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2011年2月 3日 (木)

『完全なる報復』

今日は公開中の作品のなかから、それほどメジャーな扱いではないものの、すこぶる評判のいい映画をひとつ、ご紹介♪

主演のひとり、ジェラルド・バトラーって、男臭さと愛嬌を併せ持ったような、なかなかエエ役者さんやんね。そのせいか、先日紹介したジェニファー・アニストンとの共演の『バウンティー・ハンター』のようなラブ・コメから、『300<スリー・ハンドレッド>』のようなアクションまで、出演作の幅が広いんよなぁ。

そんな彼が悪役(?)として活躍する作品の感想は.....?!

完全なる報復 / Law Abiding Citizen   ★★★☆☆   (2009年)

監督:F・ゲイリー・グレイ

出演:ジェラルド・バトラー、ジェイミー・フォックス、レスリー・ビブ、ブルース・マッギル、コルム・ミーニイ、ヴィオラ・デイヴィス、マイケル・アービー、レジーナ・ホール

自宅に押し入った二人組の強盗に妻と幼い娘を殺された男は、犯人のひとりが司法取引により死刑を免れたことが許せず、10年後に復讐のため殺すことに。更に、それだけでは終わらずに、当時の裁判に関わった人々を標的とするのだが.....ってな、サスペンス映画?!

“復讐の鬼”と化したひとりの男と、犯人との司法取引に応じた検事との対決を軸に描かれたドラマは、なかなかの見応えなんよね。

この作品、何といっても、父親役のジェラルドくんがエエ味出してるんよなぁ。失った愛する家族への想いを胸の奥に秘めながら、静かに怒りを燃やし、ふてぶてしく大胆に、かつ緻密な計画で行動する、そんな男をうまく体現してる。

まぁ、確かに細部まで考えると、“デキすぎ”た展開ではあるんやけど、“司法取引”という法の名の下で認められた仕組みの理不尽さと本当の“正義”という問題を突き付け、復讐が果たして正当なのかという問いかけをしなばら、事件にかかわる人たちの心に芽生える“疑念”を形にしていく当たり、単なる娯楽作品にとどまらない、“深み”がこの話にはあると思うんよね。

ちょっと小粒な作品ではあるんやけど、評判どおり、悪くはなかったかな?!

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