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2011年1月10日 (月)

『白いリボン』

今日は、公開中の作品のなかからひとつ、ご紹介♪

この作品、2009年の賞レースを賑わしたドイツ映画で、前評判が良かったんで、気になってたんよね。

そもそも、監督のミヒャエル・ハネケってひと、かなり“キワモノ”な作品を作る監督さんで、まぁ、元々カンヌ受けは良かったから、そちらでの受賞はいいとしても、そんな監督さんの作る映画が、これだけ世界的に評価されるってこと自体がどうも理解し難くてなぁ......(苦笑)

公開開始からもう1か月近く経ってるのに、銀座のミニ・シアターは半数以上の入りで、まだまだ注目を浴びてるようで。

そんな作品の感想は.......?!

白いリボン / Das Weisse Band   ★★★☆☆   (2009年)

監督:ミヒャエル・ハネケ

出演:クリスティアン・フリーデル、レオニー・ベネシュ、ウルリッヒ・トゥクール、フィオン・ムーテルト、ミヒャエル・クランツ、ブルクハルト・クラウスナー、ライナー・ボック、スザンヌ・ロタール、ウルシーナ・ラルディ

ドイツの小さな村で連続して起こった事件、平和に暮らしていた村人たちの間に広がる不安と疑念を描いたミステリー映画?!

全編モノクロの映像の作品は、無駄な音楽を排除し、自然光だけで撮影するという“ドグマ(*ラース・フォン・トリアー監督らのデンマーク出身の監督さんたちが唱える撮影の仕方)”的な手法で作られてるみたいやったね。

平凡な日常のなかに徐々に姿を現す闇を映像化するってところなんかな?!淡々とした流れのなかで静かに展開していくドラマは、何も明確なものを映し出すことなく、続いていくんよなぁ。観る側に考えさせる映画という点でいえば、いかにもヨーロッパ的な作風と言えるんかもね。

この映画はカンヌ映画祭のパルム・ドールの受賞を始め、アカデミー賞の外国語映画賞のノミネート作品になったり、かなり評価されたわけやけど、これが傑作かどうかと聞かれたら、少し答えに困ってまうかな。

果たして、作品の内容を完全に理解した上で絶賛されてるのか、それとも訳が分からず、そんな得体の知れない作品の評価が分からず、とりあえず評論家のみなさんが体面を保つために、素直に“理解不能“と認められなくて褒めてるのか、どうにもよう分からんのよね。

個人的な感想としては、確かに独特の雰囲気と、一定の緊張感があって、久々に“芸術”という言葉が似合いそうな作品やとは思うんやけど、観終わった時の正直な感想をひと言で表すと.....“戸惑い”やったかな。

まぁ、あと、この作品、とっても字幕の作り方が稚拙(白黒やからという理由ではなく)で、読みづらいんよね。そういう意味で、作品の内容を100%理解できる状態やないところが、ちょっと歯がゆかったりもしてね....!?(苦笑)

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