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2010年12月29日 (水)

『フローズン・リバー』

今日は洋画をひとつ、ご紹介♪

この作品、実はサンダンス映画祭でグランプリを受賞し、アカデミー賞でもノミネートされたりで、かなり評判の作品やったんよね。

ただ、作品の内容が地味やったせいか、なかなか日本での公開が決らず、そのままDVDスルーになるかという時に、渋谷にあるミニ・シアターが、興行度外視で公開に踏み切ったっていうことで話題になってた。

というわけで、そんな作品のデキやいかに.....?!

フローズン・リバー / Frozen River   ★★★☆☆   (2008年)

監督:コートニー・ハント

出演:メリッサ・レオ、ミスティ・アッパム、チャーリー・マクダーモット、マーク・ブーン・ジュニア、マイケル・オキーフ、ジェイ・クレイツ

ギャンブル中毒の夫に家の購入資金を持ち逃げされ、ふたりの息子を抱え、生活苦に陥った女と、夫を事故で亡くし、産まれたばかりの息子を義理の母に取り上げられた先住民の女、カナダとの国境に位置する小さな街を舞台に、金のために犯罪に手を染める女たちを描いたドラマ?!

子供のため、生きていくために危険な橋を渡ることを決断した母親たち、社会の底辺で、どうにもならない人生にもがき苦しむ人たちのリアルな現実を映すってなとこなんかな。

白人と先住民、居留区の内と外で交わるはずのなかったふたりの出会いは、最初はぶつかり合いながらも、次第に特別な絆が出来上がっていくんよねぇ。

それは、きっと女同士、母親どうし、共感し合う部分があるってことなんやろう。女性が、同性の視点で観ると、いろいろと感じるものがあるんかもしれんね?!

日常の厳しさを淡々と描き出した話は、心躍るようなものではなく、どこまでもシリアスなんよなぁ。地味な展開のなかに表現される繊細な感情の機微、女性監督ならではかな。

作品としての雰囲気としては、なかなか悪くはないんやけど、少し展開が読めてしまうあたりが、物足りなさなんかなぁ?!ちょっと期待してただけに、もう一息。ボチボチってなとこか。

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