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2010年12月

2010年12月31日 (金)

『アウトレイジ』

今年もいよいよラスト、最後にどの作品を紹介しようか迷ったんやけど、とりあえず最近では“巨匠”などと呼ばれてるひとの話題作を選らんでみました。

なんぼ世間が“世界のキタノ”なんて言おうとも、『座頭市』を鼻で笑ってもうて以来、北野作品とは無縁の日々を過ごしてきたんよねぇ。

というわけで、この作品もそれほど気乗りはせんかったんやけど、出てる役者もなかなか豪華やし、ひょっとして....と思って少しだけ期待したんやけどなぁ.....(苦笑)

というわけで、今年の最後を飾る作品の感想は......?!

アウトレイジ   ★★☆☆☆   (2010年)

監督:北野 武

出演:ビートたけし、椎名桔平、加瀬 亮、小日向文世、北村総一朗、杉本哲太、三浦友和、國村 隼、石橋蓮司、塚本高史、中野英雄、板谷由夏

とある巨大な暴力団組織のなかで繰り広げられる陰謀、権力闘争を描いたバイオレンス映画?!組み同士の親子関係、兄弟関係のなかで“うごめく”それぞれの思惑、暴力を武器に強者が弱者を飲み込む、そんな世界を描きたかったんやろねぇ....?!さながら日本版のゴッドファーザーなんやろかね??(苦笑)

そんな監督さんの気合いも、なんや傍から見てると空回りぎみで、どうにも“キレ”のない、しょーもないドラマが展開するんよなぁ。

いやぁ、だいたいコレだけ豪華な顔ぶれの役者を使えば、それなりのものを期待するやんか。それがこのデキではなぁ......さすがにちょっとねぇ?!(苦笑)

ただ単に一部の描写がグロテスクで、それが目を引くだけで、ありがちな極道ものを贅沢に役者を使ってダラダラと作っただけの作品っていう印象しか残らんかった。

全員が強面に“凄む”ってのが売りみたいやけど、なかには活舌が悪くて凄みきれてない人もいたりで.....監督さんも含めてやけど....どうにも締まらんよなぁ...(苦笑)

外国のみなさんにヤクザ社会を紹介するってなことなら.....まぁ、“世界の北野”なる称号も少しは意味があるんかもしれんけど......作品の程度としては......ね!?

驚いたことに、エンドロールが終了したところで、来年の秋にパート2をやるってな告知が.....ホンマかいな?!たけし版、任侠シリーズとでもしたいんやろかね。とても正気とは......思えんなぁ?!(苦笑)

2010年12月30日 (木)

パン兄弟に“見える”もの ③ 『the EYE 3』

というわけで、シリーズ最終作、3作目のデキやいかに....?!

人気になった作品をシリーズ化して稼ぐってのも分からんでもないんやけど、どこまで質を保てるかってことが重要やと思うんよね。ただ作ればいいってもんでもないんやけどなぁ......(苦笑)

the EYE 3 / The Eye 10 見鬼10   ★★☆☆☆   (2005年)

監督:ダニー・パン&オキサイド・パン

出演:チェン・ボーリン、イザベラ・リョン、ケイト・ヤン、クリス・クー、ボンコット・コンマライ

タイに住む友達の家に遊びに来た4人の男女、怪談話で盛り上がっていると、タイの友人がたまたま寄った本屋で手にした「幽霊を見る10の方法」に書かれていることついて話しだした。興味津々の彼らは、本の内容を試して、幽霊を見ようという話になったのだが.....ってな、パン兄弟によるホラー・シリーズの第3弾!?

いやぁ~、完全に......ネタ切れやろう....(苦笑)これまでの2作のような、ストーリーに深みはなく、怖がらせる仕掛けだけは相変わらずで、いかにも勢いだけで“適当に作ってます”的な臭いがプンプンする内容やったね。

まぁ、言いようによっては、ハリウッドの若い俳優を使った絶叫ホラーをパロディ化したような、ってなことなんかもしれんけど、それにしてもヒドイ作品やった?!

しかも、3作目にして、原題がいきなり“10”って......まぁ、5人いるから眼が10個ってことなんやろうけど.....その点がストーリーで強調されてるわけでもないしなぁ?!.監督さんたちの頭が何かにとりつかれたんと違うんかいなって、ちょっと心配になってもうたよ(苦笑)

ここまでレベル落として続編にする必要が、果たしてどこまであったのか.....かなり疑問の残る作品やったね?!

パン兄弟に“見える”もの ② 『the EYE 2』

お次は2作目ということで、前作で描いた恐怖をいかにスケール・アップするんかなぁって、ちょっと期待して観たんやけどねぇ.....?!

the EYE 2 / The Eye 2 見鬼2   ★★★☆☆   (2004年)

監督:オキサイド&ダニー・パン

出演:スー・チー、ジェッダーポーン・ポンディー、ユージニア・ユアン、フィリップ・クオック

付き合っていた男にフラレ、宿泊していたホテルで睡眠薬自殺を図った女は、一命を取り留めたものの、以降、霊を目にすることに。時を同じくして、自分が彼との子を身籠ったことを知るのだったが.....ってな、パン兄弟によるシリーズ第2弾?!

いやぁ~、相変わらず不気味やねぇ(苦笑)視線を感じて振り向くと、そこには....ギャァァァァ.....ってね!?(笑)

まぁ、正直に言うと、怖がらせる手法は前回とあまり代わり映えせんので、恐怖に新鮮味はないんかな。それでも小心者には、十分すぎるオドロオドロしさなんやけど。

パン兄弟の作品は、単なるホラーやなくて、そこにドラマがあるところがエエんよね。さりげなく因縁や輪廻転生なんて仏教的要素を取り入れて、物語を作りこんでるあたりが、味わいがあるんやと思う。

というわけで、前作を超えるかと言われると、正直そこまでのインパクトはないんやけど、まぁ、同じようなテイストで、同じように盛り上げてくれてるということで、ボチボチと楽しめる内容なんと違うかなぁ?!

パン兄弟に“見える”もの ① 『the EYE 【アイ】』

以前に紹介したジェシカ・アルバ主演のサスペンス・ホラー『アイズ』って作品なんやけど、元ネタをパン兄弟っていうアジアの兄弟監督が撮ってて、“その筋”の人たちの間では、なかなか評判の作品やって話を耳にしてたんよね。

ジェシカ嬢の頑張りもあって(?)か、どうもその元ネタが気になったんで、一気に試してみたってわけ。

というわけで、今年最後の特集は、アジアの奇才(?)パン兄弟の作品をご紹介♪

まずは1作目から.....。

the EYE 【アイ】 / The Eye 見鬼   ★★★☆☆   (2002年)

監督:オキサイド&ダニー・パン

出演:アンジェリカ・リー、ローレンス・チョウ、キャンディ・ロー、エドマンド・チャン、チャッチャー・ルチナーノン、ワン・スーユエン

2歳のときに失明し、以来、目の見えない暮らしをしてきた女性は、角膜の移植手術により、目が見えるようになるのだが.....ってなパン兄弟が贈るサスペンス&ホラー!?

不気味な人影、見慣れない部屋、見えてはいけないものを目にする恐怖、いやぁ~、ツボを押さえてるやんねぇ(笑)煽るところは、しっかりと音楽から気合を入れて盛り上げるあたり、なかなかビビッてもうたよ。

何がうまいって、音の使い方もそうやけど、それに加えて“もったいぶった”怖さが、ジワジワと効いてくるんよなぁ。

単なる怖がらせるだけのホラーに終わることなく、ドラマもヒネリがあるところもエエんよね。そんでもって、主演のアンジェリカ・リーの演技が抜群なんよなぁ!?

目の見えないところから、見える喜び、そして耐え難い恐怖、主人公の心情を見事に表現してみせてる。まぁ、かわいいってのもあるんやろうけど....(笑)

そんなこんなで、なかなか悪くない作品なんやけど、ただ、ホラー以外の部分の演出がチープやったり、死人の迫力は満点なんやけど、主役以外の生きてるキャストの線が細すぎたり、全体的にはもう一息ってとこなんかもね?!きっと低予算で作ってるんやろうから、その点は大目に見てあげないとアカンのかもなぁ。

2010年12月29日 (水)

『フローズン・リバー』

今日は洋画をひとつ、ご紹介♪

この作品、実はサンダンス映画祭でグランプリを受賞し、アカデミー賞でもノミネートされたりで、かなり評判の作品やったんよね。

ただ、作品の内容が地味やったせいか、なかなか日本での公開が決らず、そのままDVDスルーになるかという時に、渋谷にあるミニ・シアターが、興行度外視で公開に踏み切ったっていうことで話題になってた。

というわけで、そんな作品のデキやいかに.....?!

フローズン・リバー / Frozen River   ★★★☆☆   (2008年)

監督:コートニー・ハント

出演:メリッサ・レオ、ミスティ・アッパム、チャーリー・マクダーモット、マーク・ブーン・ジュニア、マイケル・オキーフ、ジェイ・クレイツ

ギャンブル中毒の夫に家の購入資金を持ち逃げされ、ふたりの息子を抱え、生活苦に陥った女と、夫を事故で亡くし、産まれたばかりの息子を義理の母に取り上げられた先住民の女、カナダとの国境に位置する小さな街を舞台に、金のために犯罪に手を染める女たちを描いたドラマ?!

子供のため、生きていくために危険な橋を渡ることを決断した母親たち、社会の底辺で、どうにもならない人生にもがき苦しむ人たちのリアルな現実を映すってなとこなんかな。

白人と先住民、居留区の内と外で交わるはずのなかったふたりの出会いは、最初はぶつかり合いながらも、次第に特別な絆が出来上がっていくんよねぇ。

それは、きっと女同士、母親どうし、共感し合う部分があるってことなんやろう。女性が、同性の視点で観ると、いろいろと感じるものがあるんかもしれんね?!

日常の厳しさを淡々と描き出した話は、心躍るようなものではなく、どこまでもシリアスなんよなぁ。地味な展開のなかに表現される繊細な感情の機微、女性監督ならではかな。

作品としての雰囲気としては、なかなか悪くはないんやけど、少し展開が読めてしまうあたりが、物足りなさなんかなぁ?!ちょっと期待してただけに、もう一息。ボチボチってなとこか。

2010年12月28日 (火)

『パーフェクト・ブルー』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

実はこの作品も、先日紹介した『蛇のひと』と同様に、WOWOWで放映された後に劇場公開されたものらしいんよね。もちろんのことながら、WOWOWなんてブルジョアなものは生活の中にないオイラなんやけど、WOWOWの頑張りには、ちょっと敬意を表したいなぁって思ったりしてね?!

原作は売れっ子作家の宮部みゆきってことなんやけど、原作は読んでないんで、果たして小説をどこまで表現できてるかは、よう分からんのです。

個人的には『天国はまだ遠く』で、“女優 加藤ローサ”ってのもアリかも、って思ってしまったこともあって、そんな彼女見たさの、ちょっとミーハーな動機で手に取ったんやけどね(笑)

というわけで、そんな作品の感想は.....?!

パーフェクト・ブルー   ★★★☆☆   (2010年)

監督:下山 天

出演:加藤ローサ、中村 蒼、石黒 賢、宅麻 伸、藤田朋子、津田寛治、甲本雅裕、大杉 蓮、小市慢太郎、升 毅

高校球界を沸かせたひとりの球児が焼かれて殺されるという事件が起こる。たまたま事件の前に被害者の弟の捜索を頼まれていた探偵事務所の父娘は、事件と深く関わることになるのだが....ってなサスペンス?!

期待せずに観たら、結構おもろかったね!(笑)ひとつの事件をきっかけに、その背景にある巨大な(?)闇に迫るってな展開は、いろいろとツッコミを入れつつも、楽しめる内容やった。

個人的には津田くんや甲本くんといった役者が脇で頑張ってるあたりがお気に入りなんやけど、今回はこれに加えて小市くんの演技が素晴らしかったね!またひとり、マニア心をくすぐる、エエ脇役を見つけたってな感じかな(笑)

いつも通り“くさい芝居”担当(?)の石黒くんが出てるせいか、さすがにTV映画の限界を感じる部分はあるんやけど、まぁ、それでも土曜ワイド劇場(まだ、あるんかなぁ...??)以上の盛り上がりは、十分にあるんと違うかなぁって思う。

あと、“マイケル・ジャクソン”チックな衣装はちょっとどうかと思いつつも、ローサ嬢がキュートな魅力を振りまいてるあたりが......ナイスです!?(笑)

2010年12月27日 (月)

『ハンティング・パーティ』

本日のオマケの一本は、そんな若手期待のジェシー・アイゼンバーグの出世作(?)となった作品をご紹介♪

リチャード・ギアとテレンス・ハワードというベテラン俳優と共演し、まだまだ線の細さは否めないものの、脇役としてのインパクトは、なかなかあったと思うんやけどねぇ。

小さな役でも何か可能性を感じさせる、それがキャリアにつながっていくんやろなぁ.....頑張れっ?!(笑)

ハンティング・パーティ / The Hunting Party   ★★★☆☆   (2007年)

監督:リチャード・シェパード

出演:リチャード・ギア、テレンス・ハワード、ジェシー・アイゼンバーグ、ダイアン・クルーガー

かつての盟友で、今は落ちぶれたニュース・レポーターと再会したカメラマン、ボスニア紛争の戦犯を探し出し、インタビューを試みようとするのだが...ってな、真実をモチーフにしたサスペンス・ドラマ。

CIA、国連をはじめ、国際機関が追うものの、なぜか捕まらない男をジャーナリストたちが追い詰めるってなお話!それなりに楽しめる内容やったね。

主演のリチャードくんは、相変わらずの持ち前の軽~い演技でチョロチョロしてるんやけど、そのサポート役のテレンスくんがなかなかよかったなぁ。

この作品、国際社会の裏側を、ちくりと風刺するあたりは、興味深かったかな。凄惨な民族紛争の後に残った傷痕は、主犯が捕まることなく、未解決のままやって事実は、考えさせられてもうたしね。

“なぜ”彼らを捕まえられないのか、それも国際政治ってことなんかなぁ?!まぁ、主役が主役だけに話しに深みはないんやけど、全体のデキとしては悪くなかったね(笑)

『アドベンチャーランドへようこそ』

今日は劇場未公開の作品をひとつ、ご紹介♪

この作品の主演を務めるジェシー・アイゼンバーグは、来年の賞レースを賑わしているデヴィッド・フィンチャー監督の『ソーシャル・ネットワーク』で主演してて、その演技は、すでにゴールデン・グローブ賞などでノミネートされ、評価されてるんよね。

まだ若い役者なんやけど、お世辞にも二枚目というわけではなく、それでも妙に気になる演技で存在感を出してるんよなぁ。

ちなみに、この作品でそんな彼の相手役を務めてるのは、あの『トワイライト』シリーズのヒロイン、クリスティン・スチュワートなんよね。でもって、先日奥さんのスカーレット・ヨハンソンと離婚に向けて協議中ってなニュースが流れてたライアン・レイノルズもいたりして.....(笑)

いろんな意味で楽しめる、そんな作品の感想は.......?!

アドベンチャーランドへようこそ / Adventureland   ★★★☆☆  (2009年)

監督:グレッグ・モットーラ

出演:ジェシー・アイゼンバーグ、クリステン・スチュワート、マーティン・スター、ビル・ヘイダー、クリステン・ウィグ、マルガリータ・レヴィエヴァ、ライアン・レイノルズ、ジャック・ギルピン、ウェンディ・マリック、マット・ブッシュ

大学を卒業して卒業旅行に行くはずが、父親の給料が減り、夏休みを使って大学院の学費を稼ぐことに。やっと見つけたバイトは、低賃金のサエない遊園地での仕事だったが、彼はそこで気になる女の子と出会い.....ってな、ひと夏の出来事を描いた青春恋愛ドラマ?!

自分には不釣合いなかわいい彼女と知り合い、恋に落ちて夢中になるも、彼女にはちょっと複雑な事情が.....ってな感じで、若い男女の揺れる気持ちを中心に、同じように遊園地で働く個性的な“仲間”との夏の日々が描かれてるんよね。

話の内容はありがちで、比較的“地味な”展開は、もうひとつ盛り上がりに欠ける部分もあるんやけど、主演のふたりの演技がなかなかやったね。

白塗りの男と公私ともにラブラブで、人気になってるクリステン嬢も、どこか影のある、寂しさを抱えた女の子役を好演してたし、その演技力が認められつつあるジェシーくんも、ナイーブで不器用な男の子の役をうまく演じてたかな。

いつもは個性的なライアンくんが、思ったより“普通”な役どころやったんが、ちょっと物足りなかったんやけどね?!

若い男女の淡い恋心に、ちょっぴり切なくも熱い想いがあったりで、青春映画としては、なかなか悪くなかったんと違うかな!?まぁ、B級やけど.....(笑)

2010年12月26日 (日)

『最後の忠臣蔵』

年の瀬といえば、やっぱり“忠臣蔵”やねぇ....なんて思うひとが、どれくらいいてんのかは分からんけど、そんな日本人が大好きな忠義の物語を題材にした話題の作品を、今日はご紹介♪

監督としてはイマイチやった役所くんやけど、演技はピカイチ、そんな彼に、最近はお父さんと同じく、演技でいい味を出してる佐藤くんの共演とくれば、やっぱり見逃すわけにはイカンですよぉ!?

でもって、監督が「北の国から」シリーズの杉田くんとくりゃ......ね!(笑)

この作品、製作が日本の映画会社やなくてワーナー・ブラザースなんよね。でもって、日米同時公開のはずやったのが、アメリカでのタイトルが承認されず、公開が来年にズレこむことになったらしい。それによってアカデミー賞の選考対象からハズレてまうっていうニュースが出てた。

まぁ、アメリカ人にこの作品の“心”が理解できるかどうかは疑問やけど、これ、海外に出しても恥ずかしくない、なかなかの作品やと思うんやけどね!?

というわけで、今年の“サムライ・シネマ”のトリを飾る作品のデキは.....。

最後の忠臣蔵   ★★★★☆   (2010年)

監督:杉田成道

出演:役所広司、佐藤浩市、桜庭ななみ、安田成美、片岡仁左衛門、伊武雅刀、風吹ジュン、山本耕史、笈田ヨシ

主君の仇討ちのために吉良邸に討ち入りした赤穂浪士47人の中のただひとりの生き残りと、討ち入り前夜に抜けたひとりの男、事件から16年の時を過ごした男たちの生き様を描いた時代劇?!

生き延びて仲間の遺族の面倒を見るように大石内蔵助に命じられた男と、隠し子を守り、育てるように内蔵助に頼まれた男、そんな二人を役所くんと佐藤くんが演じる.....あぁ、なんて贅沢なんやろう....♪(笑)

物語は、どちらかというと娘を育てる役所くんメインで展開していくんやけど、理由があって仲間と共に死ねず、複雑な心情を引きずりながら生きる男たちを、どちらも見事に演じてるんよなぁ。言葉を交わすことなく分かり合う、そんな男たちの胸の内が丁寧に描かれてた。

まぁ、確かに大石内蔵助に隠し子とは、なんてご無体な設定やっていう批判はあるんかもしれんけど、約300年前のこの国に、主君に命を捧げる“武士”という不器用で真っすぐな生き方をした男たちがいた、そんな彼らを描いたドラマという点では、見事やと思うんよね。

メインを張る役所くんの熱演や、それをサポートする佐藤くんの“さりげなさ”もさることながら、脇でワンポイント付ける役の安田くんの演技が良かったねぇ。男臭いドラマに華を添える役割として、見事な立ち振る舞いやったと思う。

そんな彼らに引っ張られるように、若い桜庭くんも、ちょっとお転婆な娘役で頑張ってたしね。慣れない時代劇で“ぎこちなさ”はあるものの、かえってそこが新鮮で、良かったかもなぁ。

独特の演出で、少し前半の流れに取っ付きにくさはあるんやけど、中盤から後半にかけての話の盛り上げ方は見事やったね。

明らかに泣かせに行ってる演出は、確かに“あざとい”んやけど、でも、そんな“臭さ”も、例えば片岡仁左衛門の演じる大石内蔵助の存在感が抜群であるために、ベタな演出にも素直に感動でき、えらい説得力を感じるんよね。

もう途中から涙が止まらんようになってもうて......オヤジひとり泣きの図......あぁ、鼻水が....!?(笑)

時代劇とはいいながら、チャンバラ映画ではなく、その時代を生きた人たちの熱い感情がじっくりと描かれてる人間臭いドラマになってる。そんな作品は、繊細でかつ感動的な、とっても贅沢な一本やった。

エエもん観させてもらいました♪ 拍手!(パチ パチ)

2010年12月25日 (土)

『トロン:レガシー』

ジングルベル、ジングルベ~ル、鈴が鳴る~♪ 「あれっ、ウチまだサンタさん来てないでぇ.....」.なんて、ただでさえ寒いのに、これ以上凍るようなボケはこれぐらいにして、今日は公開中の作品をひとつ、ご紹介♪(苦笑)

今日の作品の1作目の『トロン』って映画は、実は80年代前半に、アニメ中心のディズニーが気合いを入れて作った実写映画やったんよね。当時としては珍しい、CGを使った近未来的SF映画ってことで、かなり話題にはなってたのを憶えてる。

この作品、デキはというと......映像の話題ばかりが先行して、内容はまったくといっていいほど記憶に残ってなくて、結局のところ、斬新ではあったものの、“時代が作品に追いつかなかった”ってなことで、カルト映画的な扱いを受けることになったわけなんよねぇ。

そんな作品の続編を、最新の3D技術を駆使して、敢えて製作するディズニーの意気込みは、過去の汚点を払拭すべく(?)、相当な鼻息の荒さのようで.....?!(笑)

トロン:レガシー / Tron: Legacy   ★★★☆☆   (2010年)

監督:ジョセフ・コシンスキー

出演:ギャレット・ヘドランド、ジェフ・ブリッジス、オリヴィア・ワイルド、マイケル・シーン、ボー・ガレット、ブルース・ボックスライトナー、ヤヤ・ダコスタ、セリンダ・スワン、ジェームズ・フレイン、エリザベス・マシス、ダフト・パンク

子供の頃に失踪したIT企業のカリスマ経営者だった父親から、20年ぶりにメッセージを受取った息子は、導かれるまま、かつての父の仕事場に行き、そこで隠し部屋を発見するのだったが....ってな、30年近く前に作られ、当時、話題先行で失敗に終わった(?)ディズニーの実写映画のリベンジ作品?!(笑)

電脳世界に迷い込んだ青年が、そこを支配する強力な“プログラム”と戦いながら、父親との再会を果たす....ってな話なんよね。

3D撮影されたディズニーの渾身の作品ってことで大々的に宣伝してるんやけど.....思ったほど3D効果を感じさせる撮り方をしてないんよなぁ?!なので、そういう意味では少し拍子抜けやったかな(苦笑)

ただ、画面に広がる世界ってのは、よく作り込まれてたねぇ!?乗物やら建物、すべてにおいてワクワクさせるような、見事な映像やった。

つまるところ、わざわざメガネして観せんでも、十分にアピールできる迫力やったんと違うかなぁ.....ってね。

そんでもって肝心の話の方はというと、前作に引き続きの出演の、最近、ノリに乗ってるジェフくん(1作目の主役が彼やったとは.....)が、ドラマ性がないなら出ないって言った甲斐あってか、父と子の絆のドラマに仕上がってるんよね。そんなジェフくんの存在感が抜群で、なんや格好エエんよなぁ!?まぁ、主役の彼のインパクトが薄いだけに....ってのはあるんやけど(苦笑)

というわけで、この作品、過去の失敗で学んだことが活かされたかどうかは分からんけど、色んな意味(?)で男心をくすぐるには十分な、なかなかの娯楽作品やったね!?

ヤマト効果というか.....あれ以来、作品の評価が甘くなってもうた気もしなくもないんやけど....(苦笑)

2010年12月24日 (金)

『蛇のひと』

今日はクリスマス・イヴですかぁ......何かクリスマスらしい作品でも......と思いつつも、まぁ、別にまったく知らない他人の誕生日の前夜祭を祝う筋合いもないしなぁ.....なんて、しょーもない言い訳をしつつ、気にせずいつも通り作品を紹介しようと思うのですよ(苦笑)

というわけで、今日の作品は、もともとWOWOWで放映された後に、劇場公開されたらしい。まぁ、TVドラマの延長ってことなんかもしれんけど、これ、キャストの顔ぶれも含め、なかなか本格的で、侮れないひと品に仕上がってるんよねぇ!?

てなことで、そんな作品の感想は......。

蛇のひと   ★★★☆☆   (2010年)

監督:森 淳一

出演:西島秀俊、永作博美、田中 圭、板尾創路、劇団ひとり、勝村政信、ふせえり、佐津川愛美、奥貫 薫、河原崎建三、國村 隼、石野真子、北村有起哉

会社に出社すると部長が自殺したというニュースで社内は大騒ぎ。同時に、なぜか課長が姿を消し、やがてその課長に横領疑惑が出てきて、どういうわけかアシスタントだった女性社員は、彼の行方を探すよう会社から命令を受けるのだったが....ってな、ちょっと変わったサスペンス?!

上司と部下、仕事上でしか付き合いのなかった相手が果たして何者だったのか、漠然とした疑問を抱きながら、わずかな手掛かりを頼りに、彼の知り合いを訪ねながら、その行方を探す.....そんな話は、なかなか工夫の効いたデキやったね。

仕事ができて友人想いのいい人、そんな人物像の裏にある隠された秘密.....少し調子のハズれた感じで、エエ具合に盛り上がっていくんよなぁ。

確かに、関西弁をしゃべる西島くんの言葉は、イマイチ関西人になりきれてないんやけど、でも、それが次第に気にならなくなるくらい、独特の雰囲気をかもし出す彼の演技力に惹きつけられて、それほどのマイナスに感じないんよね。

そんでもって、そんな主人公と関係し、彼のことを語る友人として、どこかクセのあるキャラが脇役で小出しに出てくるんやけど、それぞれが独特の“陰”を演出してて、これまたエエ感じなんよ。

特に國村おじさんと西島くんが向き合って演技するあたり、何ともいえなん味わい深さがあるんよなぁ!多くを語らずとも、画面から伝わる緊迫感、たまらんですなぁ....(笑)

そんなこんなで、少し意外性のある話を、うまく役者の個性を引き出してまとめた作品は、思いのほか楽しめて、悪くない仕上がりやったね!?

2010年12月23日 (木)

『エリックを探して』

今日は、めずらしく公開前のイギリスの映画をご紹介♪

この作品、実は昨年作られたもので、本国イギリスではすでに公開され、DVDも発売されてるんよね。たまたまイギリスに行った知り合いが、評判を聞いてDVDを買ってきて、それを貸してくれたんで、観たというわけ。

当然ながら日本語の字幕はついてなかったもんやから、まぁ、どこまで理解できたんかは疑問なんやけど、そんな不十分な理解度でも、傑作の予感をさせる、そんな作品なんよね。

そもそも、監督のケン・ローチはイギリスでは有名監督で、いつも社会の底辺にいる人々の様子を、独特の視線で描く、シリアスな作品を作るひとなんよ。そんな彼も、イギリス人らしく、実は大の“フットボール”ファンで、そんな想いをユーモアで包んで作った、彼にはめずらしいコメディ作品ってのが、これらしい。

エリック・カントナってフランス人のサッカー選手を知ってる人はもちろんのこと、そうでない人でも十分楽しめる、そんな痛快なドラマになってると思うんよね。

てなわけで、くだらない前フリはこれぐらいにして、作品の感想を!?

エリックを探して / Looking For Eric   ★★★★   (2009年)

監督:ケン・ローチ

出演:スティーヴ・エヴェッツ、エリック・カントナ、ステファニー・ビショップ、ジェラルド・カーンズ、ジョン・ヘンショウ、ジャスティン・ムーアハウス、マシュー・マクナルティ、ルーシー=ジョー・ハドソン

30年前の過ちを悔いて、みじめな人生を過ごしてきた男は、男手ひとつでふたりの息子を育てているが、うまく子供たちと向き合えないでいる。そんな時に、ある出来事がきっかけで、心のバランスが限界に達してしまった彼を救ったのは、敬愛する元サッカー選手であるエリック・カントナだった....ってな、コメディタッチの家族ドラマ?!

いやぁ~、これホンマに最高やわぁ!!なんてったって、あのカントナ本人が出てくるとはなぁ.....(笑)しかも、話のおいしいところを独り占めで、いい味出してるんよね♪

そんなカントナと対話する、主人公のお父さんってのが、またいいキャラしてるんよ!いい具合に枯れた風貌に、いかにも“イケてない”中年オヤジでありながら、どこか不思議な魅力があったりしてね。

そんでもって、話の方はというと、フットボールへの愛情、仲間との友情、親子の絆、そして愛する者への変わらない気持ち、いろんな感情が絶妙に描かれてて、見事なハーモニーを生み出してるんよなぁ!?

ちょっと切なく、そんでもって笑えるくらいおかしく、最後にはホンワカと温かい気持ちにさせてくれる、なんとも言えん、エエ作品やったなぁ!?(笑)文句なしに“お気に入り”に追加で、人にススメたくなる、そんな映画やった。というわけで是非、お試しあれ!

2010年12月22日 (水)

『9<ナイン>~9番目の奇妙な人形』

今日は、ちょっと個性的なアニメ映画をご紹介♪

元々は短編アニメとしてアカデミー賞でノミネートされたものを、あの奇才ティム・バートンが気に入って、製作することになり、尺を伸ばして作品になったっていうシロモノらしい。

そんな作品の感想は.....?!

9<ナイン>~9番目の奇妙な人形 / 9   ★★★☆☆

監督:シェーン・アッカー

出演:(声)イライジャ・ウッド、ジェニファー・コネリー、クリストファー・プラマー、ジョン・C・ライリー、クリスピン・グローヴァー、マーティン・ランドー、フレッド・タタショア

人類の滅亡した世界の中で、ある日、目覚めた1体の小さなロボット。荒廃した街の中で、仲間を見つけるが、そこに凶暴な大型マシーンが現れ....ってな、独特の世界観で語られるアニメーション映画?!

自ら生み出した機械に征服された人類、その後の世界でわずかな希望を託されて作られたロボットたち.....見た目が手縫いの布という格好の風変わりなキャラといい、そのちょっとシュールな設定といい、なかなか個性的な作品やったね。

内容としては、謎を突き止めるっていうサスペンス要素に、アクションやアドベンチャー、そして仲間との友情といったエモーショナルな部分までと、かなり盛りだくさんな内容を詰め込んだ感じやった。

それでも、散漫な内容に陥ることなく、わずか80分の話のなかで、なかなかうまくギュッと濃縮されてたんと違うかな?!新人監督の才能を感じさせるだけの見所はあるかもね。

まぁ、確かに終わり方に中途半端な感じはするんやけど、テンポがいいだけに、観てて飽きない内容やったかな。

でもって、あのバートンくんが気に入ったというのも納得の“奇抜さ”は、十分あるんやろう......ね?!(笑)

2010年12月21日 (火)

『ニュータイプ ただ、愛のために』

“ニュータイプ”といえば.....ガンダムのアムロ・レイやろう.....なんてツッコミを入れつつ手にした邦画をひとつ、今日はご紹介♪(笑)

この作品、もとはBSのTVドラマがあって、それの劇場版ってことらしい。そうは言っても、BSみたいな“ブルジョア”なものは持たない身としては、まったく知らないんやけどね(苦笑)

この作品の大政くんってのが、来年、出演作が目白押しの、注目の(?)若手女優さんらしく、ちょっと“青田買い”的な意味もあって、試してみたってわけなんよ。

でもって、そんな作品の感想は......?!

ニュータイプ ただ、愛のために   ★★★☆☆   (2008年)

監督:廣木隆一

出演:大政 絢、佐野和真、竹財輝之助、山田キヌヲ

地方の港町のフェリー乗り場で働く女は、ある日、片足をひきずる男と知り合うことに。ひょんなことから、特殊な能力を持つ彼を介抱することになるのだが.....ってな恋愛ドラマ?!

寂しい海辺の町でひとり暮らしをする彼女の事情、何かから逃げようとしている彼の事情、傷ついた心を胸の奥にしまいこんで生きる、そんな男女の切ない関係を描く.....ってな感じかな?!

期待の(?)若手女優の初主演映画ってなことで、どこか“顔見世”的な意味合いの作品なんかもね。まぁ、まだ“ぎこちない”ながらも、頑張って演じてたんと違うかな。

しかし、残念ながら話の内容の方は、ちょっとツッコミどころが多かったかな(苦笑)

非現実的な設定の話だけに、多少のムリが生じるのはしょうがないんやろうけど、それでも、もう少しちゃんと作り込んで欲しいところやんね。低予算のインデペンデント作品のような雰囲気なんやけど、実はちゃんとTV局やら何やらとスポンサーが付いてるんやから....。

てなことで、作品としては、もう一息ってとこかなぁ?!

2010年12月20日 (月)

『密会1723号室』

今日は未公開作品の中からスペイン映画をひとつ、ご紹介♪

この監督さん、日本ではあまり知られてないんやけど、スペインではそこそこ名前が知られてるひとらしい。どことなく意味深なタイトルとパッケージから、ちょっと淫靡なドラマを想像するんやけど.......ね?!(苦笑)

さて、そんな作品の感想は.....。

密会1723号室 / Animales Heridos   ★★★☆☆   (2006年)

監督:ベントゥーラ・ポンス

出演:ホセ・コロナド、アイタナ・サンチェス=ギヨン、セシリア・ロセット、マルク・カルテス

妻に内緒で毎週、同じホテルの同じ部屋で愛人と密会している男、妻と1ヶ月のラブラブなキャンプ生活を楽しむはずが、お互いの心が離れてしまったことに気づいた男、南米からの移民で貧しい生活をする男、そんな3人の男とその妻や恋人、そして愛人たちの様子を描いたドラマ?!

バルセロナの街を舞台に繰り広げられる3つの物語、ちょっとコミカルなテンポや、情熱的な描写を交えながらも、どこか切なく、虚しさの漂う、人間ドラマが展開するんよなぁ。

みんな、それぞれに満たされない気持ちを胸に、悩みながら生きてるんやで、ってなことを言いたかったんやろかね?!

それなりに人間ドラマとしての味わい深さはあるんやけど、特にロマンチックなわけでもなく、ハッピー・エンドなわけでもなく、ドロドロ(or エロエロ?)の恋愛ドラマというわけでもなく.....より現実的な流れというか、まぁ、そういう意味で、ちょっと盛り上がりに欠けるんかもなぁ。

しかし.....それにしても適当な邦題やよなぁ。確実に、この邦題を付けた人は、作品の最初の15分ぐらいしか観てないと思うんよ!?ここまでいい加減やと、呆れて文句もでんようになってまうって。ちょっと酷すぎやよなぁ....(苦笑)

2010年12月19日 (日)

『ノルウェイの森』

「あの小説が映画化される....」ってなことで話題になってる邦画を、今日はご紹介♪

日本を代表する現代作家、村上春樹のベスト・セラーの映画化、なんて言っても、実はこの小説の存在はもちろん知ってるものの、読んだかどうかすら覚えてない、ほぼ“まっさら”に近い感覚で観に行ったんで、小説とどうかなんてことは、よう分からんのですよ。

監督さんは、ベトナム系のフランス人ってことで、敢えて日本人監督を起用しなかった意図がどこにあるんかは知らんけど、ビートルズの楽曲の使用許可を大金はたいて取得して、フジテレビが気合いを入れて作った作品ってことらしい?!(苦笑)

そんな映画のデキ映えは......。

ノルウェイの森 / Norweigian Wood   ★★☆☆☆   (2010年)

監督:トラン・アン・ユン

出演:松山ケンイチ、菊地凛子、水原希子、高良健吾、霧島れいか、初音映莉子、玉山鉄二

高校時代に親友が自殺した青年は、その過去を引きずったまま大学生活を送っていた。そんなある日、彼は親友の恋人だった女と東京で再会するのだが.....ってな60年代の若者のホロ苦い青春を描いたお話?!

う~ん、なんやろねぇ....いろいろと雰囲気を出したかったってのは分かるんやけど.....。一生懸命カットやロケーションを考えたと思われ、その甲斐あって映し出される映像は、確かに印象的ではあるんやけど、無意味なイメージ映像を挟まれても、話の流れを止めるだけで、特に何も伝わってこんのよねぇ。

それに、外国の監督さんが日本人の役者を使うときに必ず起こることなんやけど、結局のところ演技までは指導できへんってこと。特に、この作品のように若手中心になると.....まぁ、観てられへんよなぁ(苦笑)

主役の松山くんは、見た目のナイーヴさは、確かに役柄に合ってるんかもしれんけど、セリフ回しの拙いこと。もうひとりの水原くんも、確かに表情だけみると透明感があって、印象的ではあるんやけど、どうにも演技がねぇ.....(苦笑)

なんかねぇ、二人とも目の前で台本を手に持って、お稽古してます的な、ホンマ学芸会なみの演技なんよ。それに加えて、菊地くんは......相変わらずの“大根ぶり”やし.....泣きの演技のできない女優ってのも、やっぱりプロとして致命的やと思うんよなぁ。

出番の少ない玉山くんと彼らを見比べると、明らかに主要3キャストの演技に“残念感”が漂ってまうよなぁ.....(苦笑)もう少し落ち着きを出せる役者をキャスティングしてれば良かったと思うんやけど.....。

そんな役者の演技にも加え、作品全体として小説の世界をどこまで表現してるかは、何とも言えんものの、ただ、話のなかで男女の“絡み”がクローズアップされすぎるために、印象として残るのは、下世話な部分だけなんよね。

結局のところ、やたらと脱ぎたがる“松ケン”ファンが喜ぶか、あるいは逆に嫉妬するか、その程度の意味しか見出せない、そんな作品になってもうてる気がする?!小説との比較を抜きにして、映画としては物足りなさばかりが目立つ、そんなデキやったね。

2010年12月18日 (土)

『ロビン・フッド』

今日は、公開中の作品のなかからひとつ、ご紹介♪

ロビン・フッドってのは、これまでも多くの作品でネタになってて、イギリスではそれだけ人気のある英雄ってことになってるらしい。その扱いは、日本でいうところの座頭市みたいなもんなんやろか?!

この作品、アカデミー賞を受賞した『グラディエーター』の監督リドリー・スコットとラッセル・クロウが再び手を組むってことで話題になってたんやけど、むしろ『グラディエーター』にアカデミー賞の価値を見いだせなかった者としては、その点が不安やったんよねぇ。

そんなわけで、ちょっと疑心暗鬼で観に行った作品の感想は.....?!

ロビン・フッド / Robin Hood   ★★★☆☆   (2010年)

監督:リドリー・スコット

出演:ラッセル・クロウ、ケイト・ブランシェット、マーク・ストロング、マックス・フォン・シドー、ウィリアム・ハート、マーク・アディ、ケヴィン・デュランド、アラン・ドイル、オスカー・アイザック、ダニー・ヒューストン、マシュー・マクファディン、アイリーン・アトキンス

12世紀末のイギリス、十字軍遠征で疲弊した挙句に王が戦死し、新たに就任したジョン王の悪政により混乱した局面のなかで、国の危機を救うために立ち上がる、ひとりの英雄の物語?!

一介の兵士が伝説に、イギリス人の心を虜にする、そんな歴史上のヒーロー(実在したかは怪しいらしんやけど....)、カッコええよねぇ(笑)

リドリー・スコットとラッセルくんが再びタッグを組んだ作品は、なかなかの力作やったかな。まぁ、この映画、主役どうのという前に、脇が渋いんよねぇ。

ヒロインのケイトくんの演技力は、いつも通り文句なしやし、フォン・シドーおじさんやハートくん、それに悪役のストロングくんも含めて、脇で味のある演技を見せてくれるんよ。

アクション・シーンがスゴイってな宣伝をしてるみたいやけど、そっちの方は案外しょぼくて、むしろドラマ部分が役者の演技でエエ感じになってると思うんよね。

というわけで、この作品、“超大作”といったスケール感は残念ながらないものの、ドラマとして十分に楽しめる、そんな感じやないかなぁってね!?

先週の、日本映画初の“SF超大作”よりは、間違いなく価値アリなんと違うかな.....えっ、それと比べるとレベルが分かりづらい?!(苦笑)

2010年12月17日 (金)

『BOX 袴田事件 命とは』

今日は、ちょっと社会派な邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、是非おススメしたいと思うんやけど、その理由は、作品の質がすばらしいからというわけやなくて、この作品の基になってる事件のことを知って欲しいからなんよね。

今から40年以上前に起こった、ひとつの残酷な事件を題材に描いてるんやけど、問題は理不尽な捜査と裁判によって死刑宣告を受け、今なお服役している人が、無実である可能性が高いということなんよなぁ。

一審で彼を死刑とした裁判官のひとりは、自らの判決を悔い、再審請求を支持している、そんな話がこの作品では描かれてるんやね。

裁判員裁判で誰もが裁く側に立つ可能性のある現在、この作品のタイトルにあるように、命の重み、裁く責任を問いかける話を、是非多くの人に観て欲しいと思う。

BOX 袴田事件 命とは   ★★★★☆   (2010年)

監督:高橋伴明

出演:萩原聖人、新井浩文、葉月里緒奈、村野武範、保阪尚希、石橋 凌、ダンカン、中村優子、大杉 蓮、岸部一徳、國村 隼

昭和41年6月に静岡で起こった強盗殺人放火事件。一家4人を殺した犯人として逮捕されたのは、被害者が経営していた味噌工場で働く、元プロボクサーの男だった。そんな彼に法廷で死刑を宣告した裁判官のひとりの苦悩を描いたドラマ?!

無罪を主張する被告、状況証拠のみで自白頼みの公判において、疑念を抱きつつも、下された判決、法の名のもとに下された結論は、あまりにも理不尽なものなんよなぁ。

人が人を裁くということの意味、それによって背負う責任、命の重さを考えさせられる、そんな話やったね。

作品としては、細部の甘さや少し意味不明な描写もあり、首を傾げてまうところもあったり、また主演の萩原くんは、確かに頑張ってるんやけど、やっぱり役不足な感じで、残念ながら物足りなさを感じるデキやった。

それでも、現在も最高裁で争っているこの事件のことや、死刑囚として未だに刑務所に閉じ込められている袴田さんの存在を知ってもらうという意味で、この作品をススメたいと思うんよね。

冤罪事件って他人事のように感じてまうけど、裁判員裁判の制度が行われている今、ひとりひとりが“人を裁く”ということを、少し真剣に考えんとアカンのやと思うんよね!?こんな悲劇を繰り返さないためにも。

2010年12月16日 (木)

『息もできない』

いやぁ~、なんや個人的に、すっかり“韓流ブーム”が到来してもうたなぁ.....(笑)てなことで、今日は韓国映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、公開当時にそこそこ話題になってたんやけど、確か渋谷での単館上映ってことで、観に行けなかったんよね。

というわけで、満を持して鑑賞した作品の感想は.....?!

息もできない / Breathless   ★★★☆☆  (2008年)

監督:ヤン・イクチュン

出演:ヤン・イクチュン、キム・コッピ、イ・ファン、チョン・マンシク、ユン・スンフン、キム・ヒス、パク・チョンスン、チェ・ヨンミン、オ・ジヘ

暴れだすと手のつけられない、粗野なチンピラと、そんな彼とたまたま出会ったひとりの女子高生、悲しみを胸に秘めたふたりの奇妙な関係を軸に描かれる人間ドラマ?!

父親の家庭内暴力の挙句に母親と妹を失った悲しい過去を持つ男、母親の死を受け入れられず、廃人のようになった父親の世話をして暮らす女の子、複雑な家族関係のなかで苦しんできた、歳も性別も異なるふたりが、互いに惹かれあってくってね。

途中までは、ただ暴力的で救いのないチンピラ映画かと思ったんよ。でも、この作品で描かれる人間関係って、なかなか深いものがあるんよなぁ。

ヤクザものとして、周囲に弱みを見せられない男が、不器用にも心を開く相手、ストレートな感情で向き合うなかで、本当の姿が垣間見えるってか?!

憎しみを糧にして生きてきた男が、自分のなかの本当の気持ちを知る瞬間が、胸にぐっとくるんよね。ナイフのように尖った彼のなかにある、不器用な優しさ、監督さんが主演を兼ねるだけに、繊細な感情がうまく出てる。

まぁ、全体としては、最後への流れが少しありきたりな所がちょっと残念やったけど、切ない人間模様には、確かに息苦しいくらいに心を揺さぶるものがある。なかなかの見ごたえやったかな?!

ホンマ中途半端な邦画を観るくらいやったら、気合いの入った韓国映画の方が、かなりマシかもね!(笑)

2010年12月15日 (水)

『その男 ヴァン・ダム』

ちょっと前に公開された、スタローンの『エクスペンダブルズ』でアクション俳優が集結するなかで、その分野ではそこそこ名の知れてるはずが、結局お呼びはかからずに、すっかり役者として忘れられつつある感の出てきたジャン=クロード・ヴァン・ダム、そんな彼のとっても自虐的な作品を、今日はご紹介♪

彼って、ベルギーの出身らしく、オーストリア出身のシュワちゃんの後を追うように(?)して、ハリウッドに進出し、アクション俳優としての地位を築いてきたんやってね。

そんな彼が、パッとしない最近の現状を逆手に取って(?)、本国ベルギーで作った作品がこれらしい?!

ちなみに、作品のなかで離婚がネタになってるんやけど、実際に4度の離婚経験があるらしく、現在は元妻とヨリを戻して暮らしてるとか......波乱万丈でんなぁ(笑)

その男 ヴァン・ダム / JCVD   ★★★☆☆   (2008年)

監督:マブルク・エル・メクリ

出演:ジャン=クロード・ヴァン・ダム、フランソワ・ダミアン、ジヌディーヌ・スアレム、カリム・ベルカドラ、ジャン=フランソワ・ウォルフ

男47歳、アクション俳優としてはそろそろ肉体的な限界が来ていて、作品にも恵まれない、おまけに離婚調停中で娘の親権は妻の手に.....金なし、仕事なしのヴァン・ダムが地元の郵便局に金を出しに行ったら、そこには強盗が.......そして、なぜか気がついたら自分が犯人にされていて........ってなコメディ?!

どこまでホンマか分からんくらい、この自虐的な役どころが笑える!

時折、とっても哀愁を感じさせてくれる音楽をバックに回想シーンがあったりで、ここまでやるかってね!?(笑)ただ、セリフの内容があまりにも真実味があるもんやから、思わず笑ってまうんよなぁ。

ドラマの内容としては、ちょっとB級で、あまりヒネリもなく、少々中だるみな感はあったんやけど、そうは言っても、もとから話の設定で勝負的なノリの作品なわけやから、これはこれでエエんかな?!

まぁ、彼にとって、この作品が単なるアクション馬鹿で終わることなく、新たなキャリアの転換にでもなれば、エエんやけどねぇ?!でも、何となく応援したくなったりして......♪(笑)

2010年12月14日 (火)

『舞妓Haaaan!!!』

実は、監督 水田伸生 × 脚本 宮藤官九郎 × 主演 阿部サダヲ の組み合わせって、今回の『なくもんか』が初めてやないんよね。

というわけで、そんな彼らの作った最初の作品を、本日のオマケとしてご紹介♪

まぁ、こうやって見ると、監督、脚本、演技のどれが悪いのかは分からんけど、個人的に“おもしろ味”の理解できない、ちょっと肌に合わない組み合わせってことなんかなぁ.....(苦笑)

舞妓Haaaan!!!   ★★☆☆☆   (2007年)

監督:水田伸生

出演:阿部サダヲ、堤 真一、柴咲コウ、小出早織、生瀬勝久、伊東四朗、吉行和子、植木 等、京野ことみ、山田孝之、北村一輝

修学旅行で京都に行き、そこで舞妓に出会ってから、芸者遊びをすることが夢だったサラリーマン、そんな男のひた向きな姿を描いたコメディ映画?!

うだつの上がらない男が京都に転勤になり、一見さんお断りの“お茶屋”の敷居の高さに挫けそうになりながらも、必死に“芸者と野球拳”という夢に突き進むってね。

そんな話にライバルの野球選手や、元彼を追って舞妓になる健気な女を絡め.......あれやこれやの大騒動ってか?!

日本の伝統でありながら、一般人にあまり馴染みのない世界に着目したのはよかったんやけど、宮藤官九郎の脚本って......やっぱり笑えんのよなぁ(苦笑)

突然ミュージカルしたり、どろどろメロドラマだったり、何でも突っ込んどけばハズさんと思ってるところが、付き合いきれんのですよ!?まぁ、目先を変えたいのは分かるんやけどね。

役者は、それぞれに必死に弾けてるんやけど、作品として楽しいかと言われると......ねぇ?!(苦笑)

『なくもんか』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

日本で今一番、名前の売れてる(?)脚本家 宮藤官九郎の生み出すコメディを、個性派俳優の阿部サダヲとイケメン俳優の瑛太くんに竹内結子の華を添えりゃぁ、どうよって........(沈黙)........?!(苦笑)

とっ、とりあえず感想を......。

なくもんか   ★★☆☆☆   (2009年)

監督:水田伸生

出演:阿部サダヲ、瑛太、竹内結子、塚本高史、光石 研、片桐はいり、鈴木砂羽、カンニング竹山、伊原剛志、いしだあゆみ、陣内孝則、高橋ジョージ

幼い時に両親が別離し、付いて行った父親にあっさり捨てられ、そのまま知り合いの惣菜屋に育てられた兄、別離後すぐに生まれた弟は、母親を事故で亡くし、以来、親戚を転々とし、孤独な幼少期を経て、お笑い芸人に。そんな苦労人の兄弟を描いた......人情コメディ??

いやぁ~、想像したとおり......まったく笑えんかったなぁ(苦笑)

一生懸命キャラ立ちさせて、笑いを狙ってるんやろうけど、そのツボがまったく理解できへんのよね。そこらへんの宮藤くんのセンスを絶賛する世間の評価ってのが、彼の作品を何本観ても分からんのですよ?!

だいたい、この作品、長すぎやろぉ.....!(苦笑)こんなくだらん内容で2時間以上もやるもんやないと思うんよね。映画館でこんなのに付き合わされた観客のみなさんが、どうにも気の毒で.....。

見所なるものをどうしても挙げろって言われたら、まぁ、阿部くんの独演会モードに、かなりムリしてツッコミを入れる竹内くんの必死なところを楽しむってとこぐらいかなぁ(苦笑)

イケメン俳優の瑛太くんに至っては、役柄だけやなくて、演技そのものがKYで、完全に浮きまくってたね。もともと彼の演技力そのものに疑問をもってたんやけど、コメディセンスに関しては、間違いなく.....ない!(笑)

しかしまぁ、こういうコメディを観てると、なんや切なくなってくるよなぁ......?!(苦笑)

2010年12月13日 (月)

『命の相続人』

今日は、ちょっとマニアックなスペイン映画をご紹介♪

この作品、監督さんは無名のスペイン人なんやけど、製作者がアレハンドロ・アメナバールっていう、ちょっと有名な監督さんなんよね。何で有名かっていうと、かつてトム・クルーズとペネロペ・クルスが付き合うきっかけになった『バニラ・スカイ』って作品のオリジナルの『オープン・ユア・アイズ』っていう傑作を作ったひと。

そんでもってアメナバール以外にも、この作品の脚本を担当してるのが、個人的におススメ作品としてプッシュしてる『蒼ざめた官能』って作品の監督をしてたひとなんよね。

ついでに主演は、最近ハリウッドにも進出してるスペインの実力派イケメン(?)俳優のノリエガくん!?

てなわけで、当然ながら劇場未公開やし、世間的には、まったくノーマークなB級映画扱いなんやろうけど、これをスルーするわけにはイカンってことで、そんな作品の感想は......?!

命の相続人 / El Mal Ajeno   ★★★☆☆   (2008年)

監督:オスカール・サントス

出演:エドゥアルド・ノリエガ、ベレン・ルエダ、アンジー・セペダ、クララ・ラゴ、クリスティーナ・プラサス、マルセル・ボラス

有能な医師である男は、数多くの重篤な患者と接するうちに、いつしか患者との距離を取るようになっていた。そんなある日、自殺未遂で担ぎ込まれた妊婦の彼に因縁をつけられた挙句に襲われ、銃で撃たれるが、なぜかその時から不思議な力を持つようになり.....ってな、スペインのミステリー作品?!

命を救うということをテーマにしながら、医師の職責と家族との関係の間で苦しむ男の苦悩を描いてるんよなぁ。

愛すべき者のために下す決断、いやぁ、なかなかやったね。

正直に言うと、前半は少し分かりにくく、入り込みづらい展開やったんやけど、話が流れ出す中盤以降は、話のうまさもあってか、グイグイと乗せられてもうたんよなぁ。

まぁ、確かにもう少しメリハリがあるとエエんかもしれんけど、でも、能天気な軽いドラマにすることなく、シリアスさを前面に出したところが、ドラマとしての味わいになってるんと違うかなぁって思うんよね?!主人公のノリエガくんの渋さもまた、良かったし....。

作品としては、ちょっとクセが強すぎて、ハマルか、ハズすかの両極端かもしれんけど、個人的には十分に楽しめるデキやったと思うんやけどね?!

2010年12月12日 (日)

『SPACE BATTLESHIP ヤマト』

「さらばぁ~、地球よぉ~♪」ってなわけで、冬シーズンの映画の目玉(?)となる作品ということで、かなり予告編の段階で腰が引けつつも、やっぱりハズスわけにはイカンやろうと強い気持ちをもって、観に行ってきたよ(苦笑)

日本映画初の本格SF超大作......やそうで......?!

ヤマトよりも、世代的にはガンダムにはまった口なんで、まぁ、子供心に波動砲に熱くなったのと、いくつかのキャラの記憶はあるものの、ストーリーそのものは実は細部までは憶えてないんよね。

そういうわけで、原作アニメに対する思い入れは、中の上くらいの程度なんかも。そんな立場で観た場合でも、この作品......相当なデキやった(苦笑)

正直に言って、キムタクのファン以外は、お金にマッチで火をつけて燃やしてもエエか、ぐらいの気持ちでないと、レンタルで数百円払うのも惜しいくらいのシロモノやと思うんよね。

何がどうかって言うところで、とりあえず感想は......?!

SPACE BATTLESHIP ヤマト   ☆☆☆☆   (2010年)

監督:山崎 貴

出演:木村拓哉、黒木メイサ、山﨑 努、柳葉敏郎、緒方直人、西田敏之、高島礼子、橋爪 功、池内博之、マイコ、堤 真一、波岡一喜、三浦貴大、斉藤 工

正体不明の敵の攻撃を受け、放射能で汚染された地球、人類は地下に潜り、暮らしていた。劣勢の地球防衛軍は、宇宙の彼方から届いたメッセージに地球を救う最後の望みを託し、宇宙戦艦ヤマトをその星に向かわせるのだが.....ってな、SF感動巨編??

はっ、はっ、はぁっっっ.......思わず引きつって枯れた笑い声が出てまうほど、こりゃヒドイ!?旬の過ぎた芸人バリに、「やっちまったなぁぁ.....!」って叫びたくなってもうたよ(苦笑)

どこをケナスかって言うよりも、どこを褒めろって言うねんて!?『三丁目の夕日』シリーズの山崎くんが監督で、映像が.....って言いたくても、それすらチープやし。セットはまったく質感がなく、安っぽい戦隊ものの特撮テレビ番組なみ。

話の流れは最初から最後までグタグタのボロボロで、鼻につくほどくだらないドラマが目の前で繰り広げられるんよなぁ。

そんでもって、予告編である程度は覚悟してたものの、キャスティングと役者の演技がひどすぎる!?(苦笑)

どうしょうもなく軽薄な“チャラ男くん”の古代 進のキャラに、リーダーとしての資質は見出せず、みんなが付いていこうとするのが不思議でなぁ....?!まぁ、彼にできる演技はこれしかないんやろうけど、“月9のしょ~もないドラマのノリ”でやられてもなぁ.....原作者に失礼と違うんかい。

後は、やたらとガキで、気品の欠片も感じさせない森 雪は、甘ったるいだけで、おまけにアル中疑惑ときた!(笑)

西田くんをキャスティングしながら、なぜか佐渡先生ではなく、機関長に。そんでもって佐渡先生が女になって、高島くんが妙な演技をするんよねぇ。設定を女に代えて、新たなキャラを作るならまだしも、一升瓶を手に持たせて、何がしたかったんやろか??西田くんと高島くんが並んだ絵を観ると、首をかしげてまうやんね(苦笑)

その他の若手の演技は、演出なのか、妙なはしゃぎ方したり、意味なく熱かったりで、どれも学芸会なみやし......救いようないで、ホンマに。

まぁ、きっと原作に思い入れがあればあるほど、この作品に対する怒りレベルが上昇するんやろなぁと思う。

結局のところ、これは所詮アイドル映画であり、しかも歳のいったアイドルのためだけに、えらい金をかけて作品を作り、しつこい程の番宣張って、彼を目当ての客をカモにしつつ、原作ファンのノスタルジーを悪用する、“詐欺商法的な映画”ってことなんやと思う。

地球の未来を....なんてテーマより、日本映画に希望を持てなくなる、そんな作品やったね!?(苦笑)

2010年12月11日 (土)

『ラスベガスをぶっつぶせ』

というわけで、ルケティック監督の別の作品を、今日のオマケとしてご紹介♪

働かんでもいいくらいの大金を手にする......夢やよなぁ(笑)年末ジャンボ、当たれ~なんて言ってる人には、ツキはやって来ないってか?!

ラスベガスをぶっつぶせ / 21   ★★★☆☆   (2008年)

監督:ロバート・ルケティック

出演:ジム・スタージェス、ケイト・ビスワース、ケヴィン・スペイシー、ローレンス・フィッシュバーン、アーロン・ヨー、ライザ・ラピラ、ジェイコブ・ピッツ

医大に進むのに必要な学費を稼ぐため、教授に誘われて彼の研究チームに加わり、その仲間と組み、ベガスでブラックジャックで金儲けを計画する青年。得意の数学を駆使して稼ぎまくるのだが...ってな、実話を基にした痛快(?)一攫千金ドラマ?!

地味な理系学生が、煌びやかなベガスで大活躍し、人生の光と影を味わうってか!?なんとも夢のある話やないですか(笑)

まぁ、ギャンブルにのめり込み、ドツボにはまるあたりは、“賭け事は程ほどに”ってことで、少し教訓めいているんかなぁ?!

手に汗握るギャンブルの攻防以外にも、友情や淡い恋なんかもさりげなく触れてたりして、なかなか工夫された展開ではあるんかな。

若手の俳優が中心となるなかで、なんといっても、やっぱりスペイシーくんの演技力に、ワクワクしてもうたかなぁ。相変わらずの存在感は、さすがと思わせるものがあったね。

ブラック・ジャックのルールをあまり詳しくは知らないだけに、この作品で描かれてる技のすごさが伝わらなかったのが、少し残念やったかなぁ。

全体的な話としては、それほど驚くような意外性がなかっただけに、その部分で楽しめないと、普通のドラマに思えてまうかもね。ギャンブラー向けの、ちょっと通な作品ってこと??

『キス&キル』

今日は、公開中の作品のなかから、洋画をひとつご紹介♪

アシュトン・カッチャーって、アメリカではイケメン若手俳優ってことなんやと思うんやけど、意外と日本では人気ないような気がするんよねぇ?!この作品のヒロインが美人かって点にも、個人的には非常に疑問を感じるんやけど.....(苦笑)

そんなこんなで、作品の感想は......?!

キス&キル / Killers   ★★★☆☆   (2010年)

監督:ロバート・ルケティック

出演:アシュトン・カッチャー、キャサリン・ハイグル、トム・セレック、キャサリン・オハラ、キャサリン・ウィニック、リサ・アン・ウォルター、ロブ・リグル

失恋の痛手を振り払うように、両親と家族旅行で南仏のニースにやってきた世間知らずのお嬢様は、そこでイケメンの男と出会い、恋に落ちたふたりはやがて結婚することに。しかし、そんな優しい彼には、ある秘密が.....ってな、恋愛ドタバタアクション・コメディってか?!

イケメンと美女の恋の話に派手なアクションを加えて、ちょっとコミカルに脚色して、どないやねんってな作品は、まぁ、良くも悪くも予想通りってな感じやったねぇ?!

そもそもの所で、主演のふたりに魅力を感じるかって言われると、それほどでもない所が“ちょい微妙”?!(苦笑)ブラピ&アンジーが夫婦役でアクションやれば、豪華やなぁって思うんやけど、このふたりやと、同じことやってもボチボチやねぇ....ってなるやんね。

そんでもって、この作品、それなりに勢いはあるんやけど、冷静に観るとツッコミどころ満載の“やりすぎ感”満点の内容なんよ。まぁ、設定からして無理を承知で、ってな所はあるんやけど.....(苦笑)

まぁ、何も期待せずに、ヒマつぶし程度の軽い気持ちで観れば、そこそこのデキなんかもしれんど......特に気合入れてプッシュするような、そんな作品ではないやろね?!

2010年12月10日 (金)

『武士の家計簿』

今日は、公開中の作品の中から邦画をひとつ、ご紹介♪

“サムライ・シネマ”なるキャンペーン作品のひとつなんやけど、まったく刀を使わない、家族ドラマになってるあたりが、ちょっと異色かもね。

そんな作品の感想は.....?!

武士の家計簿   ★★★☆☆   (2010年)

監督:森田芳光

出演:堺 雅人、仲間由紀恵、松坂慶子、中村雅俊、西村雅彦、草笛光子、伊藤祐輝、藤井美菜、大八木凱斗、嶋田久作、小木茂光、宮川一朗太

江戸の末期、金沢にある加賀藩で藩の会計を担当する部署(御算用場)で仕えた、ひとりの“そろばん侍”とその家族の物語?!

侍が主役の作品でありながら、まったくチャンバラはなく、悪どい商人も出てこなければ、帯を引っ張って「あれぇぇぇっ....」なんてこともなし(笑)

地味な話に盛り上がるんかって思ったんやけど、これ、以外と楽しめる!?実際のある武家の家計簿と日記を基にした話ってことで、そういうリアリティのある、当時の暮らしが描かれるあたりが興味深いんかもね。

厳しい経済環境の中で、家計をやりくりし、貧乏ながらも頑張って生活していくなんてところは、なんや現在に通じるものもあるしなぁ。

この作品の良さは、なんといってもキャスティングの妙やろなぁ。役柄に合うか合わないかでいつも評価の分かれる堺くんは、その独特の雰囲気が、今回は役にマッチしとったね。

妻を演じる仲間くんも、一歩さがる奥ゆかしさを表現しながら、愛情とユーモアを感じさせる演技やった。

そんなふたりに、中村くんと松坂おばちゃん、それに草笛ばあちゃんに西村くんがコミカルに絡むあたりは、ちょっと贅沢な気分にさせてくれたね!?

まぁ、少し残念やったのが、中盤までの軽妙な展開が、最後まで持続できんかった点と、話の進め役という大事な役を、あまり演技経験のない若手俳優にやらせたために、印象として拙さが浮き立ってもうた点かなぁ。

そんな惜しいところはありつつも、それでも、全体的には適度に楽しめるデキにはなってると思うんよね!?まずます。

2010年12月 9日 (木)

ジェニファー・アニストン 勝手に応援企画 ② 『マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと』

勝手に応援企画第2弾は.....とある一家と犬との関係を描いた感動ドラマ??

ジェニファーって、出だしが大ヒットTVコメディの『フレンズ』でのキュートかつコミカルな演技だっただけに、どうしても、その後もそのイメージを引きずってもうてる感じやんね。

もう少し作品に幅が出てくると、エエんかもしれんけどなぁ......なんて、ちょっと心配してみたりして?!

マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと / Marley & Me   ★★★☆☆   (2008年)

監督:デヴィッド・フランケル

出演:オーウェン・ウィルソン、ジェニファー・アニストン、エリック・デイン、アラン・アーキン、キャスリーン・ターナー

子供を作る代わりに飼いはじめた犬のマーリー、本来ラブラドールは、とても大人しい犬種のはずが、やって来たのはどうしようもなく“やんちゃ”な犬で...ってな、コメディ調の犬と家族の交流を描くドラマ?!原作は、ベストセラーのエッセイやそうで。

楽しいときも、悲しいときも、いつも一緒だった犬、気づいたら家族の中心に、ってな話は、犬を飼ってる、もしくは飼ったことがある人には、共感しまくりの、たまら~ん話やったね。かくいうオイラも、昔実家で飼ってた犬のことを思い出してもうたよ(笑)

人間と違って(?)、犬は愛情を注いだ分だけ、しっかりと返してくれる、ホンマその通りやなぁってねぇ。

そんなこんなで、この作品、とってもやんちゃ犬の無邪気さが、癒しになってるんかなぁ?!

主演のふたりの持ち味を活かしつつ、それなりに笑えるエピソードを交えながら、犬を交えた家族の絆、溢れる愛情が表現されてたかな。

まぁ、逆にコメディに重心を置きすぎて、少し軽くなりすぎた感もなきにしもあらずやけど、それでも十分楽しめる上に、しんみりとした部分もあり、悪くなかったね。

あぁ、また犬でも飼いたいなぁ.......その前に......家族かなぁ?!(苦笑)

ジェニファー・アニストン 勝手に応援企画 ① 『バウンティー・ハンター』

ちょっと前に、ジェニファー・アニストン頑張れって思いを込めて(?)『わすれた恋のはじめかた』って作品を紹介したんやけど、数は多くないものの、何人かは検索してこのブログを見に来てくれてたんよね。彼女もまだ忘れられてないってことなんかなぁって思ったわけ。

そこで、昔のCMで「“おせち”もいいけどカレーもね!」ってのがあったけど、ブラピ(ブラッド・ピット)が「アンジーもいいけどジェニファーもね♪」って言うかどうかに関係なく、ジェニファーの作品を紹介しつつ、勝手に応援してまおうってことで.......今日はプチ特集を♪(笑)

まずはジェラルド・バトラーとの共演作から。

バウンティー・ハンター / The Bounty Hunter   ★★★☆☆   (2010年)

監督:アンディ・テナント

出演:ジェニファー・アニストン、ジェラルド・バトラー、クリスティーン・バランスキー、ジョエル・マーシュ・ガーランド、マット・マロイ、ジェイソン・サダイキス

保釈中に逃亡した者を捕まえ、報奨金を手にする“賞金稼ぎ”で生計を立てている元警官は、ワケあって指名手配された、新聞記者をする元妻に懸けられた5千ドルのために、彼女を確保するのだが.....ってな、ラブ・コメ&サスペンス?!

ある特ダネを追いかける元妻と、そんな彼女を追いかける元ダンナ、お互いを知り尽くしたふたりの掛け合いに、更に借金取りやら謎の男が絡み.....ドタバタと.....?!(苦笑)

キュートな魅力を振りまくジェニファー嬢に、男臭さプンプンのジェラルドくん、結婚生活の苦い思い出から、互いにぶつかり合いものの、行動をともにするうちに心境に変化が....ってことで、展開としては至って普通。ところどころ笑えるんやけど、まぁ、爆笑するほどでもないかな。

そんな軽妙なコメディ部分とアクションがあり、そこにロマンスの香りが.....ってところのバランスがイマイチなために、どうも途中がマッタリし過ぎやったね。

当然ながら、ハッピー・エンドな流れで進むんやけど、もう少し、何かしら特別な盛り上がりが欲しかったかなぁって思ってもうた。

というわけで、そこそこなデキなんやけど、ちょっと平凡すぎたかなぁ.....?!(苦笑)

2010年12月 8日 (水)

『デイブレイカー』

今日は公開中の作品の中から吸血鬼映画をひとつ、ご紹介♪

不気味な色白男との禁断の愛に夢中になる“トワイライター”のおかげか、最近はやたらと吸血鬼映画が作られてるんよねぇ。まるで、“ドラキュラ生誕○○千年記念”ってな様相やよなぁ(笑)

そんな中で作られた今日の作品は、ちょっと設定がおもろいんよね。主演がイーサン・ホークってことで......奇しくも先週の『クロッシング』に引き続き、彼の作品を取り上げるとは......別に“プチ祭り”をしてるわけでもないんやけど.....(苦笑)

てなことで、作品の感想は......?!

デイブレイカー / Daybreakers   ★★★☆☆   (2009年)

監督:マイケル・スピエリッグ&ピーター・スピエリッグ

出演:イーサン・ホーク、ウィレム・デフォー、クローディア・カーヴァン、マイケル・ドーマン、サム・ニール、イザベル・ルーカス、ヴィンス・コロシモ

10年後の世界は、蔓延したウィルスにより、人類の95%がヴァンパイアになってしまっていた。人間がいなくなった状況により、生血が不足し、深刻な食料難に陥ることに....。そんな状況のなか、ある製薬会社で代用品となる人口の血液を研究していた男は、ある日、ヴァンパイアから逃げる人間の一行と出会うのだが.....ってな、ちょっと変わった吸血鬼映画?!

いやぁ~、吸血鬼で食料問題をテーマにするとは.....驚くべき発想やんね!?(笑)吸血鬼で溢れた街、そんな意外性のある設定を上手く活かした、なかなかのアイデア作品やったかな。

下手するとキワモノ系のB級映画に陥るところを、主演のイーサンくんを始め、出演者の熱演で、思った以上にシリアスなデキに仕上がってた。

まぁ、正直言うと、少しコメディ調で攻めてくるんかなぁって思ったんやけど、笑いは一切なしの、極めてシリアスな(?)吸血鬼映画なんよなぁ。

監督&脚本をしてるスピエリッグ兄弟は、元が“ゾンビもの”出身だけに、ヴァンパイアといいつつも、どこかゾンビチックで、映像的には随所に“エグい”シーンがある辺り、ちょっと好き嫌いが出そうな感じかも?!

よって万人ウケするような作品ではないんやけど、やっぱりこの奇抜なアイデアとエグくない部分の映像センスを観てると、この兄弟、なかなか才能を感じさせてくれるんよなぁ。今後の活躍に期待?!

2010年12月 7日 (火)

『パンドラの匣』

10月に公開された『乱暴と待機』では、なかなか個性的な世界を作り上げてた冨永監督なわけやけど、その前作が評判がいいと聞き、試してみたんよね。

この作品の原作は、太宰 治の小説なんやってね。残念ながら、この話は読んだことがないんで、その太宰ワールドをどこまで映像で表現できてるのかは、よう分からんのやけど、作品としては、まぁ、この監督らしい雰囲気やったんかなぁ.....?!(苦笑)

というわけで、そんな作品の感想は.....。

パンドラの匣   ★★☆☆☆   (2009年)

監督:冨永昌敬

出演:染谷将太、川上未映子、仲 里依紗、ミッキー・カーチス、窪塚洋介、ふかわりょう、小田 豊、杉山彦々、KIKI、洞口依子

終戦直後の時代、結核を患った青年は、人里離れた療養所に入り、そこで大阪から看護婦としてやって来た、ひとりの年上の女性と出会うのだが....ってな、ちょっと風変わりな人間模様を描いた作品?!

昭和のレトロな香りと、ちょっとエキセントリックな世界、作品の雰囲気としては、なかなか個性があったかな。特に、要所で流れる音楽は、ごっつい印象的で、エエ感じやったね。

そんな音楽に乗って展開するドラマは......う~ん、微妙?!(苦笑)主役の染谷くんは、なかなか表情豊かで、若い割にはオモロイ演技をする子やね。ただ......セリフをかぶせると、なんや違和感があるんよなぁ?!

仲くんは、ネジが2、3本抜けたようなキャラに合ってるんやけど、演出が悪いのか、どこか中途半端なんよね。

ついでに出てくる窪塚くんは、いつもどおりで、コメントするのも面倒臭い感じの芸のなさで、そこがまた微妙やったりして....(苦笑)

たかだか90分程度の作品の割に、妙に尺が長く感じてまうようなテンポの悪さ、訳の分からんカット、意味不明な音声かぶし、なんやいろいろと目先を変えようと策を講じたものの、そんな工夫がまったく活きてこず、グタグタになった、そんな感じやったね。

まぁ、太宰の原作を読んでから観れば、また違った感想になるんかもしれんけど、作品だけで評価すると.....イマイチやよなぁ.....?!

2010年12月 6日 (月)

『マイ・プライベート・ロンドン』

というわけで、お次の作品はアメリカが舞台でありながら、なぜかロンドン.....当然ながら原題の意味はまったく反映されることなく.....ってね?!

まぁ、どんなにくだらない作品であっても、邦題付けるんやったら、せめて作品を観てから付けろって言いたくなるやんね。

えっ、くだらない作品?.....まぁ.....これはちょっとね?!(苦笑)

マイ・プライベート・ロンドン / Intervention   ★★☆☆☆   (2007年)

監督:メアリー・マクガキアン

出演:アンディ・マクダウェル、コルム・フィオール、ルパートグレイヴス、ジェニファー・ティリー、ドナ・デリコ、イアン・ハート、ケリー・フォックス、ジョン・セッションズ、チャールズ・ダンス、ゲイリー・ファーマー

ドラッグやアルコールといったものの依存症を治療する施設を舞台に、セラピストをする夫婦、患者とその家族を描いたドラマ?!

治療の最終段階で行われる家族を交えたグループ・セッション、正式に呼ばれた妻の他に、愛人が現れ、思わぬ方向に....ってなことで、それぞれの登場人物の心境の変化を追うんやけど、なんや全体的にまとまりがないんよなぁ(苦笑)

独特の色使いの映像で、深みのある雰囲気は出てるんやけど、話に締まりがないのがねぇ.....。

登場人物をフルに活かせてるとは、到底思われへんし、こういった更正施設でどんな治療が行われるかっていう紹介ビデオとしてはエエんかもしれんけど、作品としてみると、かなり物足りなさが残る気がする。

もつれた感情がぶつかり、やがて再生への第一歩を踏み出すってことを出したかったんやろうけど、イマイチ説得力に欠ける内容やったね。

それに加え、邦題のなんとも適当なこと!原題とはかけ離れてるし、内容にも合ってないと思うんやけど.....イギリスで製作されたのを意識して“ロンドン”と付けたかったのか知らんけど、まったく意味不明やねぇ。作品の内容以上に痛すぎる!(苦笑)

『セックス・クラブ』

今日は、ひどい邦題のついた作品をふたつ、ご紹介♪

いずれも安易さと、その意味不明さが際立ってて、配給会社の程度の低さが目に余るんよね。もう少し作品に対する敬意と愛情があってもエエと思うんやけどなぁ.....?!

セックス・クラブ / Choke   ★★★☆☆   (2008年)

監督:クラーク・グレッグ

出演:サム・ロックウェル、アンジェリカ・ヒューストン、ケリー・マクドナルド、ブラッド・ウィリアム・ヘンケ、ジョナ・ボボ、ヘザー・バーンズ、クラーク・グレッグ

心を病んだ母親に育てられ、幼少期に十分な親の愛情を得られずに育った男は、セックス依存症に悩みながら、安月給のテーマパークで働き、精神病院に入院している母親の面倒を見ているのだが....ってな、ちょっとシニカルなコメディでありつつ、ひとりの男の自分探しのドラマ+ロマンスありってか?!

息子のことも分からないボケた母、依存症のグループセッションに一緒に通う親友、そして母親の新しい主治医との関係から、自堕落な暮らしを抜け出すために、自分自身を見つめ直すってね。

とりあえずB級な作品ではあるんやけど、これ、出てる役者の演技がエエんよなぁ!?サン・ダンスも認める演技は、なかなか深みがあるんよね。

愛情に飢え、大人になったために、素直に人を好きになれない、そんなダメ男を演じる主役のサムくんの“確かな”へタレ具合や、少しぶっ飛んだ母親を演じるアンジェリカおばさんの演技も見事やった。

まぁ、下世話な話がベースにありながら、人間ドラマとして、意外と味わいのある内容になってる。そんな作品のデキも、この邦題で見事にぶち壊しなんやけどねぇ(苦笑)

原題の意味を完全に無視し、原作者が『ファイト・クラブ』を書いた人やっていう理由だけで“セックス・クラブ”と名付けてしまう芸のなさには、ホトホト呆れてもうたよ。だいたい、まったく“クラブ活動”してないしね!(笑)

こんな下らない邦題のせいで、この作品がレンタル屋の“エロ”コーナーに追いやられ、エロを期待して手にする人にしか観られないのかと思うと、なんや頑張ってる役者のみなさんが不憫でなぁ......?!(苦笑)

2010年12月 5日 (日)

『黒く濁る村』

今日は公開中の作品のなかから、韓国映画を.......って、先週に引き続き、2週連続で取り上げるとは、いよいよ有閑主婦と同様に、人生に見切りをつけて韓流に走ったかぁ....なんて言われそうやけど、別に深い意味はないんよね(苦笑)

たまたま、公開中の邦画とどっちにしようかと思った時に、その邦画の評価が賛否両論みたいで、どうせハズスなら、こっちの方が.....ってこと?!

まぁ、韓国で“観客動員何万人”とか言われても、それはそれで胡散臭く感じてまうんやけどね(苦笑)

でも、この作品、なかなかのデキやったんで、とりあえずは選択は間違ってなかったかなぁ...ってなわけで、ちょっとおススメ?!

黒く濁る村 / 苔 Moss   ★★★★   (2010年)

監督:カン・ウソク

出演:パク・ヘイル、チョン・ジェヨン、ユ・ジュンサン、ユソン、ユ・ヘジン、キム・サンホ、キム・ジュンベ、ホ・ジュノ

ずっと会っていなかった父親が死んだとの報せを受け、父が住んでいた山奥の村にやってきた息子。村の村長を始め、村人たちのよそよそしい態度が気になり、父親の死因に疑念を抱いた彼は、しばらく村に滞在することにするのだが.....ってな、サスペンス・スリラー?!

どんな悪人でも、その言葉や態度で惹きつける、ちょっと不思議な魅力をもった男と、ひとりの強面の刑事、そんなふたりが開いた村には、秘められた過去が.....ってな話は、160分あまりの長尺ながら、退屈さをまったく感じない、なかなかのデキやったね。

徐々に深まってく謎をじっくりと解き明かしながら、そんな話に役者の見事な演技が絶妙に絡み合うってかぁ?!

主役の彼も頑張ってたんやけど、それ以上に、脇役のクセ者俳優の演技が迫力あるんよなぁ。

一見すると自然に囲まれた、何の変哲もない“のどか”な村で、限りなく黒に近いグレーな世界が怪しげに広がる.....、そんな緊迫した、不気味な雰囲気を作り上げた監督さんと、そして濃密なドラマを繰り広げる役者の演技力に拍手を送りたくなる、そんな作品やったね!?

2010年12月 4日 (土)

『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』

大人気(?)シリーズもいよいよ大詰め、アメリカでのスタートも絶好調ってなわけで、今日は“ハリポタ”最新作の感想をね!?

原作本は、子供のように“心躍らされ”ながら読破し、映画の方も、途中、ちょっとボヤキつつ、なんだかんだで1作目からすべて鑑賞済みで、“トワイライター”にはならなかった代わりに(?)、何気に“ポッタリアン”やったりする。

いや、別に腹がポッテリ出てるから“ポッタリ”アンなわけやなくて.....なんて、しょうもないボケをかますのは程ほどにして......?!(笑)

ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1 / Harry Potter And The Deathly Hallows: Part 1   ★★★★☆   (2010年)

監督:デヴィッド・イェーツ

出演:ダニエル・ラドクリフ、ルパート・グリント、エマ・ワトソン、ヘレナ・ボナム・カーター、ロビー・コルトレーン、レイフ・ファインズ、ブレンダン・グリーソン、アラン・リックマン、ビル・ナイ、ティモシー・スポール、イメルダ・スタウントンデヴィッド・シューリス、ジュリー・ウォルターズ、ボニー・ライト

宿命を背負った少年、ハリー・ポッターと、彼を倒そうとする闇の帝王ヴォルデモートの対決を描いた、シリーズの最終章第1弾!

いよいよ始まるクライマックスへの序章は、出だしからビル・ナイおじさんの“どアップ”で始まる辺りが、なんともお茶目でワクワクさせてくれるやないですか!(笑)

愉快な魔法学校ライフもなく、とことんダークな展開に突入する流れは、友情やら愛情やら、今回もいい具合にツボを突いてくるんよねぇ。

成長したロンとハーマイオニーの少し微妙な関係やったり、相変わらずの強い絆や、周囲の人たちとの関係ってのも、7作目に至るこれまでの過程を感じさせる描き方ができるってのも、ここまでずっと同じキャストで積み上げてきた成果なんやなぁって思うよね。

まぁ残念ながら小説に書かれてるすべてを映像として表現することはできんわけやけど、それでも、原作ファンを満足させるだけの作りにはなってるんと違うかな。

しかし、最初はいろいろ言われてたけど、5作目からこの監督さんを抜擢して、正解やったね。ダークさのなかに細やかな感情を表現してるあたりが、なかなかの演出やと思うんよ。

というわけで、物語のエンディングは次作に続くってことで、少し歯がゆい感じやけど、ラストに向けて、楽しみな気持ちにさせる内容やったね!?

いやぁ~、待ち遠しいやないですか!早く来い来いパート2ってかぁ♪(笑)

-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-

ちなみに、前作『ハリー・ポッターと謎のプリンス』の感想はこちら。

ついでに、この監督さんに興味を持ったひとは、『セックス・トラフィック』もご覧あれ♪(とっても真面目で社会派なドラマです、念のため....)

2010年12月 3日 (金)

『心中エレジー』

別に名前が“亀”やからって、この亀井監督が動物ネタばかりやってるわけやなくて、そんな彼の初期の作品を、本日のオマケとしてご紹介♪

劇場公開の作品は、これが最初やったみたいやねぇ。ここ最近の路線からすると、かなり違ってるようやけど......?!

心中エレジー   ★★★☆☆   (2005年)

監督:亀井 亨

出演:眞島秀和、小山田サユリ、豊原功輔、中村優子、並木史朗、嶋田久作

夫との暮らしに満たされない感情を抱く、都内の不動産屋に勤める女は、ある日、物件を紹介した弁護士の男に、その部屋での密会を提案されるのだが....ってな、不倫の挙句に自殺を図る一組の男女とその妻と夫、それぞれの視点から見た人間ドラマ?!

普通に見える日常の中の、どこか“やるせない”閉塞感、決して癒されることのない傷を持つ男と女が結ばれて、あてどなく社会の中を浮遊する.....そんな刹那なドラマが繰り広げられるんやねぇ。ドロドロでんがな!?(笑)

灰色の映像によって、彼らのなかにある退廃と無力感が表現されてるんやねぇ。そんな映像的なこだわりが、作品全体の雰囲気を作ってるんかな。

“死”というものの誘惑と、そこへ辿り着くことの難しさ、そんでもって無意識のなかの生への執着、“生きる”ってことのなかにある矛盾を描くってことなんかなぁ.....?!

作品としては、ボチボチってとこかな。

『ねこタクシー』

犬の次は猫で勝負やぁ.....って監督さんが思ったかどうかは知らんけど、『幼獣マメシバ』に続く動物ネタの作品を、今日はご紹介♪

こちらも、どうやらテレビドラマとしてやってたらしいんやけど、まったく知らんかったね(苦笑)

お笑い芸人の竹山くんが、『守護天使』に続き、主演ってなことで、なんや彼、すっかり役者づいてるよなぁ.....。

てなわけで、そんな作品の感想は......?!

ねこタクシー   ★★★☆☆   (2010年)

監督:亀井 亨

出演:カンニング竹山、鶴田真由、山下リオ、芦名 星、高橋長英、甲本雅裕、室井 滋、内藤剛志、水木一郎、根岸季衣、塚本高史、柳沢なな、草村礼子、田村泰二郎

人と接するのが苦手なタクシー運転手の男は、売り上げも悪く、家でも娘に相手にされない、そんな冴えない日々を送っていた。ある日、公園で弁当を食べているときに、一匹のネコと出会い、ひょんなことから助手席に乗せて一緒に走るようになるのだが.....ってな、ネコと人間の人生やり直しドラマ??

竹山くん主演となるとコメディ.....かと思ったら、まったく笑いの要素はなく、どうやら“役者”として抜擢されたようで....芸人を使いながら、あえて笑いを狙わないってのも、ある意味“斬新なんかもしれんけど......(苦笑)

確かに、どこか“負け犬”の臭いがする、そんなダメ男の雰囲気は、よく出てたんやけど....本気で役者するなら、もう少しお勉強が必要かもなぁ?!

そんな、とってもシリアス(?)なドラマは、ひとりの男がネコに癒され、人生をやり直すきっかけを見つけるってな話なんやけど、ネコのために必死になるんやったら、その前に家族のために頑張れよってツッコミ入れてみたくなるやんね(苦笑)

それに演出がちょっとなぁ.....真っ暗な部屋で膝にネコを抱えて、親のケンカを眺めてる娘って.....ホラーかいな?!(笑)

まぁ、ネコの愛らしい表情を見てると、確かに“ねこタクシー”ってのもアリのような気もするけど、作品としては、ちょっと調子がはずれっぱなしな感じで、可もなく不可もなくってとこかなぁ....?!

ネコ好きな方は、どうぞ!

2010年12月 2日 (木)

『トレイター 大国の敵』

今日は、“演技派”黒人俳優のドン・チードルが出てる作品を、オマケとしてもう一丁、ご紹介♪こちらは劇場未公開で、ちょっと地味め?!

ところで、彼の出世作と言えば、おそらく『ホテル・ルワンダ』なんやろうと思うんやけど、彼はそこで突然出てきたわけやなく、長いキャリアのなかで、徐々に頭角を現し、気づいたら必要とされる俳優になってた、そんな感じの役者やんね。

きっとモーガン・フリーマンやサミュエル・L・ジャクソンのように、年齢を重ねる毎に存在感を増していくような俳優に、彼はなっていくんと違うかなぁって思うんよ。

というわけで、そんな彼の今回の役どころは......うん、何や.....似てる?!(笑)

トレイター 大国の敵 / Traitor   ★★★☆☆   (2008年)

監督:ジェフリー・ナックマノフ

出演:ドン・チードル、ガイ・ピアース、ニール・マクドノー、サイード・タグマウイ、アーチー・パンジャビ、ジェフ・ダニエルズ

中東で爆弾を売りさばく元アメリカ海兵隊員は、テロ組織のメンバーといるところを捕まり、監獄へ行くことに。そこで知り合った組織の男に導かれ、一緒に脱獄した彼は、アメリカでのテロ作戦に加わることに....ってな、イスラム過激派とそれを追うFBI捜査官との攻防を描くサスペンスもの?!

爆弾テロというタイムリーなテーマを掲げ、配役も渋めで、なかなか期待したんやけど、思ったほど盛り上がりきらんかったね?!

前半の前フリの段階で、ある程度、話の“タネ”が分かってまうだけに、後半に特に驚きはなく、なんとなく“普通”な感じに収まってもうてる感じやったかな。

まぁ、そう言いながら、ある程度の緊迫感はあるし、チードルくんも頑張ってたんで、悪くはないと思うんやけどね。もう少し人間関係が深く描ければ、よりドラマチックになったんかも?!

しかしまぁ、自爆テロってのは、巻き添えをくらう人にとったら、出合いがしらの事故みたいなもんで、防ぎようがないだけに、やりきれへんよなぁ。

平和が何よりなんやけど.......なんだかなぁ.....?!

『クロッシング』

今日は、公開中の作品のなかから、ちょいと骨太(?)なドラマをひとつ、ご紹介♪

出演者のなかにウェズリー・スナイプスがいてるんやけど、彼、作品では出所したてのギャングのリーダー役をやってて、聞くところによると、実生活では脱税で実刑判決を受けて、これから塀の中に入らんとイカンねんてね?!なんや、ちょっと皮肉な話やよなぁ(苦笑)

そんな、どうでもエエ話は置いといて、肝心の作品の感想は......?!

クロッシング / Brooklyn's Finest   ★★★☆☆   (2009年)

監督:アントワーン・フークア

出演:リチャード・ギア、イーサン・ホーク、ドン・チードル、ウェズリー・スナイプス、ウィル・パットン、エレン・バーキン、ヴィンセント・ドノフリオ、リリ・テーラー、シャノン・ケイン、マイケル・ケネス・ウィリアムズ

淡々と任務をこなし、定年を1週間後に控えた老警官、子だくさんのために、手狭になったアパートから新居に移る費用が必要で、押収した売人の金に手を出そうとする刑事、麻薬組織への潜入捜査のために自分の家庭はバラバラになり、苦悩する刑事、ニューヨークのブルックリン地区にある警察署で働く3人の男の苦悩を描いた犯罪ドラマ?!

正義のため、市民の安全を守るための任務のはずが、何が正しいのかさえ分からず、苦しむ男たち、いやぁ~、なかなかハード・ボイルドでんなぁ!?(笑)

主演の3人は、それぞれに持ち味を出してて、悪くなかったかな。特にチードルくんの演技は、いつもながら見ごたえがあったね。

潜入捜査官の苦悩なんてのは、まぁ、語りつくされたネタでもあるんやけど、それを確実に表現するあたりが、エエ役者の条件やと思うんよね。

監督さんの演出も、抑えたトーンのなかで、うまく緊迫感を持続させながら、なかなかの雰囲気を作ってたんと違うかな。

せっかくの展開も最後がちょっと....と思うんやけど、それもこれも、邦題がこんなんやから違和感が残ってまうんやと思うんよ?!

だいたい、わざわざ邦題付けるのに、原題を無視してカタカナ使うって、どういう意味なんやろね。理解できんよなぁ。挙句の果てに“的外れ”なタイトルになってもうてると、なんやろなぁ......ってね。

というわけで.....いろんな意味で惜しい作品やったかな........残念?!(苦笑)

2010年12月 1日 (水)

『オールド・ドッグ』

というわけで、バーニー・マックが出演した作品を、もうひとつオマケでご紹介♪

この作品でも、なかなかの演技を見せてくれてたんやけどなぁ.....。こういうワンポイントでアクセントを付けられる役者って、貴重やんね。そう思うと、ホンマに惜しい人を亡くしたよなぁ.....合掌!?

オールド・ドッグ / Old Dogs   ★★★☆☆   (2009年)

監督:ウォルト・ベッカー

出演:ロビン・ウィリアムス、ジョン・トラヴォルタ、ケリー・プレストン、マット・ディロン、セス・グリーン、バーニー・マック、リタ・ウィルソン、ダックス・シェパード

親友であり、一緒に会社を経営する相棒と仕事一筋に生きてきた男は、7年前に妻と離婚して落ち込んだ時に、たまたま勢いで1日だけ結婚した女性と再会することに。子供連れの彼女に、実は父親であることを告白され、彼女が留守のあいだの世話を頼まれるのだが.....ってな、ディズニーの贈るホーム・コメディ?!

突然、7歳の双子の父親となり困惑する上に、実は大の子供嫌いの彼は.....ってな話は、まぁ、ありがちかな。

それでも、このドラマ、未公開作品ながら顔ぶれが豪華なんよね!主役のふたりは言わずもがな、マットくんやバーニーくんまで出てきて、それぞれ短いながらもインパクトのある演技を見せてくれるところが、なかなかやった?!

当たり障りのない、ディズニーの家族向けコメディは、ほどよい感じのデキ。友情や家族愛を訴えるあたりが、予想通りな展開なんやけど、そんな規定路線の安心感と、ロビンくんの優しい演技に、ちょっと癒されてもうたかなぁ.....(笑)

まぁ、当然ながら、未公開だけに程度は知れてて、絶賛するような作品ではないんやけど、それでもボチボチとね♪

『ソウルメン』

今日は劇場未公開の作品をご紹介♪

実はこの作品、ちょっぴり特別なんよね。何が特別かっていうと、主演のひとり、バーニー・マックは、この作品の撮影中に病に倒れ、亡くなってもうたんやって。

名前だけやと「誰?」て思うかもしれんけど、黒人の俳優さんで、ジョージ・クルーニーやブラピと一緒に、『オーシャンズ11』なんかで、その一員として出演してたんよなぁ。

元々はスタンドアップ・コメディアンで、遅咲きの苦労人やったらしい。表情豊な演技は、いつもインパクトがあって、なかなかやったんやけどねぇ......!?

ソウルメン / Soul Men   ★★★☆☆   (2008年)

監督:マルコム・D・リー

出演:サミュエル・L・ジャクソン、バーニー・マック、シャロン・リール、アダム・ハーシュマン、ショーン・ヘイズ、ジャッキー・ロング、マイク・エップス、ジョン・レジェンド、アイザック・ヘイズ

かつて3人組ソウル・バンドとして活躍していた男たち、ソロになって売れたひとりが急死し、残されたふたりは、その追悼コンサートで復活ライブをやるため、再会したのだが......ってなコメディ・ドラマ?!

一方は解散後にビジネスで成功したものの、会社を甥に奪われ、隠居を強いられ不眠症に、もうひとりは銀行強盗で刑務所に行き、今は自動車工場で細々と暮らす日々、そんな凸凹コンビの復活への道は、“事件”の連続で大騒ぎ......ってね!?

主演が芸達者なふたりってことで、この作品は、まさにそんな彼らの掛け合いを楽しむ内容やったね。展開としては、ある程度、想像できる流れやから、それほど意外性があるわけやないんやけど、この顔ぶれならではの安心感ってやつで、程よく楽しめる内容やったかな。

実は、主演のひとり、バーニー・マックの訃報をエンドロールで初めて知ったんよね。もう彼の姿をスクリーンで見れないとはなぁ.....なかなか個性的ないい役者やっただけに、ちょっと残念。享年50歳とは、あまりにも若すぎる......ご冥福を祈ります。

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