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2010年10月 3日 (日)

『真夜中のピアニスト』

今日のオマケは、“ハゲの奇才”マルコヴィッチくんのお相手をしてたフランス人俳優、ロマン・デュリスくんの主演作をついでにご紹介♪

彼は90年代から映画に出始めて、少し注目を集めたのが2002年の『スパニッシュ・アパートメント』って作品で、オドレイ・トトゥと共演したときかな?!

その頃から注目してたんやけど、彼、なかなか演技がうまく、この世代のフランス人俳優のなかでは、抜群やと思うんよね。

この作品もセザール賞(フランスで最も権威のある映画賞)を独占し、かなりの評判やったんやけど、残念ながら、日本ではイマイチ、フランス映画って人気がないんよなぁ?!

てなわけで、好き嫌いが分かれるために、あまり強くおススメっていうのも難しいんやけど、ただ、結構エエ作品なんで、機会があれば、是非お試しをってね!

真夜中のピアニスト / De Battre Mon Coeur S'est Arrete   ★★★★☆   (2005年)

監督:ジャック・オーディアール

出演:ロマン・デュリス、ニエル・アルストリュプ、オーレ・アッティカ、エマニュエル・ドゥヴォス、リン・ダン・ファン、ジル・コーエン

不動産ブローカーとして、チンピラまがいの暮らしをする男は、ある人との偶然の再会により、かつて胸に抱いていたピアノへの情熱が甦る。荒んだ日常のなかで芽生える夢への想い.....そんなひとりの青年の心の葛藤を描いたドラマ?!

裏社会での暮らしの中で、暴力と欺瞞渦巻く日常にドップリと身を沈めながら、一方でピアノという純粋な芸術の世界に触れる、そんな異なる世界の対比がずっしりと重く物語を包むんやねぇ。

言葉の通じないピアノ教師、自分の夢を理解しようとしない最愛の父、噛合わない人生の歯車に苦悩する姿を描き出す.......フランス映画らしい、見事な心理描写なんよなぁ!?

そんでもって、そんな主人公を熱演するデュリス君の存在感が、もう何とも言えんのですよ。この作品までの彼の役柄って、どちらかというと2.5枚目のコミカルなのが多く、あまり演技がどうのって感じやなかったんやけど、この作品を観てると、ほんまにエエ役者になったなって、その成長を感じるんよね!?

取り立てて派手さはないんやけど、フレンチのよさがにじみ出た、いい作品なんよなぁ。まぁ、そんな地味さがフランス映画の退屈さやと言われたらそれまでなんやけど、でも、この作品の雰囲気を、是非、堪能してもらいたいなぁって思うんよね!?

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