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2010年11月17日 (水)

『[リミット]』

今日は公開中の作品のなかから、ちょっと異色のサスペンスものをご紹介♪

出演者のレイノルズくんはアメリカ人で、全編英語の作品なんやけど、監督がメキシコ人らしく、製作国もメキシコという、ちょいと趣の異なる作品なんよね。

アイデアで勝負する意欲作は、ここ最近の映画界でのメキシコ等のラテン系の勢いそのままに、また新たな才能が出てきたことを感じさせるものかもねぇ?!

[リミット] / Buried   ★★★☆☆   (2010年)

監督:ロドリゴ・コルテス

出演:ライアン・レイノルズ、(声)ロバート・パターソン、ホセ・ルイス・ガルシア・ペレス、スティーヴン・トボロウスキー、サマンサ・マシス、エリク・パラディーノ

イラクで物資の輸送をする会社でトラック運転手をしていた男は、輸送中に何者かに襲われ、気がついたら木の箱に閉じ込められていた。箱のなかに置いてあった携帯で、必死に助けを求めるのだが.....ってなサスペンス映画?!

真っ暗な映像に息遣いだけが聞こえる.....稀に見る“地味”なオープニングで始まる作品は、棺おけと見られる木箱の中というワン・シチュエーションだけで描かれる、とっても斬新な内容なんよね。

正直、これだけの設定で作品として成立するんかどうか、ちょっと疑問やったんやけど、限られた空間のなかで、色んな仕掛けを使って、うまく話を構成してるんよなぁ。

特に、携帯という小道具を駆使して、箱の中の切羽詰った状況と、電話の向こうとのギャップを描くあたりは、なかなかやったね。

そんな、ほぼ“独り芝居”を演じるライアンくんの演技も、かなりの熱演やったかな。まぁ、ほとんど薄暗いなかでの演技で、本人の顔もよう分からん感じやから、いかに声で感情を表現するかなんやけど、悪くなかったと思う。

全体としては、多少の物足りなさはあるんやけど、でも、低予算でこれだけのテンションを維持し、工夫をして盛り上げようとしてる点は、評価できるんと違うかな。

ちなみに、酸素の残りが限られ....ってな感じで、邦題の“リミット”を意識した宣伝してるけど、作品のポイントは時間的制限よりも原題のとおり“生き埋め”されてる状況であって、別に邦題を付けるのは勝手やけど、もう少し内容を活かして欲しかったなぁって思うんよね....?!

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