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2011年2月13日 (日)

『あしたのジョー』

この週末は関東でも雪が降ったわけやけど、積もるかもって話があって、金曜日は電車が止まって映画を観に行けんかったらどないしようって、ちょっと心配したんよね。だって、そないなったら今年前半の邦画の“目玉作品”を初日に観れへんやんか.....えっ、いや別に“目玉”っていっても、必ずしも前向きな“目玉”やないんやで?!

だいたい、予告編の段階である程度の予想はできるわけで、要するに、“いち早くそのダメっぷりを検証したい”ってことやったんやけどね!?でっ、ついでにブログのアクセス数アップと.....あぁ、イヤらしい?!(笑)

ボクシングの世界戦の中継でも、コーナーポストで映画の宣伝し、出演者をリングサイドに呼んで、しょーもないコメントを言わせる、そんなTBSの気合いの入りようを見てると、なんやますます痛々しくなってくるやんね(苦笑)

というわけで、小雪が舞うなか、ワクワクしながら軽くスキップなどして観に行った作品のデキは........もう期待どおり♪(笑)

あしたのジョー   ★★☆☆☆   (2010年)

監督:曽利文彦

出演:山下智久、伊勢谷友介、香里奈、香川照之、勝矢、モロ師岡、西田尚美、杉本哲太、倍賞美津子、津川雅彦

ドヤ街で喧嘩している所を元ボクサーの男に見初められた不良少年は、ボクシングの手ほどきを受けて、少年院で出会った宿命のライバルとのリングでの決戦に挑むのだが.....ってなストーリーを今更説明する必要もないほど人気のボクシング漫画の実写版?!

いやぁ~、もう完全にやられてもうたよ。KOやわぁ......最初から最後まで“失笑の嵐”でなぁ.....(笑)

何がひどいって、やたらとオヤジ臭い少年院やら、うずくまってるのになぜかカウント8で止まるミステリーとか、3ラウンド目のはずが、いつの間にか8ラウンドやったとか、監督の10年近く前の作品『ピンポン』チックな映像とか、そんな“細かい”話はええんよ!?

何をおいてもキャスティングやねぇ。ホンマに呆れてまうよなぁ(苦笑)腹筋が割れてりゃエエってもんやないやろに。

あしたのジョーが人気なのは、荒んだ少年期を過ごし、生きることに何の目的もなく、ただ悪さばかりをしてるような男が、ボクシングに出会い、ライバルと戦いながら、成長するところにあるんやと思うんよね。

少し陰のある、それでいて強く優しく繊細な男、そんなキャラを演じるのに、なんでこんな育ちのエエ、苦労知らずを選ぶんやろか?!せめて演技力があればエエんやけど、そんなものを望むようなレベルやないし(苦笑)中途半端な“さわやかさ”を捨てられない時点で終わってる。

力石役の伊勢谷くんは、体を鍛えたのは分かるんやけど、いかんせんいつも通りに演技が軽すぎ。力石の持つ冷静さや憎らしいほどのクールさは、残念ながら彼には体現できんのよ。これに、とっても“チャライ”お嬢様が加わって、もう目も当てられんってか。

唯一、演技のできるキャスティングの香川くんも、あまりにもアンバランスな見かけによって、単なるふざけたコスプレおやじになってもうて.......なんぼなんでもムリがあるやろ....(苦笑)

昨年末の『SPACE BATTLE SHIP ヤマト』もそうやったけど、TBS製作の映画は、客集めが目的で、原作への敬意をまったく感じられへんところが頭にくるやんね。

というわけで、この作品、アイドルくんの腹筋と、顔をゆがめてポーズをとるところにクラッとくる人たちのための映画ってことで、まぁ、それなりに需要はあるってことかぁ.......アホらし!?(笑)

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