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2010年12月 6日 (月)

『セックス・クラブ』

今日は、ひどい邦題のついた作品をふたつ、ご紹介♪

いずれも安易さと、その意味不明さが際立ってて、配給会社の程度の低さが目に余るんよね。もう少し作品に対する敬意と愛情があってもエエと思うんやけどなぁ.....?!

セックス・クラブ / Choke   ★★★☆☆   (2008年)

監督:クラーク・グレッグ

出演:サム・ロックウェル、アンジェリカ・ヒューストン、ケリー・マクドナルド、ブラッド・ウィリアム・ヘンケ、ジョナ・ボボ、ヘザー・バーンズ、クラーク・グレッグ

心を病んだ母親に育てられ、幼少期に十分な親の愛情を得られずに育った男は、セックス依存症に悩みながら、安月給のテーマパークで働き、精神病院に入院している母親の面倒を見ているのだが....ってな、ちょっとシニカルなコメディでありつつ、ひとりの男の自分探しのドラマ+ロマンスありってか?!

息子のことも分からないボケた母、依存症のグループセッションに一緒に通う親友、そして母親の新しい主治医との関係から、自堕落な暮らしを抜け出すために、自分自身を見つめ直すってね。

とりあえずB級な作品ではあるんやけど、これ、出てる役者の演技がエエんよなぁ!?サン・ダンスも認める演技は、なかなか深みがあるんよね。

愛情に飢え、大人になったために、素直に人を好きになれない、そんなダメ男を演じる主役のサムくんの“確かな”へタレ具合や、少しぶっ飛んだ母親を演じるアンジェリカおばさんの演技も見事やった。

まぁ、下世話な話がベースにありながら、人間ドラマとして、意外と味わいのある内容になってる。そんな作品のデキも、この邦題で見事にぶち壊しなんやけどねぇ(苦笑)

原題の意味を完全に無視し、原作者が『ファイト・クラブ』を書いた人やっていう理由だけで“セックス・クラブ”と名付けてしまう芸のなさには、ホトホト呆れてもうたよ。だいたい、まったく“クラブ活動”してないしね!(笑)

こんな下らない邦題のせいで、この作品がレンタル屋の“エロ”コーナーに追いやられ、エロを期待して手にする人にしか観られないのかと思うと、なんや頑張ってる役者のみなさんが不憫でなぁ......?!(苦笑)

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