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2011年2月23日 (水)

『13歳の夏に僕は生まれた』

というわけで、何となくな感じの“イタリア・デー”、お次の作品は、子供を主役にしたドラマ。

ジョルダーナ監督もヴェネチア映画祭で脚本賞の受賞歴があり、この作品はカンヌ映画祭でノミネートされたものなんよね。

イメージとしては、この監督さんもラテン系の明るい作品というよりは、より社会派な傾向があるような気がするかな。

というわけで、そんな監督さんの力作の感想は......?!

13歳の夏に僕は生まれた / Quando Sei Nato Non Puoi Piu Nasconderti   ★★★☆☆   (2005年)

監督:マルコ・トゥリオ・ジョルダーナ

出演:マッテオ・ガドラ、アレッシオ・ボーニ、ミケーラ・チェスコン、ロドルフォ・コルサート、アンドレア・ティドナ

金持ちの家に生まれ、何不自由のない暮らしをしてきた少年は、父親と一緒にヨットでクルージングに出たときに、誤って海に転落し、密航者を乗せた船に助けられるのだが...ってな、移民問題を取り上げたイタリアのドラマ!?

大金を支払い、厳しい船旅の末にたどり着いたものの、警備隊に見つかり、収容される人々、そんな現実を見つめる13歳の少年の目線で語るんやねぇ。

同じような年頃の子供でありながら、その置かれた境遇の違いに、胸が痛むよなぁ。純粋な子供が見つめる社会の理不尽さ、なんとも言えんものがあるよなぁ。

たとえ裏切られても、それでも何とかしたい、でも何もしてあげられない、そんな真剣な子供の感情から、切なさが伝わる作品やった。

13歳の夏に、社会の底辺でもがき苦しむ人々を知り、成長するって意味では、この邦題も悪くはないんやけど、原題には話の中で出てくる、「生まれたからには隠れられない」っていう意味があって、それが内容を表したものであるだけに、ちょっと残念やったかなぁ?!

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