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2010年11月

2010年11月30日 (火)

『レオニー』

今日は、公開中の作品のなかからひとつ、ご紹介♪

いつも“ムダに暑苦しい”演技をみせてくれる獅童くんが出るっていうんで、ちょっと観るのやめようかとも思ったんやけど、主演が『ラースと、その彼女』なんかの作品で好演してる、エミリー・モーティマーやったんで、意を決して(?)試してみたんよね。

拾い物やったんが、久しぶりに“日本のジャック・ニコルソン”こと大地康雄くんの渋い演技が見れたことかなぁ。

そんなこんなで、作品の感想は.....?!

レオニー / Leonie   ★★★☆☆   (2010年)

監督:松井久子

出演:エミリー・モーティマー、中村獅童、原田美枝子、竹下景子、柏原 崇、山野 海、大地康雄、中村雅俊、クリスティナ・ヘンドリックス、吉行和子

世界的に有名な芸術家イサム・ノグチを育てた母親の半生を描いた伝記ドラマ?!女子大を卒業し、日本人の詩人の編集者となった彼女は、やがて妊娠するも、男は日本に帰国し、シングル・マザーになることに。やがて、東京に来るよう男から連絡があり、異国への旅立ちを決意するのだが....ってね?!

偉大な芸術家を生んだ背景に、こんな親子関係があったとはねぇ.....知らんかった。20世紀初頭に、言葉もロクにしゃべれない外国の女性が、子育てしながら生活していくってのは、さぞ大変やったんやろね。

どんな苦労にもめげない、とても芯の強い女性の生き様が、この作品には描かれてるんよなぁ。そんでもって、子供を思う母親の愛情が溢れてたりしてね。

そんな主役を演じるエミリーくんは、相変わらずいい演技してた。“不倫は文化や”って言ったかどうかは知らんけど、そんな性悪(?)な父親役を演じる獅子童くんは、個人的な好みもあってか、憎まれキャラがマッチしてて、余計に主人公に共感できたりして.....演技の上手い下手は別にして、そういう意味では悪くないキャスティングかも....?!(苦笑)

そんなこんなで波乱の半生を描いたドラマは、2時間を超える力作で、悪くはなかったんやけど、すべてを語りつくすにはやっぱり時間が足らず、どうしても深みの出ない部分があって、ちょっと惜しいデキかもなぁ。

あと、スポンサーさんの関係もあるんやろうけど、最後の最後に興ざめしてもうた。ああいう宣伝は、作品と切り離すベキやと思うんやけどねぇ.......(苦笑)

2010年11月29日 (月)

『蠱惑 パリで出遭った女』

今日の最初の作品で義理の姉役をやってるエルサ・パタキって女優さん、スペインのひとなんやけど、個人的にちょっと注目してたんよね。

そんな彼女の魅力が感じられる(?)作品を、本日のオマケとしてご紹介♪

しかしなぁ......この邦題、読めんでしょ?!(笑)“こわく”って読むそうで、字を入力するのも大変で、まぁ、きっとこの映画はタイトルで検索するひとは、おらんのやろなぁ.....(苦笑)

蠱惑 パリで出遭った女 / Ninette   ★★★☆☆   (2005年)

監督:ホセ・ルイス・ガルシ

出演:エルサ・パタキ、カルロス・イポリト、エンリケ・ビレン、フェルナンド・デルガド

友人を頼って訪れたパリ、部屋を貸してくれた大家の娘と運命の出会いをした男は、パリ観光そっちのけで彼女と愛し合っていると...ってな、恋愛.....コメディ?!

この作品、パッケージだけを見ると、かなりの“どエロ”な作品かと思ったら、思いのほか爽やかなエロ...というよりもラブ・ストーリーやったね?!(笑)

不釣合いなほど美しくセクシーな美女が、自分にひと目ぼれ、そんな夢のような“ありえない”男の願望を満たしつつ、結局は女に振り回されてまうという、ダメ男の悲しい性がコミカルに描かれてるんやなぁ。

なんといってもエルサ・パタキの小悪魔的な魅力がすべての作品やね。もう.....クギ付け!(笑)そりゃ、こんなベッピンに言い寄られたら、男はみんなイチコロやって!?

というわけで、ひとりの女優さんの魅力を存分に楽しむための......そんなスペイン映画でした。<パチ!パチ!> (笑)

『愛の波濤 マンコラの海に抱かれて』

今日は、ペルーを舞台にしたスペイン&ペルーの合作映画をひとつご紹介♪

マンコラってのはペルーの海辺のリゾート地みたいやね。作品のなかでも、なかなか美しい景色があったりして、ちょっと行ってみたくなったかな?!徒歩5分の茅ヶ崎のビーチとは....ちょっと比べものにならん感じやねぇ(苦笑)

そんな海辺で繰り広げられるドラマは......?!

愛の波濤 マンコラの海に抱かれて / Mancora   ★★★☆☆   (2008年)

監督:リカルド・デ・モントレイル

出演:ジェイソン・デイ、エルサ・パタキ、エンリケ・ムルシアーノ、フィリップ・アージェンセン、リズ・ガリャルド

半年ほど会っていなかった父親が突然、飛び降り自殺し、その最後の電話を取らなかったことを悔いている青年の前に、夫とアメリカに住む義理の姉が会いに来る。3人は都会を離れ、海辺の町マンコラへ行くことに.....ってな、ラテン系恋愛&自分探しドラマ?!

何となく印象的なオープニングで、少し期待してもうたんやけどねぇ....(苦笑)何もかもがうまくいかない、そんな人生に不安を感じる若者と血のつながらない“姉”との微妙な距離、彼女は夫との関係に迷っていて、そんなふたりが....ふふっ♪(笑)

まぁ、なんというか.....酒とタバコとドラッグと肉欲....ラテン系の若者映画って、こんなパターンが多いよなぁ。なんでやろね?!

人生で“大切なもの”を見つけ、自分自身を知り、新たな一歩を踏み出す、そんなテーマなんやろうけど、どうにも描き方が下世話なんよなぁ....(苦笑)

印象的なカットもあったりして、部分的にはエエ感じなんやけど、話の方は.....オッサンには付いていけんかなぁ....?!(苦笑)

それにしても.....“愛の波濤”って.....なんなんやろね??(苦笑)とっても重厚なドロドロの恋愛メロドラマが展開しそうな勢いのタイトルやけど.....だいたい難しい漢字を邦題に使う作品って....ね!?

2010年11月28日 (日)

『義兄弟 SECRET REUNION』

今日は久々に韓国映画をご紹介♪

この作品、たまたま Yahoo! の映画コーナーを見てたら、結構いい点が付いてたんで、まったく内容を確認せずに観にいったんよね。ひょっとして、韓流のイケメンくんを起用した、“グルーピーなおばさん”御用達のドラマかと思ったら、全然違ってた。

そんでもって、後から知ったんやけど、この監督さん、前作は『映画は映画だ』のひとやったんやね。そう聞くと、納得のデキなんよね。

この監督さんの才能を確信した作品は、ちょっとおススメ♪前作をまだ観てないひとは、それも含めて是非お試しアレ!?

義兄弟 SECRET REUNION / Secret Reunion   ★★★★   (2010年)

監督:チャン・フン

出演:ソン・ガンホ、カン・ドンウォン、チョン・グクァン、チョイ・ユンセオ、ゴ・キョンミン

脱北者を始末する北の工作員“影”を追っていた国家情報院の捜査班のリーダーの男は、もう少しのところで確保しそこない、挙句に多くの犠牲者を出したことで仕事をクビに。6年後、しがない探偵稼業をしていた彼は、当時の事件の際に、“影”と一緒に行動していた青年を偶然見つけ、気づかないフリをして仕事の相棒にする。青年もまた、彼が当時の捜査の指揮を取っていたことを知りつつ、男と寝食を共にするのだが.....ってな、サスペンス&アクションな作品?!

いやぁ~、オープニングのシークエンスの緊迫感がスゴイ!そこからグイグイと話に引き込まれるんよねぇ。

韓国お得意の南北問題を描く、お涙頂戴ものかと思いきや、見事なアクションと、そんでもってふたりの男の人間臭いドラマにユーモアを交え、いい具合に仕上がってるんよなぁ!?

まぁ、中盤でちょっと“マッタリ”するところが、少しダレるんやけど、でも、そんな部分もクライマックスへの仕込みになってたりして、意外と話にムダがないんよね。

そんなドラマの質を高みへの誘うのは、やっぱりソン・ガンホくんの演技なんよ。いつもながら三枚目のちょっとお調子者キャラながら、ごっつい人間味があって、気づいたらその演技で納得させられてまうから大したもんやと思う。

それもこれも、前作に続き、出演する役者の良さを引き出してる監督さんの“上手さ”なんかもね。テンションを上げるところと、思いっきり緩めるところでメリハリをつけ、そんでもって一気に突っ走る、いやぁ、味わい深いでんなぁ?!(笑)

2010年11月27日 (土)

『100歳の少年と12通の手紙』

今日は、公開中の作品のなかから、フランス映画をひとつ、ご紹介♪

この作品の監督さんって、以前におススメ恋愛映画で取り上げた『地上5センチの恋心』って作品を作ったひとなんよね。そんでもって、今回は原作も自分で書いてるらしく、なかなかマルチな才能の持ち主やよなぁ!?

この作品も、いい仕上がりのドラマになってるし、まぁ、少し好き嫌いの出る作風なんかもしれんけど、個人的にはの数は限りなく4つに近く、十分おススメできる映画やと思うんよね。

てなわけで、そんな作品の感想は......?!

100歳の少年と12通の手紙 / Oscar Et La Dame Rose   ★★★☆☆   (2009年)

監督:エリック=エマニュエル・シュミット

出演:ミシェル・ラロック、アミール、マックス・フォン・シドー、アミラ・カサール、ミレーヌ・ドモンジョ、コンスタンス・ドレ、ジェローム・キルシャー

離婚したばかりで、宅配ピザで自立しようと奮闘する女性は、たまたま配達に行った病院で、白血病のため余命わずかの少年と出会う。病気のために、親ですら自分と向き合ってくれないことに腹を立てていた少年は、見ず知らずの彼女を唯一の話し相手に選び、ふたりの交流が始まる.....ってな、コメディタッチのちょっと切ないお話?!

難病モノで子供が主人公とくれば、ハンカチ用意ってな演出になると思いきや、この話、ちょっと趣きが違うんよねぇ。

なんたって、この監督さん、前作に引き続き、アクション(?)ではないんやけど、ワイヤーをガンガンに使い.....ちょっとファンタジーやってみたりして...!(笑)

そんな湿っぽくなりがちなテーマの話にあって、作品として嫌味のない雰囲気を作ってるのは、やっぱり主演のふたりのキャラがエエからなんやろうと思う。

ぶっきらぼうでありながら、何とか子供を元気づけようと頑張る“ピンクのおばちゃん”の優しい気持ちと、死に直面しながらも、残された時間を生きる少年のひた向きさと、ちょっと“おマセ”なところが、何とも言えん絶妙な掛け合いになってるんよなぁ。

観終わったときに、悲しみよりも人の温もり、優しさを心地よく感じさせてくれるってのは、なかなかのもんやと思うんよね。

今回は邦題も悪くはないんやけど、原題は“オスカーくん(少年の名前)とピンク(バラ色)の服着たおばちゃん”ってことみたいで、そっちの方も捨てがたかったかなぁ。

そう言えば、大阪にも“ピンクのおばちゃん”よく町にいてるけど、フレンチだけに、このおばちゃんは一味も二味も違ったねぇ......なんて?!(笑)

2010年11月26日 (金)

『プルミエール 私たちの出産』

本日は、オマケとしてもうひとつ、出産にまつわるドキュメンタリー作品をご紹介♪

こちらはフランスで製作されたもので、2年半ほど前に公開されたんやけど、世界10カ国の妊婦の出産の様子を追いかけた内容なんよね。こうやって映画になるってことは、命がけの生命誕生の瞬間ってのは、とってもドラマチックってことなんやろなぁ?!

プルミエール 私たちの出産 / Le Premier Cri   ★★★☆☆   (2007年)

監督:ジル・ド・メスル

アジア、ヨーロッパ、アフリカそしてアメリカ、世界中で生まれてくる赤ん坊、そんな出産にまつわる、それぞれのドラマを綴ったドキュメンタリー!?

イルカの発する超音波を使った水中出産、医師を介さない自由出産、砂漠の真ん中での出産、病院での出産、いろんな考えのもとで行われる生命誕生の瞬間、そしてその背景にある文化や生活習慣の違いを描いた作品は、いろいろと考えさせられる内容やったね。

生まれるまでの、どこか不安そうな妊婦の表情が、出産で苦しみに耐えて、生まれたばかりの赤ん坊と対面したときの微笑みに至るまでの様子は、やっぱり胸を打つし、なんや感慨深いもんやよね。

当然のことながら、男にはその苦しみを分かち合うこともできへんわけやし、実感が伴わないものなんやろうけど、立ち会った夫たちが目に浮かべる涙ってのは、その感動を素直に表してるんやろうって思うんよね。

そんな瞬間にちょっと憧れてもうたりしてね!(笑)それにしても、生まれてくるまでの過程は.......ホンマ辛そうやったなぁ........?!

『うまれる』

今日は、公開中の作品のなかから、出産にまつわるエピソードをまとめたドキュメンタリー作品を、ご紹介♪

出産を経験したひとも、そうでない人も、いろいろと考えさせてくれる、そんな普遍的なメッセージが表現された内容なんと違うかなぁって思うんやけどね?!

うまれる   ★★★☆☆   (2010年)

監督:豪田トモ

出演:(声)つるの剛士

子供の頃に親との関係がうまくいかず、自分たちが子供を持つことに躊躇いを感じてる夫婦、障害を抱えて生まれてきた我が子を育てる夫婦、出産予定日にお腹の中で赤ん坊が息絶えた悲しみにたえる夫婦、9年間の不妊治療の末、子供を持つことを諦めた夫婦、4組のカップルの様子を追い、子供を授かる、うまれるということについて考えたドキュメンタリー?!

立場の異なる男女の、それぞれの胸のなかにある言葉で、生まれてくる命について語るんやねぇ。

誰もが母親の胎内から生まれ、育てられて、それぞれの“今”があると思うと、なんや色々と考えさせられてもうたね。

親になることへの不安、与えられた命への感謝、失ってしまったものへの癒されない悲しみ、いろんな気持ちが描かれてるんよなぁ。

作品を観ながら、“生きる意味”について考えさせられつつ、自分が当たり前のように日々を過ごしてるけど、こうして生きてることが“奇跡”なんやって思わせてくれたり、そんでもって産まれたことに感謝せなアカンなぁって気にさせてくれるんよね。

子供を作るということは“命のリレー”、そんな言葉が胸に響くんよなぁ。あぁ.....子供欲しい.....えっ、その前に相手が必要??そうやんねぇ(苦笑)

2010年11月25日 (木)

『ラスト・ソルジャー』

ちょっと前に公開された『ベスト・キッド』では、今までにない役柄を熱演してたジャッキーやけど、中国に戻って作った新作は、構想数十年の気合いの一品なんやそうで!?

というわけで、こちらも気合いを入れて感想を.....なんて♪(笑)

ラスト・ソルジャー / 大兵小将 Little Big Soldier   ★★★☆☆   (2010年)

監督:ディン・シェン

出演:ジャッキー・チェン、ワン・リーホン、ユ・スンジュン、リン・ボン

秦による統一の前の群雄割拠の時代、衛と梁の両国が争い、両軍の兵士が全滅状態になった戦いで、なんとか生き残った農民出のひとりの兵隊は、ケガした敵の将軍を生け捕りする。捕虜として国に連れて帰り、褒美をもらおうとするが、他にもその将軍を狙う一団がいた....ってな、ジャッキー主演の歴史アクション?!

仕方なく戦に駆りだされた農民と、国を背負って戦う将軍、考え方の違うふたりが、ぶつかり合いながら、一緒に旅をするうちに、次第に絆ができるってな話なんよね。

いやぁ、なかなかオモロかったね。『新宿インシデント』では、ほぼアクションなしでシリアスなドラマをやって、イマイチな評判やったんやけど、今回は彼らしさが前面に出てて、アクションあり、細かい笑いありで、いい具合に楽しませてくれるんよね。

そんなアクション・ドラマの中でも、戦争がももたらす不条理、平和の尊さをさりげなく出しながら、命をかけて争うものは何もないってことを語るんよなぁ。

そんな作品のテーマを、下っ端の兵士と将軍が体等に付き合うことで、気づかされるってのが原題には込められてるんやと思うんやけど、それが邦題で活かされてないところが、なんとも安易やなぁってね(苦笑)

まぁ、確かにラスト・ソルジャーてなことではあるんやけど.....でも内容を伝えるタイトルやないと思うんよなぁ.....?!

2010年11月24日 (水)

『カクタス・ジャック』

てなわけで、ついでなんで、その日本で酷評された監督さんのデビュー作を、オマケでご紹介♪

まぁ、確かに前評判が高かっただけに、ちょっと肩透かしをくらった感はあるんやけど、それでも次につながる予感は持てたし、それほど悪くはなかったように思うんやけどねぇ....?!

カクタス・ジャック / Matando Cabos   ★★★☆☆   (2004年)

監督:アレファンドロ・ロサーノ

出演:トニー・ダルトン、ホアキン・コシオ、クリストフ・ラクジンスキー、アナ・クラウディア・タランコン、ラウル・メンデス、ペドロ・アルメンダリス・Jr、ロシオ・ベルデホ

誰もが恐れる大金持ちの鉄鋼王、そんな彼の娘の恋人は、成り行きで男を誘拐してしてしまうことに。また、気絶した男を着ぐるみはがし、金品を奪った清掃人だったが、鉄鋼王を誘拐して身代金を奪おうとした自分の息子に誘拐されてしまい.....迷走する事件の結末は、果たして...ってな、コメディ・タッチのメキシコのサスペンス&コメディ?!

ワケありな元レスラーに無口な用心棒、個性的な登場人物が出てきて、なんともマヌケな誘拐事件をさらに愉快に.....ってかな?!

ゴリゴリのサスペンスかと思いきや、これ相当のおバカな展開やったね。まぁ、話としてはかなり練られてるんやけど、それほど意外性が感じられへんところが、物足りなさが残るんよなぁ。

それでも、娯楽作品としては、下らないハリウッドのコメディ観るよりは、遥かにマシな気はするんやけどね?!

あっ、あと.....主役やないんやけど......鉄鋼王の娘役のタランコンが....かわいいんよなぁ!?(笑)実は、密かに“ラテンのミューズ”として注目中!なんかエエんよ。。

『ワイルド・ライズ』

今日は、ちょっと“おススメ”なメキシコ発のクライム・サスペンスをご紹介♪

監督のロサーノくんは、まだまだキャリアの浅い、未熟者(?)なんやけど、なかなかセンスがエエんよね。実はデビュー作がメキシコで大ヒットしたらしく、結構な話題になってたんやけどね。

あいにく前作の日本での評判がイマイチやったせいか、この作品、劇場公開なしのDVDスルーなんよ。

でも、この監督さん、確実に腕上げてるし、しょうもないハリウッド映画を公開するんやったら、断然こっちの方がオモロイと思うんやけどね!ちょっと注目すべき才能なんと違うかなぁ?!

てなわけで、お試しあれ♪

ワイルド・ライズ / Sultanes Del Sur   ★★★★   (2007年)

監督:アレハンドロ・ロサーノ

出演:トニー・ダルトン、ジョルディ・モリャ、アナ・デ・ラ・レゲア、シルベリオ・パラシオス、セルソ・ブガーリョ、オスカル・アレグレ、フアン・カルロス・レモリーナ

メキシコの銀行で奪ったドルの札束をアルゼンチンでペソに換金するはずが、取引の現場に突然、銃を持った男たちが乱入し、すべて奪われてしまった強盗一味。取引相手だった組織のボスに、金を取り返すよう命令された男たちは.....ってな、ラテン系クライム・アクション&サスペンス?!

いやぁ~、これ、オモロイねぇ!(笑)出だしから、ごっついリズムよく、ノリノリで銀行を襲撃し、その後は、ド派手なアクションやらを交えつつ、ヒネリの効いたラストへと、一気に突っ走るんやねぇ。

まぁ、展開に多少のムリはあるものの、そんなことを気にさせない“勢い”が、この作品にはあるんよなぁ!?

騙し、騙され、嘘が飛び交うなかで、一体誰が現金を手にするのか......さながら初期のガイ・リッチーのメキシコ版ってとこかなぁ。

キレとひねりは本家に負けず劣らずで、これはこれで、ナイスやねぇ♪(笑)

2010年11月23日 (火)

『SP 野望篇』

巷の興行成績ランキングで、現在、上位にランクされてる邦画を、今日はひとつご紹介♪

この作品、もとはフジテレビのドラマで、放映時間はゴールデンやなかったのに、主演のイケメンくんのおかげか、結構な人気になったお話で、その映画化という、まぁ、フジテレビお得意の商法ってやつなんよね(苦笑)

ドラマは全部は観てないんやけど、それなりにオモロかったかなぁ。なんで、少しだけ期待してみたんやけど......さて、結果は....?!

SP 野望篇   ★★★☆☆   (2010年)

監督:波多野貴文

出演:岡田准一、堤 真一、真木よう子、香川照之、松尾 諭、神尾 佑、野間口徹、堀部圭亮、螢 雪次朗

要人警護に当たる警視庁警備部のチームは、警備を担当していた政治家に対する暗殺計画を未然に察知し、犯人を取り押さえるが、そんな彼らの活躍を快く思わない面々がおり.....ってな、TVドラマの劇場版第1弾?!

ドラマでお馴染みのキャストが、それぞれ個性を出しつつ、大活躍.....ってか。そんでもって、主役の岡田くんとその上司役の堤君がバチバチとやり合い、ハラハラ、ドキドキ.....って、ドラマに“はまった”人にとっては、ワクワクもんなんやろねぇ。

多少はドラマを観てたものの、そこまで思いいれがない者の目線でいうと.....ドラマの延長で、あえて映画にせんでも......しかも2部構成にする必要性ってあるんやろかぁ.....ってなとこかな?!

オープニングの緊迫した(?)追走劇も、よくよく考えたら、「あぁ、尺をもたすために頑張ったんやぁ....」なんて、“うがった”見方をしてもうたりして(苦笑)

まぁ、岡田くんもアクション・スターばりに体張って頑張ってるんやけど、オープニングの部分なんかも所々に映像処理が施されてて、背景がショボかったりで、思ったほどリアリティがない辺りが、TVドラマのノリなんよね。

過去の因縁を引きずり、ふたりの男がぶつかり合う.....まぁ、頑張って後半戦は盛り上げてもらいたいもんやね!?正直、こんなドラマの大スクリーンでの上映会レベルで料金¥1,800ってのは、イケメンくんのファン以外にとっては、ちょっと割りに合わんような気が......。

しかし.....このシリーズで女優としてすっかり人気者になった真木くんの演技って.......下手クソやんねぇ.....まぁ、どうでもエエんやけど?!(苦笑)

2010年11月22日 (月)

『エグザム』

作品のテーマが......えっ、就職活動??(笑)

今日は、そんな、ちょっと意表をつくような作品をご紹介♪

脚本&監督をしてるヘイゼルダインくんは、この作品で昨年のイギリスのアカデミー賞で新人監督賞にノミネートされたんやってね。新顔ながら、この作品のおかげで結構注目をされてるらしい。ちなみにその時に受賞したのがデヴィッド・ボウイの息子であるダンカン・ジョーンズの『月に囚われた男』なんよね。

というわけで....なるほど、この作品、確かに光るものはあるんかもね?!

エグザム / Exam   ★★★☆☆   (2009年)

監督:スチュアート・ヘイゼルダイン

出演:ルーク・マブリー、ジェンマ・チャン、ジミ・ミストリー、ジョン・ロイド・フィリンガム、チュク・イウジ、ナタリー・コックス、ポリアンナ・マッキントッシュ、アダル・ベック、コリン・サーモン、クリス・ケアリー

とある企業の採用試験で、最終選考に残った8人の候補者たち。課せられた課題は、80分間でひとつの質問に答えること。しかし、いざ試験用紙を見てみると、そこには何も書かれていない白紙が......ってな、密室での心理戦を描いたサスペンス・ドラマ?!

4人の男と4人の女、人種も異なれば、それぞれのバックグラウンドも違う、そんな候補者たちは、質問が何かも分からず、試験官の残した言葉を頼りに、仕事を手に入れるために、試行錯誤するんやねぇ。

セットひとつで出演者も無名の役者ばかり、アイデアだけで勝負する、典型的な低予算映画やった(笑)

その内容はというと、確かに、ひとつのシチュエーションで、心理ドラマを展開し、人の欲、エゴをさらけ出すってな所は、なかなかオモロイ。でも、、オリジナリティという点では、この手の話は他にもあるし、それ程の新鮮味はないんよなぁ。

それでも、作品自体にはそれなりの緊張感があって、飽きさせない内容にはなってたかな?!経験のなさというか、ちょっと強引かなぁと思う場面もチラホラとあるんやけど、全体としては悪くはなかったね。

新人監督さんということで、どことなくセンスは感じられるんで、今後、ひょっとしたら化けるかもなぁ....なんて期待をしつつ、ちょっと青田買い?!(笑)

2010年11月21日 (日)

『エクリプス/トワイライト・サーガ』

いやぁ~、ホンマにもう映画館で観るのやめようかとも思ったんやけど、たまたまシネコンのサービスデイで¥1,000で観れたんで、試してみたんよね。

巷では、このトワイライトにはまってる人を“トワイライター”って呼ぶらしい。3作とも映画を観たからって、間違ってもそうは呼ばれたくないと思ってるんやけど....(苦笑)

てなわけで、白塗りの変な男と狼男に告白されて、心揺れる奇特な女の子恋の話、その第三弾の感想は.....なんて?!(笑)

エクリプス/トワイライト・サーガ / The Twilight Saga: Eclipse   ★★★☆☆   (2010年)

監督:デヴッド・スレイド

出演:クリステン・スチュワート、ロバート・パティソン、テイラー・ロートナー、アシュリー・グリーン、ジャクソン・ラスボーン、ニッキー・リード、ケラン・ラッツ、ピーター・ファシネリ、ダコタ・ファニング、ブライス・ダラス・ハワード、キャメロン・ブライト

高校生活も残りわずか、早く彼と同じようにヴァンパイアになりたいと願う彼女、その決断が何を意味するかを知る彼は、無理強いできずにいた。そんな時、新たに生まれた凶暴なヴァンパイアが、彼らの命を狙う.....ってな、シリーズ第3弾!?

ますますラブラブな白塗りの男と、そんな彼にゾッコンの彼女、プロポーズまでしたと思ったら、横から狼がガォッー....ってね?!(笑)

昔の人はよく言ったもんで、「あばたもエクボ」ってのは、こういうことなんやと教えてくれる、そんなタメになる話やねぇ(苦笑)だって、この不気味な肌の白さは、ただの“色白なひと”ではスマンやろう?!

そんな、完全に舞い上がった若者の恋の話.....もう、好きにしたらエエやんって思うんよ(苦笑)というわけで、今回も、完全にオヤジには越えられない“壁”に跳ね返された感じやったね。

なんて言いつつ、客観的に(?)作品を評価すると、様々な葛藤や因縁に迷いながら、愛を貫こうとするが、そこに危険が迫り.....で、ロマンス&アクションってなとこか。

監督が代わったおかげか、ある程度、テンポよく進み、それなりには楽しめるんやけど、相変わらず意味不明なエピソードを挟んだり、グタグタにマッタリしたり、どうにもねぇ....(苦笑)彼女を守るのはエエんやけど、気候や天候ぐらいは考慮したらなぁ.....?!

それと、気づいたんやけど、これって、相当な“ナルシストくん”たちの自己主張の話なんやね。そこが、どうにも理解できんのやろか....?!

まぁ、なんだかんだ言って、残すは後1作、原作は未読(きっと読まない)なんで、どないなるんかは知らんけど、今回も短い出番で見事に“イラッ”とさせれくれた、ムダに不気味なダコタくんを、ボコボコにやっつけることだけを楽しみに、次も観ようかと思う.....なんて!?(笑)

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過去作品の感想は下をご覧あれ♪

トワイライト~初恋~』 『ニュームーン/トワイライト・サーガ

2010年11月20日 (土)

『ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ』

今年はジョン・レノンの生誕70周年なんやってね。どれだけ時間が経っても、世界中で愛される音楽、色褪せないメッセージ、やっぱり彼は偉大な天才やったんやって思うよなぁ。

そんなジョンがビートルズとして一世を風靡する前、初めてギターを手にしてロックに夢中になった頃を描いた作品を、今日はご紹介♪

ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ / Nowhere Boy   ★★★☆☆   (2009年)

監督:サム・テイラー=ウッド

出演:アーロン・ジョンソン、アンヌ=マリー・ダフ、クリスティン・スコット・トーマス、デヴィッド・スレルフォール、デヴィッド・モリッシー、トーマス・ブローディ・サングスター、サム・ベル、ポール・リッター、オフィリア・ラヴィボンド

5歳の頃から叔母夫婦に育てられたジョンは、叔父の葬儀の際に実の母親を見かけ、会いに行くことに。再会した息子を母親は、まるで恋人のように接するのだが.....ってな、若き日のジョン・レノンを描いた話。

実の父親の記憶もなく、母親ではなく叔母に育てられたことで、ずっと胸にわだかまりを抱えて生きてきたジョン。彼の残した曲の繊細さ、愛情の源がどないして生まれたのかが分かる、そんな作品やったね。

ビートルズで有名になり、その後、凶弾に倒れるまでの話は、知ってはいたものの、その人生に、こんな複雑な生い立ちがあったとは、知らんかったなぁ。胸にしまいこんでいた孤独や寂しさ、親の愛情を求める強い欲求が、ジョン・レノンという天才を生んだのかもね?!

そんな主役を演じるアーロンくんは、10代の多感な青年期に迷いながら、音楽にのめりこむ姿を、なかなか上手く感情を表現しながら演じてたね。そのうち、歌声まで似てるような気がしてきて.....ね(笑)

作品全体としては、伝記モノということもあってか、抑え気味の演出で、もう一息盛り上がりに欠ける気もするんやけど、でも、それによって過度にドラマチックになりすぎず、程よい按配になってるんかもね。

ちなみに、ポールを演じてる彼、どっかで見たことあるなぁって思ったら、かつて『ラブ・アクチュアリー』で好きな娘に告白するために、必死にドラムを叩いてた少年なんやねぇ。えらい成長したもんやよなぁ.....(笑)

2010年11月19日 (金)

『机のなかみ』

もうついでなんで、監督さんの長編デビュー作も、一緒にご紹介ってね?!(苦笑)

こうやって見てみると、どの作品もちょっと変わった人間模様を描いてるってことで、そこらへんが監督さんの特徴なんやろなぁ。

まぁ、しかし、そうは言っても、イマイチなぁ......。

机のなかみ   ★★★☆☆   (2006年)

監督:吉田恵輔

出演:あべこうじ、鈴木美生、坂本 爽、清浦夏実、踊子あり、内藤トモヤ、比嘉 愛

かわいい女子高生の家庭教師をすることになり興奮する男、ワケあってどうしても行きたい大学があり、頑張る女子高生、そんなふたりの関係を描いた恋愛コメディ?!

同棲してる彼女の相手もせずに、ひたすら妄想を膨らませる、まぁ、そんな男心も分からんでもないんやけど、それにしても“痛い”わなぁ(苦笑)

前半は、あまりのくだらなさに、ホンマにどないしょうようかと思ったんやけど、同じ時間軸を立場を変えて見せることで、本音と建て前が浮き出され、そんな工夫は少し意外性があって、悪くなかったね。

それと、主演の女の子のど素人っぽさが、逆にリアリティが出てよかったんかも。

そうは言っても、最後は突然メロドラマになって、ちょっとグズグズやったね。こんな100分以上もやらんと、もう少し短くまとめれば、インパクト勝負で、もっと良くなったかもね?!

まぁ、適当な暇つぶしくらいには.......なる??(苦笑)

『純喫茶磯辺』

なんや、すっかり注目監督になってるらしい、吉田くんの前作を、オマケとしてご紹介♪

実は、今回の『さんかく』も、この作品の監督さんやっていうんで、あまり気乗りせんかったんよね。そんな予想を裏切ってくれたら良かったんやけどなぁ.....(苦笑)

まぁ、とりあえず、感想をね?!

純喫茶磯辺   ★★☆☆☆   (2008年)

監督:吉田恵輔

出演:宮迫博之、仲里依紗、麻生久美子、ダンカン、斉藤洋介、濱田マリ

妻に捨てられ、娘とふたり暮らす男は、親の遺産で喫茶店をすることに。下心満点の父親の悪趣味な店で、嫌々ながらも手伝う高校生の娘、そんな父娘関係を軸に描く家族ドラマ?!

ふぅ~、ちょっとキツカッたなぁ.....この作品(苦笑)

いやぁ、何がって、最初から最後まで“ゆる過ぎる”話は、コメディで笑いをとるわけでもなく、かといって後に残るものがあるようなシリアスさもないんよ。

要するに、笑えず、ノれずで、とことんグタグタ......ってね!?吉本が作って、自前の芸人を出してる割には、さっぱりなんよなぁ...。

娘役の仲くんも、一生懸命に愛嬌を振りまいて、カワイイと思える瞬間もあれば、ちょっと微妙なところもあったりして....(笑)

話のテーマは、ちょっと風変わりな親子の絆???なんか、どうでもエエかなぁってね(苦笑)小ネタはさんで中途半端に笑いを狙う前に、もう少し努力して作りこまんとアカンのと違うかなぁ?!

『さんかく』

今日は邦画をひとつご紹介♪

この作品、公開当時はYahoo!のコメント欄なんかでも結構評判が良く、ちょっと期待してたんやけどねぇ.....?!

結局のところ、“流行モノ”を上手に取り入れ、話題づくりから集客して.....ってなことで、作品の内容よりも興行主体で動いてる典型なんかもね。バーターで出てくるところが、“秋元商法”やわなぁ.....それこそ、まさに“マルチ”なんと違うの?!(笑)

そんなものに踊らされてる日本の映画界の現実ってのも、どうかと思うんやけどねぇ....?!(苦笑)

さんかく   ★★★☆☆   (2010年)

監督:吉田恵輔

出演:高岡蒼甫、田畑智子、小野恵令奈、矢沢 心、太賀、赤堀雅秋、大島優子

東京で同棲するカップルの所に、中学生になる彼女の妹が夏休みを利用して泊まりに来ることに。無邪気な妹の存在により、ふたりの関係に微妙な変化が.....ってな恋のお話??

う~ん、なんやろねぇ.....ほのぼの系のコメディかと思いきや.....なんや、とっても“痛い”話やんか(苦笑)

年甲斐もなく中学生に熱を上げる男に、彼一筋のちょっと“めんどくさい”女、そんでもって小悪魔な妹...まぁ、話の設定としては、おもろそうではあるんやけど....ちょっと引いてもうたかな(苦笑)

ガキに振り回される高岡くんのダメ男ぶりが、彼の素のイメージに合ってる(?)ようで、違和感はないんやけど、とにかく、そのキャラに“ドン引き”なわけなんよ(苦笑)

逆に彼女役の田畑くんの度を越した“人の良さ”や、“やってもうた”感の出た行動なんかは、なかなかナイスやったんやけどねぇ....?!

評判の良さに期待しすぎたのか、正直言うと、“これ、ちょっとなぁ....”って感じ(苦笑)

2010年11月18日 (木)

恋する.....3連発?! ③ 『恋する宇宙』

チョコレートにレストランと、ちょっと食べ物つながりできて、最後は......宇宙まで行ってまえぇ....ってか?!(笑)

まぁまぁ、恋もスケールをでかく、弾けんといかんもんね....なんて、意味不明なことを言いつつ、しかし、こんだけ“恋する”映画を観てるオヤジの深層心理ってのは、恋愛に飢えてギラギラって感じがアリアリなんやろか.....冷静に考えると、自分がとっても“痛い”人間に思えてきてもうたよ.........(苦笑)

てなわけで、主演のダンシーくんは、数年前に若手のイケメン有望俳優って騒がれて、その後、イマイチ名前を目にせんかったんで、ちょっと心配してたんやけど、こうやって渋く頑張ってるんやねぇ。

そんなところも注目しつつ、作品の感想は.....?!

恋する宇宙 / Adam   ★★★☆☆   (2009年)

監督:マックス・メイヤー

出演:ヒュー・ダンシー、ローズ・バーン、ピーター・ギャラガー、エイミー・アーヴィング、フランキー・フェイソン、マーク・リン=ベイカー、ハヴィランド・モリス、アダム・ルフェーヴル、マイク・ホッジ

自閉症の一種であるアスペルガー症候群のため、人付き合いが極度に苦手な男は、一緒に暮らしていた父親が死に、不安な日々を過ごしていた。そんな時に、アパートの上の階に美しい女性が越してきて、彼は彼女に好意を抱き、彼女もまた、そんな彼に興味を持ち始めるのだが.....ってな、ちょっとぎこちない恋の話?!

嘘が付けず、不器用にも本音で生きる男と、そんな彼の病気に戸惑いながらも、その優しさに惹かれていく女、一筋縄では行かない、ふたりの恋の行方は....?!

この作品、未公開作品ということで、確かに地味なんやけど、それでもなかなか悪くないんよね。なんと言っても、主演のふたりがエエ感じなんよなぁ。

ダンシーくんは、期待されながらも、なかなかブレイクできないんやけど、それでも、この演技を観ると、エエ役者やなぁって思う。ヒロインのローズ嬢も、目立った美人ってわけやないんやけど、ちょっと控え目で、知性を感じさせるところが好感が持てるよね!?

いくつかの恋の薀蓄がセリフにあったりで、心温まる話に仕上がってる。まぁ、相変わらず、とりあえず“恋”ってタイトルに入れとけば的な安易な邦題はどうかと思うんやけど、作品としては小粒ながらエエんと違うかなぁ?!

恋する.....3連発?! ② 『恋するリストランテ』

チョコレートのお次は......レストラン♪(笑)スペイン、ドイツにイタリア、いろんな国の男女の人生が、真ん中のスイスで交差する....てかぁ?!

さて、お味の方は、いかがなもので.....。

恋するリストランテ / Bon Appetit   ★★★☆☆   (2009年)

監督:デビッド・ピニロス

出演:ウナクス・ウガルデ、ノーラ・チルナー、ヘルベルト・クナウプ

スイスにある有名シェフが経営するレストラン、そこでコックとして働くことになったスペイン人の男は、その店でソムリエとして働くドイツ人の女性に惹かれるのだが.....ってな、とあるレストランを舞台に繰り広げられる人間模様を描いたスペインの恋愛ドラマ?!

目の前に現れた魅力的な女性、しかし彼女にはちょっと複雑な事情があり.....ってなことで、一筋縄ではいかない男女の関係がテーマなんよね。

邦題にしろ原題にしろ、どことなく陽気なラテン系の恋の話で、ハッピーエンドに突き進むのかと思いきや、むしろフランス映画なんかに近いような、複雑な感情を映してるあたりが、なかなかの味わいやったかな。

逆に言うと、派手さのない地味目な作品で、少しマッタリということになるんかもしれんけど、でも、このすんなりといかない歯がゆさが、かえってリアリティを出してるんやろうと思うんよね。

そんなドラマ性と合わせて、この作品、音楽の使い方がエエんよなぁ♪さりげない隠し味となって、いい塩梅に雰囲気を盛り上げる。なかなかのセンスやった。

てなわけで、個人的には結構好きな部類の、味わい深い作品やったかな?!“ちょっぴりビターな恋の話を、召し上がれ!” ってか。

恋する.....3連発?! ① 『恋するショコラ』

いやぁ、別に特集ってわけでもないんやけど、最近レンタルして観た作品でまだ紹介してないものに、“恋する”ってタイトルの作品が3つほどあったんで、まとめて大放出ってねぇ!?(笑)

当然ながら、作ってる国も違えば、出てる役者も様々で、3つとも全く関連性はないんやけど。まぁ、“恋する”と付くくらいやから、それぞれに恋愛をテーマにはしてるんかな。

というわけで、まずはイタリアから“スウィーツな”恋のお話をね♪(笑)

恋するショコラ / Lezioni Di Ciccolato   ★★★☆☆   (2007年)

監督:クラウディオ・カペリーニ

出演:ルカ・アージェンテロ、ヴァイオレンテ・プラシド、ハッサニ・シャビ

建設会社を経営する男は、ある日、自分の命令で経費をケチったために、現場で働いてた作業員が大ケガをすることに。警察に黙っててもらう代わりに、そのエジプト移民の男が通うはずだったチョコレート作りの技術を教える学校に、身代わりで行くことになり、そこで気になる女性と出会うのだが.....ってな、愛と友情の物語?!(笑)

合理主義で、利益のためなら多少のデタラメも気にしない、そんな適当な男が、成り行きから他人になりすまし、チョコレート作りで四苦八苦ってな話は、いかにもイタリア映画らしい、軽さと楽しさがあるんよね。

まぁ、確かに都合の良すぎる展開や、肝心なところで盛り上げきれない“もどかしさ”はあるんやけど、それでもチョコレートよりも甘い、ただの恋愛ドラマにすることなく、サブキャラを生かしながら、笑いと友情を感じさせてくれるあたりに、なんや心が温まるんよなぁ。

まぁ、B級であることは間違いないんやけど、こういうノリ、案外嫌いやないんよね(笑)ちょっと軽くて、ユカイな恋愛ドラマをご希望なら、小粒ながら、こんなのも悪くないかもよ?!

2010年11月17日 (水)

『カオス・セオリー』

難しいひとり芝居も見事にこなす、そんなライアン・レイノルズって役者が、最近、とっても気になるんよね。

そもそもは『スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい』でその存在を知ったんやけど、ちょっと前には『あなたは私の婿になる』でサンドラ・ブロック扮する鬼編集長にいびられ、『ラブ・ダイアリーズ』では、ナイスなパパさんを演じたりして、どこか二枚目半の役どころでありながら、演技の上手さで観る側をひきつける、そんな魅力があるんよなぁ。

そんな彼は、プライベートでも、かつては歌手のアラニス・モリセットと結婚寸前まで行き、その後、あのスカーレット・ヨハンソンのハートを射止めたんやねぇ?!

そんな公私ともにノリノリの男は、何をやっても上手くいくってんで、彼の出演した過去の作品の中から、ひとつオマケでご紹介♪

カオス・セオリー / Chaos Theory   ★★★☆☆   (2007年)

監督:マルコス・シーガ

出演:ライアン・レイノルズ、エミリー・モーティマー、スチュアート・タウンゼント、サラ・チョーク、マイク・アーウィン

混乱した世の中を生き抜くため、常に事前にリストを作り、計画通りに生きる完璧主義の男、しかしある日、ひとつのきっかけから、全ての歯車が狂いだし、その結果、思いもよらない事実を知るのだが...ってなコメディ・ドラマ?!

信じていたものが崩壊し、動揺した男は暴走しながらも、そんな混乱のなかから大切なものを学ぶ...ってな、まぁ、雨降って地固まるってやつやね!?(笑)

比較的地味なキャスティングで、まぁ、劇場未公開ってのも分かる、ちょっと小粒な作品なんやけど、しかしながら、コメディ要素をメインにしながらも、話のメインのテーマはしっかり“愛”やし、意外なほど楽しめる内容やったりするんよね。

そこまで作品のクオリティを上げてるのは、主役を務めるレイノルズくんの役者としての力量なんかもなぁ。さりげなく、それでいてとっても芸達者......B級作品だからこそ、そんな彼の才能が垣間見れる?!

『[リミット]』

今日は公開中の作品のなかから、ちょっと異色のサスペンスものをご紹介♪

出演者のレイノルズくんはアメリカ人で、全編英語の作品なんやけど、監督がメキシコ人らしく、製作国もメキシコという、ちょいと趣の異なる作品なんよね。

アイデアで勝負する意欲作は、ここ最近の映画界でのメキシコ等のラテン系の勢いそのままに、また新たな才能が出てきたことを感じさせるものかもねぇ?!

[リミット] / Buried   ★★★☆☆   (2010年)

監督:ロドリゴ・コルテス

出演:ライアン・レイノルズ、(声)ロバート・パターソン、ホセ・ルイス・ガルシア・ペレス、スティーヴン・トボロウスキー、サマンサ・マシス、エリク・パラディーノ

イラクで物資の輸送をする会社でトラック運転手をしていた男は、輸送中に何者かに襲われ、気がついたら木の箱に閉じ込められていた。箱のなかに置いてあった携帯で、必死に助けを求めるのだが.....ってなサスペンス映画?!

真っ暗な映像に息遣いだけが聞こえる.....稀に見る“地味”なオープニングで始まる作品は、棺おけと見られる木箱の中というワン・シチュエーションだけで描かれる、とっても斬新な内容なんよね。

正直、これだけの設定で作品として成立するんかどうか、ちょっと疑問やったんやけど、限られた空間のなかで、色んな仕掛けを使って、うまく話を構成してるんよなぁ。

特に、携帯という小道具を駆使して、箱の中の切羽詰った状況と、電話の向こうとのギャップを描くあたりは、なかなかやったね。

そんな、ほぼ“独り芝居”を演じるライアンくんの演技も、かなりの熱演やったかな。まぁ、ほとんど薄暗いなかでの演技で、本人の顔もよう分からん感じやから、いかに声で感情を表現するかなんやけど、悪くなかったと思う。

全体としては、多少の物足りなさはあるんやけど、でも、低予算でこれだけのテンションを維持し、工夫をして盛り上げようとしてる点は、評価できるんと違うかな。

ちなみに、酸素の残りが限られ....ってな感じで、邦題の“リミット”を意識した宣伝してるけど、作品のポイントは時間的制限よりも原題のとおり“生き埋め”されてる状況であって、別に邦題を付けるのは勝手やけど、もう少し内容を活かして欲しかったなぁって思うんよね....?!

2010年11月16日 (火)

『猿ロック THE MOVIE』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、原作は人気のコミックらしく、そんでもって、ちょっと前に同じキャストでドラマが放送されてたらしい。

当然のことながら、そんな話はまったく知らず、先日紹介した、さま~ず主演の『かずら』のヒロイン役で、ハゲに勇気と希望を与えてくれた(?)芦名くんが出るってんで、主演の彼に一抹の不安を抱きつつ、手に取ってみたんよねぇ?!

というわけで、そんな作品の感想は......。

猿ロック THE MOVIE   ★★★☆☆   (2010年)

監督:前田 哲

出演:市原隼人、比嘉愛未、高岡蒼甫、芦名 星、渡部豪太、和田聰宏、光石 研、西村雅彦、小西真奈美、國村 隼

どんな鍵でも開けてしまう腕利きの鍵師のもとに、職場の金庫の番号を忘れてしまい困っているという美しい女が現れ、手助けすることに。しかし、金庫の中身のために、ヤクザと警察に追われることになり.....ってな......コメディ&サスペンス??

スリリングな逃亡劇にサスペンス要素を加え、それをコメディと爽やかなエロで包む....そんな感じなんかな?!(苦笑)カーチェイスしたり、“イリュージョン”やてみたり、映像的にも画面分割で変化を加えたりして、それなりに頑張って作ってるんやけどねぇ。

結局のところ、主演の市原くんを受け入れられるかどうかってのが、この作品を楽しめるかどうかの分かれ目なんやろなぁ。腕は確かやけど単細胞のお調子者、そんな役柄にはキャラが合ってるんやろうとは思うけど、相変わらず賑やかなだけで、薄っぺらいんよね(苦笑)

随所にアップやイメージビデオを思わせる映像を盛り込み、ファンなら喜ぶんやろうけど.....それ以外にはねぇ.....(苦笑)いっそのこと主役をはずした部分で國村くんあたりを中心にドラマを作った方が.....なんてことを言ったりして?!(笑)

個人的にはとってもイマイチな感じやったんやけど、TVドラマの映画化作品ってことらしく、その延長にあるモノという意味では、まぁ、こんなもんなんやろねぇ.....。

2010年11月15日 (月)

『レギオン』

今日は、最近、レンタル開始になった作品のなかから、ちょっと異色のスリラーものをご紹介♪

レギオン / Legion   ★★★☆☆   (2010年)

監督:スコット・スチュワート

出演:ポール・ベタニー、ルーカス・ブラック、タイリース・ギブソン、エイドリアンヌ・パリッキ、チャールズ・S・ダットン、ジョン・テニー、ケヴィン・デュランド、ウィラ・ホランド、ケイト・ウォルシュ、デニス・クエイド

砂漠地帯の真ん中の道路脇にあるダイナー、そこにはオーナー親子とその友人のコック、臨月間近のウェイトレスと、車の故障で修理を待つ1組の親娘と、通りすがりの黒人がいた。そんな彼らに予期せぬ出来事が起こり、直後にやってきた男から、人間に失望した神が人類を滅ぼそうとしているといわれるのだが....ってなお話?!

いやぁ~、なんとも不思議な作品やったね。サスペンス・アクションかと思いきや、途中でえげつなくホラー路線で突っ走ってみたりして、いろんな要素がてんこ盛りってなとこかな?!(笑)

テーマがモロに宗教的なもんやから、正直、ちょっとどうかと思ったんやけど、案外これ、聖書がどうのって知らんでも楽しめてまうんよね。

まぁ、シチュエーションに必然性がないとか、天使が妙に電動式のオチャメな小道具を使って戦ったりで、ちょっとB級感が溢れてるんやけど....(苦笑)

それでも、作品として勢いは悪くないし、期待しなかったせいか、かなり楽しんでもうたんよね!?個人的には、最近、あまりメジャー作品での露出がないベタニーくんが頑張ってるところが、なかなか楽しかったかな(笑)

2010年11月14日 (日)

タラちゃんとロドくんのグラインドハウス ② 『デス・プルーフ』

というわけで、お次はタランティーノの作品をご紹介♪

劇場での公開当時は、こちらの方がロドリゲスくんの作品よりも1ヶ月ほど先に公開されたんよね。

悪ノリ大好きな、オチャメなタラちゃんの本領発揮....といきたかったんやけど、ロドリゲスくんの方と比較すると.....ちょっとキレがなかったかなぁ....??(苦笑)

デス・プルーフ in グラインドハウス / Quentin Tarantino's Death Proof   ★★☆☆☆   (2007年)

監督:クエンティン・タランティーノ

出演:カート・ラッセル、ゾーイ・ベル、ロザリオ・ドーソン、ローズ・マッゴーワン、マイケル・バークス、メアリー・エリザベス・ウィンステッド、イーラー・ロス、シドニー・タミーア・ポワチエ

奇才タランティーノ監督が贈るB級作品のテーマは......男と女と.....カー・アクション??(笑)

車を使って、次々と美人ばかりを殺していくスタントマンのオヤジ、休暇を楽しむスタントウーマンの仲良し4人組もその餌食に...ってな、バイオレンス&コメディ?!

タランティーノのうまさのひとつは、その音楽センスのよさやんね。今回のチョイスもナイスやった。そんな音楽に乗っかって、話がうまく盛り上がるところは、抜群のキレがあって、彼らしさが垣間見れたかな。

ただ......そこにたどり着くまでの流れが、この作品ではあまりにもユルすぎてなぁ....(苦笑)ダラダラと続く“ガールズ・トーク”は、まったく楽しめず、ひたすら退屈すぎて眠気が...。

確かに色っぽい姉ちゃんたちがいっぱい出てきて、時にセクシーにエロを振りまくんやけど、なんぼアホなオイラでも、そんなものでは騙されへんて?!(苦笑)

ヒール役のカート・ラッセルのキレ具合なんかも、それだけ見てると悪くないんやけど、全体の流れが悪すぎて、ほとんど活きてこんのよなぁ.....。

上映時間以上に、かなり長く感じられる、そんな作品やたね。まぁ、コンセプトがB級映画なわけやから、これもタラちゃんの狙い通りなんかもしれんけど......でも、ちょっと時間のムダ?!(苦笑)

タラちゃんとロドくんのグラインドハウス ① 『プラネット・テラー』

というわけで、『マチェーテ』が作られるきっかけとなった、タランティーノとロドリゲスくんのB級映画の祭典、“グラインドハウス”をオマケでご紹介♪

ちなみに、“グラインドハウス”ってのは、アメリカでB級映画をまとめて上映してる映画館のことをいうらしい。それを再現するために作った作品ってことは.....かなり“真面目(?)”にB級を意識した作品ってことなんよね!(苦笑)

というわけで、まずはロドリゲスくんの作品から......。

プラネット・テラー in グラインドハウス / Robert Rodriguez's Plamet Terror   ★★★☆☆   (2007年)

監督:ロバート・ロドリゲス

出演:ローズ・マッゴーワン、フレディ・ロドリゲス、ブルース・ウィリス、ジョシュ・ブローリン、マイケル・ビーン、マーリー・シェルトン

軍事基地から生物兵器が流出し、広がった伝染性のウィルスで、人々が次々にゾンビに.....。感染した者は、人間の脳みそやはらわたにむさぼりつくようになり、町は混乱した状況になるが、片足を失ったひとりの女が、仲間と一緒に襲い来る敵と戦うのだが......てな、ゾンビ系スプラッター・ホラー&アクション?!

本編の始まる前からの徹底したB級具合に、なぜか不思議と心も躍るってかぁ♪(笑)

タマの瓶詰めから、脳みそ、内臓、飛び散る血と、もうなんでもありの、弾けたグロさ、かなり強烈なんやけど、それでも、なぜか笑えてまうんよね!?

ホラーなのに大爆笑、そんな不思議な雰囲気をもった作品やったね。

やっぱり、この突き抜け具合が堪らんのですよ。まったく遠慮なしの、低俗路線で開き直られると、嫌でも納得せなあかん気分になるやんか?!(笑)

そんな作品自体の勢いに、片足を失ったヒロインの哀愁と、ローズ嬢のもってる雰囲気が上手くマッチして、ありえない攻撃に、ただただ笑うばかりで.........あぁ、アホらし(笑)

『マチェーテ』

今日は、公開中の作品のなかから、とっても“濃~い”B級映画をご紹介♪

この作品、数年前にクェンティン・タランティーノとロバート・ロドリゲスが、B級映画を作るって企画でやってた“グラインド・ハウス”って作品で、架空の(存在しない)作品の予告編として作られてたものを、実際にひとつの作品として作り上げたってやつなんやってね。

主演のトレホおじさんは、とってもインパクトのある顔してて、彼が主役って時点で、すでに相当なB級具合いなんやけど、それでもこの作品、他の出演者の顔ぶれを見ると、結構なメジャー感なんよねぇ!?

そんなミスマッチな作品のデキ栄えは......もう、パーフェクトなB級仕上げってね!?(笑)

マチェーテ / Machete   ★★★★☆   (2010年)

監督:イーサン・マニキス&ロバート・ロドリゲス

出演:ダニー・トレホ、ジェシカ・アルバ、ミシェル・ロドリゲス、ロバート・デーニーロ、スティーヴン・セガール、ジェフ・フェイヒー、ドン・ジョンソン、シェー・ウィガム、リンジー・ローハン、チーチ・マリン

かつてメキシコの腕利き捜査官だった男は、最愛の妻と娘を殺された挙句、汚職まみれの組織からはじき出され、アメリカに不法滞在していた。そんな彼は、不法移民の取締りを選挙の公約に掲げる議員の暗殺を依頼され、仕方なく引き受けるのだが.....ってな、痛快B級アクション映画?!

いやぁ~、すごいよなぁ......もう、出だしからゴリゴリの“ロドリゲス節”が炸裂で、速攻でハートを鷲づかみってやつやねぇ?!(笑)

取締っても流入し続ける不法移民の問題という、アメリカとメキシコ国境のホットな攻防をテーマにしつつも、話の肝は単純な“復讐モノ”であって、およそ主役になりそうもないようなトレホおじさんが、胸のすくような活躍ぶりで、悪い奴らをバッタバッタと切り捨てる、たまらんですなぁ!(笑)

派手なアクションに血のしたたるバイオレンス、そんでもって男心をくすぐるセクシーさを加えて出来上がったのは、ある意味、究極のB級ヒーローものなんかもね?!

転がる首もコメディにしてしまう、そんなロドリゲス監督のセンスって、大したもんやと思うんよなぁ。

いつもながらノリノリの音楽でさりげなくアクションを盛り上げ、セクシー担当のミシェル&ジェシカの魅力を存分に引き出しつつ、私生活そのままの“キレっぷり”でリンジー嬢を悪ノリ要素で弾けさせ、全体的に安っぽさを逆手にとって、見事なまでの暴走ぶり.....凄すぎやわ!?(笑)

あぁ、とっても満足!!ご馳走さま♪

2010年11月13日 (土)

『銀河ヒッチハイク・ガイド』

というわけで、ランボーをネタに、心憎い作品を撮った監督さんのデビュー作を、本日のオマケとしてご紹介♪

この作品の原作、本で読んだんやけど、なかなかオモロイ話なんよね。もともとはBBCのラジオ番組のために書かれたモノなんやって。

そんな話を映像化した作品の感想は.....?!

銀河ヒッチハイク・ガイド / The Hitchhiker's Guide To The Galaxy   ★★★☆☆   (2005年)

監督:ガース・ジェニングス

出演:マーティン・フリーマン、サム・ロックウェル、ビル・ナイ、ジョン・マルコヴィッチ、ズーイー・デシャネル、モス・デフ

銀河バイパスの建設のために突然訪れた地球最後の日、イギリス人の男は、実は宇宙人だった親友に助けられて、彼の書いたベストセラーのガイドブックを片手に、人類唯一の生き残りとして宇宙をヒッチハイクすることに......ってな、とってもナンセンスなSFコメディ?!

出だしから、どこか人類の愚かさなんかを揶揄した捻りの効いた展開で、ブラックな笑いをふりまいてて、なかなか良かったんやけどねぇ....?!

ただ、ちょっと話がユル過ぎなのか、もう一息テンポが出てこないあたりが、少しかったるくて、中だるみしてもうてる感じやったかなぁ.....。

それでも、“うつ病のロボット”なんてのは、ユーモアのセンスとしては、抜群やと思うんやけどね!(笑)同じ下世話な笑いでも、ストレートにもってこない辺りがイギリス人の奥ゆかしさってとこなんかな。

まぁ、あまりにも下らなすぎるのか、それともちょっと哲学的過ぎるのか、ついていけないところもあるんやけどね....不思議な世界が展開してることは間違いないんやけど.......(苦笑)

この監督さん、音楽ビデオ畑の出身だけに、映像的にも凝ってるし、アニメーションを使ったりして、工夫はされてて、いろいろと頑張ってはいるんやけど.....でも、内容がアホすぎた??(笑)

『リトル・ランボーズ』

今日は公開中の作品から、子供が主人公の洋画をひとつ、ご紹介♪

しかしなぁ.....『リトル・ダンサー』、『リトル・ランナー』、『リトル・ストライカー』、そして『リトル・ランボーズ』.....どれも原題と違うんやけど、子供が主役ってだけで、何とかの一つ覚えみたいに安易に“リトル”って付けるの、止めたらどないなんやろねぇ(苦笑)

レンタル屋に行ったら、恋愛映画のコーナーに、やたらと“恋の~”って作品が並ぶように、何の関係もないのに、いつのまにか“リトル”シリーズ.....みたいになってもうてるんかねぇ?!(笑)

まぁ、そんなボヤキは置いといて、作品の感想は......。

リトル・ランボーズ / Son Of Rambow   ★★★☆☆   (2007)

監督:ガース・ジェニングス

出演:ビル・ミルナー、ウィル・ポールター、ジェシカ・スティーヴンソン、ニール・ダッジェオン、ジュール・シトリュク、エド・ウェストウィック、アンナ・ウィング、エリック・サイクス

厳しい戒律の宗派のため、テレビ等の娯楽を禁じられた生活をしていた少年は、絵を描いたりしながらイマジネーションをふくらませ、生きていた。一方、親が不在で、兄とふたり暮らしのため、兄の世話をさせられていた少年は、教師も手を焼く悪ガキだった。そんなふたりが出会い、自分たちでランボーのパロディ映画を作ることになったのだが....ってな、コメディタッチのほのぼの作品?!

いやぁ~、なかなか良かったねぇ!?子供の頃って、しょーもないことに夢中になったもんやんね。いろいろと工夫して、いかに楽しむかって......そんな子供目線で描かれる作品には、どこか懐かしい気持ちを思いださせてくれるんよなぁ。

それぞれの家庭環境により、自分たちの都合とは別のところで苦労する少年たちが、“子供らしさ”“自分らしさ”を取り戻す、そんな姿は、とっても微笑ましかったりしてね。

ちょっと残酷な子供ならではの世界もありつつも、最後は上手くまとめ上げ、絶妙に涙腺を刺激し.....涙が頬をつたう.....ってか?!(笑)

作品としては完璧とは言い難いんやけど、それでも懐かしさや清々しさに溢れてて、心が温まる、なかなかの作品やったね。きっとスタローンのランボーも、こんな息子が欲しかったに違いないってか!(笑)

2010年11月12日 (金)

『ダーリンは外国人』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この原作って、本屋でよく平積みされてるのを目にしたことがあるんやけど、手にとって読んだことはないんよね。外国人から見た日本の文化や習慣について、おもしろおかしく書かれてるっていうのは、人づてに聞いたことあるんやけど。

楽しい笑いを提供してくれるんかなぁって、ちょっと期待してたんやけど......?!

ダーリンは外国人   ★★★☆☆   (2010年)

監督:宇恵和昭

出演:井上真央、ジョナサン・シェア、国仲涼子、大竹しのぶ、國村 隼、戸田菜穂、入江雅人、ダンテ・カーヴァー、パトリック・ハーラン

漢字と出会い、日本にやって来た語学オタクのアメリカ人、そんな彼と付き合うことになった漫画家志望のイラストレーター、言葉や習慣の違いにとまどいながらも、ふたりは同棲生活をスタートされるのだが.....ってな、国際結婚について描いたベストセラー・コミックの映画化作品?!

外国人ならではの素朴なツッコミ、勘違いで笑いをとりながら、家族を含めた恋愛模様を描いた作品ってとこなんかな。ただ、もっとガンガンと笑いを取ってくるんかと思いきや、特に中盤からは意外なほどシリアスなドラマになってて、正直、少し戸惑ってもうたね(苦笑)

アカの他人である男と女が一緒に暮らす、ましてや国籍が違えば考え方も異なる.....ってな切り口から、本質的な問題は、そうやないんやってところは、共感できるかなぁ。

主演のふたりの演技はさておき、お父さん役の國村くんが、今回もしっかり渋さを醸し出しつつ、おいしいところを持って行くあたりが、よかったね!?あとは、個人的には国仲くん、エエよね♪(笑)

コメディ路線を捨てて、かなり真面目に作ったドラマは、それなりにツボは押さえてて、評価されるべきなのかもしれんけど、原作を読んだことない者が言うのも何やけど、きっと、もっとユーモアを期待してた人もおるんと違うかなぁ?!せめて、もう少しバランスを取っても良かったんかもね。

しかしなぁ....家族に祝福される、そんな素敵な結婚、なんかエエよなぁ.....あぁ、結婚したい。えっ、相手??いや、別に国籍にはこだわらんのやけどなぁ.....!(苦笑)

2010年11月11日 (木)

『恋愛ルーキーズ』

というわけで、なぜか人気のトッド・フィリップス監督なんやけど、そんな監督さんの前の作品を、今日の“おまけ”としてご紹介♪

まぁ、個人的には、他のハリウッドのコメデイ作品と、どんだけ違うかって言われても、大して変わらんように思うんやけどねぇ(苦笑)

ちなみに、この作品、アンジー(アンジェリーナ・ジョリー)の元ダンナのソーントンくんと、『俺たちフィギュアスケーター』でおなじみ(?)のジョン・ヘダーくんの共演作なんよ.....なんて言っても、だから?って感じかな??(笑)

恋愛ルーキーズ / School For Scoundrels   ★★★☆☆   (2006年)

監督:トッド・フィリップス

出演:ジョン・へダー、ビリー・ボブ・ソーントン、ジャシンダ・バレット、ルイス・ガスマン、デヴィッド・クロス、ホレイショ・サンズ、サラ・シルヴァーマン、ダン・フォグラー、ベン・スティラー、マイケル・クラーク・ダンカン

駐車違反の監視員をしている男は、仕事もプライベートもさっぱりのダメ男。そんな彼が、知り合いに進められて、ある男が教える秘密の講座に参加し、ダメな自分を変えようとするのだが.....ってな、コメディ&恋愛ドラマ?!

ナチュラル“へたれ”俳優のへダーくんと、ちょっと強面のビリーおじさん、そんな二人の絡みは、なかなか興味深いものがあったかな。まぁ、そうは言いつつ.......コメディとしては、そんなに笑えんのよねぇ(苦笑)

“冴えない男”代表のヘダーくんの脱力系の存在感は相変わらずで、そんな彼が困難にめげずに恋の勝負に挑むあたりは、個人的にかなり肩入れして観てたんやけど.....ね?!(笑)

主演のふたり以外にも、ベン・スティラーが風変わりな役で、いつものように“悪ノリ”してたり、ダンカンくんがお茶目なコスプレしてたり、まぁ、笑えないコメディながら、それなりに楽しみ所はあるんかもね。

しかし....“ライオンになれ!”ってか......確かに一理あるかもなぁ....なんて?!(笑)

『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』

劇場公開の予定のなかったアメリカのコメディ作品が、熱心なファンの署名活動により公開される.....最近、この手の話って結構、耳にするやんね。

その結果がどうなのかっていうのは、まぁ、ひとそれぞれの考えがあるんやろうけど、まぁ、話題としてはエエんかも。

しかしながら、よく言われることやけど、“笑いのツボ”ってのはアメリカ人とはちょっと違うらしく、がっかりすることが多いんよなぁ.....(苦笑)

というわけで、そんな話題先行の作品の感想は....?!

ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い / The Hangover   ★★★☆☆   (2009年)

監督:トッド・フィリップス

出演:ジャスティン・バーサ、ブラッドリー・クーパー、エド・ヘルムズ、ザック・ガリフィナーキス、へザー・グレアム、ジェフリー・タンバー、マイク・エップス、ケン・チョン、マイク・タイソン

結婚式を数日後に控え、新郎と仲間たちはベガスに繰り出して、大騒ぎをするのだが、朝目覚めるとホテルの部屋には赤ん坊と本物の虎が.......そして新郎は消え......ひどい二日酔いに苦しみながら、親友を探すのだが.....ってな、コメディ??

う~ん、なんやろなぁ.....あまりの評判に、期待しすぎてもうたんかなぁ.....いやぁ、まったく笑えんのですよ、これ(苦笑)

まぁ、ぶっ飛んだ記憶をたどり、手掛かりを頼りに何が起こったかを知るうちに、あれや、これやと大騒ぎって、分からんでもないんやけど、どこをどう楽しんでエエんかが、イマイチなぁ....??

本物のマイク・タイソンがどっかの“亀”ばりに調子はずれの歌を披露したり、妙なアジア系のキャラが出てきたり.....でも、そんな爆笑するほどやないし.....アメリカ人の笑いのツボが、ますます分からんように思う、そんな作品やったかな。

唯一、久々にヘザー嬢を映画で観れたのが、ちょっぴり個人的には熱かったかな.....なんて?!(笑)

2010年11月10日 (水)

『ボーダー』

今日はベテラン俳優の熱い競演が観れる......ハズの作品をひとつご紹介♪(笑)

デ・ニーロとパチーノのふたりの共演というと、15年ほど前に『ヒート』って作品があったやんね。まぁ、個人的にはイマイチ“熱く”なれんかった作品ではあるんやけど、やっぱりこれだけの役者が演技で絡むとなると、ちょっと期待してまうかな?!

というわけで、そんな作品の感想は......。

ボーダー / Righteous Kill   ★★★☆☆   (2008年)

監督:ジョン・アヴネット

出演:ロバート・デ・ニーロ、アル・パチーノ、カーティス・ジャクソン、カーラ・グギーノ、ジョン・レグイザモ、ロニー・ウォールバーグ、トリルビー・グローヴァー、ブライアン・デネヒー

被害者は、いずれも法の目をかいくぐって生きる悪党たち、現場にはいつも手書きの詩、そんな連続殺人事件を捜査するベテラン刑事のコンビだったが、ふたりにはある秘密が.....ってな、クライム・サスペンス?!

デ・ニーロとパチーノの豪華競演の実現した作品ってなことで、少しは話題になってたんかな?!

正義感が強いために、時として暴走する男と、そんな彼と長年コンビを組む冷静な男、そんなふたりの信頼関係を軸に、事件は思わぬ方向に....ってなわけで、大御所の渋い演技で盛り上げたるでぇ~って、きっと気合が入ってたんやろなぁ?!

確かに重厚な雰囲気なんやけど.....いや、というよりも“重苦しい”ってとこかな(苦笑)なんたって、ふたりとも、もう60代の後半、ホンマもんの刑事なら、もう立派にリタイアしてる年齢やもんね。

足元のおぼつかないオヤジさんが、緊迫したシーンを演じても、なんや動きが心配になってもうて....(苦笑)

大まかな展開も、ある程度早い段階で分かってまうだけに、話としては残念ながら期待したほどのワクワク感はなかったね。同じ内容でも、せめてあと10年早く実現してたらなぁ...少しは違った印象やったかも?!

2010年11月 9日 (火)

『不灯港』

今日は、ちょっぴり小粒な邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、ぴあが主催するPFF(ぴあフィルム・フェスティバル)のスカラシップ作品ということで、新人監督さんのデビュー作なんよね。

ちょっとマイナーな雰囲気は漂ってるんやけど、なかなかやったかな?!

不灯港   ★★★☆☆   (2009年)

監督:内藤隆嗣

出演:小手伸也、宮本裕子、広岡和樹、麿赤兒、ダイアモンド☆ユカイ

親の遺した家に独りで暮らし、父親が使ってた船で生計をたてる38歳の独身の漁師、なんとか嫁さんを探そうと必死になるが、うまくいかない彼のもとに、ひょんなことから子供連れの女が家に上がりこみ、一緒に生活を始めるのだが....ってな、冴えない男の恋の物語?!

海で生きる男らしく、ちょっと不器用で、それでいて格好つけな主人公と、アカの他人の女と子供、そんな3人の奇妙な共同生活を中心に、男と女、そして人と人の関係を描いてるんよね?!

監督デビュー作らしく、まぁ、お世辞にも“うまい”とは言えないんやけど、逆に手馴れてないところに、新鮮さや荒削りな個性が出てる感じで好感の持てる内容やったかな。

個人的には、主人公と同じような歳で、毎日ひとり寂しくメシを食ってるだけに、妙な共感を覚えてもうたりして......そんなこんなで観る側の荒んだ心にも、セリフがすんなり入ってくるってね?!(苦笑)

コメディ部分は、少しスベリすぎな気もするんやけど、それでも、全体的に悪くないし、この監督さんの次が楽しみ....少なくともそう思えるぐらいの質にはあるかな?!

2010年11月 8日 (月)

『レールズ&タイズ』

今日は劇場未公開の作品をひとつご紹介♪

この作品の監督さん、何を隠そう、あのクリント・イーストウッドの娘さんなんよね。パパさんは、もうすっかり“巨匠”の域に達してもうた感じやけど、さて、その娘は偉大な父の才能を引き継いでるか....ってね?!(笑)

レールズ&タイズ / Rails & Ties   ★★★☆☆   (2007年)

監督:アリソン・イーストウッド

出演:ケヴィン・ベーコン、マーシャ・ゲイ・ハーデン、マイルズ・ヘイザー、マリン・ヒンクル、ユージン・バード、ボニー・ルート、キャスリン・ジューステン

末期がんで余命少ない妻を持つ男は、鉄道の運転士として勤務しているときに、自殺するため踏み切り内に立ち入った車と衝突する事故を起こし、謹慎処分に。現場に居合わせ、その事故で母親を失った少年は、里親の元を逃げ出し、母親を殺した男の家を探し出すのだが.....ってな人間ドラマ?!

うまくいかない夫婦仲、家族を失った少年、それが事故がきっかでめぐり会い、再生の物語が始まる....そんな感じの感動物語を....ってことやったんやろうけどねぇ?!(苦笑)

いろいろと盛り上げようとしてるんやけど、どうも描き方に工夫がなく、タメがないだけに、観てても気持ちがイマイチ盛り上がってこんのですよ。

マーシャおばちゃんは、いつもながらの熱演で、ガンを抱えた妻の役をうまく演じてるし、話そのものも決して悪くないんやけど、ちょっとうまく料理できんかったってな感じやったね。

偉大なパパをもって、プレッシャーはあるんやろうけど、まだまだ修行が足りんってか?!親を超えるような監督に、なれるとエエね。

2010年11月 7日 (日)

『マザーウォーター』

公開中の作品のなかで、ちょっと注目されてる作品(?)を、今日はご紹介♪

荻上監督の『かもめ食堂』の製作スタッフが集結して作ったって宣伝にあって、キャストも“荻上組”の面々に、新たに小泉今日子や若手のイケメン(?)くんを加えてパワーアップ.....ってことやったんやろうけどねぇ.....(苦笑)

やっぱり....監督さんのセンスなんやろなぁ....?!

マザーウォーター   ★★☆☆☆   (2010年)

監督:松本佳奈

出演:小林聡美、小泉今日子、加瀬 亮、市川実日子、もたいまさこ、光石 研、永山絢斗、田熊直太郎、伽奈

町の中を川が流れる京都の一角を舞台に、そこで暮らす7人の男女の日々の暮らしを切り取ったお話?!

バーを営む女、そこの常連の家具職人の男、喫茶店を営む女と店の客の銭湯の主人、豆腐を作る女と、銭湯のアルバイトの青年、そして“もたい”おばちゃん....(笑)同じ町に暮らす彼らが、徐々に知り合い、輪が広がっていく様を、“ま~ったり”と描いていくんよね。

“誰かの子”を媒介としながら、つながって行く関係は、昔ながらの“隣組”を意識させるし、孤立した現代社会に対するメッセージなんかもねぇ?!

そんなこんなで、確かに荻上くんの作品の製作スタッフが作る....ってことで、作品の雰囲気は、似たものがあったかな。特に何が起こるわけでもなく、美しい景色のなかで、生活のなかの川のせせらぎや風の音、暖かい日差しをうまく取り入れ、女性監督らしい繊細さは感じられたね。

出演者もお馴染みの顔ぶれで、“何匹目かのどじょう”を狙ってるんやろうけど......なんや作品としてテンポななさ過ぎて......ふぁぁ~あくびが....?!(苦笑)

たまに出てくるいいセリフも、結局のところ流れが悪いもんやから、他と浮いてもうて、作品として活きてこんのよね。

あと、せっかく京都の下町を舞台にしながら、キャストは全員、“よそ行き”の言葉をしゃべるもんやから、作品そのものが町と一体とならない“アウトサイダー”になってもうてるのが、ちょっとなぁ.....?!

結局のところ、この作品も『プール』と同様に、監督さんのナルシズムを形にしただけであって、“荻上くん風”の退屈な映画、そんな印象しか残らんかった(苦笑)まぁ、ハマるひとはハマるんかもしれんけど.....ね?!

2010年11月 6日 (土)

『ソウ ザ・ファイナル 3D』

いやぁ、季節はすっかり秋でんなぁ~。秋といえば.....『Saw』の季節やねぇ.....なんてことを言うくらい、このシリーズを楽しみにしてる人がどれ程いるのかは定かではないんやけど、それでも、先週末の初日の劇場は、ボチボチの入りやったところを見ると、案外いるんかもね?!(笑)

というわけで、恒例の“秋の風物詩(?)”、おっ、今回はなぜか3Dという気合の入れよう....でもって、なにぃぃぃぃぃぃ......“ザ・ファイナル”やって.......?!いや、でもまさかねぇ...(苦笑)

ソウ ザ・ファイナル 3D / Saw 3D   ★★★☆☆   (2010年)

監督:ケヴィン・グルタート

出演:トビン・ベル、ケイリー・エルウィズ、コスタス・マンディロア、ベッツィ・ラッセル、ショーン・パトリック・フラナリー、ジーナ・ホールデン、チャド・ドネッラ、ローレンス・アンソニー、ディーン・アームストロング、ナオミ・スミッカス、ジェームズ・ヴァン・パタン

殺人鬼ジグソウの後継者として、“死のゲーム”を仕掛ける男、そんな彼を殺そうとして失敗し、警察にかくまわれるジグソウの妻、過去の“死のゲーム”の生還者としてマスコミに注目されるひとりの男、“ゲーム・オーバー”に向けて、いよいよ全てが動き出す....ってね!?

いやぁ~、今回ものっけから最後まで、とことん......エゲつないでんなぁ....(苦笑)これでもかってくらい残忍な拷問ゲームに、グログロの血生臭さ、それが3Dで......ぎゃぁぁぁぁぁ.....(笑)

正直いって、3Dの効果を感じるシーンなんて、ほんのひと握りで、なんで3Dにせなアカンかなぁって思うんやけどね。しかも、なぜかタイトルに“3D”って入れてるし!どんだけアピールしたいんやら??(苦笑)

そんな感じで、今回もとっても下世話にグロテスクなシーンが連続するんやけど、ただ、思いのほか話の流れは、しっかりと筋が通ってる(?)し、悪くないんよね。

1作目からのこれまでの流れを受けた結末としては、「ほぉ、そうきたか!?」って、いいツボを突いてるよなぁって思ってもうた。

まぁ、当然ながら、絶賛するような作品でもないし、視覚的にも万人ウケするようなもんやないんで、ここまで毎年このシリーズに付き合ってきたひとにはおススメするけど、興味ないひとは、あえて踏み込む必要はないやろね。

ちなみに.....これで最後ってタイトルに付いてるけど、きっと終わらんと思うんよね。なんでかって、オリジナルのタイトルは“3D”であって、どこにも“Final”の文字はないんやから.....!?(笑)

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というわけで、過去作品の感想に興味のある方は、以下ご参照あれ♪

『ソウ』&『ソウ 2』

『ソウ 3』~『ソウ 5』

ソウ 6

2010年11月 5日 (金)

『サヨナライツカ』

原作 辻 仁成(夫)、主演 中山美穂(妻).....ってなわけで、夫婦コラボレーションの邦画をひとつ、ご紹介♪

メガホンを取るのは、“メロドラマ大国”韓国屈指の監督 イ・ジェハン、鼻息荒いでんなぁ....いや、別の意味で確かに......(苦笑)

もちろん、中山くんなどには興味はなく、個人的には石田くんを鑑賞するために手にしてみたんやけどね!?

サヨナライツカ   ★★☆☆☆   (2009年)

監督:イ・ジェハン

出演:中山美穂、西島秀俊、石田ゆり子、加藤雅也、マギー

婚約者を日本に残し、バンコクで働く野心家の男は、あるとき、現地の高級ホテルで暮らす、ミステリアスな女性と出会う。幾度となく体を重ねあい、ふたりは互いに惹かれあっていくのだが.....ってな.....恋愛ドラマ??

ふぁぁ.....長~い?!(苦笑)これ、確実に30分は削れる内容やんね。

出会ってはいけない“ふたり”、禁断の愛....そんあドロドロ感を出すためには、グタグタな雰囲気は必要ってことなんかな?!

なんや、原作者の相当な思いいれを反映した、奥さんのためのイメージビデオみたいやんね(苦笑)さぞや、夫婦では盛り上がって、満足してるんやろうけど、作品として観る方としたらねぇ.......。

西島くんて、悪い役者やないと思うんやけど、この作品の老け演技、メイクも含めて、ちょっとヒドすぎやった。まぁ、演出する側にも問題はあるんやろうけど。

なんや、鼻につくくらいチープなメロドラマを延々と観せられた、そんな気分かな?!(苦笑)唯一の救いは、石田くんの“うなじ”が.....色っぽい!えっ、ちょっとマニアック♪(笑)

2010年11月 4日 (木)

『サベイランス』

お次の作品は、あの“奇才”デヴィッド・リンチの娘の撮った作品なんよね♪

まぁ、そういいつつも、パパさんが有名な監督なら娘もいいセンスしてるかっていうと、その点は個人的には懐疑的なんよなぁ。あの親の七光りで映画撮ってるコッポラの娘のことを思うと、ちょっとなぁ....って思うんよね。

で、今回もそんな懸念を抱きつつ、試してみたんやけど....なるほど、パパさん譲りの...エグさ?!(苦笑)

ところで、この作品に主演してるジュリア・オーモンドって、昔、大好きな女優やったんよねぇ。知的で美しく、そんでもって可憐でなぁ....それがあんなことに......!?(笑)

サベイランス / Surveillance   ★★★☆☆   (2008年)

監督:ジェニファー・リンチ

出演:ビル・プルマン、ジュリア・オーモンド、フレンチ・スチュワート、ベル・ジェームズ、ライアン・シンプキンス、ギル・ゲイル

謎の二人組みによる連続猟奇殺人事件、ある現場に居合わせ、生き残った3人の目撃者から話を聞くため、地元の警察と協力して捜査に当たるふたりのFBI捜査官だったが.....ってな、サスペンス・スリラー?!

スピード違反を脅し、金を巻き上げてた悪徳警官、クスリの常習者の女、家族を殺された少女、別々の部屋で調書を取られる彼らが語る、“その日”の出来事、事件の裏に一体何が.....ってなわけで、なかなかいい具合に緊張感があって、引き込まれてもうたね!?

まぁ、確かにオチはある程度のところで読めてまうし、ツッコミを入れようと思えば、いくらでもできるような話なんやけど、そんな細部の甘さが気にならないくらい、勢いがあるんよなぁ。

それは、タイトルにも関係するんやけど、“カメラ”という小道具をうまく活かしてるところや、建て前と本音を使い分ける、そんな人間臭い人物設定やったり、それに地味な配役ながら、役者が熱演してるところが良かったんやろねぇ。

特に主演のふたり、なかなかの迫力やった!?プロデュースで支える“パパ”リンチも納得のデキなんと違うかな?!(笑)

『運命のボタン』

今日は、最近レンタルが開始されたばかりの作品のなかから、サスペンス調のものを2つほど、ご紹介♪

まずは、キャメロン・ディアス主演の作品からね!

その意味深なストーリーの設定から、公開当時は気になってたものの、評判の方がイマイチで、結局、劇場では観ることなく、スルーしてもうた作品なんよね。

まぁ、巷の評価は、ある意味納得なんかなぁ.....?!

運命のボタン / The Box   ★★★☆☆   (2009年)

監督:リチャード・ケリー

出演:キャメロン・ディアス、ジェームズ・マースデン、フランク・ランジェロ、ジェームズ・レブホーン、ホームズ・オズボーン、ジリアン・ジェイコブス、セリア・ウェストン、デボラ・ラッシュ

ある朝、何者かが玄関先に箱を置いてい去って行った箱の中には、ボタンの付いた不可思議なボックスが。その日の夕方、家にやって来た男は、ボタンを押せば、見知らぬ誰かの命と引き換えに100万ドルを渡すと言うのだが.....ってな.....サスペンス?!

自分の欲を満たすために金を取るか、それとも諦めて誰かの命を守るのか、そんな究極(?)の選択を迫られた夫婦の葛藤とその顛末を描くってね。

てっきりスリリングな心理ドラマが展開するのかと思ったら......なんや、ファンタジーやらホラーやらが入り交じった、意味不明な話やった(苦笑)

何となく雰囲気のあるストーリーのようでいて、実のところ全く筋の通らない、まとまりのない内容になってもうてるのが残念やよなぁ。

いろいろと仕込みをしてるように見えて、どれも中途半端でつながってこず、期待をもたせる割に、ヒネリのない方向に落ち着いてもうてるのが、すっきりせんのですよ?!どことなく安っぽい効果音も、ホラー映画のパロディみたいな感じやったしね(苦笑)

なんや、必死に演技してるキャメロン嬢が、気の毒になってくるような、そんな作品やったね!?

2010年11月 3日 (水)

『マイネーム・イズ・ハーン』

今日はインド映画をご紹介♪

ハリウッドになぞらえ、“ボリウッド”と称されるインド映画は、歌って踊って大団円ってのが定番のイメージなわけやけど、この作品、今までの作品とは異なる、新時代のインド映画ってことらしい?!

宣伝文句では、インド版のフォレスト・ガンプ的なことも言われてるみたいで、ちょっと胡散臭さが漂ってたんやけど、これ、なかなかの力作やったんよ。

ちょっと目頭が熱くなる、そんなドラマの感想は.....!?

マイネーム・イズ・ハーン / My Name Is Khan   ★★★★   (2010年)

監督:カラン・ジョハール

出演:シャー・ルク・カーン、カージョル、ジェニファー・エコルス

イスラム系インド人の主人公は、アメリカ大統領と会って、話をするために、アメリカ大陸をひとり旅するのだが....ってな、インドのロードムービー&感動のドラマ?!

“ボリウッド”映画ならではの歌や豪華な踊りを使ったミュージカル映画とは一線を画す、とっても真面目な話なんよね、これ。

このなかで描かれるのは、自閉症という障害をもった男が、大切な“約束”を果たすために旅をするってことなんやけど、決して難病モノのお涙ちょうだい的な話が主やなくて、人として何をすべきか、どうあるべきか、そんなより普遍的なテーマで、9/11以降の社会の偏見に対して、素朴な問いかけをするんよね。

人種や宗教、肌の色で人を判断するんやなくて、その人の行いでいい人か悪い人かを知る、簡単なことでも、今の世界ではそうはならんもんなぁ。

怒りや憎しみで彩られた世界より、愛情や優しさで溢れた世界を、みんな望んでるのにね?!

2時間半ちょっとと、少し尺の長い作品ではあるんやけど、思いやりと優しさに満ちた、なかなかの作品やった!?おススメ♪

2010年11月 2日 (火)

『うん、何?』

今日は、地方都市を舞台にしたご当地映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、劇場で予告編を観て気になってたんやけど、結局、ミニシアター系でどっかで単館上映されてて、観られへんかったんよね。

ちなみに監督さんは、ちょっと前に公開された『RAILWAYS 49歳で電車の運転手になった男の物語』を撮ったひとで、舞台となってる島根県の出身なんやって。

そんなこんなで、監督さんの思いいれの詰まった(?)作品の感想は....?!

うん、何?   ★★★☆☆   (2008年)

監督:錦織良成

出演:橋爪 遼、柳沢なな、宮崎美子、甲本雅裕、菅田 俊、松澤 傑、平田 薫、岡 太一、加藤侑紀、田山涼成、中村麻美、長谷川初範

幼なじみで互いに相手を好きなのに、気持ちを伝えることができない、そんな高校生の淡い恋模様を中心に、家族や受験など、日々の出来事を追いながら、10代の若者の日々を描いた.....青春ドラマ?!

いやぁ....郷土の歴史や伝統芸能を取り上げるあたり、一瞬、ご当地観光案内ビデオになってまうんと違うかって、ちょっと引いてまいそうになったんやけど、この作品、思いのほかエエ感じなんよ!?

何がいいかって、主演のふたりの初々しい演技が、妙に爽やかで、なんや清々しいんよなぁ。まぁ、お世辞にも演技が上手いとは言えんのやけど、それでも、そんな不器用さを、逆に応援したくなったりして.....ね!(笑)

脇で担任の教師役で出てる甲本くんが、いいアクセントになってたし、その他のベテラン俳優さんたちも、うまく若者たちを支えてたかな。

そんでもって、話の舞台となってる島根県の雲南市ってとこが、これまた素朴で美しい自然に囲まれてるんよなぁ。日本の原風景と言えるような、素敵な風景が広がってるんよね。さすが監督さんの出身地だけに、見事なロケーションやった。

確かに完成度としては、まだ物足りなさもあるんやけど、それでも、微笑ましい恋の話や、3世代が同居する、そんな失われつつある家族の温もり、そして地元への愛着、そんなものが感じられる作品は、評価してもエエんと違うかなぁって思うんよね!?

2010年11月 1日 (月)

『72時間』

今日は、デンマーク映画をご紹介♪

かつてはヨーロッパ映画といえば、フランス、イギリス、スペイン、イタリアにドイツってのが定番やったけど、最近は、それ以外の国の良質な作品が紹介されるようになって、映画ファンとしては、喜ばしく思うんよ。

派手なドンパチやアクションがなくても、緻密さや繊細さで、いい作品でできるもんやもんね!?

この作品も、とっても地味な作りながら、なかなか悪くないデキやったかな。ハリウッドでリメイクさせることが決定してるらしく、まぁ、そちらの方はあまり期待せんのやけど....(苦笑)

72時間 / Kandidaten   ★★★☆☆   (2008年)

監督:カスパー・バーフォード

出演:ニコライ・リーコス、ウルフ・ピルガード、ラウラ・エリザベット・クリステンセン、ツヴァ・ノヴォトニー、デヴィッド・デンシック、キム・ボドゥニア

ある裁判を担当し、敗訴した日に自動車事故で死んだ父。同じく弁護士をする息子は、裏社会にも顔が利く、当時の依頼人の手下に殺されたと疑念を抱くのだが....ってな、デンマーク発のサスペンス・ドラマ?!

身に覚えのない死体、謎の女、何者かによる恐喝、突然、わが身に降りかかる災難、一体誰が何のために....そんな謎解きのお話は、なかなかの緊迫感で、飽きさせない内容やったね!?

まぁ、ちょっと詰めが甘くてツッコミどころもあるし、結末もそれほどの意外性はないんやけど、作品としては十分楽しめるし、悪くないんと違うかなぁと思う。

追い詰められながらも必死に奮闘する主人公を演じる役者さんも、なかなかワイルドな雰囲気を出しつつ、熱演してたしね。

小粒ながらも良心的なヨーロッパ的サスペンス・ドラマ、そんなとこやろかねぇ?!

でも....なんで邦題が『72時間』なんやろ??その謎だけは、最後まで解けんかった....なんて(苦笑)

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