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2010年12月16日 (木)

『息もできない』

いやぁ~、なんや個人的に、すっかり“韓流ブーム”が到来してもうたなぁ.....(笑)てなことで、今日は韓国映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、公開当時にそこそこ話題になってたんやけど、確か渋谷での単館上映ってことで、観に行けなかったんよね。

というわけで、満を持して鑑賞した作品の感想は.....?!

息もできない / Breathless   ★★★☆☆  (2008年)

監督:ヤン・イクチュン

出演:ヤン・イクチュン、キム・コッピ、イ・ファン、チョン・マンシク、ユン・スンフン、キム・ヒス、パク・チョンスン、チェ・ヨンミン、オ・ジヘ

暴れだすと手のつけられない、粗野なチンピラと、そんな彼とたまたま出会ったひとりの女子高生、悲しみを胸に秘めたふたりの奇妙な関係を軸に描かれる人間ドラマ?!

父親の家庭内暴力の挙句に母親と妹を失った悲しい過去を持つ男、母親の死を受け入れられず、廃人のようになった父親の世話をして暮らす女の子、複雑な家族関係のなかで苦しんできた、歳も性別も異なるふたりが、互いに惹かれあってくってね。

途中までは、ただ暴力的で救いのないチンピラ映画かと思ったんよ。でも、この作品で描かれる人間関係って、なかなか深いものがあるんよなぁ。

ヤクザものとして、周囲に弱みを見せられない男が、不器用にも心を開く相手、ストレートな感情で向き合うなかで、本当の姿が垣間見えるってか?!

憎しみを糧にして生きてきた男が、自分のなかの本当の気持ちを知る瞬間が、胸にぐっとくるんよね。ナイフのように尖った彼のなかにある、不器用な優しさ、監督さんが主演を兼ねるだけに、繊細な感情がうまく出てる。

まぁ、全体としては、最後への流れが少しありきたりな所がちょっと残念やったけど、切ない人間模様には、確かに息苦しいくらいに心を揺さぶるものがある。なかなかの見ごたえやったかな?!

ホンマ中途半端な邦画を観るくらいやったら、気合いの入った韓国映画の方が、かなりマシかもね!(笑)

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