況を解くカギが小出しに語られ、単なるショック映画やなくて、話そのものでも楽しませてくれるってね。

まぁ、よくよく考えると細部でツメの甘さはあるんやけども、それを気にさせないだけの力強さがあったかな。

地味な顔ぶれの出演陣で、それほど宣伝もしてない作品やけど、これは意外に良心的な佳作かもね.....まぁ、好みはあるんやろうけど?!(笑)

2010年10月 8日 (金)

『ボーイズ・オン・ザ・ラン』

今日は、三十路を前にした、もてない男の青春ドラマをひとつ、ご紹介♪

この作品、主役のひとのモヒカン頭が妙にインパクトがあって、ついつい手にしてもうたんよね。そんでもって、その内容はというと....ちょっぴり“痛く”、切ない恋の物語ってか?!(笑)

ボーイズ・オン・ザ・ラン   ★★★☆☆   (2009年)

監督:三浦大輔

出演:峯田和伸、黒川芽以、松田龍平、YOU、小林 薫、リリー・フランキー、でんでん、尾上寛之、渋川清彦、大谷英子、岩松 了、遠藤雄弥

零細企業で営業をする29歳の男は、仕事もプライベートも冴えない日々、そんな時に、社内で密かに想いを寄せる女の子とお近づきになり、舞い上がるのだが.....ってな、青春恋愛ドラマ??

仕事では取引先にどやされ、私生活では女性に相手にされない、そんなダメ男の哀愁が漂ってるんよねぇ。そんなところに、少し共感してもうたりして.....ね?!(笑)

この作品、主演の歌手の峯田くんや、松田家の長男坊も、悪くない演技を見せてくれてるんやけど、それに加えて、脇にさりげなくいる小林 薫が、なかなかエエ味出してるんよなぁ。こういう役者が出ると、落ち着くもんやね。

まぁ、話全体としては、あまりのダメっぷりに、少々“やり過ぎ”感があるのは否めないものの、愛想笑いでやり過ごす、そんな30歳を目前にした無気力な男が、大切なもののために熱い気持ちをたぎらせるなんて、同じように“もてない”者からすると、なんや応援したくなるやんね!

よし、俺もモヒカンにでもして、熱くなってみるかなぁ....ちょうどナチュラルに剃りこみも入ってることやし.....なんて?!(苦笑)

2010年10月 7日 (木)

『アメリカン・ヒストリーX』

先日紹介した作品でも、すばらしい演技を見せてくれてたエドワード・ノートン、ホンマに才能あふれる役者やと思うんよね。

人懐っこい笑顔を見せたかと思うと、ふてぶてしさを表現してみせたり、優しさと狂気が同居する、そんな演じ手としての器の大きさがある。彼の上手さってのは、それぞれの作品で役を自分のものにできてまうところなんやろなぁ。

もっと評価されてもエエ役者と思うんやけど、残念なことに、ちょっと作品に恵まれてないんかな?!それでも、今月末公開の『ストーン』って作品では、デニーロと共演してるらしいんで、ちょっと期待やね!

今日は、そんな彼の見事な演技が堪能できる作品を、お気に入り作品としてご紹介♪

アメリカン・ヒストリーX / American History X   ★★★★★   (1998年)

監督:トニー・ケイ

出演:エドワード・ノートン、エドワード・ファーロング、ビヴァリー・ダンジェロ、フェアルーザ・バーク、エイヴリー・ブルックス、ステイシー・キーチ、エリオット・グールド、イーサン・サプリー、アレックス・ソル

消防士だった父親が、助けに入った家で黒人のジャンキーに殺されたことがきっかけで、白人至上主義に傾倒し、自らグループを作って、移民の経営する店を襲っていた青年は、ある日、自宅にやって来た黒人の車泥棒を殺害し、刑務所へ。そんな兄を尊敬する高校生の弟は、兄のマネをして、グループの一員となる。

そんな時に、3年の刑を終えて出所してきた兄は、それまでのスキンヘッドをやめ、別人のようになり、過去を否定するのだが.....ってな、ある兄弟を通してアメリカ社会の暗部を描いた衝撃のドラマ?!

不法移民がアメリカをダメにする、そんな偏向した思想を信じ、怒りを露わに、暴力を振るっていた男に、一体何が起こったのか、そんな疑問を解きながら、人種差別、偏見の渦巻く、多民族国家のアメリカ社会が抱える問題を問いかけるんよね。

この作品、何がスゴイって、同じ人間でありながら、ふたつの異なるキャラを演じ切るノートンくんの演技がたまらんのですよ。その表情やセリフ、仕草まで、もう鳥肌もんやねぇ!?

そんでもって、現在と過去をカラーと白黒の映像で描き分け、兄弟の心の内を丁寧に表現してるところも、なかなか巧みなんよなぁ。

難しいテーマを、硬派に、それでいて小難しくせずに、ひとりの男の心情の移り変わりで語るあたりも、展開のうまさを感じるよね。

少しバイオレントな表現に嫌悪感を感じるというのはあるかもしれんけど、この衝撃はずしりと心に響き、たまらない余韻を残すんよなぁ。ちょっと覚悟を決めて、是非、観てもらいたい作品やね!?

2010年10月 6日 (水)

『バーダー・マインホフ 理想の果てに』

今日はドイツ映画をご紹介♪

この映画、2年前のアカデミー賞では、『おくりびと』や『戦場でワルツを』と外国語映画賞を争った作品なんよね。

てなわけで、そのデキ映えはいかに......?!

バーダー・マインホフ 理想の果てに / Der Baader Meinhof Komplex   ★★★☆☆   (2008年)

監督:ウーリー・エデル

出演:マルティナ・ゲデック、モーリッツ・ブライブトロイ、ヨハンナ・ヴォカレク、ナディヤ・ウール、アレクサンドラ・マリア・ララ、ジモン・リヒト、セバスティアン・ブロンベルク、ブルーノ・ガンツ

アメリカのベトナム侵攻への抗議から始まった反政府活動、やがてそれは国家を敵にした革命というな名の武装闘争へ....ってな、60年代後半から活発化したドイツでの赤軍運動を描いたドラマ?!

国家を叩き、弱者を救済する、そんな理想を掲げながらも、次第に銃や爆弾による示威行動が過激化し、テロリストになっていく若者たち、そんな様子を淡々と描いていくんやね。

歴史の傍観者になることなく、行動を起こすんやっていうところは、あながち間違ってないんやと思うんやけど、それが人の命を奪うことになれば、戦争やってるのと同じことやんなぁ。

彼らの10年にわたる戦いにより、多くの命が犠牲になったんやってことが分かる、そんなとっても“社会派”な内容の作品やったね。

ドイツの若手俳優が熱演してて、ドラマとしてはよくできてるんやけど、やっぱり彼らに共感できるものがないだけに、イマイチ伝わるものがなかったかなぁ?!

世界中で学生運動が盛り上がり、一大ムーブメントとなっていた時代を、実際に目撃した世代には、きっと特別な思いもあるんかもしれけど、なんとなく虚無感を感じるだけで、それ以上の感情は湧かんかった。ある意味、それが時代を考証するということなんかもしれんけどね?!

2010年10月 5日 (火)

『かずら』

この作品、実は公開当時から気になってたんよねぇ。いや、別にさまーずの初主演映画やからってわけやなくて、そのテーマがね!?ミニ・シアターでの単館上映で観に行けんかったんで、満を持してレンタルして、ご紹介ってか♪

やっぱり“ハゲ”としては、放ってはおけん心情になってまうわけで。そんでもって、こんな作品をおススメする人も他にはおらんやろうってんで、無謀にもおススメ!?(笑)

かずら   ★★★★   (2009年)

監督:塚本連平

出演:三村マサカズ、大竹一樹、芦名 星、井森美幸、ベンガル、田中要次、酒井敏也、麿 赤兒、丘 みつ子、板野友美、長谷川朝晴、永岡 佑、つぶやきシロー

若い頃からハゲに悩んできた男が、東京への転勤を機に、カツラを着ける決心をする。そんな時に街角で怪しいチラシを見つけ、とある個人経営のカツラ屋に入るのだが....ってな、ハゲに悩む男の.....青春ドラマかぁ~なんて!?(笑)

出だしから各メーカーの商品紹介でジャブをかまし、間髪入れずにカツラを使う者の心得を熱く語る.....う~ん、なんてハゲにはタメになる、教育的な内容なんやろう!?(苦笑)

主演のさまぁ~ずの二人の、いつも通りの脱力系の笑いをうまくキャラに反映させつつ、小刻みに笑いのツボを突き、そんでもって頭髪に悩む者の切実な気持ちや哀愁を表現するんよなぁ。

そりゃ、まぁ、カツラはかぶってなくても、同じような境遇のものとしては、やっぱり共感してまうやないですか!(笑)

それに、“カッツラー”だの“カツラッチ”だのって、とことんB級路線を堂々と突き進むんやけど、それが妙にクセになるんよね。特に、いかにもなチープな効果音楽が心地よくて.....♪

薄くなった頭を鏡で眺めてるのも切ないもんやけど、バレルかどうかって心配するのも、なんや大変なもんやなぁ....なんて妙に納得してもうたりしてね。

そんなことを考えてると、ことこどくセリフを噛む三村くんの演技も、なんや許せてきて、頑張れよぉ、って拳を固めて応援してたりして....?!井森美幸の鼻の穴が大きかろうが、そんなことなんて、どうでもエエわけで....(笑)

なんとか“ハゲ専”のひと、探さんとアカンかなぁ.....なんて!?そんなハゲの気持ちを多くのひとに知ってもらうためにも......この作品を“ハゲ”しくおススメ???......なわけないわなぁ....(苦笑)

2010年10月 4日 (月)

『プライド&グローリー』

エドワード・ノートンって役者、好きなんよねぇ。若い頃に関西に住んでたことがあるらしく、何気に関西弁を操るあたりが、お茶目やったりして!?(笑)

最近は、気合を入れて出演した『インクレディブル・ハルク』がこけて、何や製作サイドともめたらしいんやけど、そのせいか、イマイチ正当に評価されてないように思うんよなぁ。

そんなことを声を大にして主張したいがために、劇場未公開ながら、とってもおススメできる作品を見つけたので、ご紹介♪

実はこれ、脚本を書いてるのが、『特攻野郎Aチーム』や『スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい』を監督したジョー・カーナハンなんよね。そこいら辺りも注目かな!?

プライド&グローリー / Pride And Glory   ★★★★   (2008年)

監督:ギャヴィン・オコナー

出演:エドワード・ノートン、コリン・ファレル、ノア・エメリッヒ、ジョン・ヴォイト、ジェニファー・エール、ジョン・オーティス、フランク・グリロ、シェー・ウィガム、レイク・ベル、マニー・ペレス、ウェイン・デュヴァル、ラモン・ロドリゲス

麻薬捜査にからみ、4人の警官が殺されるという事件が起こる。そんな事件をきっかけに交錯する、ある警察一家の絆を軸に描かれる犯罪ドラマ?!

警察幹部の父、死亡した警官の上司であった兄、事件の特別捜査チームに加わる弟、そして死亡した警官の同僚の義弟、正義と悪の間で揺れ動く人間模様、この作品、なかなかスゴイんよ!?

警察の腐敗を描くドラマは、珍しくないし、話の筋としてはありがちかもしれんけど、何がスゴイって、出てる役者の演技が実に素晴らしいんよね。

主要キャストの3人が見事にそれぞれの役を演じきれば、そこに“アンジー・パパ(アンジェリーナ・ジョリーのお父さん)”のジョン・ボイトがさりげなく味をそえ、それ以外にも端役の演技も含めてムダのない、重厚かつエモーショナルなドラマが展開するんよなぁ。

2時間を超える作品ながら、そんなことを感じさせない緊迫感、なんでこれが未公開でDVDスルーなのかが疑問なくらい、エエ感じに仕上がってるんよね。

これを見逃すのはもったいない、そう思わせてくれる作品やった。かなりおススメ♪

2010年10月 3日 (日)

『真夜中のピアニスト』

今日のオマケは、“ハゲの奇才”マルコヴィッチくんのお相手をしてたフランス人俳優、ロマン・デュリスくんの主演作をついでにご紹介♪

彼は90年代から映画に出始めて、少し注目を集めたのが2002年の『スパニッシュ・アパートメント』って作品で、オドレイ・トトゥと共演したときかな?!

その頃から注目してたんやけど、彼、なかなか演技がうまく、この世代のフランス人俳優のなかでは、抜群やと思うんよね。

この作品もセザール賞(フランスで最も権威のある映画賞)を独占し、かなりの評判やったんやけど、残念ながら、日本ではイマイチ、フランス映画って人気がないんよなぁ?!

てなわけで、好き嫌いが分かれるために、あまり強くおススメっていうのも難しいんやけど、ただ、結構エエ作品なんで、機会があれば、是非お試しをってね!

真夜中のピアニスト / De Battre Mon Coeur S'est Arrete   ★★★★☆   (2005年)

監督:ジャック・オーディアール

出演:ロマン・デュリス、ニエル・アルストリュプ、オーレ・アッティカ、エマニュエル・ドゥヴォス、リン・ダン・ファン、ジル・コーエン

不動産ブローカーとして、チンピラまがいの暮らしをする男は、ある人との偶然の再会により、かつて胸に抱いていたピアノへの情熱が甦る。荒んだ日常のなかで芽生える夢への想い.....そんなひとりの青年の心の葛藤を描いたドラマ?!

裏社会での暮らしの中で、暴力と欺瞞渦巻く日常にドップリと身を沈めながら、一方でピアノという純粋な芸術の世界に触れる、そんな異なる世界の対比がずっしりと重く物語を包むんやねぇ。

言葉の通じないピアノ教師、自分の夢を理解しようとしない最愛の父、噛合わない人生の歯車に苦悩する姿を描き出す.......フランス映画らしい、見事な心理描写なんよなぁ!?

そんでもって、そんな主人公を熱演するデュリス君の存在感が、もう何とも言えんのですよ。この作品までの彼の役柄って、どちらかというと2.5枚目のコミカルなのが多く、あまり演技がどうのって感じやなかったんやけど、この作品を観てると、ほんまにエエ役者になったなって、その成長を感じるんよね!?

取り立てて派手さはないんやけど、フレンチのよさがにじみ出た、いい作品なんよなぁ。まぁ、そんな地味さがフランス映画の退屈さやと言われたらそれまでなんやけど、でも、この作品の雰囲気を、是非、堪能してもらいたいなぁって思うんよね!?

『メッセージ そして、愛が残る』

えっ、あの“ハゲのマルコヴィッチ”が大活躍やって?!

なんて噂を耳にすると、これは見逃すわけにはいかんやろってなことで、作品の内容はまったく知らないまま、頑張る“ハゲ”をチェックしに、いそいそと観に行った現在公開中の作品の感想を、今日はご紹介♪(笑)

メッセージ そして、愛が残る / Afterwards   ★★★☆☆   (2008年)

監督:ジル・ブルドス

出演:ロマン・デュリス、ジョン・マルコヴィッチ、エヴァンジェリン・リリー、リース・トンプソン、グレンダ・ブラガンザ、パスカル・ビュシエール、サラ・ウェイスグラス、ブリュノ・ヴェルドーニ、ジョーン・グレッドソン

幼い頃に交通事故に遭い、臨死体験をした男は、成長して有能な弁護士となる。そんな彼の前に、ある日、人の死期が見えるというミステリアスな医師が現れるのだが.....ってな、ヒューマン・ドラマ?!

“死”というものをテーマにしながら、生きることの意義を問う作品なんやろね。荒唐無稽な話に戸惑いながらも、自分の死期が近いと悟り、残された時間のなかで何をすべきかを考え、苦悩する主人公の姿を観ながら、少し自分自身のことを考えてもうたよ。

確かに死は何の前触れもなく、突然にやてくることもあるわけで、そう考えると、人生の残された時間がどんだけあるかも怪しいわけで、なんや日々をムダに過ごしてるんやろうって思うと、情けなくなってもうたなぁ........(苦笑)

この作品、ハリウッド映画やないだけに、マルコヴィッチくんのハゲ頭以上に派手なものはなにもなく(?)、抑えた演出のなかで、主人公の現在と過去、未来に対する心の葛藤を描いていくんやねぇ。

淡々とした流れのなかで、時折、回想シーンがはさまったりして、少しまったりとした雰囲気ではあるんやけど、テーマがテーマだけに、後からジワジワと考えさせられる、そんな感じかもなぁ?!

それにしても、限られた時間しかない人生、少しでもムダにせんよう、一生懸命に生きんとアカンなぁ......気がつけば、やり残したことばかりってね(苦笑)

2010年10月 2日 (土)

『十三人の刺客』

今日は、話題の公開作品をご紹介♪

いやぁ~、三池監督って、やたらと監督した作品の数は多いんやけど、代表作といわれても、昨日紹介した『スキヤキ・ウエスタン』や『ゼブラーマン』『ゼブラシティの逆襲』、『ヤッターマン』に『クローズZERO』、どれも後世に残るような作品やないよね(苦笑)

というわけで、この作品は60年代に作られたもののリメイクらしいんやけど、それでも遂に監督さんも代表作ができたか....と期待しつつ、楽しみに観にいったんよね。

「斬って、斬って、斬りまくれっ!」って、どれほどやってなわけで、そんな作品の感想は....?!

十三人の刺客   ★★★☆☆   (2010年)

監督:三池崇史

出演:役所広司、松方弘樹、稲垣吾郎、市村正親、山田孝之、伊原剛志、沢村一樹、平 幹二朗、松本幸四郎、古田新太、高岡蒼甫、六角精児、波岡一喜、伊勢谷友介、石垣佑磨、岸部一徳、光石 研、内野聖陽、斉藤 工、吹石一恵、谷村美月

時の将軍の弟に当たり、その権力を使い傍若無人な蛮行を繰り返す藩主に対し、幕府の存亡を憂いた老中は、ひとりの男にその暗殺を命じた。彼の下に集まった、志を共にする者たちは、太平の世のため、命を懸けた戦いに挑む....ってな、男気溢れる侍アクション?!

正義のために、わずか13人で数百人を相手する.....う~ん、シビレる話やないですか!(笑)少し平和ボケした江戸末期の世の中で、むかし気質の武士道に生きる男たちが、己の信念を通し、敢えて無謀な勝負に出る、そんな話に熱くなってまうやんね。

どことなく現代に通じるものを感じたりして......世の中を変えるには、信念と勇気、そんでもって.....“侍”魂なんかもねぇ....(笑)

そんなドラマを面白くするのは、やっぱり役者の力量なわけで、役所くんの存在感と、その脇の松方おじさんの頑張りや、あと、個人的には伊原くんの渋さが“青レンジャー的”で気に入ったね。あと、沢村くんが、なかなかいい味出してて、ただの“エロおやじ”やないってことが分かったよ(苦笑)

そんでもって、“ヒーローもの”が盛り上がるためには、やっぱり強烈な悪役が必要なわけやけど、今回は、稲垣くんが役柄にはまった演技をしてたね。

残念やったのは、ここまで気合を入れて作ったのなら、中途半端なCGはやめて欲しかったなぁってことと、あの例の.....“オチャラケ”担当の13番目は、必要あったんかなぁってこと?!いつもながらの中途半端な演技に、ひとり浮きまくりの空回りで、なんやイライラしてもうてなぁ.....(苦笑)

そうはいいつつ、三池くんにしては、かなり真面目に作られてたし、その気合いどおりの熱いものが伝わってきて、悪くなかったんと違うかな?!

2010年10月 1日 (金)

『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』

いやぁ~、公開中の『十三人の刺客』、なんや評判ええねぇ?!三池作品が褒められるって.....なんや“しっくり”とこんのよなぁ...なんて呟きながら、そんな新作の感想は、明日にするとして、今日は、同じ監督さんが作った、“時代劇風”な作品をご紹介♪

いやね、この作品、日本映画で西部劇、そんでもってセリフはすべて英語で、ってなことで、公開当時は話題になってたんやけど、どう考えても“キワモノ”やろうってことで、ずっと観ずにいたんよね。

そんでもって、たまたま今回の新作に合わせてレンタル屋の棚に並んでたんで、試してみたんやけど......?!

スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ   ★★★☆☆   (2007年)

監督:三池崇史

出演:伊藤英明、佐藤浩市、伊勢谷友介、堺 雅人、安藤政信、小栗 旬、木村佳乃、香川照之、松重 豊、桃井かおり、塩見三省、クエンティン・タランティーノ、香取慎吾、石橋貴明、田中要次

寂れた山間の村を舞台に、言い伝えにある埋蔵金をめぐり対峙する平家と源氏、そこにひとりの腕利きの流れ者がやってきたことで、両陣営の間に緊張が高まるのだが.....ってな、メイド・イン・ジャパンの西部劇?!

マカロニ・ウエスタン(実は欧米ではスパゲッティ・ウエスタンと言うんやけど.....)を日本版にしてスキヤキ・ウエスタンでっか.....アイデアとしては意表を突いていて悪くないと思うんよ。馬やら武器を使って殺しあう、基本的な部分は、西洋も東洋も変わらんわけやしね。

ただ.....三池くん、悪ノリしすぎやわ(苦笑)コメディと割り切ってまえばええんやろうけど、下手くそな感情のこもらない英語でやられても、聞いてる方はイライラしてもうて.....。

せっかく集めた豪華な顔ぶれの役者のみなさんも、なんや演技が“よそ行き”になってもうてるんでは、意味ないよなぁって思うんよね!?

あとは、その存在自体が苛立つ本職でもないキャストが、デカイ顔で調子こいて.....おかげで伊勢谷くんの演技がましに見えるからスゴイよなぁ(笑)

役者で言うと、タランティーノがふざけながら、楽しそうに演じてる所がよかったね!そこが個人的には一番盛り上がったかも?!

てなわけで、娯楽作品としては、その際立つ異色ぶりで、これはこれでエエんかなぁとは思うけど、また観たいかというと、そこまでの作品ではなかったね(苦笑)

« 2010年9月 | トップページ | 2010年11月 »