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2011年2月 7日 (月)

『倫敦(ロンドン)から来た男』

今日は、ハンガリー出身の監督さんが描く、ちょっとマニア心をくすぐる(?)ような作品をご紹介♪

原作となってるのがジョルジュ・シムノンっていうフランス人作家の小説らしく、フランス語の作品になってるんやけど、知ってるところではティルダ・スウィントンなんかが出てたりしてて、興味深いんよね。

白黒の映像が何ともいえない雰囲気を醸し出してて、雰囲気のある作品なんよね。

ということで、そんな作品の感想は......?!

倫敦(ロンドン)から来た男 / A Londoni Ferfi   ★★★☆☆   (2007年)

監督:タル・ベーラ

出演:ミロスラヴ・クロボット、ティルダ・スウィントン、ボーク・エリカ、デルジ・ヤーノシュ、レーナールト・イシュトヴァーン

埠頭に隣接する鉄道のポイント切り替え員をする男は、ある晩、暗闇で起こった“事件”を目撃することに。偶然に手にした鞄には、大量のポンド紙幣が....ってなハンガリー出身の監督さんによるサスペンス映画?!

全編モノクロの映像で撮影されたこの作品、ごっついゆっくりしたテンポで話が進んでいくんよね。開始から20分くらいまでにセリフは4~5行しかなく、映像だけでじっくりと物語を語りだすんよなぁ。

正直に言うと、少し疲れた体で観はじめたら、見事に睡魔にやられてもうた。(苦笑)

それでも、映像がなぜか気になって、目覚めてから再挑戦したら......この作品、かなりクセが強いんやけど、なかなか見事やったね。

何がスゴイって、映像が素晴らしいんよ。白と黒で表現されてるわけやけど、絶妙な光の使い方と人物への接写によって、強烈な印象を残すんよなぁ。

しかも、この監督さんの特徴らしいんやけど、長回しを多用することでカット数を減らし、画面のなかに不思議な時間が生み出されてるんよね。

まぁ、確かに話の筋が分かるのが中盤を過ぎたくらいからで、ハリウッド映画に慣れさせられてると、ちょっと難解でとっつきにくいんやと思うけど、映画を芸術としてとらえたならば、まさにアートな作品と言えるんと違うかな?!

とても万人受けするような映画ではないんやけど、こういう作品が存在するという事実が、映画ファンとしては、ちょっと嬉しいね!?

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