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2011年2月19日 (土)

『再会の食卓』

今日は、公開中の作品の中から、中国映画をご紹介♪

この作品、昨年のベルリン映画祭で銀熊賞(最優秀脚本賞)を受賞してるんよね。中国と台湾の過去の歴史を背景にした人間ドラマは、前評判も上々のようで。

そんな作品の感想は.......?!

再会の食卓 / Apart Together   ★★★☆☆   (2010年)

監督:ワン・チュアンアン

出演:リサ・ルー、リンフォン、シュー・ツァイゲン、モニカ・モー

共産党と国民党の内戦により、ひとり台湾へ逃れ、離れ離れになったかつての夫が、40年ぶりに上海に戻るとの知らせを受けた妻は戸惑うが、再婚した夫は、彼を歓迎するのだが.....ってな、歴史のなかで引き裂かれたかつての夫婦を中心に、その家族の複雑な心情を描いた中国ドラマ?!

決して忘れることのできない、愛するひと、苦しい時に支えあって生きてきた優しい夫とその子供たち、思いがけない再会がもたらす波紋を描いてるんやねぇ。

ある程度の年齢を重ね、子供たちも独立したタイミングで、これからの人生で何を求めるのか、そして夫婦の愛ってなんやねんってことを問いかけてるんやろなぁ。

このドラマ、ちょっと地味ではあるんやけど、妻とふたりの夫のそれぞれの心情をさりげなく描いてるあたりが、なかなか上手いんよ。

1949年というひとつの分岐点で、愛するひとを残して祖国を後にした男、身重の体で国民党の残党として生きた女、そしてそんな彼女を不憫に思い一緒になったために、共産党員でありながら不遇な人生を送ってきた男、それぞれの複雑な胸の内が食卓を囲んで交錯するってところが、人生の悲喜こもごもを感じさせてくれて、興味深いんよなぁ。

まぁ、正直にいえば、もう少し感動的な盛り上がりを期待しただけに、少し拍子抜けしたんやけど、逆にこの抑えた演出によって、誠実なドラマが成立してるんかもね?!なかなか悪くはなかったかな。

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