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2011年2月16日 (水)

『フェアウェル さらば、哀しみのスパイ』

今日は歴史の裏側を描いた作品をひとつ、ご紹介♪

この作品の主役を務めるのは、以前紹介した『黒猫・白猫』って作品を作ったクストリッツァ監督なんよね。見た目が結構ゴツイ風貌なんで、役者としても存在感があるんよなぁ。

そんな個人的にお気に入りの監督さんが演技で頑張る作品のテーマになってるのは、80年代に実際にあった事件が基になってるらしい。

というわけで、その感想は......?!

フェアウェル さらば、哀しみのスパイ / L'affaire Farewell   ★★★★   (2009年)

監督:クリスチャン・カリオン

出演:エミール・クストリッツァ、ギョーム・カネ、アレクサンドラ・マリア・ララ、インゲボルガ・ダプコウナイテ、フィリップ・マニャン、ニエル・アレストリュプ、フレッド・ウォード、デヴィッド・ソウル、ウィレム・デフォー

80年代初頭のソ連、行き詰った国家の状況を憂い、体制を崩壊させるために西側に情報を流すことを決意したKGB幹部の男と、そんな彼との窓口になったフランス人技師の関係を描いたドラマ?!

ソ連の崩壊のきっかけとなったスパイ事件は、実際にあったものらしい。ソ連とアメリカ、冷戦と言われる国家間の緊張状態のなかで、激しく繰り広げられる情報合戦、そのまっただ中で、国の将来、ひとり息子の未来のために、命を顧みない大きな決断をした男、すごいよなぁって思ってもうたよ!?

この作品、情報をやり取りするふたりの男の関係を描きながら、そこに芽生える友情や信頼といった人間ドラマを描いてるんよね。

全体的には地味な展開で、あまりメリハリがあるわけではないんやけど、全体としてはうまく話がまとまってたかな。

やっぱり主役を務めるクストリッツァ監督の存在感のある演技、特に目線が渋すぎで、グイグイと引き込まれていくってか!?

歴史の大きなうねりの中で、大国の論理の前に消えていく、かけがえのない命、じわじわと刹那が胸に沁みわたるんよなぁ......。

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