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2010年12月12日 (日)

『SPACE BATTLESHIP ヤマト』

「さらばぁ~、地球よぉ~♪」ってなわけで、冬シーズンの映画の目玉(?)となる作品ということで、かなり予告編の段階で腰が引けつつも、やっぱりハズスわけにはイカンやろうと強い気持ちをもって、観に行ってきたよ(苦笑)

日本映画初の本格SF超大作......やそうで......?!

ヤマトよりも、世代的にはガンダムにはまった口なんで、まぁ、子供心に波動砲に熱くなったのと、いくつかのキャラの記憶はあるものの、ストーリーそのものは実は細部までは憶えてないんよね。

そういうわけで、原作アニメに対する思い入れは、中の上くらいの程度なんかも。そんな立場で観た場合でも、この作品......相当なデキやった(苦笑)

正直に言って、キムタクのファン以外は、お金にマッチで火をつけて燃やしてもエエか、ぐらいの気持ちでないと、レンタルで数百円払うのも惜しいくらいのシロモノやと思うんよね。

何がどうかって言うところで、とりあえず感想は......?!

SPACE BATTLESHIP ヤマト   ☆☆☆☆   (2010年)

監督:山崎 貴

出演:木村拓哉、黒木メイサ、山﨑 努、柳葉敏郎、緒方直人、西田敏之、高島礼子、橋爪 功、池内博之、マイコ、堤 真一、波岡一喜、三浦貴大、斉藤 工

正体不明の敵の攻撃を受け、放射能で汚染された地球、人類は地下に潜り、暮らしていた。劣勢の地球防衛軍は、宇宙の彼方から届いたメッセージに地球を救う最後の望みを託し、宇宙戦艦ヤマトをその星に向かわせるのだが.....ってな、SF感動巨編??

はっ、はっ、はぁっっっ.......思わず引きつって枯れた笑い声が出てまうほど、こりゃヒドイ!?旬の過ぎた芸人バリに、「やっちまったなぁぁ.....!」って叫びたくなってもうたよ(苦笑)

どこをケナスかって言うよりも、どこを褒めろって言うねんて!?『三丁目の夕日』シリーズの山崎くんが監督で、映像が.....って言いたくても、それすらチープやし。セットはまったく質感がなく、安っぽい戦隊ものの特撮テレビ番組なみ。

話の流れは最初から最後までグタグタのボロボロで、鼻につくほどくだらないドラマが目の前で繰り広げられるんよなぁ。

そんでもって、予告編である程度は覚悟してたものの、キャスティングと役者の演技がひどすぎる!?(苦笑)

どうしょうもなく軽薄な“チャラ男くん”の古代 進のキャラに、リーダーとしての資質は見出せず、みんなが付いていこうとするのが不思議でなぁ....?!まぁ、彼にできる演技はこれしかないんやろうけど、“月9のしょ~もないドラマのノリ”でやられてもなぁ.....原作者に失礼と違うんかい。

後は、やたらとガキで、気品の欠片も感じさせない森 雪は、甘ったるいだけで、おまけにアル中疑惑ときた!(笑)

西田くんをキャスティングしながら、なぜか佐渡先生ではなく、機関長に。そんでもって佐渡先生が女になって、高島くんが妙な演技をするんよねぇ。設定を女に代えて、新たなキャラを作るならまだしも、一升瓶を手に持たせて、何がしたかったんやろか??西田くんと高島くんが並んだ絵を観ると、首をかしげてまうやんね(苦笑)

その他の若手の演技は、演出なのか、妙なはしゃぎ方したり、意味なく熱かったりで、どれも学芸会なみやし......救いようないで、ホンマに。

まぁ、きっと原作に思い入れがあればあるほど、この作品に対する怒りレベルが上昇するんやろなぁと思う。

結局のところ、これは所詮アイドル映画であり、しかも歳のいったアイドルのためだけに、えらい金をかけて作品を作り、しつこい程の番宣張って、彼を目当ての客をカモにしつつ、原作ファンのノスタルジーを悪用する、“詐欺商法的な映画”ってことなんやと思う。

地球の未来を....なんてテーマより、日本映画に希望を持てなくなる、そんな作品やったね!?(苦笑)

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